みんなの議会

当別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日

(1)新型コロナ対策について/(2)農業10年ビジョンについて/(3)伊達山遺跡の文化財指定について

2020年12月9日、当別町議会の一般質問で、鈴木岩夫議員が「新型コロナ対策について」「農業10年ビジョンについて」「伊達山遺跡の文化財指定について」について質問し、町長 宮司正毅、教育長 本庄幸賢が答弁しました。

質問者
鈴木岩夫 議員
答弁者
町長 宮司正毅、教育長 本庄幸賢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 鈴木岩夫

議長の許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。日本共産党の鈴木岩夫でございます。初めに、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。11月27日、議会運営委員会での町長の行政報告における言葉が印象に残っています。経済は一度ストップしてもいずれ回復するけれども、人命は一度失われると取り返しがつかない。感染拡大を抑えなくてはならない。名立たる企業に勤めていた経済人が発した言葉に真実があると私は思います。引き続きリーダーシップを発揮され、町民の命と健康を守る先頭に立っていただくことを期待したいと思います。今回の補正予算には抗体検査の予算が計上されています。9月議会では町として独自に北海道医療大学の検査能力を活用できるよう引き続き努力すべきという私の質問に対して、医療大学との連携では研究推進事業に町も参画するなど今後も強化していく。また、連携での事業では行政検査ではなく安心のための社会検査と理解していると答弁されています。では、なぜ抗体検査の予算計上なのか。積極的な検査、安心のための社会検査としてのPCR検査は実施しないのか伺います。昨日の産業厚生常任委員会でこの抗体検査の補正予算、これに関わって説明がありました。抗体検査と併せてPCR検査も実施するということが説明されていました。それであるならばこのPCR検査、定期的に検査を実施するのか。また、規模が150人分ということで計上されておりましたけれども、この規模の拡大、これはないのか。例えば役場職員や小中学校の教職員、児童、保育所の職員、幼児など規模の拡大を考えていないのかということをお伺いしたいと思います。2番目に、新型コロナウイルス感染症は11月30日午前10時現在で14万8,294人に上り、前週より1万4,474人増えました。死者は138人増で累計2,139人、札幌市での感染が際立っていましたが、今では札幌市にとどまらず、旭川市、奥尻と深刻な状況が進行しています。そして、本町においても感染確認が続き、よそごとではなくなってきています。軽症者用の宿泊療養施設も逼迫してきていて自宅待機を余儀なくされると聞いています。本町においても軽症患者の隔離、保護施設の確保は待ったなしと考えるが、伺います。今回の補正予算には予防接種業務委託料が計上されています。9月議会では例年どおりだと不足すると言われている。町として医師会と相談するなど十分確保されるよう努力すべきという私の質問に対して、インフルエンザワクチンは前シーズン比で7%の増加を見込む。最大の供給量を予測して計画的な購入を医師会と相談の上、対応を図っていくと答弁されています。しかし、実際は町内医療機関におけるインフルエンザワクチン確保が不足しています。予約が取れない状況です。町として医師会と相談するなど十分確保されるよう努力すべきと考えるが、伺います。もうどこの医療機関、介護施設でクラスターが発生しても不思議ではないくらいの感染状況となっています。新型コロナウイルス感染症と最前線で格闘する医療従事者や大変なリスクを抱えて日々の感染対策に必死の医療や介護従事者、保育職員への慰労金は支給されたものの、全く十分とは言えません。国の支援金は、まだ届いていません。12月のボーナスの支給を取りやめた医療機関は4割に上ると言われています。また、今年はどうにか支給できても来年は分からないと経営者から言われているということも聞きます。それではつらいだけで前向きにはなれません。そんな中、9月議会で提案され可決された補正予算、当別町医療機関等臨時支援金は大変喜ばれています。喜ばれるだけではなく前向きのマインドを引き出しています。町民の命と健康を守るためには町内における医療、介護崩壊を経営面からも絶対に防がなくてはなりません。当別町で働いていてよかったと思ってもらえるような励ます支援が引き続き必要と考えます。医療、介護施設への経営支援を拡充すべきと考えるが、伺います。札幌市での感染拡大が軽症者を隔離、保護する宿泊療養施設の決定までの期間を長引かせています。その間自宅療養が義務づけられますが、その間の生活支援を保健福祉課が担うと聞いています。町内における感染拡大は、肉体的にも精神的にも負荷を与えていることは間違いありません。昨年度の時間外手当の額は、当初予算の倍になりました。時間外手当は支給されるのが当然でありますが、長期化しているだけに手当だけではなくマンパワーが必要です。