新十津川町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日
町内での買い物がしやすい公共交通とは
2026年3月12日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「町内での買い物がしやすい公共交通とは」について質問し、町長 谷口秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 町長 谷口秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 10番 西内陽美
議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき、町長に一般質問をさせていただきます。質問は、地域公共交通に関するもので、町内での買い物がしやすい公共交通とはの内容でお伺いをさせていただきます。令和4年度、新たに現在の地域公共交通体系がスタートして4年が経過いたしました。これまでの間、スクールバス登下校便への一般住民混乗運行の開始、運行経路の延伸、乗車場所の増設など、町民の皆さまの利便性を向上させるため検討を重ね、さまざまな方策を講じてこられましたことは、一住民といたしましても大変ありがたいことと承知をいたしております。町は、今計画の策定に至るまで、令和2年度に町民アンケート、高齢者アンケート、高校生の通学状況アンケートに加え、老人クラブやゆめりあ部会、民生委員児童委員協議会への意見聴取を行うなど、丁寧に状況の把握や、意見の聞き取りなどに努められ、計画に沿って運行をしていただいております。しかし、自家用車を持たない住民、とりわけご高齢者からは、依然として買い物するのに困っている。買い物難民状態になっているとのご意見をよくいただきます。伺ってみますと、主に役場発着前後に町内の商店街を経由し、停車する路線であれば買い物をしやすい。夏は自転車で街の中心部まで行けるが、冬は買い物の荷物を持って交差点を渡り、役場まで戻るのは難儀である。危ないと思う。役場には度々行く用事があるわけではない。役場ターミナル以外に農協ストア前に停留所が欲しいという内容のご意見でした。毎日の暮らしの中で、気軽に町内のお店で買い物をしたいのに行けないという状況があるようです。町内で買い物をしたいのにできないというのは、消費者と商工業者の双方にとって大変残念なことであり、検討の余地があると考えます。本町の高齢化率は40パーセント目前であり、自動車運転免許証を返納する方も増えてきています。町内で買い物をしやすくするよう運行路線の検討や停留所の増設など、現行の運行体系の見直しをすることについて、町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 谷口秀樹
それでは、10番議員のご質問にお答えをいたします。まず、商店等の前の停留所としまして、かつては、北海道中央バスのふるさと公園線と滝川浦臼線並びに乗合タクシー及び乗合ワゴンの乗降場所を農協ストアの前に設置しておりましたが、こちらは、令和3年度末でのバス路線の廃止や公共交通体系の整理に伴いまして、なくなってしまいました。令和4年度以降の地域公共交通は、今ほどの北海道中央バス2路線の撤退の動向も見据えた上で、持続可能な公共交通ネットワークを形成するため、本当に多くの皆さま方に参加をしていただいて、町公共交通活性化協議会において、町地域公共交通計画を策定し、計画の基本方針の目標の一つに、既存の交通資源の総動員による生活の足の確保が定められました。また、この計画の下、具体的な路線や運行内容につきましては、町地域公共交通利便増実施計画に定め、これに基づいた運行が令和4年度から始まったところでございます。以降これまでの間につきましては、10番議員のご理解のとおり、運行経路や停留場所、便数などについて、利用の実態や利用増の見込みに応じ、運行事業所のご理解と地域公共交通活性化協議会での議論を経て、必要な改善や変更が加えられながら、通学や通勤、通院や買い物といった生活に欠かせない足としての役割を果たしてきているものと認識をしているところです。特に、この公共交通の運行が民間の交通事業所各社によって実現していることにつきましては、とても心強く感じており、町といたしましても、引き続き運行の継続に対して必要な支援を講じていきたいと考えております。次に、役場庁舎にバス待合所を設置しておりますことは、新庁舎の建設のタイミングも相まって、町内外の路線を庁舎前に集約し、乗継拠点とすることによって運行の効率化を図り、持続可能な体制を構築するため、ターミナル機能の創設を計画の目標として掲げ進められてきた結果でございます。以上のように、本町の公共交通に関しましては、運行経路やターミナル機能などについて、公共交通計画を策定するにあたって検討協議をしてきた中で合意形成されたものであり、また、本町における運行の実態として、路線の大部分が民間事業者による旅客運送でありますことから、利用者からのご要望を含め、その都度、すぐに応えていくことは少々難しい側面があることは、ご理解をいただきたいなというふうに思っております。一方で、ご質問で提示されました町内商店前などへの停留所設置のご要望につきましては、町内でのお買い物の利便性の向上という意味からは、充分理解できるものでございます。今回のようなニーズがありましたことは、運行事業者とも共有していきたいと考えております。また、これまでにも、町民アンケートやお試し乗車の利用者アンケートにおきまして、同様のご要望を3件いただいているところでございます。仮に商店前に停留所を設置するとした場合、運行経路の変更によるダイヤの組み直しの可否、そして、停留所案内板の設置場所の賃貸借、冬期における除雪の管理など、設置を安易に決められない問題点もございます。以上、現在の地域公共交通体系は、計画に沿った中で民間事業所による運行を中心に構築されていること、また、新たな停留所の設置は、経路やダイヤの変更、維持管理の面などから変更が容易ではないこと、加えて、私の立場からだけで判断できるものではないということは申し上げております。最後に、本町の公共交通がより良いものとなっていくためには、利用されている方々だけでなく、利用されたことがない方々の声も大切と考えておりますことから、次期の地域公共交通計画の策定作業を行うこととなる令和9年度に向けまして、現行計画を策定したときのように、利用していない高齢者等も含めまして、公共交通に対するニーズの把握にも努めたいと考えていることを申し上げまして、10番議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 10番 西内陽美
それでは再質問させていただきます。ただいまの町長のご答弁からは、住民の皆さまから私がお伺いしたご意見は、既に町長も把握をされているということがわかりました。そして、それらの要望に応えるとした場合の諸課題についてもお聞かせをいただき、理解いたしました。しかしながら、住民の方々が不便に感じている点を軽減する方法を何かしら試してみることも大事ではないかと思います。ご答弁では、次期の計画策定を行う令和9年度に向けて、ニーズの把握に努めていただけるとのことでありましたので、どのような方法をもって把握されるのかという観点で再びお伺いさせていただきたいと思います。再質問といたしましては、ニーズ把握ということで、一定期間を設けた実証実験や、ニーズ調査を実施することに対する町長のお考えをお伺いしたいと考えます。具体的な実証実験の一例といたしまして、停留所の増設につきましては、例えば、JAピンネストアー前を検討されたらいかがでしょうか。路線の見直しでは、各方面から中心部に乗り入れる際には、JAピンネストアー前や、既にある農業高校前など複数の箇所を経由してから役場バスターミナルに到着する。中心部から各方面へ向かう際には、役場バスターミナルを出発してからJAピンネストアー前や農業高校前など、市街中心部を経由してから各方面を向かうというような路線を検討されてはいかがでしょうか。それほど大きく路線を変更せずとも実証実験はできるのではないかと考えます。町内での買い物をしやすい環境を整えるということは、消費者側への支援のみにとどまらないと考えます。町長は、第8代新十津川町長にご就任された際、初の執行方針演説の中で重点として取り組まれる六つの政策の一つに、力強い産業があるまちづくりを掲げられました。そこには、自治の基本は自ら納めることであり、地産地消や地元のお店を利用することも同様であるとし、私達が消費するものは、私達の町で購入することを奨励するとともに、商工関係団体や商店街などが地元消費を図る主体的な取組に支援するとの力強いお言葉がありました。町としては、商工業者への支援という側面からも町外ではなく町内の商店に人を呼び寄せ、にぎわいのある商店街を作っていくために、地元で買い物をしやすい交通体系を整える必要があるのではないかと考えます。町長のご答弁からも、実際に運行を担ってくださっている民間の交通事業者様のご理解とご協力がなければ様々な改定は難しいことは理解いたしましたけれども、ニーズを把握するためには、アンケート方式のほかに実証実験を行って、実際にお試しで運行してみて、どれぐらいの利用があるだろうかとか、実証することによって新たな課題が捉えられたり、そういった具体的な結果を見ることが可能になると思いますので、そういった実証実験による調査は有効と考えます。公共交通に対するニーズの把握方法として、実証実験、ニーズ調査を実施するということに対して、町長のお考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 谷口秀樹
それでは10番議員の再質問にお答えをしたいというふうに思っております。ただいまの再質問の中では、ニーズの把握ばっかりではなくて、実際、実証実験を行ってはどうかということでの提案だったというふうに思っております。その前に一つ、先ほど執行方針の話も出ましたので、ちょっと述べさせていただきたいと思うんですけれども、町内の商工業者というのは、やはり商工業を営むということのその裏側にというか反対側には、やはりそれには消費者がいて、そこで経済活動が行われて、今の状態が維持発展していくっていうことが大前提だというふうに思っております。という意味からすると、今ほど議員がおっしゃられた商工業者の方も頑張るけれども、いわゆる一般消費者の方も、そういった意味で町内消費を上げるという意味で、要するに、無くなったら消費者が困るっていうことで、これも一つの社会インフラの一つだというふうに私も認識しておるんですけれども、そういったことが大切であるということを前提に、こういったことをしていったらどうだというふうな意見というふうに捉えておりますけれども、今ほど実証実験の話もありました、今後そのときと同じようにやりますよと、前回と同じようなことでやりますよということになると、やはりニーズ把握っていうのはアンケートだったりとかそういったことが主になってくるんだろうというふうに思います。そういったことも含めて、先ほど申し上げましたとおり、これは、町が主体的にこうやる、ああやるっていうことが主体的に決められるものではないということは、今ほどご説明したとおりなものですから、こういった話があった、こういうことが出来ないかどうかみたいなところの共有を図っていきたいなというふうに思っておりますし、これができるというような、何か可能性があるということであれば、そこは決して令和9年度に待つことなく進むことは可能だとは思うんですけれども、その辺はやはり町だけが一存で進めるわけにはいきませんので、そこは事業者の意見が、考えが結構大きい部分がありますので、そういったことも含めて共有をさせていただいていきたいなというふうに思います。そこら辺までが今のところ、この地域公共交通のあり方を変えていくっていう意味の答弁でしかないので、その辺のところはご理解をいただきたいなというふうに思います。これは決して、この流れといいますか、消費者が困っている、これを見過ごしたまま私もいるのは不本意であるので、これは何とかしたいなという気持ちはありますが、事業者さんの考えや体制もありますので、その辺も含めてご理解をいただきたいなということを申し上げまして、私の再質問の答弁とさせていただきます。
再々質問 10番 西内陽美
それでは再々質問といたしまして、再度お伺いさせていただきます。ただいま町長のご答弁では、住民の皆さま方のそういったご不便なご意見ですとか、実証実験についてのお話は交通事業者と共有をされていくというようなお話でございましたが、そういったご意見につきましては間違いなく、本年開催される地域公共交通活性化協議会の議論のテーブルに載せていただけるのかどうか、確認の意味でお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 谷口秀樹
今ほどの10番議員の再々質問にお答えをしたいと思います。会議の中にこの議論を俎上にしてくれるかということですけれども、これは、一般質問でなった話ですから、それは議論の中に入れて話は進めていこうというふうには思っております。以上を申し上げまして、再々質問の答弁とさせていただきます。