古平町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
琴平神社祭典神輿渡御行列の北海道無形民俗文化財の認定について
2025年6月17日、古平町議会の一般質問で、佐藤未知時議員が「琴平神社祭典神輿渡御行列の北海道無形民俗文化財の認定について」質問し、教育長 三浦史洋、町長 成田昭彦が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤未知時 議員
- 答弁者
- 教育長 三浦史洋、町長 成田昭彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 佐藤未知時
最後に、琴平神社祭典神輿渡御行列の北海道無形民俗文化財の認定について質問します。通告書を出した時はまだ道教委で答申中であったため、もし認定されればという質問でしたけれども、皆さんご承知のとおり13日に正式に登録されましたので、今日はオフィシャルに登録されたことを踏まえて質問させていただきます。北海道無形民俗文化財という町が誇れる貴重な文化財を一ついただけました。今後、町としてどんな支援をされるのか、町長のご所見をお伺いします。
答弁 教育長 三浦史洋
佐藤議員の一般質問にお答えいたします。琴平神社祭典神輿渡御行列への支援につきましては、指定元の道教委とこれから連携をして進めていきたいと思っております。 ただし、金銭的部分では、憲法にあります政教分離の原則からして、公金の支出自体は無理であろうと考えてございます。ただ、支援ということでは、大企業の方で各地の文化財に対する支援する制度がたくさんございますので、そういう情報を得たら神社の方に流していくのはやぶさかではないと思っております。以上です。
質問 9番 佐藤未知時
政教分離の原則というのは出るだろうなと思っていました。そこで、琴平神社の例大祭が今回の北海道無形民俗文化財の認定を受けたことで、北海道の1ローカルの祭りではなく、永く伝承すべき祭りとして認定されることにもなると思います。言い換えれば、伝承・継承を持続可能なものにすべき責任も負うという覚悟も問われるということだと思います。このお墨付きは、当町のPRにとって大きなセールスポイントになって、観光収益に関しても連鎖的な波及効果が期待できると思います。しかし、その持続可能な祭りを目指すには大きな障害があります。人口減少が今後も更に進むことを鑑みれば、祭りに携わる人員不足、そして何より運営費不足が懸念されます。祭りの運営費は、現状、町内外からの寄付で概ね賄われています。せっかく北海道無形民俗文化財の認定を受けても、今後それらの弊害で継続が危ぶまれる可能性は否定できません。伝承・継承するためには、行政の支援は不可欠だと思います。政教分離の原則の観点から、町が積極的に関与するのは制限があるとは思いますけれども、町として例大祭の伝承・継承の支援について、例えば、どんなことなら可能なのか。再度、町長、教育長のご見解をお伺いします。
答弁 教育長 三浦史洋
佐藤議員の再質問にお答えをいたします。前段、くどいようですけれども、今回の質問がございまして、最近、無形文化財に木古内町・根室市・釧路市で指定されていますので、電話確認をしております。やはり、神社・神事に関しては、補助・助成はしていません。神事に絡むものであるから、教育委員会では補助が相応しくないと判断したとしております。あと、釧路市では現在に至るまで補助金・助成金の交付はしていません。まず、こういう事実があります。私もそうだと思っております。特に、渡御の運営経費だとかの部分に公金を支出するのは完全に引っかかると思ってございます。ただ、この聞き取りをしたところで、マッチングしてイベントを開催する。そういう会場設営費や運営費は観光協会として補助金を支出しているという組み合わせで、神事とは別のものだよというのを分かっていただけるようなものでは、町のイベントを実施するとかというのは考えられるのかなという感じがします。
質問 9番 佐藤未知時
昨年の例大祭では、成田町長自ら奴さんに扮して職員と一緒に行列に参加されました。人的貢献という意味では、それも祭りの継続のための協力と言えると思いますが、そもそも、奴行列とは神事とは関係なくて、祭りの渡御を華やかにするために演出したという説もあります。それを鑑みれば、政教分離の原則といえどもグレーな範囲があるような気がします。そういう意味において、危惧される祭りの運営費も何か知恵を絞れば行政からの補助的なことも可能性がある気がします。例えば、先程教育長もおっしゃった、観光協会がお祭りに全面的に協力して、その観光協会に間接補助という形で予算をつけていただくだとか、そういう方法も一つアイディアかもしれないと思っています。ぜひ、観光振興という視野に立ってご一考いただけるとありがたいですが、町長、教育長のご見解をお伺いします。
答弁 町長 成田昭彦
私が去年奴に出たというのは、あくまでも協賛団体であって宗教とは別問題だと認識しております。今指定されたのが神輿の渡御行列ということであれば、それはあくまでも神輿の中に魂が含まれた行列ですので、それは政教分離から言っても問題があります。私どももこれからも継続して残していかなければならないとは思っているので、本当は出したいのです。そういった問題ありますので、私どもも何かいい方法がないだろうかということで、うちの顧問弁護士に相談しても、今の渡御行列では政教分離の面から言っても難しいでしょうということで言われていますので、議員おっしゃるように、それが観光の方でどうなるのか。例えば、神輿に魂がのっていない、渡御行列から離れた感じで観光としてやるということであれば、また考える余地はあるのかなと思いますけれども、今の渡御行列保存会に公費を支出するということは難しいのかなと思っております。
質問 9番 佐藤未知時
質問は三回超えたので締めますけれども、町長の言っていることは正論なのはよく分かります。だけど先程言ったとおり、例大祭の括りで言えば奴行列だって結構グレーですよ。それを責めているのではなくて、やり方によっては方法があるのではないか。紋切り的に政教分離の原則だから、町は関係ありません、町はタッチしませんではなくて、その辺をぜひ知恵を絞っていただきたいと願って、質問を終わります。