大樹町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月5日
高齢者・障がい者のサポート体制
2024年9月5日、大樹町議会の一般質問で、播間章浩議員が「高齢者・障がい者のサポート体制」について質問し、町長 黒川、保健福祉課参事 明日見、保健福祉課参事 瀬尾、特別養護老人ホーム所長兼老人デイサービスセンター所長 瀬尾、保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津が答弁しました。
- 質問者
- 播間章浩 議員
- 答弁者
- 町長 黒川、保健福祉課参事 明日見、保健福祉課参事 瀬尾、特別養護老人ホーム所長兼老人デイサービスセンター所長 瀬尾、保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 播間章浩
さきに通告しておりました高齢者・障害者のサポート体制についてお伺いいたします。近年、高齢者の増加に比例して認知症の高齢者が増加しており、厚生労働省の推計によると、2025年には認知症高齢者が471万人となり、2040年には584万人に上ると推計されており、その支援体制が地域社会において重要な課題となっていると考えております。また、内閣府の令和5年版障害者白書によりますと、身体・知的・精神障がい者の概数は、全国的に1,160万人に上ると推計されており、町内においても、取り巻く環境や支援に関する課題は例外的なものではないと考えております。認知症高齢者と自己判断が難しい障がい者と、その家族が安心して生活できる環境整備が必要であると考えております。そこで、以下の点をお伺いします。1、認知症予防の取組について。2、認知症高齢者に対する現状のサポート体制について。3、障がい者に対する現状のサポート体制について。4、地域団体・医療機関・福祉施設等の連携状況について。5、成年後見制度の支援体制について。6、成年後見人の養成について。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 黒川
播間議員ご質問の高齢者・障がい者のサポート体制についてお答えをいたします。1点目の認知症予防の取組につきましては、高齢者を対象とした各種の介護予防教室を実施しており、ふまねっと、音楽体操、吹き矢、健康マージャンなど、通年で参加できるよう毎月開催しております。また、多くの研究で、中年期の生活習慣病が高齢期の認知症発症に関与すると報告されており、糖尿病、高血圧、脂質異常症などによる脳へのダメージを予防することが大変重要であります。そのため、乳幼児健診から特定健診に至るまで、生活習慣病発症予防、重症化予防のための保健指導を強化することにより、認知症予防に取り組んでおります。2点目の認知症高齢者に対する現状のサポート体制につきましては、認知機能の低下により生活支援や介護が必要となる方には、介護保険の要介護認定を受けていただき、ケアマネジャーの支援により、訪問介護や通所介護、短期入所などの介護保険サービスを利用できるようサポートしております。また、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業では、日常的な生活費の管理、福祉サービス利用や困りごとについてサポート支援を実施しています。さらに、平成28年から認知症サポーター養成講座を実施し、受講者は延べ1,072名となっており、認知症カフェの運営などを通じ、認知症の方に優しい地域づくりを進めております。3点目の障がい者に対する現状のサポート体制につきましては、現在、総合相談による福祉サービス利用支援、4種の交通費助成事業。生活支援として、配食サービス、除雪サービス、福祉車両貸出事業などのサポート事業を行っております。4点目の地域団体・医療機関・福祉施設等との連携状況につきましては、高齢者や障がいのある方が地域で安心して暮らせるためには、医療、介護、その他の関係機関が連携し、切れ目のない包括的な支援を行うことが重要です。本町では、町内介護支援事業所や社会福祉協議会が参画する地域ケア会議、医療機関との入退院連携システム及び連絡会議、民生委員協議会との連携、障がい者の生活支援ネットワーク会議、徘回高齢者等SOSネットワークシステムなどを実施し、連携しております。5点目の成年後見制度の支援体制につきましては、地域包括支援センターにおいて、権利擁護業務として、制度に関心のある方や必要性のある方への相談対応をしており、広報やパンフレットを活用して制度周知を行っております。また、町内の福祉介護関係者へ成年後見制度の伝達講習を行い、関係者間の理解、連携を深める取組を実施しています。さらに、大樹町成年後見制度利用支援事業により、生活保護法の被保護者と費用負担により、生活保護法の要保護者となる方へ、申立費用や判断能力鑑定費用を支援しております。6点目の成年後見人の養成につきましては、日本成年後見法学会の試算から、人口の1%が何らかの後見支援が必要と思われると推計が出されております。また、現在把握している認知症高齢者・障がい者の人数を考慮すると、本町においても成年後見人を養成する必要性はあると感じております。しかし、成年後見人が着実に活動していくためには、まず、制度の周知を進め、地域課題やニーズの把握を行い、後見支援の担い手を養成する体制づくりを含めた成年後見制度利用促進計画の策定を行い、権利擁護支援のコーディネート機能を発揮できる中核機関を設置するよう検討を進めてまいります。
質問 播間章浩
まず1点目、認知症予防の取組につきまして、高齢者を対象とした介護予防教室を実施しているというところです。こちら毎月開催されているというところなのですけれども、どのような方を対象に、また、どれぐらいの参加者がいるのでしょうか、この辺りをまず確認させていただければと思います。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
介護予防教室の参加、どのような対象の方が参加されているかということ、内容についてですが、参加されている方は、65歳以上の町民ということで、介護認定を受ける前の方が対象となっております。また、内容についてですが、予防教室の種類としては、ふまねっと、音楽体操、吹き矢、健康マージャンの4種類があるのですが、ふまねっとについては、5年度の実績でいきますと、実人数の参加は60名、延べ参加人数は959名、約1,000人近くとなっております。音楽体操は、実人数で65名の参加、延べで797名の参加となっております。健康マージャンについては、実人数で30名、延べで436名。吹き矢については、実人数で12名で、延べ137名となっております。また、ふまねっとと音楽体操については、参加の方を支えるサポーターの参加もあり、その方たちの介護予防にもなっているかと考えております。以上です。
質問 播間章浩
日常予防の取組について、介護予防教室の内容については分かりました。それで、特定健診、脳のダメージを和らげる、予防するためにというところで、特定健診をされているというところで、生活習慣病の発症予防、この辺りは大切かと思っております。また、町の取組で脳ドックというのもやられているかと思いまして、30歳以上の成人に対して一度のみの受診の補助をされているというところで、この辺りも早期発見だったり、予防という意味では非常にいい取組かと思っております。ただ、認知症予防、早期発見というのも、割と私も専門的なものではないのですが、一番多いアルツハイマーというのは、徐々に進行していく病気ということで理解しているのですけれども、そういったところで、例えば30歳以上で、初回受診のみというところをもうちょっと回数を増やしてみてはどうかというところで感じております。また、最近では、特定健診の中に入っているか分からないのですけれども、血液検査でもある程度認知症の診断が可能というところで、実際、ほかの健康診断でもオプション的なところで実施されている機関も多くなってきているかと思います。この辺り、血液検査になりますと割と簡易的で、脳ドックよりも費用を安価に抑えながら、予防しながら、そういったリスクを先に知って、自分の生活習慣の改善とかに役立つのではないかと考えておりますが。その2点、脳ドックの回数についてと、血液検査の取込みについてどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課参事 瀬尾
脳ドックの助成についてですけれども、現在、30歳以上の町民で初回受診者の方と、前回、脳ドックを受けて10年以上たっている74歳以下の方、1回目を受けて10年以上たっている方ということで、74歳以下の方を対象に脳ドックを希望する方は受診していただけるという体制に変えております。血液検査で認知症をスクリーニングするということですが、現在、特定健診にはそういう項目は入っていません。生活習慣病予防ということが、脳のダメージを和らげるということで、そちらのほうが重要かと思っております。血液検査については脳ドックのほうにも入っておりませんし、脳ドックのほうでは、認知機能テスト、記憶力のテストとか、そういうものは項目として入っているのですけれども、血液検査とかというのも脳ドックには入っておりませんので、今のところ血液検査のほうは、通常の検査では実施できないという形になっております。
質問 播間章浩
そうしますと、入れる予定はないという単純な理解でよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉課参事 瀬尾
通常の健診にオプションで入れる項目には、今のところ検査は入っておりませんので、予定はございません。
質問 播間章浩
分かりました。そうしましたら、2点目の認知症高齢者に対する現状のサポート体制につきまして、現状、介護保険サービスを利用できるようにサポートされているというところと、認知症サポーターというところでご答弁いただいておりました。認知症サポーターについては、私も事前に町のホームページ等を調べさせていただいて、累計1,072人、令和6年7月現在いらっしゃるということで確認をさせていただいておりました。それで、認知症カフェの運営を通じてというところもあるのですけれども、具体的に認知症カフェというところは、どのような運営をされていて、どれぐらいの頻度でやられているのか。また、認知症サポーターの養成状況と活動状況、この辺りを確認させていただけますでしょうか。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
まず、1点目の認知症カフェ、愛称を「あいじゅカフェ」と言っていますが、運営は一応地域支援事業の中のメニューで行っているものです。月1回、らいふで開催をしております。参加されている方は、実人数は10名ぐらいいらっしゃるのですけれども、ご都合により、毎回7名から8名ぐらいの参加で、認知症のある方、または認知症のある方を介護していらっしゃる方、または認知症について心配をしている方、予防したい方、それと社会福祉士などの専門職が参加しまして、お茶を飲みながら情報交換ですとか、学習をしたり、交流、レクレーションをしたりですとか、気軽に集まるような場になっております。認知症サポーターの養成状況ですが、平成28年から養成を始めまして、養成をしている団体が老人クラブですとか、行政区ですとか、ボランティア団体、町内の各種の団体から要請がありまして、令和2年ぐらいまでに、結構集中的に養成させていただきました。また、高校生からも、2年生なのですが、毎年1回受講の要請があります。今は、高校生と企業から、新規で就職された方に要請依頼がありまして、要請がありましたら受講を開催している形になります。サポーターの活動状況ですけれども、認知症カフェの運営もそうなのですが、介護予防事業、ふまねっとですとか音楽体操のサポーターとして活動されています。約50名の方が活動されています。それと、ふれあいサポーター、社協で運営しているのですけれども、主に訪問活動が中心なのですけれども、見守りでしたり、お話し相手でしたり、お家の中のちょっとした困り事のお手伝いなどをされています。登録している方は、今現在89名です。サポーターの養成の趣旨が、認知症を正しく理解をし、日々の生活の中で本人、家族を温かく見守り、ささやかに支援するということですので、養成した方については、地域の集いの場であったり、老人クラブ活動であったり、または、職域などで、日々の暮らしの中で学びを活かしたり、適切な関わりなどの対応されていることと考えています。以上でございます。
質問 播間章浩
認知症サポーターの活動、意外と言った失礼かもしれないですけれども、養成を受けて終わりかと思ったのですけれども、その後、協力していただいている方も複数名、数十名いらっしゃるということで、非常に心強いかと感じております。さきにも述べましたけれども、2025年には認知症高齢者が471万人になって、2040年、団塊ジュニア世代が65歳以上になる2040年には584万人に上ると推計されておりまして、別の推計によりますと、2025年、来年には700万人という、研究機関が違うところによりますと、そういった推計も出されております。2025年に700万人となりますと、高齢者のおよそ5人に1人が認知症というところで、そういった推計も出されておりまして、非常に身近な病気であると感じております。そういった中で、認知症サポーターの方、そういった協力をいただいているというところは心強いと思うのですけれども、さらに地域の支援の輪というところも必要かと感じておりますが、今後、例えば協力いただきたいことだとか、現時点で認知症サポーターに期待されていることがあれば教えていただきたいと思います。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
認知症サポーターに今後期待したいことですが、養成講座を始めてからかれこれ6、7年、8年たちますので、学んだことも活かされていると思うのですが、復習も兼ねてフォローアップ研修をしたいということで、原課では考えていることと。認知症基本法の中で、チームオレンジの活躍ということも期待されているところで、それは、サポーター養成の講習を受けた方が、認知症予防ですとか認知症の方を支えるために地域で何かを、具体的な活動をしようではないかということが求められております。私どもで今考えているのは、認知症の方のための通いの場ですとか、集まりの場というのをもうちょっと広げていくですとか、認知症でご自宅で暮らしている方の生活を支えるようなシステムがもうちょっと何か増えたらいいということは考えているところです。以上です。
質問 播間章浩
認知症サポーターの件、現状の活動状況については分かりました。今後さらなる地域の支援というか、そういったものが必要だと思っていますので、引き続き養成等をお願いいたします。次に、3点目、障がい者に対する現状のサポート体制についてというところで、私も大きなくくりで聞いてしまっていましたので、一般的な福祉サービスの利用支援だとか、交通費の助成事業というところでご答弁いただいておりました。今回、特に触れたかったのが、自己判断が難しい知的・精神障がいのある方について触れさせていただきたかったのですが、自己判断が難しい障がいのある方について、その家族が安心して生活できる環境整備が必要であると考えております。大樹町内においても、自己判断が難しい障がい者の方、家族の支援がない方、もしくは両親が高齢で障がい者の現状、支援ができていない方、そういった方もいるということでお伺いしております。そこで、そういった障がいのある方の現状。今、親なき後問題というところで、障がいある方の親がいなくて家族の支援がないという方もいらっしゃるということでお聞きしておりますけれども、大樹町での現状をどこまで把握されているか。あと、今後の支援体制、その辺りをどのようにお考えか、お聞きいたします。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
障がいのある方で、親御さんのいらっしゃらない方もいらっしゃるのですけれども、今、把握しているところでは、何らかの障がい介護サービスが必要な方については、区分認定を受けていただいていますので、その方について、名簿と状況について、あとは、お住まいの場所について把握はしていますのと。在宅で支援が必要な方については、ご本人なり地域の方なり、民生委員なりにご相談があった場合には、地域包括支援センターで、相談支援員のほうで、どのような支援が必要かということを、まず相談に乗って、サービスにつなげているということが現状です。お1人お1人について全てを把握はできていないと思うのですけれども、相談のあった方については、家族構成ですとか、暮らし方については把握しているような状況です。以上です。
質問 播間章浩
現状、大樹町内でも両親が既に他界して、障がいのある方も現実にいらっしゃるということでお伺いしております。今後の支援体制、環境づくりは必要だと思っておりますので、今後もその辺りは、町としても注視していただきたいと考えております。次に、4点目、地域団体・医療機関・福祉団体との連携状況につきまして、包括的な支援を行っているというところです。各種団体と連携しておりますというところでご答弁いただいておりました。高齢者のサポートにつきましては、介護保険制度を適用して、充実なサポート体制が用意されていると考えておりますが、介護の根幹となります介護従事者を増やすような政策・施策、今後の取組についての現状、あればお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
介護従事者を増やす取組についての現状ですが、今現在は、年に1回、毎年ですけれども、社会福祉協議会と連携しまして、委託をしまして、介護職員初任者研修を実施しております。あとは、介護専門職の養成校からの実習については、積極的に町内でも受入れをしているところです。以上です。
質問 播間章浩
今後の高齢者・障がい者のサポート支援につきまして、ちょっと後にも触れたいと思っておりますが、成年後見人等の養成、この辺りも必要かと考えておりますが、それと同時に、介護従事者の確保、養成というのも同時に必要かと考えております。この辺りもちょっと調べてみたところ、十勝管内多くの市町村で介護従事者確保のための様々な取組がされておりました。大樹町のところを調べてみると、あまりそういった取組がされていないように感じております。十勝管内でちょっと調べてみた事例でいきますと、清水町でいきますと、介護人材育成確保事業助成金、対象となる研修だったり資格を取るための助成です。芽室町では、学生介護チャレンジ事業というところで、学生に対して、働いてくれた方、チャレンジしてくれた方については、時給で町のほうでサポートするとか、そういった仕組みも取っておりました。更別においては、雇用対策事業というところで、事業者において支援をしております。池田町におきましては、就労に対する支援助成金。足寄町では、介護従事者に対する住宅準備支援補助金、この辺りを行っておりました。幕別町においては、奨学金免除というところで、一定期間介護従事していただいた方の奨学金免除というところで取組をされております。そういったところで、今後、高齢者を支えていく介護人材、そういったところは定住につながる対策かと思いますけれども、この辺りの対策について、いかがお考えでしょうか。
答弁 町長 黒川
ただいま介護従事者を確保するための施策ということで、管内でいろいろ行っているということであります。管内それぞれの町村での介護事業所の在り方がそれぞれ違う部分もあると思うのです。民間がやっているところが多いかと思いますし、大樹町の場合は直営でやっている部分もありますし、民間もやっている部分もございます。そんな中で、介護人材の確保のために、各町村の奨学金的な、あるいは貸付金的なものを交付しているところが結構多いというのを感じております。私も資料を頂いておりますので、奨学金あるいは支援金、あるいは事業所に対する補助というような形態がそれぞれいろいろありまして、これ千差万別でいろいろなやり方があろうかと思います。大樹町においてもこういったことが必要かどうかというところも含めて、もう少し内容を精査しまして、大樹町にあってはどうしたらいいかというような議論を進めていきたいと思います。
質問 播間章浩
実際、介護事業所に従事されている方のお話も聞きますと、人材不足というところで、人材確保に苦労されているということでお聞きしております。そういった対策ができれば、各市町村やり方は違うのですけれども、そういった人材確保のための動きがあれば、定住につながって、介護の人材不足と定住対策と一石二鳥かというところもありますので、ぜひご検討いただきたいなと思っておりますのと。こちらについては、6期総合計画の中でも、介護事業所の人材育成・人材確保に向けた取組の支援を行いますというところで明言されております。ぜひその辺りも踏まえて、取組をお願いしたいと思います。次に、成年後見制度の支援体制につきまして、権利擁護業務として周知徹底を行っておりますというところです。さらに、大樹町では成年後見制度支援事業というところで、生活保護者の方の支援事業も行っているというところで確認を取らせていただきました。現状、成年後見制度の利用支援事業につきまして、これまでどれぐらいの実績があったか、まず確認させていただきたいと思います。
答弁 保健福祉課参事 明日見(保健福祉課参事は2024年12月まで)
成年後見制度利用支援事業の利用実績ですが、過去にはございません。
質問 播間章浩
この制度、私も大樹町でやっているというのは、認識不足で知らなかったところがあったのですけれども、改めて調べてみますと、平成22年に制定されていたようで、それなりの期間が経過していたというところで、その中でも利用実績がないというところ、逆に驚くところではあったのですけれども。私も知らなかったというところもあるのですけれども、ホームページで、例えば「大樹町成年後見」とかで調べると、権利擁護事業として成年後見制度がありますという周知があるページと、また、支援を行いますというページが別々なところにあって、要は、この制度までたどり着けなかったというのが私自身の実態ではあるのですけれども、探し方が悪かったといえばそれまでかもしれないのですけれども、周知の部分をしっかり確認していただきたいのと。利用実績がないというのは、例えば町内の施設があります。老人ホームだとか、そういったところで、身寄りのない認知症の方の事例だとか、そういった事例は、逆にないのでしょうか、その今の実態をまず確認させていただけないでしょうか。
答弁 特別養護老人ホーム所長兼老人デイサービスセンター所長 瀬尾
特別養護老人ホームの関係でございます。現在のところ、身元といいましょうか、家族もしくは連絡を取れる方が入所者という形になっておりますので、現在の中では、特養ではそういった事例はございません。以上でございます。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
成年後見人のホームページの関係でございますが、調べ方によっては見づらいという部分があるということでお聞きしましたので、今後、帰って整理のほうをさせていただきたいと思います。
質問 播間章浩
分かりました。身寄りのない方でも、そういった事例がないというところで、そうなるとなかなか利用実績にもつながらないのかというところもあるのですけれども。実際、今後、さきにも触れたとおり認知症高齢者というのは増えていくと思います。同時に、家族の支援がない方という、本当に身寄りのない方というのも増えていくと予想されます。同時に、先ほど触れましたとおり、家族がいない方の障がいのある方というのも今後増えていくだろうと予測しておりますけれども、いずれそういった成年後見制度を活用したい方の支援というのが必要になるかと考えております。例えば、今、事例がないということでありますけれども、例えば入所された方、そういった方が入所されたとき、お金の支払いは誰がやるのだというところと、入所されていて、自己判断ができない方が、例えば病院に行きましたというときに誰がお金を払うのだというところで、実際、平成22年に制定されてから16年ぐらいたっている中、過去にそういう事例がなかったというところで、逆に不思議に思うところであるのですけれども、今後そういった支援は必要になっていくと思いますので、今からでも、さらに整備が必要かなと考えております。この支援制度の利用実績といいますのは、逆に、生活保護者に限られている支援になっておりました。要綱も確認させていただいたのですけれども、ただ、生活保護者だけではない、生活に困っている方というのもいらっしゃると思います。生活保護に準じる方といいますか、そういった方の支援も必要かと考えておりますけれども、利用実績がないからだと思うのですけれども、平成22年から全く制度の内容、要綱の内容が変わっていないように見受けられました。今後、生活保護者以外の支援というのも必要な事例が出てくるかと思うのですけれども、この辺りのお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 黒川
超高齢社会を迎えている中で、あるいは、障がいを持っている方で自己判断ができない方の親が先に亡くなってしまうという事例というのは、当然に想像できるというか、あり得ることでありまして、そういった場合に成年後見制度を活用しませんと、悪徳業者に財産を全て持っていかれるということも十分あり得ることかと思います。そういった面で、成年後見制度を利用するということが非常に必要になってくる。そういったことで平成22年に制度も持っているのですが、実際に使われていないという部分では、実は制度をあまり知られていないということもあろうかと思います。本来ですと、相談に来ていただけたらよかったのにということもあったのではないかと類推するところでありますけれども、そういう部分では、この制度の周知をまずしっかり行いまして、それから、ニーズを把握して、計画的に実施していくと。どういったサポートが必要で、どういったことが行政としてやるべきなのかという部分、今言われました生活保護だけでなくてという部分も含めて、十分な検討が必要かと思っております。
質問 播間章浩
そういったところで、成年後見制度支援事業につきましては、さらなる周知と支援体制の確立というのもお願いしていきたいと思っております。それと同時に、6点目です。成年後見人の養成につきまして、なかなかこれも一般的ではないというか、周知されていないというところもありまして、なかなか成年後見人になってくれるような方というのも、実情としては難しいかと思っております。ただ、十勝管内で調べてみますと、14市町村のほうで成年後見センター等を設置しております。その中で、社教が中心になって、中核機関となって市民後見人を養成したり、法人後見というところで、社教で、身寄りのない方を受けて、養成した市民が後見人となって実動していくという制度が、管内14市町村で行われております。この辺りは、大樹町は未対応かと思っておりますが、そういった法人後見、社会福祉協議会だったり、そういった信用できる団体を通じながら人を養成していかないと、今後、超高齢化社会に対応できないのではないかと考えておりますが、この辺りはいかがでしょうか。
答弁 町長 黒川
言われるように、後見人養成の窓口を社会福祉協議会等々、14町村のほとんどは社会福祉協議会かと思います。そのように聞いておりますけれども。社会福祉協議会にお願いをするということも必要だと思っておりますが、ただお願いしても、社会福祉協議会は受入れられないと思いますので、やはりそういった職員、スタッフの配置というのが必要になってくるのかと思っておりまして、その辺も含めまして、中核機関ということでの努力義務ではありますけれども、言われるように、必要性が迫っているというところでは、社会福祉協議会と十分に協議をしながら、必要な体制というのはどういったことになるのかというところも含めて、先ほどの周知とかニーズの把握も含めて、社会福祉協議会とも協議も進めていきたいと考えております。
質問 播間章浩
本当に迫っているというところで、5年後、10年後のことを考えると、やっぱり今から動いていく必要があるかと感じております。後見人といいますのも、それなりの知識も必要になってくるかと思いますので、すぐやってください、市民後見に登録してくださいということで、すぐ登録できるものではないと思っておりますので、養成にも時間がかかると思っております。その点を踏まえて、もう既に管内14市町村は動いておりますので、事例、実例というのはそれぞれあるかと思っておりますので、この辺りは早期に取り組むべきかと考えております。6期総合計画の中でも認知症の方の権利擁護の観点から、こういった支援体制、適切な支援を行いますというところで、こちらのほうも確認させていただいておりました。今回触れました超高齢化社会に対応する後見制度を含めて、先ほど触れた介護人材の育成・確保、この辺りについて、最後、町長の考えをお聞きしたいと、今後の施策について考えていることがあればお聞きしたいと思います。
答弁 町長 黒川
介護予防に取り組む介護サポーター、サポーター養成講座につきましては、1,000人を超える方が受講していただき、また数十名の方が介護予防教室等でサポートに当たっていただいているということは、地域社会の中で支える側の、自助、共助、公助の仕組みの一つの好事例になっているのではないかと思っているところであります。今後も年齢構成が高齢者にシフトしていくという部分でいきますと、サポートされる方が増えて、サポートする方が足りなくなるという事態もあるかと思いますので、そういった部分では、引き続きサポーター養成を続けていく、そして確保していくということが大事かと思っております。また、成年後見人の養成につきましても、ニーズがないから止まっているようなところがありまして、実際、本当にニーズがないのかといいますと、把握もしっかりできていなかった。先ほどの答弁でも、相談に来た部分は分かっているけれども、それ以外はよく分かっていないというような状況でありますので、この辺は、こちらから出かけていって、やはり障がい者の方で家族の方がいない方とか、あるいは高齢者で独居の方がおられると思いますので、そういったところのニーズの把握という部分、制度の周知とニーズの把握、そして、社協との協議を進めながら、後見人養成の体制をつくっていくということに取り組んでいきたいと思っております。
質問 播間章浩
以上になります。認知症高齢者と判断能力が難しい障がい者の、繰り返しになりますけれども、家族が安心して生活できる環境整備、これは徐々に整備していく必要があると考えておりますので、今、町長答弁がありましたとおり、実態把握から含めてお願いしたいと思っております。以上で、一般質問を終わります。