津別町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月19日
フレイル予防の普及とか啓発について
2021年3月19日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「フレイル予防の普及とか啓発について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 篠原眞稚子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 次の質問に移りたいと思います。
質問 1番 篠原眞稚子
二つ目の質問に移りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。今、人生 100 年時代というふうにも言われているわけですが、ここ数年、年齢が上がるにつれていろいろな問題も出てきているかと思います。そこで、フレイルということなのですが、これは高齢者の虚弱を意味し、要介護状態に陥る前段階のことと位置づけられています。身体的、精神、あるいは心理的、社会的稀薄性など、多面的な問題を抱えやすく、自律障がいを含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味するというふうに、いろんな定義があろうかと思いますが、私の調べたところではこんなことが書かれておりました。長寿化により、人々の働き方や教育、家族、余暇、そして老後の過ごし方など社会のあらゆる分野において大きな変化が起きていることを想定し、個人の人生設計や社会のシステムを今は 100 年時代をめざしてというようなこともありますので、その前の段階として何か虚弱にならない取り込みというのもなかなか難しいのですけども、このことを質問しようと考えました。令和2年、去年ですけれども4月より 75 歳以上にフレイル健診がスタートしているというふうなことが出ておりました。町ではどのように対応をしているのか、1点目― 22 ―お聞きしたいと思います。二つ目には、フレイル予防の普及とか啓発についてということでお尋ねしたいと思います。フレイルに陥る心身の状態や予防法などを学べる機会を設けてはどうかということです。フレイル予防に対する認知度の向上と理解を促進し、町民がフレイルを意識しながら日々予防に取り組めるような環境づくりが必要と思いこのことを質問しましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それではフレイル予防の取り組みについてお答え申し上げたいと思います。はじめに、本町のフレイル健診の取り組みについてでありますけれども、フレイルとは、今議員もおっしゃったとおりですけれども、フレイルとは、健康状態と要介護状態の中間に位置していまして、加齢によって体と心の活力が低下した虚弱状態のことを言います。「高齢者の医療の確保に関する法律」の改正によりまして、令和2年度から高齢者の保険事業と介護予防の一体的な実施を推進するということになりました。この改正は、これまで後期高齢者の健診につきましては特定健診に準じてメタボ対策を中心に質問項目が設定されておりましたけれども、厚生労働省の「あり方検討ワーキンググループ」において、高齢者の特性を把握するものとしては十分ではないということになりまして、新たに 15 項目の質問票に変更され令和6年度までに高齢者の保健事業と介護予防事業を一体的な実施をすることとされたところであります。本町では、町民の皆さまにはまだ一般的でないフレイルという言葉は使っておりませんけれども、これまでも国保、健康推進、包括、介護などの保健福祉課の各部門が連携いたしまして、高齢者の保健事業と介護予防事業に取り組んでいるところです。フレイル健診の実施にあたっては、質問票の分析結果に対応し、重症化予防のための訪問など保健指導に専門職の対応が必須であることから、各係の連携・支援の方法など対応方法について、令和6年までの実施に向けて関係係で検討を行うこととしているところです。次に、フレイル予防の普及啓発についてですが、現在、本町では「介護状態になら― 23 ―ない体づくり」というふうにいたしまして、自治会や老人クラブにおいて健康教育を行っているところであります。みずから介護予防になる活動に参加し、介護予防に向けた取り組みが主体的に行われることを目指して実施しているところですが、令和2年度は、新型コロナウイルスの影響により事業を自粛したため、サロンやいきいき百歳体操の参加者向けに、フレイル予防の三つの柱であります「栄養、運動、社会参加」をテーマにした介護予防のDVDを作成して無料配布したところであります。今後、フレイル健診の体制が整い次第、さらに普及啓発活動を進めていく考えでありますので、よろしくお願いいたします。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 1番目の健診については、国の令和6年までの実施に向けて今検討されるというようなことになっております。フレイルは新聞でもこの取り組みというか予防ということで何度か連載されておりました。町では年齢を区切っていろんな呼びかけのものが来て、例えば私にも去年、急に歯科検診、歯周病か何かの予防に歯医者さんにというのが突然来て、これってこういうようなことをされての事業の一つなのかなというふうに思ったりもしましたが、何か突然来ると何のことかよくわからないということではないのですけども、既にフレイルに向けた取り組みがされているんだろうなというふうには感じていました。今回、フレイルの取り組みについてということであったのですけども、日本語では虚弱みたいなことになっていたり、一文字でいうと簡単なんですけども、受け止めるほうの取り組みとなると、何か後ろ向きみたいな表現に私自身が思ったので、カタカナだけの取り組みについてというふうにしました。ここに健診はそのときということになりますので、それは令和6年に向けての準備が必要ということですので、まだちょっと時間があるかなとおもいますけれども、やはり1人でするということはなかなか大変なので、そこでスタートするためには、サポーターみたいな人で元気な同世代の人がここに関わっているというような取り組みをしているところもあるようなので、いろんなことを考えながら健診がスタートできるようにしていただければなと思います。ここのフレイルのところで、三つの柱みたいのがありまして、先ほどの答弁の中にも入っていたかと思いますが、それとあわせて重要というふうに言われているのが、― 24 ―これもカタカナで書いてあったのですけども、オーラルフレイルということで口の中の健康というようなこともあって、混ざっているところなんかでは、栄養というよりもよく噛んで、そして社会参加をするとか、そういうような幅広く活動をされているようなところもありました。それで、現状考えている普及というか、既にやられていることでもいいのかなと思いますけども、現状これに見合う事業、やっているものというか、ここに書かれてもいるのですけども、それにプラスこれに特化したようなことで、何か考えていることがありましたらお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
実はフレイルという言葉は、職場内の担当部局ではその言葉、あるいは関連する専門の方とはその言葉を使っているのですけども、町民の方にはあえて使っていないんです。そのことで何だかよくわからないということになってしまってもあまり意味がありませんので、ただ、そういう制度ができてきたというのは承知していますし、これは今までの高齢者に対する健診と介護予防、ずっとどこの町もいろんな取り組みをしているのですけれども、それを一体化して、さらに進めていくための体制を令和6年までに形成してくださいということなんですけれども、そこには非常に大きな問題がいっぱいあるというふうに聞いております。市町村が一体的にやるという中で、まず一つ目には、市町村で医療専門職を配置するということで、日常の生活圏域に保健師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、こういった人たちを配置するという、フレイル健診があって、その後どうするのという体制を整えなければなりません。それを令和6年までにということなんですけども、これはとても町村で全部持つということは難しいですので、それは病院との協議だとかさまざま出てくるかと思います。そして健診自体は 75 歳以上ということで、いわゆる後期高齢者の方、今までメタボ中心の問診でしたけれども、昨年の令和2年の4月から問診票は 15 項目に変えた高齢者用、それは既に実施しているところです。それをもとに医療介護のデータ解析をするということで、高齢者1人1人の医療、介護等の情報を一括把握して、そして地域の健康課題を整理、分析するということになっています。その後、多様な課題を抱える高齢者、閉じこもりがちで健康状態の不明な高齢者、こういったところを把握してアウトリーチや医療サービスに接続するとい― 25 ―うことになっています。このアウトリーチという言葉も最近よく使われますけれども、支援を差しのべると言ったほうがわかりやすいと思いますけれども、そういうことが次の段階であるわけです。さらに今度は、保険事業で国民健康保険と後期高齢者医療制度の、ここの保険事業と接続をさせて、そして社会参加を含むフレイル対策を視野に入れた取り組みをして、そして医療専門職が通いの場等にも積極的に関与する、そしてさらにかかりつけ医等、通いの場への参加を奨励して助言をするというようなのをかかりつけ医に携わっていただくと、そして医療機関の連携等を行いながら、通いの場への大幅な拡充、そこに行ってもらうように、昨日の健康づくりじゃないですけれども、インセンティブとなるポイント制度等も活用してはどうかというようなことにもなっていって、さらに町民みずからが担い手となって積極的に参加する機会の充実を図っていくだとか、そして通いの場に保健医療の視点からの支援が積極的にそういうことが関わることによって、フレイル状態にあるものを適切にまた医療サービスに接続していくことができるということで、非常に広大な流れになっているのですけども、人の確保も体制の整備も含めて、それは令和6年までに進めてくださいということで、今、問診票については変わりましたけれども、それはどうして、どのような体制を組んでいくかというのがかなり大がかりなことでありますので、それを今検討を始めているという状況です。そうではあるのですけれども、実際に今、町で何もしていないかというとそうではなくて、サロン活動もやっていますし、運動サロンもあります。それからいきいき百歳体操もやっていますし、転倒予防教室もやっていますし、ミズナラ倶楽部の活動もあったり、社協も含めて今現在もこういう介護予防事業がどんどん取り組まれている状況です。それを今度、高齢者の健診と一体化させて、取り組みを進めていこうということで、その体制をつくるのには少し時間がかかるのかなという印象をもっているところです。先ほど質問にもありました口腔のオーラルフレイルの話もありましたけれども、私にも通知が来ました。これは質問票が 15 項目ありますけれども、1日3食ちゃんと食べていますかとか、あるいは半年前に比べて硬いものが食べにくくなりましたかとか、例えばさきイカだとかたくあん、それから、お茶や汁物等でむせることはありますかだとか、そういう高齢者に特化したような質問票に変わってきているのですけども、― 26 ―その中で、口の中というのが大事ですよということで、それが取り入れられていまして、その通知文の中には、その趣旨が書いてあるのですけれども、そこにもフレイルということはあえて使う必要もないということもあって、実際には行われているというふうに認識していただければなと思います。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 担当の人ともお話ししたときに、ちょうどそこにいたとこにフレイル予防とかというポスターが書かれていたかなと思いました。それらしき事業も数えてみると、たくさんあるというふうにもその時点でも思ったのですけども、日本老年医学会というところで、もう少しフレイルの認知度を高めようというような話があって、内容ではないのですけども2月1日をフレイルの日と決めたらしいです。そのまま伸ばして言うと、「201」になるというようなことで、その意識を高めてもらおうと、いろんな事業をたくさんやっているのだけど、虚弱な体質にとか、あるいは要介護状態にならないための取り組みというのは、昨日もいろいろ出ていた自助なのか公助なのか共助なのかってたくさんあるのですけども、なかなか自分1人で、それらの全部いろんなことがわかってできれば1番いいのですけども、何となく自分のことはわかっているつもりでもわからなかったり、年齢で加齢によるいろんなところの機能が衰えてきていても、何というか承知しづらいというか、まだ大丈夫みたいな、そういうものもあったりするので、私は、この機会にいろいろされている事業や何かをきちっとわかりやすく一覧みたいなのにして、そしてみずからも取り組めるようなこととか、そんなようなことの情報を発信することで、介護状態になる前を言うとか、そんなややこしくてちょっと聞きづらいような虚弱といわれるものでなく、きちっと言葉の認識もしながら、今いろんなサービスを積極的に受けられる、受けようとする、そういうような気持ちになっていくような取り組みの一つになればいいなというふうに私は考えていますので、認知度を高めるための秘策みたいなものがあれば、ちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
秘策というか、一生懸命これまでも進めていますので、いろんなサロンの活動、運動サロンも場所が広がっていったりとかするところ、あるいは― 27 ―いきいき百歳体操も最初の年は 700 人ぐらいだったのが、今、参加者が 2,600 人ぐらいになっているだとか、やっぱりそうやってだんだん広がってきているのです。それぞれの活動が、ですからそれを、あえてフレイルという言葉を使わないで、今までやっているところをさらに皆さんに参加していただくというふうに進めていければと、そして、それを高齢者の健診とドッキングさせて、健康寿命を少しでも長くしていくということだと思います。制度のこういうものがありますというのは、そのためにもガイドブックをいろんな部分、津別町のしごとも含めて毎年町民の皆さん全ての世帯に配布していますので、そういったことも参考にしていただいて、さらには町の保健福祉課は当然ですけれども、社協だとかいろんな団体とも連携してこの事業、介護予防等を進めておりますので、さらにそこに1人でも2人でも多く関わっていただけることが、これからもその努力が続けられていくものだと認識しています。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 いろいろな事業がイコールフレイルであると、予防になっているというようなことのお話だったかと思います。それを思いながら進めていかれればいいかなと思っています。寿命がどんどん長くなってきていて、どんどんと言っても 80 歳を超えたらそんなに大幅に上がるということではないのかもしれないのですけども、女性は少しずつ少しずつ上がって今 87 歳ぐらいで、男性は大分 80 歳を超えて今 81 歳ということで上がって来ています。普通、健康寿命というものの差がちょっと増えたら、男性は寿命と健康寿命の差が9歳ぐらいで、女性は 12 歳だから、足したり引いたりすると同じぐらいの年齢が健康でいられるかいられないかの瀬戸際なのかなというふうにも思っています。一方では、医学だとか公衆衛生だとか、そういうので最終的には平均寿命が 90 歳ぐらいにもなるような報告もあったり、何年には 100 歳にもなったりとか、それは 2060年だから私たちが生きている時代ではないと思うのですけれども、そういうふうにどんどん上がるときに、やはり自分の健康というか、そういうものをみずから守ることが大事ですけども、いろんな場面で健康に対するお話を聞いたりとか、そういう実際にやっている姿を見たり何かしていって、できるだけフレイルが健康寿命を高めてい― 28 ―くそういうものになればいいなと私は感じていますので、何かあったときには、やっぱりフレイルの中の大切な3本の柱みたいなものがあったところが、口腔関係だとか、栄養だとか、それから外に出て行くとか、そういうようなこともこういう働きの一つであるかなと思いました。それと最後なのですが、いろんな体を動かすような取り組みが非常にたくさんあるのですが、今回見ていく中で、なかなか集ってすることができなくなって、高齢者の方にもWEBを通じての働きかけというか、そういうのをされたというところも見ました。ですから、それと子どもたちは今GIGAスクール構想でどんどんその能力が高まっていきます。津別町も高齢者を対象にした、そういうお出かけできるというかパソコン教室みたいなものとか、そういうふうにして、この時代に遅れないようなものが一つできれば、すごくいいかなというふうに思っていますので、どこかでそういう計画ができたら、今、何でもネットで何かをするとかというのがありますので、もう大半の人が持っていて、今さらそういう講座は必要ないのかもしれませんけども、保健福祉課が企画するとか、社会教育がいまさら聞けないスマートフォンのやり方みたいな、パソコン教室を開くとか、そういうことをして違う形で社会参加できるような取り組みをぜひ考えていただきたいと思います。ありましたらよろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
今、確かに体に関しては健康的な体をつくろう、維持していこうということでいろんな取り組みを進めているところです。パソコン教室のお話もありましたけれども、これもこの間、まちづくり懇談会でそれぞれの所でお話をさせていただきました。これは今のまちなか再生の関係とも関連してのお話をさせていただいたところですけども、そこでドラッグストアさんが、ホールディングスということでさまざまなICTの事業もされているということで、できればスマートフォン教室だとか、そういったものも手がけていますので、そこにお年よりに来ていただいて、そしてその後の使い方、これはドコモであろうが auであろうがソフトバンクであろうが、どのスマートフォンにも対応でき教えていただけると、それは派遣された大学生が教えてくれるということです。そして、お年寄りそのものが、今度は孫のためにク― 29 ―リスマスのプレゼントとしておばあちゃんが自分でプログラムをつくって、孫用のゲームソフトをつくったりとかそういうことも教えてくれたりとかしているということですから、こういうさまざまなことにもドラッグストアさんが活用できるような形になれば、町としても非常に波及効果が大きなことになっていくかなと。単に薬屋さんができるというレベルの話ではないなというふうに考えておりますので、そういったこともさまざまなチャンスを生かしながら、いろんなところに健康づくりも含めて波及させていくことができたらということで考えているところでありますので、よろしくお願いいたします。