みんなの議会

津別町議会 平成27年第8回定例会 2015年12月17日

合葬墓について

2015年12月17日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「合葬墓について」質問し、町長 佐藤多一、教育長 林伸行が答弁しました。

質問者
篠原眞稚子 議員
答弁者
町長 佐藤多一、教育長 林伸行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告してある件についてお尋ねしたいと思います。過去にも、私以外にも質問されている合葬墓の件についてでありますが、少子化等により子々孫々までお墓参りをしてもらえないと心配される方も多いように伺っております。また、これからお墓を建てる方にとっても、1墓地というか1お墓というような考え方が変わりつつあるようにも思われます。そこで、各地で設けられている合葬墓についてですが、平成 25 年 12 月と、それから 26 年9月にも谷川議員のほうから、このことついて質問されています。私も当時町民から、そういうお墓の問題についていろいろ不安な声を聞いたときには、当時の町長答弁のことをそのままお話しをしている中にありますが、今回また合葬墓の質問をするにあたって、一般質問のチラシが新聞折り込みされました。その後、会ったところ網走で合葬墓がされている話があって、その方はそこの取り組みが非常にすばらしいと、ぜひ津別でもそうなればいいなという応援をいただいて今回たびたびの質問に― 84 ―なりますが、町長の現在、それと今後についての考え方についてお尋ねしたいと思います。最初には、お墓をしまう状況がどういうような状況になっているのか。それから、最初のときの町民ニーズを把握するというようなこともございましたので、それらの調査結果、あるいはどうなっているのかをまず一点目お尋ねしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

合葬墓についてお答えいたします。まず、お墓じまいの状況、それから町民ニーズの把握、需要調査でございます。平成 26 年9月議会でこの件のご質問を受けまして、今後の検討課題として認識していることをお答えし、また、実際に設置検討段階に至ったときには協議を行わせていただきたいと、お答えしたところでございます。担当課に確認しましたところ、墓所の設置数の減少傾向は相変わらず続いておりまして、津別墓所での平成 26 年度の新規設置は1カ所に対し、返還の届出は 10 カ所となっています。27 年度は、11 月末現在で新規設置が3カ所に対し、返還が 13 カ所になっています。24 年度からの推移を見ますと、新規設置が 10 カ所に対し返還は 36 カ所となりまして、本年 11 月末現在の設置箇所数は、総箇所数ですけれども 1,380 カ所となっています。これを平成 21 年度と比較しますと 1,414 カ所から 34 カ所減少しているということになります。そこで、町民からの合葬墓設置に対する要望や需要調査についてでありますが、これまで特には行っておりません。と言いますのは、過去 1 年間で窓口での合葬墓の相談は1件ありましたが、このケースは近親者がおられず遠縁の方が葬儀を出され、その後の手続きに来町されたときの相談でありまして、現状は菩提寺への永年供養を選択されているか、またはご子息が町外に墓所を設置して、そこで供養をしている状況にあると推察したことによるものであります。また、オホーツク管内では、北見市と網走市に合葬墓が設置されておりますけれども、美幌町や大空町など近隣町では設置されていない状況にあり、今回改めて両町に聞き取り調査を行いましたけれども、両町とも設置の予定はないということでござい― 85 ―ました。以上でございます。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 ただいま答弁いただきましたが、このことに対する窓口は1件であったということで、非常に合葬墓に対する関心がその数字から見ると少ないのかなという判断があるのですが、私は2年前の谷川議員が合葬墓について質問されたとき、やはり役場の窓口に合葬墓のことで相談に行く人は、ちょっと考えてもなかなか見当たらないかなというふうにも思うのです。ちょっとわからないですけど、ヘルパーさんが行くような場所だとか、そういう所ではもしかするとあるのかなというぐらいに、私たちは身近なところでは合葬墓に対する声を聞いております。それで、今近隣ということで美幌とそれから大空の話がありました。先ほど言ったようにチラシ入れた後たまたま出会った人、80 代かな、その方は、親戚の方が網走市にいらっしゃっていて、網走の合葬墓の話を聞いておりました。それで、網走市の状況がどうなっているのか、時間もあまりなかったので二日ぐらい前にその方からお話を聞いたので、ちょっとネットで調べてみました。網走のお墓の事情を見てみました。そうすると、区画で幾らで、いろんな数字が出ておりました。私はこのことをもう一つ申し上げたのは、最近、茂呂竹議員の低所得の高齢者というお話も頻繁に聞かされるのですが、自己でしたり、あるいは菩提寺永代供養をされるには、かなりのお金が必要になります。網走市の場合は、お骨をそのまま預けるというようなので、管理費も含めて2万円で済むのです。それで、今現状でそういうのだったら最初に申込みたいということで、亡くなる前から希望者が多くて、網走市では、そんな件数はないだろうと見込んだのだけれども、実際に何というのですか、公募というのか出してみると意外に反響が多く、新たにまた広げていったというような話もありましたので、私は2年前にそうであったから、何かきちっとした調査がされているのかなというふうにも思ったのですが、現状ではされていないということで、新しい政策として打ち出しているのでなかなか難しいし、お墓のことをどうしますかと聞きづらい面もあるのかなというふうに思いますが、今後は、されていなということであれば、一番身近と― 86 ―いったらおかしいのですけれども、自治会よりも老人クラブの連合会とか、そういうところになるのか、もっと私たちぐらいの世代というか、もっと若い人が今後自分の両親だとか祖父母に対してどんなふうに考えているのかというような需要調査と、それから年々に生きづらくなってきているのではないかなというふうに思います。それで、津別町は先ほど低所得の割合がどれぐらいというのに答弁されなかったようですが、やっぱりなかなか年金で生活していくとか、それからすべてが菩提寺に永代供養はできないのではないかというふうに漠然とした心配や不安もあります。ですから、そういう人のために、今すぐということではなくて、やはりこの機会に、もう私で3回目になりますので、少し町民の方にも見えるような形での調査をしていただいて一歩そういう方向に向かうのかどうか、それから私は1人だから全然需要がないというふうに簡単に判断するんじゃなくて、やっぱりそこに隠されているたくさんの数ももしかするとあるかもしれないということと、それと、検討しますという、ちょっと外れるかもしれませんが、ずっと今日最後だったので聞いておりますけれども、最後になると全部、具体的にこれで検討しますとかということにすべてなっております。1年ぐらい前だか、検討するということ、その後どうなっているのかというようなことで、これに関してはこうなりましたという、報告をするような議会もありますので、やはり質問したことで検討されるという、時期尚早で今できませんとか、それはそれでいいんだと思うのです。だけども、投げかけているのに何もないというのは、ちょっと私は個人的にいかがなものかと思いますし、一人二人でなく、何人かの方にやはりお墓のことに関するというのでしょうか、三日間道新でも連載されていました。それは合葬墓のことではなかったのですけども、やっぱり最後どうするかというのは、すごく大きな今問題にもなってますので、そのことを含めて2回目の答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは、考え方としては持っておりますので、実はそれは2番目の質問と関連してまいりますので、2番目のほうも含めて答弁をさせていただければというふうに思います。合葬墓については、これ何分にも宗教にかかわることでございます。家族のあり方― 87 ―だとか、お墓に対する思いは多種多様なお考え、ご意見があるところだというふうに考えております。一概にこうすべきであるという、そういう固定観念は持っておりませんけれども、行政がどこまでかかわっていいものかも慎重に検討する必要があると認識しているところであります。また、現状の津別墓地には、放置されたままと思われる箇所もありまして、その対策も必要であると考えているところでございます。ここからですけれども、津別町の合葬墓につきましては、現在お墓の設置と返還の推移を見守っておりますけれども、議員もご承知のとおり平成 22 年に開眼法要を行いました無縁有縁の碑の下に1メートル角の大きな納骨スペースを新たに新設したところであります。ここを合葬墓ということで、先ほどの網走市では2万円ということでありますけれども、北見市は 5,000円なのですけれども、有料化をいたしまして、そして使用することを今後検討してまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 ちょっと2番目のも先走って、さっき質問に入ったかというふうに回答を聞くと、そうかなというふうに思いますけれども、やはりなかなかお墓のことを考えるにもやっぱり世代みたいのがあって、どれぐらいから考えるのかわかりませんけれども、網走市のたまたま網走に親戚の方がいらっしゃっていてすごくいいということで、料金は今町長のお話ですと北見は 5,000 円というような話もあって、これは最初には横浜市だったかと思いますけど、そこで始めたというのは、またちょっと違った理由であったかと思います。横浜の理由が津別にはあまり関係のないようなというか、墓地そのものをつくれる面積が足りなくなったということでたくさんの方が一緒にというふうにもなっています。それから、そうでない所もいろいろあります。現状は、私何かのうち何かも、菩提寺の所での永代供養ということで既にお願いはしてあるので直接関係はないのですが、何というか高齢になってからどんどんかかる費用というか、そういうふうなとこを考えたときと、今流行語にもなっているような下流老人というか、老人層にすごい貧困になっているというような記事がよく出されています。そんなことを考えていくと、何というのでしょうか、ここで最後までいられないというか、お墓にも入れないというか、そういう人も出て― 88 ―くるのかなというふうにも思ったときには、いろんな選択肢があるので、神社に預ける人もいるかもしれません。神社のことは2、3日前の道新に出ていましたけれども、だから菩提寺に預ける人、それからもっと散骨するなんていう、海にするとか、木の周りにするとかいろんな選択肢があると思うのですが、せっかくこの土地で生まれて、この土地に眠りたいという人が菩提寺というか、そういう所の永代供養の多額というか、ちょっとわかりませんけれども、1区画幾らというお墓を買ってここに眠れないという人のために、先ほど最後のほうに町長の話にありました少しスペースがあるので、そこが考えれば考えられる場所であるということであれば、私はそういうようなものが用意されているというのは将来に向けて、もしかすると安心につながっていくのかなというふうに思いますので、ここを分けるとか、いろんなこともあるのだろうというふうに思いますけれども、この土地でと考える人には、こういう所もあるというふうなことをもっとできれば前面に出すとか、そんなこともあってもいいのかなというふうに考えております。何かあれば。

答弁 町長 佐藤多一

この件につきましては、町村で持ってる所というのはほとんどなくて、ある所は逆に聞いたことがちょっと手元資料ではないのですけれども、ほぼ市の段階でそういうことを持っている所がほとんどだというふうに思っています。それで、先ほど近隣町の美幌、大空町にも今回聞いてみたということなのですけれども、もう一つ町内の寺院のお寺にも聞いてみました。こういうことにどう思われるかということです。その中では、それぞれのお寺には、永年供養塔というのがありまして、そこにお墓がない場合、それからお墓を取り壊してと、そこに入れてもらえないかというときには、もちろんこれは檀家なのですけれども、入れてもらえることになっているそうです。そして、全く引き取り手がないという人についても、それは知らないということではなくて、その供養塔の中に入れていますということでした。ですから、全くお墓に入れないと、自分のお墓には入れないかもしれませんけれども、そういうお寺のそれぞれにある供養塔の中には今でも入れるような、そういう状況にあるということであります。それと、町のほうとしては、せっかく平成 22 年にきちんとしたものをつくり上げま― 89 ―して、毎年8月にはそこで盂蘭盆供養もやっております。ですからそこに入っても、自分で行かれるのはもちろんありますけれども、家族の方たちが行く場合もありますけれども、町内の全部のお寺さんが集まってお経を上げていただける場所としてありますので、ここをしっかりそういう位置づけをしていくことが必要かなというふうに思っている。こういう所がありますよということで、もちろん自分自分でお寺さんに永年供養をお願いして、お墓をお願いする部分もあるでしょうし、それぞれいろんな守り方のパターンがあるかと思いますけれども、一つのパターンとして開眼法要ということで、あの碑に魂を入れたということの法要の儀式も行っておりますので、そのようなことで検討してまいりたいというふうに思います。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 お寺があるのも承知していますし、あれです。それで、お寺も代々ということなので問題ないかなというふうに思いますが、相談を受けた方はちゃんとお寺というか、檀家はあるようなのですけれども、やっぱり何ていうのでしょうか、経済的なことなのかどうかわかりませんし、なかなか踏み込んでどうこうということではないのですけれども、いろんな選択肢はあるし、これだということはないと思います。でも、町民の中には、あまり費用がかからないでお墓に入りたいと思っている人もいるのも事実ですので、今さっき最後に言われたようなところを言っていく。それから、お寺の話何かを、どこでするかというのもあるかと思いますけれども、そういう用意もあるというようなことで、何かこれからもし町民の方から相談されるようなことがあれば、対応をしていっていだきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。合葬墓については、いろいろな考え方がありますし、個人の問題でもあるので、一応終わりにしたいと思います。次に、学力、学習状況調査について質問をしていきたいと思います。今回も学力テストが実施されまして、北海道教育委員会は、全国平均を下回っている市町村が多いので、改善策として一層の学力向上が望まれる地域や学校を支援するなどと言われています。どのような取り組みなのか、また、全国学力・学習状況調査結果について、今年は昨年よりも公表に同意した市町村が 48%から 75%になっている状況なのですが、― 90 ―当町では今後公表するような考えがあるのかどうか、まず一点目お聞きしたいと思います。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

