足寄町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月13日
合葬墓設置の早期実現を
2025年3月13日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「合葬墓設置の早期実現を」について質問し、町長 渡辺俊一、福祉課長 森岡彰寿、住民課長 金澤眞澄が答弁しました。
- 質問者
- 田利正文 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、福祉課長 森岡彰寿、住民課長 金澤眞澄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 5番 田利正文
通告書に従って、一般質問を行います。質問事項、合葬墓設置の早期実現を。1600年代に日本独特の檀家制度がつくられて以降、仏式の葬儀・法要が当たり前に行われてきました。これらに特別な疑問を持つことなく、数百年かけて、政治と社会の変化に合わせて今日の形式になっています。近年、自分と家族の葬送をどうするのかを自由に議論できるようになってきました。地域共同体の葬儀から葬儀社の葬儀へと変化してきましたが、コロナ禍を経てさらに大きく変化しています。一般葬と家族葬が逆転し、家族葬が多くなったこと、自宅や病院から直接火葬場へ運ぶ直葬が倍化したことです。さらに、ここ数年で、葬送に関する意識と社会的状況も変わってきました。朝日新聞の記事を引用しますが、「2023年7月24日、「増える無縁、苦慮する自治体」の見出しで、2018年4月から2021年10月の間で、死体の引取手のない数10万5,773人、そのうち、身元の分からない人2,852人、身元が分かっても引き取らない数10万2,921人」「2023年8月27日、お墓をどうするかの意向調査では、①墓をやめて樹木葬や散骨にしたい、②墓をやめて納骨堂にしたい、③今のまま実家の墓を引き継ぐ」「2023年11月18日、お墓に入りたいかの意向調査では、入りたくないが61%、入りたくない理由の一番は、子供に負担をかけたくない」これらの記事からも、家族も自分も「家族や親戚だけの身内で家族葬にしたい」が増えているようです。お墓の悩み・問題は、遺骨があり、お墓に入れる、そのお墓を維持管理するという義務が子や孫たちに生じることです。負担をかけたくないと思っている人が、自分や家族の葬儀はしない、遺骨は拾わない、墓じまいをするという選択肢があってもいいのではないでしょうか。以下の点について伺います。1、過去に直葬の事例はあったでしょうか。無縁死は除きます。2、過去、収骨をしなかった事例はあったでしょうか。これも無縁死は除きます。3、無縁墓は現在どれくらいあるのか。維持管理されていない、所有者不明のお墓という意味であります。4、合葬墓設置の早期実現はできないか。以上であります。
答弁 町長 渡辺俊一
田利議員の「合葬墓設置の早期実現を」についての一般質問にお答えいたします。1点目の「過去の直葬事例」についてですが、自宅等から直接火葬場へ御遺体を搬送することを葬儀社を介してお聞きしたことはありますが、火葬場を使用するに当たり必要な申請項目ではないため、件数は把握しておりません。2点目の「過去に収骨しなかった事例」についてですが、遺族の方が収骨をしなかった事例はありませんでした。3点目の「無縁墓は現在どれくらいあるか」についてですが、町内では足寄霊園のほかに22か所の集落墓地があり、足寄霊園においては、全区画数1,186区画に対して使用されている区画は948区画となっており、そのうち相続人不明の無縁墓と推定される墓は94基あります。また、集落墓地については、現在使用されている墓は181基となっており、そのうち無縁墓と推定される墓は15基あります。4点目の「合葬墓設置の早期実現はできないか」についてですが、合葬墓設置を検討するに当たっては、町内寺社関係者から意見聴取をし、協議を行った上で判断する必要があると考えており、併せて、合葬墓の仕組み上、納骨後に宗教的な行事を実施しない、焼骨を取り出すことができないなどについて、住民周知が必要と考えております。加速する人口減少や少子高齢化に起因する墓地継承者の不在に加え、維持管理に係る経済的負担増などの理由から、全道的、全国的に合葬墓が注目されていることを踏まえ、他自治体が運営する合葬墓の設置状況等を調査し、慎重に判断してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 5番 田利正文
1点目ですけれども、過去に直葬の事例はないかと聞いて、ないということなのですね。それから、収骨をしなかった事例もないということなのですけれども、例えば無縁死の場合、自治体で火葬して、その残りの遺骨はどこへ持っていくのでしょうか。それまでちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。無縁死の場合でございますが、近年の事例でありましたら、御家族の方が分からなくて、だびに付した場合、町のほうで収骨をします。その収骨したものを、御家族が出てこられるまでの間については、一時、町のほうで安置する場所がございますので保管をしておいて、それで、もし御家族がいらっしゃらない、判明しないということになりました段階で、一定の期間を設けた段階で、社協のほうで今管理しています無縁仏のほうに納骨をさせていただいているという状況でございます。以上でございます。
質問 5番 田利正文
火葬場で焼き上げた後に、地域によって違うらしいのですけれども、全骨をきちんと拾うところと、一部しか拾わないところがあるというふうに聞いていますが、その一部しか拾わなかった場合、足寄はどうなっているか分かりせんけれども、それもお答えしてほしいのですけれども、残ったものはどうするのか、それは今言われた無縁仏のところに入れるということになっているのでしょうか。その辺りちょっとお願いします。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。基本的に、焼骨にした部分につきましては、お骨については全部収骨するような形にしております。以上でございます。
質問 5番 田利正文
すみません。私、足寄で火葬場に行って収骨した経験はないのですけれども、ほかでの経験からですけれども、大きいところは拾いますよね。必ず小さいのが残るのですよ、灰と一緒に。それは全部持っていけと言わないのですよ。それはもちろん火葬場によるのでしょうけれども、それはどうするのですかということなのです。つまり、遺骨の小さい部分というか、遺灰になるのでしょうか、そういうのが残ってるのですね。それは足寄の場合、どうしているのですかということをお聞きしたいのですけれども。
答弁 住民課長 金澤眞澄
今の御質問にお答えします。焼骨したお骨につきましては、骨つぼに入る部分については、全て遺族の方で入れていただいて、入らない部分については、町のほうで一時保管場所がございますので、そちらに保管をしてございます。そして、一定程度たまりましたら、残灰骨を処分してくださる事業者のほうに依頼して処分をしております。以上です。
質問 5番 田利正文
ちょっと混乱しています。先ほどは無縁仏のほうに入れると言いませんでしたか、福祉課長のほうで。違うのでしたか。事業者が引き取るのですか、その遺灰は。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えします。先ほどの御質問では、無縁者のお骨をどうするかということでしたので、無縁者のお骨については、焼骨にした場合、骨つぼに入れて、一時、家族が出てこられるかどうか、引取手が出てくるかどうかを確認するために、一時保管をしておいて、そしてある一定期間、保管しているのですけれども、どなたも出てこられないとなった場合には、無縁の墓のほうに、社協さんで管理しているそちらのほうに納骨をさせていただいているというお答えをしたものでございます。
質問 5番 田利正文
すみません、理解力が足りなくて。遺骨本体であるからそうなるのですね。例えば、私がここで聞きたいのは、なぜここでしつこく聞きたいのかというのは、コロナ禍が終わってから、終わってからというか、経過も含めてでしょうけれども、直葬が増えていると。そして、遺骨を拾わないと。もちろん本人と遺族も含めてという事例もあるのだそうです。その場合に、例えばそういうふうに私がですよ、焼骨を拾っていらないというふうに私が言って、遺族も納得した場合に、足寄の対応はどうなるのだろうかということです。そういう例はないということでしたからね。そこのところをお聞きしたいのですけれども。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。過去にそういった事例は足寄町にはないかと思いますが、もしそういった状況になりましたら、引取手がいらっしゃらないということになりますので、無縁者と同じような形で一時お預かりをして、御家族の方が本当にお引取りをしないということになれば、無縁墓のほうに納骨をするような形になろうかと考えております。以上でございます。
質問 5番 田利正文
これもなぜしつこく聞いたのかということなのですけれども、今、課長が答弁されたように、無縁のお墓に入れると、それはどのぐらいの広さがあるのでしょうか。例えば1,200とか入るぐらいのがあるのでしょうかね。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。そのお墓の管理は社協のほうでしていただいているものでございまして、大変申し訳ありませんが、何体分が入るかという部分までは把握してございません。申し訳ありません。以上でございます。
質問 5番 田利正文
結論的なことなのですけれども、刑法の190条というのがあって、「死体、遺骨、遺髪又は棺に収めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する」と。この法律に触れない限り、遺骨は拾わなくていいことになって、それはどこに行くのかといったら、ここで言えば今社協で管理している無縁仏に入るということになるのだと思うのですね。そういう認識でいいのかどうかということを聞きたくて、長かったのですけれども、そんな話なのですけれども。
答弁 福祉課長 森岡彰寿
お答えいたします。そのようなことがないと思いたいところですが、そういった形で引取手がいないということになれば、先ほどからお話をしていますように、社会福祉協議会で管理しています無縁仏のほうの墓に納骨をするようになろうかと思っております。以上でございます。
質問 5番 田利正文
やはり先に話しておいたほうがいいと思うのですけれども、なぜこんな話を私はしているかということなのですけれども、偶然この質問をするに当たって、いろいろ考えていたのですよ。町長からの前のときの答弁は、10年というスパンを示されましたから、10年かけてどうするのだろうかという思いがありましたから、どういうふうにしたらいいものかという思いがありまして、そのときにちょうど遺骨を拾わない、葬儀もしない、遺骨も拾わない、もちろん墓もつくらないという仏教研究者の方がいらっしゃって、そのとおりまた、自分の連れ合い、つまりその方は夫を亡くしたのですけれども、夫とも事前にそういう話ができていて、遺骨は拾わないというふうにしたのだそうですね。それが本にも書いていて、少しずつ広まっているらしいのですけれども、そんなのがあって、えっと思ったのですよ。僕らは、お葬式をやって焼いた後の骨は拾って、お墓に入れるものだというのが当たり前だと思っているじゃないですか。それを、そこからずれて、遺骨を拾わないなんていうことがあるのかということは全く考えませんでしたから。だから、そういう話を聞いたものですから、それで、ここのところで聞いてみたのですよね。そういう事例が足寄ではないですけれども、あった場合にどう対処できるのかということなのです。それで、今言ったみたいに、刑法の190条に触れない限りは、所定のところに納めるからいいのだというふうになっているらしいのですけれども、そういうことでいいのかということが聞きたかったのです。そういうことが中心なのですね。それで、現実の問題として、身内の中で納骨をしたお墓の維持管理する人がいないと。それが、私の年代を中心としたお墓の悩み、お墓の問題と言われるものの中心的な課題でないかというふうに思うのです。それで、以前の答弁で、町長が、私も同じ状況にあると言っていました。この解決策は町長自身はできたのでしょうかということをお聞きしたいと思います。妙案があれば、お聞きしたいという思いであります。
答弁 町長 渡辺俊一
私も妙案はございません。正直言って、子供たちはみんな足寄から離れて、多くの方たちは地元を離れて就職をしてということになるのかなというふうに思いますけれども、そのときに、まだ比較的十勝管内だとか足寄から近ければ、何かあったときに、お墓の管理だとかそういったものも含めて、近くにいればできるのかなというように思いますけれども、それが本州ですとか、遠くのほうにいるとなかなかそう簡単に帰ってこれないというような状況というのはあるのかなというふうに思います。それは、私だけではなくて、ほかの方たちにも多くそういうことはあるのではないのかなというように思っています。妙案はないと言っていますが、そこまで深刻に考えていないということもあって、うちの子供たちは何とか、僕が死んで、墓に入ったら墓参りくらいはしてくれるだろうなと安易に思っているところであって、あんまりそこまで深刻には考えていないというのが正直な話であります。ただ、先ほども言ったように、遠くに行くとなかなか簡単に、帰ってきてお墓参りしたりだとか、お墓の管理をするというのは難しいだろうなという状況はやはりあるのかなというように思っておりまして、お墓の問題というのは、とりわけ核家族化が進んだりだとかしている今のこの状況の中では、子供たちの数も少ないだとか、地元の近くにいないだとか、そういうことで、お墓の問題というのはそれぞれの家庭の問題でもありますけれども、こう思っていらっしゃる方は多いのかなというように思っているところであります。以上でございます。
質問 5番 田利正文
この話を聞く前に、先ほど言ってしまいましたけれども、町長もそういう状況にあるという話を前に伺っていましたので、この問題を解決するに当たって、例えば、先ほど私、先に言ってしまいましたけれどもと言いましたけれども、自分の遺骨を拾わないという発想が思いつくというか考えつくというか、そんなことがあったでしょうかということをお聞きしたいのです。多分ないのだと思うのですよ。その辺どうでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
自分の遺骨を拾わないということ自体が、僕はぴんときていないのですけれども、正直言ってですね。自分で自分の遺骨は拾えないなというのはあるのですけれども、例えば自分の親が亡くなったときに、お葬式も考え方はいろいろあるでしょうけれども、お葬式して火葬に付して、そこで火葬にした後、それを拾わないということ自体が僕はぴんときていなくて、それは火葬にした後どうするのというところがあるのかなというように思っていまして、それはやはり家族の責任の中で、お墓に入れる入れないは別にしても、何らかの対応はしなければならないのではないかなと思いますし、それは家族だとかの責任なのではないのかなと感じているところであります。以上でございます。
質問 5番 田利正文
それで一番最初に言いました、足寄町の場合、遺骨を拾わないからお願いしますねといった場合にどうなるかというのはそこなのですね。それでそういう方法もあるということなのです。それでこの問題の解決方法として、大きく三つあるのではないかと思っているのですよ。一つは遺骨は拾うと。拾うけれどもお墓ではなくて樹木葬にする。もしくは散骨すると、海や山に散骨するというのですね。それから、三つ目はお墓を所有しないで、墓じまいをしてしまって、納骨堂というのですか、そういうところに入れるというのがあるのではないかと思うのですね。それで3番目に言った、合葬墓に入れる、納骨堂に入れるということが、今日のテーマの一番大きいところなのです。だから、今、十勝管内でもそうですけれども、合葬墓を造ってほしいという意見がずっと広がってきているのだと思うのですね。実際にできてきています。後でまたちょっとお話ししたいと思いますけれども、芽室でも来年利用開始になるそうですね。そんなことも含めて、この合葬墓について議論していかなければ駄目でないかという思いがあります。それで、前回の答弁のときに町長が、今回の答弁でも出ていますけれども、合葬墓については宗教会との意見交換をしなければならないという趣旨の話をしていたというふうに思いますけれども、この点についてはどうなっているのかということについてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 渡辺俊一
いろいろと十勝管内でもこの合葬墓の話題というのが、いろいろなところで取り上げられてきているというのは、お聞きをしているところであります。最近でいくと、大樹町さんでしたかね、議会の中でも議論がされているようなことですとか、いろいろな議会の中で合葬墓についての議論がされているというのはお聞きをしているところであります。どこのまちについても、宗教団体との一定のお話をしなければならないのかなというふうに思っています。それぞれのお寺のほうでも、納骨堂を持っていたり、それからお墓を持っていたりということもありますので、そういうこともあって、一定の御理解、どこまで御理解いただけるか分かりませんけれども、一定のお話はさせていただいて、例えば、町でそういうところを検討していますよですとかといったところは、お話をしなければならないのかなというふうに考えているところであります。どこまで進んでいるのかというお話でありますけれども、実際のところ、今までなかなかそういう宗教団体の皆さんと合葬墓についてのお話をさせていただいたということは、今現在まだ行われていないという状況でありますので、しなければならないというようには思っておりますけれども、実際はできていないという状況であります。以上でございます。
質問 5番 田利正文
それで、私、ある種の会議の中でお寺さんにお会いしたのです。そのときに、ちょっと休憩時間にお聞きしたのですよね。議会でこういう話を、私、しているのですけれども、合葬墓の建設についてどう思いますかという話をしたのです。足寄でも真ん中ぐらいの大きさのお寺さんでしたけれども、私は反対しませんと。自分のお寺の檀家さん用の合葬墓はありますから、問題ありませんというふうに言っていました。反対するつもりもないし、だからといってどんどんやれというのでもないけれども、反対しませんと言っていました。それから、数十名とは言えませんけれども、たかだか十数人にちょっと会ったときにいろいろ話を聞いたのですけれども、三つに分かれています、町民の考え方です。一つは町内、管内に身内の者がいるので、今のところそういう心配はないと言われる方。それから、近くに身内がいないと、町長のようにいないと。それは必要だと思うと。周りにもそう言っている人がいるよという話です。三つ目が、人口減ってきているのに10年って長すぎないですか、もっと早くやる必要があるのではないですかという意見でした。この三つが主な意見でした。それで、芽室ですけれども、芽室はアンケートを平成30年、令和元年、令和3年、令和5年と4回アンケートをやっているのですね。だんだんアンケートをやって、直近は去年ですけれども、去年になってくるとやはり合葬墓を利用しますというのが増えてくるのですよ。それから、10年以内でいいって言っていたのが、だんだんそれも減ってくるのですね。令和5年ですとね、そういうふうになってきます。そして、どのくらいのアンケートをやったかというと、町民無作為抽出で、20代から80代まで700人にアンケートを取っている。それから、家族に障害者を持つ方の会ですね、その41人。それから、町のLINEアカウントに登録されている方含めて、全部で5,819人からアンケートを取っているのですよ。その結果、どんどん増えてきてるのですね。合葬墓を造ってほしいという意見が増えてきて、来年度利用開始をするというふうに今できたのだと思うのです。だから、足寄町も、町長、前のときに、本別もそういったところのアンケートを取ってみて、ほぼ意向が固まっているから、アンケートをやる必要はない、あるいはやらないというふうに言っていましたけれども、やらないのであれば、宗教会との意見交換会も必要だと言っていましたけれども、この2年間何もできていないわけですね。だから、そこもやはりきちんとやるべきではないかと思うのですね。芽室の場合は、宗教団体13、平成30年のときは賛成が2、反対が7、どちらでもないが4、令和5年のときは、半数以上が合葬墓を造ることに理解を示されたというのですね。それで、建設に進んだということになるのだと思うのですけれども、そういうふうになっている。5,800といったら、足寄の人口に近いですよね。そのぐらいのアンケートを取っているのですよね。だからもう少し、10年スパンを置いて、10年以内に何とかしますよというのではなくて、であればそれに向けてやはり準備を進める必要があるのではないかという気がするのですね。それはなぜかというと、前回の答弁のときに、町長も「私もそういうことは理解できます」と言ってくれていましたから、であれば、もう少しいろいろなアンケートでなくても意見交換するなら意見交換も含めて、そういうことが進んでいなければ駄目ではないだろうかという思いがありまして、そういう話をしたのですけれども、10年をスパンとしてというのではなく、なるべく早く前倒しするというのですか、前に転がすというふうにはならないものでしょうかね。その辺お聞きしたいのですけれども。
答弁 町長 渡辺俊一
お墓の問題、自分の最後の終活というのですかね、最近で言う言葉でいくとですね。そういったものというのは、やはり今のうちから少しずつ、それぞれの方たちが考えていかなければならない問題なのかなというふうに思っているところであります。そういうことも含めてやはりお墓の問題だとかというのも、いろいろなところで話題になってくるという話になるのかなと思っているところであります。芽室のお話も今お話しされておりましたけれども、だんだん利用したいという方たちも増えてきて、芽室でも70%ぐらいの方たちが利用したいということで、アンケートの中で答えていらっしゃるということで、前から比べれば2019年、21年、23年とやっている中で少しずつ増えてきているという状況だというふうに聞いておりますというか、新聞などの報道を見ていますと、それらが載っております。それから、利用を希望する時期というのも少しずつ、もともと10年以上先だよと言っていた方たちが減ってきて、なるべく近い段階で使いたいなという人たちが増えてきているという状況というのは、新聞報道だとかでも載っているところであります。ただ、2023年のアンケートの中でも、まだ10年以上先だよという方たちは60%以上まだいらっしゃるという状況です。やはり人によって、10年以上まだまだ先ですよという人たちもいれば、近い将来使いたいという、使いたいというのはどういうことなのかというと、亡くなる、そういうことを想定してということなのかも分からないですけれども、そういうときにあったほうがいいなと思われる方たちもやはりいらっしゃるというところで、こうやって見ていますと、3年以内に利用したいという人たちが、2019年から比べると増えてきているという、ちょっとよく分からないですが、3倍くらいになっているのかな、そのぐらいになっているのかなと思いますけれども、そういうことでいくと、なるべく早い段階でということも必要になってくるのかなというふうには思っているところであります。やはり人それぞれお墓をどうするのかというのは考え方もいろいろと違うと思いますし、なかなか難しい部分なのかなとも思っています。新しい第7次の総合計画の中にも、合葬墓の部分については載せています。そういう意味で、いつできるかというところは、やはり財政状況などとも相談をしながらという部分もあるのですけれども、そういう総合計画の中にも載せているということも含めて、いつということはなかなか言えませんけれども、設置に向けてというか整備に向けて、田利議員さん言われたように、宗教団体とのお話だとか、そういったことを少しずつ進めていかなければならないかなと考えているところでありますので、御理解いただければというふうに思います。以上でございます。
質問 5番 田利正文
そこで少しは早めるというふうに言ってくれれば、大したいいですけれども、まだ分からないと言われたからあれですけれども。池田のレベルというか規模でと言いますか、600万円と言ってましたね。約1,200体入ると。それから、陸別も1,200体、芽室で2,000体だそうです。ただし、芽室と陸別はちょっと違うのですね。こういう表現しているのですね。経済性追求の合祀タイプの合葬墓と言っているのですね。だから高いのですよ。陸別で4万円から7.3万円なのですね。芽室も4万円ぐらいでしたか、という感じなのですね。そういう発想もあるのだなと思って、ただ造っても建設経費だけかかって元を取れないのではもったいないので、元をきちんと取れるようにしたいということなのでしょうけれどもね。そんなことも含めて、早めていただけないかという思いを、改めてもう一つ言っておきたいと思います。それで、今回なぜこの問題を取り上げたかということなのですけれども、コロナの感染によって葬儀の在り方が大きく変わったと思うのです。いろいろ宣伝もありました。「小さなお葬式」「よりそうお葬式」などというのもありましたし、家族葬が圧倒的に多くなった。これは足寄町でもそう感じていますよね。それでもなおかつお墓の悩みを抱えるという人は多くなっていると思います。少子高齢化の中でお墓の管理をしてくれる人がいつまでもいるとは限りません。それはもちろんですね。自分の代でお墓の管理をすることができても、町長、言われたように、自分が亡くなった後、自分のお墓を誰が管理してくれるのかという不安があるわけだと思うのです。それで、今の世代、私たちの世代のときに、お墓じまいをするというふうにして、子供や孫たちにお墓を守るという責任といいますか、義務といいますか、負担を負わせなくてもいいようにする必要があるのではないかと。いや、それが全てとは言いません。そういう方法もあるのではないかと、選択の一つとして。そういうことを、まず考える必要はあるのではないかと思うのですね。その中に、先ほど言いましたけれども、僕らは75年生きていますけれども、私はお寺の檀家でも何でもありませんから、仏教を信心しているわけでもないし、どこどこの教会に入っているわけでもないのですけれども、仏教形式の中でお葬式をやって、焼骨を拾って、お墓に納めるというのが当たり前だという感覚でずっと来ています。それに何も疑問を持たないで来ました。だけれども、ここに来て、先ほど言った方のように、仏教研究家の方のように、夫婦で議論をして、そして葬式はしないと、遺骨も拾わないということを確認して、そのとおりやっている。なぜそういうふうになったのかというと、浄土真宗のお坊さんというのでしょうか、開祖というのでしょうか、私よく分かりませんけれども、親鸞という方、いらっしゃいますね。その方の考え方は、亡くなった、つまり遺体には何の価値もないのだと。それをあがめる必要はない。それを葬式をやって、葬儀をやって、お墓に納める必要もないという考え方だったのだそうですね。それを深く研究した著者の方が、それを実践するために、私は遺骨を拾わないと。先ほど言ったように、遺骨を拾わない場合には、町で一定期間預かっておいて、最後は社協が管理するところに入れるというわけですね。そういうふうになるという方向でいいのかと聞いたのはそこなのですよ。そういう選択肢があるのだよということを提起したかったから、そこのところを聞きたかったわけですよね。それで、遺骨を拾わなくてもいいんだという選択肢があると。それから、お葬式をしなくてもいいと。葬式をしなくてもいいという言い方はちょっと語弊があるかもしれませんけれども、結婚式も盛大にやる場合ありますね。だけれども、そうではなくて、本当に親しい人だけ呼んで、結婚式をやるという場合もあります。お葬式もそうですよね。だから、本当に必要な人、来てほしい人だけ呼んでやる、小さな身内のいわば葬式と言わなくてもいいのだと思うのです。送る会をやろうということだと思うのです。それで直葬にするということらしいのですけれどもね。そういうふうに提起されてみて、なるほどと私は思ったのです。そういう手があったのかと思ったのです。そうすると、お墓の問題で悩んでいる人に、葬儀をしないと、遺骨を拾わないと、お墓も要らないという選択肢もあるのですよと。もちろんそれが全部普遍的に普及するなんていうことは当分あり得ないでしょうけれども、少なくとも選択肢の一つとしてあると。それが少しずつ広がっていけば、お墓の問題も解決する方法が、合葬墓を造ってくれ、造ってくれというだけではなくても、解決する方法があるのだということをお知らせしたいなという思いがありました。それで、趣旨はそういうことなのですけれども、最後にそういったことも含めて、再度、町長に合葬墓を造るという方向では一致するわけですけれども、10年というスパンをもっと詰めてくれないかということで、前向きの回答をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 渡辺俊一
今いろいろと御意見いただいて、いろいろな人によっていろいろな考え方があるのだなというところが分かったところでありますけれども、ただ、やはり自分の御先祖様というか、例えば親だとか、そういった方たちの弔いというか、そういったものというのは人間として、それはやはり必要なことなのではないのかなというふうに思っています。そういうこともなくなってくるのは、非常に寂しい時代になってくるのではないのかなと感じているところであります。亡くなった方を敬うだとか、そういったことというのは絶対大事なことなのではないか、先祖の方たちを敬うだとか、そういったことというのは、個人個人で考え方ありますから、それを押しつけるわけではありませんけれども、そういうことは大事なことなのではないのかなと僕自身は思っています。亡くなった後、焼骨を拾わないということの、そういう方もいらっしゃるということでありますけれども、やはりそれは家族の責任として、やはり亡くなった方を火葬してお骨を、それはやはり御家族の中で責任を持って、埋葬しなくてもいいですけれども、やはり引き取っていただいて、自分のところに置いておくか、先ほど言ったようにいろいろな方法で、埋葬ではないけれども、森林葬だとか、散骨するだとかというような方法もあると思いますけれども、それはやはり家族の皆さんの責任を持って、亡くなった方の分は家族の中で責任を持ってやっていただければというふうに思っています。なので、そういう考え方に、なかなか賛同できないというか、僕個人の話ですけれども、それはなかなかそうですねという話になはならないかなと思っています。それはそれとして、合葬墓については、先ほども言いましたように、いつということにはなりませんけれども、なかなか今すぐには言えませんけれども、総合計画にも載っている事業でありますので、いずれにしても必要性もあるのだろうなと、そこの部分は一致しているというふうに思っています。そういった部分で、いつということにはならないですけれども、できるのであれば、10年後だとかということではなくて、整備をする、そういった取組を進めたいなと。ちょっと玉虫色的というか、あまりはっきりとした答えでなくて申し訳ないですけれども、そういうふうに思っておりますので、御理解いただければと思います。以上でございます。
質問 5番 田利正文
町長の答弁、私と同じだと思うのです。つまり、自分の身内の遺骨をどうするか。それはこれまでの慣例でいっても、人間の感情としても、遺骨をどこかに投げるとか、どこかに捨てるとはならないのですね。だから、納めるところに納めて、そして、月法要だとか、毎年の法要だとか、お墓参りだとかやるということになってきたのが、私たちのこれまでの考え方というか、社会通念上の在り方だと思うのですね。そうなのだけれども、現実の問題として、子供や孫たちがお墓を守るということができなくなってきているということも現実だと。だから、中間的な案としてできてきているのが、合葬墓を造るということだと思うのです。それをきちんとやってもらいたいということが一つですね。もう一つは、先ほど言いましたけれども、町長と私、そういうことでは考え方は同じだと思いますけれども、感覚はね。だけども、同じ考え方ですけれども、人によっては、その方は、私が紹介した方は、親鸞という方を勉強した上で、そういうふうに出した結論ですけれども、遺骨を拾わない、葬儀をしなくてもいい、お墓はつくらない。そうすれば、全くそういった問題、みんな解決してしまうのですね。なるほどと思ったのはそこなのですけれども、そんなことも付け加えておいて、一般質問にしたいと思います。ありがとうございました。