津別町議会 令和2年第9回定例会 2020年12月16日
教育現場におけるコロナ対策について
2020年12月16日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「教育現場におけるコロナ対策について」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。
- 質問者
- 小林教行 議員
- 答弁者
- 教育長 宮管玲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 二つ目の質問に移らせていただきます。教育現場におけるコロナ対策についてであります。新型コロナウイルス感染症対策として、さまざまな対策を講じられていることは承知しております。しかし、北海道では先月から感染が拡大し、第3波が到来したとされております。お隣の北見市でも 13 日に児童2名、生徒1名への感染が確認され、14 日から 17 日までの4日間臨時休業、児童センターも臨時休館というふうに聞いております。そこで以下の点について伺いたいと思います。津別町の児童生徒が万が一感染した場合の対応について、学年閉鎖、学校閉鎖等の線引き、ガイドラインはどのようになっているか伺いたいと思います。また、再び臨時休業になった場合の学習の遅れを、どのように取り戻す考えがあるか伺いたいと思います。次に、コロナウイルスに感染したくない、また自粛、自粛と心が疲れて登校ができない児童生徒はいるか伺いたいと思います。次に、コロナウイルスに感染した児童生徒に対してのフォローはどのように行っていく考えがあるか伺いたいと思います。以上、お願いいたします。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
それでは、教育現場におけるコロナ対策について、一つ目のガイドラインについてお答えいたします。現在、児童生徒をはじめ学校関係の感染者数が増加している状況にあります。したがいまして、どんなに感染症対策を行っても、感染リスクをゼロにすることはできないという事実を前提として、感染者が確認された場合には迅速かつ的確に対処するこ― 75 ―とができるよう、学校の保健管理体制を築いているところです。なお、児童生徒に感染者が発生した場合の臨時休業につきましては、文部科学省が作成している、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」に基づき対応することになります。次に、臨時休業を行う際の学びの保障についてのご質問ですが、文部科学省は本年8月、小・中学校と高校の新型コロナウイルス感染症による臨時休業の影響で、本年度の指導計画の内容が本年度中に終えられなかった場合に、令和3年度と4年度に移行して指導できるとする特例的措置を示しました。ただし、小学校6年生、中学校3年生の最終学年は対象外で、小学校5年生、中学2年生についても令和3年度までに指導を終えることとされております。しかしながら、児童生徒や教職員の負担を考慮しつつ、本年度の指導内容を定着させることが望ましく、今後、どのタイミングで、どの学年が、どれだけの期間の臨時休業が必要となるかで対応は異なりますが、春休みの登校も視野に入れて考えております。次に、感染の不安に起因する不登校についてのご質問ですか、現在、新型コロナウイルス感染症への不安から不登校になっている児童生徒はいないと各校長から報告をいただいております。最後に、感染した児童生徒に対してのフォローについてのご質問にお答えいたします。これまで町内の小中学校において、児童生徒や職員の感染者はおりません。またさまざまな事情等で欠席した場合も、他の児童生徒が「コロナ」という言葉を含めて中傷するようなことは生じておらず、先月終えたいじめ調査においても関連した訴えはありませんでした。感染者、濃厚接触者、医療従事者、社会機能の維持にあたる方等とその家族に対する誤解や偏見に基づく差別は断じて許されません。万が一、感染者が出た場合においては、新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見について考え、適切な行動をとることができるように発達段階に応じた学級指導を行い、感染者や濃厚接触者である児童生徒が差別、偏見、いじめ及び誹謗中傷の対象とならないよう、十分な配慮を― 76 ―してまいります。以上です。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今、お答えいただきました。休業等になった場合につきましては、津別町に従事されている方が北見市の濃厚接触者の濃厚接触者ということで自宅待機されているということも聞いております。本当にコロナというのは、もうすぐ目の前まで来ているのかなと感じているところでございます。ですので、もし、この冬の間に津別町で出た場合は、すぐに対応できる体制というのをしっかりととっていただきたいと思います。また、休業の学習の遅れについての取り戻す考え方についてですけども、令和3年度、4年度に移行して特例措置を受けるということ、また、その学年により、いろいろな考えがあるというのも伺いました。どのタイミングで、どの学年が、どれだけの期間臨時休業が必要であるかということは、そのすべてのシミュレーションをして、なった場合には速やかに対策がとれるように行っていただきたいと思います。また、合わせて冬の間ですので、非常に体力面の低下も心配されることでございます。この辺の体力面の遅れについても体育専科の先生もおります、もし臨時休業になったときには、このような運動をしてほしい、そして元気になった暁には、みんなでこんなことをしたというようなことをお互いに報告し合うというような取り組みも行い、しっかりと運動して、健康維持にも努めていただきたいと考えておりますが、教育長のお考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
学びの保障についての質問かと思います。万が一臨時休業、もしくは学年閉鎖ですとか部分的な臨時休業も含めまして、その際には家庭学習の課題をしっかりと持たせることになろうかと思います。これまでの臨時休業の経験も踏まえて、家庭学習については、子どもたちの学習に著しい遅れが生じることのないよう、また議員ご指摘のように、体力の低下が生じないよう配慮していきたいと思いますし、学校に登校できない子どもたちに対しては、学校が主たる教材である、いわゆる教科書を中心に、教科書と併用できる教材、プリ― 77 ―ント等をしっかり準備をして、適切に組み合わせた家庭学習を課していきたいというふうに考えております。また登校日の設定ですとか、家庭訪問の実施、電話、電子メール等の方法を組み合わせて、教師による学習指導や、学習状況の把握を組み合わせて、可能な限りきめ細かく学習を支援するよう努めなければならないと考えております。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 承知いたしました。迅速に対応できるように、お願いしたいと思います。児童生徒の心のケアについてでありますけれども、コロナウイルスに感染したくないということで、心が疲れて登校できない生徒は今のところいないというお答えでございました。しかし、やはり感染するかもしれないという心の不安から、ストレスを抱え、別な病気にかかる可能性もございます。仏教に中道の教えというのがございます。これはどういうものかといいますと、気にし過ぎても、気にしなさ過ぎてもだめということであります。このコロナウイルスに関しても同じことがあります。夏の間、コロナが少し落ち着いたこともありまして、少し気のゆるみも出てくる児童生徒もおられるかもしれません。しかし、冬にはしっかりと手洗い、うがい、3密を避けるというような基本的な対策は当然のようにしていただきまして、ですけれども、毎日コロナがどこで出ただとか、近隣で出た、誰がなったと、そういったように気にし過ぎて自分がうつるかもしれない、また合わせて自分が持っていると思って行動しなさいと言われている子どもたちもおろうかと思います。うつすのではないかといった不安もありながら、心が徐々に疲れていくといった可能性もございます。今のところないとのお答えでございましたけれども、しっかりと注視して、子どもたちの健康、心のケアを見ていっていただきたいと思います。また、いじめに関しましても、新聞やテレビの報道ですと、感染した人たちが心無い言葉をかけられたり、扱いをされたりという事例も起きています。なぜそういうことが起こるのか、人間というのはわからないことに不安を覚え、人に攻撃的になる場― 78 ―合もございます。攻撃することで根拠のない安心を手に入れるという背景がございます。不安な状況下に置かれました子どもたちの心理的状況を理解した上での指導が必要であると感じております。これに対して教育長の見解を伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
まず、ご質問の前半のほうで、日常の指導の徹底という部分もありましたので、各学校に常に確認していることは、町長のメッセージにもありましたように、石けんでの手洗いの徹底ということを、まず当初から話をしております。それからマスクの着用、適宜の消毒、それから定期的な換気、3密を避ける、ソーシャルディスタンス、それから発熱がある場合は自宅で休養しましょうということも含めて指導を繰り返しております。あと、議員のご質問と関連する部分、感染症の学習をしっかり組み立てていきましょうということも校長会議で確認しております。感染症の学習については、自分で感染リスクを下げる指導、手洗いですとかそういった部分の指導と、差別や偏見のない、適切な行動ができるよう、そういった指導をしましょうと、この2点を確認しているところであります。日常の学校生活においては、コロナに関するだけではなく、常日ごろから差別ですとか、偏見、いじめ、誹謗中傷というものは許されないこと。さらには人権の尊重、相手の立場に立った思いやりの必要性について、道徳の授業や学校活動、朝の会や帰りの会というショートの指導、それで繰り返し指導すること、これは学校教育の中核を成すものというふうに思っております。加えて、誤解や偏見に基づく差別は、見えない、しかも未知のウイルス、これに対する不安が原因と言われます。議員ご指摘のとおりかと思います。差別や偏見のもととなる不安を解消するためには、しっかりとした公共機関から提供される正しい情報を得ることが肝心でありますし、SNSで拡散されがちな悪い情報ばかりに目を向けないことや、差別的な言動に安易に同調しないことなど、発達段階に応じた指導を充実していこうという確認でおります。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 最後になりますけれども、この新型コロナウイル― 79 ―スは、手洗い、うがいですとか、3密を避ける、ソーシャルディスタンス等々、万全と思われる対策をとっていても感染のリスクがゼロになることはありません。誰しもが感染する可能性があります。もし自分が感染したらを念頭に置いていただきたいと思います。そして今は、まだ津別町は感染者が出ておりませんが、今のうちに感染者を特定したり、心ない言葉や扱いが感染するよりも怖い二次被害であると子どもたちにしっかりと学ばせていただきたいと思います。また、怖がり過ぎてもだめ、対策に対して気が緩むのももちろんいけません。正しく怖がり、対策をとり、体を動かし、バランスのとれた食事をし、しっかりと睡眠をとり免疫力を高め、さらなる感染拡大が懸念されるこの冬を乗り越え、体と心とともに元気な子どもたちの姿で春を迎えられるように力を合わせていただきたいと思います。以上で一般質問を終わりたいと思います。最後に教育長、何かあればお願いいたします。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
体力をしっかりつけるということも大事なことです。早寝早起き朝ごはんと昔から言われますけれども、基礎的なこと、基本的なことをしっかりと実行することが大事かなと思っております。新型コロナウイルスには、誰もが感染する可能性があります。感染した人や症状のある人を責めるのではなく、先ほども言いましたように、思いやりの気持ちをもって、感染した人たちが早く治るように励ましたり、治って戻ってきたときには、温かく迎え入れる。各学校において、児童生徒への指導を徹底してまいりますし、及び家庭におきましても、同様に感染者に対する差別や偏見、誹謗中傷を絶対に許さない指導姿勢で、家庭におきましても同様に対応していただきたいと、そういった指導姿勢で臨んでまいりたいと考えております。