はじめに道教委の学力向上に向けた取り組みの方向性と本町の対応はどうかということについてお答えしたいと思います。道教委は、全国学力・学習状況調査結果が平成 29 年度までにすべての管内で、すべての教科が全国平均以上になることを目標に掲げ、一日でも早く達成できるよう取り組みを進めています。しかし、今年度の調査結果がすべての教科で全国平均以上という目標に達しなかったことから、これまでの北海道学力向上推進事業に加えて、あらたに3事業を追加するなどにより、北海道の児童生徒一人一人に義務教育段階の学力をしっかり身に付けさせるための取り組みを打ち出しています。本町も、これまでも北海道独自の基礎問題であるチャレンジテストの活用をはじめ、放課後や長期休業中を活用した学習サポートの実施、道教委が主催する学力向上に向けた管理職研修及び学力向上推進研修会に校長や教員が参加して事業改善に取り組んでいるほか、宿題を出す内容など分量の工夫、家庭学習の意欲を高める指導を行うなど、道の課題は町の課題であると受けとめ本町の子どもたちの生きる力を伸ばす取り組みをしていることについて申し上げ前段のお答えをいたします。次に、全国学力・学習状況調査結果を今後公表する考えはあるかというご質問ですが、はじめに本町の児童生徒の状況についてお答えいたします。本年度の全国学力・学習状況調査結果は、保護者のほか地域の皆さまには学校便りでお知らせしているところですが、25 年、26 年、27 年度の3年間を見ますと、本町の小学校6年生の算数A、これはいわゆる知識問題であります。B問題、これは活用問題ですが、ともに全道・全国レベルとなっています。同じく国語A・Bもおおむね全道・全国レベルにあるものの、算数の各問題の正答率とも関連している国語の書くこと、読むこと、これが課題となっています。また、中学校3年生の数学A・Bは、全道・全国レベル以上、国語A・Bも全道・全国レベルか、それ以上の結果となっていますが、特に漢字の書き取り、記述式の問題に課題があることと、小中学校ともに家庭における学習習慣や生活習慣が改善されていないことが大きな課題となっています。― 91 ―文科省の方針として、これらの結果は事業改善や児童生徒の学習改善に役立てることが重要であることに留意し、適切に扱うこと。特に公表にあたっては、調査により測定できるのは、学力や学校における教育側面の一部であることなどを踏まえるとともに、序列化や過度な競争が生じないよう教育上の効果や影響等に十分配慮することとしています。ただ、調査実施要領が昨年度改正されたことにより、都道府県の教育委員会は、市町村の教育委員会の同意を得た場合は、当該市町村名および学校名を明らかにした公表ができることとなり、これにより北海道教育委員会は、道内の市町村の教育委員会に北海道版での公表を求めてきましたが、本町は公表が調査の本来目的に沿った活用につながるかどうかを検討し、27 年度は北海道版での公表を見送ったところです。本町が北海道版での公表をしなかった理由は、公表内容の一つであります各教科のどこができている、できていないなど視覚的に見えるレーダーチャートというグラフが、対象児童生徒の少ない本町は1人の持つパーセンテージが大きく左右するため、グラフだけでは誤解を招く恐れがあることや、小学校、中学校がともに1校であることは、町名イコール学校名となり、学校や児童生徒個人が特定される恐れがあることなどから、教育委員会議において慎重に協議し、北海道版での公表はしないことを決定したものであります。北海道版への掲載はいたしませんでしたが、保護者の皆さまには学校から、自分の子どもの得点や成績位置、全道・全国との比較データ資料などをお伝えするとともに地域の皆さまにも学校便りで概要をお伝えしたところです。次年度以降の公表のあり方につきましては、28 年度の教育委員会議において改めて判断すべきことと考えておりますことを申し上げお答えといたします。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 学力テストは一時休んでいて5年前から実施されるようになって、実施しなかったときに大きな理由があったようにも聞いておりました。それで、結果の発表をすることによって、やっぱりいろいろ序列化が学力だけでないいろんなところに問題が波及されるということだったのですが、今回 48%から 75%に、ほとんどの所が管内でも津別町を含めて4市町村というのですか、意外は急に公表するようになったので、そこに何か大きな理由があったのかなというふうな― 92 ―ことを感じ、今回質問することにしました。そして、どんな結果であれ、やはりしたものというのは、本来的には、全体にすることでなく、今教育長のお話ですと各家庭に細かくその結果について公表というか、各家庭に送っている全道レベルだとか、管内レベルだとか、全国レベルではどうかというふうなこともされているということなので、それによって、いろんな対策が講じられているのだろうというふうに思いますし、この中で学校ばかりでないというようなことで、そこへのその働きかけがどんな立場の人がすればいいのかなというような疑問もあるのかなというふうに思っていたりして、それは全体でどうかというのがわかれば、その都度、そのための施策みたいなのがあるのかなとか、そんなふうにも感じたので一つ目の質問としましたので、子どもたちにしっかりあれして、次に向けて学力と違うものと同じように、学校の点数だけでなくて、それは生活態度だとか違うことにも大きく影響するというふうに考えられることもあるので、それを基に地域の教育力みたいなものが向上していけば、なおいいかなというふうに思っています。それで、公表に関連して何か考えていることがあればお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

本町が公表しなかった理由については、前段申し上げたとおりでありますけども、実は、今の4年生の学年が 14 人と極端に少ない。その子どもたちのことを考えると、そのときになって出せないとかということではなくて、そういうことも考えていくべきではないかと。やはり学力テストというのは、ある分野の理解度を示す物差しであって、その結果は教育の効果を高めるために活用すべきだということを基本にして考えておりますので、そういった観点から他の町がどうかということについての詳細は調べておりませんけども、津別町の教育行政のあり方として、そうあるべきだという考えで 27 年度については公表しなかったということについてご理解いただきたいと思います。それと、学力だけでないということですけども、実は今月の小学校の学校便りに校長先生が書いた内容ですけども、学芸会の目的と見えない学力についてのお話が書いてありました。その内容は、学校でつくる学力は見える学力と見えない学力、その二つに構成されるということです。見える学力というのはテストで点数化されると。だ― 93 ―けども見えない学力の支えがあって見える学力につながっていくのだと。非常に納得できるようなお話が書いてありました。全くそのとおりだなというふうに思います。これからも、そういった考えで、生きる力となる太くて丈夫な根、とにかく根を育てると、これは小学校の校長が書いている内容と同じ内容になるかというふうに思いますけれども、そういった考え方で教育委員会と学校が連携して、課題を供しながら子どもたちの生きる力を育んでいきたいというふうに思っています。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 公表についてはわかりました。それで、今回のテストが終わった後、いろんな報道がされております。それで、これは教育委員会だとか父母あてに文科省が何人か抜粋をして、抽出をしてみたいなところだったのですが、親の収入だとか、それによって成績に差があるということで、非常に格差というのでしょうか、地域間格差というふうに言われるかもしれないし、学校ではクラスでは上位層とかそうでないところというふうに言うのかどうかわかりませんけども、そんな中でずっと見ていくと、今非常に格差社会であるというふうに言われていて、教育の分野でもそんなようなことが言われ、教育格差だとか、学歴の格差だとか、あるいは所得の格差ということで、これが負のスパイラルみたいになっているというので、それはここはやっぱり何とか踏ん張って子どもを、そういう中にいる子どもたちをやっぱり違う力で引き上げてやっていくということが、私は何か必要じゃないかなというふうに思われています。そこで、ずっとネット何かで関心というか興味深かったのは、確かに所得層の高い、学歴の高いところでは、この点数のやっぱり上位のほうを占めている。ところが、生活習慣がきちっとしている子は、早寝、早起きというか、早く起きる時間もきちっとしている、あまりテレビを見ないだとか、そういうふうな生活態度がきちっとしている子どもたちは、所得は低いけども上位層の4分の1ぐらいはそういう規律正しい生活をしている子どもたちが入っているというようなことも書かれていました。それから、新聞の問題も出ておりました。新聞を読む子と読まない子とで、やっぱり点数に違いが出てくるというような話も出ていました。そうすると学校の授業でなくて地域でやれることも、もしかしたらあるのではないかというようなことも思っています。それで、ちょっと細かなことなのですが、ずっと月に― 94 ―何回かは学校の図書室、図書館に新聞が置かれるように予算措置がされているけど、あなたたちの地域ではどうですかというような広告欄をたびたび見かけます。これは、新聞を読むことによる何というか学力の向上の一要因でもあるとしたら、その辺のところどうなっているか、ちょっと教えていただきたいと思います。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

二つ目のご質問ということでよろしいでしょうか。前段、今新聞のことに触れる前に、格差を生まない学校での取り組み、どんなことに気を付けながらやっているかということについてお話しをさせていただきたいというふうに思います。全国学力・学習状況調査の結果のみでは、親の経済力と学力の関係、そういったものが見えにくいのですけども、近年、子どもの学力が家庭の経済状況や文化的環境によって大きく左右することは、さまざまなデータから伺い知ることができ、今議員お話しあったように、義務教育の果たす役割というのは大きいなというふうに認識しているところであります。こうしたことから、すべての児童生徒に対して、漢字や九九などの読み書き、計算、こういった社会人として必要な基礎、基本を習得させるという義務教育の基本性格を踏まえるとともに、結果を分析し、中位、上位の学力を伸ばすこととあわせて、低位層にある児童生徒の学力を底上げをする、こういったことが重要課題であるということで、学校とともに諸施策を講じているというふうなところをご理解いただきたいと思います。本年度の結果で、重要課題の一つであります生徒数の少ない児童生徒、これをどのように課題を克服するかということですけども、そういった生徒に一定の成果が見られたというふうなところがありますけども、依然として今回の調査の一部の教科でゼロ回答もあったというふうなことであります。より一層の対応が必要だというふうに感じているところです。学校では調査結果を考察して、教員の授業研究の充実をはじめ、児童生徒には数値目標を掲げて学習改善や基礎、基本を習得させる取り組みをしているほか、年間を通じて朝読書、朝学習、また放課後の学習サポートを実施しています。特に学力の定着が不十分な児童生徒につきましては、個人のレベルに合った課題への取り組みや個別指導を行い、すべての子どもたちが「できた、わかった」が実感できる授業づくりの工夫をしています。― 95 ―教育委員会も、議会のご理解もありまして、学校の人的資源、この充実に努めてきております。学力格差を拡大させない対策として、また、すべての子どもたちの学力向上の効果が大きいという、その人的資源の充実、これにつきましては、習熟度別指導や少人数指導、個別指導などに必要な町費採用の教員や学習支援の配置に配慮してきておりますけども、今後も学力の向上とともに健やかな体、規範意識の体得といった知、徳、体の三つのバランスのとれた子どもたちを育むのにふさわしい教育環境の充実に努めてまいりたいというふうに考えています。また、学校以外でというお話もありましたので、家庭の協力の関係をお話しさせもらいますけども、大きな課題であります家庭における学習習慣や生活習慣につきましては、学力調査と同時に実施の児童生徒の質問紙の三年間を比較しますと、小学生では1日に3時間以上テレビやゲームに興じる時間が減ってきています。逆に平日の家庭での学習時間が少し多くなっているということで、家庭での学習習慣に改善が見え始めているというふうなことが言えると思います。同じく、中学生の三年間比較では、1日に3時間以上テレビやゲームに興じる時間数、これはあまり変わっておりません。ただ、平日の家庭での学習時間が少し多くなるなど、家庭での学習習慣に改善が見られるようになり、学校と家庭が連携して課題に取り組んでいるという成果が見え始めています。さまざまなデータからも家庭生活における親の子どもへの働きかけや、子どもの家庭学習は、学力と大いに関連があるとされており、家庭での過ごし方が学力定着や格差解消をはじめ、本町の子どもたちが抱える課題解決の鍵になるとの考えで、これまで以上に学校と家庭、さらには地域が連携して諸施策を講じてまいりたいというふうに考えております。最後にご質問のありました新聞の関係でありますけども、現在、学校図書に新聞は配置しておりませんけども、授業の中で小学校の国語の授業において新聞を活用しているということ。それから、中学校においても、先般、公民のところ、社会、公民のところで株の増減、こういったことについて新聞、経済新聞を使ってそれを教材として授業を行っているというふうなことで、家庭で読むとか身近な所で読めるというような状況にはありませんけども、新聞を活用した授業については小学校、中学校とも行っているということでご理解いただければというふうに思います。― 96 ―

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 小学校の6年生と中学3年生ということなので、なかなかまた次の小6、中3ということで同じ子どもがどんなふうになっていったかというのは、小6が中3を受けるまで、その子の発達というか進み方はなかなかわからないかと思いますが、やっぱり、いろいろ言われている中で、学校もそれから委員会も、それから何ていうのですか少人数をしたり何かして、多分全体的な数字は先ほどお話があって、そんなに悪くないのかなというふうに受けとめました。管内的にどうこうというふうに言われるけども、網走管内が、じゃあ北海道でどれぐらいにあるかというふうに考えると、また違う面も出てくるのかなということで、数字一つ一つでなくて、やはりだんだん子どもの数も減ってきている中で、やはり何というか丁寧にというか、指導していただいて、それから、人的ということですよね、支援員を増やしていくという、それはお金のかかる問題でもあるのですが、そういうふうにしていって、管内的には非常に先ほどの数字を見ると小中学生で二百数名で、同じ人口規模の町よりも津別町はさらに百人ぐらい少ないというような状況にあって、少人数学級もこれ以上少人数にならないというところもあるのかもしれないのですが、できれば先生方に対する支援というか、人を増やしていくときの支援何かは、できるだけ充実をしていって、いい形で義務教育が終われるようになればいいなというふうに思っています。先ほど来からテストの結果についての公表の問題、それから格差が広がりつつあるというふうに言われているところでの対応の仕方についてお話をいただきましたので、ほぼ内容についてはわかりました。つい二日ぐらい前だったでしょうか、やはり網走管内というか、同じように日高町、人口は津別よりはずっと大きいと思うのですけれども、そこで、道内の小中学生が朝食を毎日食べる割合が全国平均を下回っているというような報告があったようです。そこで、この日高町では子ども向けに、早寝、早起き、朝ご飯運動を進める条例を制定するというような動きにもなっているということで、やはり規則正しい生活が学力にも大きく影響するということを示した一つの方法かなというふうに思います。やっぱり、たくさんいる子どもの数でもありません。いろんなところで窮屈な思いをしな― 97 ―く、自分たちの目標に向かって進めていけるように、大人の立場でサポートできるのであれば、これからもしていってあげたいなというふうに思いますので、その点含めてよろしくお願いいたします。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

まず、学校の指導のあり方ですけども、人的な配置、これについては、今後も子どもたちが「できた、わかった」、これが本当に実感できる、授業の中で「できた、わかった」が実感できる、そういう取り組みをしていきたいと。そして、その中でわからないものについては、放課後の学習サポート、そういったことも実践していく。それから、特に中学校では、数学の授業を全学年TT配置、それから授業時数の3分の1については、習熟度別の学習をしているというふうなことであります。それは、教員を配置しているというふうなことによってできるということであります。その結果かどうかわかりませんけども、非常に中学校については数学の結果がいい状況になっているということは読めるのかなというふうに思います。小学校についても少人数ということで、35 人を超える分については、町独自で二つに割って目の行き届く教育に力を注いでいるというふうなことであります。また、支援員についても、昨年度から9歳、10 歳の壁、3年生、4年生のときに分数の割り算が出てくるだとか、割り算に余りが出てくるだとか、そういった今までの視覚的なものと違って抽象的な事象が授業の中に出てくると、そういったことを判断しながら学習していくということについてなかなかついていけないというふうなところ。そこで遅れてしまうと、その後、4年生、5年生、6年生、中学生という形で結局授業がつまらない、学校がつまらないということになってしまうので、そういったところをなくそうということで、学習支援員の配置について議会のご理解を得て昨年から配置しているところであります。今年度もやっていますけども、そういったことについても今後も続けていきたいなというふうに思っているところです。あと、学力を向上させる家庭での取り組みということで、朝食のお話がありましたけども、一つ例を挙げますと、朝食を毎日食べるとか、テレビやゲームの時間数が少ないだの生活習慣、それから家で宿題や計画を立てて勉強するといった学習習慣の定着化、こういったことに保護者が関心を持ったり、あるいは働きかけをするというふ― 98 ―うなこと。それから、保護者自身が子どもに本や新聞を進めるとか、あるいは一緒に図書館に行くだとか、また、授業参観や学校行事に積極的に参加するといったような、保護者みずから行動している家庭、こういったところについては高い学力につながっているというふうな結果もありますので、これからも学力向上に王道なしというふうなことは言われますけども、こういった一つ一つの積み重ね、毎日の生活の中での積み重ね、これが大事なのではないかなというふうに思っておりますので、学校とともに引き続き保護者に、例えば学校便りだとか、あるいはPTAの懇談会、そういったものを通じ理解、協力を求めていきたいなというふうに思っています。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 今言われたようなことを進めていっていただきたいと思いますが、最後に、先ほど細かなことをいろいろ言われたのですが、中3の数2Bの場合、所得の格差の数字も出ていました。年収が約 340 万円のグループでの正答率が 32%だったのに対して、930 万以上だと 55%の正答率が出ているというのは調査したのも報道されています。それで、どこに生まれるかみたいなところで子どもはいろいろあるのかもしれないので、そういうようなところ思いながら子どもたちの教育にあたっていっていただきたいと思います。以上です。

答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)

今ご質問いただきましたことを意識しながら、教育行政進めてきているつもりでありますけども、より一層、例えば放課後あるいは長期休業中を活用した学習サポート、そういう特別な所に通わなくても学校の中でできることについてはやっていきたい。それから、社会教育事業の中でも、学び場ということで長期休業中に夏、冬2回学校を使って、学校の先生の協力やあるいは大学生の協力を得て学習サポートをしているというふうなことでやっておりますので、そういった機会をどんどん多く持つような形で、格差を生まないような教育に力を注いでいきたいというふうに思っています。

出典:津別町議会 平成27年第8回定例会 2015年12月17日 議事録 PDF(84ページ) 間違いを知らせる