みんなの議会

当別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日

(1)養護老人ホームの現状と今後の展望について/(2)不登校対応についての現状と今後の展望について

2025年12月11日、当別町議会の一般質問で、芳形幸夫議員が「養護老人ホームの現状と今後の展望について」「不登校対応についての現状と今後の展望について」について質問し、町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子が答弁しました。

質問者
芳形幸夫 議員
答弁者
町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 芳形幸夫

議長より許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。日本共産党の芳形です。よろしくお願いいたします。初めに、本町の養護老人ホームについてです。高齢者福祉の重要な拠点として長年にわたり地域を支えてきました。今回その施設の運営体制が新たな事業者へと引き継がれることは、町としても地域福祉の充実を図る上で大きな転換期であり、よりよいサービスの実現に向けた好機でもあると考えております。町民の皆さんに安心していただけるよう、現状の正確な情報と今後の方向性を共有することは重要であると考え、今回質問をさせていただくことになりました。本題に入ります。1点目、町が把握している経緯、経過についてですが、質問となります。新たな事業者について、町が把握している特徴や強み、提供を期待しているサービスなどについて町の見解をお聞かせください。2つ目の項目となります。現入所者の生活の継続と町の措置責任についてです。本町としても、本町として最も大切にすべきは入所されている方々が安心して生活を続けられる環境の維持だと考えます。1点目の質問になります。新事業者の運営の下でも、現入所者がこれまでどおり安心して暮らし続けられるよう町としてどのように支えていくお考えか見解を伺います。2点目となります。事業者の変更に当たり、入所者やご家族への丁寧な説明が大切と考えます。町として把握している説明の状況や今後の方針についてお聞かせください。3つ目の項目になります。事業者変更に伴う地域福祉への影響と町の方針についてです。養護老人ホームは、経済的、家庭的に困難を抱える高齢者を支えてきた大切な地域資源であり、町民の安心と直結する存在です。今回の事業者変更を町としては地域福祉をさらに前進させる機会と捉えることができると考えております。そこで質問です。地域福祉を支える中で新たな支援体制を考えることが必要になってくると思うのですが、どのような見解か伺います。4点目になります。新事業者との関係構築についてですが、新事業者との協力体制をしっかりと構築し、町民サービスと地域福祉の質を高めていくことが大切だと考えています。1点目の質問になります。新事業者と町との協議について、今後どのように連携を深め、円滑な関係をつくっていくお考えか伺いたいと思います。お聞かせください。2点目です。町として新事業者に特に期待すること、また継続を要望しているサービス、例えば入所者の生活支援であるとか地域交流など、そういうものがあればお聞かせください。以上、私のこの項目に対する質問です。続いて、不登校対応について現状と今後の展望に移りたいと思います。学校現場におけるいじめ対応や不登校児童生徒への支援については、これまでも丁寧な取組を進めていただいており、当別町が様々な支援体制を整え、子どもたちを守るために努力されていると聞いています。今後とも取組の継続をお願いいたします。一方で、全国的には現場の教職員の方々からは、いじめや不登校への対応に多くの時間を要し、日々の授業時間や子どもとの関わりに十分な時間を確保することが難しい場面があるという声も聞いています。もちろんいじめの早期発見、早期対応や不登校児童生徒の個々の支援が大切であることは疑いありません。だからこそ、こうした重要な対応の質を保ちながら、教職員が少しでも安心して日々の教育活動に取り組める環境づくりが今後さらに大切ではないかと感じております。当別町ではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、心のコーディネーター、校内、校外支援センター、WEBQUなど多様な仕組みを整え、いじめ、不登校への対応を総合的に支えていることを確認させていただきました。これらの体制があるからこそ学校側も担任だけに負担を集中させず、チームとして対応ができている部分が大きいと思います。その上で確認と再確認の意味も込めまして、不登校対応についての現状と今後の展望についてお伺いしたいと思います。質問項目(1)になります。教職員の業務負担の実態についてですが、本町の学校教育における不登校の対応の概況と教職員の働き方の関係について教育委員会の捉え方をお聞きしたいと思います。質問となります。1点目、本町の学校現場において不登校の対応に当たる時間や人員等の労力は、従前と比べてどのように変化してきているのかお伺いします。2点目になります。不登校に関わる事案への対応が授業準備をはじめとした本来業務や研修、校務への対応を圧迫してきているとの認識はお持ちでしょうか。その辺をお伺いしたいと思います。質問項目(2)になります。不登校対応の専門性の確保と支援体制についてです。不登校支援には高度な専門性が求められ、担任教員だけで抱えるには負担が大き過ぎるという指摘があります。そこで質問です。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなどの専門職の配置状況について教えていただければと思います。2点目、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーと教職員との役割分担、連携の現状についてお伺いさせていただければと思います。今の1点目、2点目についてですが、まだ改善の余地があると受け止めている点があれば委員長の見解をお聞かせください。質問項目(3)になります。教職員の時間と心のゆとりを確保するための施策についてですが、不登校支援の充実、さらには不登校を生じさせない学校教育のためには、教職員の時間と心のゆとりが不可欠ではないでしょうか。これは教育の根幹に関わる重要な問題と私は考えます。また、児童生徒数の減少から、2クラスから1クラスへと学級数の減少期に入ってくると聞いています。そんな中でも充実した学校教育を進めるために次の3点についてのご検討をいただけないものかどうか質問事項を読み上げますので、ご検討を考えていただきたいと思います。1点目、管理職を含めて特定の教職員に負担が偏らない学校運営、若手もベテランも一丸となって学校課題に取り組むチーム学校、教職員の時間と心のゆとりを大切にする施策をどう進めるのかお聞きします。2点目、今後も道、国に対して教職員定数増と加配措置の継続を粘り強く訴えていくこと、支援員、外部人材の活用を本町の措置として継続して取り組んでいく考えはおありでしょうか。伺います。3点目、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの増員や稼働時間の拡大を検討していただく、それについてはいかがでしょうか。考えをお聞かせください。最後の質問になります。今後の方向性についてです。教職員の時間と心のゆとりを大事にし、義務教育学校や小中一貫教育への移行を強みとして、多くの目で児童生徒を見守っていただくことが本町の教育の質向上に直結すると考えています。昨年度北海道の教職員の精神疾患による休職者は3桁を超え、4月に教員が足りないまま新学期をスタートした学校が多数あると聞いています。何よりも教職員の皆さんが健康で学校で働いていただくことが重要と考えています。その上で、いじめ、不登校をはじめとした多くの学校課題に取り組んでいただきたいという思いからの質問となります。教育委員会として教職員の働き方を考慮した上で、いじめ、不登校対応を含めた学校問題にこれからどう取り組んでいかれるのか、改めて教育長の考えをお聞かせ願えればと思います。以上で1回目の質問を終わります。

答弁 町長 後藤正洋

芳形議員の一般質問にお答えをいたします。なお、答弁につきましては昨日の海野議員の一般質問と同様に社会福祉法人当別長生会より報告を受けている事項につきましては、公表が可能な範囲での答弁となることにつきましてご了承をいただきたいと思います。初めに、新たな事業者について町が把握している強みや期待などについてのご質問でありますが、新たな事業者につきましては、障がい者のグループホームなど多くの施設を運営している規模の大きい社会福祉法人と報告を受けており、複数の施設を有していることから、施設の効率的運営のノウハウ、職員の柔軟な人事配置が可能となるなどの強みがあると認識しております。また、当別長生会において閉鎖を予定していました養護老人ホームは新たな事業者が継続して運営する意向であることをお聞きしており、引き続き措置が必要な高齢者を長く支えていただくことを期待しております。次に、新たな事業者の下で現入所者を町がどのように支えていくのかとのご質問でありますが、議員もご承知かと存じますけれども、老人福祉法で定められているとおり措置が必要な高齢者につきましては、町には必要な予算を確保し、入所者の生活を支えていく責務があるという認識は今後も変わりありません。また、入所者や家族への説明につきましては、新たな事業者の主催で12月中に入所者や家族に説明を順次行うと報告を受けております。次に、新たな支援体制が必要ではとのご質問でありますが、今年度は既に町内介護事業者を対象とした物価高騰対策支援金や人材確保に関して人材紹介会社に支払う手数料補助、広告宣伝費補助を実施しており、今後も事業所の意見を聞き、困り事に対して継続した支援を検討してまいります。次に、新たな事業者との協議や期待することなどについてのご質問ですが、新たな事業者については今回初めて町で事業を行っていただくことになることから、昨日の海野議員に答弁したとおり、介護や障がいを中心とした町の福祉施策の取組を知っていただき、よりよい関係を構築してまいりたいと考えております。まずは、現在休止となっている事業を再開していただくことを期待いたしたいと思います。以上、芳形議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

芳形議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、教職員の業務負担の実態についてですが、従前に比べ子どもたちを取り巻く環境が多様化、複雑化し、学校の対応も多岐にわたっておりまして、個々の教員だけではなく組織的に学校全体で対応することが求められることから、教職員の業務量全体は増えていると感じております。一方で、不登校児童生徒への対応については、議員がおっしゃるとおり町ではスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、心のコーディネーターといった人材の活用と校内外の教育支援センターの設置、WEBQUの導入など多様な仕組みを整えております。さらに、今年度からオンラインにおいて学習やコミュニケーションが取れる仕組みとなるメタバースを導入しており、従前に比べると子どもたちの状況に応じた居場所を確保できるよう町全体での取組を進めております。なお、不登校への対応は教職員の本来の業務の一つであると認識しておりまして、本来業務を圧迫するとの表現は当てはまらないと考えております。次に、不登校対応における専門性の確保と支援についてですが、町では心のコーディネーターが各学校を巡回し、支援の必要性を早期に発見して学校とその対応を相談する体制を取っています。その中でも専門的な知識が必要な場合は、スクールカウンセラーや道のスクールソーシャルワーカーを活用する連携体制を整えています。今後もこの連携体制をさらに充実させて不登校の未然防止や早期解決が図られるよう実施してまいりたいと考えております。次に、教職員の時間と心のゆとりの確保についてですが、議員がおっしゃるとおり特定の教職員に負担をかけずに学校全体で取り組むことは重要であり、各学校では様々な課題の解決に向けて組織的に対応する体制を整えています。また、教職員定数や加配措置については、制度をフルに活用する中で教職員数を確保することを意識しておりますし、スクールカウンセラー等の稼働に関しましても必要に応じた体制を整備していくことに努めております。次に、今後の方向性についてですが、町の不登校対策は子どもたちの状況に応じた居場所を確保する中で学びの保障に取り組んでおります。各学校には教室に入ることができない児童生徒のための校内支援センターや当別地区と西当別地区それぞれに登校できない児童生徒のための校外支援センターを設置するなどの体制を整えております。加えて、メタバースを活用した多様な学びの場所や居場所を提供するなど、道内でも先進的な不登校対策の体制を構築しているものと考えております。今後も町の全ての子どもたちを社会と未来へつなげるよう取り組んでまいりたいと考えております。以上、芳形議員の一般質問に対する答弁といたします。

質問 3番 芳形幸夫

養護老人ホーム、不登校対応についてご答弁ありがとうございます。その上で再質問を行わせていただきたいと思います。まず、養護老人ホームの現状と今後の展望についての再質問であります。先ほど事業者とよい関係構築ということの答弁を町長からいただきました。私としましては、再質問になるのですが、質問項目2の現入所者の生活の継続と町の措置責任ということで、この点についても町長のほうから明確な措置責任のことについての答弁をいただいたと受け止めています。その中で私の考えとしましては、町の措置責任ということに私は重要なことであるという認識、考え方です。その観点からなのですが、措置入所者に係る方々への対応について最も大切なことだと思います。十分配意していただけるような、町から新事業者への丁寧な説明をお願いしたいのですが、先ほども今後に当たってという説明の中で明確な、円滑なという意見からの声は聞いております。その点についてのさらにちょっと踏み込んでいただくというか、措置入所者についてはやはり今後の生活、本来であれば社会復帰ということが前提になっていますので、その辺で事業者へのソフト的な説明をなさっていただいて意見を諮っていただける、その中の説明を取り組んでいただくという観点からぜひお願いしたいと思いまして、この再質問とさせていただきます。いかがでしょうか。

答弁 町長 後藤正洋

芳形議員の再質問にお答えをいたします。措置者の方々の対応につきまして先ほども答弁したとおりでありますけれども、新事業者のほうで入所者や家族に説明を行っていただけるということから十分な配慮をいただいていると認識をさせていただいております。本定例会終了後に年末ということもありますけれども、長生会とのいろいろな連携ですとか、まだ調整中な部分はありますが、新事業者の理事長との面談も予定されておりますので、その際に養護老人ホーム措置者はもとより全ての入所者に丁寧な説明をしていただくよう私のほうからもお願いをしていきたいというふうに考えております。以上、芳形議員の再質問にお答えをいたします。

質問 3番 芳形幸夫

ご答弁ありがとうございます。私も実を言いますと、先日特別養護老人ホームのほうの方々への入所者への保護者というのでしょうか、その方々がお集まりいただいて新事業者への移行という説明会が10日の日に開かれたということは聞いております。これは、今後やはり当別町にとって大事な施設ですので、私のほうの措置入所者ということの質問からの1点のみの質問とさせていただきましたので、再質問は以上となります。続きまして、不登校対応について現状と今後の展望についてということから再質問をさせていただきたいと思います。質問項目1番目の教職員の業務負担の実態について、それに係るものなのですが、先ほどの説明の中ではちょっと私のほうが聞き取れなかったのか、質問項目(1)の①、時間や労力は従前と比べてどのように変化ということに関してなのです。不登校対応については、時間と労力は要するということは認識されていると思います。また、教職員へのこの変化について例えば報告であるとか、周知等であるとか、その辺のやはり時間と労力への教職員一人一人の認識、その辺が大事かなというところが私の思いでして、情報共有が必要ではないかというところから、端的に言いますと報告や収支というのは実際にはそういう取扱いは現場への周知等が行われたのかどうか、そこの再質問になります。お伺いします。よろしくお願いします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

先ほど答弁もさせていただいたとおりでございますけれども、個々の教員がその問題を抱え込んでしまうということがないように組織的に学校全体で対応をしているところでございます。学校全体で対応するためには、当然のことながら情報共有は必要でございますので、情報共有が行われているという実態でございます。

再質問 3番 芳形幸夫

ご答弁ありがとうございます。再質問になります。再質問ですが、質問項目3項目め、教職員の時間と心のゆとりに関してです。不登校の生徒はどうなのかということを考えることも必要ではないかと私は思います。今回の質問の内容がどちらかというと教職員の立場という観点です。ところが、実際には不登校の生徒が心の関係についてからいくとどうなのかなという思いがありまして、教職員の時間と心のゆとりに関連してそのことについてお聞きしたいと思います。日本共産党は不登校への提言を出しています。5月23日、ホームページのほうに掲載しています。その中で不登校は心が傷つき休息が必要な状態と捉えています。ですから、不登校への支援の基本を子どもの心の傷への理解と休息、回復の保障に据えるという考えからの提言を行っています。教職員にも確かに時間と心のゆとりというのが必要であります。でも、不登校に至る子どもたちについてもやはり本来的には怠け、気持ちの弱さとか親の甘やかしという誤りの情報を聞いています。実際は、やはり子ども一人一人が心の傷に重い傷を負って、それで不登校につながるのが支援ではないかと考えています。このような深刻な状態のときには、子どもの命の問題まで行き着くということもあります。子どもの心の問題について教育長の考えをお聞かせください。

再質問 3番 芳形幸夫

これは、教職員の時間と心のゆとりに関してです。教職員の時間も問題であるのですが、やはり子どもの観点のほうも入れる必要があるのかなというところで……

再質問 3番 芳形幸夫

そうですね。確かにそうなりますね。その辺で分かりました。質問は取り消したほうがよろしいでしょうか。私は、できればもし答弁をいただけるならご回答いただければと思います。

再質問 3番 芳形幸夫

お願いいたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

先ほども申し上げたところでございますけれども、子どもたちを取り巻く環境が多様化、複雑化しておりまして、不登校となる原因も様々にあるというふうに認識をしているところでございます。今後も町の全ての子どもたちへ多様な学びの場、また居場所づくりが重要であると考えるところでございます。社会と孤立する子どもがいないように不登校支援の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。

再質問 3番 芳形幸夫

ご答弁ありがとうございます。私の質問のほうにも直接関係のある質問でなかったということは、ちょっと私も今後注意させていただきます。このことに関してなのですが、実際的に子どもの今の不登校問題ということについては、対応については時間と心のゆとりという観点からすると大事なことですし、私のほうの再質問の2点目については、やはり子どものことということから今回この質問の中でどちらかというと大人目線、でも子どもの中からの目線ということを急遽ちょっと考えてしまったものですから、その辺は改めさせていただきます。今当別町でもきちんとした対応がなされていますので、ぜひその継続を改めてお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。

出典:当別町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日 議事録 PDF(61ページ) 間違いを知らせる