津別町議会 平成30年第6回定例会 2018年12月20日
障がい者の就労支援について
2018年12月20日、津別町議会の一般質問で、巴光政議員が「障がい者の就労支援について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 小野淳子が答弁しました。
- 質問者
- 巴光政 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、保健福祉課長 小野淳子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告いたしました障がい者の住みやすい町づくりを目指す取り組みについて述べさせていただきます。中央省庁などで長年の障がい者雇用の水増し問題が発覚する一方、道内企業では雇用する障がい者数が右肩上がりと聞いています。民間企業は行政機関と違い、障がい者の雇用割合が低ければ納付金の支払い義務があることに加え、熱心な企業は雇用機会を増やすために積極的に実習を受け入れ、就労後も丁寧な支援をして職場定着を図― 26 ―っています。そこで、次の点について伺います。一つ目、就労支援について、津別町の障がい者雇用の実態について、障がい者雇用促進法に基づき従業員 45.5 人以上の企業は国が定める障がい者の法定雇用率 2.2%を上回ることが義務付けられています。また、国や自治体などの行政機関は、法定雇用率 2.5%と定めていますが、津別町の実態はどうなっているか伺います。また、働くことを希望しながら、仕事、職場が見つからない人はどれぐらいいるか、今後の見通しについてはどうかについてお伺いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
障がい者の就労支援についてお答えを申し上げたいと思います。障がい者の雇用の促進等に関する法律に基づきまして、民間企業、国・地方公共団体等は、法定雇用率以上の割合で身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者を雇用することを義務付けております。津別町における障がい者雇用の実態は把握しておりませんけれども、平成 29 年6月1日現在の北見公共職業安定所管内の雇用状況によりますと、50 人以上の規模の民間企業では、法定雇用率が 2.0%のところ 2.06%、地方公共団体では、2.3%のところ2.58%となっております。この法定雇用率は、5年ごとに見直され、本年4月1日からは民間企業が 2.2%、地方公共団体が 2.5%に引き上げられたところです。津別町役場の現状についてですが、平成 29 年6月1日現在で 2.22%、平成 30 年6月1日現在では 2.25%となっており、いずれも基準を下回っているところであります。また、障がい者の就労希望状況についても把握しておりませんが、保健師や包括支援センターの職員などの情報によりまして、本人の希望や職歴を参考にいたしまして随時就労支援を行っておりまして、今後とも障がい者相談支援事業所の周知に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 今、現状についてお答えいただきました。― 27 ―北海道労働基準局によりますと、2017 年6月現在、道内 50 人以上の企業で働く障がい者は約1万 3,300 人、5年間で約 3,000 人増え過去最多を更新しています。津別町においても、平成 27 年度末、身体障がい者手帳交付数 454 人、平成 24 年度から 27 年度までの推移を見ましても年々増加傾向にあり、北海道とほぼ同じ傾向にあり、人口規模による差はないことがわかります。先に就労継続支援事業B型として重要な役割を担っている特定非営利活動法人、津別町手をつなぐ育成会が運営するパン工房クレシェを訪問し、副理事長、事務局長の白鳥氏に会い運営状況のお話を伺いました。話によりますと、8年前、津別町には障がい者の働く場所がないことから、大部分の特別学級の小中学生は卒業したら津別を離れることになりますが、普通高校では卒業後のことを考えると受け入れを拒むそうであります。そんな中、津別で働く場所を確保することを条件に、受け入れてもらった経過があると聞きました。そのようなことから、津別でも住み続けられるようにと町の支援をいただきながら、施設を立ち上げた話なども伺いました。利用者(就労者)は現在6名で、週5日の人が4人、3日・2日の人はそれぞれ1名であります。運営は主に国・道・町の給付金で職員の給料、運営経費に充てられていると聞きました。その他、町の企業にも働きかけ、スプーンの選別作業、お菓子の箱の組み立て作業の支援もいただいているそうであります。これらの作業を進めるのにサポートする職員も必要ですが、職員の人員確保に苦慮しているそうであります。さらに、事業運営にも町の積極的な支援をお願いしたいと伺っています。この点についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今、障がい者の学校の関係も出てまいりましたけれども、これは町のほうでも津別高校に当初先生たちのグループも含めまして今の手をつなぐ育成会の前の会長さんも含めて要請活動が当時いろいろありまして、何とか普通課に入らせることはできないかということで、要請活動もいろいろあって、津別高校のご理解も得て入学させた経過もございます。それに対応がなかなかしきれない部分もありましたので、町としては担当する教員について町の予算措置をして、そして、その子に対する対応をしていただいたという経過もありまして、今日まできているところで― 28 ―ありますけれども、今手をつなぐ育成会の方たちがパンづくりを中心に、あるいは津別新報の配達だとか、それから相富さんのスティックスプーンの選別だとか、それからロマンスさんでの袋詰めだとか、こういったことをされているのを聞いております。町としても、実はそれ以前から働く場所の提供ということで、ちょうど私が町長になってすぐのころでしたけれども、隣の美幌のえくぼからも要請がありまして、そのときの代表、津別町出身の方でありましたので、美幌町もそういう就労の場を広げていきたいということで、何とか津別のエリアでもえくぼに通って来る人たちが津別からも来ているので、そういうところを確保できないだろうかというご相談がありまして、今も対応している部分として児童公園の草刈りだとか、それから福祉寮の草刈り、それからさんさん館だとかこども園、こういったところの清掃も全部このえくぼのほうにお願いして、そして津別のそういう障がいをもった方たちが主に対応していると。この清掃や何かもやはり特殊な資格が必要になってきますので、指導もしっかりしながらやっている状況です。そういう中で正直清掃の部分でいくと時間がかかります。通常の清掃担当する会社、あるいは振興公社何かに出しても、もっと早く終わるのですけれども、その分費用も高く、委託料が高くなりますけれども、それはそれとして、これまでも議員の皆さんにもご理解をいただきながら予算を通過させていただいて今対応しているところであります。ですから、そういうところでこれからも少しずつそういう場所が確保できるようなところを目配せしながら、あるいは議員の方からもこういうところも、そういう障がいをもった方たちに対応させてはどうなんだろうかというのが思い当たるところがあれば、またご提案をいただきながら拡大していくことはやぶさかではないなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 よろしくお願いしたいと思います。また、共和に共同生活援助サービス提供事業所、オフタイムハウスくりん荘を株式会社びーとが管理運営を行っています。ここにもおじゃまし、代表者と管理者にお会いしました。実態についてお尋ねいたしました。この施設は、男性用として開設しています。定員4名ですが現在2名が入所しています。2名は、週5日、パン工房クレシェの利用者として通っています。欲を言えば、2人とも共同生活から就労継続支援― 29 ―事業とも一緒の行動なので、就労継続支援事業所が複数あれば環境も変わるのでいいそうであります。今後において、施設外就労として支援員が障がい者とともに企業に行き、指導員が障がい者に作業を支援する方法もあると言っていました。これは養成講習会など積極的に参加させるなど、人材育成にももっと力を注ぐことも必要と思います。さらに、女性用のグループホームについても、現在、立ち上げてはいないのですが、要望があるというふうに伺っています。これには管理に関して女性の職員が必要で、人員不足が問題とのことであります。グループホームの宣伝不足もあり、広く知られていないということもあり入所が少ない原因として反省しており、今後の課題とのことです。また、役場包括支援員の不足のことも話が出ておりましたので、この辺もどうなのかよろしくお願いしていきたいと考えておりますが、この辺いかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
どこもここも今人手不足という状況でして、お話されることは十分理解はするのですけども、対応する方がそう簡単に見つからないというのが実状です。くりん荘という名前で共和でやっておりますけども、そこも含めて今までなかったんです。それを地方創生の取り組みの一環としてやり取りをしながら、ようやく船橋市に在住の方が来られまして、そこで株式会社をつくって、そういう運営を始めていただいているという状況であります。ですから、ちょっと前から見れば進歩しているというふうに自分たちでは認識しているところであります。それよりさらに求めていくということは、やはり当然あり得ると思いますけれども、それはすぐにお答えできるような、対応できるような状況にはそう簡単ではないという認識をしておりまして、ただ、そこに向けては人員配置をどんなふうにしていけば、どこを話し合って、どこからそういう人たちを見つけ出していくかだとか、どういうふうに育てていくのか、本来はその会社がやるべきだというふうに思いますけれども、そこに行政としてかかわり方、支援の仕方というのを検討し、進めていくということになると考えています。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 今、その中で指導員が障がい者を例えば丸玉とか、サンマルコさんとか、そういうようなところに指導員とともに行きまして、そういう作業を支援するという方法、その辺の養成講習会とかそういうのはどうなのかということもちょっと教えていただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
養成講習会というか、それは今日初めて聞きましたので、それをどんなふうに具体的にして、どことどこが一緒に行って、どこの会社に行って、そして可能かどうかということも会社の受け入れが必要ですので、そういうことができるかどうかという話はまず進めてみたいなと、その結果、できるかできないかというのはまた次の段階で出てくるかなと思います。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 了解しました。ひとつよろしくお願いします。次に、二つ目の障がい者の生活支援体制の充実で、現在考えている具体的な取り組みについてですが、障がい者の方とお会いする中で、また町が実施したアンケートの中でも次のような要望が出ています。最近、御主人を亡くし、一人住まいをする今年80 歳になる視覚障がい者のおばあちゃんですが、子どもは町外に住んでおり、緊急なときは来てくれますが、仕事を持っておりいつも来ることはできません。一緒に住むことを進めてくれますが、子どもの家庭事情を考えると、私のように手のかかる者が行くことは簡単なことではないことがわかるので躊躇します。また今は、全く目が見えないのですが、以前は見えていたので家の中は大体わかるので、ある程度のことはできています。ヘルパーさんも来てくれるので本当に助かりますと言っておられました。その一方、過去に広報誌等をテープに落とし、持って来てくれたとのことで、それを聞くのがすごく楽しみであったと聞いています。最近はなくなったのですごく残念です、もし復活してもらえれば助かりますと言っておられましたが、この考え方についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
テープで広報をお知らせをしていたというのは私も承知しております。その受け入れの機材や何かの状況が変わってきているかと思いますけれど― 31 ―も、どんなふうに復活してやるといいのかということ、それは目の不自由な方がやはり町の様子というのを、こんなふうに進んでいっているんだとか、こういう取り組みがあるんだなということを承知していただくということは大変大事なことだというふうに思いますので、それはまた検討させていただきたいと思います。経過について、もし担当のほうで何か承知していることがあればお願いします。
答弁 保健福祉課長 小野淳子(保健福祉課長は2021年3月まで)
私のほうが確認した中では、社会福祉協議会のほうが十何年か前にボランティアの方がそういうことをしていたということをお聞きしたのですが、もうやめてから十何年経過し、今の事務局長も過去にはあったということぐらいしか承知していないということで聞いております。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 了解しました。ぜひその辺も第2期津別町障がい者計画で情報コミュニケーションの推進の中に、障がいの特性に応じた情報伝達手段を提供し、情報格差の縮小に努めますとありますので、ぜひその辺も人員不足とかはあるかもしれませんが、そういう場合にはボランティアにお願いするとかの方法もあると思いますので、ぜひその辺も検討をお願いしたいと思います。もう一つ、障がい者の津別に対する施策の要望として、平成 26 年 10 月及び平成 28年9月に実施したアンケートにも載っていますが、五差路や病院前に音の出る信号機があれば安心しますとありますが、これに対する考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
