みんなの議会

津別町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月22日

合葬墓について

2018年6月22日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「合葬墓について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。

質問者
高橋剛 議員
答弁者
町長 佐藤多一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 高橋剛

〔登壇〕 それでは、質問の2項目めに移らせていただきます。2項目目は合葬墓についてでございます。町長は平成 25 年 12 月の定例会におきまして、「先進事例や、町民の要望をかんがみながら設置することの必要性を判断してまいりたい」と表明をされております。また、平成 27 年 12 月の定例会におきまして、「無縁・有縁の碑を有料化して、使用することを今後検討してまいりたい」と表明をされております。町民の中には合葬墓を望む方もおられることから、次の点についてお伺いをしたいと思います。そこで、近年の墓じまいの数と新規利用者数の推移はどうなっているのかお答えいただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

合葬墓に関しまして、墓じまいの数と新規利用者数の推移についてのお尋ねでございますけれども、墓地の利用につきましては減少傾向はずっと― 20 ―この間続いております。平成 27 年度につきましては新設が4件で、返還が 15 件。28年度につきましては、新設はありませんで返還が 12 件。29 年度につきましては新設が1件で、返還が 13 件。30 年度、今年度に入りましては5月末現在ですけれども、新設はなく返還が3件となっております。今申しました数字を合計いたしますと、新設が4件、そして返還が 43 件というふうになっております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 5番 高橋剛

〔登壇〕 非常にさびしいという数字なのかなと思いますが、この墓地の状況というのは、先ほどの空き家発生のお話を1問目でしましたけれども、空き家発生のメカニズムと構造が非常に似ているのではないかなと感じているところでございます。改葬が、お墓の引っ越し、こちらのほうもかなりあるというふうにお伺いをしているところからも、やはり空き家の発生のメカニズムと非常に多分、過程は同じなのだろうなという気がいたしております。ただ合葬墓に関しましては、周辺の自治体の状況を見てみますと、数年前から大きく変わってきております。以前から実施されております北見ですとか網走に加えまして、美幌町でも始まっておりまして大空町でも導入に向けた準備が進められております。お墓に関しましては、維持管理が難しくなった場合には、それぞれのご家庭で菩提寺に対して後事を託すということが私は本筋だと考えております。ですが、それでもしかしながら何らかの事情で、それが難しくなった場合、合葬墓が設置されていれば、町民に対して選択肢の一つを町が提供することになるのではないかなと思っております。前回の町長のご答弁も含めまして、今後検討というお話しだったものですから、検討の結果どうなったのかお答えいただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

合葬墓につきまして、これまで検討してきた内容と結果についてのお尋ねでございますけれども、合葬墓そのものに対しての役場に対しての問い合わせ、昨年の問い合わせにつきましては、いわゆる合葬墓はあるかという内容の電話が2件ございました。現状は、今議員がおっしゃられたとおりで、菩提寺での永年― 21 ―供養、これをするか、あるいは親族が町外に新たに墓所を設置するなどして供養しているものだということで推測をしているところでございます。合葬墓の設置に関する要望や需要調査といったものは、特にこれまで行っておりませんが、実際に設置している市町村の状況は、それぞれ確認しているところでございます。参考までに隣町の美幌町の状況をお話しいたしますと、収蔵予定が 800 体の合同納骨塚を町民がつくられて、町民から寄贈されております。平成 29 年 10 月から使用が開始されておりまして、今年の5月末現在の納骨数というのは 26 体というふうに聞いております。生前予約数につきましては 10 体あるということで、これまで大きな問題なく運営していますというふうに聞いているところです。美幌町におきましては、この町民からの寄贈の話が出たときから、地元の宗教団体との意見交換、あるいはアンケートを重ねまして、運営方法をまずは先にしっかり確認をされたというふうに聞いているところです。さまざまな事情で「お墓がない」、あるいは「お墓を建てることが難しい」、「お墓の管理ができない」など、お墓の継承や無縁化の不安解消や、時代の変化に対応するために、今後さらに先行市町村を参考に町内の宗教団体との意見交換なども行いながら、現在あります無縁・有縁の碑、これとは別ものとして費用面、管理方法、使用料も当然でてまいりますので、そういった管理方法なども含めて検討して、さらに検討してまいりたいと考えているところです。

質問 5番 高橋剛

〔登壇〕 今検討していただけるというお話をお伺いいたしまして、前回の答弁で無縁・有縁の碑、これを有料化してということもご答弁にございましたけれども、今回は、これとは別なものをということでしたので、正直これに関しましては、これ以上、言うことは何もないということでございまして、ぜひともご答弁にもございましたお墓の継承ですとか無縁化ですとか、不安解消といったことで、町民に安心を提供していただくのもよいことなのだと感じておりますので、ぜひともこの面に関しましてもお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

最後になりますけれども、実は、この合葬墓の関係で議員も見られたかもしれませんけれども、一昨日の道新の夕刊に、この件の記事が載ってございました。表題は、「合葬墓利用イメージ把握を」という記事でありますけれども、非常に考えさせられるような記事が載っておりまして、ちょっと紹介をさせていただきますと、合葬墓は、以前は無縁のお墓と言われて、引き取り手がない遺骨を納めるお墓でしたと、しかし近年は、跡取りがいない、子どもに面倒をかけたくないから利用したいという住民の要望で、道内の多くの自治体が合葬墓の建設に乗り出しましたということであります。この方への相談事例が出ているわけなんです、書いた方への。そうすると、合葬墓に入れたわけなのですけれども、夫が亡くなりまして納骨の碑に親族や子どもたちが見守る中で、遺骨が妻から職員に手渡されて地下の納骨スペースに投下されて、ここで一緒になるわけです、いろんな方の遺骨と。それで職員の方がこれで終了しますという一言で納骨が終了したわけなのですけれども、そのあと家族の方たちが、他の遺骨と合葬するという埋葬の形を目の当たりにして、妻が言葉を失ったということなんです。そして、納骨後の食事会が大変重苦しい雰囲気になっていったという、そういう相談の記事が載っておりまして、そして合葬簿の利用経験者が増えるにつれて、以前は多かった、死んだらわからないから何でもいいとおっしゃる方が減ってきたということでありますけれども、他人の骨と混ざるのか、夫婦を一緒に納骨できるのか、名前は残せるのかとか、どのような埋葬をするのか、お参りはできるのかだとか、具体的に確認される方が合葬墓を利用するにあたって、いろいろご質問が出てきているということもあります。そういったことを含めて、これから建設するにあたっては、こういった心情的な面だとか、それから一方では、お寺がありますので、そこで永代供養で当然お金をいただいているわけですので、そことの言葉は変ですけれども、金銭的な問題、営業なんて言葉はちょっとまずいというふうに思いますけれども、そういったお寺が成り立つ上でのことと兼ね合いが出てきますので、そういうことも含めて美幌町さんでもしっかり話し合いをされて町民からの寄贈を受けたというふうに聞いておりますので、実際に進めるにあたっては、そういう宗教団体の方ともしっかり、これは仏教だけではなくて、いろんな宗派がございますので、神徒もありますし、あるいはキリスト教の方がいたら、そこにはどういうようなこと― 23 ―になってくるのですかとか、いろんなことが出てきますので、少し時間をかけて後でいろんなトラブルが発生しないような形で進めていくべきかなと思っているところです。

質問 5番 高橋剛

〔登壇〕 すみません、今回この質問をするにあたって、いろんなところの事例ですとか、役場に電話をかけてお話をお伺いさせていただいたりしました。やられているというのは、やはり掘った中に遺骨をそのままお入れするという形なものですから、もしかしたら合葬墓というのに間違ったイメージを持っていらっしゃるかもしれません。ですから説明というのは、もちろん宗教団体のいろんな方々とのお話し合いももちろん事前には必要ですし、町民に対する丁寧な説明をやる場合には今後必要になってくるのかなと思っております。ですから性急にというのはなかなか難しいと思いますし、それをやるとトラブルのもとにもなるのかなと思います。ただ最終的には先ほども述べましたけれども、津別町が町民に対して一つの選択肢を示すという意味では良いのではないかなと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げて質問を終わらせていただきます。

出典:津別町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月22日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる