津別町議会 平成27年第5回定例会 2015年6月25日
社会保障、要するにマイナンバー制度、それから選挙制度について
2015年6月25日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が「社会保障、要するにマイナンバー制度、それから選挙制度について」質問し、町長 佐藤多一、総務課長 齊藤昭一が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、総務課長 齊藤昭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 次の質問にまいりたいというふうに思います。社会保障、要するにマイナンバー制度、それから選挙制度について、戦後 70 年大きな変革ではないかなと考えているところでございます。これは、まだ国会のほうも成立したばかりで事務方のほうには昨年あたりから、それあたりは恐らく情報的には入っているのではないかと思うのですけども、町民にとっては、この二つの法律が大きく変わるという中で、このマイナンバー制度と選挙制度で 18 歳が選挙有権者になるという形で、今後この二つの問題が特に住民としては不安もあるだろうし、疑問も当然出てくるのではないかなと思います。それで、次の点についてお伺いをしたいと思います。マイナンバー制度と行政との関係、いわゆるどういうふうになるのかと、それについてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それではマイナンバー制度の関係です。社会保障とテーマとしましては、質問の大きなところは、社会保障と税番号制度と選挙制度ということでありますけれども、これ別々のものというふうにとらえておりますので、関連付けてはなかなか2つはお答えしづらいなというふうに思っています。それで社会保障・税番号制度の関係のマイナンバー制度と行政事務の関係でございますけれども、これは平成 28 年1月1日より税と社会保障の手続きにおいて、マイナンバーの利用が開始されることになります。このため来年1月から役場での手続きの際には、マイナンバーの記載が必要になる場合が出てまいります。ただ、国の機関間での情報連携は、平成 29 年1月からで、地方公共団体との情報連携の開始は同年7月から予定されているため、大きな動きはその後になるものと思われます。連携後につきましては、国の機関や自治体などが保有する個人情報をマイナンバーによって紹介できますので、このことにより、従来、各種手続きの際に求めていました添付書類の提出を省略できるなどの負担軽減と利便性が向上するとともに、情報の入力や照合作業の軽減などにより、行政事務の効率化が図られます。また、所得など― 52 ―も的確に把握されまして、税の申告漏れなどをなくすことも可能になると考えているところです。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 いわゆる 28 年1月、その前にそれぞれ国民全部にナンバーをある程度手続き上ですけども、10 月あたりからこの関係について進められると。28 年の1月にはカードを発行するという形に多分なるのではないかなと思います。もう、ある程度時間がないような気もするわけでございます。それで今言われたとおりカードが発行されるということは、即必要に応じてそういう部分が事務的に行われるのではないかなと思います。そこで、町として 28 年の1月まで対住民に対してどういう周知と、この制度がどういう住民と行政とのかかわりがあるのか含めて、情報を知らせる手段がいろいろあろうと思うのですけども、それあたりどういうふうにされるのか、今の時点で考えられているのでしたらお伺いをしたいと思います。
答弁 総務課長 齊藤昭一(総務課長は2019年3月まで)
ただいまご質問のあった部分について私のほうからご説明させていただきたいと思います。まず基本的なマイナンバー制度に係る住民周知につきましては、広報の5月号に掲載しているところであります。引き続き必要に応じて広報を利用しながら住民周知を図っていきたいと思っていますし、もう一方でホームページにも掲載し住民周知を行っているところであります。ただいまの議員のご質問の中にもありましたように、この 10 月からそれぞれ国の機関のほうから個人に通知されるということから、それに対応するための条例改正を9月議会で議決をいただきたいというふうに考えております。そういう意味からいきまして、その前段に開催されます所管の委員会での内容についての考え方を提示し、協議をいただくところでありますけども、引き続き 28 年1月からスタートする内容を含めまして、現在、担当課のほうでそれぞれどのような業務を対応していくのかということで検討しております。9月の議会に向けた所管の委員会の中で頭出しする部分もございますし、12 月議会の中で説明する部分もございます。そういった具体的に町民― 53 ―の皆さんに該当する内容を煮詰めた段階において、適宜、住民周知を図っていきたいと考えております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今、総務課長が手続きのことはわかるのですけども、ご存じのとおり津別の高齢化率を考えると、これ、まともでもなかなかわかりづらいマイナンバー制度を、いかに一人一人がカードを持って自分の個人情報を含めて自分がある程度守らなきゃならないのですけども、それあたりの扱い含めて自治会ごとに出向いて出前講座をやるとか、チラシだとかポスターだとか、そういうのをある程度わかりやすくつくって、対住民にこの関係について周知をしながら、いろんな疑問点だとか、いろんな形で住民から声があろうと思います。そういうものを、この 10月から来年の1月までは時間ないのですけども、これをやらないと住民が混乱を招くのではないかなと。かつ、今全国で特殊詐欺含めて、このカードの問題について非常に神経質になっていますけども、それあたり含めてやっていただきたいなというふうに思いますけども、その点について考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 総務課長 齊藤昭一(総務課長は2019年3月まで)
ただいまご指摘のあった内容についてはそのとおりだというような認識をしております。そういった意味でも先ほど条例改正の部分で少し触れたように、各所管する分野ごと、例えば税に関して、あるいは住民の窓口、戸籍住民票、印鑑証明に関して、もう一つ大きく言えば福祉の窓口、福祉サービスに関して津別町はどのような形でのカードの利用を図っていくのか、そういう具体的な業務の進め方、内容を煮詰めた段階におきまして、その担当課のほうとも十分連携を図りながら広報にそのチラシを入れればいいのか、議員のほうからご指摘があったようなまちづくり懇談会や自治会の説明を行うべきなのか、そういったことについても十分連携を図り対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 そういうことで慎重かつ住民のほうに十分なる説明をしていただきたいなと思います。次に、いわゆる個人情報の安全性について問題があるのではないかなと思います。― 54 ―日本年金機構の問題で、相当この問題については国レベルで今議論をしている最中なのですけども、絶対ということは多分ないというふうに思います。この個人情報の安全性について多分セキュリティー対策については十分に考えられていると思いますけれども、このセキュリティー対策など、先ほど総務課長は条例改正をしなければならないと、今の既存の個人情報保護条例を改正するのか、新たにこの部分について条例を整備するのか、それあたり含めて、これあたりの対策について考えがあればお伺いをしたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
まず、このマイナンバー制度というのが、これは町にとって全国の市区町村にとって法定受託事務であるというところです。ですから国の事務なのですけども、それを町が代わって進めていくということですので、それに対して国からもこういう形でということで、さまざまな通知等々も来ていますので、それらも参考にしながら進めていく形になっているところでございます。そして個人情報などの安全性についてでありますけれども、町としましては、これまで個人情報保護条例及びセキュリティーポリシーに基づきまして、委託業者も含め慎重に取り扱っていますが、マイナンバー制度下においては、さらに厳格な取り扱いが求められるため、条例及びセキュリティーポリシーを改正し、対応することとしています。マイナンバー制度における個人情報の漏えい等のリスクにつきましては、個人情報は同じところで管理されるのではなくて、国税に関する情報は税務署で、町の情報は町で、年金に関する情報は年金事務所でといったように、これまでどおり情報は分散して管理されます。また行政機関間では、行政専用のネットワークでありますLGWAN回線を用いまして、全国2カ所に設置される中間サーバーを経由して情報がやり取りされますので、国の管理下において情報漏えいなどがないように管理されるところです。さらに各行政機関間において、マイナンバーではなく行政機関ごとに異なるコードを用いますので、万が一漏洩したとしても遮断することができ、個人情報が一度に抜き出せない仕組みになっております。町としましても町の管理下におけるシステムなどにおいて、漏洩事故などが起きないよう点検に努め、改めて職員に対する情報セキュリティー教― 55 ―育を進めてまいりたいと考えているところです。以上です。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今お答えいただいたのですけども、やはりこれあたりの心配を、絶対ということは多分ないと思うのですけども、ないように十分なるひとつ体制を整えていただきたいなというふうに思います。次に、公職選挙法が変わって 18 歳以上の方が選挙権を有すると、そういう制度改正が行われるということになりましたけども、早くて来年の参議院選挙から適用される見通しということになって、順次地方までこの部分が下りてくるのではないかなと思っています。それで、この問題については、早くから国のほうで議論をされていたわけでございますけども、町長として、この関係の所見というのですか、それとこの改正によってこっちの地方としてはどういう効果があるのかどうか、考えがあればお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
18 歳選挙権に対する所見と制度改正の効果についてであります。6月 17 日に公職選挙法改正案が全会一致で可決され、来年夏の参議院議員選挙から適用される見通しになったところです。18 歳と 19 歳の未成年者約 240 万人が新たに有権者に加わりますが、世界的には既に多くの国が 18 歳から投票権を得ていますので、日本も世界水準にたどり着いたものと思います。新たな有権者の皆さんには、よく考えた投票を行い、日本の未来に参画してほしいというふうに考えています。そして、政治において若者の声が生かされる効果を期待したいと思っています。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 昨今の国政レベルの選挙においては、若い人の投票率が悪いというふうに報じられておりますけども、やはり急に 18 歳以上がこういう形になるということで、恐らく来年から該当される有権者については、これに対するいろんな知識だとか勉強について非常に時間がないというふうに考えられます。そこで、それぞれ恐らく 18 歳以上というのは高校生が該当になるというふうに思い― 56 ―ますけども、学校教育において影響があるのではないかというふうに推測されますけども、そういう点については町長はどういうふうに考えられているのかお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
学校教育に対する影響についてでありますけれども、18 歳の誕生日を迎えた高校3年生も投票することができるようになります。既に各地の教育現場では模擬投票など主権者教育が始まっていると聞いているところです。学校で友だちと政治と民主主義を考えることは大変良いことだと思います。政治的中立を確保しながら政党や候補者の政策や公約を理解する能力を高めていってほしいと思います。その方向で学校教育が行われることに期待したいと考えているところです。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今のお答えでは学校教育に期待したいというように考え方をお答えになったのですけども、やはりこういう問題は、政治教育というか学校だけで取り組むものではないなと。ということを、やはり有権者になるわけですから、いろんな形の広い幅のものが恐らく対象となる生徒含めてそれぞれ吸収しなければならないということから、家庭や地域だとかそういう、いわゆる学校以外でもいろいろ取り組んでいく必要があるのではないかなと思いますけども、この考え方について何かあればお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
学校の部分については、教育委員会のほうからもちょっと資料をいただいたところなのですけれども、津別高校のほうにこの関係で 18 歳の投票権の関係でどのような公立学校として対応をされるのでしょうかという聴き取りを行ったところ、今のところオホーツク教育局から政治や選挙に関する副教材というのが何冊いりますかということで必要部数が報告されるように、これは既に報告していますということで、教科としてはまだ具体的にどういうふうに取り組んでいくかという、そして時期も含めてまだ未定というふうに聞いております。それと選挙制度、公平な選挙のあり方等々を、これはやはり選挙管理委員会という組織もございますので、そこでいけば本来議会のほうにも参加いただいているという― 57 ―ことにもなるのかもしれませんけれども、そこを中心に制度のPR、そしてあり方等を伝えていってもらいたいなということで、行政は行政のほうでまたしっかりできることをやっていきたいというふうに思います。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 終わります。