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ニセコ町議会 平成30年第6回定例会 2018年9月19日

男女共同参画社会実現へ向けて、候補者男女均等法の実効性について

2018年9月19日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「男女共同参画社会実現へ向けて、候補者男女均等法の実効性について」質問し、町長 片山健也が答弁しました。

質問者
斉藤うめ子 議員
答弁者
町長 片山健也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

おはようございます。通告に従いまして、3件質問させていただきます。先ほどは、一般質問の順番の件でいろいろと中断する展開になりましたけれども、質問はぜひ議長も何かわからないのであれば、きっちり受けていただきたいなと思っています。では、質問に参ります。1点目、男女共同参画社会実現へ向けて、候補者男女均等法の実効性について町長に伺います。政治分野における男女共同参画の推進に関する法律、略して候補者男女均等法が4つの附帯決議とともに、5月16日、参議院本会議において全会一致で可決成立し、同月23日に公布、施行されました。この法律は、余りにも少な過ぎる国会や地方議会の女性議員をふやすために選挙の候補者をできる限り男女均等、できる限り同数にするように促したものです。以下について町長に伺います。皆さん、後になりましたけれども、最初に配って目を通していただきたいと思っていました。現在、皆さんお手元にあるかと思います。①、この法制化について、町長はどのように受けとめ、どのような意義や効果があるとお考えか伺います。②、この法律は、地方公共団体に対して政治分野における男女共同参画推進の責務が規定されています。さらに、具体的に第5条、実態調査、情報収集、第6条、啓発活動、第7条、環境整備、第8条、人材の育成等に関する施策の策定を地方公共団体に求めています。今後各条文に沿った具体的な施策をどのように進めていく予定か伺います。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの斉藤議員のご質問にお答えいたします。私は、政府自治体の役割は社会のさまざまな格差や差別をなくし、人々が安心して暮らせる社会をつくることと考えております。また、まちづくりにおいては、男女という区分に限らず、国籍や年齢を含め、社会のあらゆる多様性を享受することにより、人間の尊厳が守られ、そこに新たな価値や魅力、相互扶助の精神が生まれるものと考えております。ご質問の1の政治分野における男女共同参画の推進に関する法律の法制化についてですが、民主主義や地方自治の発展に寄与するものと考えております。次に、ご質問2についてでございますが、ニセコ町まちづくり基本条例第10条第2項でまちづくりへの参加においては、お互いを尊重し、対等の立場であることを明記しているところであり、さらにまちづくり基本条例第2次改正においては、検討委員の活発な議論をもとに男女共同参画や未成年の参加の取り組みを推進するための規定が加わっているところでございます。まちづくり基本条例の規定に基づき、まちづくりの実践を積み重ねていくことが議員の質問にある法律の各条文に規定されている地方公共団体の努力義務に応えていくものと考えており、拡充すべきことはしっかりと議論し、取り組んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

ただいまの町長の答弁ですが、正直具体的に、結論としてはニセコ町まちづくり基本条例に沿って実践していくことがこの法律に応えることだという答弁だったと思うのですけれども、それで十分だと思いますか。確かにまちづくり基本条例の中に男女がともに、今手元にないのですけれども、男女平等ということをうたっていることは確かです。それで、町長ご存じかどうかわかりませんけれども、まず男女共同参画社会基本法の前文には、男女共同参画社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけ、社会のあらゆる分野において男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の推進を図っていくことが重要であると規定されています。これは、最重要課題の一つではなくて、まさに最重要課題というふうに位置づけています。これに対して、ニセコ町はどのように具体的に取り組むのか、そこをお答えいただきたいのですけれども、私は2番目のところで、まず5条の地方自治体に課せられた責務として実態調査、それから啓発運動、環境整備、それから人材の育成等、こういうことをどのように具体的に進められていくか、そこを伺いたいと思います。それで、一例として……一例だけではないのですけれども、たまたま私は交流がありました埼玉県八潮市の議員さんから、直ちにこの法令が施行されて、5月23日に施行されて、埼玉県の八潮市では法律制定後、職員対象の男女共同参画「Do」メールで法制規定について知らせているということなのです。また、このメールで議員にも全員にプリントを配付しているということがあります。ニセコ町において、町民とか職員に対して周知を徹底させる、啓発するためにも、こういう法律ができましたよということを町ではアクション何かとられましたでしょうか。私は、自分の議員レポートでこの法律に関して役場の職員の皆さんにお配りしました。そして、まだ配布を終えていませんけれども、町民の方々にも皆さんに少しでも早くこの法律について理解していただきたい。この法律ができたということを認識していただきたいという思いで、まだ現在途中ですけれども、配布しています。私は、提案として、ぜひとも「広報ニセコ」でこの候補者男女均等法について掲載されてはいかがかと思いますけれども、町長のご意見をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ニセコ町において、この法律自体を住民の皆さんに周知するということはこれまでやってきておりません。議員おっしゃるとおり、この男女共同参画の一層の促進という面では、法律の趣旨を知らせるべきということでありますので、広報に入れ込むか、どういう形で知らせるのがいいか検討して進めたいというふうに考えております。よろしくお願いをいたします。

議員の質問 4番 斉藤うめ子

町長の答弁、非常に漠然としていて、具体的なことは余り、まだほとんどお考えになっていらっしゃらないのかなというふうに思っていますけれども、私はまずここの法律に書いてあるように、地方公共団体の努力義務として実態調査、なぜ、どうして女性議員が少ないのか、また立候補しづらいのかという調査をされてはいかがかと思っています。そして、情報収集していただきたい。それから、啓発活動では、今申し上げたように「広報ニセコ」でこの法律を町民の皆さんにお知らせすることも一つの方法ではないかと思っています。それから、環境整備ですけれども、これから乳幼児を抱えたり、本当に若い女性たちも立候補するに当たって保育スペースとか託児サービスとか、それから議員の育児休暇を……出産だけでなくて、育児休暇も認めるとか、そういう規定を検討されていかなければならないのではないかと思います。それから、人材の育成なのですけれども、町長、これご存じ……実は2014年、札幌市で行われた日本女性会議、これ北海道で初めて行われたのですけれども、このときに町長にお話ししたところ、町長は企画環境課の職員、中田さんだったと思いますけれども、道庁から派遣されてきた中田さんをこの会議に参加するようにしてくださいました。それで、その次に、実はここにちゃんと証拠写真がありますので、2016年、苫小牧市で日本女性会議が開かれるということで、これ日本女性会議というのは日本で行われている女性会議で最大の女性会議です。そこで、この実行委員長の高橋雅子さんという方が2016年8月18日に町長をお訪ねして、町長室で、残念ながら私のレポートを持ってこなかったのですけれども、町長が幕にサインされました。それで、そのときに男社会にストップというふうに、ニセコ町長片山健也というのをサインしてくださいました。このときに町長は、日本女性会議に職員を派遣するということを実行委員長の高橋雅子さんにおっしゃっていました。でも、実際にこれ2016年で翌年の10月の13日から15日にこれが開催されたのですけれども、残念ながら町長はすっかりお忘れになっていたようで、お話しに行ったときは、そんなものあったかなという感じで派遣も何もされなかったのですけれども、せめてこの日本女性会議、毎年行われますけれども、ことしは金沢で開催されます。そういうわけで、毎年開催されますけれども、ここで男女共同参画の会議ですので、ぜひ日本女性会議に職員のみならず、町民の中から一部補助するとか、そして参加するようにやっていただきたいなというふうに私は思っております。それから、町長、日本に国が設立しているヌエック、国立女性教育会館というのが武蔵嵐山にあります。私は何度も行ったことがありますけれども、そこは毎年夏にセミナーとか会議とか男女共同参画についてのセミナーを、これは設立が1977年ですから、40年近くいろんなそういうセミナー、研究会、講演などをやっております。私も何度か参加しています。それと、こういうところに今まだいろんなものがありますけれども、大きなものとしては日本女性会議と、それからヌエック、国立女性教育会館というのがありますので、職員だけでなくて、町民から募って、旅費とか一部補助でも結構ですので、それはどういうふうになるかわかりませんけれども、派遣して勉強するとか。それで、日本女性会議も最初のころはそうでもなかったのですけれども、今参加者の30%以上が男性なのです。どういうところから来られているかというと、地方公共団体から皆さん来られています。個人で来られている方はほとんどいらっしゃらないと思いますけれども、だんだん参加される職員の方は多くなっています。ヌエックにも男性はちらちらと。これは、余り多くはなかったのです。私は、2010年参加したときは、全く私個人で参加しましたけれども、140名のセミナー、私のように全く個人で来たのは1人か2人、全部どこから派遣されているという一覧表がありましたので。そうしますと、地方公共団体、それから外郭団体の男女共同センター、そういうところから派遣された職員で、男性もたくさんいらっしゃいました。ニセコ町は小さな自治体なので、男女共同参画課というのはないのです。その窓口になっているのは企画環境課になっていますけれども、企画環境課も、私も毎年、年に1回男女共同参画に関する講演とか、細々とですけれども、続けてきましたけれども、もう少し企画環境課がこういう法律もできてきたことですから、企画環境課もしっかりとそれに向き合っていただきたいと思っています。そして、支援すべきところは支援する、これは非常に大事なことだと思います。私は、いろいろと切りがないです。女性議員が議会にどれだけ割合がいるということは、非常に大事なことなのです。何割かいるということは、その町村の、その自治体のやはりレベルというか、それがはっきり言って図られることは確かです。今神奈川県の大磯町では、57%の女性議員……

議員の質問 4番 斉藤うめ子

これ大事なことですから、はしょりたくありません。57%の、14名のうち8名が女性議員です。ずっと半数以上で、全国から注目されています。それから、その隣の葉山町ではやはり50%、それから大阪府の……有名なところなのですけれども、そこでも50%の女性議員がずっと維持されてきています。私も前ですけれども、大磯町の議員さんに、1人ならず、なぜ女性がこんなに多いのかということをお電話して聞いたことがあります、その理由を。そうしましたら議員さんは、ここは東京都にも近いので、東京にお仕事に行かれる方が多いし、それで地元にいる女性たちが議員になる。それに対して、非常に皆さん、男性の方から感謝されて、本当によくやってくださって、私たちのかわりに、男性のかわりに女性たちがこれだけやっているということに感謝されているということを1人ならずの議員さんからそういうお答えをいただきました。ニセコ町も一生懸命世界のニセコというふうに頑張っていらっしゃるようですけれども、女性議員数がどれだけの割合になるかということで、やはり町の世界的な地位というのですか、そういうものが図られるものだと私は思っています。ですから、町長もこういうことに対して私が今申し上げたことに対して、もう一度お考えいただきたいなと思っていますけれども、よろしくお願いします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまのご質問といいますか、考えというのは2点あるかなと思います。1つは、議会議員の実態調査をして、こういったものを進めるべきでないかということを言われたと思いますが、議会自体は町の方針を決める議決機関として大変重要な機関でありまして、首長とはチェック・アンド・バランスの機関というふうに位置づけられているかと思います。その重要なチェック・アンド・バランスの機関の実態調査を町長が行って、町として啓発活動をやるというのはいかがなものかという気が私はしております。正式に議長から町長にこういうことということがあれば、またそれは別ですが、議会のことに関していろんな面で首長として関与するのはいかがなものかというのが基本的な考え方であります。それと、2点目のいろんな女性に関する女性会議を含めたたくさんの会議があって、そこに職員や町民をということでありますが、職員につきましては苫小牧も含めてできるだけ出るようにして配慮してきたところでありますが、どうしても職務上のさまざまな仕事がぶつかっていて出れない場合もありますので、全部にお出しすることはちょっと難しいかなと思いますが、できるだけ配慮して、出せるものについては出てもらうようにしたいというように思います。ただ、町民の皆さんにというものも、これまでニセコ町は基本的に住民の皆さんの活動を応援するという下支えをするのが役場の大きな役割で、行政が主導して何かをどんとやっていくというものより、実態をこれまでまちづくり基本条例もそうでありますが、住民の皆さんの活動、そのことを応援するということにしておりますので、ぜひそういう女性の皆さんの会議がニセコで活発な動きがあって、それをいろんな面で支援するという方向になれば、ニセコ町のまちづくり、基本条例の趣旨にも合うのではないか、そのように考えているところであります。よろしくお願いをいたします。

出典:ニセコ町議会 平成30年第6回定例会 2018年9月19日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる