砂川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月13日
(1)行政文書の電子化と公文書管理について/(2)集会施設に対する管理、解体助成のあり方について/(3)医療従事者確保策としてのインターンシップ制度の導入について/(4)市立病院に設置された訪問看護ステーションについて
2018年6月13日、砂川市議会の一般質問で、武田圭介議員が「行政文書の電子化と公文書管理について」「集会施設に対する管理、解体助成のあり方について」「医療従事者確保策としてのインターンシップ制度の導入について」「市立病院に設置された訪問看護ステーションについて」について質問し、総務部長 熊崎一弘、病院事務局長 朝日紀博、病院事務局審議監 山田基、市長 善岡雅文が答弁しました。
- 質問者
- 武田圭介 議員
- 答弁者
- 総務部長 熊崎一弘、病院事務局長 朝日紀博、病院事務局審議監 山田基、市長 善岡雅文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 武田圭介
それでは、既に通告してありますように、大きく4点について市の見解を伺ってまいります。まず、大きな1点目は、行政文書の電子化と公文書管理についてであります。中央省庁において公文書管理をめぐる大きな問題が発生しました。公文書は、行政の事業決定などの過程を記録し、政策の実施過程を明らかにする重要な文書であり、時として市民への説明責任を果たす際にも必要な資料となり得るものです。また、情報技術の発達により、近年では行政文書を電子化したり、電子決裁システムを導入し、業務効率の向上や災害時の業務継続などに役立てている自治体もあります。技術の発達に伴う対応と扱う情報の適正管理のために必要な制度の構築が見込まれるため、以下について伺います。(1)新庁舎建設に向けての取り組みもいろいろと進んでいる中で、行政文書の電子化及び電子決裁システムの導入等についてはどのように考えているのか。(2)公文書の重要性に鑑み、その管理等については現在の文書事務取扱規程ではなく、公文書管理法上も地方自治体の努力義務とされている公文書管理条例を制定して管理を行っていくべきではないか。次に、大きな2点目は、集会施設に対する管理、解体助成のあり方についてであります。市内にある集会施設については、指定管理団体に管理を任せているものや複数の町内会で協議会をつくり管理を行うものなど、さまざまな形態のものがあり、また砂川市公共施設等総合管理計画において示されている集会施設を所管する部署は各部にまたがっています。これらの施設の管理運営については、町内会の縮小化や役員の高齢化などの課題があります。そのため、例えばことしの大雪のような場合には屋根の雪おろしといった除雪にも支障を来したり、思い切って集会施設を解体するに当たっても、何もそういうものに対する補助や助成がない中では維持することも解体することも困難であるという管理団体の方の声も聞きます。こういった課題に対する対応について、過去には委員会における質疑において、全市的にかかわる問題であるので、それぞれの集会施設を持つ部が集まって庁内で協議を行って、市として統一的に一定の方向性や考え方を出したいという話も伺っていますが、改めて市の考えを伺います。次に、大きな3点目は、医療従事者確保策としてのインターンシップ制度の導入についてであります。3月議会でも取り上げたように、地方においては医師以外の医療従事者について募集をかけてもなかなか応募がない職種もあります。医療は、それぞれの専門職が置かれて、チーム医療の推進や治療から退院支援といった幅広い業務を担っていることもあり、それらの業務に携わる職員がきちんと確保されることは市立病院の機能強化と職責を果たす上でも欠かせません。そこで、札幌などの大学や専門学校など、社会福祉士、理学療法士、作業療法士、臨床心理士、歯科衛生士等といった医療従事者を養成する学校に対して、滞在型等のインターンシップを働きかけるなどして砂川市立病院の認知度を高めていくというような手法も取り入れていくべきではないかと考えますが、市立病院の見解を伺います。最後に、大きな4点目は、市立病院に設置された訪問看護ステーションについてであります。市立病院では、従来からみとりを含めて、患者さんが住みなれた地域や場所で療養することができるように在宅医療にも取り組んできましたが、この4月から訪問看護ステーションを設置して、さらなる在宅医療提供体制の強化を図ろうとしています。そこで、以下について伺います。(1)訪問看護ステーション設置に至る経緯とその役割について。(2)市内には医療機関である市立病院以外にも訪問看護ステーションがありますが、医療と介護は密接に関連する分野でもあることから、この連携についてはどのように考えているのか。(3)訪問看護ステーションの設置に当たり、人員の配置を含めて今後の体制についてどのように考えているのか。(4)在宅医療の強化が目的となれば、今後は一定の診療補助が行える特定行為看護師の養成もあわせて検討していかなければならないと考えますが、その点についてはどのように考えているのか。以上のことをお伺いしまして初回の質問といたします。
答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)
それでは、私から大きな1と大きな2についてご答弁申し上げます。初めに、大きな1、行政事務の電子化と公文書管理の(1)行政文書の電子化及び電子決裁システムの導入等についてご答弁を申し上げます。行政文書の電子化についてでありますが、行政文書の電子化とは、紙文書ではなく電子データを文書として活用するもの、または紙文書をスキャナーなどで読み込み、紙に印刷するイメージを電子データなどとするものなどがあります。この電子化によるメリットとしては、紙文書として印刷しないためペーパーレス化が図られ、保管場所の縮小や印刷コストの削減、一つの文書を複数人で共有できるなどが挙げられます。本市における行政文書の電子化の取り組みとしましては、市役所全体の取り組みとしては市役所内部における会議の招集や会議の出欠の確認のほか、連絡事項の伝達や周知の際にはペーパーレス化を図っておりますし、今年度は土木課において大型複写機を購入し、書類保持の観点と保管場所縮小のため、大量に保管する工事図面をスキャナーで読み込み電子化する取り組みを始めているところであり、行政文書の電子化については一部の事務で順次行っているところであります。また、電子決裁等のシステム導入についてでありますが、現状では決裁事務は紙文書により書類や資料等を添付し紙文書を回付し、行いますが、電子決裁は電子化された文書をパソコン内で内容を確認し、決裁を行うものであり、ペーパーレス化と書類の回付時間の短縮が図られると言われております。この電子決裁システムの導入については、今年度生活保護事務でシステムのリプレースに伴い、同システムに起案から決裁に至るまでの事務処理過程が標準装備されているため、福祉事務所内における一部生活保護の事務において実施する予定でありますが、電子決裁を導入するためには決裁に係る全ての文書が電子化されていなければならないため、現在のところ全庁的な導入は予定していないところであります。次に、(2)公文書管理法に努力義務とされている条例の制定についてであります。公文書等の管理に関する法律、いわゆる公文書管理法は行政機関による公文書の作成、管理、保存、廃棄、公表について統一ルールを定めた法律であり、平成23年4月から施行されておりますが、その中で地方自治体は文書の適正な管理に必要な施策を策定し、実施するよう努めなければならないとされており、平成29年10月現在、公文書管理条例を制定している自治体は全国で16市町村でございます。条例の制定につきましては、現段階では予定はなく、本市における公文書の取り扱いとして砂川市文書事務取扱規程を定め、文書の管理に必要な施策を講じておりますので、今後ともこの規程により適正な運用に努めてまいるところでございます。次に、大きな2、集会施設に対する管理、解体助成のあり方についてご答弁申し上げます。市内にある集会施設は、市の会館建設等補助を活用し、地域の町内会が自主的に建設した町内会館が20件、高齢者の心身の健康の増進を図ることを目的に市が建設した老人憩の家が5件、公営住宅の建設に伴い、入居者が利用することを目的として市が建設した集会所が2件、地域の要望により大規模な集会施設を市が建設、または市が買収により取得したコミュニティセンターなどが5件、集会施設の建設まで至る経過はさまざまであります。また、施設の維持管理においても、単一の町内会で維持管理する施設や複数の町内会で組織し、維持管理する施設、市の施設として指定管理者が維持管理する施設など、施設を維持管理する形態もさまざまであります。これらの集会施設を市で所管する部署は、総務部、市民部、保健福祉部、建設部などであり、これまではそれぞれの部署が施設を維持管理する地域団体と協議し、対応を図ってきたところであります。しかしながら、近年集会施設を管理する団体で維持、運営に苦慮してきている団体があるとのことから、市の関係部署が集まり、現状と今後の対応策について検討協議を進めているところであります。協議の中では、多くの集会施設の共通点として維持管理する団体の会員数の減少や葬儀等の利用減少による収入減があり、これらを要因として施設の運営が厳しくなってきているものであります。市としましては、集会施設の建設に至るまでの経過や施設を維持管理する各団体の費用負担が全く異なるため、各施設に対し統一的な助成は困難であるものと考えますが、集会施設は地域住民のコミュニティの場、交流の場として重要な施設だと認識しておりますので、各団体に対し公平な中で施設を維持するため、市としてどのような手法が可能なものか引き続き検討を進めているところでございます。また、ご質問の中の集会施設を解体するに当たっての市の補助や助成についてでありますが、現行の会館建設等補助規則は町内会が会館等の建設、または施設の維持に係る補助として建設または改築等の費用の3分の2を市が補助するものであり、平成25年4月から施設の長寿命化のため、新たに屋根の塗装、床の取りかえ、暖房機などの設備に係る修繕も補助対象に加え、さらには消防設備点検については全額補助するものと改正したところでございます。この補助制度は施設の解体、除却は補助対象ではございませんが、施設の老朽化により解体等を行う場合、町内会において代替施設が確保され、地域のコミュニティ活動が後退しないことが担保されているような条件のもとで施設の解体、除却については補助対象とすることについて現在検討しているところでありますので、ご承知おきください。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
私から大きな3の医療従事者確保策としてのインターンシップ制度の導入についてご答弁申し上げます。医療従事者の採用につきましては、それぞれの職種の適正配置や所属職員の年齢構成などを考慮し、行っており、その募集に向けては各種大学や専門学校への学校訪問や学校主催の就職説明会に参加するなど、さまざまな取り組みを行っているところであります。平成30年度の医療従事者確保に向けては、16職種に対して募集をかけたところでありますが、応募のなかった職種は助産師、臨床心理士などの4職種でしたが、欠員補充のために募集した職種につきましては確保することができたところであり、病院機能が低下することがないよう努めているところであります。ご質問の医療従事者の確保対策としてインターンシップ制度の導入についてでありますが、当院は各種大学や専門学校の臨地実習施設となっており、平成29年度の実績で申し上げますと看護師7校、助産師1校、薬剤師3校、臨床検査技師1校、理学療法士2校、作業療法士5校、言語聴覚士2校、臨床工学士2校、栄養士2校、精神保健福祉士3校、社会福祉士1校と契約を結んでおり、160名の学生を受け入れております。この臨地実習は、カリキュラムの中で決められ、国家試験の受験資格の要件となっており、臨地実習に来られる学生には当院の雰囲気を実際の現場で感じていただき、知識や技術の習得など、実りある臨地実習となるよう対応しているところであります。一方で、インターンシップは実際にその仕事を体験しながらその病院の雰囲気を中から感じ、自分自身の適性を知り、仕事と社会について学生の立場との違いを明確にすることが目的とされておりますが、当院で受け入れしております臨地実習もインターンシップの目的とほぼ同様のものと考えており、インターンシップ制度の導入については考えていないところであります。今後においても臨地実習の受け入れなど、より効果的な求人活動を継続しながら、当院の魅力を肌で感じていただき、医療従事者の確保に努めてまいりたいと考えているところであります。
答弁 病院事務局審議監 山田基(病院事務局審議監は2020年3月まで)
私から大きな4の市立病院に設置された訪問看護ステーションについてご答弁申し上げます。初めに、(1)訪問看護ステーション設置に至る経緯とその役割についてでありますが、当院はみとりを含め、患者さんが最後まで住みなれた場所で療養することができるよう、がんの終末期や神経難病などの患者さんに対し、地域医療連携室の看護師が可能な限り訪問看護を提供しております。現状では、昨年市内の訪問看護ステーションが24時間対応が難しくなったこともあり、当院の訪問看護で対応していますが、今後も訪問看護を必要とする患者さんがふえることが予想されることから、さらなる在宅医療体制を強化すべく、4月より訪問看護ステーションを設置いたしました。役割といたしましては、現状に加え、人工呼吸器管理など医療依存度の高い患者さんに対し、24時間体制での支援を含め対応していきたいと考えております。次に、(2)他の訪問看護ステーションとの連携についてでありますが、現在実施している訪問看護は、当院の医師が訪問診療を行っている患者さんや24時間対応が必要な患者さんを優先して実施しております。今後は、地域の担当ケアマネジャーさんや患者さん、その家族のニーズを踏まえ対応していく考えであり、予防訪問看護や24時間対応が必要のない患者さんなどについては今までどおり地域の訪問看護ステーションと役割分担をした上で対応していきたいと考えておりますが、実施においては関係機関と連携を密にしてまいりたいと思います。次に、(3)の今後の体制についてですが、現在砂川市立病院訪問看護ステーションとしての申請作業を進めており、今後は専用車の購入など必要な設備を整備し、対応していく予定であります。なお、人員については、現在は常勤換算2.5人の看護師で行っていますが、今後対象患者の動向を見ながら人員の配置について考えてまいります。最後に、(4)の特定行為看護師の養成についてですが、特定行為の研修を受講して、認められると医師の作成した手順書があれば一定の医療行為ができるようになり、患者の状態を見きわめ、必要な医療サービスを適切なタイミングで届けるなど、速やかに対応する役割が期待されています。本制度は、今後の急性期医療から在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成することを目的としていますが、研修期間が長期間であることなど事業の進捗が低調であることから、講義などをeラーニングを活用した研修が可能になるなど研修の内容も変わっていく中で、看護協会でも取り組みを強化するようですので、動向に注目し、当院の在宅医療に必要な特定医療行為がどのくらいあるのかを含め、養成については調査研究してまいりたいと考えております。
再質問 武田圭介
それでは、順次再質問をしてまいりますけれども、まずは大きな1点目の行政文書の電子化と公文書管理についてであります。これは、今テレビ、新聞等でも非常に報じられていることでありますけれども、確かに中央省庁と地方自治体というのはそれぞれの抱えている役割というものは違うのかもしれませんけれども、公文書をしっかりと管理をする。どちらにしても、中央省庁であっても地方自治体であっても、政策を決めて、それを実践していく途中のプロセスというのは、後々の検証に耐え得るものでなければいけないと思いますし、市民共有の財産であると思っております。かといって、従前どおりの紙媒体にしてしまうと、これは非常に管理に手間暇がかかってしまうことと、ITとかIoTと言われていますけれども、今はさらにそれに加えてAIを活用するといったような話も進んでいる。情報化が進展している中では、行政もそれ相応の対応を考えていかないといけないと。ただ、これも私はいろんなところを調べてみましたけれども、行政文書の電子化といっても、コストもかなりかかりますし、今ある紙媒体のものを電子化するといったことは言葉では簡単に言えるのですが、それを電子情報に置きかえる作業というのも非常に煩雑な事務作業になってくると。機会を捉えないとなかなかできないのですけれども、たまたま砂川市は、ずっと議論されていて市のホットトピックにもなっている新庁舎の建設の話があって、そういった大きな事業が行われるときにあわせてやるという考え方も一つの考え方としてできると思うのです。先ほどの1回目の答弁を聞くと、もう既にできるところから取り組んでいるというようなお話でありましたけれども、今後庁舎建設というのが数年先に控えている中において、大きな基幹システムを入れるとなれば、大きな庁舎建設とかをやったときでないとなかなか難しいのかなと思うのですけれども、部分、部分のパーツ、パーツで入れているというような状況は今わかりました。ただ、ご承知のように、何度も繰り返しになりますけれども、新庁舎建設が先に見えている中で、大きな基幹系のものとして新庁舎建設にあわせて行政文書の電子化というのは今市役所の中で議論されていないのかどうか。つまり一般市民の方も、それから市外に住んでいる方も、今はスマートフォンも持っていますし、パソコンを持っている方もふえてきていると、お年寄りであっても使う方がふえている中で電子社会になっていることを考えるのであれば、行政がその流れに乗りおくれることもいけないのかなと思うのですけれども、その点について、今市役所の中では新庁舎建設に向けて行政文書の電子化といったようなことが議論されていることがあるのかどうかということなのですけれども、その点というのはいかがでしょうか。
答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)
庁舎建設に伴っての文書の電子化ということでございます。文書自体、市の行政文書は非常に膨大な数がありまして、新庁舎建設に当たっても文書管理をしている総務が全庁的に調査等々を開始してやっております。新庁舎における文書量というのもどの辺になるかというのはまだはっきりしておりませんけれども、決まっている中で、決して必要のない文書を保管するためにわざわざ書庫を使うということにはならないというのは大前提でありますし、ただ庁舎建設と文書管理を一遍に改修するという部分については、先進自治体でも確かにやったところもあるようでございます。その中では、都市で今実際にやっているファイリングシステムをこの機会に導入しましたというまちもございまして、そのときは非常に煩雑な部分、職員全体で考えなければならないという部分もあって非常に煩雑だったということで、一緒にやるものではないですよというお話も伺ったところでございます。その部分で、当市としては現行のファイリングシステムというのを基本に考えながら、庁舎建設に当たり不用な文書を破棄するような手続を今しているところでございます。先ほど言ったように、電子化については、システムに導入する部分、コンピュータシステム等に移動する部分があるので、もともと紙でつくったものをわざわざ電子化するという手間がちょっとかかるという部分がありますので、最初の文書作成時点から電子化されたもので機械の中でやっていくというのが一番しっくりした形だと思いますので、そういう意味で今現在一部業務のことをやっていこうという考え方で進めているところでございます。
再質問 武田圭介
全く何も取り組んでいないわけではなくて、できるところから始めているのだなということがわかったのですけれども、今答弁に出てきてしまったのですが、私も新庁舎建設のときに大きな基幹システムを入れて行政文書の電子化をした自治体のところの実態を調べてみると、逆に職員にとって業務量がふえてしまったりとか、あるいは行き漏れ、行きミスとか、きちんとデータ化されないような状況になるようなミスも誘発するというようなデメリットもあるのですというようなこともお伺いしたことがあって、それはなかなか難しいのかなとは思うのですけれども、行政文書の電子化になっていかないと、その次の電子決裁システムなんて当然進まないのでしょうし、ただ政府もこの5月の下旬か6月の上旬だったと思いますけれども、さらなる電子政府の推進に向けて諸外国に負けないように行政窓口をもっともっと電子化して国民の利便性を高めるのだというような方針を打ち出しております。当然政府がそうなってくれば、それが何年かたってからになるか、すぐになるかはわかりませんけれども、地方のほうでも同じような取り組みで行えるようにというような話にもなってくると思いますし、今回ペーパーレス化したというのは、東日本大震災を経験した自治体の中では、あそこは沿岸部であったので、津波といったような大きな被害があって、この砂川では余り考えられないのですが、さりとてここの地域も水害の浸水地域になるということも考えると、紙文書とかが全て水につかってしまったり、あるいは火災で焼失してしまったりすると、なかなか情報を復活するのが難しいと。特に東日本大震災のときには大規模災害でしたから、そういうのがあったのですけれども、行政文書の電子化をすると、今はクラウドとか、外のサーバーのほうにデータを蓄積することによって行政の事務の能率化だけではなく、災害時であっても住民の皆さんの例えば戸籍情報ですとか、その他の情報等を取り出すことができて、本人確認をすることができたり、あるいは必要な助成、補助を受けるときの申請にも使えたりするようなメリットがあるというようなことも聞いております。ですので、先ほど来の答弁は私は決して後ろ向きな答弁だとは捉えておりませんので、これは今後の時代を考えていくと絶対行政が取り組んでいかないといけないものだと思っておりますから、一度に大きなシステムをどかんと入れるのではなくても、今入れている電子システムが徐々につながっていって、最終的には最初に基幹系の大きなシステムを入れたのと同じような支障のないような形で運営されていけばいいのかなと思うのですけれども、その辺は確認になるのですけれども、今後も随所において導入できる部署があれば導入を進めていくという方針というか、そういう進め方でいくというような理解でいいのかというのをお伺いしたいと思います。
答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)
議員さんおっしゃるとおり、電子化という有利さが非常にある文書はございます。戸籍ですとか、そういうのはもう既に電子化しておりますし、それが紙媒体では保管していない。電子データであって、ほかの場所にあるので、庁舎がもしも潰れたとしても再建できるというような有利性もあります。今後も行政文書、どこまでできるかというのは、もともと事業者さんが開発のソフトウエアなりに依存する部分もありますので、どこまでできるかわかりませんけれども、方向性としては電子化が進むという理解をしておりますので、その方向で進めていきたいなと思っております。
再質問 武田圭介
ぜひそれはお願いをしたいと思います。それで、次に(2)の公文書管理条例の関係なのですけれども、必ずしもこういった条例をつくれば、何でも条例で解決するわけではないので、いいとは思いませんが、ただこうやってこれから新庁舎に向けて引っ越し作業があるときに、往々にしてあることなのですけれども、行政の内部だけで判断をしてしまって、これはもう不用な文書だからといって廃棄してしまうことがあると、これも先ほどの行政文書の電子化と関係する話なのですけれども、電子化されていると容積をとらないものですから、とりあえずは一旦電子化しておいて、後で不必要であれば廃棄ということが可能なのですが、紙媒体のものは一回廃棄してしまうとそれを復活させるということが非常に困難というか、事実上は不可能になってしまう。もしかすると、その中には歴史的な公文書につながるようなものもあるかもしれないし、後々政策を検証する上で過去どういう経緯でこういう政策ができ上がったのかということを調べることにもつながると思うのですけれども、そういう基準というのは取扱規程という内部規程ではなく、我々議員が審議する議会の場でしっかりとした手続を定めた条例といったようなものがあってもいいのかなと思うのですが、一応公文書管理法上は努力義務とされていますけれども、先ほどの答弁では今のところそういった考えはないというお話もありましたが、ただ昨今の情勢を踏まえると、今はよくても後々のことを考えれば、やっぱり公文書は貴重な市民共有の財産であるという認識で、決して行政の内部文書という意味合いだけではないというようなことも今の時代は考えていかないといけないのかなと思うのですけれども、今すぐにできなかったとしても、将来的に必要性があれば、こういった条例か何がしかの手続をしっかりとしたものをつくっていくというようなことは今の段階では全く考えていないのかどうかということなのですけれども、その辺というのはいかがですか。
答弁 総務部長 熊崎一弘(総務部長は2022年3月まで)
条例の部分でございます。先ほど答弁で申し上げたとおり、まだまだ全国的に制定されている自治体は少ない状況でございます。努力義務ですので、つくらなくていいというものではないというのも理解しております。ただ、現状としては、今砂川市における文書の管理上は現行の規程で十分機能しているのではないかという思いがあって、早急には条例化の必要は考えていないということで答弁させていただきました。長いスパンを見れば、今ほど議員さんおっしゃるとおり、市民の財産という位置づけでの文書も当然出てくると思います。その辺は十分理解しながらも今後検討していければなと思っております。
再質問 武田圭介
ぜひとも新庁舎建設の引っ越し作業の際には、持っていく文書と廃棄する文書が出てくると思いますけれども、その吟味に当たってはしっかり精査をしていただきたいなと思っております。次に、大きな2点目のほうに移りますけれども、先ほどの答弁を聞いていると、今解体、除却の問題というのは本当に切実な問題で、いろいろと市民の皆さんとお会いすると、町内会館であったり、集会所であったり、老人憩の家であったり、いろんな問題を相談されることがあるのですが、それぞれが市全体の部に及んでしまうのと、それから答弁でもあったように、今の管理運営の体制、あるいは設置、設立された経緯等がばらばらであったものですから、対応がちぐはぐであったと。過去に常任委員会で質疑したときには、関係する部署でも協議をしてみるというようなお話があって、実際に協議されたという話がありました。今は総務部のほうが窓口となって音頭をとるような形になっていますけれども、この問題というのはこれからますます顕在化してくると思うのです。特に人口の話が今までも今議会でもいろいろ出ていましたけれども、維持するのでもう手いっぱいで、移住、定住の施策に取り組んでも人口がふえていかない。仮に人口がふえたとしても、来る方が年齢が高い方であれば、町内会に加入されても町内会の高齢化といったような問題は解消されないわけであります。やっぱり人間ですから、加齢とともにどれだけ気力があっても体力が続かないというのは、それは正直なところだと思います。そうなると、対外的な活動が鈍ってきて、町内会館を含め、いろんな集会施設の管理運営についてもなかなか大変になってくるのだろうなというような思いがあるのですけれども、先ほど大分あらかた大きな方向性というのは聞いたのですが、ここはこれからのことを見越すと早くから対応していかないといけないので、これは全市的、全庁的に取り組む課題だと思うのです。ですので、これについては私は、市長もよくまちに出ていかれますから、市長が強力なリーダーシップを持ってそれぞれの部を統括して、しっかりとこの問題には対応していくべきなのかなと思っておりますけれども、その点について市長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
集会施設に関する管理、解体助成のあり方でございます。私は以前にもこの種の話をした記憶があるのですけれども、もともとは平成11年の行政改革をやったときに、行政改革推進委員会の中で論議された事項であって、砂川市の行政のあり方自体が補助のあるところは補助で町内会館を建ててきたと。だけれども、補助のないところは自分たちで積み立てて町内会館をつくってきたと。地域コミュニティのあり方自体が砂川市のあり方はおかしかったのでないかというのが行政改革推進委員会の中で提起した事項であって、それを踏まえた上で今後どうしていったらいいのだろうということで、最終的な結論まではいきませんでしたけれども、町内会館の改修については市で持っているところは市が全額見るのに、民間の自分たちで建てたところについてはそんなふうになっていないというのを少しでも解消するような形だとか、それから会館を建てるときの補助についてももっと率を上げましょうとかという論議をしたことがございます。そのときに全部を解決できたかというと、全部は解決できなくて、将来にわたってこれは検討していきましょうというのが当時の行政改革推進委員会の中でも論議でございました。それで、以前にも申し上げたのは、議員がおっしゃるとおり、高齢化がどんどん進んで会員が少なくなってきていると、維持も大変だと。解体したくても解体する金もないと。それは、どこかで論議しましょうというスタイルにはなってございましたけれども、もうその時期が来ているということで、部内でとりあえず検討してくれということで、検討してございます。それで、具体的には、検討というよりももっとタイトなスケジュールを示すとすれば、一部の会館についてはもう限度にきているところもあるから2年の間に、総務部内のところに所管の課にある程度指示する課をつくりまして、そこで各部との調整をしながら、行革をやったときの行政改革推進課というのはつくりませんけれども、既存の課の中にその事務局をやる課を置きまして、一部については1年で方針を出し、その他の方針については2カ年をかけて、ある程度町内会連合会とも協議を進めながら、解体も含めて補助のあり方、それから負担のあり方について一定の方向性を出していきたいと思っております。以上でございます。
再質問 武田圭介
そちらのほうはこれからまた町連協との協議等もあると思いますけれども、もっともっと時間がたてばたつほど全市的な問題に広がっていくと思いますので、早期に対応していただけるということなので、ぜひともよろしくお願いいたします。次に、大きな3点目でありますけれども、これは病院のほうで今現状のお話を聞いて、私もこの質問をした後担当の方にお話を聞くと、臨地実習というのはかなり職員にとって、こういう言い方はよくないのですけれども、負担になるというか、いいかげんなことができないものですから、きちんと職員の方がついてあげて指導をしていると、その期間も長いものであれば数カ月にも及ぶということなので、それで今は手いっぱいな状況にインターンシップみたいな新たな制度を行うと、屋上屋というよりも、むしろほかの今やっている臨地実習に影響が出てしまうのではないかというようなお話も伺いました。この実習に当たっては、学校と契約を結んで、実際にお金を市立病院のほうでいただいているということでありますから、これはこれで一つの取り組みとしてずっと何十年もきていることなので、いいと思うのです。ただ、先ほどの一般質問の中でもありましたけれども、砂川市立病院があるというのはこの地域にとっては知名度のあることかもしれませんけれども、私も札幌に一時期住んでいたことがあって、札幌出身で札幌から余り出る必要がないというか、札幌で全て完結してしまうので、そういった方々にしてみると、札幌市内にも大きな病院がいっぱいあるものですから、余り砂川市立病院がすごいとかというような話をしてもぴんとこないというところがあります。医療従事者の確保となると、どうしても通常は医療職、医師や看護師ばかりに目がいきがちなのですが、3月の議会でも取り上げたように、今はまさにチーム医療ですから、医師や看護師だけがいればいいではなくて、当然入院から退院支援まで全てを網羅しようとすれば、いろんな専門職がかかわってくると。実習という一つのくくりで病院のほうで新たに学生さんの面倒を見ることが難しいということであれば、もう一つこの質問には目的があって、先ほども言いましたけれども、砂川市立病院は認知度が高いというのはこの地域ではそうかもしれませんが、札幌圏だとまだ広がりが少ないところも正直あると思っております。今後の医療従事者の確保ということを考えれば、医師や看護師といった医療職以外も地域で確保するのがどこも難しくなってきていると。高度急性期の医療を担っているから来るのだとあぐらをかいていては、決してあぐらをかいているとは思っていませんけれども、かいていては来ないような状況になっているので、早い時期から、特に大学や専門学校で病院で働くような専門資格を持った方であれば、ある意味職業訓練校的な意味合いですから、将来必ずその資格を取って、その仕事につくということがわかっているので、そういった方々を病院に招き入れて、砂川市立病院に採用されるかどうかわからないし、市立病院のほうでも採用募集をかけるかどうかわかりませんから、でも砂川のことを知ってもらう、砂川市立病院を知ってもらうといったことでは砂川市立病院のブランド価値を高める役目を担っていただくこともできるのではないかと思っております。ですので、何十人も長期間にわたってとは申しませんけれども、同じ医療従事者にかかわるところであるのであれば、そういった学生さんを通じてSNSや、やっぱり百聞は一見にしかず、実際に砂川市立病院でインターンシップをしてみたら、こんなにすごい病院が地方にあるのだねというようなことを札幌とか都市部、あるいは道外に就職される方がいれば、そういったところで発信してもらうだけでも砂川市立病院のブランド価値は高まっていくと思いますので、そういったようなことも含めてインターンシップを考えていかないと、ただ単に就業体験的な通常のインターンシップでは捉えてほしくないとは思うのですけれども、病院のブランド戦略を考えたときに、そういうちょっとしたたかというか、そういったところも必要になってくるのかなと思うのですが、その辺というのはいかがお考えになりますか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
今チーム医療が叫ばれる中で、医師、看護師以外の医療従事者を札幌圏のほうから砂川市立病院にどう呼び込むのか、ブランド価値を高めるのかというようなご質問だと思います。まず、当院で採用している職員は地元の人間ばかりでないのは当然のことであります。実際に今働いている職員の中で、当院で実習を受けてそのまま採用されているという職員が今現在13名おります。医療技術職です。13名のうちの7名は中空知管内の出身者、うち2名は砂川出身者です。残りの6名は中空知以外から来られている方です。そのように、当院ぐらいの規模になると地元だけでの採用というのはなかなか難しい。ただ、一方で、今議員さんおっしゃっているとおり、砂川市立病院のブランド力といいますか、価値をどう発信していくのかというようなところは、これは今課題としてありますので、今我々が取り組んでいるのは、まず職員が砂川市立病院で働いてよかったと思われる、そう思える病院にしようと。職員の満足度を上げようと。そうすることで医療の質も向上させましょう、患者さんの満足度も上げましょう。医療の質が向上すると当然医療職の人たちは集まってくる。患者さんも集まってくる。いわゆるマグネットホスピタルを目指しております。そのために、平林事業管理者を先頭に、今年度地域のトップリーダーになるのだということを目標に掲げて今取り組んでいるところでございます。
再質問 武田圭介
職員の満足度を上げるというのは非常に重要なことだと思うのです。離職の防止にもつながりますし、雰囲気のいい病院には患者さんも来たくなるものだと思うのです。ですので、それは取り組みとしては大事なことだと思いますけれども、一方で、であるならばさらに、今回質問の単語がインターンシップという形態で言いましたけれども、先ほど質問したように、インターンシップといいつつも、病院のブランド力を高める発信者にもなっていただけるというようなところも狙いとしてあるものですから、職員の満足度の高いところにそういう学生さんたちが来ると、やっぱりモチベーションも上がるでしょうし、こういう病院で働いてみたいという意欲も出てくるでしょうし、いろんなところで仲間とか、あるいは先生とか後輩とかにも宣伝をしていただける。あるいは、家族、それから実際に病気になった方から相談を受ける率って高いですよね、医療従事者になろうとしていれば。そんなときに、地方であっても、わざわざ札幌に出てこなくても砂川の病院があるといったようなことにもつながっていく。これは皮算用ですから、風が吹けばおけ屋がもうかるではないですけれども、計算どおりにいくかどうかはわかりません。わかりませんが、何もしないよりはそういう取り組みをしたほうがいいと思いますし、職員の満足度を上げようと取り組んでいるのであれば、逆にそれは私はチャンスだと思うのです。外から入ってきた人が満足度を上げるところをじかに生の目で見れるわけですから、こういうことをこの病院はしてくれるのだ、働いている職員のモチベーションも上げてくれるのだ、そういうこともあわせて発信してくれる担い手となる可能性もあるので、ここはすぐにできない事情は1回目の答弁でわかっていますけれども、何らかの方策を考えて、できるだけこういうような、インターンシップでなくてもいいのです。形態はどんな形態でもいいですけれども、今言ったようなことが実現できるような取り組みを院内で検討して考えていってほしいなと思うのですけれども、その辺というのはいかがですか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
インターンシップの制度でなくてもということでございましたけれども、今現在職員のそれぞれの職種を募集してもおおよそは採用に至っているというところで、今現在は実習をしていく中で職員の採用ができていますので、そんなに困っているわけではないと。ただ、先ほどの一般質問にもありましたけれども、例えば生産年齢が減少していっていて、当然医療職を目指す人の絶対数は恐らく減っていくでしょうと、これから。医療や介護の現場での支え手が少なくなっていく。長い将来を、例えば2025年とか、団塊の世代が全て75歳以上になる、そういったところを見据えたときに、医療従事者あるいは介護の支え手、そういった人たちを安定的に確保できるのか、その100%の確約は今ない。ただ、今現時点ではそんなに困っていない。そういうことを考えると、今はすぐはやらないけれども、もし仮にそういう事態が起きてきて人の確保も本当にままならないような状況になってくれば、インターンシップ制度も含めて実習をどれぐらい受け入れられるのかということも含めて検討しなければならないとは考えてございます。
再質問 武田圭介
これもかねがね議会でも議論されてきたことですけれども、まだまだ医療の職場、特に砂川市立病院を見てみますと女性が多く働いていて、女性の場合は結婚を機に退職される方もいれば、出産を機に退職される。そういった節目で退職される方も出てくるだろうと。私も、インターンシップ制度とか実習制度によってそこの病院に行ってみたから、直ちにそこの病院のあきがあって採用されるとかというのは、本人の希望もありますから、どうなるかわからないと思うのですが、少なくとも先ほども言ったように職員の満足度も上げている中に、そういう滞在型の形で病院の内部のことを、百聞は一見にしかずではないですけれども、見聞することによって、一時的にはよその病院で働くことがあっても、それがUターンにつながったり、Jターン、Iターンにつながったり、経験者採用というようなこともありますし、先ほど申しましたように今市立病院で働いている方が結婚や産休を機に退職をされて、退職者補充のような状況が生まれるかはわからないわけです。そのときに砂川市立病院にそうやってインターンシップみたいな形で来て、何らかのつてがあれば、交渉もしやすいでしょうし、向こうの方もあきがあれば、ほかの病院で、こういう言い方はよくないですけれども、経験を積んで、砂川市立病院のあの雰囲気だったら砂川市立病院で働きたいなと思う人が出てきてもいいかなと思いますし、圏域外から来るということはまさに移住、定住にもつながる話にもなってくると思いますので、ぜひとも、今すぐにできる話ではないというのは先ほどの答弁でその理由がよくわかりましたので、すぐには求めないのですけれども、ただ検討だけはしっかりと続けていっていただきたいなと思います。今も職員の確保に当たっては、事務方だけではなくていろんな職種の方も実際に学校を訪問したり、3月の議会でも答弁ありましたけれども、札幌駅の地下歩行空間チ・カ・ホでビラを配ったりというのをしています。動画でも配信を行ったり、ホームページを充実したり、広報紙「ひまわり」でいろんな自治体等、医療関係機関等にも配布をしたりしていますけれども、さりとてやっぱり実際の自分の目で見て体験をするというのにはかなわないとは思いますので、そういう受け入れられる土壌といったようなものもしっかりと病院の中ではつくっていっていただきたいなと思うのですけれども、答弁は多分同じような答弁になるかもしれませんけれども、その土壌、雰囲気づくりというのはきっかけは何でもいいのです。病院祭でも、それ以外に病院見学でも何でもいいのですけれども、まずはできるようなどこか取っかかりがあるのであれば、そこの入り口を少し広げていくような取り組みを考えていっていただきたいなと思うのですけれども、この点についてはいかがお考えになりますか。
答弁 病院事務局長 朝日紀博
今実際に実習とは別に病院見学というのは受け入れております。実習となるとそこの業務に特化したところばかりになりますが、病院見学ということで、病院の中のいろんなところを実際に肌で感じてもらうというような取り組みもしていますので、そういったことで病院を深く知っていただくということを進める一方では、先ほども申しましたけれども、職員の満足度を上げて、それが結果として口コミで広まるというようなことも重要だと思っておりますので、あわせて取り組みをしたいと考えてございます。
再質問 武田圭介
それでは最後に、大きな4点目の再質問に入っていきますけれども、まず(1)と(2)からの話で、設置に至る経緯とその役割、それから市内のほかの訪問看護ステーションとの連携の話をしていただきました。高齢化の進展とともに医療を受けるお年寄りというのは、これはいつの時代もそうなのですけれども、ふえてくるだろうと。一方で、国の施策として、国は在宅でみとりも含めて在宅医療を推進し、できるだけ事業所とか病院から家のほうに戻していこうというような方針を持っていると思うのです。今市立病院以外にある訪問看護ステーションのほうも結構内実は大変なのかなと。24時間をやめてしまったというのはあるのですけれども、昨日ハローワークの求人広告を見ていたのですけれども、その中でまさに市立病院以外の訪問看護ステーションのほうでも訪問看護師の求人、募集をかけている状態であると。高齢化の進展とともに対象者がふえてくると、その事業所で担えるところがスタッフの人員不足というのがこの地域の課題としてあろうかと思いますし、一方で対象者がふえてくる問題をどうカバーするのだと。市立病院もあくまでも医療機関ですから、医療と介護は密接に関連しているといっても、やっぱり医療に軸足を置かざるを得ないだろうと。今市立病院で担う訪問看護の方というのは、医療保険の対象になる方だと思っているのです。介護保険対象者まで広げるというのは当然今の人員等では難しいと思いますし、今は24時間の看護が必要な方を対象としていく中では今はたしか専門の看護師さんが6名ぐらいでしたかね、いらっしゃるのですけれども、常にオンコール体制で待機をされていると。24時間必要があれば、自宅にいて呼び出しがかかって出ていくという状況なのですが、この体制で、現場の看護師さんともお話をしたのですけれども、今のところは人員的にも充足をされていると考えているし、物理的にも満足のいくものだというものがあるのですけれども、病院としては今後高齢者がふえていくと対象者がどうしてもふえていくと思うのですけれども、この体制といったようなものの将来的な見込みというのは今回設置するに当たってどう考えていらっしゃるのかというのをお伺いしたいと思います。
答弁 病院事務局審議監 山田基(病院事務局審議監は2020年3月まで)
訪問看護ステーション、訪問看護のほうの人員配置を含めて今後の体制というようなことでございますけれども、今ほど議員さんおっしゃられたように、今対応しているのは医療保険、しかも決められた神経難病とかがんの終末期とか、あとは訪問診療に行っている患者さんとか、そういう比較的医療依存度の高い方に行っているというところです。今後も当然高齢者はふえていきますし、がんとか難病だけではなくて、お年をとっていけば心臓のほうとか、いろいろな意味で病院にかかりに来られない方も当然ふえていくだろうと。そういうことに対しては、当然うちもニーズがあれば職員を配置していかなければならないというような考えは持っていますけれども、現状としてはそこは、それほど24時間対応しなくてもいい患者さんとか、すみ分けといいますか、役割分担のもとで今は事業所に出しているという状況です。今後も、先ほど言いましたけれども、患者さんがふえていけば当然ふやしていかなければならないというところも考えていますし、訪問看護といってもリハビリ的なことも当然あると思いますので、そういう違う職種、例えば理学療法士さんですとか、作業療法士さんとか、そういうような方々も訪問していかなければならないのだろうなと考えてはおります。
再質問 武田圭介
あともう一つ、特定行為看護師ということで医師の補助業務を担える、診療補助業務を担える方の育成というのが非常に重要で、先ほど答弁では看護協会のほうも考えているというようなお話があったのですけれども、過去的に現場でお伺いするといろんなハードルがあるのかなと、そのハードルをクリアしていかないといけないと思いますし、今議論されている中では認定看護師の研修の中にもこういったようなものを踏まえていくということなので、その辺は実際医師の指示が必要ですから、医師と、あと看護部の取りまとめというか、連携についてもしっかり協議をしていっていただきたいなと思うのですけれども、最後にその点を含めて特定行為をできる認定看護師の養成についての考え、訪問看護だけではなくて、これから必要になってくる人材だと思いますので、その考えだけを最後にお伺いをして質問を終わりたいと思います。
答弁 病院事務局審議監 山田基(病院事務局審議監は2020年3月まで)
認定看護師の養成ということでございますけれども、現状でもそういうような認定看護師、うちはどんどん、どんどん取っていかせようというような方向で進んでいますし、当然医師の指示のもとに現状はいろいろ診療処置とかを行っていますけれども、特定行為ができるようになった看護師さん、認定看護師のカリキュラムの中に入っていくという国の看護協会の方向でもありますし、そういう項目にもよりますけれども、認定看護師をふやしていけたらいいなとは考えています。ただ、これは看護師の充足状況と医療機関で急性期の医療もやらなければならないというところですので、そのところのバランスといいますか、そういうものもとりながら認定させていくという方向ではいきたいと考えています。