先ほどの広報の伝え方につきましては、議員も今おっしゃられたとおり、今ポイント制度でボランティアの方たちにも活躍してもらっていますけれども、いわゆる広報を読んでいけばいいわけですよね。それを読んだものを収録して、そしてお届けするという、そういうのをボランティアの方にやっていただくということもこれも十分可能ではないかなというふうに思っているところです。音の出る信号機については、これは公安のほうで設置することになってきますけれども、そういうその後どういうふうな対応をしてきたかというのはちょっと承知しておりませんので、何か経過がわかれば伝えてほしいと思います。― 32 ―
答弁 保健福祉課長 小野淳子(保健福祉課長は2021年3月まで)
すみません。その音の出る信号機の関係とかはちょっとわかりませんので、これから情報を集めたいと思います。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 その辺も一つよろしくお願いします。次に、社会参加としてスポーツ文化活動の振興の中に、障がい者の健康づくり、障がい者同士のスポーツ大会、障がい者やその支援者が実施するスポーツ活動に対し、活動の場を提供するなど支援を行いますとありますが、スポーツトレーニングセンター等の利用を無料、または割り引くことはできないか伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これは議員、2番目に入っているのでしょうか。(「はい」と言う声あり)
答弁 町長 佐藤多一
1番の続きというふうに考えてずっと答弁していたわけなのですけども、いずれにいたしましても、今、第2期の津別町の障がい者計画、これは来年度で終わります。それから第5次津別町総合計画、これに合わせて来年度で終了するわけですけれども、障がい者など身近な地域で生涯を通じて、自分で選択して必要なサービスが受けられる支援体制、こういったものに必要な人材の養成だとか、それから確保に今後も努めてまいりたいというふうに思っています。実際には、第5期の障がい福祉計画、それから障がい児童福祉計画、これは 32 年度まででありますけれども、これに基づきまして可能な限り進めてまいりたいと思っています。今話が出ましたトレーニングセンターの無料利用についても、この場ですぐお答えすることはできませんけれども、そういったことの他町村の例等々も見ながら考えてまいりたいと思います。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 了解しました。ひとつよろしくお願いします。次に、三つ目のまちなか再生計画の中で、障がい者の住みやすいまちづくりとの関連で計画しているものがあるか伺います。
答弁 町長 佐藤多一
まちなか再生計画の中で、特に障がい者を意識してこれ、これというものはありません。ただ、ご承知のとおり、議員もお持ちだと思いますが、この再生基本計画、これは今回もまちづくり懇談会においてそれぞれ説明をさせていただいたところでありますけれども、ここにもありますとおり、基本方針の一に「だれもが安全で安心して歩いて暮らせるコンパクトなまちなか」ということを項目の中の基本方針の四つの中の一つに入れております。ですから、だれもがということは、障がいがあるとかないとかというかかわりなく、そういう観点で今まちなか再生を進めていきたいと考えておりますので、網羅されているというふうにぜひ考えていただければと思います。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 先ほどちょっと触れましたが、特定非営利法人 津別町手をつなぐ育成会が運営するパン工房クレシェは、民家を改修し作業、販売を行っています。改修から8年が経過し、当初言われていた 10 年には後2年となりました。そんな中で、現在障がい者6名ですが、将来的に 10 名を見込んでいます。作業場としては手狭であり、さらに店頭販売に関しても一条通りは人通りがなく、週に1回さんさん館にて販売している状況にあります。このような中で、大きなくくりとして述べられていましたが、まちなか再生の計画では、町のにぎわいや図書館、商業施設、福祉施設が検討されており、それぞれこの施設にはバリアフリーも検討されることと思われます。できれば再生計画のコンセプトといいますか、大きな柱に障がい者の問題を取り上げてはどうでしょうかということでございます。高齢者が歩いて生活できる町として、公営住宅を建設しましたが、同じように障がい者が生き生きと活動できる町として、まちなか再生の計画に組み込めないかという提案でございます。先ほど地区懇談会で説明された資料でも説明を受けておりますけども、町長の考えがあれば伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
行政のほうとしても障がい者の就労の場所というのは、少しずつ拡大していこうということで進めているところです。先ほども申し上げたとおりであります。例えばクレシェさんも一条通りにつくるというときも、こちらのほうに― 34 ―もご相談があって、本当にそちらのほうでいいのでしょうかというお話もしたことがあります。やはり町民の方がパンを買いに行くのにもちょっと離れている所になりますので、行きづらい部分もあるのかなと思います。そういった中で、さんさん館がありますので、そこで販売をされてはどうですかということで、今も販売されていますし、そして拡大して津別病院や役場のほうにも販売に来ているということでありますので、そういう場所の提供というのも、これまで進めて、そして津別病院もそうですから、病院の理解も得られているということであると思います。そんな中で進めております。今進めようとしているまちなか再生の中では、先ほども申し上げましたように、どなたもという観点でいます。今当然もうバリアフリーだとか何とかというのは今常識的には当たり前の、バリアフリーというよりも今はユニバーサルデザインと言われていますので、そういう観点で基本設計をやるところも当然入ってきます。これから進むにつれて、ご承知のとおり役場の正面玄関の所は、いきなり高い歩道の段差があったり、でこぼこの状況がずっと続いています。そういったところも含めて道道や国道に関するところはこれから出てきますので、やはり先ほどの目が不自由な方も含めて、あるいは車椅子で自分の力で動いていくというか、そういうときに支障にならないような、そういうことも当然考えていかなくてはなりませんし、そうしてほしいということで道道の管理者や国道の管理者にもこれからお話を具体化すれば進めていくことになるかと思います。そして、そういう方たちが例えば複合商業施設とか、そういう中で仮にパンだとか、そういうクレシェだとかが、どんな形で入れるのか、あるいは希望されているのか、それはまたそういうところが今コンサルを含めてさまざまな所に出向いて行ってお話を進めていますので、まずやろうとしている人たちの意思とか、規模とか、そういう確認、それがまずしっかりできて、それに対して町としてこの基本計画の中でどういうふうに組み入れていくかという形になっていくのではないかなと思います。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 障がい者を取り巻く環境や考え方は以前に比べ大分進んでいると思います。しかし、津久井やまゆり園で起きた元職員による悲惨な殺― 35 ―傷事件を見ると、障がい者を敵視する考えが浮かんできます。戦前には、旧優生保護法で障がい者が障がいを理由に強制不妊手術が行われ、障がい者の人権が侵害され現在裁判になっています。国際的な障がい者権利条約の大事な柱の一つである合理的配慮を行わないことは差別であるなどを盛り込み、平等な社会参加のために必要な支援を権利として保障することをうたっており、障がいを理由とした不利益は社会全体で支える、障がいの有無にかかわらず、すべての人が安心して暮らせるよう、福祉サービスは無料で提供する、これが国際社会の共通の原則です。津別町障がい者計画でも、これらを考えると、もう一歩津別町の障がい者の生活を進めることができないかと考えます。その具体的な一つにクレシェを町の中心に移して、障がい者の働く場所として工場やお店を提供するとともに、障がい者や高齢者、町民が気楽に交流できる場所の提供を考えてみてはという提案をして、私の質問を終わります。何かあればよろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
ご提案ということでありますので、またお話を検討させていただきたいと思います。先ほども議員のほうからも出ておりましたけれども、やっぱり障がい者が皆さんと一緒に地域で暮らせるということは非常に大事なことで、そこの視点が一番大事かなと思います。ただ現実には、この間もいろんな事件がありましたけれども、その障がい者といっても身体障がい者の方もおりますし、知的障がいの方、それから精神障がいの方、そしてその中でもそれぞれが重い、軽いも含めてかなり重度な方だとか、さまざまな段階というか種類によってあるわけです。それらの方たちに面したときに、対応する町民の方というのは、何というのか大きく受け入れるという状態にも至っていないというのも現実かというふうに思います。そういうふうに言葉ではみんなが暮らせるということは理解できるのですけれども、いざ実態となると、やはり拒否反応が出てきたりとか、それからちょっとなじめないとか、いろんなことが今度関係性の中でいろんなことが出てくると思います。それらを解決していったり、それがやむを得ないねと― 36 ―か、当たり前だねとかという水準のところまで持っていくというのは、相当な時間が必要になってくるだろう、あるいはなかなか難しくてずっと永遠の課題になってくる可能性も秘めていると思いますけれども、ただ、そういうものに対してだれもがという観点を忘れないで、そこに向かっていくということだけはしっかり進めていく必要があると考えておりますので、よろしくお願いいたします。