津別町議会 平成28年第7回定例会 2016年12月20日
教育行政について
2016年12月20日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が「教育行政について」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 教育長 宮管玲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 それでは、2項目目の教育行政について質問させていただきたいと思います。道教委は、平成 28 年度の全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストの結果について公表されていたところです。それによりますと、オホーツク管内は、いずれの科目も全道、全国平均に達しなかったというような公表が出ているところでありま― 26 ―す。それに対して津別町の現状と今後の取り組みについてお伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
まず、全国学力・学習状況調査の結果を基に、本町の児童生徒の学力の状況及び児童生徒を取り巻く状況について触れさせていただきたいと思います。全国学力・学習状況調査は、平成 19 年度から毎年4月下旬、小学校6年生、中学校3年生を対象に、主に国語、算数・数学を身に付けておかなければ後の学年の学習に影響を及ぼす内容である、主として知識を問うA問題。学んだ知識・技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力を見る内容である、主として活用を問うB問題。生活習慣や学習環境について児童生徒や校長に問う質問紙調査で構成されております。個人ごとの結果につきましては、本人をとおして保護者に提供されますし、学校ごとの結果分析や今後の対策につきましても保護者のほか、地域の皆さまにも回覧しております学校だよりでお示ししているところであります。教育委員会におきましても、これらのデータを集積、分析し、特に、平成 24 年度から5年間のデータを基に本町の過去5年間の小学校6年生、中学校3年生の学力や生活習慣、学習環境の傾向を分析しております。その結果、中学校3年生につきましては、知識を問う数学A問題、国語A問題、それから応用活用を問う数学B問題、国語B問題ともおおむね全道全国の平均的なレベル、またはやや上回るレベルの力を身に付けていること。また、小学校6年生につきましても、知識を問う算数A問題、応用活用を問う算数B問題は、若干下回るもののおおむね全道全国の平均的なレベルの力をつけていると考えております。しかしながら、小学校6年生の国語の力につきましては、全道全国の平均的なレベルに比べ下回っていること。これは、子どもの側から表現すると苦手であるということが明らかであります。本町の小学生にとっては初めて目にする長い文章を読んだ上で自分の考えをまとめて、しかも指定された文字数で書き表す、こういった知識、技能等を実生活のさまざまな場面に活用する力を見る内容、高い思考力や判断力、文章表現力などの応用力が求められる国語B問題には、特に苦手とする傾向があるというふうに理解しております。― 27 ―また、生活習慣、学習環境の傾向を把握する質問紙調査の5年間の結果からは、小学生、中学生に共通して、テレビやゲームに費やす時間が長く、中学生はさらに携帯、スマホの利用の時間が長いこと。小学生、中学生ともに家庭での学習時間が全道全国の平均と比べ明らかに少ないこと。全国的な傾向どおり読書する時間もないということが本町に限らず、オホーツク管内全体や全道的な課題であると認識しております。本町の津別小学校、津別中学校とも、これらの学力の状況を改善するために大量の知識を詰め込む利口な頭ではなく、探究心や好奇心、困難なことでも課題に立ち向かい解決しようとする思考力を備えた柔軟で根気強い頭を育むことを目指し、校内研修で授業改善の努力を続けておりますので、今後も物的・人的支援を充実させてまいりたいと考えております。ところで、この調査の目的であります調査結果を基に市町村の教育施策の改善についてでありますが、これまでの本町における主な施策につきましては、少人数指導やティームティーチングといった指導方法工夫改善のために町費の教職員を追加配置しております。また、特別支援学級や通常学級の発達のアンバランスな子どもをサポートするための学習支援員の配置、アソビバ、マナビバ事業によるさまざまな体験活動、大学生による学習サポートの提供や自主自立の精神を鍛える最長で3泊4日の通学合宿の実施、新たな授業改善のためのICT機器の導入等を進めてまいりました。今後も特に、特別支援学級や通常学級の発達のアンバランスな子どもをサポートする学習支援員の配置につきまして、教職員が一人一人の子どもの定着の度合い、それからつまづきの原因を的確に把握し、一人一人に目標や学ぶ意欲を持たせながら毎日の学校生活を充実させることができるように、ニーズに応じた配置や充実を考えているところであります。なお、学校、家庭、地域、行政が一体となった取り組みについてでありますが、これまでの学力学習状況調査の結果の蓄積から本町の児童生徒の学力や生活の状況・課題が明確になりましたので、保護者や地域の皆さまが本調査結果についてご理解を深めていただくことができるようにお知らせの方法を工夫してまいりたいと考えております。さらには、小学校、中学校の理解と協力、また強力な連携をとりながら、児童生徒が活字に触れる、親しむ言語環境の整備等を検討してまいります。また、児童生― 28 ―徒が学校だけでなく、家庭においても言葉に触れる環境や心安らぐ環境づくりが大切ですから、保護者、地域の皆さんにもテレビやゲーム、携帯やスマホでの通話、通信の時間を家庭学習の時間や文字・文章に触れる時間に少しずつ振り分けていただくことの意義を理解していただき、ご協力が得られるような情報提供や働きかけ、取り組みを工夫してまいりたいと考えております。以上であります。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今津別町の現況と今後の取り組みにつきましてお答えをいただいたところです。この問題につきましては、道教委では今教育長のほうからお答えをいただいたとおり、学校、家庭、地域、行政がいわゆる一体となって進めてきた授業改善含め、生活習慣、こういうものを質を今後高めながら、いわゆる 29 年度、来年度ですけども、すべての教科で全国平均を上回るように目標を掲げたいと述べているようでございます。そこで、津別町の細かいことですけれども、現状として若い勤労、いわゆる子どもを持っている家庭というのは共稼ぎが多いということで、恐らく学童保育、放課後児童館等に行かれる子どもたちも多いと。そういう中で、遅くに家庭に帰られて学習の時間というのが恐らく十分とれないのではないかなというように考えられます。オホーツク管内のネットで公表されておりますけれども、学習、いわゆる家庭学習、児童のほうに質問されているようなのですけれども、1日当たりどれぐらい勉強するのかと。かつ、家でどれぐらい計画を立てて勉強しているかということが分析結果が出ておりますけれども、それによりますとオホーツク管内というのは、1日あたりの勉強の学習の時間ですけれども非常に低いと、そういう結果が出ております。いわゆる1時間以上勉強するのが、そこがあまりいないようなデータ分析になっておりますけれども、津別町の現状はわかりませんけれども、おそらく津別の産業構造含めて、そういう体系を見ますと、家庭で自分で学習するというのは非常に厳しい環境にあるのではないかと考えているところです。そこで、子どものいわゆる学習、これを何か補完する、津別町としての手立てがないのかと。そういうことについてできればいろんな方法があろうと思うのですけれども、考えていくべきでないかなと思いますけれども、― 29 ―このことについて考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
まず、ご指摘にありました児童館、それから放課後児童クラブの利用児童についてでありますけれども、利用時間原則5時までとなっておりますけれども、特例として7時まで利用可能としているところであります。最終利用の児童の保護者が迎えに来て、それから帰宅してからでは、やはり就寝時刻までに小学校低学年が宿題をする時間の確保という部分については、なかなか難しいのだろうなというのは議員のご指摘のとおりかというふうに思います。児童館、放課後児童クラブは、さまざまな年代の友だちと元気に遊んで社会性を身に付ける場所としての役割がありますし、一方には学校と違ってこじんまりした家庭的な雰囲気の中で休息をとり、親代わりの指導員との団らんの場所としての役割も重要であるというふうに考えております。また、心身ともに健康でたくましく丈夫な根っこを育てるという上で、家庭を補完する重要な役割を果たしている場所というふうに理解しております。その中で、やはり5時から7時までの間という部分、利用する児童も少なくなりますので、その中で例えば宿題を済ませるというようなプログラムも盛り込むことが可能かどうかというあたりにつきまして、検討を進めていきたいなというふうに考えているところであります。また、あくまでも放課後児童クラブは、遊びを中心にという狙いがありますので、その狙いから外れることなく工夫をできたらいいなというふうに考えているところであります。また、学習の場の提供でありますけれども、これまで社会教育でも提供しているまなび場の中で北見工大ですとか、そういった近隣の大学の学生を講師に学習の場を提供しているところでありますけれども、さまざまな大学の大学生を活用して新たなことができていかないかどうか、そこら辺のところも検討しているところであります。また、この冬休みには、北海道教育大学、それから北大の生徒を活用した学習サポートというものを今準備しているところであります。成果を確認した上で、さらにいろんなことができないかどうか検討を進めてまいりたいと考えております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今教育長のほうからいろいろな具体的に取り組め― 30 ―る取り組むことについてお答えいただきましたけれども、ご存知のとおり児童館は、相当な子どもさんがあそこのほうに放課後、学校を終えられて通われている子どもが多いのですけれども、いわゆるあそこは預かりというような形の基本的施設になっておりますので、自分で自習したいとか、勉強したいという気持ちを持っていても、わんわわんわ遊んで、なかなかうるさい中でみずから勉強するというのは難しいのかなと、そういうように見受けられます。できれば、みずから自分で勉強したいという、そういう子どもたちも多分多いのではないかと思いますので、何か児童館の中にそういう区画された何かそういう部屋をつくって、子どもたちがあそこで宿題だとか、自分でみずから計画的に勉強するとか、何かそういうふうにしていただきたいなと思いますので、そのことについて考えがあればお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
大勢の子どもたちが集う児童館でありますけれども、児童館の目的という部分を考えますと例えば家庭と同じように考えてみましても、児童館にまず着いて、学校の宿題を済ませてから遊ぶというようなことはそぐわないかなというふうに思っております。ただ、先ほどもお話ししましたように、午後5時から7時までの間につきましては、利用者数ぐっと減りますし、また落ち着いた状況も取り戻せますので、その中で学習に取り組める環境整備について検討を進めることは可能ではないかなというふうに思っているところであります。子どもたちが親の迎えが来て、家庭に帰って親と一緒に団らんの時間を十分に確保するということは非常に大事なことだと思いますので、そのために児童館でできることは何かという部分についていろいろと情報を集めて検討をしてまいりたいと思っております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 私もこの問題についてなぜ質問したかと言うと、やはり津別町のまちづくりの一環としてやはり教育にも力を入れるべきでないかと、そういう観点から質問させていただいたところです。やはり津別町はそういう勉強の環境もよろしいと、それから学力もほかに比べて向上しているというか、そういう取り組みも積極的にやっていると、ということがほか― 31 ―の町からいわゆる子どもさんを連れてこっちに、例えば移住してくるとか、そういうことも将来考える必要があるのではないかということで質問しております。ですから、そういうものをもう少し町として力を入れて小中高と、学力を上げる仕組みを考えていくべきでないかなと、そういうことで質問させていただいております。もう一つ、児童館の対応もそうですけれども、学校で自主的に延長して勉強できる、そういう仕組みというのはできないのかどうかお伺いをしたいなと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
学校におきましては、これまでも特に低学年、授業時数少ないですので、放課後の時間を活用して担任が不十分なところ、子どもたちを残してつき合って勉強しているということを積み重ねてきております。そのことで、子どもたち、わからなかったところをしっかり学んでできるようになっていく、そういう積み重ね、教師と子どもたちの信頼関係の部分で時間をつくってきているところであります。それ以上の部分ということにつきましても、他の地域では地域のボランティアの活用を図ったり、そういった実践例も報告されておりますので、我が町としてもどういったことができるのか十分に取材をして検討して進めてまいりたいと考えております。いずれにせよ、津別の子どもたちがしっかりと社会で自立していくことが大切だというふうに思いますので、行政としてしっかりと取り組みを工夫してまいりたいと思います。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 先ほど今後の取り組みの中で、学校、家庭、地域、いわゆる行政が一体となって取り組むべきであると、そういうようにお答えいただいておりますけれども、この学校、家庭はわかります。行政もそれなりの役目を果たさなければならないと。地域が一体となって取り組むと、そういう考え方を示されているようなのですけれども、果たして地域と今の学校、家庭、地域、行政、これが一体となって取り組む、その地域の役割というのはどういうものなのか、お伺いをしたいなと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
地域の役割といいますか、地域の教育力というふうに私は考えておりますけれども、各小学校、中学校の中でもさまざまな体験学習を進めております。その中で、地域の皆さんを講師にお招きして、いろんな技、それから知恵というものを学習しております。例えば、豆腐をつくるというような体験学習をする際にも地域の得意とする皆さん方に学校に来ていただいて子どもたちにその知恵と技を伝授していただいております。そういった地域の皆さんの力というものを学校がきちんと把握をしてどんどんと活用していく、そのことで参加していただいた地域の方も子どもたちから元気をもらえるでしょうし、子どもたちも学校も地域のすばらしさにまた気づいていく、そういった地域のよさをお互いに確認し合う、そういった意味で地域の役割というものは重要であるというふうに私は考えております。これからも、地域の教育力を十分に活用できるように学校とも連携しながら進めてまいりたいと考えております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 大体お答えいただいたのですが、小学校時代の学習に対する個々の勉強に対する身に付け方というのが将来にわたって影響を及ぼすと。高校へ行ってなんぼ勉強しても間に合わないというのは、そこらあたりにあるのかなと。ですから、小学校時代からそういうものを完全に身に付けて将来にわたって大学まできちっと学習できると、そういうものを育てるのが小学校、中学校でないかなと、そういうふうに思っています。そういうことを踏まえて、今後いろんな方策を検討されると思いますけども、それらあたりを酌んでいただいて進めていただきたいと、そういうことを申し上げて終わりたいと思います。