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小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月4日

(1)市道認定について/(2)介護保険について

2026年3月4日、小樽市議会の一般質問で、小貫元議員が「市道認定について」「介護保険について」について質問し、市長 迫俊哉、建設部長 山岸博史、福祉保険部長 中村哲也が答弁しました。

質問者
小貫元 議員
答弁者
市長 迫俊哉、建設部長 山岸博史、福祉保険部長 中村哲也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 小貫元

一般質問をします。初めに、市道認定について質問します。過去10年で市民からの寄附を受ける形で、市道に認定した件数は、梅広線の1路線です。この経過は、法定外公共物と民間企業所有の1筆の寄附を受けて認定しました。小樽市は、1987年3月に私有道路を市道に認定する基準を設けています。市長は、平成30年第3回定例会で、法定外公共物の道路は市道認定基準を満たすものについては、将来的に市道認定を行い、そのほかについては、民間で所有することが適切だと考えられる場合、売却などを行ってまいりたいと答弁していました。その後、梅広線は法定外公共物の道路部分が市道認定基準に適しているから、市道認定されましたが、それ以外にはありません。法定外公共物のうち、市道認定可能な用地と売却できる用地の振り分けはどのようになっているのか、また、現状の取組状況について市長の見解を示してください。宅地開発と同時に道路を整備したものの、私道として管理してきた住宅街では、市の道路にしたくても宅地と一体となっており、分筆が必要、宅地と道路用地が分かれていても、道路用地の相続がされておらず、所有者不明の場合もあり、寄附の意思が確認できないなどの課題が存在します。条件にある私道を市道として認定することは、公共的な道路を適切に維持・管理することで、市民の安全性を確保し、住みよい地域づくりに寄与することです。札幌市では、「私道から、市道へ。」とガイドブックを作り、市民への情報提供を行っています。小樽市も基準等をホームページに載せていますが、さらに分かりやすい市民への情報提供を求めます。お答えください。寄附を受けても、直ちに市道になるわけではありません。所有者が市に替わった後は、市道認定まで管理道路として扱われます。路線を有する市民が様々な手続を経て、市に寄附する段階になって、市では受けられませんと断られても困ります。寄附したいと要望があった場合に、市道に認定されるかどうかはともかく、市が寄附を引き受けるのに適しているかを答えるよう対応していただきたいが、どのようにお考えですか。情報提供とともに、市へ寄附を決断する際に、分筆・測量、登記情報の確認など諸手続で費用がかかります。市が道路用地の寄附を受けることになった場合、地域住民に対し、分筆測量費について補助制度をつくることを求めます。また、法定外公共物の解決のためにも、法定外公共物を含む路線については、市が積極的に関与する必要があります。令和4年第1回定例会の予算特別委員会で、私が、「市がここは市道として必要だとなったところについては、市が測量業務を行うということで確認してよろしいのですね」と聞いたところ、建設部は、「市が必要だということであれば、市として測量をこれまでもしてきていますし、今後もそうなのだというふうに考えてございます」と答えています。法定外公共物を含む路線で、私有道路を市道に認定する基準の第2条で定める認定の要件に合致する路線については、計画的に市で認定していく方向にかじを切るべきではありませんか。次に、介護保険について質問します。介護保険は、平成12年度に始まり、制度開始から25年が経過しました。現在、政府の下では、利用料負担の2割負担対象拡大、ケアプランの有料化、要介護1、2の生活援助サービス等の総合事業への移行という制度の給付体系を変え、利用者・事業者に一層の困難を押しつける改悪が狙われています。市長は、これら三つの制度変更による市内介護事業所、利用者への影響をどのように考えていますか。この狙いを阻止することが必要です。また、介護労働者の抜本的な処遇改善、介護報酬の底上げや費用負担の軽減など、介護保険制度の大幅な改善を実現することが求められています。今年度から、個人が支払った介護の資格取得のための受講費用の一部を市が助成する、介護人材キャリアアップ支援事業が始まりました。予算段階では、三つの研修それぞれ20件を想定していましたが、現状では、介護職員初任者研修が2件、介護福祉士実務者研修は4件、介護支援専門員実務研修は3件の申請にとどまっています。今年度から実施してみて、市に寄せられている意見について説明するとともに、市長の評価を聞かせてください。介護保険課によると、ケアマネジャーがケアプランの作成やサービス調整を行う居宅介護支援事業所は、市内で42か所です。ケアマネジャーが不足すれば、ケアプランの作成に支障を来します。人材不足の背景には、介護報酬の対象とならない業務が多いことが挙げられます。例えば、緊急搬送の場合、ケアマネジャーが同乗することがありますが、介護報酬が出る仕事ではありません。利用者を守るためという思いで、ケアマネジャーはこのようなシャドーワークを行っています。現在のケアマネジャーの現状について、市長はどのような認識をお持ちですか。以前、質問でも取り上げたように、ケアマネジャーには実務研修以外にも研修費がかかります。平成30年度改定により、主任ケアマネジャーは、居宅介護支援事業所の管理者要件になりました。介護保険課によれば、市内で複数のケアマネジャーを配置することで算定できる特定事業所加算を取得している事業所は29か所ですが、そのうち最も加算の大きい特定事業所加算Ⅰの要件の一つとして、主任ケアマネジャーが2人以上という条件があり、加算を算定している事業所はゼロか所です。市内には、加算要件を満たせない小規模な居宅介護支援事業所が多数あると推測されます。そこで、本人及び事業所の支援のため、介護人材キャリアアップ支援事業に実務研修以外にも、主任ケアマネジャー研修も対象とするように制度を拡充してはいかがですか。以上、再質問を留保し、一般質問を終わります。(拍手)

答弁 市長 迫俊哉

小貫議員の御質問にお答えいたします。初めに、市道認定について御質問がありました。まず、法定外公共物の振り分けの考え方などにつきましては、市道の認定基準を満たしており、公共的に利用されている道路と判断したものは市道認定とし、法定外公共物に面している所有者が専用利用しても支障がないと判断したものは売却としております。本市としては、要件の整ったものから順次進めているところでありますが、法定外公共物の件数が多く、振り分けができていない状況であります。次に、市民への情報提供につきましては、現在、市のホームページで周知しているところでありますが、市民への周知方法について、他都市の事例を調べてまいりたいと考えております。次に、寄附の要望があった場合の対応につきましては、まずは寄附の手続に入る前に、市が現地調査を行い、その調査結果を踏まえ、寄附を受け入れる際には、越境物の除去や抵当権の解消などについての条件を相談者にお伝えしているところであります。次に、分筆測量費の補助制度につきましては、市に寄附の申出があった場合は、原因者である土地所有者に分筆・測量をしていただくこととしていることから、現段階において補助制度の創設は考えておりません。次に、法定外公共物の市道認定につきましては、認定基準を満たすものについては、市道として認定する考えでありますが、現在、その基準に合うかの選定ができていない状況であります。そのため、まずは調査を進めてまいりたいと考えております。次に、介護保険について御質問がありました。まず、制度変更による影響につきましては、現在、国において令和9年度以降の改正に向けて議論が行われていることは認識しておりますが、私といたしましては、利用控えによる利用者の身体状況の悪化と事業所の収益減、さらには総合事業化に伴う市町村間で利用できるサービスの格差などを懸念いたしております。そのため、全国市長会では、国に対し、利用者及び事業者の不利益とならないよう、慎重な検討と国庫負担割合の拡大などを要望しているところであります。次に、介護人材キャリアアップ支援事業につきましては、利用者からは受講費用の負担が減って助かるという感想、介護事業者からは助成対象の拡大や事業所等が受講料を支払った場合も助成の対象としてほしいといった意見がありました。介護の資格取得への支援を行うことで、介護人材の確保に効果があるものと認識しておりますが、事業開始初年度で利用が少数にとどまっており、さらなる周知が必要と考えております。次に、ケアマネジャーの現状につきましては、ケアマネジャーは独居高齢者の相談相手となっていることが多く、本来業務のケアプランの作成以外に、救急搬送の付添いのほか、入院手続や日用品の調達などやむを得ず対応される場合があり、苦慮されていると認識いたしております。次に、主任ケアマネジャー研修を支援対象とすることにつきましては、第10期小樽市高齢者保健福祉計画・小樽市介護保険事業計画の策定に向けて実施する居宅介護支援事業所へのアンケート調査やケアマネジャーの意見聴取の中で、資格取得のニーズを把握した上で、対象とするかどうかを検討してまいりたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

再質問 6番 小貫元

それでは、再質問を行います。まず、市道認定の関係についてです。市が寄附を受けるのに適しているかを事前に答えていただきたいという旨の質問をしました。現状、現地調査を行って、いろいろ条件を伝えているということなのですが、本質問の中でも言いましたけれども、現地の人からしてみたら土地の所有者が分からなくなっているケースがあった場合に、それをクリアしたら、市は寄附を受けられるという条件まで答えていただけるかなのです。結局、そこを司法書士なりなんなりに、相続人を追ってということで費用をかけたけれども、その結果、市に寄附の申出をして、調査に来て、条件をいろいろと言われて、これは駄目だと言われてしまったとなってしまったら、今までのお金は何だったのという話になってしまうので、もう一歩前の段階で適否を判断できないのか、伝えることができないのかという、確実性はいろいろあると思うのですけれども、その件についてお答えをいただきたいと思います。あと、法定外公共物の関係で、現状、振り分けができていないから、今後、調査を進めていくということですが、非常に莫大な量がある法定外公共物ですから、相当大変なのだろうと思います。これは、用地管理課なり建築指導課なり、どこが担当になるか分かりませんけれども、例えば現状の人員でやっていくのか、増やしていくなりなんなりの体制を取っていくのか、その辺まで見通しがあるのか、お答えください。介護についてですが、今年度実施して、使った方からしてみたら、負担が減って助かっているが、やはり拡大が必要で、また、事業所を対象にしてほしいという声があったということです。今後、第10期小樽市高齢者保健福祉計画・小樽市介護保険事業計画に向けて主任ケアマネジャー等を対象にするかのアンケートを取っていくというお話でした。市長も言っていたように、ケアマネジャーの状況については大変苦労しているということで、結局、ケアマネジャーがいないと、介護全体が立ち行かなくなってくるということです。実際にアンケートを取っていくという話なので、それ以上の答弁はなかなか期待できないだろうとは思いますけれども、できれば、拡大していくという方向も視野に入れた取組にしていただきたいと思いますが、答弁いただきたいと思います。

答弁 市長 迫俊哉

小貫議員の再質問にお答えいたします。法定外公共物についてお答えさせていただきたいと思います。先ほど、法定外公共物の件数が多く振り分けができていない状況についてお尋ねがあったわけであります。今後、この現状をどのように捉えているのかということについて、担当としっかりと話をさせていただきながら、現状の人員でやっていくのか、体制強化をしていくのかという判断をしていきたいと思っております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 建設部長 山岸博史

小貫議員の再質問にお答えいたします。寄附を受ける事前の所有者不明の土地、相続されていない土地について、事前にもう少し踏み込んで市道認定の可能性について伝えたほうがいいのではないかについてです。これまでも、大抵は自分の土地をという形での相談ですが、事前に相談があったときには、条件をお話しして、その中でこれをクリアすれば、市道に認定することができるとお伝えしております。所有者不明土地の場合は、当然費用をかけて、所有者を確認して、その所有者からの承諾を受けてという形もあり得るのですが、調べても不明な場合が結構ございます。ここに対して費用をかけても、結局は不存在という可能性もございます。不存在になったときは、裁判所への申立てという形での不存在認定ということで、いろいろと難しいところがあるのですが、今後は、所有者不明土地につきましても、いろいろな手続に対して我々でもクリアするべき問題を相談者にお伝えして、それをクリアすれば、市道認定できるという形で伝えていきたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 福祉保険部長 中村哲也

小貫議員の再質問にお答えいたします。介護保険についてでございます。主任ケアマネジャーの研修を拡大するかでございますが、私どももケアマネジャーの皆さんが置かれている状況は、非常に厳しいことは認識してございます。このようなことで、成り手不足にもつながっているとも思っているところでございます。答弁さしあげたとおりアンケートを実施して、実際にケアマネジャーの皆さんの御意見も伺う予定でありますので、その中でニーズがあれば、やはり検討せざるを得ないと考えておりますので、最終的に、研修への助成になるかは別としても、成り手不足は解消していかなければならないとは考えてございます。

出典:小樽市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月4日 議事録 PDF(119ページ) 間違いを知らせる