みんなの議会

津別町議会 平成27年第7回定例会 2015年9月16日

以前に買い物難民等について

2015年9月16日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「以前に買い物難民等について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 石川篤が答弁しました。

質問者
篠原眞稚子 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長 石川篤

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 9番 篠原眞稚子

次の質問に移りたいと思います。次の質問なのですがフードデザートと言って食の砂漠ということで、私は以前に買い物難民等についての質問もしたことがあり非常に生鮮食料品の入手が困難になり、それは高齢化社会を象徴する問題であるというふうなことを聞くにつけて、大変な問題だ、今現在はよくても5年後、10 年後に向けては非常に大きな問題になり、今いろんな計画を策定中であるので、この問題に対する認識と、それから今後の取り組みについてお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それではフードデザート問題についてお答えしたいと思います。これは、フードデザートというのは、文献によりますと社会・経済環境の急速な変化の中で生じた「生鮮食料品供給体制の崩壊」と「社会的弱者の集住」という二つの要素が重なったときに発生する社会的弱者層の生活環境悪化問題というふうにされているところです。この「生鮮食料品供給体制の崩壊」につきましては、商店街の空洞化などによる買い物の利便性の低下という空間的な要因だけではなくて、貧困や差別、社会からの孤立という社会的要因も含まされているとされておりまして、こうしたことが進みますと津別町においても社会的弱者の栄養事情が悪化しまして、疾患発生率が増加して高齢者の要介護度の上昇にもつながることが懸念されるところでございます。そこで津別町の現在の状況についてでありますが、平成 25 年に相生地区行動計画を立てるために行ったアンケート調査を見ますと、どこで買い物をするのかの問いに対しまして、美幌町が 15.9%、津別町が 12%、北見市が 11.6%となっており、その交通手段といたしまして自家用車が 31.9%で、バスが4%というふうになっていました。現状は、自家用車の利用が中心ですけれども、自由回答欄には、「相生でもう少し買― 40 ―い物ができるところがあれば」と、それから「車で行けなくなったら」と、そしてまた「何か別な方法で買い物ができるようにしてほしい」という記述もあったところでございます。この「別の方法での買い物」につきまして、津別町の実情を調査いたしましたところ、今月9月7日現在で、コープさっぽろの組合員に登録されている方が 1,258 名おりまして、このうち宅配を利用している方は 332 名となっています。また、カケル君が月曜日と金曜日に来町いたしまして、町内 17 カ所で移動販売を行っておりまして、1日当たり大体 60 名から 70 名の方たちが利用しているというふうに聞いているところです。このほか、町の商店はもちろんのことですが、民間事業者による宅配事業や移動販売も行われていますことから、現時点で差し迫った「食の砂漠問題」はないものと考えております。しかし、本年6月に実施しました地方創生に関するアンケート調査におきまして、買い物環境と交通環境の整備がトップツーとなっていますことから、物理的な整備はもとより、高齢者の社会からの孤立を考慮いたしまして、人と人とのつながりに重点を置いた取り組みを福祉関連事業と連動させながら進めてまいりたいというふうに考えているところです。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 今町長のほうから答弁をいただきました。実態とそれからいろいろ言われております。調査は例えば本当に町の歩いて暮らせる範囲を超えた、それと高齢化率の非常に高い所を中心に相生地区でされて現状の数の報告がありました。私は、今現在非常にこういう状況ではないのだけれども、これはわかりませんけれども人口問題何とかで、2040 年だとかというときになったらどうなるのだろうと。そのときに急に対策を立ててどうこうなるものでもないし、今いろんなことでまちなか再生は筑波大学が、先ほどお話のありましたように大阪市立大学、その方が保険、介護そっちのほうの分野でされているのかちょっとわかりませんけれども、そういう中で非常に心配というか、今現状ではそう困っていないというふうな数字が出されています。ところが、こういうネットだとか、それから宅配だとか、そういうものはこれからも、もしかするとどんどん入ってくるのかもしれないのですけれ― 41 ―ども、すごく効率が悪くなって人口が少なくなったり、それから利用者が減ってくると簡単にやめられてしまうというような側面もあるのかなというふうに思っています。そういうところで今後に向けて十分検討していただいて、対策を練っていっていただきたいなというふうに思ったのが、今回食の砂漠ということについての質問にしました。それで、買い物というのは、買い物行動とういうのは、自分で行って買うということと、それから届いたもの、そういうものだけでは内容も違うし、それから人と会って対面してするというのがこれから高齢化社会とか、それからいろんな先ほど食によるバランスの悪い食事というのでしょうか簡単に言うと、そういうことが要介護にもなるということであれば、歩いて行って買い物をするということが若干のこの抑止にもなったり、それから全然商店のない所でよくテレビやニュースとかにも出るのですけれども、やっと小さなスーパーができた、そうするとそこが日常の何というか初めてそこに行って今日初めて人と会ったとか、話ができたとか、そんなふうにもつながっていくということになっているようなのです。それで、食の面と、それから相生のことだけ言っていきますと 31.9%が自家用車で遠くに買い物に行っているということが言われていました。4%がバスというふうになっているのですけども、私がバスの便宜さというのでしょうか、そういうこともこの4%という低い数字になっているのかなというふうに思っているのですが、その辺のところの感触というか、どんなふうにとらえてらっしゃるのか教えていただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

午前中に2回目のご質問でございました。フードデザートということで、実は答弁ちょっと迷ったのですけれども、それはこれが意図している「生鮮食料品の供給体制の崩壊」というところに力点を置いて答弁すべきか、あるいは買い物難民一般を指して答弁すべきかということが、ちょっといろいろあったのですけれども、それで私のほうの1回目の答弁は両方含んだ形で答弁をさせていただきました。その中で、先ほどのご質問でいきますと、特に相生地区で平成 25 年に行ったアンケート調査によると買い物に行く手段としてバスが4%ということであります。その辺の感触というのですか、それはどうかということでございました。これにつきましては、実は今先ほどの佐藤議員さんにもお話しをいたしました地域総合支援型自治体推進モデル、岩間先生が行っています研究がございますけれども、これは今現地調査といいますか聞き取りに入っておりまして、私どものところの課長も質問をしながら調査に入っているところです。この休憩中に課長のほうで、ちょうどそこを回っているいわゆる感触というのも、お話しをしてきたということでありますので、むしろ私が話すよりもその感触については、課長のほうから話したほうがより当たっているのかなというふうに思いますので、今これから課長のほうからちょっと報告してもらうことにいたします。

答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2016年3月まで)

それでは、私のほうからフードデザートとは直接関係ございませんが、現在岩間先生の地域支え合いの活動に対するアンケート調査を町内の 13 の自治会を無作為に抽出し、津別町の人口構成に合うように地区を選定してアンケート調査を実施し、直接出向いて回収しております。その直接出向いて回収して、昨日は大体二十数件歩いてきたのですが、それはやはりその方の生活実態を目で見て来るということと、やっぱり直接会って話をして困っていることを聞いてくるという形でやっております。昨日歩いた中では、やっぱり 40 代から 90 代までも歩きましたけれども、ほとんどが昨日は実は緑町第一地区を歩いたのですが、現在やっぱり退職して間もない方がほとんど多くて、今現在はやはり困っていることというのはほとんど少ない、ないような状態です。やっぱり印象としては、国のほうで言っている今の― 43 ―団塊の世代が 10 年後大変になるというような形で、それと同様に5年、10 年後、このときになると、やはりかなりいろんな手助けが必要な人が増えてくるのかなというような印象を持ちました。以上です。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 私も前に足の確保みたいなのが大変ということで、買い物難民の質問をさせていただいたことがあります。そのときも多分、もう4、5年前かと思うのですが、調査の時点で困るというような人は、余りいないということはないのですが、ただ、足の確保ということで言えばバスの便が悪いとか、そんなことだったかなというふうに思っています。私は、今回町長の今の話にもあったのですけれども、フードデザートというのはすごく深刻な問題を及んでいるのじゃないかというふうに思って、いま今解決できることと、それから今課長の発言でもありましたけれども、5年、10 年経つと車が利用できない。それから、何というのですか、今コープですか、それとかカケル君とか、そういうようなのが戸数がどんどんどんどん減ってくるとどういうふうに、今と同じようなサービスをするのかどうかとういことも心配になったのと、何よりも生鮮食品をとれなくなって健康を害して要介護状態になっていくというようなことで、ちょっといろいろ調べてみると、取り組んでいる町も徳島だったかあるようなんですが、そことまた津別町とは同じではないのじゃないかなというふうに感じてもいます。それで、真新しいことでもあるけれども将来必ずそういう問題が出てくるのではないかというふうに思ったのが一つと、それと今実態調査をされているという状況なので、その先のことを現状の実態調査と合わせて5年になるとこの地域はこうなって、39%ぐらいはまだ車の運転は今できるけれども、その頃はできなくなる。そして、移動販売が可能であるのかないのかとか、そういう分析を今専門家の方もいらっしゃっているようなので、きちっと先に向けての体制をとっていただければ質問する意味があったかなというふうに。これは、いま今出てきた問題じゃなくて、もう 70 年代ぐらいから、それは日本じゃないのですけれども、こういう言葉が出てきているみたいですし。いつもアメリカのいろんな問題というのは、10 年後の日本の問題でもいろいろ見ているとそんなふうにも映っているように私は感― 44 ―じています。それで、アメリカなんかは、この生鮮食料品をとることができなくなって健康上影響を及ぼしている人がすごく多くて、国家予算をたくさん投入しながらも手当てしているというような話もあったので、先に向けて十分と言えるかどうかわかりませんけれども、そういう体制を庁舎内だけでなく、今専門家の方がいらっしゃっているときに計画を立てていってもらえばいいのかなというふうなことを思いまして質問していますので、その辺のところをお含みおきいただければというふうに思います。

答弁 町長 佐藤多一

生鮮食料品がだんだん手に入らなくなってくるということに対して、また将来的に心配と、そして今コープで宅配をしていただいたりとか、あるいはカケル君が来て移動販売をしているという実情にありますけれども、この去年の12 月ですか、こちらのほうでお話をさせていただいておりますけれども、去年の 12 月の行政報告でご承知のようにさっぽろコープと高齢者等の見守り協定というのを 12 月に結んでいます。その内容につきまして議会でも報告をさせていただいたわけなのですけれども、そのときに宅配の利用者の数値も皆さんにご報告しておりまして、323 名というふうに報告させていただいています。ですから、今回9月7日時点では 332 名ということですから、9名宅配を受ける方が増えられているという状況になってございます。こういうものを非常に便利だということで使われている方もありますし、それから町の中の業者の方たちも一部送り迎えもしてやりながら対応しているという状況も聞いております。コープが来なくなったり、あるいは引き上げた場合どうなるのかということでありますけれども、それももちろんないとは言い切れませんけれども、もっと深刻なのが、町の中に生鮮食料品を扱う店がなくなるかもしれないという、後継ぎの問題等々含めて考えると、そこのところもやっぱりしっかり対応していかなくてはならないものですから、そうすると商工会とのしっかりした議論というのが必要になってくると思います。町はどういう形の支援をすれば、町がスーパーをやったり何とかということにはなりませんので、どういう形で支援をすると、どんなやり方が出てくるのかということを、やはりきちっと双方で話し合う必要があるのかなというふうに感じているところです。― 45 ―それから、生鮮食料品の関係でいきますと、たまたま資料を見ますと、これは農水省が 2011 年に調査を行っています。これは、地方都市と、それから津別のような農村部、それからもう一つ、都会のいわゆるベッドタウンですね、こういう中で高齢者の買い物行動と栄養状況というのを調べているわけですけれども、ここで興味深い数字としましては、都会ほどいわゆる低栄養のリスクが高いという状況が出てきます。農山村ほど大丈夫という結果が出るのですけれども、それはやはり大きく二つ理由がありまして、一つは意外に家庭菜園をされている方たちが多いということと、それから地域のコミュニティーが非常につながりが深いということで、いわゆる助け合いの「よかったらこれ食べないかい」というようなことで、これが地方都市、あるいは都会のベッドタウンから比較すると非常に高いので、むしろ農山村のほうが栄養状況はいいという調査結果も出ています。ただ、これがどんどん人口減少していっていわゆる言われています消滅可能性都市だとか、そういう状況に至ってきた場合に、ここが成り立つかどうかというのは当然あります。そこで今地方創生だとか、あるいは中心のまちなか再生だとか、それは商店も含めたさまざまなことが複雑に入り込んでいる内容でありますので、それらを一つ一つ整理しながら、どういう組み合わせでいくと、ここで先ほども佐藤議員もお話が出ていました住み慣れた所で安心して暮らしていけるのかというその仕組みづくり、それを今検討していきたいというふうに進めているところですのでご理解をお願いしたいというふうに思います。

質問 9番 篠原眞稚子

〔登壇〕 今それぞれ実態と今後に向けてという話の答弁がありました。都市は都市の問題、地方は地方でのこの問題いろいろあるかと思います。国のちょっと様子を見ると、いろんな省庁がいろんなメニューで支援をしているような所もありますので、将来に向けて今商工会の問題であるとか、コミュニティーの問題というのもありました。地方でもやっぱり核家族が進んでいるところもあります。そして、中心地でない本岐だとか相生だとか、そういうことでなく、やっぱり町の商店にちょっと遠い、歩いて行けない所でやっぱり困っている範囲もあるように見受けられます。足の問題を訴えているところもありますので、買い物とか、それから栄養だけの問題でなくて、いろいろな問題を抱えておりますので、今研究されたり、― 46 ―いろんなところに声を掛けながら、例えば言われている二千何百人になっても、一つの町として成り立っていくようなことを多分色々な計画の中にも盛り込まれているのだろうというふうに思いますけども、生きていく上で食って大きな問題でもありますので、念頭に置いて計画等の作成にあたってほしいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

具体的なことはこれからいろんな手段、方法論が出てくるかというふうに思います。それを実行するためには、何が必要なのかということも含め、それから、それはもちろん金銭的な部分もあるでしょうし、それからマンパワーの問題もあるでしょうし、さまざまなことがこれから実行する上では方向性が見えて、それを実行していく上には、いろんな壁も出てくるでしょうし、いろんなことが出てくるかと思いますけれども、基本的にはやはり住み慣れた所できちっと生活ができる、安心して暮らせるというところを目標として、それに近づけていけるような、多分これはエンドレスな取り組みになってくるかというふうに思いますけれども進めてまいりたいというふうに思います。

出典:津別町議会 平成27年第7回定例会 2015年9月16日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる