みんなの議会

新得町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日

コロナ禍においても元気な高齢者の為フレイル予防にICTの活用を

2020年12月16日、新得町議会の一般質問で、湯浅真希議員が「コロナ禍においても元気な高齢者の為フレイル予防にICTの活用を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
湯浅真希 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 湯浅真希

通告に従いまして、コロナ禍においても元気な高齢者の為フレイル予防にICTの活用をについて、お伺いしてまいります。1.コロナ禍においても元気な高齢者の為フレイル予防にICTの活用をまず、このフレイルという言葉、聞き慣れない方もいらっしゃるかと思うんですが、フレイルとは年を重ねることにより、歩くスピードが遅くなるなど、筋力の低下や出掛けるのがおっくうになる、疲れやすくなるなど、心や体の衰えが見られ、健康な状態と要介護状態の中間を意味する言葉となっています。このフレイルという時期を経て、要介護が必要な状態に進むと考えられ、早期発見し予防していくことで、要介護状態になるのを遅らせることができると言われています。フレイルを防ぐには、「バランスの良い食事」、「社会参加・交流」、「外出や運動」がたいへん重要だというふうに言われています。しかし、新型コロナウイルス感染症によって、高齢者の運動や外出の機会が減っていると聞かれます。本格的な冬を迎えた今、新型コロナウイルスと寒さにより、引きこもりがちになることが一層心配されています。そこで、以下2点について、お伺いいたします。まず1点目、高齢者の交流の場となっている、サロンや運動の場などの活動状況と今後の見通しなどについて。2点目、新型コロナウイルスをきっかけに、ICT(情報通信技術)の活用がさまざまな分野で広がりを見せております。行動制限がされる場合でも、オンラインでは問題がないため、フレイル予防等にもICTの活用が不可欠と考えますが、本町での取り組みはどのようになっているのか、お伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

湯浅議員のご質問にお答えいたします。まず、現在、町で実施しているフレイル予防につながる取り組みですが、高齢者サロンなどに出向いての健康、栄養教室やわすれん塾、転倒予防教室の開催、なごみリフレッシュルームの利用促進などを行っているところであります。しかしながら、今般のコロナウイルス感染拡大により、春先以降、予定どおり事業の実施ができていない現状にあります。ご質問の1点目であります、サロンや運動の場などの活動状況と今後の見通しですが、まず、高齢者の交流の場になっておりますいきいきサロンが7カ所、また、地域サロン2カ所の全てが活動の休止をしております。また、町主催の教室などについても、感染状況を考慮し、開催を見送っている状況であります。再開時期の見通しですが、それぞれのサロン、また教室において、感染の状況と参加者の意向を踏まえながら、判断していくことになります。次に2点目にご質問の、ICTを活用したオンラインでのフレイル予防対策についてですが、近年、高齢者支援だけではなく、子育て、教育関係等さまざまな分野で、ICTが活用されております。ただ、町民の皆様のスマートフォンやタブレットなどの所有状況や通信環境もそれぞれでございますので、まずは、実態把握や先駆的に導入している自治体の状況などを調査研究していきたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 湯浅真希

1点目、サロンなど、いわゆる交流・通いの場ですけれども、全てが現在、休止ということであります。感染状況と参加者の意向で判断していきたいとのことですが、この先ということを考えれば、たいへん憂慮する事態であると思います。この各サロンというのは、ボランティアさんが主体となって活動されております。やはり自分も高齢で感染が心配だということ、万が一活動によって感染拡大、クラスターが起きたときに責任が持てないとのことで、休止せざるを得ない状況と伺っております。ただ、やはり自分も含め、利用者さんの交流・通いの場が何カ月も休止されることによって、フレイル、運動や認知機能の低下がとても心配だともおっしゃっております。事業の主体がサロンは社会福祉協議会ですから、そこに対応を任せていると思いますけれども、平時であればそれで問題ないのですが、今はそうじゃないですよね。しかも、この状況がいつまで続くか分からない状況です。コロナウイルスが不安な中で、どうフレイル予防と向き合っていくのか、ここは町のほうが積極的にサポートするべきだと考えます。また、これは利用される方がおっしゃっていたことなんですが、活動されているところもあれば、休止されているところもあったと。町内のそういったものは何を基準にそういうふうに判断しているのかという声も聞かれました。どこが主催かということはあまり利用者さんには見えないことですし、しっかりと安全に開催できる共通の基準、指針というものを町としても設けるべきではないでしょうか。それと、2点目でございますが、ICTの活用、スマートフォンやタブレット、どれだけ皆さん持っているか分からないから、まずは調査研究したいと、これは今すぐやらないのかなというお答えなので、たいへん残念なんですけれども。国のほうはフレイル対策もしっかりやろうということで、平成30年に出されている経済財政運営と改正の基本方針2018、まち・ひと・しごと創生基本方針2018、それぞれに生活習慣病対策、フレイル対策と介護予防を都道府県等と連携しつつ、市町村が一体的に実施する仕組みを目指すというふうに記し、本年4月には厚労省のほうから、高齢者の保険事業と介護予防の一体的実施の推進に向けたプログラムが出され、始まっております。今までは、交流や通いの場の大部分を行政は住民主体でお任せでお願いしてきた部分が大きいと思います。けれども、コロナによって全てが止まってしまったこの状態では、町として積極的にフレイル対策ができていない状態とも言えるのではないでしょうか。何度か広報に、在宅支援係のほうで作られたのでしょうか、フレイル予防のチラシが入っているのを拝見しました。もう一歩踏み込んでもいいのではないかというふうに感じます。ICT、スマートフォンやタブレットを使ったオンラインでは感染の不安もなく、つながりや交流を持つことができますよね。この推進というものは行政がしっかりと高齢者の保険事業と介護予防として担うべきことではないでしょうか。ICTを活用して人との交流や、例えば災害情報、買い物、交通など、今後、コロナが落ち着いた後も、この面積が広い本町では、ICTというツールは利便性の向上に必ずつながります。調査研究しているうちに、どんどん要介護状態になっていくのを見て見ぬふりということがないようにしていただきたい。町長がよく「走りながら考える」ということをおっしゃいますけれども、このICTの活用、これこそそうするべきだと考えますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

