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栗山町議会 令和8年6月会議 2026年6月17日

合葬墓について

2026年6月17日、栗山町議会の一般質問で、佐藤則男議員が「合葬墓について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
佐藤則男 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 7番 佐藤則男

通告に従いまして、1点質問をさせていただきます。合葬墓について。令和元年9月の一般質問において、町長から現時点で合葬墓の整備計画はないが、今後アンケート等による町民ニーズの把握や他自治体が運営する合葬墓の調査なども行った上で必要性を検討するとの答弁をいただいてから7年、この間、第7次総合計画に項目は盛り込まれているものの、いまだ調査研究の枠を出ず、見送られ続けています。また、令和6年に20歳以上の町民を対象に無作為に抽出した1,000人の方にお墓に関するアンケート調査を実施、回答率41.2%、412件の回答をいただき、そのうち79.8%という約8割の町民の方が町営合葬墓の整備の必要性を認めております。一方で、使用予定については分からないが50.2%、予定がない、39.2%となっていますが、本町は人口1万500人を割り込み、高齢化率約42%に達し、過疎化が進み、お墓を承継する後継ぎがいない、子供に負担をかけたくないという切実な不安を抱え、自分の将来の先行きが見えないからこそ分からないと答えるしかなかったと思います。また、特定の宗教を持たない方、生涯独身の方、身寄りのない高齢者の方々の中にも承継者がいないが、永代にわたり供養を行うお墓を必要としています。合葬墓は単なるお墓の整備ではなく、高齢化が進む本町において町民の皆さんがふるさとで安心して住み続けられるための将来のセーフティーネット、福祉施設だと思います。幸いにも本町の墓園には新たな用地買収が不要で、十分な敷地の余裕があります。さらに、近隣を見渡せば空知管内の岩見沢市、三笠市、美唄市などをはじめ、道内80を超える多くの市町村が既に合葬墓を整備し、住民の不安を解消しております。先進地事例の調査も、敷地の確保も、町民の約8割の民意も整っています。あとは町長の決断だけだと思います。そこで、現時点での合葬墓の整備について町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 佐々木学

合葬墓についてのご質問でありますが、令和元年9月の一般質問の答弁を踏まえ、この間合葬墓を運営する自治体への視察や聞き取り、合葬墓の整備検討に向けたお墓に関するアンケートを実施してきたところであります。ご質問にありますとおり、アンケートの結果では回答者の約8割の町民の方が合葬墓は必要との意思を示しておりますが、その一方10年以内の使用を示した回答割合は5%程度となっております。また、合葬墓の整備に関しまして他の自治体では、宗教法人からの慎重な対応を求める意見や、仏教会の反対により設置時期を白紙に戻した事例があることなども把握しております。さらに、町内には合葬墓を所有している宗教法人がありますが、今後この増設を計画しているとの考えもお聞きしているところであります。今後におきましては、仏教会との意見交換や、まちづくり懇談会などでの町民意見の聴取、また宗教法人に対する合葬墓の整備状況の確認や広域による整備検討なども行いながら、第7次総合計画後期実施計画期間の中で整備の可否を判断したいと考えております。

質問 7番 佐藤則男

ありがとうございます。令和元年9月からの一般質問の答弁をいただいてから、それから令和6年にアンケート調査をしていただきまして、確かにここに町長が言われたように10年以内の使用を示した回答割合は5%という部分でなっております。ただ、このアンケートの調査によれば、分からないが50.2%、予定がないが39.2%、11年以上先が5.5%、5年以内が2.6%、6年から10年以内が2.6%となっております。5%と言われても町民1万500人だとして、その5%といえば約500名の方が10年以内に云々という部分なると思いますけれども、5%といえども500人の町民はそれは非常に大きな数字になっているという部分で残りの方々、8割近い住民が合葬墓をぜひ造っていただきたいという部分もございます。アンケートの中でも、ちょっと読ませていただきます。お寺の話、それが寄附、協力金が多過ぎて檀家さんは何も言えず困っていると、6番目なのですけれども、こういうのやら、自分が死んだ後、子供たちが町内にいないので、また納骨堂がいっぱいで入り切らなくなるので、どうしたらよいのかとか、現実問題、先日私の知り合いの方も、ある寺院の檀家さんなのですけれども、ぜひとも、お寺さんがもうお参りに行けないから、ただ寄附だけでも欲しいという、そんなようなことも言われたということで大変憤慨して、できれば早く合葬墓を造っていただきたいというご要望もいただいたり、また最近特に多いのが葬儀をしないで亡くなった後すぐ直葬して、そしてそのお骨を納めるところがないから、自分の家の部屋の押し入れに入れてしまってあるという、そういう方も結構最近多いので、できれば合葬墓という部分では造っていただきたいという大変なご要望もございます。一番はお墓の管理にお金がかかり過ぎて、子供たちにお金の負担をかけたくないという思いで、宗教にこだわりがない方なので、形式にこだわる必要が全くなく合葬墓を希望しますという部分でアンケート調査の中にもあります。お墓というのは、こういう言い方は悪いのですけれども、自動車保険や火災保険と同じ、今すぐ使うわけではないが、万が一のために合葬墓が町にあるという事実だけで、僕も高齢者の部分になるのですけれども、高齢者の方は安心して栗山町に住み続けられると思います。アンケートの結果、全体的に町長もその結果見て今、回答いただいたのですけれども、全体的にどうでしょうか。町長のご意見いただければ、感想などもお願いできませんか。

答弁 町長 佐々木学

今の現時点での考え方は、冒頭答弁したとおりではあるのですが、令和元年の1回目のこの合葬墓の関係についての一般質問いただいて、そのやり取りをしてからかなり年数がたっているというような状況でございます。この間の私どもの行政の動きとしては、冒頭答弁をさせていただいたとおりでございまして、先進的というか、先んじてこの合葬墓に取り組んでいる全道の自治体の聞き取り調査であったり、それを踏まえてのアンケート調査、これは2,000人以上抽出しまして、それの412人から回答をいただいた結果をアンケートでまとめたという、そういう作業も行っているところでございます。そのほか、先ほど申し上げました全道の市町村で既に合葬墓に取り組んでいる自治体が179市町村中79市町村ありますので、そこから栗山町と大体同じような、近隣の長沼町もやっておりますから、それぞれ事情があってやっているというふうに認識しておりますけれども、そんなようなところを視察に行ったり、いろんな取組をしてきたところでございます。さらに、仏教会のほうの会長さんともこれまでいろんなお話をしてきたというところがございます。その中でなかなか結論が出せずに、あとは町長の決断だけだということでご質問をいただいたわけでありますけれども、当時元年のときに私もお答えいたしました。この合葬墓については、町民の墓園があるわけですから、あとはやっぱり家族間の問題、宗教観の問題がこの合葬墓についてはいろいろあるわけでありますので、まずは町民ニーズをしっかり把握した上で行政としてやるべきことなのかどうかというところの判断も含めてやるということでお答えをさせていただいて、アンケートにつながったというところがございます。それ以外にその当時私が申し上げたのは、当時から申し上げたとおり民間の宗教法人に町内でありますが、この合葬墓の建設計画があったということで実際に元年度からの間にその宗教法人で合葬墓を整備しているわけでございます。そんなような中で私の考え方としては、これは宗教と我々行政のものと区切りはつけれるかどうか分かりませんけれども、私の基本的な考え方は、民間でできることは民間に、官から民へ、この行政運営の考え方は当時から変わっておりません。当時というより、もうずっと行財政改革をやってきた当時から変わっておりません。そのような中で、民間にそういう動きがあって、そこに行政が公金を投じてやるべきことなのかどうかということは私も随分悩んできましたけれども、まだ実際には結論を出せずにおります。それで、冒頭答弁したとおり、これから宗教法人さんの増設計画も詳しく聞いてまいりたいと思いますし、また仏教会さんのほうもなかなかいい返事がないというようなところでもございますので、そんなようなところを少し詰めさせていただきながら、この後期実施計画の期間内に結論を出したいというふうに思っているところでございます。通常でいきますと、議員おっしゃられますとおりアンケートのサンプル数は少ないかもしれませんけれども、統計的に8割の町民の皆さんがこの必要性を感じている事業ということでありますし、また全道の50%近い市町村がやっているということであれば、私はそういった政策はこの件でなければやるべき、そういう事業なのかなというふうには思っておりますけれども、この合葬墓の関係については今私が申し上げたいろんな民間の動きだとか、そういったところもございます。さらに、今南空知定住自立圏の中で墓地利用、整備の関係については協議事項に上がっているわけでございまして、共同で整備ができないか、あるいは今既にあるまちもありますから、そこと共同使用ができないかだとか、広域利用の側面もあるかなというふうに思っておりますので、先ほど申し上げました民間の増設計画、あるいはそういう広域的な議論、そんなところも含めて総合的に判断をさせていただきたいと考えております。

質問 7番 佐藤則男

ありがとうございます。確かに広域で広域事業として南空知葬斎組合のほうでもそういうお話があるのかなと思っていますけれども、例えば長沼のほうに広域でやりますよと。長沼さんのほうもオーケーという部分で出していただいたにしても、栗山町から住民が例えばご近所さんの方が亡くなったと。その方のところに手を合わせに行きたいのだって言っても、乗り物の問題から始まって様々、るるいろんな問題が生じますよね。そういうことも考えると、やっぱり地元にあるのが一番いいのかなという部分が僕は思うのですけれども、また仏教会のほうと行政がやる合葬墓という部分では立ち位置がまた違うのではないかなって僕は思うのですけれども、確かに仏教会とか、そういう、栗山にも樹木葬というその部分がございますけれども、そちらのほうの僕もちょっと調べたら1体15万円と、そういった金額で入れてもらっているのですけれども、ただ生活保護だとか、そういう方々、受けている方々は15万円という金額を出すのも大変難しいのです。やっぱりそれこそ生活を切り詰めてやっているという部分ではなかなか大変な、その金額を出すのも大変かなと思うのですけれども、あちこち町とか行政でやっている合葬墓というのは大体多くて3万円、長沼さん辺りは5万円なのですけれども、平均すると大体1万円から1万5,000円ぐらいなのですけれども、合葬墓は入れた人、受給者というか、その入りたいよって言った方がお金を1万円なら1万円、1万5,000円なら1万5,000円払って入るのですけれども、それが要するに行政で公費、お金をかけてお墓を、例えば合葬墓を建てましたよと。でも、どこの行政を見ても5年、10年、20年という長いスパンでもって全てというか、かけた公費は取り戻せるというか、逆にプラスにはなるのです。そういうつくりの合葬墓というか、そういう極端に、それこそ何億円もかけるわけではないし、町長に言わせれば何千万円もかけることなんかないと思うかもしれないけれども、でも必ず見返りというわけではないけれども、納めたお金で、1万円から1万5,000円、多くても2万円の中で年間に例えば100体入りましたってなれば、その金額でもって草刈りだとか、そういった細々な部分も整理して、逆に少しプラスになるような感じで、大体10年、15年ぐらいしたらもうほとんどのところはカバーできるのではないかなと思いますけれども、その辺やっぱり町長はまだまだこれからも変わらない、町長の考え方は分かりましたけれども、これから検討とか、そういう言葉も含めてどうでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

先ほど民でできることは民でというようなちょっと行革的なお話をしましたけれども、私この合葬墓の問題についてはその経費だとか、そういったことを重視して実施の判断をする案件ではないというふうに思っています。というのも、今佐藤議員おっしゃられましたとおり使用料が入ってくる中でメンテナンスだとか、そういったものも賄っていく、全て賄えるわけではありませんけれども、そういったサイクルがつくり上げられていくというところもありますし、整備の仕様によっては1,000万円ぐらいから高いところは、市とか、その納める体数、体納、数によって違いますけれども、1,000万円から4,000万円ぐらいの範囲の事業でありますので、そんなに億単位の事業であるわけではありませんので、この事業を町が実施すべきだということになった場合については、やはりお金の問題ではなくて、先ほど申し上げたいろんな付随する条件というか、要件を踏まえながら進めるべき案件かなというふうに思っているところであります。それで、墓地自体、当然その合葬墓というのは墓地の中に造るわけでありますから、墓地のその管理指針、国の管理指針の中で墓地の経営主体、管理主体は市町村ということは明記されていますから、それに寄り難い場合については宗教法人なりでやるというのが国の方針の中であるわけでありますので、当然市町村がその墓地経営している栗山墓園の中で合葬墓をやるということについては法律的にというか、国の考え方の中では何ら違和感というか、問題はないわけであります。ですから、先ほどから申し上げておりますとおり、私が今懸念をしているのは町の中に、民間法人の宗教法人の中にこの合葬墓を持っている法人がいて、そこが増設計画を持っているということ、そして仏教会がまだ自治体が、町がやることについて賛成していないというか、理解を得ていないという、こういう状況の中で実施の判断が今できていないというようなところですので、そこを今これから時間をかけながら詰めていきたいというような考え方でございます。これは試案ですけれども、私なんかは何かいろんな方法ないかどうかいつも毎日考えているわけでありますけれども、例えば言われるとおり継立のあそこのくりやま樹木葬つぎたて、大聖寺さんのところですが、1体15万円であります。これは議員おっしゃられますとおり、ほかの市町村がやっている使用料のやっぱり3倍から5倍ぐらい高いわけでありますから、そこに対して、宗教法人に対して町が補助をするということは政教分離の原則からできないわけであります。ただ、合葬墓を造るその人に対して、全員に支援なんていうことはできないですけれども、条件をつけて例えば非課税世帯だとか、そういった弱者と言われる方がどうしてもその家族の都合で合葬墓の中に散骨というか、入れたいということであれば、そこの15万円の使用料のうち一部を町が助成をし、ほかの市町村と大体同じぐらいの使用料になるように支援ができる方法が、それは政教分離に触れないのかだとか何かいろんなことをちょっと考えさせていただいているのですが、そんなようなところも含めて少しお時間いただいて調査研究をさせていただきたい。そして、民間の法人の動向を踏まえさせていただきたいということで、その程度でご理解をいただければと思います。

質問 7番 佐藤則男

ありがとうございます。十分私も町長の考えというか、理解をいたしました。最後に、これは回答は要りませんけれども、お墓の問題は亡くなった後だけの問題ではございません。例えば自分が亡くなった後、誰が遺骨を引き取り、どこに納め、誰が管理するのかという不安は、今起きている町民の生活の安心に関わる問題です。合葬墓を利用するかどうか、それはそれぞれの町民が選択をするということで、しかし利用したいと思ったときに選べる場所を用意するということは、これは行政の一つの役割だと思います。町民が栗山町で暮らし、栗山町で人生を終え、その後についても安心できるよう前向きな検討を、町長の考えたとおりに検討を進めていただきたいなと思います。今後ともひとつよろしくお願いいたします。以上で終わります。

出典:栗山町議会 令和8年6月会議 2026年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる