みんなの議会

津別町議会 平成31年第7回定例会 2019年9月12日

防災訓練について

2019年9月12日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「防災訓練について」質問し、町長 佐藤多一、総務課長補佐 丸尾達也、総務課長 近野幸彦、保健福祉課長補佐 千葉誠、教育長 宮管玲が答弁しました。

質問者
佐藤久哉 議員
答弁者
町長 佐藤多一、総務課長補佐 丸尾達也、総務課長 近野幸彦、保健福祉課長補佐 千葉誠、教育長 宮管玲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問を行います。まず防災訓練についてお尋ねしたいと思います。昨年9月6日の未明に胆振東部を中心として発生した未曽有の大地震、胆振東部地震は道内主要発電所の運転停止を併発し、全道にわたる大停電、いわゆるブラックアウト現象を引き起こし、道内各地に甚大な被害をもたらしたことはまだ皆さんの記憶に新しいことと思っています。改めて被害に遭われ亡くなられた方に哀悼の意を表し、被災地の一日も早い完全復興をお祈りする次第であります。さて、この停電は我が町にも被害をもたらしました。罹災したことを教訓とし、防災や減災に対し対策を講じることは行政の重要な役割と考えます。そこでまず防災訓練についてお尋ねしたいと思います。昨年度、町の防災訓練が行われていないと思うが、なぜ行わなかったのか。また、これからの防災訓練に対する考え方と実行予定はどうなっているのかについてお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは防災対策の中で防災訓練についてお答えを申し上げたいと思います。昨年度につきましては懸案でした「防災計画」の見直しを完了させることに集中いたしまして、訓練実施の取り組みが遅れておりました。そうした中、9月6日に胆振東部地震が発生いたしましてブラックアウトを経験することになったところであります。こうしたことから、電源確保のための機材やその他備蓄品の確保の対応に追われまして、結果的に訓練は実施するには至りませんでした。そこで、今後の防災訓練に対する考えと実行予定についてでありますけども、先の防災計画の見直しによりまして、各種マニュアルも更新されたことから、これらの確認と理解を深めるためにも訓練は毎年実施する考えであります。本年度は既に自治会関係者との打ち合わせを終えまして、10 月 27 日に防災訓練を実施することとしております。訓練の内容につきましては、全自治会を対象とした自治会内での情報伝達訓練と訓練参加自治会による避難訓練を予定しておりまして、災害が発生した場合にスムーズな行動がとれるよう進めてまいる考えであります。以上であります。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 最初に昨年訓練ができなかったことについてお話がありました。いろんな事情があると思います。しかし3.11 以降、やはり防災に対する考え方、減災に対する考え方は各自治体の中で非常に重いものがありまして、その中で各種諸所の事情があったとはいえ、やはり防災訓練ができなかったということは私は行政評価として決して高い点をつけられるものではないなと思います。やはりどんな困難を乗り越えてでも有事に対して備えていくという、住民の安全を守るんだという観点において、やはり行政は最大限の努力をしていかなければならない。特に防災訓練は、その重要な催しの一つだと考えますので、今後は何があっても訓練を実施できるような体制をとっていただきたいなというふうに思います。今年度以降につきまして、防災の実行計画、それから今年度の関係が書いてあります。ちょっとまずお聞きしたいのですが、この 10 月 27 日の防災訓練を実施するということに対して、8月 29 日の段階で既にもう決まっていたのかどうか、まずお聞きし― 25 ―たいと思います。

答弁 総務課長補佐 丸尾達也(総務課長補佐は2020年3月まで)

訓練につきましては、実施の意向について各自治会、協議会のほうに打診していて打ち合わせていたということで、その時点では決定していなかったということになります。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 なぜそれを聞いたかというと、8月 29 日に総務委員会が開催されております。その時点では 10 月 27 日の開催について報告がなかったということで、もしこの時点で決定しているようであれば、やはり議会のほうとしても住民に知らせる広報マンの役目もありますし、私たちも訓練計画がどこで実施されるかということは承知しておきたいので、そうしたところでは情報共有できるような形をお願いしたいなと思ってお聞きしました。私がこのことを聞いたのは、この質問をするに至って総務課に話を聞きに行った9月の上旬ですので、8月の段階ではどうなっていたかちょっとわからなかったのでお聞きいたしました。それで次の質問が訓練計画のことなんですけれども、最近では美幌町さんも防災訓練を行いました。紋別のほうでも大がかりな水防訓練を行っております。もちろん全道各地で9月は防災月間ですから訓練を行っているわけですけれども、この訓練にあたって防災訓練実施計画をつくっている自治体とつくっていない自治体がありますが、津別町にはこの防災訓練実施計画についてどのような考えをもっているか考えがあればお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 近野幸彦(総務課長は2022年3月まで)

昨年、防災計画をつくっている段階から、今年は自治会と協力して訓練を進めていこうということで、早い段階から協議をする予定だったのですけど、ちょっと遅れ気味になっていますけども、かなり数回にわたって打ち合わせはしております。その中で 10 月 27 日という訓練が決まったわけですけども、この訓練にあたっての訓練計画というものは今の段階で津別町としてはまだもっておりません。今後、この訓練が終わった後にまたさらに自治会の方々と協議しながらそうい― 26 ―ったものをつくっていければいいなと考えております。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 訓練計画を先につくって訓練を行っていくのでも訓練をやった中でいろんなことを取りまとめていって訓練計画をつくっていくのでもいいのですけども、やっぱり一定のルールをつくることによって訓練がスムーズに行えるようになるし、住民の意識も変わってくると思いますので、ぜひそういった方向で考えていただきたいと思います。その中で、つくっている中で足りないものも見えてくるのではないかなと思っております。以前私が質問した中でも拠点避難所が6カ所あるので、3年に分けて2カ所ずつ住民と行政が協力し合った避難訓練を行ってはどうかという提案もさせていただいたこともあるのですけども、そういったようないろんな形を今回訓練をやった後に皆さんで話し合っていただいて、よりよい訓練をやれればいいなと思います。聞いているところによりますと自治会の役員の方があまり訓練に対する負担が重すぎて疲弊してしまって訓練をするのが大変だという話も聞いていますので、なるべく負担を分担できるような形でスムーズな合同訓練ができるような形を今後もつくっていただければなと思います。少し避難訓練、防災訓練の拠点避難所の開設についてお聞きしたいなと思います。以前、まず質問したときに、拠点避難所を開設する際に役場の職員を派遣しないという考えだということを答弁いただいたことがあるのですが、今もそこは変わっていないのかどうか、まずお聞かせいただきたいと思います。

答弁 総務課長 近野幸彦(総務課長は2022年3月まで)

前に話したのは、多分一次避難所の近隣住民が初期段階でまず職員が来る前に集まって、まずはそこで地域の人でやってもらうということではなかったのかなと思うのですけども。拠点避難所については、もしかすると職員よりも地域住民の方が先に行かれるという可能性もあるのかもしれないのですけども、基本的には職員が駆け付けて拠点避難所の体制をつくるということが今の防災計画、それから避難所運営マニュアルでも決まっていることでありますので、一次避難所については今の避難所運営マニュアルにおいても、初期段階では集まった自治会、それから自主防災組織の方々の中でリーダーを決めてやっていただいて、順次役場からも― 27 ―職員が行って避難所の運営にあたるということになっております。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 一次避難所のほうでしたか、拠点避難所については職員が出るということであればよろしいのですけども、初期段階でどうしても行政の力がなければ立ち行かないだろうと考えておりますので、そこのところをちょっと確認したくてお話ししました。それで、自治会の連携体制の中で避難時要支援者名簿の作成については現在どのように進捗しているのかお聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 千葉誠(保健福祉課長補佐は2020年3月まで)