職員増など保健福祉課の強化をすべきと考えるが、伺います。12月1日付で当別町長から町民へのメッセージが出されました。これまでのメッセージと違うのは、新型コロナウイルスの町内での感染状況について初めて非公表者を含めた感染者の数が公表されたことです。また、その主な要因についても示されていたことです。行政のトップとして感染拡大を防ぎながら町民の動揺をどう鎮めるか問われたことでしょう。しかし、この間の経験からして集団感染の拡大を防ぐには何よりも発生源の当事者の理解と協力が必要で、絶対的な条件で、理解が得られず感染が隠されると防げないことは、はっきりしてきています。また、危機意識の共有を図るためにも今後は感染対策への啓蒙と併せて詳しく情報公開をすべきと考えるが、伺います。補正予算には町民税の減収9,000万円、減収補填債9,000万円が計上されています。一時期夏は新型コロナの感染が落ち着いて客が戻りつつあった飲食業者ですが、ここにきて感染が拡大したり、中途半端な自粛要請が出たり、現場への影響が出始めています。緊急小口資金の貸付けが増加していて2度目の申請も出てきています。今後については持続化給付金に匹敵する第2弾の助成金が必要だという声が上がっています。また、持続化給付金が決まる前から多くの方々が融資を受けていますが、いつ元金返済できるか分からない状況になっています。今猶予になっている税金の棚上げ、帳消しにするくらいの政策を実施してほしいという声も上がっています。町民が安心して年を越せるか不安です。今回の補正予算に経済対策がないのはなぜか、町民、事業者の経済状況をどのように認識しているか伺います。生活困窮者、中小事業者などに年越し給付金を創設し、給付すべきと考えるが、伺います。次に、農業10年ビジョンについて伺います。2024年度農業産出額100億円目指す農業10年ビジョンですが、既に29年度をもって廃止になった米の直接支払い交付金で1億1,300万円ほど減収が出ています。これは、昨年3月定例会、私の再質問に対する答弁で示された数字です。今度はコロナ禍で生じた米需要の大幅減少の下で需給を均衡させるためとして21年産の作付面積を20年より10万ヘクタール前後、生産量で56万トン減らすことを求めています。もし予定どおり実施された場合、本町の米農家への影響について伺います。昨年3月定例会で町長は、地域農業を守るためにはもうかる農業、そして持続可能な農業にすることが大変重要だと答弁されています。そして、皆さんそのことを求めています。しかし、米を作っても、もうからない現実が突きつけられているのではないでしょうか。町長はまた、農産物総自由化、戸別所得補償の打切りなど頻繁に変わる日本の農政というのは当別町の農業者に少なからず影響を及ぼしていると私も常々感じておりますと答弁されています。先日農協を訪れて組合長をはじめ役員の方と懇談を持った際、北海道は米の調整について政府の目安を守ってきた。でも、もう限界だ。作っている地域に丸投げでは、政府が責任を持つべきだ。持続可能な政策を求めたいと話しておられました。平成29年度をもって廃止になった米の直接支払い交付金、いわゆる戸別所得補償の復活を国に求めるべきと考えるが、伺います。最後に、伊達山遺跡の文化財指定について伺います。1970年3月に発刊された「伊達山遺跡:北海道石狩郡当別町伊達山遺跡調査報告書」には、伊達山遺跡第1地点は石狩郡当別町市街地の北東約5キロメートルに位置し、当別町字上当別2910の60番地、高山氏所有地に所在する。この付近一帯は、一般に伊達山と呼ばれており、標高126.3メートルの頂を持ち、これ以下の頂をところどころに持つ丘陵地である。長期間にわたる調査によって伊達山最南端の台地においても遺物を出土する地点を確認しているので、前者を伊達山第1地点、後者を伊達山第2地点と称すると表記されています。59年前から高校生による表面採取調査が12回行われ、56年前、第1回発掘調査、55年前、第2回発掘調査、そして50年前、教育委員会による調査報告書発行と、長期にわたる取組でした。報告書の発刊に当たっては、当時の高砂正清教育長が折しも当別町の開基100年に当たり、これらの出土品の整理が完了し、報告書が発刊されることは誠に意義深いものであり、現在建設中の当別町開拓郷土館に陳列の上、後世まで大切に保管いたしたいものと思います。本調査報告書が郷土の先史時代の研究資料として大いに活用されることを期待し、調査、整理に協力された各位に深く敬意と感謝を申し上げ、ご挨拶といたしますと寄せています。そこから50年。そして、今年は当別150年の年でした。しかし、当別町開拓郷土館は閉鎖、現地は整備されず、そのまま放置されています。それでもこの間図書室での資料の展示、民間有志による現地の整備、活用が試みられています。確かに令和2年度当別町の教育大綱の基本方針では、社会教育において子どもたちをはじめ全ての町民が幸せを感じることのできる生涯学習を実践する。また、入植以来150年の中で培ってきた当別町の文化や歴史を通じてふるさとを愛する心を育むとあります。150年と併せて伊達山遺跡の活用を通じてふるさとを愛する心を育むべきではないでしょうか。今後町の文化財に指定するなど考えはないのか伺います。以上です。

答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)

鈴木議員の一般質問にお答えをいたします。まず初めに、抗体検査についてのご質問ですけれども、道内の第3波による感染拡大では医療機関や高齢者施設でのクラスターが多発している状況ですけれども、その場合いかに早く感染者を特定し、適切な処置ができるかがクラスターを防ぐ最大の鍵だというふうに思います。抗体検査を行う目的という意味では、PCR検査は7割程度の精度しかないというふうに言われておりまして、抗体検査を併せて実施することで検査精度が9割程度まで上がるということから、抗体検査は感染者を特定する上で非常に有効な手段というふうに我々は皆さんからの意見を聞いて判断をしているところであります。幸い本町では感染者に詳しい北海道医療大学というのがあって、何人かの先生方が大活躍していただいていますけれども、これまで道内のクラスターが発生した施設に先生方が入って抗体検査をしている実績があります。町内で高齢者等が入居する施設において感染者が発生した場合には非常に大学のおかげで速やかに検査できる優位性がありますので、それを踏まえて本議会に補正予算として上程したところであります。150人ということで今予算計上しているわけですけれども、もっとできないのかというお話がございましたけれども、今回の150人分というのは、実は町内の高齢者施設の最大分を予算計上したものでありまして、万が一クラスターが、そういうことは望みませんが、発生してしまった場合は、その規模によっては150人以上の検査が必要となってくる可能性がありますので、その場合にはすかさず補正をさせていただくことになるというふうに考えております。もちろん抗体検査のキャパシティーそのものについては医療大学としっかり打合せをしなければなりません。それから、今度はPCRの取組なのですけれども、北海道医療大学の研究推進事業の中でこれは進められておりまして、実は昨日の道新にも報道があったと思いますが、ソフトバンクと医療大学が協定を結んで、これはソフトバンクが検査の実施主体として具体的な協議を今進んでいるということであります。我々もソフトバンクと初めてお会いして、これから協議を続けていくわけですけれども、もしこういったPCR検査を我々が議員おっしゃるように定期的にやっていくことが可能なら、町民の安全、安心を考えた場合には私自身も求めていることでありますので、医療大学を通じてこれからソフトバンクと詳細な具体的な協議を進めていきたいということで、今それがまさにスタートしたところであります。これで大体おっしゃったことについては回答になっていますか。次に、軽症者の隔離、保護施設についてのご質問なのですけれども、今北海道において軽症患者の受入れの宿泊療養施設を順次増やしてきてはいる状況なのですけれども、急激な感染者の増加で入所するまでに一時的には非常に自宅待機日数が増えていたのです。それで、その後北海道が頑張って対応して今少し改善されてきているというのが現状であります。ただ、今後またどんなことが起こるか分からないような、ぐっと広がった場合には自宅待機期間が長くなることが想定されまして、その場合には自宅待機者が家族へ感染させないためにどうするかということ、いわゆる患者のフォローが一番重要になってまいります。町内にも軽症者の保護施設を設置する検討を進めているのですけれども、実はその場合、これは必須になるのですけれども、医師とか看護師の確保をしなければいけないのです。これが今極めて難しい、苦しんでいるところであります。というか、今旭川市でも自衛隊にお願いしてというようなことがあるぐらいに不足していますので、非常に難しいというのが現状であります。それから次に、インフルエンザワクチンの確保についてのご質問ですけれども、今シーズンのインフルエンザワクチンについては、新型コロナウイルスの影響で需要が高まるという予測の下で、ここ数年で最大の供給量になっているのですが、国からのワクチンの供給を一遍にしないで分けて行ったようでございます。10月下旬以降12月上旬にかけて国のほうからワクチンが順次出荷される予定との通知が一応来ておりますので、12月今入っていますけれども、今後の入荷状況について医療機関と情報共有を図ってまいりたいと、我々のほうからも医療機関を通じてお願いをしております。次に、医療、介護施設への経営支援の拡充についてのご質問ですけれども、これは9月の議会でも答弁をしましたとおり、医療機関及び介護施設における感染予防策については最重要の位置づけとしておりますので、状況把握を行い、必要な支援について検討を行ってまいります。次に、保健福祉課への職員増など体制強化に関するご質問ですが、役場では、ご承知のとおりこれまでも災害発生時には人、物を問わず全庁で連携を取り、オール役場体制で難局を乗り切ってまいりました。新型コロナウイルスへの対応も同様でありまして、2月末の段階から保健福祉課だけが業務を担当するということではなく、保健福祉課と総務課が中心となって庁内横断的な対策本部、これには全部長が参加をして進めております。要は役場一体となって感染予防対策、経済対策などに取り組んできたところであります。本来国のルールでは、コロナウイルス感染者への対応というのは保健所が行うということにはなっていたのですけれども、この石狩管内においては感染拡大のスピードがあまりにも早いために保健所のマンパワーだけではもうついていけない状況になってきています。では、町としてはほっておいていいのかというと、これは直接町民の生命に関わる待ったなしの極めて緊急かつ重要な問題でありますので、保健所での手の足りない部分を町で補うのは当然のこととして町の保健福祉課の職員も町内感染者や濃厚接触者と密にコンタクトを取るなど最前線で今対応してきております。さて、この社会福祉課の職員、こういった状態の中で、しかも勤務体制が長期化をしてきておりますので、個々の職員の疲労は限界に近づきつつあると私自身非常に懸念をしております。したがって、他部局からの応援体制を具体的にするように今急がせているところであります。新型コロナの中の感染者対策の啓蒙と、それから情報公開についてのご質問ですけれども、感染対策の啓蒙につきましては、これまで町の広報やホームページのほか、先ほど議員からもお話がありましたけれども、全戸配布ということで私のメッセージやチラシを通して町民の皆様に協力をお願いしてきております。また、詳しく情報公開をするということでは私自身は当初からできるだけ詳細を町民に知らせるべきということで訴えてきていますけれども、要は感染拡大防止に最も有効であるのは町民の協力がなければできないわけでして、町民の協力を得るには限りなく詳細をお伝えすることだというふうに思っておりますが、なかなか国、北海道のルールの中で人数を、公表していない方の人数すら申し上げられない状況になっております。公表の仕方についても、実は何度も意見を申し上げてきた経緯があります。ただ、やっぱり個人情報という日本独特の、私の個人的意見で言えばある面間違った個人情報の伝え方でなかなか公表ができない、これが今非常に苦しく思っているところであります。そもそも新型コロナは運悪く感染することで、決して恥ずかしいものでもなく、またやゆされるものでもない。する人のほうがむしろ人格を問われるような問題だと私は思っておりますので、そういう点ではできるだけ詳しく伝えることが必要だと思って今回メッセージの中で、あるいは議会の行政報告の中で町内の感染状況がイメージできる数字をお伝えした次第であります。今後も町民の皆様にはできるだけ詳しい情報をお伝えできるように努力をしていきたいと、そして町民のご協力によりとにかく感染を少しでも拡大させないようにしていただきたいなというふうに思っております。もう一つ、コロナについては、今回の補正予算に経済対策がないのはなぜかと。町民、事業者の経営状況をどのように認識しているのかというご質問でありますけれども、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済対策については、国や道の対策と連動した支援を実施してきましたけれども、例えば追加融資や借換えといった資金繰り対策としての特別融資や町内の消費喚起を促すプレミアムつき商品券事業、こういったものなど各種の支援制度が現在もまだ進行中でありまして、さっき予算で金額を申し上げましたけれども、西村さんのときに、まだ予算を全部使っているわけではないものもありますので、進行中であります。春以降落ち込んだ経済状況が一旦はちょっと回復の兆しを示していたのですけれども、残念ながらこの第3波でまた感染の拡大が激しくなって、これからひょっとするとまた休業要請などの必要が生じたとき、そのときには追加の支援というものを行ってまいります。それから、町の経済状況については、西村議員のご質問にもお答えをしましたが、特に飲食、観光、製造、小売業の影響が非常に大きい、そしてこれも申し上げましたけれども、対前年度の月の売上げが50%以上減少した、そういった事業者の割合が全体の1割、要は40社ぐらいがそういう状況にあるというふうに経済の状況は認識しております。それから、生活困窮者、中小事業者などに年越し給付金の創設についてのご質問ですが、年越し給付金制度は町民にとって心の癒やしになるので、私も実施してみたいとは思いますが、国が実施してくれるなら万々歳ですけれども、町が独自財源で今支援を行えるかというと、これからのコロナの追加対策なども考えると、なかなかそういう財政状況にはない。ですから、緊急小口融資だとか総合支援資金、雇用調整助成金、家賃支援給付金とか、こういった支援制度をぜひご活用いただいて皆さんによい年越しをしていただきたいなと切に願うところであります。コロナの件は、それで大体回答できたかと思いますが、もし漏れていたら後ほどお話しください。それから、農業の10年ビジョンについて。米の価格の引下げと生産調整が与える本町の米農家への影響についてのご質問でありますが、来年産の米の需給を均衡させるには全国で6.7万ヘクタール、約5%を主食用米から作付転換する必要があるとされておりまして、これを本町の面積に換算すると計算上では約77ヘクタールの大きな土地の転作拡大が必要となります。米は、この町の、議員もおっしゃるとおり農産物の販売額でも第1位の作物でして、農地の70%がうちは水田でございます。もちろん今は転作畑、転作田と水田ですけれども、米の価格や国の米政策の動向は、うちの町の農業にとっては非常に大きな影響を及ぼすものであります。それは皆さん御存じのとおりであります。ただ、これに関しては国や道の施策に左右されるのではなく、これからうちの町は加工度を高める、米のです、あるいは輸出に取り組むなど町独自の戦略を検討していく必要を私は感じております。次に、戸別所得補償の復活を国にすべきとのご質問でありますが、主食用米の需要というのは今後も減少し続けていく厳しい見通しとなっておりまして、当別農業として生き残りを図るには今後の需要拡大が見込めますそういった輸出用だとか加工用米への対策をまず強化していく、さらには競争力をつけていく、こういったところを必死でやっていく必要があるというふうに考えています。引き続き国の動きを注視するとともに、必要な対策については農協をはじめ町内の農業団体と連携して対応してまいりたいというふうに考えております。国への要望をというお話ですけれども、これうちの町だけで要望しても効果は薄いので、これまでと同様、各農業団体、あるいは道、市長会、町村会、こういったところと足並みをそろえて対応を検討してまいりたいというふうに思っております。以上、私からの鈴木議員への一般質問に対する答弁といたします。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

鈴木議員の一般質問にお答えいたします。伊達山遺跡の文化財指定についての考え方でございますが、伊達山遺跡の文化財指定に向けての調査研究につきましては、これまで当別町文化財調査審議会において進めてまいりました。これまでの審議会の中では、伊達山遺跡は当別の先史時代を語る上での貴重な資料であるといったような意見ですとか、吾妻家文書、あるいは弁華別小学校校舎の指定を優先すべきではないかというような意見など多くの意見が出されておりまして、現時点では結論が出ておりません。教育委員会といたしましては、今後の議論も受けながら来年度中を目途として方向性を示していければなというふうに考えております。以上、鈴木議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 5番 鈴木岩夫

ありがとうございます。PCR検査、社会検査ですけれども、北海道では函館市だけです。だから、当別町が実施したら2つ目、画期的な取組だと思います。医療大学がここにあったこと、先輩の方々が医療大学を誘致したと。それがこれまでも非常に大きな力を発揮していましたけれども、ここにきてその力を存分に発揮していただけると。災いですけれども、しかしそういった先人の取組は今につながっているなというふうに思っております。そしてまた、規模の拡大について要望いたしましたけれども、国が今社会的検査については面的な検査といいますか、発生したところの面的な検査について半額出すということになって、これがネックになっているのです。そういう意味ではぜひ、画期的なことなのだけれども、ネックになっているもの、そこがあるというようなことでは国に対して全額出しなさいというようなことも言うべきではないかなというふうに思っております。ぜひ1番目のPCR検査については引き続き全力で頑張っていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。2番目の隔離保護施設ですけれども、家庭内感染を防ぐということで、施設は本当に厳しいと私も認識しています。そういう点では家庭内感染を防ぐことに準備をしておかなければならないというか、町民が、私も含めて。そういう意味では、確かにこれまでも町長、緊急のメッセージ等々も出されてまいりました。また、12月25日には塚本先生の講演もあるというようなことでは今回公表されている方の5倍というような数が示されたわけですけれども、今度はそういった意味ではここまで、隣まで、接触するぐらいまで感染の拡大の影響が来ていますから、家庭内感染を防ぐにはというような準備、これを町民の協力をいただくというような啓蒙、広報が必要になってくるのかななんていうふうに思っていますけれども、その辺の認識はどう考えておりますか。

答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)

先ほども回答の中で申し上げたかと思いますが、感染された方、陽性者が出た場合に、まず表に出ないでもらうためにはいろんなことの協力が必要なのです。家族だけではできない、食べるものも要るわけですから。そういったことを保健所と我々の町が、職員がしっかりフォローアップをする、それから必要に応じて重症度に応じて当然病院に入れてもらうのか、軽症のところに移るのか、そういったことも患者並びにご家族としっかり連絡を取りながら二次感染というか、広がらないようにしていくということを、体制づくりをしていく必要性があるというふうに思っております。本当は即座に、分かったらすぐ移してくれればいいのですけれども、これ皆さんお分かりと思いますけれども、交通手段一つ取ってもそんなに簡単なことではないのです。救急車を使ってできるかというと、そういうものでもないので、そういういろんな苦労をみんなで知恵を出し合ってやっていくということになります。以上であります。

質問 5番 鈴木岩夫

インフルエンザの件ですけれども、100万円補正ということで非常に評価しております。これまでもメッセージ含めて町から出るそういう啓蒙の中で、今年はやっぱり受けておこうという方が大変増えたという結果でもあるのかなというふうに思いまして、非常に高く評価しているところです。ぜひ希望者が受けられるような、この保証ができたかなというふうに思っております。次の医療、介護施設への経営支援を拡充すべきというところなのですが、町長から最重要だという答弁をいただきましたので、ぜひよろしくお願いしたいなという要望、そしてあわせて副町長から総務文教常任委員会でも挨拶の中で触れられましたけれども、発熱外来、1日から4日の間に9名が行って、4名がPCR検査を受けて、結果として陰性だったというそのことが本当に町民に安心を与えているということと、それから町民の負担軽減、江別まで行かなければならないというようなことではPCR検査と併せてこういう発熱外来を町独自として設置したということは非常に高く評価されますし、それからこれが当別町のみならず江別にある保健所も助けているということにつながっているのです。ひいては北海道の感染状況、そして逼迫している医療、介護状況を当別町として小さいかも分からないけれども、でも支えるという役割を果たしているということは非常に取組が画期的だし、そしてそのマインドを引き出したという点で経営支援、400万、500万の減収に対して100万だけれども、現場では本当に喜んでおります。ぜひ最重要だということで先ほどありましたので、引き続き現場の声を聞いていただいて経営支援を行っていただきたいなというふうに思います。要望であります。それから、町職員の方々、オール役場の体制で取り組んでいるということで頭の下がる思いです。今後もそういった業務を強いることになるわけですけれども、私も微力ながら頑張っていきたいなというふうに思います。何か再質問ではなくて、そういう要望やら感謝の言葉で進んでいるのですけれども、詳しく情報を公開するという問題でも今まで町長は頑張っていると、引き続き頑張ってほしいのです。はっきりしているのです。最初のときの永寿総合病院の情報を隠蔽するということが大変な状況を生み出したことや、また反対に和歌山の有田病院の徹底した情報公開、そしてその決断を知事と保健所の所長が決断して進めて、初動と、それから情報公開、これはもうはっきりしていまして、そういう点では引き続き国や道に対してこれまでの経験則に照らして、本当に道民の命と健康を守るということで情報公開すべきだということでさらに強く要望すべきだと思いますけれども、町長の考えを伺います。

答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)

道の中も今から半年ぐらい前と比べると公表についての、もう少し公表したほうがいいという考えの方が増えてきていることは感じております。それは話合いを通じてです。ただ、中央政府の縛りが、厚労省の縛りが解けないことで道としてはなかなか先駆けてできないという状況があるようでございます。この辺はあまり時間をかけてもしようがないのですけれども、おっしゃるように機会をできるだけ捉えて要請をしていくつもりであります。ということでご理解をいただきたいと思います。

質問 5番 鈴木岩夫

年越し給付金、町長は実施してみたいという思いが聞かれました。国がしてくれるのが一番だということもありました。国の補正予算、1月国会を開会してこれを決定したら、支給はもし国がやるとしても大変遅れてしまうというようなことでは本当に状況を見て判断されていただきたいなというふうに、要望にさせていただきます。さて、次の農業10年ビジョンですけれども、これは1点だけ再質問させていただきます。加工用米や輸出に取り組むと、これまでも町長そういうような考えを述べられておりました。ただ、疑問なのは輸出に取り組むというのだけれども、ミニマムアクセス米などという米は77万トンも輸入していると。そしてまた、イギリスとの今度の条約では米の輸入についても除外しないというようなこともありまして、輸出に取り組むどころか輸入ということが力が働いているのではないかなと。ミニマムアクセス米は、こんなふうに豊作になったときには減らせるのだということもあるわけですから、輸出に取り組むということは分かりますけれども、輸入を減らすということも重要でないかなというふうに思いますし、また競争力の問題では、随分競争力はつけてきているというふうに私は認識しています。例えば僕は茶碗1杯朝食べるのですけれども、もっと食べたほうが需要が増えるから、もっと食べなければ駄目だなと思いますけれども、130円のペットボトルの水はお米の茶碗5杯分なのです。こんなに安いのです。つまりそれだけ努力してきているわけです。そういう点では輸出ということもあるけれども、輸入を止める。競争力は十分私はつけているというふうに思いますが、その辺の認識はどうかということをお聞きしたいなと思います。

答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)

今鈴木議員のご質問というよりもご提案ですか、国の政策という意味ではおっしゃるように米政策というものの国の対応がどうかというと、これまた私は個人的にも非常に疑義を持っていまして、ただ町長の立場でそれがどうのこうのということになると、なかなかこの場で言うのは難しいので、個人的には今の国の米政策が方向感がクエスチョンマークというのは私の個人のあれですから、議員のおっしゃることはもっともな点が感じられます。ただ、公の立場として言うと、国はどうこうあれ、あるいは道はどうあれ、それに我々は縛られて何かをするのではなくて、我々が町の米をどうやって広げていくかということで加工米とか一層トライしていこうということを申し上げているわけであります。国の政策があるから何もできないのだということでやっていると、結果は自分のところに跳ね返ってくる。これをしないためにどうするかということを申し上げているという点をご理解をいただきたいと思います。以上であります。

質問 5番 鈴木岩夫

ありがとうございます。引き続き議論していきたいと思います。ありがとうございました。

出典:当別町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる