みんなの議会

士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日

新型コロナ対策について

2022年9月14日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「新型コロナ対策について」質問し、健康福祉部長 東川晃宏が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
健康福祉部長 東川晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 西川剛

通告に従いまして一問一答で一般質問を行います。1つ目は、新型コロナ対策について質問します。新型コロナに関する一般質問は、令和2年第2回定例会から数えて今回8回目になります。何度も同じテーマで質問してまいりましたが、感染が長期化、また、そのたびに感染が拡大することによって新たな課題が本地域にも様々に起こるため、その対応状況についても確認いたしたく質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。既に2年8か月以上にもわたるコロナへの対策、対応、感染拡大の波は既に第7波という状況となり、これまでの国内の感染確認者は、昨日9月13日現在2,031万4,178人と2,000万人を超えるとともに、この感染症により4万2,807人がお亡くなりになっております。この感染症により命を落とされた方々に御冥福をお祈りするとともに、加えまして、罹患された方々や、また、その後の後遺症に苦しむ皆様にお見舞いを申し上げます。前回の定例会、6月13日の一般質問では、国内の感染者数、906万2,800人が感染、3万913人の方がお亡くなりになったと述べておりまして、約3か月の間に感染者数は倍以上、さらに1万人以上がお亡くなりになっており、感染が抑えられない状況には本当に残念な思いです。さて、前回第2回定例会の一般質問では、北海道内における感染第6波による本市市内の感染状況について御報告をいただきました。第6波と言われる1月上旬から6月上旬までの間、本市の感染者は、具体的に1月9日から6月11日の間で387人とのことでした。そして、この6月以降の感染者数を見れば、残念ながら第7波によって6月26日から9月10日までの感染者数は656人となっております。本市における感染の多くは、今年になって本当に多くなっておりまして、第6波、第7波によるもので、その数は1,000人を超えているところであります。なお、この一般質問の通告時点、8月31日時点では、私自身は800人を超えたと書いておりましたけれども、そこから本日までの2週間でさらに増えたという状況であります。本当に長期にわたる新型コロナとの関係、感染の拡大状況、あるいはウイルスの変異に伴う感染力の強化によってなど、この新型コロナウイルス感染症への対応もその時々に応じて変遷してまいりました。でき得ることなら、島国である地勢や技術力などを用いて感染抑制に力を入れてもらいたい、感染リスクの低い環境を国としても地域としても目指してほしい、取り組んでもらいたいという思いは引き続き持っておりますが、社会経済活動維持との兼ね合いで、そこには至っていない現状です。感染第7波、日ごとの感染者数の増大、過去最高の数字を更新する中、世間は3年ぶりの行動制限のない夏のアナウンスがニュースなどの枕詞になっており、感染対策に気をつけながらの行動も広がった結果、このことによりまして、国内累計感染者数は、冒頭にも申し上げたとおり2,000万人を超え、世界における感染者数の多い国の上位9番目となっており、現状さらに上位をうかがっているという、本当にうれしくのない状況となっています。それでは、このような状況にあって、私たち自身が日頃感染対策として気をつけることは何かといえば、マスクの着用や手指の消毒など、いわゆる基本的な感染防止行動を徹底せよということであります。この基本的な感染防止行動という言葉も耳なじみとはなっていますが、さて、具体的な行動内容はと、少し調べてみました。現在、北海道では、北海道におけるBA.5対策強化宣言を発出し、9月1日から9月30日までを医療の逼迫と感染の拡大を防ぐ取組期間としており、そこで基本的な感染防止行動という記載がありまして、そちらを御紹介すれば、日常生活、飲食、検査の3つの行動における留意点が記載をされています。そのうち、日常生活における留意点だけでも、1つには三密回避、人との距離確保、手指の消毒、マスク着用、換気を徹底、2つ目は高齢者や基礎疾患のある方、そうした方々と会う方、双方が基本的な感染防止行動を徹底などなど、こういった内容が6つの項目となっており、徹底しろと言われても、とても覚え切れるものではございません。私自身も、マスクの着用、手指消毒、人との距離を意識する、密閉・密集・密接の三密回避の4つぐらいが、この間、日頃できる感染防止行動ということで身についているぐらいでございます。皆さんも大体この4点ぐらいが個人でできる感染防止行動という現実ではないでしょうか。もっと言えば、個人レベルでの感染防止対策はここが精いっぱいと言ってもいいのではないかと思います。だからこそそれ以上に、どれだけ留意点を加えられてもなかなかそれを徹底することはできません。個々人の行動の限界があれば、それ以上の感染防止対策は別のものを考えなければなりません。そこで、知識、知見による感染防止対策ができないか、提案をいたします。具体的には、本市における身近な感染事例から、ふだんの行動における注意を市民の皆さんに促すことができないか、その情報提供を市に求めたいと思います。第6波、第7波によって多くの市民が感染者として生じているからこそ、感染者の年齢やその感染経路を知ることによって私たちが日常生活で気をつけるポイントがこの地域で共有されることにはならないでしょうか。そのことによって今後の感染防止に有用だと思いますが、その点いかがでしょうか。次に、感染拡大防止のための換気についてお伺いいたします。この7月に、新型コロナウイルス感染症対策分科会が、オミクロン株に対応した換気の提言を行いました。その提言内容は、新型コロナウイルスの感染経路である、飛沫感染及び接触感染に加え、エアロゾル感染による対応をするために以前から換気の徹底を呼びかけてきたが、オミクロン株への対応として換気の重要性が再認識されていること、特にクラスターが多発した高齢者施設、学校、保育所等の感染事例では、換気が不十分であったことが原因と考えられる事例が散見されるとして、屋内や各施設における換気のポイントが示されたところであります。具体的には、空気の流れを阻害しないパーティションの設置、必要な換気量の確認のためには、二酸化炭素濃度測定器の活用、換気量が確保できない場合は、換気扇、扇風機、サーキュレーターのほか、HEPAフィルターつきの空気清浄機の使用などが挙げられています。そこで、これからはこれまで以上に換気対策が重要だという思いから、本市における現状について確認いたします。この換気の重要性を踏まえた対応、本市の状況はいかがでしょうか。市内全ての建物の状況を把握するということはできないと思いますが、1つは、先ほどの質問にも関連をして、この間、感染事例、感染が発生した場所が建物内である場合、その建物の換気の状況はどうでしょうか。また、提言にある、高齢者施設、学校、保育所等の換気の状況はどうでしょうか、お知らせください。また、飛沫感染対策として設置をしているパーティション、仕切りが逆に換気による空気の流れを阻害している、あるいはこの後訪れる冬期間などは、窓開け換気が十分にできなければ、空気清浄機の活用などの検討もあるのではないかと思いますが、学校や保育施設等の換気に空気清浄機を活用している例はあるのか、その設置状況をお知らせください。次に、罹患後も続く症状、いわゆる後遺症についてお聞きします。新型コロナ後遺症については、感染初期から言われており、本年6月17日に公表された新型コロナウイルス感染症診療の手引き、別冊、罹患後症状のマネジメントによれば、新型コロナウイルス感染症罹患後、感染性は消失したにもかかわらず、ほかに明らかな原因がなく急性期から持続する症状や、あるいは経過の途中から新たに、または再び生じて持続する症状全般とされておりまして、感染1年後の主な症状では、疲労感、倦怠感、呼吸困難、筋力低下、集中力低下、睡眠障害、記憶障害、関節痛、筋肉痛、せき、たん、脱毛、頭痛、味覚障害、嗅覚障害などで、感染の1年後においても約30%の人に症状があったとされております。さらに、先月末の報道では、アメリカのシンクタンクが、アメリカ国内における後遺症に苦しむ人が1,600万人、このうち、その8分の1から4分の1に当たる200万人から400万人が仕事のできない状況に陥っているとの分析が報じられておりました。これらの状況から、後遺症については当然、健康等、本人のリスクもさることながら、就労などへの影響など、地域におけるリスクにもつながる大きな課題だと思います。こちらについても報告感染者数の割合でいえば、本市においても罹患後症状に苦しむ方は相当数いるのだと思いますが、この点、この地域における後遺症への対応状況についてお知らせください。また、後遺症の課題については、こういう症状が周りに理解をされないということも、この間指摘をされておりますので、地域や職場など周囲の支えのためにも後遺障害に関する情報周知も必要だと思いますが、この点、見解を求め、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

西川議員の御質問にお答えします。初めに、知見による感染防止対策として、身近な感染事例から注意を促すことはできないのかとのお尋ねについてです。市民が新型コロナに感染した場合の聞き取りは保健所が行っていることから、確認を行いましたが、感染経路などの情報は聞き取っておらず、その詳細については分からないということでした。そのため、市で把握できる職員についての感染経路を確認したところ、同居家族からの感染が主な理由となっています。一方で、道では、これまで把握した多くの情報を基に、感染症体験集、集団感染事例集を作成し、どのような場面で感染のリスクが高まるかをお知らせし、注意を促しているほか、感染者の体験談として感染した方の症状や困ったこと、辛かったこと、そして感染したからこそ伝えたいことなどをアニメ動画で紹介しており、いずれも分かりやすい内容ですので、市民の皆様に参考にしていただけるよう、市のホームページでお知らせしています。また、具体的な情報提供をとのことですので、保健所にお聞きしても、感染経路が判明している割合は必ずしも多くはなく、調査中としているものが多くあるとのことでした。基本的な感染防止行動で100%の予防は難しいものとは考えますが、これまでの職務から得られる情報としては、やはりマスクを外す場面が、より感染リスクを高めているように感じています。ですので、食事などの際は黙食の徹底、日頃会わない人との飲食はマスク会食などを心がけるなど、ふだんよりも注意した行動を取ることが必要と思います。また、風邪症状等があるにもかかわらず、無理をして勤務や登校をするなど、感染を広げていることにもつながっているようなケースもあるように感じております。ですので、繰り返しにはなりますが、基本的な感染防止行動を取ることで相当数のリスクを下げることができて、有効であるものと感じているところです。次に、公共施設、事業所、学校等の換気対策の現状についてです。7月に取りまとめられた換気提言では、効果的な換気は機械換気による常時換気を行う場合、1人当たり毎時30立方メートルの換気量を確保し、二酸化炭素濃度をおおむね1,000ppm以下に維持することが目安とされています。一方で、機械換気が設置されていない場合の目安は、室温18度から28度、湿度を40%から70%に保つことが望ましいとされています。また、窓開け換気が難しい場合は、二酸化炭素濃度を確認した上で、必要に応じて空気清浄機を利用することとされています。各施設の状況については、まず高齢者施設では、各種数値等に基づき、サービス種類に応じた感染対策を講じていると伺っています。事業所全体での状況は把握していませんが、高齢者入所施設等感染予防対策事業助成金の実績報告として把握できた換気対策としては、新たな施設整備として、換気設備工事の実施や網戸の新設、気化式冷風機やエアコン等の設置のほか、空気清浄機やサーキュレーター、パーティション、二酸化炭素濃度測定器といった物品を購入し、感染対策が実施されています。市立学校においては、文部科学省が作成した学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式を参考に、ほとんどの学校で二酸化炭素濃度測定器を設置し、換気の目安としているほか、多くの学校でHEPAフィルターつきの空気清浄機を使用して感染対策を講じています。市立保育園3園においても、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルの集団感染のリスクへの対応やエアロゾル感染と飛沫感染の対策の考え方を参考に対応しています。また、二酸化炭素濃度測定器や空気清浄機は設置していませんが、保育中は常に窓を開けており、悪天候の場合は1時間に2回以上の換気を行うとともに、パーティションは3歳以上児のクラスで主にマスクを外す給食やおやつの際に使用しており、換気を阻害しない配置を心がけています。各施設では、これらの換気方法に加え、昨年整備したエアコンや気化式冷風機、既存の扇風機やサーキュレーター、加湿器を活用し、適正な温度や湿度を保つ中で感染拡大防止に努めているところであります。いずれの施設においてもこうした換気への配慮に加え、基本的な感染防止策を行っているところですが、施設内でも感染が発生している状況であり、このウイルスの感染防御の難しさを感じているところでもあります。次に、罹患後症状への対応についてです。議員お話のとおり、本年6月に感染症診療の手引きの分冊として、罹患後症状のマネジメント改訂版が作成されました。その中では、呼吸器症状、循環器症状など、各症状を持つ方へ医師及び医療従事者が行うアプローチについてまとめられていますが、いまだ明らかになっていないことも多く、新たな科学的知見を取り入れ、継続的に手引きの改訂が行われる予定と記されています。罹患後症状に関する相談体制としては、療養終了後も症状が続く場合は北海道が相談窓口を担っており、市民が症状に苦しむ場合は名寄保健所または道の健康相談センターに相談していただくことになります。名寄保健所に相談の状況を伺ったところ、療養期間が終了した後も、のどの痛みやせきなどの症状が続いているが、仕事に復帰してよいのかといった相談が寄せられており、罹患後症状があったとしても、基本的にほかの人に感染させることはないことを伝えるとともに、状況に応じてかかりつけ医の受診を勧めていると伺っています。本市の中でも、療養期間終了後もせき症状が続き、業務に支障を来している職員を確認しており、現時点では、職務専念義務を免除して療養しています。一方で、保健所からは、罹患後ある程度期間が経過しても症状が続いているとか、新たな症状が出てきたなどの相談は今のところ寄せられていないと伺ってはいますが、海外や日本でもその調査結果から診断12か月後でも症状が認められる方がいることから、罹患後症状の基本的な知見に関する情報や相談窓口について、市のホームページ等で周知を図ってまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 7番 西川剛

再質問を行います。感染者情報の周知については、答弁では感染経路を追っていないので情報がないんだということでございました。そうなんだろうなと思いながら求めているところもありますが、一方で、本市の感染者情報の発出については、基本的にホームページの中にまとめページがあって、市に関連する方の感染があった場合は公表になっていると。それで、1週間ごとの北海道の公表の数字も併せてそのページに記載をいただいているというのが現状でございます。当然通知なども頻繁に来る状況もあって、市民の側からすると、広がっているのだろうなと肌感覚で感じているのが実情です。そこで、公表の方法についてですけれども、この間、士別はそういった、いわゆる即時的な情報発出をずっとしてきているのですけれども、お隣の名寄市のホームページを見ますと、北海道の公表の時点、本市におけば、先週は133人でしたという中に、名寄市はその中の年代別の感染者数などを一緒に併記されていらっしゃって、例えばそういう年齢を見ることによって、例えば学校や保育園で広がっているのかなとか、高齢者施設で多くあるのかなとか、自分自身の年齢と感染状況によって、どこで気をつけなければいけないのかなという、そういった促しにもなるかなと思いましたので、それは受け止めがどう使うかは別として、そういった意味では公表の方法についても、年齢など、多くなっていますので、だからこそここに気をつけてねという意味での年齢別の罹患者情報ぐらいは出していただいて、あるいはこの間の積み上がった人数を総括的に市としてはどういうふうに思っているのかなども何かいただけるような情報発信があればいいなと思いますので、その点ちょっとお伺いします。それともう1点、換気の部分でありますけれども、今答弁の中でもありました、この間、様々な施設整備の中で換気対策をされているというのは承知をしました。ただ、同じように答弁の中でもありましたとおり、換気対策を打っていてもなお現在感染が広まっている状況、とりわけ子供たちに関わるところは、施設内で行われているかというのは情報はないかもしれませんけれども、だからこそ私が求めたとおり、換気、今までやっている取組プラス何かできないのかと、そういうこともありますので、数字は現状確認いただいていると思いますが、改めて換気が大事なんだということでの、ちょっと足りない部分があったら、あるいは空気清浄機をもっと増やせとか、そういった部分も含めて検討いただきたいと思うんですけれども、その点考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

西川議員の再質問にお答えいたします。まず1点目の公表の在り方という部分であります。感染者に関します情報は、この管内でいきますと、名寄保健所のほうが一元的に情報集約されているというところであります。この年代別の公表という部分、名寄保健所のほうで数字のほうとしてはまとめられてはいると思いますので、それについては、市のほうとして公表してよいものかどうか、まず保健所のほうに確認を取った後、それは公表していい情報ですよということに当たれば、より感染の予防に資するということにも思いますので、できるだけ速やかに公表するように、そこは取扱いをしてまいりたいと思いますので、御理解をお願いいたします。続きまして、換気の関係につきましては、高齢者施設や学校等においては、空気清浄機が設置されていますということでお答えをさせていただきました。その上で、保育園等については、現状、空気清浄機が設置されていないという状況であります。その上で、冬であっても定期的な換気に心がけているというところで、感染予防に努めているというところであります。特にゼロ歳児、2歳児までについては、マスクをしていないということもあって、一たび感染者が発生する場合、感染が拡大する傾向にもありますので、そういった機械を設置することが有効に働くのかどうか、そういったところも十分見極めて必要な手当てについては検討してまいりたいと思いますので、御理解願います。

出典:士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月14日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる