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津別町議会 平成31年第5回定例会 2019年6月20日

利用の現状と事業の向上について

2019年6月20日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「利用の現状と事業の向上について」質問し、保健福祉課長補佐 千葉誠、町長 佐藤多一が答弁しました。

質問者
渡邊直樹 議員
答弁者
保健福祉課長補佐 千葉誠、町長 佐藤多一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 議長より発言の許可をいただきましたので、先に通告の質問をさせていただきます。1点目、バス無料乗車券交付事業の向上についてであります。バス無料乗車券交付事業は、昭和 60 年4月より、高齢者及び身体障がい者の通院、用事の足を確保するため開始され、対象者範囲の拡大や町内利用を新設するなど変更を行い、平成 24 年、町営バス廃止に伴い使用範囲等の変更が行われ現在に至っています。そこで、利用の現状と事業の向上についてお伺いいたします。1番目、昨年度の対象者と交付数、利用状況についてはどのようであったのかお聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 千葉誠(保健福祉課長補佐は2020年3月まで)

昨年度のバス無料乗車券の対象者、交付数、利用状況についてお答えいたします。高齢者、身体障がい者につきましては、対象者が1,772 人、交付数が 950 人で、交付率は 53.6%。精神障がい者につきましては、対象者が 30 名、交付数が8名で交付率は 26.7%。知的障がい者につきましては、交付対象者が 81 人、交付数は 25 人で交付率は 30.9%となっております。全体で対象者が 1,883名、交付数が 983 人で交付率は 52.2%となっております。利用状況につきましては、交付枚数が1人当たり 36 枚で換算をしておりますが、3万 5,388 枚で、利用枚数は1万 447 枚となっており、利用率は 29.6%となっております。以上です。― 52 ―

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 今のお答えによりますと、対象者の中で受け取った方は昨年度は約 52%、その中で利用された枚数は、発行枚数の 30%ほどであったということであります。それでは次に2番目でございます。交付事業の役割についてです。昭和 60 年に高齢者や身体障がい者の通院や足の確保として始まったバス利用乗車券の交付事業ですが、現在までに 34 年が経過しまして、現在の役割についてはどのようにお考えになっているのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

交付事業の現在の役割についてお答えしたいと思います。経過につきましては、議員のほうからるるお話がありましたので省略させていただきます。この事業の目的は、当初から通院等が必要な地域住民の足の確保でありまして、津別町内での移動と生活圏であります美幌町と北見市への移動を使用範囲としておりまして、その考えについては現在も変わっておりません。以上です。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 今お答えありましたように、通院等、足の確保ということがありまして、生活圏である美幌、北見ということでありました。この生活圏という部分についての文言についての定義などは、隣町ということでよろしいのか、生活圏という意味をわかれば教えていただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

明確なものはありませんけれども、通常皆さんが移動している所というのは、北見と美幌というのが圧倒的で、その後の例えば地方創生のアンケートとか、いろんなところを見ても人の動きというものが出ています。それを見てもこの美幌、北見が圧倒的多数を占めておりますので、ここのところで何らかの生活にかかわる病院であったり買い物であったり、そういうことが圏域の中で行われているというふうに思っています。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 はっきりした定義が難しい部分の言葉でもありますし、先ほど来、町長の中に、先ほどの質問の中にも医療機関、今後そういう問題が津別病院も含めてあるという、住民のそういう課題もこれから津別町の中ではやっぱり大事な部分ではないかなと思います。医療、福祉、生活の足ということでございます。例えば医療に限ったことで言いますと、現在津別病院、私もかかりつけでありますけども、受診している受診科にもよりますし、また津別病院の受診で対応できないレベルの問題については、当然美幌、北見の診療にかかっている方が多くございます。またそういう中でも私の知る限り幾人かの方もやはり北見の病院だけでは処置できずに、やはりその次となれば旭川、札幌という場合もありますが、そういう部分の病院、医療という部分も当然先ほどの中にあった地域住民の中の医療という課題の中には、全員が行ってくださいという意味じゃなくて、通わなきゃいけない、通わざるを得ない、という方も当然出てくるのではないかなと。生活という部分の生活圏という部分でいえば、当然今のところ言い方は正しいかどうかわかりませんが、使い道が自由な部分もございますので、そういう目的の中に医療という部分が今後かかわってくる中で、この津別の地域性、そういう部分から、こういう部分が対象にならないのかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

拡大すればどんどん広がっていって、例えば札幌で病院がだめであれば、今度は東京に行くんですかみたいな話にもなってきます。そうではなくて、やはり生活圏で、この津別で生活をしていて、そして津別で足りないものを求めていくというところが、その個人にとって足りないものというのがさまざまあって、それがほんのちょっとのものでも関係する圏域を伸ばしてみられるんじゃないかと、そういう見方もあると思いますけれども、圧倒的には、やはり美幌、津別での動きというのが。ですから合併問題が一時出たときも、その圏域の中でのお話が中心だったかと思います。ですからこの生活圏というのは、美幌、北見、こういったところが中心になってくると考えておりますので、それ以上の見識というか見解はもっておりません。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 三つ目の質問に移りたいと思います。津別に見合った公共交通の取り組み、今盛んに行われておりますが、地域公共交通アドバイザーの為国氏ですが「既存のバス路線の利用と活用が重要な問題である」というふうに言われています。津別町で停車し、横断、通過する都市間バス、サンライズ旭川・釧路号ですが、その部分を使用範囲に加え、この交付事業の向上を図るという部分は考えられないのか。公共交通の絡みもございますので、その辺を絡めてお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

公共交通の部分については、また昨年考え方が示されてきまして、今これから具体的に実験を始めたりとかいろいろするのですけれども、このサンライズ号と特急釧北号、これも確かに津別と結んでいる部分というのはございます。しかし、一応昨年出た考察書、ダイジェスト版ですけれども、そこで想定しているのは、開成線と美津線、これを想定しているところであります。議論の中では担当課と、それから為国さん個人とのやり取りの中では、今お話があった二つの部分というのも話の中では出たというようなことは聞いておりますけれども、この考察書の中では具体的に、この2本についての取り扱いは出されておりません。そうした中ではありますけれども、北見バスと阿寒バスが今北見・釧路間を運行する特急釧北号、これにつきましては、北見市はバス無料乗車券交付事業において、先ほどもお話ししましたとおり生活圏としている市でありますことから、ここに行く手段として、この特急釧北号を対象とすることは目的に合致しているのではないかと思います。したがいまして、これは予約制でありますので、2社の同意が得られるかどうか、今後打診してみたいと思います。それからもう一つの阿寒バスと道北バスが運行しております旭川・釧路間、ここを運行しておりますサンライズ旭川・釧路号につきましては、先の生活圏内での乗車そのものができませんので、対象外と考えております。以上です。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 先ほど来、制度が 34 年経過しているということで、― 55 ―現在までも交付事業の変更がありまして、平成2年には町内利用券を新設しまして、津別町の医療機関にかかる部分の負担軽減を図りましたと。平成 15 年、23 年には、身体障がい者を中心に、市街地域と社会参加の促進も考えまして目的に範囲を拡大しております。平成 24 年には、一番大きいところで町営バスの廃止に伴いまして、対象範囲の変更と町内利用券の対象地域の変更も行っております。今までも社会情勢やバスの廃止などという大きな事業も絡めまして対象者を広げたり新設して、新しい考えをもってこの制度を運用されてきていると思いますが、先ほど来、重なりますが、医療機関等でもかかる場合もございますし、またアドバイザーの中からもやはり既存の路線、今津別にある既存の路線を大事にしていかなきゃいけないという部分が課題としてあげられておりますので、その部分も考えて、今後検討に値するかどうかという部分をお答えいただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

無料乗車券の行き先の拡大ということでよろしいですか。

質問 6番 渡邊直樹

そうです。

答弁 町長 佐藤多一

その部分につきましては、過去に変更等々をずっと行ってきているわけですけれども、それはあくまでも美幌や北見というところを想定した中での利便性を確保していくということで変更してきました。そこから先の例えば札幌に行ったり旭川に行ったりという部分については、この制度ではなくて別な制度を設けておりますので、そこに補助制度を設けて、病院に通っていく部分がそうですけれども、それを活用していただいて、今進めておりますので、そのようなことになるかなと思います。これをまたどんどん拡大していきますと、議員もご承知のとおり、昨日の新聞にも載っておりましたけれどもJRに対する支援も今各町村で沿線自治体だけではなくて、そこがなくなると非常に困った問題が発生してくるということで、支援をそれぞれ維持困難路線という8線区のところが今しっかりと支えていこうということで、利用を拡大する上での支えをしていこうということでやっているところで、そういった中で、ずっと拡大を一方でバスでやっていくということはちょっとなかなかできにくい状態かなと思います。― 56 ―

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 町長から先にJRの問題を出されましたので、ちょっと私的には言うのは後だと思っていたのですが、ここで話をしたいと思います。公共交通の取り組みから考えまして、既存路線の確保というのは重要な観点であろうというのは間違いない問題であると思います。先の委員会でも町長から今お話があったJRの維持向上のため、近隣町としての協力という部分が提案されました。私も大変必要なことだと感じております。であるならば、津別町を現に通過している路線、民間事業者ですから、その必要性はどのように考えているのか、釧路、旭川という行き先の目的の問題もありますが、津別というこの両市の中間地点に位置しまして、どちらにもアクセスしやすい路線という環境、比較的私も今回のことに限らず地域公共交通の話などで、やはりちょっと見落とされがちな路線だと思うのです。私も為国さんにちょっとそういう話をお聞きしたときに、何度か私の周りでも利用した方はいたのですが、やっぱりちょっと抜けている。津別の町を完全に横断していまして、先ほど来、町長は生活圏というお話をされますが、やっぱり目的という意味が今のところ北見、美幌に行く部分には指定がないという部分で考えますと、この津別町という部分では大きな魅力になるのではないかなと。私は、JRは確かにバス運用が盛んになれば、JRに大きな負担を掛けるというのは事実で間違えない問題ですが、それは間違えなく今の社会情勢が車社会となっている部分もございます。本当にJRという部分であれば、いろいろこれから法的な部分も含めて、私たちのいろんな活動も、じゃあJRを大いに利用しますか、という問題も出てくるので、それはケースバイケースでいろんな問題があると思うので、お金だけの補助ということだけじゃなくて、今、都市間バスの話になっていますが、現に、確かに釧路、旭川ということを考えれば、津別は間違えなく通る路線なのかもしれませんが、全体的な路線の運営ということを考えれば当然利用客がいなくなれば、その路線自体が廃線になる。国鉄の釧網線と同じような感覚になるのではないかなと思うのですが、その部分も考えて町長はどういうお考えなのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

先ほど申しましたとおり、ここまで拡大した考え方はもって― 57 ―おりません。今ご質問の内容は、私どもがずっとやっておりますバス無料乗車券交付の事業、これの問題だと思っております。そうすると、これを無料で交付する考え方というのは、美幌、北見という、そういう私どもに身近な生活圏、そこの所を行き来する部分、津別にない部分をフォローというか、カバーする上で、この範囲においては無料の乗車券を渡して、一定の枚数を配って利用していただこうというのが趣旨でありますので、その先々のことというのは考えていないという状況です。ですから、その中にあっても二つの都市間バスの中で、一つだけ北見と津別を結んでおりますので、そこの部分の域はこの会社のほうが可能ですというのであれば、それを加えることは全然問題ないのではないかなと、そういう考えです。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 先ほどの町長の話の中に財政的な視点があったのではないかなと思います。なんでも認めていけばどんどん事業が財政負担が大きくなると。先ほど初めに利用状況をお聞きしたのは、まさにそのことでありまして、現状、対象者の 50%が受け取った中で、利用している方は 30%です。今後その数字が今の制度のまま例えば対象者の受け取りが 60%になったり、その中の利用率が 40%になったりという、利用されていくというふうになった場合、この制度そのものを見直す環境にあるのかということ。また、私的には先ほど町長がおっしゃいました、起業等の振興策もいろんなことがあって1次産業、2次産業、3次産業、時代に合わせて今6次産業というものまで、当初はなかったものも出てきました。そういうものが一つの制度の中で受け入れられるようになると、そういう中で私としては、この事業をスタートした理念は大事にしながら、その中で今の新しい部分を交付として、この枠組みの中でできる要素が今の利用率を見た中で十分にあるのではないかなと思う部分であります。例えば、報告にありました 29 年度の利用率。枚数等は省きますが、計算しますと利用した1枚の平均金額は 780 円ということであります。一般的に北見、美幌の目的ですので、北見行きが 980 円、美幌行きが 680 円ということで考えれば、おおむね少し北見行きが多い計算なので、1枚がこの値段になったというふうに。私個人とすれば、この今の約 1,000 円の金額を基準にして、同じ金額だけ遠くの町に行ってくださいということじゃなくて、この金額を基準にして旭川や釧路の医療やもろもろ、こ― 58 ―れから高齢になって免許を離す形になっていく中で、この制度が運用できないのかなという、その可能性をちょっと考えながら町長とこういうお話しをしたいなと思ったわけでございます。その部分について町長はどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

先ほど申し上げているとおり、お話ししました生活圏内での事業を今後もとり進めていきたいという考え方であります。利用率が低い、あるいは受け取る方が少ないというのは、いらないよという人もいるということです。52%が受け取っている方がそれだけということですので、高齢者の方、70 歳以上、身体障がい者ということでありますけど、そこの部分だけでも受け取るというのは 53.6%ということ。それにまた使っている人方が非常に少ないというのもあります。とりあえずもらっておくよという人も中にはいますし、まちづくり懇談会でもよく出てくるのですけれども、例えば上手な使い方もしています。ついこの間、毎年1年に1度は来るのですけれども、私鉄総連の北見バスの労働組合の支部がいろんな要請に来ます。その中で、今年は初めてパークアンドライドをぜひ検討していただきたいというお話もあったのですけれども、それは自分の車を使ってバス停の所まで行って、車を置いて、そしてバスを利用していただくという内容なのですけれども、これはもう既に津別では懇談会の中で自分のほうというか該当される方から、「町長、そういうのはもうやっているんだ」というお話を承っております。70 歳以上の方が自分の車で豊永のバス車庫の所に来て、あそこはどこでも車を置けるスペースがありますから、そこに置いて、そして無料乗車券でバスに乗って北見に行って買い物をして帰ってくると。そういう使い方、まさにパークアンドライドをそのまま実践されている方も、恐らくまだたくさんいるのではないかなと思います。そういう上手な使い方をされている方もいますので、制度としてこういうものをもって、今後も持ち続けることは必要かなと思います。問題は、やはりその枚数で足りない人。病院通い等、北見の日赤に行くだとか、そこのところをどう支援していくのかということがこの中では考えていかなくてはならない課題なのかなと思っております。― 59 ―

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 利用率は、数字はうそをつかないなんて言いますけども、利用率ということですので、間違えなく必要な方、使った方という数字がはっきりするわけです。今町長がお話になったように、もらっても使わない。とりあえずもらう人。またいらないからもらわないという人。この後の私の質問にもかかわってくるのですが、それは別としまして、今この制度 70 歳以上ということで、自動車の運転世代にもいろんな世代があるのではないかなと思います。地域公共交通の部分で今、「クルマときどきバス運動」というものを仮称ですが始めようとしているような展開をお聞きしました。自動車を今利用している世代の中にも、これは年齢だけじゃなくて、年齢にかかわらず若くてもという部分はあると思いますが、時々バスを利用してもらうという運動であります。今バスを必要としていない方のニーズをそういうふうに担当の説明でありましたが、その世代、70 代、そういう対象世代がまさにそこにあたるのではないかなと。個人差はありますが、年齢を重ねると遠くへの運転は控えるようになります。そういう部分で私がこの制度が変わっていかなきゃいけないというか、変わっていってほしいなと思うのは、今高齢化で免許を持ったまま乗っている方もいますが、こういう目的範囲が広がれば、今近くは車を乗っていますが、遠くへはこういうものを利用したいという、そういう動きも出てくるのではないかなと思います。町長がそれは意図があるので違うかもしれませんが、町長の取り組む柱の中に、交通の利便性の問題と、あと満足度という部分が出てきておりました。委員会でも担当の公共交通の取り組みについては、既存のダイヤの改正などもあり、なかなか難しい状況にあると思います。その部分の中で、満 70 歳以上。町民だれにでもという部分ではなくて、障がい者の方もいらっしゃいますが、その方々に与えられる支援でございますので、だれにでも 70 歳以上という条件で渡る制度でございますので、公共交通の取り組みもすごく難しいと思いますけども、町長が掲げる住民満足度という部分を高める一つのことにつながるのではないかなと思いますが、どのようにお考えでしょうか。― 60 ―

答弁 町長 佐藤多一

回答的には同じになるのですけれども、無料バス券の関係については、今までお話ししたとおりであります。それ以外の例えば 70 歳以下の人たちだとか、免許を持たない方もいます。そういう方たちに対しては、これは考察書の中にもありますけれども、お互いの役割と責任、協力のもとで事業を展開していこうということで、行政から与えられるサービスから、町民みずからが協働してつくり上げるサービスへと考え方を変えていきましょうという提案もされているところです。それをベースにして、これから津別町の地域公共交通路線、こんなふうに今でもやってきたわけであります。スクールバスの混乗方式だとか、さまざまなことを展開してきていますので、さらに利便性を上げていくための取り組みが始まっているところですので、その中で解決されていくものではないかと思います。

出典:津別町議会 平成31年第5回定例会 2019年6月20日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる