津別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月14日
林業大学校の誘致について
2018年3月14日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「林業大学校の誘致について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤久哉 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 佐藤久哉
続きまして、次の質問に移りたいと思います。林業大学校の誘致についてですが、林業大学校を誘致することによって得られる、経済効果をはじめとした津別町のメリットを町長はどのように想定されているかお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは林業大学校の誘致の意義についてお話をさせていただきたいと思います。全国の森林の約4分の1を有する北海道に林業の担い手養成研究機関があってしかるべきと担当職員ともども考えまして、5年ほど前から出札の際には道などに設立の考えを聴取してきた経過がございます。本町が林業大学校を誘致する意義は、広大な町域の 86%が森林でありまして、そこで営まれている林業、林産業は、川上側の造林造材事業5社、川下側の大規模合板工場や、製材・経木・スティック工場、家具、玩具など、ものづくり 13 社を有していますことから、修学にあたっては、造林から多角的な木材利用までの視点を育み、実践的かつ理論的な知識の習得が可能でありまして、学生が森林の多面的機能と多様な林業、林産業を学ぶ場として愛林のまちつべつが、未来の担い手に最適な環境を提供できるものと自負しているところであります。実際に誘致が実現した場合は、消費等に及ぼす経済効果はもちろんのことでありますけれども、若い世代の増加により地域の活性化、それから林業・林産業で活躍する人材の確保など、高い効果が期待することができるというふうに考えているところです。以上です。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 今経済効果等十分にあるというお答えなのですけれども、私は林業大学校政策的に進めるにあたって、やはり町を上げて住民の理解が、後押しが必要なのではないかと思っております。津別には先ほどからお話のようにた― 67 ―くさんの林産関係の企業もありまして、津別町の 29 年5月9日の誘致期成会設立には本当に 50 社前後の企業が参加してくれて、賑わったわけです。そのあと 12 月に東部流域の期成会、そして本年の2月8日にオホーツク林業大学校誘致協議懇話会という形で今オールオホーツク一本の形でやっているのですけれども、この経過について町民は新聞の地方版で知るという形になっております。確かに私ちょっと調べまして去年の 10 月広報つべつに、津別に林業大学校誘致に向けてということで1ページほど案内が載っております。これで住民に周知はできているのですけれども、しかしこれはやはり津別が林山地として恵まれた環境にあるから林業大学校を呼ぼうということで、町民に向けては、津別に若い方が集い、町が活気にあふれます、これしかないのです。そうじゃなくて、やっぱり町民の方は、今町に若い人が来て経済効果や消費、それからイベントやいろんな形で町民との接点ができて、町が本当に変わるんだと、劇的に変わるんだと。今移住政策としてリノベーションだとか空き家バンクだとかいろいろやっていますけれども、究極の移住政策だと思います。それも企業誘致とかじゃなくて、地元企業に一切迷惑がかからない。一切とは申しませんけれども、ほとんど迷惑がかからない。今回、当時は 60 人規模と思いましたけれども、現在 40 人構想に変わったということで、100 人規模の人が一気に津別に住み、暮らすようになるわけですから、こんなビックチャンスはなかなかないと思っているのです。ある意味私は命がけでこの事業を誘致していきたいなというふうに思っているところであります。先日、長万部町で東京理科大学の長万部キャンパスが突然の撤退ということで長万部の方々が大変嘆いていると。長万部町にとって死活問題だと。確かに住民の5%ぐらいに相当するわけですから死活問題なのですけれども、逆を言えば、津別に今 100人の人が、若者というか事務員含めてもし設立されれば、死活の活のほうになると思うのです。それだけの大きな事業である以上、やはり住民の方にも逐一報告していきながら、町全体で機運を盛り上げていくべきだと思いますが、町長いかがお考えでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
そのとおりだと思います。そういう形で今後とも進めてまいりたいというふうに思いますけれども、今流れとしましては、まず単独で幾らやって― 68 ―も極めて難しい状況にあるということも十分承知しておりまして、そういった中でオホーツク全体で誘致を進めていこうということで、ようやくその組織が2月にできまして、そしてそれに基づいて今要請活動をしているところです。オホーツクの 18 市町村がここに、林業大学校がオホーツクに設立した場合は、それぞれの市や町や村が、こういう施設が活用できますよ、こういうことが可能ですよということを、一つ一つの自治体が全部表明をして、それをまとめて今いっておりますので、内々にはやはりぜひとも津別にという思いはありますけれども、今進めているのは、とにかく他の地域に負けないようにオホーツクにやっぱり目を向けてもらうということを最大の目的として今取り組んでいるところでありますので、ただその中で道の今基本計画が案が出ていますけれども、それを見ていきますと、もう少し検討を加えないとちょっと難しいかなという状況もありますので、それら含めて今後とも進めてまいりたいというふうに思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 二番目にちょっと答弁も入っちゃったみたいですけれども、続きまして、現在オールオホーツクの誘致活動を進めていますけれども、オホーツクに決定した際、どのように津別町に学校の誘致を進めていくのか、戦略についてお聞かせいただきたいと思いますが、なかなかこれにつきましては、今オホーツク1本で進めているということで、公開の場で答弁しづらい部分もあるかもしれませんけれども、そこのところをかんがみましてよろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、オホーツクに決定した際の戦略構想といいますか、についてでありますけれども、北海道のほうでは現在仮称ですけれども、「(仮称)北海道立林業大学校基本構想(案)」というのを示しまして、現在道民に対しパブリックコメントを実施して、3月中に基本構想を取りまとめるということにしています。北海道は基本構想決定後、誘致活動を行っている全道 13 地域に聞き取り調査を実施する予定でありまして、その後、本校の設置場所を決定するものと思われます。本町が、北海道が構想する「多様な林業・林産業を学ぶことができる適地」として選定されるには、オホーツクが一丸となることが最善であると判断をいたしまして、― 69 ―オールオホーツクによる誘致活動に力を入れてきたところであります。北海道の基本構想(案)では、道内林業を六つの圏域にまとめまして、オホーツクの特徴については、カラマツやトドマツを主体とする人工林、それから大規模な合板工場や集成材工場などの立地、それから地域全体で森林認証の取得を行っている圏域として位置づけられておりまして、これは本町のフィールドにまさしく合致するものと考えているところです。2月 21 日に、オホーツク林業大学校誘致協議懇話会を代表いたしまして、北海道知事に提案書を提出し、本校設置の適地を滝上町と津別町としていますが、本町は林業・林産業が多様であるばかりでなく、実習地として豊富な道有林と適正に管理されている町有林があることを、今後とも大いにアピールしていきたいと考えております。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 お答えいただいたとおりで、今後も誘致に対してアピールしていくしかないとは思ってはいるのですけれども、やはり津別町の良さというものを責めて、絡めて両側から示していく必要があるのではないかなというふうに思います。言い方悪いのですけれども使えるものは何でも使う、人脈でも何でも、そういったぐらいの貪欲さが必要ではないかと思いますし、今例えば木のまちサミットが 10 月 11、12 と開催されると思うのですけれども、もしこれはあと半年早ければ本当にいいアピールになると思うのですけれども、こういったようなことも利用して、津別町が林山地として本当に代表的自治体であるということをやはり刷り込んでいかなければ、戦略として担当者側に刷り込んでいかなければ、またオホーツクの中でも津別頑張っているから何とか津別にという、皆さんが思っていただけるような努力を今後も続けていっていただきたいなというふうに思います。次の質問なのですが、大学の誘致が決まれば、校舎や学生寮が必要になると思いますが、新たに、これは最初は相生等の小学校等を使うという考えでしたが、規模が倍になってしまいましたので、なかなかそれは難しいということであれば新築しかないと思うのですけれども、こうしたものをつくっていくのか、32 年度開設という道の基本構想案を読ませていただきました。32 年度開設ということになれば、31 年度中に完成しなきゃいけないということで、そうしたことについて何か考えがあればお聞かせ― 70 ―いただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
仮に本町に決定した際の校舎だとか学生寮等の建設の関係のご質問です。道の基本構想(案)では、本校校舎は既存施設を活用するとしておりますので、本町は要請段階におきましては、本町は本校を新設する際には、達美地区の町有地を提供ができます。それから既存施設の活用については、旧相生小学校を提案しております。また、サテライト校としましては、21 世紀の森の中にあります学習展示館、これを提案してきたところです。また、学生寮については、地元業者と連携して、まちなかでの、相生ということではなくて、仮に相生が選ばれた場合、まちなかでの新設も建設することも検討していきたいという提案書の中に書き込んでいるところです。ただ、北海道の基本構想(案)を見る限り、新規に校舎を建設する構想がこの中に入っておりません。それと、学年定員を 40 人程度の2年制としていることから、他県に倣いまして、他県でもたくさん林業大学校がつくられておりますけれども、他県に倣いまして、学年定員を 20 名の2年制というふうに想定していた本町にとりまして、旧相生小学校の活用というのは、これは人数的な関係もあって、厳しいものになるのかなというふうに受け止めているところであります。したがいまして、誘致を優位に進めるためにはさらなる具体的な提案が必要となりますけれども、現段階では北海道の対応を注視していきたいと思っております。なお、今新築するぐらいの気持ちはあるということもありましたけれども、これは正直道立の学校を町が建設するというのは、ちょっとなかなか理にかなうものではないと思ってますし、また、これからさまざまな庁舎等々の新たな取り組み等がありますので、それだけ学校を新築するまでの財政力といいますか、それはなかなか難しいなというふうに感じているところです。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 最後のところは、私ちょっと町長と考えが違いまして、新築ありだと思っているのです。もちろんこれは道が建てるものですから、道がお金を出す限りにおいては、道はなかなか例えば津別町が3割出しても道は半分ぐ― 71 ―らい出さなきゃいけないと、そういったような形になってきたら、やっぱり道は新築についてはしぶると思うのですけれども、たとえうちが5割出してでも私は、もし新築したら来てくれるのだったら、向こう 30 年、50 年、100 人の人間が津別で暮らしてくれるということが担保されるのであれば、私はありだと思うのです。確かにお金は痛いですけれども、でもそれに代えがたいものが津別町の活性化に向けて代えがたいものが得られるのではないかなというふうに思っております。これは、今後議論すべきところだと思いますけれども、やっぱりお金をかけるときは思い切ってかけなきゃいけないと思っています。確かに今 54 億ありますけれども、それは使っていいお金じゃないですよ。だけど値あることに使うのであれば私は多少減らしたって、また頑張って増やしていけばいいなと思っています。もちろん本当に職員の給与削減等含めて爪に火をともすようにして貯めてきたお金ですけれども、しかしこういう町の将来をかんがみて使えるのであれば、私は使ってもいいのかなと思っていますが、それは私の考えですので、町長に今日聞いていただいたことによって、町長も何か考えていただけると思いますので、今後の施策の参考にしていただければと思います。何かございましたらお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
ご質問の中で、町が思い切って建てたらどうかということで、その受けとめ方は町が全部つくるということは難しいなというふうにお答えしたところですけれども、今お話した中で3割出すとか5割出すとか、そういう提案もないことはないかなというふうに思います。いずれにしましても、これから構想が北海道の中で固まって、3月の 20 日までがパブリックコメントの期間ということになっておりますので、そこから意見をまた聴取して、組み入れて構想案が固まって最終版ができると思います。それが終わればいよいよこの2年間の中で道が2年後の 32 年の4月に開校を予定しておりますので、動きが今度具体的に出てきます。そして、それぞれ手を挙げているところの事情聴取といいますか、それに来るということになっておりますので、そのときにまた道の考え方等々をしっかり聞いて、そして今言われたことも仮にちょっとお話をしてみて、それ― 72 ―に道としてこんな考えです、あんな考えです、それは無理ですというようなことになるのか、考え方としてお話をするということではなくて、話題提供するということも可能かなと。そのときに出た道の考え方が果たして、例えば半分出してくれるならやりましょうなんてことになれば、これは議会でやっぱりまたしっかり議論していかなければならない話ですので、それはそのときにまたそういう状況になればお話をさせていただければなというふうに思います。気持ちとしては、何とか相生が活用できないかなというふうに思っているところです。40 人程度ということですので倍の 80 人ですよね、二年制ですから。その 80 人の方、それに先生だとかというのは、職員室だとかと含めていくと、ちょっと狭いかなという感じもしないではないですけれども、グラウンドだとかいろいろ、そこの横で重機の実習だとかも可能でありましょうし、そういったこともぜひまた現場を見ていただいたりとか、オホーツクとしては本校の設置は滝上か津別かというところで提案をしていますので、両方を見ていただければというふうに思います。そして何よりも津別の場合は、道有林が全道で5番目、一番面積の多い所です。そこでやはり道立の学校ですので、実習は当然やっぱり自分のところの道有林を使うということが一番合理的な話だというふうに思いますので、そういったことも頼みにしながら、今後ともまた誘致活動を進めていきたいというふうに思います。