みんなの議会

当別町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月12日

(1)子どもたちの当別町スタイルの学習、居場所づくりについて/(2)最新情報を円滑に伝達するための手段について

2020年6月12日、当別町議会の一般質問で、櫻井紀栄議員が「子どもたちの当別町スタイルの学習、居場所づくりについて」「最新情報を円滑に伝達するための手段について」について質問し、町長 宮司正毅、教育長 本庄幸賢が答弁しました。

質問者
櫻井紀栄 議員
答弁者
町長 宮司正毅、教育長 本庄幸賢

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 櫻井紀栄

議長の許可をいただきましたので、通告書に従い一般質問を行います。当別町ならず全国で問題になっているコロナウイルス感染症によって休校や休園、外出自粛等になってしまったことで通常の生活とは大きくかけ離れた生活がここ二、三か月続きました。その間学校生活においては授業の遅れはもちろんのこと、給食がなくなったことで家庭での食事の用意の負担や生活リズムの崩れなどが引き起こされました。また、外出自粛による子どもの運動不足、ストレスや子どもたち同士のコミュニケーションが取れなくなること、保護者同士の交流不足によって育児のストレスがたまってしまうことなども独自でアンケートを取ったところ多く寄せられました。これらの問題は、一度苦労を知った分対処しなければならない改善点が多く見つけることができた機会だと強く感じました。今は少し落ち着いたかもしれません。しかし、インフルエンザが流行し始めるように秋から冬にかけてまたやってくる可能性も大いにあり得ます。今から早め早めの対策を取って備えることが必要だと強く感じます。そこで、1つ目に吹雪、インフルエンザ、コロナウイルス感染症等で休校になったときの学習対応についてお伺いします。宿題プリントの配付や分散登校などで子どもの学習環境は一定程度維持されてきたと思います。しかし、保護者の皆様からは休校中で宿題を出されるが、なかなかやろうとせず困っている。間違っているところを指摘したり新しいことを教えようとするとへそを曲げてしまうという声や時差登校でも不安、プリントの配付ではなくPDFの配付を検討してほしい、顔を見て話したいのであればズームやネットを活用してほしいといった声も聞こえました。そこで、今回の学校休校中の家庭学習支援の実施状況とその評価についてお伺いします。次に、本議会に提出されている補正予算に計上されているGIGAスクール関連についてお尋ねします。GIGAスクールが実現すると、登校ができなくなったときの遠隔オンライン教育はもちろんのことAIを利用したドリルや画面の共有によって個々の児童生徒の考えをリアルタイムに学級全体で共有ができる共同学習支援ツールとして使用したり、動画などの多様な表現により効果的な学習が可能になるデジタル教科書として利用できます。これは本町における子どもたちの学習スタイルが多様になり、あらゆる環境に柔軟に対応できるシステムとしてもすばらしい事業だと感じました。この事業を実現していく上で重要な課題の一つが各家庭のネット環境の整備です。先日家庭のオンライン環境については各学校で調査をされたとお聞きしました。ネットの有無にかかわらず公平に教育を与えるためにはひとしく学習環境を整備をしていく必要があると思います。子どもの公平な学習環境を確保するためにネット環境が各家庭にあるのかどうかのアンケートの実施状況とその結果について、子どもが利用可能なインターネット環境の有無、オンライン授業に対応可能なインターネット環境の有無、通信料金が定額制か従量制かなど、状況をどこまで把握されているのかを含めお伺いします。次に、文部科学省から出ているGIGAスクール構想の実現に向けての資料によりますと、端末1台当たりの使用帯域目安は、学習活動ごとの使用帯域の目安として遠隔授業を行う場合で2Mbps、動画視聴する場合で2.5Mbpsがあることがふさわしいとありました。アンケート結果によりますと半数の家庭でネット環境がないとお伺いしましたが、公平な教育環境を与えるためにはネット環境がない家庭への通信機器の確保が必要です。公平にオンライン授業を行うために家庭にネット環境やパソコンがない場合の対応についてお伺いします。次に、子どものコロナウイルス感染症による外出自粛や雨や吹雪で外に出ることのできない日の遊びや学習のサポートについてお伺いします。子どもの命が優先ということで家で過ごさせている時間が長くなりました。アンケートの中には保護者や子どものストレスはもちろんのこと乳幼児の発達時期に自宅のみで行動範囲が狭く、成長の妨げになるという不安の声もありました。まず、当別町として子どもの命を守る感染防止と子どもの遊び環境と居場所づくりのバランスをどうやって考えるのかお伺いします。次に、この外出自粛の体験によって多くの保護者が子ども同士が群れて遊ぶ場やコミュニケーションがとても重要であると再認識させられたと思います。当別町においては冬場の遊び場確保が必須です。当別町は雪が多い町です。吹雪等により国道275号線をはじめとする言わばふぶく道を通っての町外への外出はまさに命がけです。そこで、天候に関係なく遊べて体を動かせる遊具を設置した屋内施設を設置すべきと考えますが、認識をお伺いします。次に、家の中で体を使って遊ぶことのできる遊具、トランポリンや滑り台、鉄棒などの購入、貸出しについてお伺いします。外出自粛により家庭での遊びが主になります。家庭にあるおもちゃでは日々のマンネリ化があるという声や体力を余していて困っているという声もありました。しかし、体を使って遊ぶことは子どもの成長の発達には欠かせないものでありながら公園の遊具はコロナウイルス感染症の感染を懸念して閉鎖していました。また、屋内で使えるこういった遊具は高額であり、場所も取ることから、家庭で購入するにはためらいもあります。ゆとろの遊びの広場ではトランポリンや滑り台、ロデオといったおもちゃがあります。また、団体やサークルにはこれら遊具も含め貸出しを行う事業もあるとお伺いしました。北海道の芦別市では感染拡大に十分注意しながら、職員の手間はもちろん増えますが、消毒作業を行い、個人へ貸出しを行っているようです。子どもに柔軟性を持った体験ができるためにも安全に遊ぶことのできる代替案が必要です。今後実現できるよう国や道と足並みをそろえながらソフト面の整備を当別町独自のルールによって進める必要があると感じます。また感染の流行が来てしまい施設などが閉鎖になってしまったとき、おもちゃの貸出しを行うような施策が有効と考えますが、どうお考えでしょうか。最後に、最新情報を円滑に伝達するための手段についてお伺いいたします。当別町には予算上の問題を含め防災無線がありません。御存じの方も多くいられると思いますが、姉妹都市の宇和島市では10年ほど前からコミュニティFMが開設、運営されています。設備の整備は宇和島市が担い、番組の制作や放送業務、災害時の放送要請に関する協定を結んだ会社が開局と運営を担っています。災害時等は宇和島市からの緊急割り込み放送ができるのはもちろんのこと23組の市民パーソナリティーたちが番組を制作したりイベントや市議会等の生中継放送も行っているそうです。コミュニティFMは防災専用の放送設備ではありませんが、整備費用が防災行政無線に比べて抑えられることや複数の情報伝達の手段の一つとして有効であること、行政主体ではないので地域により密着した自由な番組や情報の提供が可能であり、地域の重要な情報発信源にもなることから、住民の防災意識を高め、町民全体の情報伝達手段へなり得るものと考えます。立地適正化計画では複合化施設の検討も組み込まれています。その施設には防災機能も恐らく検討されるでしょう。防災機能は、先日導入されましたヤフーの災害情報を活用したり、紙ベースでは町内会と協力してチラシの全戸配布を行ったり、折り込みチラシでのアプローチなど、あらゆるシーンで情報伝達できるよう重層的にアプローチすることが重要です。情報伝達にどんなツールが有効利用できるものか検討していくと町長もおっしゃっておりましたが、メディアを活用しながら運営できるコミュニティFMは誰もがひとしく、そして最新の情報が得られる代替策としても有効と感じます。町が主体となって民間の企業を活用しながら、町主体とは限らずまちづくりのためにも地域が協力し合いつくることができると感じます。コミュニティFMの開設について町長の認識をお伺いいたします。以上です。

答弁 町長 宮司正毅(町長は2021年6月まで)

質問は2番目でしたけれども、私のほうから先に回答させていただきます。櫻井議員のコミュニティFMについてのご質問ですけれども、コミュニティFMというのは確かに地域の生活情報、あるいは行政情報、とりわけ災害情報、こういったものには住民へ情報を伝達するという意味で大変大きく貢献をしているというふうに聞いています。そういう意味ではこの町にも欲しい施設というか、事業の一つというふうに私も考えています。現在調べたら、コミュニティFMの放送局というのは全国で300局以上あるのだそうです。それから、道内でも22局開設をされていると聞いています。ただ、経営がなかなか経済状況に影響される、特に広告収入の減少などによって苦戦を強いられている放送局が非常に多いということも聞いておりまして、この規模の町で町が主体的に行うということはちょっと難しいかなというふうに考えています。ただ、民間の団体などが安定した経営が見込まれる事業ということでの企画提案をしてくださった場合には、町としても当然欲しい事業の一つなので、検討していきたいというふうに考えています。私からの櫻井議員の質問に対する回答といたします。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

櫻井議員の一般質問にお答えいたします。初めに、休校中の家庭学習支援の実施状況とその評価についてということでございますが、この間大変長い時間でしたが、文科省、あるいは北海道教育委員会から各種の通知、あるいは対応マニュアルが発出されまして、それらを参考にしながら学校とともに対応に当たってまいりました。各学校におきましては家庭学習の課題、教材やワークシート、日課表など、大変時間のない中でしたけれども、スピード感を持って準備をしてきたところであります。もちろんこれらの学習課題は学校の再開を念頭に各教科の指導計画に適切に位置づくものとなっていることは言うまでもありません。この配付につきましては、分散登校時の直接配付、児童生徒玄関から保護者や児童生徒が持ち帰る方法、教師による家庭への直接持参、学校のホームページへの掲載など全員に行き渡るように特に配慮をいたしました。また、子どもたちとは往復はがきですとかメール、電話を使って直接健康状態や学習状況の確認を行うといった取組もしてまいりました。学校は6月1日から再開されまして、欠席者も少なく順調にきておりますので、こういった取組の成果は出ていると評価しているところでございます。続きまして、ネット環境と、それから家庭のネット環境、パソコンのない場合の対応ということで関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。まず、ネット環境のアンケート結果でございますが、この休校期間中に全校で使用しておりますメール配信のアンケート機能を利用して各家庭のネット環境調査を行いました。その結果8割程度の家庭で何らかの形でインターネットを利用できる環境にあることが分かりました。残り2割程度の家庭にネット環境やパソコンがない場合の対応についてでございますが、現在教育委員会では、議員もおっしゃったとおり、GIGAスクール構想に基づいて児童生徒一人一人に学習用の端末を配付すべく準備を進めております。また、今議会においては補正予算の計上も行わせていただきました。あわせまして、ネット環境のない家庭に対しましてモバイルWi―Fiルーターの導入について検討を進めているところでございます。なお、各学校におきましてはコロナウイルス第3波に備えまして、GIGAスクール実現までの間家庭のパソコンやスマートフォンで閲覧できる授業の映像や課題を配信できるよう各学校校内委員会を立ち上げて、その準備を進めております。これは、双方向の授業とまでいかないのですけれども、紙を渡すだけではない児童生徒の学びの保障に役立つものと期待を寄せているところでございます。続きまして、子どもの新型コロナウイルス感染症による外出自粛、雨や吹雪で外出できない日の遊びについてのご質問かと思いますので、お答えいたします。まず、感染防止と遊び環境、居場所づくりのバランスについてでありますが、一番重要なのはウイルス感染を防ぎ、子どもたちの命を守ることであります。そのために学校の休業や幼稚園の休園、保育所の登園自粛、社会教育施設の休館というかつてない施策を行ってまいりました。現在各施設とも徐々に本来の形に戻っておりますが、今後も子どもたちの命、安全を第一に道内や近隣自治体の感染発生状況に応じた判断をしてまいりたいと考えております。次に、天候に関係なく遊べる室内施設の設置についてでございますが、現在新たな施設の設置は考えておりませんが、町内の子育て支援センター、総合体育館、西当別コミセンに玩具や子ども用のボールなどを置いて利用できる環境を整えております。それらの遊具につきましては随時更新をするということにもなっております。玩具の貸出しについてでございますが、これにつきましては感染のおそれがありますので、貸出しをするという考えは持っておりません。以上、櫻井議員の一般質問に対する答弁といたします。