現在、要支援者名簿については整備をしているところですけども若干遅れている状況にあります。前回作成の名簿から介護度の変わった者、それから転入、転出、死亡、新たに対象となった者ということで現在整備を進めているところです。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 名簿についてはいろいろ経緯がありましたけれども、ここに至って出来上がりそうだということで、これについては約束をたがえないように自治会の方に提供をしていただけるように努力をしていただきたいなと思います。それから、訓練の仕方についてお尋ねしたいと思います。今よその自治体を見ますと、訓練を切り分けてやっている。例えば避難訓練だけをやる。それから拠点避難所開設だけの訓練をやる。炊き出しだけの訓練をする。そうやって分けてやっているところもありますけども、うちの町としては 10 月 27 日に行うものは今のところ総合的な防災訓練で、すべて入るみたいなのですけども、どういう状況なのかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 総務課長補佐 丸尾達也(総務課長補佐は2020年3月まで)

10 月 27 日に予定しております訓練につきましては、情報伝達と避難に分けた形で考えております。以上です。― 28 ―

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 昨年の北海道の合同防災訓練の中で幾つかの町村を調べてピックアップしてみました。それぞれのところでテーマをもってやっているのが結構多く見受けられました。避難所運営訓練、それから物資の受け入れ訓練、それから自衛隊と共同の炊き出しの訓練、それからちょっと後で触れるのですけども避難所の名簿づくりに関する避難所受け付けの訓練、そういった形で今言ったことはえりも町や様似町や大樹町で行っております。それから意外と多かったのは備品の使い方の訓練で、段ボールベットの組み立てを大樹町、芽室町等ではやっております。こうしたいろんな備品も簡易トイレ一つにとりましても、なかなか初めて見て急に組み立てられるものではないかと思います。それから物資の受け入れということになると、かなり長期の避難ということになりますけれども、こうした班組み体制、それからどうしても物資の受け入れ配付となると若い力がどうしても必要になります。そうした人員の確保とか、そういったことが実際に避難訓練をやってみなければわからない部分だと思いますので、今回だけではなく、いろんな形の訓練をやってみた中で私は避難訓練実施計画を整備していくべきだと考えますので、その辺について町長の考え方を一ついただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

議員がおっしゃるとおり、いろいろ区分けして訓練をやられているのは聞いております。また合同でさまざまなパターンでされているのは聞いていまして、この間北見市長選挙があって、9時から開票ということで、その間北見のほうに行っていたのですけども、ちょうど一緒に駆けつけてきた清里町の町長と結果が出るまでいろいろ談笑していたのですけども、当日ちょうど清里町も避難訓練をやっていたところでありまして、そこは消防団と合同でやっているということでありました。これは津別町では今までやったことがありませんので、その方法だとか、そういうことも検討していく必要があるなと思いますし、また今議員が言われました段ボールベットの組み立て、これも実はこの間、庁議でも管理職にお話ししたのですけれども、実際にそういうものを拠点避難所に置いていても、事あってそこに行ったときに説明書を読みながらこれはどうやって組み立てるんだというようなことをやってい― 29 ―るんだったら全然話にならないので、それはやっぱり事前に職員が十分それを承知して、パパッとできるような形にすべきではないかということで、今お話が出ていた十勝のほうのお話もありますけれども、私としては隣の美幌町さんが非常に進んでいるというふうに思っています。この間、美幌新聞の中でも職員だけの訓練ということでベットの組み立てをやってみたりとかいろいろやっていますので、そういうところもいろいろ参考にしながら、実際にそういうふうに進んでやっているところをとりあえず見てきなさいということで言っております。そして実際に見て、何をどうしなくちゃいけないのかということを自分たちでやって反省の部分もやっぱりしなくちゃいけないのですけども、やはり進んでいるところを視察して、そしてこういうやり方にしたほうがいいんだなということをやっぱり目で見て、そして組み立てていくことを職員にも言っておりますので、そういうことをぜひ進めていきたいなと思っているところです。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 避難所についてなのですが最後なのですけども、避難所の環境づくりなのですけども、当然有事で避難してくるわけですから家にいるときと同じようなわけにはいかないのですけれども、意外と避難してきた人はストレスをためやすいということで、私が聞いた話というか調べた話では、音とにおいに非常に文句というかクレームがくるということで、音に関するものは例えばいびきだとか、雑音だとか、人の話し声だとか、そういったもので、周りに迷惑をかけないようにできない人たちが何人かいると、どうしてもそれは黙っている方のストレスになるということと、意外と私はにおいに鈍感なほうなのであまり感じていないのですが、例えば簡易トイレとかはにおわないことにはなっているのですけども、そういうにおいを感じたり、どうしても人がたくさん来るわけですから、まさかそれを全員1回よけて毎朝床拭きをして掃除するわけにはいかないので、どうしてもだんだんにおいがきつくなってくる、そういうのに意外と我慢ができない人がいるということを聞きました。これもやはりそうした不自由な生活の中で我慢していただかなければいけないことなのですけれども、やはり研究してそれを緩和できる対策があるのであれば、やはりそうしたこともこれから避難所を開設する際のための留意点として考えておかな― 30 ―ければいけないのかなと思いましたので、一つ申し上げておきたいと思います。続きまして、防災対策の備蓄品についてお聞きしたいと思います。胆振東部地震を実際に体験して次の有事に備えていくべく備品の見直しが行われました。どのような考えで、どのような備品を新たに整備されたか。また、現有の簡易トイレでは車いすの方が使用されるのは難しいと思うが対策はあるのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

備蓄品の関係ですけれども、その前に先ほど議員がおっしゃられました避難所での音とにおいということで、いろんなストレスが発生する要素が出てくるということで緩和をということであります。以前にもお話ししましたけども、私も十数回オホーツクサイクリングに出ていまして、2日間は体育館に寝泊まりをするのですけれども、そのときは非常に激しいいびきとエアーサロンパスのにおいで閉口してしまうわけなのですけども、形を変えて、こういうのが避難所なんだなというのを毎年経験しておりましたけれども、なかなかそれを対応するとなると、空き教室を使ったりとか、空いているところを使いながらということになっていくかと思いますけども、実際に在任中にそういうことが起こらないことを望んでおりますけれども、起きた場合は経験を生かしながら対応してまいりたいなと思っているところであります。それから防災対策の備蓄品でありますけれども、胆振東部地震によるブラックアウトを経験いたしましたことから、電気が使えない場合の避難所等の備品の確保を検討いたしまして、昨年の 12 月議会において補正予算の議決をいただき、ポータブルストーブ 35 台を購入いたしまして、拠点避難所と町が管理する建物にそれぞれ配備したところであります。また、小型発電機につきましては当時入手が困難だったことから、本年度において 23台購入いたしまして、試運転後に避難所等に配備する予定であります。また拠点避難所には携帯電話用充電器の配備も行ったところであります。次に、災害時のトイレについてでありますけれども、簡易トイレにつきましては拠点避難所のみに配備しております。したがいまして拠点避難所であってもそれ以外の― 31 ―避難所であっても、まずはそこに設置されているトイレを使用することになります。水が出ない場合は、便座に袋をかぶせ使用後に固形化することとしているところであります。車いすの方のトイレ利用につきましては、拠点避難所においてほぼ整備されておりますが、簡易トイレにつきましては、まさに簡易のものでありますので、車いすで使用可能なものについては、どのようなものがあるのか今後調査をしてみたいと思っているところであります。以上です。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 ただいまご答弁いただきまして備品については私どもも議決をしたわけですからどのようなものを買うのか承知しているのですけれども、現在、それまで持っていた備蓄品とあわせまして、点検時期ですとか、例えば食料品については消費期限が切れることはもちろんありますので、何年ごとにどういう見直しを行っていくとか、それから備品についても使用可能かどうかの点検等をどれぐらいのサイクルでやっていく考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 総務課長補佐 丸尾達也(総務課長補佐は2020年3月まで)

備蓄品につきましては、年に1回在庫の確認というのを行っておりまして、食品につきましては保存年限がございますので、今備蓄しているものについては5年というものが多いですので5年で入れかえていくということです。当時まとめて入れたものですから、今後は一度に交換時期が来ないように整備していくという考えで行っているところです。以上です。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 津別町全部の分となると大変な 4,700 人分の携帯食料とかはとっても用意できないのですけども、一番可能性が高い長期の離脱で高いのは、まず大雨、大雪、火山の噴火を含めた地震とかそういったところが長期の離脱で考えられるのかなと思いますけども、その対象となる人間を 500 人ぐらいに想定し― 32 ―て多分拠点避難所の食糧等は用意されていると思うのですけども、これが期限がきた時にはなげてしまうのはもったいないということになるのですけども、多分、利用方法として一番多いのは学校給食等で使えるものは使っていくという考え方なのかもしれませんけども、町のほうは現在非常用の食糧の消費期限前の処分方法はどのように考えているのかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 総務課長補佐 丸尾達也(総務課長補佐は2020年3月まで)

今年度備蓄用のパンにつきましては、消費期限がくるものがございました。それにつきましては自治会のサロン事業等で提供したり、各自治会の会合等でお配りしたりとかしました。そのほかにも職員に試食ということでどういうものか食べてもらったという形で消費しております。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 今備品等についてお聞きしてきました。トイレの件につきましては、十分な対策がなされているというふうに了解いたしました。いずれにいたしましても防災に関しては町と自治会の密接な信頼関係と連携がなければやはり防災、減災につながっていかないと思います。今後防災訓練をとおして自治会の方の意見を聞きながら、議会としても力を貸しながら一緒に安心、安全なまちをつくり上げていきたいなというふうに思います。続きまして、1の質問を終わりまして2の質問に移りたいと思います。防災教育について教育長にお尋ねしたいと思います。小中学生に対する防災訓練の実施状況と防災に対する教育をどのように行っているのかお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

それでは、防災教育の取り組みについてのお答えをいたします。北海道に暮らす私たちは、豊かな自然がもたらす恩恵と災害の二面性を理解する必要があります。地震や津波、噴火、気象災害など、過去のさまざまな災害における経験や教訓を次の世代に着実に伝え、将来起こり得る災害に備えていかなければなりません。本町の小中学校におきましては、2011 年3月 11 日の東日本大震災や昨年の9月6日に― 33 ―発生した胆振東部地震、国内各地で多発する大雨や台風による風水害の発生を念頭におき、春・秋の火災や地震を想定した避難訓練に合わせて事前・事後の学習に、地震や津波、大雨や台風による風水害についての理解を深め、災害の危険性が高まったときや災害発生時の行動について考え、備えるための防災に関する教育活動を実施しております。また、小学校におきましては、昨年、地震や暴風雪等の災害発生時の保護者への引き渡し訓練を実施いたしました。災害は小中学生が学校にいる時間帯に発生するとは限りません。万が一の災害発生時、まずは自分の身は自分で守る行動をとることができること。自分の命は自分で守る自助の精神を徹底指導することが重要だと考えます。さらに、身近で発生した胆振東部地震を人ごとではなく自分ごととして考えたとき、自分の命を守った後の共助についての防災訓練や防災教育を生涯教育の中に位置づけることが重要であると考えております。今後、防災訓練や防災計画の推進につきましては、関係機関の協力をいただきながら、各学校や自治体の先行実践を参考にしつつ、本町の学校教育や社会教育におきましても計画的で系統性があり、いざという際に役立つ取り組みを検討してまいりたいと考えております。

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 今防災教育というか防災訓練等はどのように行っているかは教育長に説明していただきましてわかりました。また防災教育にどのように努めていくべきかという考えについてもこの方向でいいかなと私も同感いたします。ただ、中学生以上になると、やはり家庭の中でもし罹災したときに、自分が家庭の中でどんなことができるか、それから学校の中でどんなことができるか、地域の中でどんなことができるか。やはり役に立ちたいということ、自我が芽生える年齢だと思います。災害が起きたときに、自分たちに何ができるのかということを話し合うような教育カリキュラムというか、そういうことも必要なのではないかなと思います。子どもたち同士で話し合って、災害時にはまず自分の安全を人に伝えることだと。次に自分たちに何ができるかと、邪魔になるようなことをしている年齢では既にないと思い― 34 ―ますので、みんなのために役に立つことを、自分たちに何ができるかということを考えることを教育プログラムの中に入れていただければなと思います。ちょっと例をご紹介申し上げますと、8月 31 日に上富良野中学校で防災訓練が教育委員会と総務課両方の担当で行われました。これは先ほど言っていた避難所開設に特化した訓練なのですけども、中学校が主催という形だと思っていただいていいと思います。それに地域の方が応援して一緒に訓練に参加すると。何をしたかというと、中学生が受け付け役と避難者名簿の作成にあたる。避難所の名簿の作成と受け付けを中学生がやったということで、自分たちが何か災害があった際に中学生の子どもたちがどうやってお役に立とうかということで考えた一つのアイディアだと思います。別にこれをやれと言っているんじゃなくて、こうしたように自分たちが地域の中で何ができるか、そして自分たちの安全をどうやって確保していくか、そういったことを常に考えてもらえるような子どもたちに対する教育を行っていただければいいのかなと思いますので、教育長のほうから何かあればお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

実践例のご紹介ありがとうございました。自分たちの身を守る自助、それから自分たちに何ができるかの共助、この観点からしっかり考えさせる教育活動が重要であるということで、昨年度から北海道と北海道教育委員会が1日防災学校という取り組みを進めていることも承知しております。1日の中で小学校であれば例えば1年生から6年生まで、一コマでも防災に関する学習を取り入れる。例えば低学年であれば国語の時間に防災カルタをするとか、高学年であれば災害の炊き出しの実習をするとか、そういったものを位置づけて考えさせる取り組みであります。また中学校でも展開されており、先日、研修会で置戸中学校の実践が紹介されていたのですけれども、置戸中学校と置戸高校が連携して避難所の運営ですとか炊き出しの訓練、そういったものを1日の中にいろいろと位置づけて実施しているという実践例の報告がありました。こういったものを学校独自で企画しますとなかなか企画運営の負担が大きいのでありますけれども、北海道のモデル事業を活用するとか、そういったことも含めて防災訓練、防災教育の充実について今後各学校と検討を進めてまいりたいと考えております。― 35 ―

質問 9番 佐藤久哉

〔登壇〕 最後に、地域と子どもたちが連携して防災を考えていく。そういったシステムづくりを教育長が先頭になっていただいてそういうシステムをつくっていただければいいと思います。特に今進めているコミュニティスクール、その事業の中で地域と教育現場が連携して何かを進めていくという事業でありますので、ぜひこの中に防災という一つのジャンルを設けていただいて、地域の方が子どもたちに伝えられること、そして子どもたちが一緒に真剣に取り組むことによって地域防災の意識を高めることができると思いますので、ぜひこのことについてお考えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

地域と連携した防災訓練について、コミュニティスクールの実践が最近多く紹介されております。ただ、本町でも取り組みを進めようと考えておりますけれども、最初から大がかりなことはできませんので、今実施している学校での避難訓練というものについて、近所の皆さんに一緒に参加してもらうであるとか、そういった小さな実践の積み重ねをしていくことが大事かなと思っております。防災教育につきましては、命を守りぬく人を育てていくこと、これに尽きると思います。そのために子どもたちからお年寄りまで、さまざまな世代の町民による防災活動の輪が広がっていくことを目指していかなければならないと考えているところであります。生涯学習、学校教育や社会教育の場面で防災について学び、親しんでいく、そんな活動を工夫してまいりたいと考えております。

出典:津別町議会 平成31年第7回定例会 2019年9月12日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる