砂川市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月10日
市立病院について
2025年9月10日、砂川市議会の一般質問で、小黒弘議員が「市立病院について」質問し、病院事務局長 朝日紀博、市長 飯澤明彦が答弁しました。
- 質問者
- 小黒弘 議員
- 答弁者
- 病院事務局長 朝日紀博、市長 飯澤明彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 小黒弘
それでは、一般質問を行います。私は1点のみです。市立病院についてお伺いします。まず、1点目としては中空知地域医療構想についてをお伺いするんですけれども、今の構想は今年度中に一定の方向性が出ると言われてきましたが、以下について伺います。①中空知地域医療構想の進捗状況についてを伺います。②として、令和6年10月10日に厚生労働省からモデル推進区域に指定されましたが、指定後に変化はあったのかどうかを伺います。③として、中空知地域医療構想はどこが中心となり、進められているのかを伺います。2点目としては、今年度7月末現在の医療収支は前年比で改善が見られているんですが、その要因についてを伺います。3点目、コンサルタント業務委託の効果と病院再建計画の進捗状況についてを伺います。最後に、4点目です。市内開業医が少なくなったことによる市立病院への影響についてを伺います。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
大きな1、市立病院についてご答弁申し上げます。初めに、(1)中空知地域医療構想についての①地域医療構想の進捗状況についてでありますが、昨年10月にモデル推進区域に指定された以降の中空知地域医療構想調整会議は本年3月19日に開催され、医療構想推進区域の中空知対応方針案が北海道から示され、モデル推進区域の取組として当該地域における課題解決の方向性と具体的な取組内容が協議され、出席者から各病院の詳細なデータを持ち寄って協議すべきとの意見やスピード感を持って進めてほしいとの要望も挙がっていたところであります。また、今月4日、先週ですけれども、中空知地域医療構想調整会議の下部組織である専門部会が開催され、各種データに基づく意見交換や各病院の現況報告がなされるとともに、中空知対応方針にある地域医療連携推進法人の検討について制度の概要や先進事例の説明があった後、先行地域である名寄市立総合病院、士別市立病院、名寄東病院で構成する上川北部医療連携推進機構の方から設立の経過や現状等の取組についての講演や質疑応答などの勉強会が行われたところであります。次に、②モデル推進区域の指定後の変化についてでありますが、モデル推進区域になることで国や北海道の関与が深まるとされており、今月4日に開催された専門部会においては北海道からの支援策として医療機関の連携などを協議する材料として診療動向の分析データの提供や勉強会の開催など、今後においても北海道の関与によりモデル推進区域に対するアウトリーチの伴走支援が実施され、協議が進むものと考えてございます。次に、③地域医療構想はどこが中心となって進められているのかについてでありますが、昨年10月10日に厚生労働省から地域医療構想における推進区域及びモデル推進区域の設定等についての一部改正についての通知で、基本的な考え方において地域医療構想の推進の取組は病床の削減や統合ありきでなく、各都道府県が地域の実情を踏まえ、主体的に取組を進めるものであるとされていることから、北海道が中心となって進められるものと認識をしておりますが、前回の調整会議が開催された3月19日以降、各病院間での意見交換や個別の話合いなど、北海道が進める調整会議以外でも少しずつではありますが、協議も進んでいるところであります。次に、(2)今年度7月末現在の医業収支は前年比で改善が見られるが、その要因についてでありますが、7月末における医業収支につきましては、前年と比較し、約4億9,000万円の改善となっているところであります。その要因としては、医業収益において3億2,000万円の増加となっており、入院収益で昨年9月取得の紹介受診重点医療機関入院診療加算や10月取得の急性期充実体制加算の算定、本年5月に精神科の看護配置基準を13対1から10対1へ見直したこと、また整形外科や心臓血管外科などの診療科において手術件数の増加などで診療単価が8,582円増加したことにより2億7,600万円増加、外来診療で消化器内科の患者数増加等により延べ患者数が2,223人増加し、3,500万円増加したことによるものであります。次に、医業費用において1億7,000万円の減少となっており、給与費で出張医に係る派遣依頼の縮小や職員及び会計年度職員の配置の見直しなどにより1億1,100万円の減、材料費で医師を交えたベンチマーク分析や安価な同等品への切替えなどにより1,600万円の減、経費で医療機器に係る修繕費の減や委託料において委託業務内容の見直しなど経費節減の取組により4,100万円減少したことで医業収支の改善が図られているところであります。次に、(3)コンサルタント業務委託の効果と病院再建計画の進捗状況についてでありますが、コンサルタントを導入し、コンサルタント導入以前に実施した地域包括ケア病床の廃止や急性期充実体制加算の取得、さらには人員配置の見直しなど、実施した施策を第三者目線で検証、評価をいただいたところであります。その上で、さらに新たな収益増加、費用削減の施策、職員の適正配置の推進などの検討を行っております。業務委託は令和8年1月末をもって完了予定としており、これまで病院事業管理者や院長との面談、部署ヒアリング、管理職向け報告会を複数回実施し、現在も取組を継続しております。初めに、業務委託による効果としては、内部では気づきにくい課題の可視化、第三者視点による改善提案、実行支援による改革の推進力が挙げられます。具体例としまして、看護配置基準の見直しを図ったことにより入院収益の増加が見込まれるなど、提案を実行に移し、成果を上げております。その他、第三者の視点によるデータ分析や他医療機関との比較を踏まえた具体的な改善策により職員の経営参画意識が向上し、院内での取組との相乗効果で前年と比較し、収支や経営指標の改善が見られております。次に、病院再建計画の進捗状況についてでありますが、改善案については現在もヒアリング等を行い、実施可能性を検討している段階であります。その取りまとめにつきましては、修正版経営強化プランとして上期の患者数や診療単価などを精査する令和7年度決算見込みと令和8年度予算を踏まえ、策定する予定でありますが、実行可能な改善施策については随時積極的に推進をしてまいります。次に、(4)市内開業医が少なくなったことによる市立病院への影響についてでありますが、砂川市内における医療機関は、昨年内科医院が閉院になったことにより、現在は当院を除くと病院が1件、一般診療所4件の合計5件の医療機関となっているところです。それぞれの医療機関には当院のかかりつけ医登録をいただいており、紹介、逆紹介により医療連携を強化しているところであります。内科の外来患者数を比較しますと、令和5年度2万8,192人、令和6年度は内科から消化器内科と総合診療科が独立したため、内科は1万5,906人、総合診療科が4,068人、消化器内科が1万1,680人の合計3万1,654人となっており、3,462人の増加となっているところでありますが、消化器内科の標榜と専門医の採用による要因が大きく、内科医院閉院の影響かは明らかではない状況となっているところであります。市内医療機関での紹介、逆紹介数を比較しますと、紹介数では令和5年度827件、令和6年度は897件で70件の増加、逆紹介では令和5年度が769件、令和6年度が774件で5件の増加となっており、内科医院の閉院による影響は少ないと考えておりますが、今後市内の医療機関がさらに減少することがあれば選択可能な逆紹介先が限定的となることが懸念されているところであります。また、他市町の患者については地元の医療機関へ逆紹介を行うことで市内の医療機関に対する患者数集中を回避できるよう取り組んでいるところであります。
質問 小黒弘
今答弁をいただいたんですけれども、答弁を聞きながら片づけていけるほうからちょっと順番を変えて質問をしていきたいと思うんですけれども、まず(2)と(3)は、これは私は関連づけて質問をしているつもりでいます。今おっしゃったように、私も総務文教委員会の資料を見ながら、この7月末までは医業収支だけを見るとなかなかいい成績になっていてよかったなとは思っているんです。ただ、今年度はマイナス18億円から始まっているので、この7月まででよかったからなんていって決して安心なんかできないなというのは思っているところなんですけれども、今回の7月末までのこの医業収支だけの改善とコンサルタントを入れていろいろやっているわけですから、今、そことつながっているのかどうなのか。あるいは、しっかりと毎年今回の7月末までの収支状況というのがうまく継続されていけるような要素がどこかにあってこの改善が見られているのか、その辺のところをお伺いします。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
医業収支の改善と今入っているコンサルとがうまくつながっているのかといったことでございますが、まず昨年度コンサルが入る前、我々は8月の地域医療構想調整会議に病床数の87床を削減するということと、あとは地域包括ケア病棟をやめるという調整会議での合意を得まして、そこから各種改善を進めてきております。その時点では当然コンサルは入っていなかった。実際に病床削減したのは今年の4月1日からということになるんですが、それまでの間7年度に向けては会計年度任用職員の方々の更新をできない人が多数出ますよというようなことだとか、委託の見直しだとか、各種取組をしてきました。それらが本当に第三者から見てどうなのかという評価もしてくれということをコンサルにお願いを実はしております。それについては、すばらしいですねというような評価もいただいております。1回目でもちょっと触れましたけれども、じゃあ我々が自らやる部分と我々が気づかないようなところのコンサルがゆえの見方というのがあると思いますので、それらについて今我々が提案を受けながら、それとじゃあこれは実施できそうなのかどうなのかといったところを現場とヒアリングをしながらやっていますので、昨年からコンサルを入れる前からやってきた我々の改善と今コンサルを入れながらそこが一体となって今収支改善に向けた取組を進めているとご理解いただければと思います。
質問 小黒弘
これまで上がったり下がったりの繰り返し、それがほぼ患者さんが減ったら収支が落ちていって、少しでも上がった月があるとそのときはよかったと、こういう形なんですよ。こんなことをやっていたら安定した経営なんていうふうには私はとても思えなくて、今のところは人件費はかなり大幅に会計年度任用職員の方々を切ってきたりしてきて血を流してきたということはありますよね。問題は、こういういい状況がこれからもずっと継続していけるかどうかなんですよ。先ほども言ったマイナス18億円のマイナスからやっているということを、これをまず取り戻しながら、今度収益を出していってもらわなければならないわけなんです。その計画、そういうことをコンサルを入れてまでも今やっているわけなので、しっかりと私たちにも見えるような状況を早くつくってほしいんです。これだったら市立病院は大丈夫だなということです。今まで血を流してきた分をこれからその人たちの傷に報いるような形も併せてやはりきちんとした経営をやっていってもらわないと本当に困ると思うんですけれども、その辺のところは今回の7月末までのこの状況が続いていけるという根拠というようなものを局長はお持ちなのかどうかお伺いします。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
今の改善の方向性が今後も続いていくのかということでございますが、昨年の決算、昨年の9月議会だと思いますけれども、決算の提案をしたときに私から、これまで収益重視でやってきたんだけれども、今後は利益を重視するんだというお話をさせていただきました。それは、今も変わっていません。今ほど患者数が増えたり減ったりするので、収益が上がったり下がったりするからというのもあるんですが、今我々が考えているのは、医業収益は今人口減による患者減があるので、爆発的にこれが上がるというのはなかなか考えにくいと。大体120億ぐらいで、上がったりはありますけれども、120億に対する費用をどう縮減していくのかというところに実は主眼を置いていて、それの一つの大きなあれが病床数を削減して職員、会計年度を含みますけれども、職員を削減しましょうということなので、令和6年4月1日と令和7年4月1日の会計年度任用職員を含めた職員数では106人ぐらい減っていますので、こういったことでここは小黒議員と私と意見一致しているところだと思うんですが、費用の中での人件費をどう削減するのかと、そこがやはり経営を圧迫しているというのは共通の理解だと思いますので、そこを今後もやっていくと。ただ、人事院勧告がやはり上がっていきますので、そこら辺をどう対策するのかというのが課題の一つとして今考えております。
質問 小黒弘
という意味で、具体的に病院再建計画と私は今ずっと言っていますけれども、そちらが言うには強化プランの見直しというような言い方もあります。この具体的なものというのはいつ頃出てくるような予定なんでしょうか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
おっしゃるとおり、我々は令和6年度につくった経営強化プラン、それを見直したものが恐らく小黒議員が言っている再建計画というような位置づけになると思っています。経営強化プランの見直しをする際には、後年次の分も併せて見直しをしなければいけません。今ある経営強化プランはダウンサイズのことは加味されておりませんので、それを含めた見直しを今するんですが、後年次の関係もありますので、今年度の決算見込み、それから令和8年度の当初予算とある程度整合性を取らなければいけないと思っていますので、恐らく年内なのか年明けなのかという、何かその辺を今はイメージをしております。そこに向かうための今いろいろ部署のヒアリングとか詰めをやっているところであります。
質問 小黒弘
なるべく早く見せていただきたいなと思います。それで、4点目に私が質問している市内開業医が少なくなったことについてなんですけれども、これは今は私が前に触れたときよりもはるかにはるかに状況が悪化しています。市立病院への影響という点でいくと、逆紹介なりとかというところではあんまり今出ていないようなんですけれども、これは砂川市民にとってみると一大事です、今。開業医に行ってもなかなか、新患として行った場合、市内の開業医に受けていただけない場合がもう出ているんです。それと、薬だけで、ある程度慢性期になっていて、よくありますよね、薬だけもらいに行けばいいという状態です。この方もなかなか開業医さんでうまくもらえなくて、市立病院に紹介状を書いてもらったりするらしいんですよ。そしたら、やはり開業医さんに行くよりははるかに待たされるし、これは影響なんですよ、患者さんにとってみると。もう一回検査をしてくださいになるんですよ。これは、病院にとっては検査になるからお金になるからいいんだけれども、市内の患者さんにとってみたらその分また払わなければならない。こういう状況がもう今起こってきています。それで、本当にこれは市長、市内の患者さん、開業医に今まで通っていた人たちが今物すごく苦労をしてしまっているんです。ここを何とかしていかないとと言いながら、こちらに入っていくことは私は今できないんですけれども、とにかく開業医さんを早く呼んでもらわないと、結局はこの影響というのは当然市立病院にもいくんですよ、患者さんは行くところがないんだから。そしたら、市立病院にも行くところがなくなってくる可能性があるんです。そしたら、これは市内の人にとってみると、市立病院に新患で行ったら例の初診時選定療養費というのを取られるわけでしょう。内科、呼吸器内科、消化器、総合診療科、循環器、精神科、耳鼻咽喉科、7,700円取られるんですよ。市内の開業医さんにもなかなか新患で行けない、じゃあ仕方ない、市内で行くんだったら市立病院に行く。これだけ取られて、一体何のためにこの大きな病院が砂川市にあるんだろうと思いますよね。こんな状況を今このまましていっていいとは本当に思えないんですよ。このことはほかにも関連があるので、この状況を市長は本当に知っていらっしゃっているのかなという気持ちで今聞いているんですけれども、社会経済委員会なんかでもよく私ばかりじゃなくて他の委員も開業医の問題を聞いています。そしたら、問合せがあるぐらいなんですよ。当たり前なんですよ。今の状況をやっていたら開業医の人が来るなんていうふうには私は考えられませんよ。本当に営業マンの一人でもやってもらって真剣に動いてもらわなかったら、これは砂川市内の患者さん、今ままでは医療が本当に充実した砂川市だったんですけれども、今は一番大変な状況と私は思っています。それで、病院に提案なんですよ。これだけ開業医がなかなか見つからないとすれば、私はなかなか大変だと思うんですよ。病院には先生方いっぱいいるじゃないですか。誰か開業してもらえないかと言ってもらえませんか。だって、こんなチャンスないです。ここに100人近くいるんだもの、まず先生方。1億五千何とか、役所から出るんです、開業したら。それと、市立病院立の診療所の開業、そういうのはできないのかどうか、これをちょっと聞かせてください。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
今ほど小黒議員の思いを語りながら、2点ほど提案がありました。1点目、市立病院にたくさん医師がいるんだから、うちに勤務している医師に開業を勧めてくれないかという話がありました。ご存じのとおり、当院に来ている医師というのは大学の医局からの派遣による先生方です。今大学の医局も人がいなくて困っているというのが現状です。なので、うちは幸いそんなに影響を受けていないんですが、地方に行くと大学からの医師の引揚げがあってドクターがいないというのがそういったことに起因しているんですけれども、大学に医師がいないという状況で我々は大学から医師の派遣を受けていて、そこに拍車をかけるような、大学の医師不足に拍車をかけるような動きになるんだろうなと思いますので、それは立場上なかなか難しいなと思っております。それと、市立病院がクリニックをというようなご提案というか、そういうことはできないのかというようなお話だったと思います。現実的にたしか留萌市立病院さんと室蘭もちょっと離れた場所に、室蘭は広いのか何か分からないんですけれども、離れた場所に市立のクリニックというのはあるというのは確認していますが、留萌に関してはそこはもう維持できないので、ほぼ使われていないと。室蘭も今経営が厳しいですから、どういう状況になっているのか分かりませんけれども、制度的にやれないことはないのかなとは思いますが、この地域に必要なものとしては内科のクリニックが恐らく必要になるだろう。そう考えたときに、うちにたくさんドクターがいるとはいえ、科別に見ていったときには内科はやはりまだ足りていないよねという話になりますので、現実的に今そこをやろうとするのはなかなか厳しいかなという思いを、今提案を受けてそんな感想を抱いております。
質問 小黒弘
でも、できないことはないんだ。無謀な提案なのは分かっているんですよ。だけれども、それほど本当に市内の人が困っているんです。それは、そこでお話をしておきます。それで、やっと1点目に行くんですけれども、これは全部関連しているんです、私の中で。今の中空知地域医療構想は一体何やっているのという話なんですね。ここに向かって市立病院は目指していっているんだと私は思うんですよ。つまり急性期の病院に特化した市立業院にしようと、それが中空知地域医療構想についても合っている、その方向性だと思うんです。じゃあ、それが先ほども言ったとおりで砂川市民にとって、この市立病院ですよ、市民の病院としての市立病院にとっては一体どういうことになるんだろうという話なんですけれどもね。今地域医療構想のことで具体的にお伺いしていきますけれども、先ほどは専門部会が9月4日に開かれたというお話がありました。これも一体何やっているのと、一つの話なんですけれども。昨年度の最後の会議のときに、それが3月ですよね、一番新しい首長さんたちも集まっての会議だと思うんですけれども、そのとき令和7年度のスケジュールというのが出ていますよね。そのスケジュールを見れば専門部会というのはもうとっくに終わっているんですよ。ちょうどこの9月頃、これはスケジュールでいくと8月ぐらいです。地域医療構想の調整会議が開かれる予定なんです。もう既にこんなに遅れてしまっているじゃないですか。これは、何でこんなに遅れたんですか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
会議を招集するのは我々医療機関ではなくて、保健所さんが、あるいは道が招集をするという流れできております。我々も随分会議が開催されないなということで、まだですかというようなことも保健所とは何度かやり取りをしております。当然委員会でも調整会議の進捗状況ということで質問があればそれに対して答弁するんですが、あまり進んでいませんという答弁しか今までできていないんですけれども、道庁でも今回、先週4日のときもそうですけれども、地域医療アドバイザーというか、そういった方も北海道医師会の偉い方々が参加してきたりとか、そういった日程の調整なのか、あるいは去年、令和6年の厚労省の補正予算で出た病床削減に対する補助金が1床当たり410万円というのがあるんですけれども、それの対応に追われたのか、何かいろいろな複合的な要因があったのかと思いますが、いかんせん我々も早くしましょう、早くしましょうと、3月のときにもスピード感を持ってやってもらいたいというような要望も出した上での今回専門部会がやっと9月にということですので、なぜ遅れたのかというのを我々に聞かれてもなかなかうまく答弁できないというのが実態であります。
質問 小黒弘
このインターネットの中継なり録画なりをもしかしたら国や道の人たちが見ていてくれるかも分からないので、私ははっきり言いますけれども、きちんとやってください。これは、砂川市民にとっても市立病院にとっても存続がかかっている問題です。中空知の地域医療構想というのをつくってもらったのはいいんだけれども、現実と合ってこなくなっていますよね、もう既に。そもそも最初は、病床数がこの中空知地域は多いから、もうちょっとみんな減らしたらどうですか、役割分担をしたらどうですかというのが話の始まりだったと思うんですよ。ところが、現状とすれば砂川市立病院は84床削減しているし、滝川の病院だって来年になったら110床でしたか、115床でしたか、削減するということになっているんですよ、もう。そこまでしないと経営が成り立っていかないというぐらいまで追い詰められているんですよ。それなのに、スケジュールそのものもずらしていきながら、要望しているのに動いてくれていない。でも、この会議を進めていくのは道だという話が先ほどありましたよね。もういいかげんにしてほしいんですよ。やるのならきちんと入ってもらいたいし、中空知全体の医療をしっかりとやってほしいんです。この一番最初の構想の中で一番砂川市立病院に関係するだろうと思うのは、高度急性期病床が90床少ないというような話がありました。これは、今でも市内の患者さんが市立病院に行くのにだんだん敷居が高くなってきているような状況の中で、この構想そのものを受けていったときに砂川市立病院しかないじゃないですか。この高度急性期を90床まだ足りませんよと言っているのを受けざるを得ないかもしれないじゃないですか。そんなことをして、この高度急性期というのは要するに救命救急だとか、集中治療室だとか、ハイケアユニット、HCUだとかと、そういう人材も優秀な人、それから器材もいいものをというお金のかかるものです。それをこの構想どおりにやっていったら、あと90床砂川市立病院が引き受けなければならないという状態なんですよ。こんなことをやってこの計画どおり進めていって、市立病院は経営がうまくいくんですか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
地域医療構想を進めていく上での国から出されている高度急性期、急性期、回復期、慢性期というそれぞれの必要病床数が出されていて、確かに高度急性期だけ見ると足りないと、恐らくうちのICUとHCUと滝川脳外さんの一部の病床が高度急性期として病院から報告を上げていますので、そこに乖離が出るというのは承知しております。国が出している必要数というのは、患者さんのレセプトを見て、そのレセプトの点数から、この人高度急性期だよね、急性期、回復期だよね、慢性期だよねというような見方をして出しているので、それは患者さん単位で国は数字を出してきます。一方、我々が高度急性期だとか急性期何床ですというのは、これは病棟単位で出せと言われていますので、うちは3階にあるICUとHCUの部分を高度急性期として出していますけれども、当然国が高度急性期と判定する人はレセプトの点数が入院基本料とリハビリを除いて1日3,000点以上というような、何かそういう基準でやっているはずなんですけれども、そういう人はうちで言う一般病棟にいっぱいいますので、だからそこの数字的な乖離はあったにせよ、例えばうちがICUをあと90床増やすのかといったら、そんなことはできません。必要もないと思いますし、今の状況で十分対応できていますし、恐らくこれから人口も減って患者も減るということを考えると、国は90床少ない分を何とかしろとはきっと言ってこないので、それはあくまでも目安としてやっておりますので、それをうちで今の状態でやっていけば経営も、今改善の途中ですけれども、成り立っていくんだろうなと考えております。
質問 小黒弘
だとしたら、この構想は一体何なんですかね。この構想に振り回されていって、うちは今まであったケア病棟までなくてし、それで急性期に特化していって、それから市民からも初診時選定療養費を取って、何のためにこの中空知の医療構想で私たちが協力していかなければならないんでしょう。砂川市民の医療が一番困る状況にどんどんなっていくのが今の中空知の地域医療構想だと私は思っているんですね。それで、この前、先ほどもちょっと出たんですけれども、地域医療構想の3月の段階でほぼ目玉みたいな一つのお知らせがありましたよね。先ほど局長が言ったんだけれども、今後病床を減らしたら、病床数の適正化支援事業というのがありますよと、その中では1病床減らしたら410万円助成しますと。うちは84床減らしたんですよ。本来だったら3億4,000万来るんです。そしたら、目玉としてこれは話したと思うんですよ、だから病床を減らしましょうと。これは、中空知地域医療圏での話です。そしたら、公立病院は適用しませんという話になりましたよね。その次、それじゃまずいなというので、公立病院10床だけ400万円差し上げます。ふざけるなという話ですよ。こういうことを平気で目玉にしてくるような中空知地域医療圏構想、本当にこれからうちの市立病院は続けていっていいんだろうかと今私は思っています。極端なことを言うと、うちはうちの道を進みませんかという話です。無理やり地域医療圏構想にいてもいいことはないし、滝川市が市町村合併のときに離脱したように、うちもこの中空知地域構想の中から離脱すると言ったらどうなるんでしょうか、想像できるんですか。抜けられませんか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
抜けるとか抜けないとかというよりは、中空知というか、地域医療構想の推進委員会というか、調整会議のメンバーとしてうちの事業管理者なり院長が入っていまして、それは国からそれぞれの地域で2025年に向けて当初は話合いをしなさいと、恐らく今年度新たな地域医療構想のガイドラインが出ますので、今度は2040年に向けて話し合いなさいということになりますので、その中の、ちょっと口幅ったい言い方かもしれませんが、中心的な役割を担う砂川市立病院がそこの協議に入らないというのは現実としてはあり得ないのかなと思います。
質問 小黒弘
だけれども、砂川市民にとっていいことは何にもないんですよ。今の平均在院日数は10日ですよ。もっと少ない人たちもたくさんいるんですよ。砂川市民が市立病院に入院して、10日で出されなければならないんですよ。じゃあ、その次どこに行くんですか。よそのまちへ行くしかないんじゃないんですか。うちの市民で税金払って一生懸命やってきたその人が病気になって救急のときは市立病院に来た。だけれども、死ぬときは違うまちで死んでいくんですよ。本当にこれを今後急性期に特化していく、それを砂川市立病院が役割を果たしていかなければならないのかどうかという、私はもう本当にぎりぎりのところに今きていると思うんですね。結局そうやって中空知の医療の中心的なセンター病院としてやっていって、急性期の病院としてやっていって経営が今厳しくなってきていて、だからといって、この前も言いましたけれども、じゃあよそのまちがその分お金を出してくれるかといったら、出してくれないんでしょう。結局はうちの税金で何とかしなければならないんでしょう、この砂川市立病院をやっていくためには。私が先ほど全部言ってきたことは、市長がこの会議に行くんですよ。市長、行かれていますよね。こういう状況の市立病院を見て、本当にこのままこういう構想に乗っていきながら進めていこうとするのかどうするのかということはしっかりと病院とも話していただいて、市長の頭の中にしっかり入れて自分の思いを構築していってもらわないとこの会議に何回出席しに行っても私は状況はよくならないと思っているんです。前に市長はおっしゃいましたよね、砂川市民は3割しかいないのに、一般会計からお金を出さなければならなくなったときの話ですよ、本当にどうなのかなと思っていると。本当にそうですよ。でも、現実的にこうなっていったら、よりその可能性が強くなっていきます。開業医の先生もどんどん少なくなっているし、状況は悪くなっています。市長、どうしようと思っているんでしょう。その思いをやはり聞かせてほしいんですよ。市長は、病院のトップ中のトップです。その思いを聞かないと私は市民の皆さんも安心できないと思っていますので、ぜひともお聞かせください。
答弁 市長 飯澤明彦
病院に対する思いというようなことだと思うんですけれども、地域医療構想、本当にこの地域の医療をどうするかということで協議をされてございます。中空知地域5市5町、人口は今約9万人おります。その中の2次医療圏を担う地域のセンター病院としてうちの病院の位置づけがされておりまして、年間120億円ぐらいの医業収益を上げながら、近年は赤字がちょっと続いております。そのような中、病院の中でも経営改善に向けた取組を強化して、去年の9月ぐらいからでしたか、横田先生を中心に病院の中の経営改善、その中には人件費の削減もあり、医師の待遇もあり、いろいろなところの見直しをしてもらっています。先ほど小黒議員からもありましたけれども、4月以降、徐々にではありますけれども、上向きに医業収益がいっているというような状況でございます。そこは、本当にこの3か月、4か月で一喜一憂することなく、安定した経営ができるというのが理想であるとは考えてございます。地域医療構想の中でも機能分担、医業分担というのが言われておりまして、このまま同じ医療を同じ方向で続けていけば共倒れになるというようなことから、やはり私としては医業分担をしっかりしながら、この中空知の医療圏を守っていかなければならない使命を持っているのが市立病院だと思ってございます。高度急性期、急性期、こちらを中心にした中で、それに特化した中でこの病院が生き残っていく、先ほどの砂川の市民が困っているというような状況も私も認識してございます。決算書の中にもございましたけれども、今砂川市立病院の入院患者さんは市民で約25%、通院患者さんは34%、これが砂川市民の方が砂川市立病院を利用されてございます。言ってみれば逆に市外の方が入院患者さんでは75%で通院については66%の方が市外の方ということで、本当に中空知の医療圏の中でも中心となる重要な病院でございます。これは、今の経営改善プランをしっかりとしながら、中空知の医療圏、そしてまた砂川市民の命を守るというところでの病院経営を続けてまいりたい、そのように考えております。
質問 小黒弘
12時になります。もうちょっとで終わります。市長、もう今は一般的な話じゃないと私は思っているんですよ。このままやっていったら、中空知の地域医療圏そのままやっていったら、先ほど市長おっしゃったように急性期でいかなければならない。もっともっと急性期の病床、高度医療の病床数を増やしていかなければならないはずなんですよ。そうやってやることになっていったらば砂川市民が一番困る方法になっていくんです。短く早く出されなければならないし、開業医はいないし、そうしたらどうしたってその患者さんはよそのまちへ行かなければならないんですよ。そういうことが本当にこのまま、市長、全体の会議の中で市長が言っていくべきことなのかどうかという話です、今のお話しになったことがですよ。私は、砂川市民の市長です。私たちも砂川市民の議員です。その思いをもっとはっきり打ち出していってもらって、砂川市立病院にとって何が一番いいのかということをぜひともその会議の中でもしっかりと主張していただきたいんですよ。その覚悟をもう一回聞かせてください。
答弁 市長 飯澤明彦
急性期を担う病院としての位置づけというのは、これはもう避けられないものだと考えてございます。急性期で10日で出されるとか、そういうお話もありますけれども、そこについては砂川市立病院での治療が完了したということから砂川市立病院を退院していただくというようなことでございますので、それについてはそれこそ機能分担、役割分担、砂川市民の方がすぐに出されるということではなくて、これはどこの市町村の方においても同じ状況でございます。恐らく、慢性期というのはうちの病院はやってございませんので、そういったところは近隣の市町に行っていただくこともあろうかとは思いますけれども、今現状の市立病院としては今の市立病院の機能を維持していきたいと、そのように考えてございます。