質問 1番 櫻井紀栄

答弁いただきありがとうございました。まず、オンライン授業のところでお伺いしたかったのですけれども、今回の学校休校期間中の家庭学習支援の実施状況とその評価についてなのですけれども、保護者からの勉強の教え方が分からないという声が実際に上がっているのですけれども、そういうときの対応について、相談とか、どう考えているのか教えてください。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

お答えいたします。保護者が子どもたちに教えるという場面が多々あったかと思います。そういうことにつきましては、先ほど申し上げました学校のホームページにいろいろ貼り付けてあるのですけれども、その中に保護者が指導するときにこういうことが必要ですよとか有効ですよという、そういう欄というか、項目もありまして、完全ではないのですけれども、そこのところを参考にしていただくと、より子どもたちに対応できるのではないかなと思いますし、常日頃の家庭訪問とかそういったことを活用しながら子どもたちの勉強について一緒に向き合うような形も各学校取っておりますので、上級学年に行くに従って内容が難しくなって親御さんでは対応できなくなるということはもちろんあるのですけれども、学校としてはそういったことにも今回緊急事態ですから対応できるように、十分ではないのですけれども、そういったホームページも活用しながらやっているところであります。十分ではないというふうに私も認識しております。今後工夫してまいりたいと思っております。以上です。

質問 1番 櫻井紀栄

ありがとうございます。ホームページのそういったページがあるようでしたら工夫の一つとしてそのページをPDFなりプリントなりの配付をして今後役に立っていけたらいいなと思います。次に、ネット環境が各家庭にあるかのアンケートの結果についての回答だったのですけれども、8割も家庭にあるということで大変すばらしい数字だなと思います。その中で通信料金が家庭で定額制か従量制かというところの項目も今後すごく必要になってくるかなと思います。Wi―Fiのルーターの貸出しなのですけれども、いつまでに行うのかという具体的なスケジュール等があれば教えてください。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

お答えいたします。先ほどもお話し申し上げましたが、GIGAスクールの今年中の実現を目指して今は取り組んでおりますので、その中で家庭に環境のない家に対する対応も考えておりますので、何月何日までという詳しいことは申し上げられませんが、GIGAスクールと同時に実現していきたいというふうに考えております。以上です。

質問 1番 櫻井紀栄

ありがとうございます。ネット環境がない家庭のルーターの貸出しをした場合、1か月当たりの使用料を想定して予算を確保すればインフルエンザの流行による学級閉鎖や吹雪によって臨時休校した場合でも柔軟に対応できると考えます。そして、予算が多分9月議会の提案が必要になると思いますので、冬に備えるのであれば9月の予算の計上に間に合うように頑張って対応していただけたらなと感じます。次になのですけれども、ゆとろでのおもちゃの貸出しについてお伺いしたいと思います。おもちゃの貸出しについてはやらないという答弁をいただいたのですけれども、やらない理由の根拠というか、理由を具体的に教えていただけたらなと思います。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

先ほどもお話ししたとおり、感染のリスクがありますので、貸出しはしません。当然施設自体が閉まっているわけですから、施設を閉めたことの意義を考えますと、当然そういうことになろうかなというふうに思います。以上です。

質問 1番 櫻井紀栄

ゆとろが実際に閉まっていたことによっておもちゃは使わないので、貸出しはできる状況かなと思います。感染防止の策としては、消毒をして実施している市町村もありますので、感染防止策が取れない判断をせざるを得ない、例えば職員の人数が確保できないといった理由があるのであれば教えてください。

答弁 教育長 本庄幸賢(教育長は2022年9月まで)

お答えいたします。職員が少ないとかそういうことでは全くなくて、あくまでも感染リスクを考えての措置でございます。以上です。

出典:当別町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月12日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる