みんなの議会

津別町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月16日

学校と地域の連携・協働について

2016年3月16日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「学校と地域の連携・協働について」質問し、教育長 林伸行が答弁しました。

質問者
篠原眞稚子 議員
答弁者
教育長 林伸行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告した2点についてお尋ねします。中央教育審議会の答申によると、新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携、協働のあり方、今後の推進策についてというのがありました。「厳しい教育環境の中、子どもを軸として、次代を担う子どもたちの成長に向けての目標を共有し、地域社会と学校が協働して取り組むことが必要である」とされています。現在も、いろんな形で地域と協働されていることがあるかと思いますが、地方再生に向けて、特に文科省もこういう協働ということを今回強調しているようなのですが、これまでの取り組みと、今後の取り組みを教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

ご質問の1点目、これまでの取り組みについてということでありますけども、中教審の答申は 12 月に出たばかりということで、答申内容を踏まえた文科省の具体的な施策は今後順次計画され、また市町村においても、これからそれぞれの取り組みが実践されていくものというふうに考えています。ただ、学校と家庭、地域社会との連携強化は、この中教審の答申が出る前から各種計画でも今日的な課題となっておりまして、本町もこれまでにさまざまな取り組みをしておりますので、その現状についてお伝えいたします。28 年度の教育行政方針でも触れているとおり教育の原点は家庭であり、子どもたちが知・徳・体の調和した生きる力をしっかり身につけるためには家庭での学習や基本的な倫理観、「早寝、早起き、朝ご飯」や明るく元気なあいさつといった生活習慣、また、すべての活動の源でもある体力も家庭において子どものうちから体を動かす運動習慣など、どれをとっても今日の子どもが抱える課題解決には家庭や地域の理解と協力が不可欠です。ここ最近取り組んだ学校と家庭、地域との連携事業は、学校の経営方針や活動内容をお知らせする学校便りを平成 26 年度は中学校が、今年度は小学校が全町に回覧。また運動会や学校行事への各種団体やサークルの皆さんの協力、地域の皆さんとコミュニケーションのきっかけとなる日常のあいさつ運動、さらに今年度は、学校の活動支― 54 ―援をはじめ、子育てや従業員である保護者に対しましても事業主や会社に応援していただくため学校応援団事業所として町内 15 の事業所と協定させていただき、さっそく実社会の体験学習などに協力いただきました。こうした事業を進めるにあたって、子どもたちに必要な力は、学校だけで身につけられるものではなく、家庭における教育はもちろん、大人の皆さんや地域社会全体でかかわっていただいて、この先、自立して生きていくために必要な太くて丈夫な根を育んでいくという方針を教育委員会は 28 年度も基本に据えているということをお伝えし、今後のことにつきましては、私の任期の関係上、発言は控えさせていただくことにご理解をいただき1点目のお答えといたします。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 地方再生の中で、何年か前から言われてきている中で、確かによその事例というか地方再生によりこんな事業をしたという中で、教育委員会の先進的事例の中にも津別町で実際に行っているのが先進事例と同じだったというところも実際に調べる中で出てきました。特に、今まで説明を受けている範囲では、少し弱いところがあったかなということなので、何か任期がこれまでなのでということでしたけども、今後に向けては、さらに何か深みはあるというか、もう一杯ということではないのかなというふうに思いますので、引き続き、このような考えで進めていっていただきたいと思います。2点目のことで、これは何年か前にも話をしたのですが、つい2、3カ月前に本屋さんで久しぶりに「親業」というのを改めて手に取ってみました。それで、いろんな形で何というかお母さん方に勉強してもらう機会というのは町がゼロだっていうようなことで出しているわけではなくて、やはり子育てに悩んでいる方がすごくいるというのは先ほどもお話しありましたけども、満足度調査の記述のところでは、やはり子育てに不安を持っている方がいらっしゃるようです。どんなのがいいかというと、やっぱり十人十色でいろんなやり方がありますし、現在も津別町には同じ先生のカウンセリングを主にした大学の先生が連続して訪れているということもあります。それで親業はちょっと角度が違うということではないのですけども、親子だけには限らずコミュニケーション能力を高めるということも主題に置いているということな― 55 ―ので、親子の間あるいは家庭だとか、それから職場だとか、いろんなことに通ずるものではないかというふうに改めて感じたので、学校教育とか地域のそこに限らず広い意味でのコミュニケーション能力を高めるためのプログラムであるということだったので、社会教育や生涯教育だとか、そういう範囲の中で検討をしていただければありがたいなというふうに考えて今回出しております。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

1点目の説明の追加になりますけども、昔から子どもは地域で育ち、地域は子どもで結ばれるというような言われ方をしていますけども、子どもの育ちには地域の力が、そして教育力が必要だというふうに思っています。地域全体で子どもの育ちを支える、そういうことが子どもの健全育成はもとより親支援だとか、あるいは地域づくりへつながっていくという考え方を教育委員会としては持っておりますので、教育行政方針にも盛り込んでいるとおり、そうした理念だとか方針は引き継がれていくということでご理解をいただきたいというふうに思います。それから2点目の親業というプログラムに対し実施する考えはないかとのご質問についてお答えいたします。最初に、親業についての定義ということで、このことは米国の臨床心理学者が開発したコミュニケーションプログラムだというふうにお聞きしています。博士は、親としての役割を果たすこと、それは1人の人間を産み、養い、社会的に一人前になるまで育てる仕事に携わることであるというふうに述べています。要は、子どもを自立させるために親が親としての役割を効果的に果たしていくためのコミュニケーション方法、これが親業だというふうに理解いたしました。今日、核家族やひとり親家庭の増加といった家族形態の変容や、地域社会のつながりの希薄化などから子育てに不安を抱える保護者が増えているという現実は本町も同じ課題と受け止めており、これまでに親業というプログラムではありませんが、親が親としての役割を果たしていくために必要なさまざまな取り組みを行っています。社会教育事業では、保護者が自主的に子育てや家庭教育に関する知識、情報を学ぶ場として開催している幼児サークル活動の支援をはじめ、絵本を通して親子が肌のぬくもりを感じながら話しかけをするなどのブックスタート事業、家庭教育講座の開催、― 56 ―連合PTAによる親の役割についての自主的な学習活動などの支援といった親支援、親教育的な視点での事業に取り組んできています。また平成 27 年度から 31 年度の社会教育中期計画では、既に実施しておりますプログラムに加えて、新たに産後のお母さんたちの不安を軽減する取り組みとして産後ケア推進事業だとか、父親のための子育て講座の開催、さらには現在、教育相談員1名を配置しておりますけども、この相談員の業務として、これまでのように保護者等からの相談を待つだけでなく、いわゆる訪問型の相談業務や情報提供なども行う計画としています。学校現場におきましても、PTAの取り組みとして、「だんらん」という冊子を通じて家庭でのエピソードや教育の話題をつづって情報交換をしているほか、学習会や学級ごとの懇談会なども行って親同士が悩みを相談したり情報交換する場を設けるなど、親の役割について学ぶ機会や、活動を支援する取り組みは既にさまざまな形で行っています。親業というプログラムを新たに実施するかどうかにつきましては、私の任期の関係上、発言は控えさせていただくことでご理解願います。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 新年度の教育相談員を増やして訪問相談を実施したいというようなことで、これ何らかの形ではされていたのかなというふうにも思うわけですけども、幼児だと保健師さん等が子育て相談に乗ったりということもあったと思うのですが、ここの事業でするのは、どんなふうな形のものか現状でわかれば教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

教育相談員というのは児童館に配置していますけども、今後、社会教育の中に席を設けて、これまで電話だとか、あるいは来訪者を待って相談業務を受けていたということでありますけども、今後は、いわゆる問題を抱えている家庭だとか、あるいはお母さんに、あるいはその保護者のアドバイスをするような、そういった情報を持っているとかという場合に家庭を訪問して、そして直接その保護者と話をして保護者の悩みを聞いたり、あるいは子育てに対する、あるいは教育に対するアドバイスをするというようなことについて、今までの相談業務から一歩踏み出す、いわゆるアウトリーチ型のそういった訪問型、手を差し伸べる、そういった相談― 57 ―業務に変えていくというふうなことで計画しているところです。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 現状では、なかなか相談に来れるというか、対面して話しするとわかることでも、なかなか講演会等もやっぱりいつも同じ顔の人が真剣に臨床心理学の先生の話を聞いているというような状況があったり、津別ですると、やはりよその地域からそのことに関心の高い人がたくさんみえていて、現在、子育て中の津別の人が少ないというような状況もあって、これはなかなか強制したりすることはできないのですけども、やっぱり少なくなってきたり、今子育てということは移住してもらうときのすごいキーポイントでもあったりするので、それが全部行政ですることではないということも承知しているのですが、やはり少なくなってきている中と、それから、今回5歳児検診もされるというようなことも聞いておりますけども、なんとなく心配な子どもが以前より多くなってきているということなので、きめ細やかな引き続き、何というのでしょうか支援を今後とも望みたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

現段階で計画している内容についての一部はお伝えいたしましたけども、共稼ぎだとか、あるいは休日勤務だとかということで、学校行事だとか講演会、社会教育事業に参加できないというような親もおられます。今本当に各家庭にパソコンも普及しているというようなことから、そういうネットを通じて情報を提供するだとか、そういったこともあるのかなというふうな考え方を一つ持っているということと、それから、これから親になる青年層、そういったところに対して意識啓発だとか、そういったことを参加体験なんかもしてもらうというような、そういったことも考えていくことも一つでしょうし、そういったいろんな動きをしながら親が自信を持って子育てできるような、そういう環境づくりをしていきたいと、その一番手っ取り早いというか、やっぱり困っているところにまず手を差し伸べるという部分で言うと教育相談業務の拡大なんだろうなということで一つ事例を上げて申し上げさせていただきましたけども、今後についても教育委員会としては町長部局のほうと連携をしながら保健師のほうでやっている乳児相談、それから1歳半、2歳、3歳、そ― 58 ―ういった検診、それにつながるような形、あるいはそれと連携するような形で今お話ししたようなことで親教育、親支援といったことを事業として実施していきたいというふうに考えているところです。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 ちょっと変わり目のことなので、また違った形で気付いたことがあればお聞きしていきたいというふうに思います。

出典:津別町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月16日 議事録 PDF(54ページ) 間違いを知らせる