津別町議会 平成26年第2回定例会 2014年3月11日
認定こども園について
2014年3月11日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「認定こども園について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課主幹 石川篤、教育長 林伸行が答弁しました。
- 質問者
- 篠原眞稚子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、保健福祉課主幹 石川篤、教育長 林伸行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 9番 篠原眞稚子
次に移りたいと思います。認定こども園なのですが、ここからは始まりはずっと建― 60 ―設段階では、いろんな中身について説明を受けてきました。また、前回は保育基本マニュアル等も全員協議会で協議された中で見せていただいております。ただ、何というのですか津別の認定こども園は幼保、私、はじめは町が小さいので地域裁量型かなというふうに勝手に思い込んでいたのですけども、幼保一元の形で進めていくということで、それでこれを見ますと保育所というのは厚生労働省の所管でぐうっと目的が違って書かれているわけです。保育所というのは、両親というか子どもを見る共働きだとか、そういうことで保育に欠ける人を預かるというようなことで位置づけが福祉施設、児童福祉法による福祉施設、そして一方の幼稚園は3歳から就学前までという、これは学校教育法に基づいて日々運営がなされているわけです。それで、小学校1年生の段階で、やっぱり保育所から来た子と幼稚園から来た子が違うような話も聞いたこともあるわけですけども、今回は来年、27 年度の4月からはそれぞれの違った環境の中から、いわば違った文化の中で3年の子もいれば4年間もそっくりそっちに行った、それから急に今度合同というか総合的な中で一日が運営されていく、そのことで子どもたちは割と慣れやすいのかもしれないのですけれども、全然違った形の中で運営される、その中で、そのための準備というのですか、あまり幼稚園がとか保育所だとかというふうなことで、それぞれがというふうにならないようにうまく統合できるような研修をこのあと続けていって、総合的に見ていくのだというふうな受け入れ体制ができるのでしょうかと聞くのはちょっと変かもしれないのですけれども、そういう準備を十分にされるつもりでいるのかどうかというのをまずお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ご質問の中に文化の違いというふうなこともございました。保育所と幼稚園という長い歴史の中で、双方の交流はあまりなかったのではないかなというふうに思っております。これは厚生労働省所管による児童福祉施設としての保育所と文部科学省所管による学校教育施設としての幼稚園という二元化された縦割り行政の仕組みが多分そうさせていたのではないかというふうに考えております。この両方の機能を一元化しまして、総合的に提供するこども園を進めるためには、現在の保育所と幼稚園の実情をしっかり見つめ直して、津別町に合った幼保一元化の方向性― 61 ―を現場から築き上げていくということが重要だろうというふうに考えております。その手始めとなるのは、保育所と幼稚園関係者との連携と交流であるというふうに考えます。とはいえ保育は保育士、それから教育は幼稚園教諭というお互いに固定されたイメージもあるかというふうに考えておりまして、共通理解に至るまでもしかすると困難さも予想されるのかなというふうに思うところです。しかし、子どもたちは大人の輪の中で成長していきますので、親との信頼関係も深めながら、これは全職員で乗り越えていって欲しいというふうに考えておりまして、そのために必要な支援は町といたしましても積極的に行っていきたいなというふうに考えております。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 建設段階でもお話ししたのですけれども、このこども園になるとそれぞれの資格の問題で、以前に視察に行った所では準備期間中に保育士の先生には幼稚園教諭の資格を、そしてまた反対に幼稚園教諭の先生方には保育士のをということで、それぞれ研修に行ってスタートの段階では両方ともの資格を持ってスタートしたというお話をさせてもらったこともあるのですけども、なかなか現実忙しい中ではできないかもしれないのですけども、でも、これから新たにというのはちょっとわかりませんけども、やっぱりお互いに交流する事業というようなものをこの1年間でとれるものであれば幼稚園に行ったりとか、あるいは保育所にそこまで私たちのほうでできるのかどうかわかりませんけども、お互いに何ていうのですか公開授業みたいなのをして、そっちに行って、その様子を勉強してもらう。また、一方保育所にいる先生方には幼稚園へというようなこと等の研修の場を設けられるのであれば、しっかり設けていただきたいのと、満足度調査なんかを見ますと非常に幼稚園よりはあまり保育所のほうの評判がよくなかったという経緯もあって、先生には保育士の指導等もお願いするというような話も過去あったかなというふうなことだったので、せっかく新しい立派な建物ができるときに内部がということにならないように十分な研修が必要であれば時間も、それからお金もかけて万全の体制をとっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
この研修等につきましては、それぞれ今法人の準備会が設けられておりまして、そこで今集中的に議論がされていたり対応を考えているところだというふうに認識しております。全員協議会の中でも資料等皆さんにご提示しましてご承知かというふうに思いますので、ああいったものを通じて、これから来年の4月のオープンに向けて一つ一つ進められていくものだろうというふうに考えておりますので、それに対して何か町として強力なバックアップが必要なことがありましたら、それは私のほうでもそのような指示を出していきたいというふうに考えております。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 異なった人たちが同時にということなのですが、一つだけ聞いて終わりたいと思いますが、短時間というか幼稚園のほうの短時間と長時間の保育の子どもたちが一緒に同じクラスの中で授業というのでしょうか、されていくのかというのが一つと、それからまだちょっと早いのかもしれないのですけれども、親の関心というのは今度こども園になるとどれぐらいの費用がかかるのかというようなことがすごく心配されているのではないかというふうに思うのですが、この辺のところは今どうということじゃないけど、どのぐらいの時期に皆さんにお示しできるのか。所得割だとかもあるのかもしれないし、幼稚園は幼稚園で違った形で今まで補助制度みたいなのがあったと思うのですよね。そういうようなことが多分一元化されていくのか、何々長い時間のほうはこういう段階で決まるとか、短いほうの時間の人はこういう段階で料金というのですか利用料というのが決まっていくというふうなことになるのか、その点だけお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
授業の中身については、担当のほうから後ほどお話しさせていただきたいと思います。二つ目の利用者負担の関係ですけれども、これは短期、長期いろいろありますけれども、今の国の流れでいきますと、この4月から6月の間に利用者負担について骨格と仮単価が提示されるというふうなことを伺っております。これが出ましたら、これを参考としながら津別の認定こども園はこのような形で料金設定をしていくということを考えておりますけれども、これ民間といいますか法人でやる場合、そのままやる、それを採用してそのままやるところもあるでしょうし、あ― 63 ―るいはそこに町が幾らかクッションを設けて多少料金を援助するというようなことも当然出てくるかというふうに思いますので、その骨格、仮単価が出た時点でそれを参考として判断をさせていただきたいというふうに考えております。
答弁 保健福祉課主幹 石川篤(保健福祉課主幹は2014年3月まで)
今ご質問のありました短時間児と長時間児の関係でございますが、3月末に幼保連携型認定こども園の学級編成、職員、設備及び運営に関する基準というのが国のほうから示されることになっております。現在の予定では、3歳以上の園児については教育課程の教育が行われるという形です。教育にかかる標準的な1日当たりの時間は4時間、各学年の週数は 39 週を下回ってはならないというような形で多分基準が示されるのかということで、3歳以上については1日のうち4時間は長時間も短時間も教育の時間を行うと。それ以降については短時間のものにつきましては帰宅、長時間のものについては今度保育に切り替わるというような形になっていくのかなというふうに考えております。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今骨格が出されるのがというので6月ということですから、6月ぐらいというようなことで、ただ、今まで非常に津別町の保育料の単価が安かったということで、それから見ていくとものすごく外では心配というか、このままではというような声もあるみたいなので、それは出されたときのことかなというふうに思いますが、あまり開くようなときには、ぜひいろんな方法を考えてあまりやっぱり子育て中のもう一方では経済的な負担というのも結構きついというような、なかなか書く場がないけども大変なんだという声もありますので、その段階ではぜひ考慮していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。一応こども園のほうは終わりまして、引き続き教育長のほうお願いをしたいと思います。学力向上についてということで、これは教育長の行政方針というのでしょうか、その中に書かれていたことでの具体的にどうかという質問なのですが、今日も道新の中では美幌町がどういう形でされるのかわからないのですけれども、学力テストの結果を公表するというようなことが書かれていましたし、一方では、北見では学力向上推進委員会というのがあって既に具体的な取り組みがされているというようなことも― 64 ―新聞に出されていて、どこでも頭を抱えている問題なのかなというふうに思いますが、まず、ここで9歳の壁というふうにして特出されていたので、具体的にはどんなようなことを考えておられるのかというようなことをお聞きしたいと思います。まず一つずつで、それから先にお答え願いたいと思います。
答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)
学力の向上についてお答えいたします。急速な変化を遂げる社会情勢の中にあってこれからの学校教育では、児童生徒一人一人に基礎的、基本的な内容の確実な定着を図るとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等を身につけさせなければなりません。そのために学びを楽しみ、高める、わかる授業の構築を基軸に生きる力の要素である確かな学力や豊かな心、健やかな体などをバランスよく育む必要があります。こうしたことから 26 年度の教育方針として子どもたちが将来自分で道を切り開いていける太くて丈夫な根、生きる土台となるしっかりした根を育てる教育に取り組むことを掲げました。未来ある子どもたちが発達過程における学習面で最初につまずく小学校3年生、4年生の時期、いわゆる9歳の壁といわれる時期に基礎学力をしっかり身に付けて、この先学力面での応用や将来実社会において生きる力となる太い根、土台となる根を持ってもらうための対策の一つとして津別小学校に学習支援員の増員配置を計画いたしました。この基礎、基本の定着につきましては、これまでも学校教育において児童生徒の学力向上を図るための各種調査の結果等を踏まえ、主要教科における少人数指導やチーム・ティーチングによるわかる授業の実践をはじめ、放課後や夏休みなどの長期休業中における学習サポート、家庭学習の課題、さらに道教委の方針を踏まえたチャレンジテストは全学年で取り組んでいます。また、社会教育におきましてもアソビバ!の事業の中で夏、冬休み中に北見や釧路の大学生の支援を受けて学習サポートの場を延べ9日間、通学合宿として2泊3日から4泊5日の日程で3回実施しているほか、児童館活動、放課後児童クラブ活動の中でも平日の宿題への取り組みや遊びの中に学びを取り入れた事業を推進するなど、学びにつながる工夫と対策を講じているところであります。― 65 ―今後も課題に応じて具体的な学校改善プランを作成し、教職員の共通理解はもとより保護者の方の理解と協力を得ながら、より一層の学力向上につなげるため、これまでの取り組みに加えて児童の最初の学習の壁となる3、4年生に手厚い指導体制を整え、以降の学習のつまずきをできるだけ防ぎ、わかる喜び、楽しい授業、楽しい学校となるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、取り組みにご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今答弁いただいたのですけども、9歳の壁に関しては今までは何か小学校1年生というのが意外と全体を通して見ると落ちこぼれるというふうに言われているような時期もあったのですが、今はそう言わないのかもしれないのですけども、それはものすごく極端な話だと保育所だとあまり勉強してこなかったとか、それから家庭の力の差みたいなのがあって、いきなり小学校に行くと全部学校で指導するから大丈夫ですよと先生はおっしゃる。で、そのとおり名前だけ書けるようにして学校に行かせてみると、とんでもなく進んでいる子がたくさんいて1年生から落ちこぼれてしまったというのがよく聞く話だったのですけども、確かに3年生、4年生になると急に難しくなってくるというようなところで手厚いサポートされるということなので、ぜひそういうふうにしていって、学校の時間が長くなるので、そういうつまずきがあると学校にも行きたくなくなってしまうというようなこともあるかもしれないので、ぜひ力を入れていっていただきたいなというふうに思います。それから、学習サポートの夏休み等のも子どもから聞いて、すごいことをしているのだなと思ったのですが、私が見落としたかどうかわからないのですけれども、そういうことが町民にわかるというか、そういうようなプログラムを町でやっているのだということを私は学校に行ってない人にでもわかったほうがいいかなというふうに、ちょっとわからないのですけど、そういうふうにしてみんなでというか、学校以外ででもこんなふうにして津別町の子どもたちをサポートしているのだということは、何か理解してもらったほうがいいのかなというふうに思うのです。去年の夏、ちょっと建物の名前忘れちゃったりしますが、島崎さんの所で合宿というのか、そんなふうに― 66 ―して集中的に勉強してよかったという話があるのだけれども、結果で聞いたので、わぁ、そういうこともしているのだというふうに思って、見落としていたのならあれなのですけれども、そういうのって意外とわかったほうがいいし、子どもの中でもそんなこと知らなかったという人もいるみたいなので、希望者とかいろんなものを出しても今必要ないよという人には必要でない情報になってしまうから、ぽんと横にされてしまうのかもしれないのですけれども、やっぱりせっかくいろんな目標を持って力を込めて進めているのだったら、やっぱりそういう情報というのはわかるように、見えるようにしていったほうがいいのかなというふうに思いますので、そういうことというか一工夫されたほうがいいのじゃないかというふうに思います。それと、もう一つは、この9歳の壁のことでちょっといろいろ調べていたところで、秋田県のもうご承知かもしれませんけれども、東成瀬村という人口が 2,800 人で、ここが県のレベルでは秋田県が1位なのですよね、たまたま県の知事さんがここの村だよと言ったらしいのです、公表しないと言っているのに、そうだよと言ったというのです。それから全国で1位が中学校らしいのですけれども、小学校も上位の常連らしいと言ったら視察者が 700 人もお見えになったというのです。それで、意外だったのは、700 人のうちの 130 人が韓国なんですって。韓国はすごく教育に熱心だと違うところでも聞いたので、なるほどなというふうに思ったのですが、それをずっと読んでいくと津別町の教育方針みたいのと何ら変わらないというか、変わらないというのはちょっと語弊があるのですけれども、やっぱり特別なということではないのだけれども、大事にしていることにあまり変わりがないように読みとったので、もう一つ何か徹底すればいいのかなというふうに思ったのです。少ないから人と触れ合うということをすごく大事にしているらしいのです。でも 2,800 人で小学生が 121 人もいるというのは津別今 151 人ですよね、今年は。結構子どもが過疎の町にしては子どもが多いのかなというふうにも思ったのですけども、そんなようなことと、村には小学校と中学校と、これから私たちのところと同じになるのですよね、小学校も中学校も1個ずつしかないから9年間みんな一緒みたいになるので、それでずっと同じ学年とかそんなふうに進んでいくと、ちっちゃな単位になってしまうから、なるべく広げていくというようなことが書かれていて、それもこの間交流授業をするとか、今は中学校と高校も― 67 ―しているとか、小学校と中学校もしているというようなことで、歩き出しているのかなというふうには思ったのですけれども、すごく印象になったので、申し訳ないのですけれどもちょっとさらに参考にしてもらって、同じように、教育というのはまねるというようなことも含めてありますので、その教育長さんの話では、人は人のシャワーに浴びないとだめだと書いてあるのです。だからやっぱりすごくいろんな方と交流されることが大事だというふうに言われているので、今、今度再来年になると全部がここの学校に来るということになるので、そこのところを契機にやっぱり広がっていくような、ですからぜひ先ほどの話でもあった台湾に行かせたい、向こうの人と交流させたいと、そういうことが小さい町でなかなか、小さい町だからできるというようなことで書かれていたので、その辺のところをしっかり受けとめていただいて、ここにそんな簡単に近づかないとは思いますけれども、でも同じような所で同じようにやって効果が上がっているというふうに私はそこから…、学力向上に特効薬はないけどもきちっとあいさつをするというようなことも書いてあって、うちの目標と変わらない。人の話を聞くということが次に書かれていて、これは私たちも何というか勉強していかなれば、当たり前のことが当たり前にできるというのが、ここがすごく難しいところかなというふうに思うのですけど、そういう三つのことを掲げているということ。村ですから塾はないけども土曜日だけ塾を町のお金でしているというようなことです。だからやっぱり子どもだけではなく、大人がしっかり目を向けてやることで変わっていくということもあるのかなというふうなことで読みましたので、雑誌に書かれていたので後で教育長さんのほうに持って行きますので、何というか今までやっていることをきちっと徹底して、少しずつでも一歩ずつでも階段が上がっていけるように、さらに子どもの学力向上のために努力をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)
最初のつまずきをなくす取り組みですけれども、小学校のほうにも資料をいただいているのですけれども、まず算数のつまずきの部分ではやはり3年生が一番数として多いと、それから次5年生というふうなところで、そこがやっぱり小学校の中でのポイントなのかなというふうに思います。同じく国語も新出漢― 68 ―字の数ということで1年生が 80、2年生が 160 なのですけれども、3年生になると 200になるというようなことで、漢字の数も3年生、4年生が一番多いというふうなことで、この3年生、4年生のところです。ここのところを個々に応じた丁寧な指導をしていけば必ず力はついてくるのだと、そういう考えのもとに今回その基礎、基本の定着、そこをしっかりやりたいというふうな考え方で今回教育行政方針にも載せ、また事業として取り組んでいきたいというふうに考えているところであります。それから、秋田県のお話されましたけども、津別町の状況、これまで公表しないということで、美幌町の考え方は今日新聞に出ていましたけれども、津別町につきましては、これまで昭和 31 年に一番最初のテストが始まったと思うのですけども、それが途中で中座したというふうなこともあります。そのなぜ途中で廃止になったのかという、そういう経過等もしっかり分析しなければなりませんし、また、新たに始まった段階で文科省が学力テストを再開するにあたって定めた目標的なところ、学力テストの実施の目標、目的、そういったこともしっかりやっぱり踏まえていく必要があるだろうということで、こういったことを踏まえながら教育委員会として判断をしたいなというふうに思っています。特に一般のところで言われているのは、学校の序列化につながるだとか、あるいはテスト偏重の授業になる恐れがあるだとか、あるいは公表が児童生徒の学力分析や授業の改善に役立つわけではないというふうなことで、それを公表することが目的でなくて、あくまでも調査、テストした結果が個人に還元する、個人の利益に還元されるという、生徒の利益に還元されると、そういったことになっていかなきゃならないだろうなというふうに思っています。そういったことを含めて今後公表までの時間まだ9月以降までありますので、その中で教育委員会としてしっかり判断をしていきたいなというふうに思っています。津別町の状況ですけれども、これまで少人数学級、あるいは支援員の配置、そういったことが 21 年ぐらいから始められていますけれども、そういった成果が恐らく今出てきているのだろうというふうに思います。国語、算数、中学では数学ですけれども、あわせて基礎と応用という部分で四つの科目ありますけども、小中ともにどちらも全道平均は二つずつ上回っているのがあると、そのうち一つずつが全国平均を上回って― 69 ―いるということで、本当にそういった成果が少し出てきているのかなというふうに思っているところです。そういった傾向にはなってきていますけども、やはり生徒率の平均値のところ、そこに固まっているのかといったらどちらかというと二分している、二極化しているという流れがあって、下位層の4分の1、25%のところ、そこのできないところ、あまりできないところ、そこのところをなんとか底上げできないかと、こういった支援員を配置しながら、そういったところの底上げをするということがそれ以降の学習の定着につながっていくのではないかなというふうに思っています。そういったことがひいては学校の不登校の問題だとかいじめの問題だとか、そういったことを回避するというようなことにつながっていくのかなというふうに思っています。それから、人とのかかわりだとか、人との交流も大事だというふうなことがお話しされましたけども、私も全く同感でありまして、そういった太い根、丈夫な根を持たせるための学力、体力、知力というふうなことで言うと、その知の部分がやっぱりあいさつ、これがコミュニケーションは人とのかかわりの入り口だというか、そういったふうに考えていますので、やっぱり人と交わる、将来社会人となったときにやっぱりコミュニケーションがうまくとれるということが大事だと思いますので、これを今児童会、生徒会の独自の取り組みとしてやっていますけれども、もう少しこれを定着させると、徹底させるということで先の校長会等においても 26 年度はあいさつの定着を目標にしましょうと。これについては、できれば今後自治会のほうにもお願いをしなければならないかなと思うのですけれども、登下校ですれ違う子どもたちを見れば、大人の方も声を掛けていただくというようなことがあれば、こういったことが定着していくのかなというふうに思います。そういったことを実践しながら、子どもたちが成長してくれればなというふうに思っています。いずれにしても学力向上いろんな取り組みがあると思います。先ほど保育所と幼稚園の話がありましたけども、教育という字を縦に並べたときに「教える」と「育ち」というふうな部分がありますけれども、教えるが先にくるのがいいのか、あるいは育ちという土台をしっかり育てるという、土台を先につくって、その上に教えるということをやったほうがいいのかというふうなことがあります。それはこの間講演会の中で私も知ったのですけれども、やはり私は土台が大事なのだろうなという― 70 ―ふうに思っています。そういったことで、今回土台をしっかりつくりたいと、そういったことに対して力を注いでいきたいと、そんな考え方でおりますので、ご理解いただきたいなというふうに思います。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 学力の向上に関しては、今具体的に聞いたので津別の子どもたちはそんな網走教育局が言っているような大変な状況ではないということみたいに今聞こえたのですけれども、やっぱり二極化されているというところで、中間層が今どこでもいないみたいなふうに言われ、分析ではされているみたいなのですね。それで、下のほうというかそこになるとやっぱりいろんな問題が付随しているみたいなこともあるので、そこのところにはきちっと目をかけていただいて少しずつ引き上げていくような取り組みをしていっていただきたいと思います。次、最後なのですけども、いじめについてということでお願いをしたいと思います。これは 2011 年の大津市の中学2年生の男子生徒が自殺したことから大きな問題になりまして、いじめ防止対策推進法とかができて今日に至っているというふうに思いますが、先ほどそのいじめに関する調査をされたというふうに聞いたので、どういう状況にあったのか、それからまたマニュアル等があるのかということでお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)
それでは、いじめについてお答えいたします。年々深刻化するいじめ問題の解消を図るための法律として「いじめ防止対策推進法」が昨年6月28 日に成立しました。この法律は、いじめがいじめを受けた児童等の教育を受ける権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、生命または身体に重大な危険を生じさせる恐れがあるものであることにかんがみ、いじめの防止等のための対策を国、地方公共団体、学校、地域、家庭、その他の関係者が連携していじめ問題を克服することを目指すものであります。一方、法律の動きとは別に道教委の通知に基づき本町も学校等におけるいじめの未然防止、早期発見、早期対応の取り組みを一層進めるため、いじめの把握のためのアンケート調査を小中学校の全学年を対象に行っており、平成 25 年度は6月と 11 月の― 71 ―2回実施しています。さらに、いじめ問題への対応として、いじめを受けたことがあると答えた児童生徒に対し、アンケート集計後回答内容がいじめなのか、けんか等に当たるのかとの判断をするため、学級担任のほか、教科担任や部活動等の顧問教師が児童生徒の仲間意識や人間関係の変化に留意しつつ、日ごろの当該児童生徒の行いなどを見極めるなどの調査を実施しています。調査内容は4月からアンケート実施日までの間にいじめられたことがあるかとか、仲間外れにされたり、たたいたり、蹴られたりなどどんないじめをされたかとか、いやなことがあったときにだれに相談するかなど7項目にわたって調査しています。アンケートの集計時点では、小学生においては過去にいじめにあったと答えているものが複数ありましたけども、特に低学年では強く触られたとか、けんかしたことなどが入っての回答であり、その後の3回の対応状況調査結果、いじめではなかったと報告を受けています。また、中学生はアンケート調査結果でいじめはなしということで、本町の実態としてはいじめはなしと報告を受けています。このアンケート調査とは別に、いじめの問題につきましては、その件数が多いか少ないかの問題以上に、これが生じた際にいかに迅速に対応し、その悪化を防止し、真の解決に結びつけることができるか、これが重要となるものであり、教育委員会といたしましては、各学校や関係機関等と相互の連絡、報告を密にして深刻ないじめに発展しないようきめ細かな情報把握を行い、適切な対応に努めてきているところであります。また、学校における児童生徒への対応は何よりも日ごろから教師と子ども、子ども同志の信頼関係を深めることを基本に据えて、いじめはどの子にもどの学校においても起こり得る、また、だれでもいじめの対象となり得るという認識に立って教師間の連携を密にし、子どもの顔色などの表情の変化や急に無口になるなどの態度の変化をはじめ、子どもが送る小さなサインを見逃さないなど、適切に対応できる体制をとってきています。ご質問の後段のいじめ対応マニュアルの策定についてですが、現在も各学校の危機管理マニュアルの中にいじめ問題を位置づけて日常的に報告、連絡、相談を行うなど、全職員で確認、対応してきているところです。このたび施行されましたいじめ防止対策基本法は、学校の責務としていじめ問題に対する基本方針の策定を義務づけており、― 72 ―この基本方針には単なる目標やスローガンを掲げるだけでなく、実行性を保つよういじめの未然防止のための取り組みに始まり、早期発見、いじめがあった場合の組織の設置など、いじめに対する措置までの一連の具体的な行動場面を想定した指針として整備することが求められています。こうしたことから本町といたしましては、既に各学校に対し、この3月中に整備するよう示達しており、目下各学校で基本方針の策定作業に取りかかっているところです。ただいま申し上げましたように、間もなくできるいじめ防止基本方針はご質問の対応マニュアルとなる手引書的な内容も盛り込んだ方針となるものでありますことを申し上げ、本町のいじめ問題に対する取り組みについての答えといたします。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今最後のところでいじめに対する防止対策推進法、前は学校の責務としていじめ問題に対する基本方針を策定するというようなことなのですが、これは教職員がという範囲でつくられるものなのかどうかお聞きします。
答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)
今小学校のほうで案をつくって私手元に持っているのですけども、これは先ほど申し上げました基本姿勢から始まって学校での対応、それから児童の対応、それから児童の中でもいじめられた側の対応、いじめた側への対応、あと家庭への対応、そういったことをすべて解決までの道筋をまとめたもの、あるいはいじめが起きないような、そういう取り組みについて方針として掲げるというふうな内容であります。
質問 9番 篠原眞稚子
〔登壇〕 いじめ防止対策推進法ができる経過の中で、非常に問題になったのは対応の仕方、大津市の問題は学校とそれから教育委員会とそれから父母とで、なかなか一体的に出されなかったということなので、どんな立派ないろんなものができてもいつ起こるかわからないし、先ほど教育長が言われたようにいつでも起こり得る可能性のあるものというふうな、あるものという言い方はちょっと語弊があるかもしれませんけども、そういう状況にあるということなので、やっぱ― 73 ―りいち早く発見するということが多分大事なのだろうなというふうに思っています。これを見るといじめ発見シートとかというのも政府広報の中にあるようなのですが、そういうようなところではなかなか見られないということがあるのだろうというふうに思いますけども、少人数に学校の子どもたちもなってきていますし、先ほどのいろんな目でみんなで見ているというような中では、起こりにくいのだろうというふうに思いますけども、十分な注意を払って、そしてできたものが完全に生かされるように進めていっていただきたいというふうに思います。以上です。
答弁 教育長 林伸行(教育長は2016年3月まで)
いじめの早期発見、早期解決のための取り組みということで申し上げますけれども、さまざまな手段はありますけども、一つは児童が集団から離れて一人で行動していると、そういったときには必ず教師は声をかけるだとか、あるいは休み時間や放課後等を利用して児童と話しをするだとか、そういった何点か確認事項があるのですけれども、そういったことについては先ほど申し上げましたとおり相談、連絡、そういったようなことを徹底させる、もちろん報告もそうですけれども、そういったことを徹底させていくということで、これにつきましては、現在の取り組みの中でも既に実践されているということで、さらに起こさないというふうなところが大事な部分かなというふうに思いますので、そこについてはしっかり目をかけていくというか、注意を払っていくというふうなことが必要なのだろうなというふうに思っています。今ご指摘がありましたように起きないような対応をしっかりとって欲しいということでありますので、今後も学校等に対し、また教育委員会との連携等も深めていくというふうなことについて徹底してまいりたいなというふうに思います。