津別町議会 令和3年第5回定例会 2021年6月17日
ヤングケアラーについて
2021年6月17日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「ヤングケアラーについて」質問し、町長 佐藤多一、教育長 宮管玲が答弁しました。
- 質問者
- 篠原眞稚子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、教育長 宮管玲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 二つ目の質問に移りたいと思います。ヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を与える本来大人が担うような家庭の障がい、病気、精神疾患のある保護者や祖父母の介護や、年下の兄弟の世話をすることで、みずからの育ちや教育に影響を及ぼしている 18 歳未満の子どもたちというふうに定義されております。これもよく報道を見て、国で何パーセントという数字が出た場合には、必ず津別町もゼロではないというふうに想定をし、今回、質問することにしました。これは厚生労働省と、子どもですから文部科学省が昨年の 12 月から今年の1月にかけて実態調査を行ったということであります。その結果、マスコミ等で報道されている数字に衝撃を受けました。中学生の 5.7%、何人に1― 88 ―人という数字もありましたけども、高校生の 4.1%、定時制高校では 8.5%、通信制では 11%というふうに出ております。また、これらの子どもたちが相談したことがないという生徒が中高生でも6割を超えているというような状況でありました。まず本町では、この実態というか調査をしたか、あるいは、このようなことを把握しているのかということが1点です。もう一つ、ヤングケアラーと思われる人がいた場合の相談の窓口をどのように考えているか、2点についてお尋ねします。よろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、ヤングケアラーについてお答えをいたしたいと思います。はじめに、津別町での実態についてですが、令和元年に子どもが家庭内で介護の一端を担うケースが高齢者相談係から報告されたことから、関係機関で個別ケース検討会議を何度か開催いたしまして、家庭内の情報を共有して役割分担を行い、連携して家族に対応して問題の解決を図った事例があります。ヤングケアラーに関する実態調査につきましては、昨年 12 月から本年1月にかけ、厚生労働省と文部科学省が全国抽出により実施していますが、本町においては小中高のいずれも調査対象にはならず、また町独自のアンケート調査なども行っておりません。今回、議員よりご質問がありましたので、改めて教育委員会から小中高に対し、両親、祖父母、兄弟の世話や介護によりまして、学校の登校に影響があり、遅刻や休みになったり、部活動が行えなかったりしている児童、生徒がいるかどうかについて問い合わせをしたところ、現時点ではいずれの学校も該当者なしとの報告を受けているところであります。次に、ヤングケアラーに対する相談窓口についてですが、現在、各関係機関の協力体制が定着しており、よい形で連携がとれております。保健福祉課や教育委員会などでの日常業務を通して実態を把握した際には、子どもだけの問題にとどまらず、さまざまな家庭問題が複雑に絡んでいますので、情報をキャッチした場合、あるいは相談― 89 ―を受けた場合は、当該者や家族の聞き取り調査を行い、ケース会議を開催して具体的な対応を進めていくこととなります。なお、児童・生徒という観点からすれば、ケアラー問題に限らず子育てなど子どもに関わるものは、要保護児童対策地域協議会が中心となり対策を講じることとなりますので、よろしくお願いいたします。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今、町長のほうから答弁がありました。非常に数が多いかどうかという点では、何パーセントがどうこうということは非常に判断のしづらい問題であり、こういう割と表に出ないというか、そんなことがあって、子どものことだけ見ていればわかるということでももしかするとないかもしれないので、複合的にやっていく中で一つ事例があったときの対応の仕方が今お話されたので、そういうふうにしていくよりほかに方法がないかなと思いますけども、一つこの中では、やっぱり定時制だったり、通信になると割合が高いということは、そういうことが原因で全日制に行けなかったということなのかもしれないので、数字に限らず、やっぱりそういう状態に置かれている子どもがいるということで、子どもの生活環境に今のところはないという報告であるということでありましたけども、きめ細かな連携をしながら、津別町でそういう子がいた場合のサポート体制ができるようにしていければということと、ここの担当の副大臣もおっしゃっていましたけども、数字に非常に衝撃を受け、そして新たなこのことに関する委員会等も立ち上げているというような報道もありました。やっぱり子どもが子どもでないような時間の過ごし方というか、それはどこまでというのがあって非常に難しいのですけども、事例の中の一つには、下の子どもの保育所のお出迎えというか、連れて行けばちょっと遅刻するかもしれないし、迎えに行かなきゃならないような状況であれば部活に影響するかもしれない、そういうようなことも含めてたくさんの事例、こういうのが入ります、こういうのも入りますというふうにいけば、それは一概に言えない問題もあるかもしれないので、さらに津別町で生活していく子どもたちが大人みたいな負担で1日を送ることがないような環境づくりのために、大人である我々や学校や地域がきちんとした見守りをし、こういう子どもたちがもっと軽く地域で関わっていけるようなものがあるのかないか― 90 ―も難しいところかと思いますけども、表に出ないということも頭に入れながら、出現に力を入れてくださいというのはおかしいのですけども、何らかのシグナルが出ているような、最近遅刻が多いとか、そういう細かなところからキャッチできるようなそのような体制をし、子どもは子どもらしく育っていけるような環境を大人がつくっていけるようにできればと思っていますので、その辺のいろんな働きかけなんかをこれからも増やしていっていただきたいと思っています。一つ事例があったのも、高齢者からのというか当事者はなかなか言えないということがありますので、いろんな組織が一括して相談をし合うような体制がとれていくのかなと思いますので、そこのところ今までは割と縦割りみたいなことがあって、なかなかつながっていかなかった部分もあったかなと感じるところもありますので、幅広く連携し合いながら、きちっと子どもたちに目がいくようになっていけばいいなと思っていますので、今後、このような事案が出たら、こんなふうに進めていきたいとかというのが具体的に何か考えているものがございましたら話をしていただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
具体的にといいますか、町のほうでは、例えばそういうヤングケアラーが仮にいるとすれば、学校の先生がまずこの子なんかちょっと最近変だなとか、あるいは、いつも例えば保育所であればお兄ちゃんがよく迎えに来るなとか、何かそういうことというのは目に見えてわかると思います。そういうふうにしてわかっていくケースもあるでしょうし、また高齢者の関係の対応から話をしていくうちに子どもとも関連性が出てきただとか、そういう実態がわかっていったり、そういうことというのは、いろいろ例えば障がい者の方との関わりの中で、そういう実態がわかってきただとか、そういういろんなことが切り口はさまざまあるかと思いますけれども、そのどれについても協議する体制が私から見てもしっかりしていると思っています。1件、令和元年にありましたということでお話ししましたけども、具体的にお話しすることはできませんけれども、具体的に話をすれば、そんなにきちっとした対応をとっていたんだというのがわかっていただけるかと思いますけれども、言えば個人が― 91 ―特定されていきますので、それは申し訳ないのですけども、そういうことがあったということでご了解いただければと思います。それぞれ役場の中の担当が、それから社会福祉協議会だとか、学校だとかさまざまなところから情報が入れば、すぐにケース会議が開かれるような状況になっておりますので、対応は事前キャッチも含めてできるのではないかというふうに思っているところです。今回、ヤングケアラーの国の実態調査を見ると、私のイメージとしては、何かおばあちゃんとかおじいちゃんとか、そういうところが1番多いのかなというふうに思っていたのですけれども、中学校を見ますと、兄弟に対してが 61.8%で、高校生は兄弟に対して 44.3%で、圧倒的にじいちゃん、ばあちゃん、それから親に対してではなく兄弟に対するヤングケアラーの対応というのが非常に多いというのが実態としてわかりましたので、こういうことも頭に入れながら何か察知をすることがあれば、その子どもたちにアンケートでも中学生も高校生も何に1番困っているのかというと、自分の時間が取れないというのが両方とも1番多くなっておりますので、そういうことに少しでも力添えになるような、対応できるようなことを進めてまいりたいと考えております。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今、あまり兄弟が少ないから兄弟を見るというのはどうなのかなと思いますけども、世代間なんかで自己中心というか、そういうので兄弟の送迎みたいなことまでがここの中に入るのかなというふうに、そんなのは兄弟だったら当たり前じゃないかみたいに思っていた部分もあって、それが育てられてきた環境とか、そういうことで受け止め方が違ってきているのかなということも読んでいく中では感じました。今、1件あった対応等については、十分な体制が整っているということで、違う意味で津別では、もしそういうことがあっても学校は学校なりにそういう子どもの発見をきちっとできる、あるいは保育所等とか、あるいは職員間というか仕事をする中での連携がとれているというふうなお話ですので、この点については安心をしたというか、いつ、どこで、どんな形で出てくるかわからないので安心できるということでは― 92 ―ないのですけども、そういう体制が整えられているということは、出てきた子どもたちにとってもありがたいんじゃないかということですので、引き続き、そういう体制を保っていけるようにお願いをしたいと思います。それから相談体制も多分そういうことですので、まず聞いてみて、それから感じたことをお話ししたいと思いますので、まず学校で子どもたちがと先生からお話があったとか、あるいは保育所の先生からお話があり、まずどこに行って、次はどんなふうに進めていかれるのか教えていただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
個別にそれぞれ教育委員会だとか、あるいは社会福祉協議会、役場の保健福祉課だとか、そういうところが中心になって検討会議を開いたりするわけですけども、先ほど言いました津別町要保護児童対策地域協議会、これは教育長が協議会の会長ですけれども、事務的な部署といいますが調整機関としては保健福祉課が担当することになっておりますので、何かあったときには保健福祉課のほうに相談があるそういう人がいれば言っていただければ、すぐ聞き取り調査に入って話をしていくことになると思います。大体、保健師さんも含めて日常活動をいろいろやっておりますので、そういう状態というのはキャッチできるケースがほとんどであるかと思いますけれども、あればすぐに担当者会議が開かれている状況に、例えばDVの問題もそうですし、そういうことが発覚すれば、すぐ対応するような形になっていますし、中には児相も来るような形もとれておりますので、そこは、わかり次第、さまざま解決に向けて行動していくということでご承知願えればと思います。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今、要保護児童対策地域協議会の話等もお聞きしました。相談というのは出向いてするのが非常にしづらいとかそういうのがあって、子ども向けはいろんな電話による相談というのがあったりするのですけども、さまざまなものは電話で受けられるような、DVなんかもそうですけども、例えばちょっとわからないのですけども、子どもたちが相談しづらいというのは、そこに行きづらかったのか、全く違いますけども、学校のいじめやなんかも電話相談とかそういう受けるところでは電話を受けていたのが、実際には学校につながっていなかったとい― 93 ―うこともあったりしていたので、もし何かあった場合のそういう相談窓口というのは津別ではどこにまず1回目相談する体制になっているのかどうか、お聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
あまり難しく考えないで、学校の子どもたちの問題だったら教育委員会のほうに電話をしてみるということだと思いますし、そういう福祉関係の問題のほうが強いなということになれば保健福祉課のほうにとりあえず電話をしていただければと、そこから先は中の機関としての動きになっていきますので、それでいいのではないかと思います。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ヤングケアラーに対しては体制が整えられているようですので、あとは困ったことがあったらどこどこに相談してみてくださいとか、よくフリーダイヤルなんかもあります、子どもの相談窓口とか、そんなことがどうなのか、あるいは今は学校のお知らせなんかもメールを使うというか、そんなようなことになっているので、一方的にメールで5時間目は授業がありませんとか来るけども、こっちが言いたいことは送信できないというか、そんなふうになっているように言っていた人がいるのですけども、何か相談事もそんなようなことで現状、受けられるような体制になっているのかどうかだけ確認して終わりたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
学校のほうからは、常に相談事がある場合は学校のほうに連絡をくださいということを保護者のほうに常に情報提供をしておりますので、心配事があれば担任のほうに電話がいくということで整えております。メール等で相談するというところまでは至っておりません。