まず、いろんな教室等を含めて、それぞれが判断をしている中で、行政としての基準の設定というお話しですけれども、1つの目安という意味では行政うんぬんというよりも、みんなが同じ共通の認識の中で、こういう中でやるやらないという判断は、それはそれで私も1つの目安かなというふうに思っています。しかし、反面、その事業を担っていただいている方たちというのは、やはりボランティアの方が相当います。そういった方々の不安をどう考えていくのか。最終的には、1つの基準が仮に定まったとしても、現場で働く方たちがそういう基準の中で、物事が判断された上で次に進めるかというのは、私自身、自信がないんですけれども、それらについても、担当課のほうであらためてまた悩んでいただくというふうには思っています。それから、ICT、私もいいことだというふうに思っています。ただ、現実に、今までのそういう生活環境の中で、そういうものになじんでいない方に、あしたからどうでしょうかというと、私は無理だというふうに思っています。そうは言いながら、そういうツールの存在感というのは、やはりこれから私も本当に重要だなと思っていますので、あとは走りながら考えるのが私なのかもしれませんけれども、湯浅議員のお話しでいくと、走るのではなくて、もっともっとスピードを出して行けという、そういう印象を持っていますけれども、現場がどうついていけるか、その担っていく職員がどう物事を整理していくか、その辺も含めて、課題ということで提起があったという認識をしておりますので、整理させていただきたいなというふうに思っています。以上であります。

質問 湯浅真希

もちろん、不安があるのに無理に開催してほしいということではないんですけれども、やはりこの状況がいつまで続くかということ、見えないところで高齢者さんが困っていないかということ、ここがボランティアさんが一番心配されているところだということを認識していただきたいなと思っております。いろんな講座の開催なんですけれども、皆さんのお話しを伺っていると、私たちはお休みしているのに、あそこはやっていると。町民の中で、「あっちはやっているのに、こっちはどうして休まなくてはならないんだ」という、こういう状況というのは、町民の中で分断を生むというか、あまりよく受け止められない場合もあるのかなというふうに感じました。コロナに関しては、やはり分からないことがまだまだたくさんありますので、受け止め方は、やはり人それぞれというふうに感じました。ただ、混乱というものは不安を助長させるだけですから、町としてもしっかりとした対応をお願いしたいと思います。ICTなんですが、皆さん、いきなりやれと言っても難しいのはそのとおりだと思います。ただ、スマートフォンなどをお持ちの高齢者、たいへん多くなってきたなというふうにも思っています。フレイル予防というのは、早く気付いてあげて、支援していくことが最善と言われていますので、フレイルの状態にあっても、早く気付けば改善が期待できるものでもあるというふうに言われています。私たちが普段目にする高齢者さんは、元気だから出てくる、元気があるから目に付くわけで、そうじゃない方というのはたいへん目に付きにくいとも言えます。そういった目に触れないところでどんどん元気がなくなっていく、そういう方を1人も出さないようにやるべきことというのは、今、なるべく早くお願いしたいというふうに思います。以上です。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

1点目の問題なんですけれども、私自身、厚生協会さんがデイサービスを実施していただいているというのは、本当に感謝する立場であります。それ以外の皆さん方の問題ですけれども、小さな町だからこそ、われわれ行政と一緒になって共通の認識の中で物事を進められるという、そういう環境は私自身もあるかなというふうに思っております。混乱と不安という言葉が今、ありましたけれども、これに限らず町の中の不安解消、混乱の防止というのは、行政の役割の大きな1つというふうに認識しておりますので、そういった活動の切り口の中から、どういったことがわれわれとして一緒になってできるか、担当課長のほうもいろんな悩みがあるというふうに認識しておりますので、あらためて相談できるような、そういう環境づくりを打ち合わせしていきたいなというふうに思っています。それから2点目、同じ答弁になってしまうのですけれども、必要性については、私も特に異論があるわけではないし、できるものは使っていくべきだというふうに思っております。それらについても、どこまで保健福祉課のほう、これはきっと保健福祉課だけじゃダメだというふうに思っているんですけれども、みんなこの少ない人数の体制の中で、どこまで提案に応えられるかも含めて、内部できちんと整理をしていきたいなというふうに思っています。以上であります。

出典:新得町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる