当別町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月11日
今後の地域公共交通の将来のあり方について
2023年12月11日、当別町議会の一般質問で、櫻井紀栄議員が「今後の地域公共交通の将来のあり方について」質問し、町長 後藤正洋、企画部長 三上晶が答弁しました。
- 質問者
- 櫻井紀栄 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋、企画部長 三上晶
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 櫻井紀栄
議長の許可をいただきましたので、通告書に従い一般質問を行います。医療大移転に関わる様々な議論が今回の一般質問でもされてきました。その中から私は今後の地域公共交通の将来の在り方についてをテーマに3点お伺いいたします。現在大学への通学で利用する学生も多いことから、当別ふれあいバスを運行する当別町地域公共交通活性化協議会の負担金収入のうち30%弱を北海道医療大学が負担しており、今後北海道医療大学が移転した場合は、この状況が大きく変化することが見込まれます。この機会を生かして町内の交通全体を俯瞰し、町民の移動の足を持続的に確保し、維持し続けるための抜本的な見直しを検討し始めなければならないと感じます。そこで、1、バス形態と路線の見直しについてお伺いいたします。路線バスは大量輸送が可能なため、一定の需要がある場合に最も効率的であり、通勤や医療大学生の通学利用に適した方法でありました。北海道医療大学移転による学生の通学利用減少はコロナ時におけるリモート授業の実施でバスの利用が減少した過去の利用実績等からでも推定できます。ほかにも利用が大きく減少することが想定される路線や、現在利用が少ない路線についてもデマンド交通やライドシェアなどを含めた柔軟な交通体系への転換も視野に検討する必要があるのではないか、お考えをお伺いいたします。次に、2番のバスの統合化についてですが、町内の交通機関としてはふれあいバスや民間タクシー等のほか、年間約7,000万円の運行経費を要しているスクールバスもあります。ふれあいバスの運行経費は年間約6,000万円であることと比べてもスクールバスも町内の主要な交通機関と位置づけることもできます。今後の町内交通の抜本的な見直しに当たっては、スクールバスをふれあいバスのスクール便として統合することや、ふれあいバスととべーる号を統合したりと仕組みとして一体化を検討とする必要があるのではないか、お伺いいたします。最後に、西当別地区のデマンドバスについてお伺いいたします。現在西当別地区にはデマンド交通が設定されておりませんが、獅子内地区など人口増が見込まれる地域があるほか、大型ドラッグストアや先日の総務文教常任委員会でも説明がありました役場の西当別支所が開設されるなど、地域内での移動ニーズが大きく増加すると見込まれます。特に子どもから高齢者の方まで安心して移動できる環境を整えるためには、本町地区の市街地予約型線のようなデマンド交通を検討する必要があるのではないか、お伺いいたします。以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
櫻井議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、利用減少が予想される路線のデマンド交通やライドシェア等柔軟な交通体系への展開についての質問でありますが、利用者数の減少が著しい路線につきましては、既存他路線やタクシー事業者への影響も勘案しながら運行経路ですとかダイヤの変更のほか、デマンドエリアの拡大といった手法も含め本町の地域公共交通の持続的な維持確保に向けた各種検討を地域公共交通活性化協議会に対し促していく考えであります。なお、ライドシェアにつきましては、現時点において道路運送法の規定により規制されていることから、今後国の動向を注視し、状況把握に努めてまいります。次に、ふれあいバスとスクールバス及びとべーる号の統合についてでありますが、曜日や学年、学校行事、長期臨時休業等に対応した運行時間や運行体制など、柔軟な対応が求められるスクールバスと地域公共交通であるふれあいバスのそれぞれの役割、サービス水準の維持を前提に考えますと、現段階では難しいとの判断をしておりますが、将来的には検討が必要となるご提案と受け止めております。なお、とべーる号につきましては以前佐藤議員からの一般質問でも答弁したとおり、運行主体、費用負担を行う構成員、定期券等運賃など異なる部分も多いことからふれあいバスとの統合は簡単ではありませんが、その可能性について研究してまいりたいと思います。最後に、西当別地区におけるデマンド交通についてのご質問でありますけれども、これらも以前五十嵐議員の一般質問で答弁しておりますが、デマンド交通の新規導入に当たっては運行経費や利便性向上の度合いとその効果はもちろんのこと、特に既存のバス路線との重複やタクシー事業者との競合による公共交通事業全体への影響も考慮する必要があります。これらを踏まえ、西当別地区の人口動態や今後の利用状況の推移を見つつ検討してまいりたいと考えております。以上、櫻井議員の一般質問に対する答弁といたします。
質問 4番 櫻井紀栄
答弁いただき、ありがとうございました。まず最初に、1番、バス形態と路線の見直しについてのところで、なかなかうれしい答弁をいただいたなというところで素直な感想なのですけれども、まず幅広い利用者の視点に立って一番使いやすい交通を考えていくというところでは、こういったことも含めて見直しをしていってもらえたらとてもうれしいなと思います。2番目のバスの統合化について、とべーる号のお話がありました。以前過去の議会の議論でも佐藤議員のありましたとおり、バスの回数券の共通化を図って利用促進などというお話もされていましたが、利用数の確保をするのであればそういった回数券の共通化の話も含めてソフト面での改善に努めていく必要があるのではと思うのですけれども、今の検討状況をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 後藤正洋
櫻井議員の一般質問にお答えをします。バスの統合についてのいろんな、に関連するご質問でありましたけれども、検討状況につきましては担当から説明させますので、よろしくお願いいたします。
答弁 企画部長 三上晶(企画部長は2023年12月まで)
櫻井議員の再質問にお答えをいたします。回数券のほうにつきましては、すみません、具体的に一定の方向性がまだ見えている状況ではございませんが、前回もお答えした課題等も含めて引き続き検討させていただいております。先ほどの前段に町長が答弁をいたしました内容も含めてこの回数券の在り方についても並行して協議をしていきたい、検討していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
質問 4番 櫻井紀栄
ありがとうございます。運行経路のところで、利用人数が少ないからといってそのバスの路線が必要ではないというお話ではないので、少しでも利用を促していくというところで、システム的には大変難しいというお話も以前の議会でもされていますので、どうにか回数券のその課題を含めて議論されていったらいいなと思います。次に、スクールバスのところでお伺いいたします。答弁でもあったとおり、部局等の打合せでも性質上の仕組みが違うというところで、それを十分踏まえて今後スクールバスとふれあいバスの統合を考えていくというところで、国の交付税の仕組みではというと、どちらも国の制度の位置づけとしては運行形態は問わないとされています。国としても柔軟な制度を取っておりますし、ほかの市町村でも行っている手法でもあります。先に答弁いただいたとおり、子どもたちが通学の足の確保を達成できるのであれば町としてもぜひ前向きに柔軟に検討をしていく必要があるのではと思いますが、お考えを再度お伺いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
ふれあいバスとスクールバスとの統合という前提でお話をいただきましたけれども、先ほども答弁をしていますようにスクールバス本来の目的と、それからふれあいバスのそれぞれの役割というのが一致をするということが教育という観点からしてもどうかという問題もありますので、この点については今後の検討課題というふうにしたいというふうに思っておりまして、先ほど将来的な検討が必要になるというご提案だということで認識をさせていただいております。
質問 4番 櫻井紀栄
答弁ありがとうございます。先ほどの件で承知いたしました。3番の西当別地区のデマンドバスについてのところで再質問をお伺いしたいと思います。確かに太美地区では運行事業者の担い手がいないというところが課題で、なかなか解決できないなというのは以前からもお伺いしております。デマンドバスが厳しいというのであれば、先ほど答弁いただいたのですけれども、柔軟な対応、地域公共交通を考えて検討されるというところのお話からいくと、デマンドバス以外の手段、それがデマンドタクシーというところも含めて柔軟に検討していっていただけたらなと思います。現在本町地区では冬期間におけるエリア限定ではありますが、デマンドバスを使って登下校をしようという案内がされています。当別の厳しい冬の間の登下校をバスで通学できることは、保護者にとっても念願であり、ふれあいバスの利用を促すきっかけや交通環境教育、モビリティーマネジメントを身につける一環としてもすばらしい事業だなと評価しております。本町地区や太美地区でもひとしく全ての人たちがデマンドバスを使えるように柔軟に対応していく必要があるのではないかと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
櫻井議員の再質問にお答えをしますけれども、本町地区及び太美地区におけるデマンドバスの対応についてということでありました。児童生徒の登下校に関わらず、西当別地区におけるデマンド交通導入の考え方は先ほど答弁をしたとおりなのですけれども、またひとしく全ての人たちが使えるようにデマンドバスを柔軟にとのご意見につきましては、あくまでも理想としては理解できるのですけれども、実際に運用をするとなるとなかなか難しい課題がいろいろとあります。児童生徒と一般利用者を含めたひとしく全ての人たちの利用に対応できるだけの運行車両ですとか、あるいは運転される方、それから運行経費の確保ですとか、そしてタクシー事業者といった公共交通事業全体への影響に鑑みましても現状では難しいのかなというふうに思っております。運転手の確保というのは、今いろいろな運送業界の中で大きな課題となっておりますけれども、そういったことを見据えながら将来的にできることについては検討していきたいと思いますが、現状では難しいということでご理解をいただければと思います。
質問 4番 櫻井紀栄
答弁ありがとうございました。交通機関というところでやっぱりお金がとてもかかってくる話なので、医療大の移転を踏まえて今後のバスの在り方というところも抜本的に新しい視点を持って今後協議されることを運営、運行事業者の協議会と共に考えていっていただけたらなと思います。質問は以上になります。どうもありがとうございました。
答弁 町長 後藤正洋
今の質問ではなかったのですけれども、多分医療大が4年3か月後に全く移設をしてしまって、そこに何もないという前提でお話をされているのかなと思います。これまでも議論してきましたけれども、跡地の利活用について大学のほう側は一応地域に配慮した形で多分検討していただけるのではないかと期待をしております。そういった点では、そこに入られる団体ですとか事業者が活用するという場合もあると思いますので、ほかの質問にも答えていますようにJRの路線の活用ということも含めて多角的に検討はしていきたいというふうに思っています。