砂川市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日
(1)市立病院経営の健全化と消費税増税による影響について/(2)市立病院のご意見箱について/(3)大規模停電など災害時の対応策について
2012年12月12日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「市立病院経営の健全化と消費税増税による影響について」「市立病院のご意見箱について」「大規模停電など災害時の対応策について」について質問し、市立病院事務局長 小俣憲治、総務部長 湯浅克己、市立病院事務局審議監 氏家実が答弁しました。
- 質問者
- 土田政己 議員
- 答弁者
- 市立病院事務局長 小俣憲治、総務部長 湯浅克己、市立病院事務局審議監 氏家実
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 土田政己
おはようございます。大きな項目で3点について一般質問をさせていただきます。まず、第1点目は、市立病院経営の健全化と消費税増税による影響についてお伺いをいたします。市立病院の改築事業は、一昨年の新本館の開院、昨年の南館の開院、そしてことしの立体駐車場の完成をもってグランドオープンいたしました。砂川市立病院は、充実した医療機能を備え、快適な医療環境が整った中空知地域医療の拠点として大きく生まれ変わりました。しかし、今多くの自治体病院は勤務医不足などから厳しい経営が迫られ、地域医療を守ることすら難しい状況になっております。当病院の平成23年度決算概況を見ても経営面では病床利用率の向上は図られたものの、新病院の規模増大による経費の増加、建物や医療機器に係る減価償却の開始などで大変厳しい状況にあると報告されておりますが、病院経営の現状と経営健全化を目指す方策について伺います。また、野田内閣と民主、自民、公明3党合意で社会保障と税の一体改革関連法案が強行採決され、消費税が2014年から8%に、2015年から10%に増税されますが、もし10%に増税された場合、病院経営に及ぼす影響についてもお伺いをいたします。大きな2点目として、市立病院のご意見箱についてお伺いいたします。市立病院では、住民や患者さんからの要望・苦情を受けるご意見箱を設置していますが、これまでの要望件数と主な内容、その対応策についてお伺いをいたします。大きな3点目として、大規模停電など災害時の対応策について質問をいたします。先月27日、記録的な暴風雪で室蘭市、登別市を中心に広範囲で長期的な停電が発生し、防災無線やファクスも作動せず、また診療ができない病院も出るなど大きな課題を残しました。冬の停電が長期化すれば人命にもかかわりますので、今回の大規模停電から市や市立病院として何を教訓として酌み取り、今後どのような具体的な対策を講じようとしているのかお伺いし、初回の質問といたします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
大きな1、市立病院経営の健全化と消費税増税による影響についてご答弁申し上げます。最初に、市立病院経営の健全化でありますが、現状の病院経営につきましては新病院改築事業に伴い、経費の増加や建物・医療機器等に係る減価償却費など多額の費用が発生しておりますが、平成23年度で申し上げますと患者数増加に伴う収入増や経費節減等の対策を図ったことにより、約2億円程度の改善が図られたところでありますが、現状の医療情勢からいたしますと依然と厳しい状況が続くものと考えております。しかし、このような厳しい医療情勢下においても、中空知の地域センター病院や地域救命救急センターなどの指定を受けながら、地域の基幹病院として医療を展開している当院といたしましては、市民はもとより広範囲の地域の患者さんを受け入れ、今以上に高度で良質な医療を実践していかなければならないと考えており、そのためにも十分な患者サービスの提供も図らなければならないと考えております。そのような背景において、当院は平成21年2月に策定しました市立病院改革プランに基づき、経営健全化の方策を実施しているところでありますが、まずは一定の経営収入が見込まれることが健全経営への前提と考えておりますので、そのためにも現行の医療体制の確保と維持が重要な要件であり、さらなる医療の質を上げながら医師の確保対策に努め、収益の増を図りながら電力などエネルギー分野の節減や経費全般の縮減対策を実施し、病院に働く職員個々が経営意識を持ち、業務内容の見直しを図り、経営の効率化、健全化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、消費税が10%に増税された場合の病院経営に及ぼす影響についてでありますが、消費税については社会保障・税一体改革大綱が閣議決定され、その後関連法案が成立し、2014年4月に8%、2015年10月に10%へと段階的に税率の引き上げが行われることになったところであります。消費税は物品等購入時に発生することになっており、病院の場合は治療に必要な医薬品、診療材料、医療機器などを購入する場合や委託料などの経費にかかることから、病院の規模が大きくなれば、より負担は大きくなるものと考えられます。当院における消費税は、近年平均いたしますと約3億円程度でございますので、今回の消費税増税につきましては病院経営に多大な影響を及ぼすものと考えているところであります。大きな2、市立病院のご意見箱についてご答弁申し上げます。当院のご意見箱につきましては、本館、南館のそれぞれ各階に配置しており、総数で11台設置しております。いただいたご意見の件数は、平成23年度で合計284件、月平均で24件、平成24年度では11月までで183件、月平均で23件となっているところであります。ご意見を分類いたしますと、職員の言葉遣いや対応に対する接遇に関する意見、待ち時間の明示や診療内容の確認などを求めるなどの診療に関する意見、施設の設置や環境整備などを求める環境・設備に関する意見のほか、患者さんからの感謝の言葉などが主な内容となっており、いただいた多岐にわたるご意見につきましては、その事例の内容及び改善事項等について情報共有を図りつつ、院内の関係する全ての部署に周知し、良質な医療の提供に努めているところであります。ご意見に対する対応や対策につきましては内容を十分に把握し、患者さんが困らないよう取り扱いを協議し、対応できるものについては速やかに対応することに努めており、今後も患者さんからのご意見につきましては真摯に受けとめてまいる考えでありますので、十分なご理解を賜りたいと存じます。大きな3、大規模停電など災害時の対応策についてご答弁申し上げます。最近では、道内各地で暴風雪や暴風雨などによる影響で大規模停電が広範囲で発生し、影響を受けた病院や診療所では診療等ができなくなるなど、停電についての対応が大きな課題となっている状況にあります。当院は、災害拠点病院の指定を受け、災害時における医療拠点の機能を確保しなければならないことから、新病院改革時に免震構造を採用し、さらには自家発電による電源確保、衛星電話・インターネットなどによる通信・情報の確保、地下水等による飲料水・給水の確保など、大規模な災害を想定した設備を備えているところであります。そのようなことから、当院は今回のような大規模停電が発生した場合においても、自家発電機による必要最小限の医療機器等の使用が可能な状況となっており、入院、外来、救急などの診療を行うことについては大きな支障はない体制となっているところであります。しかしながら、災害の規模は予想を超える状況にもあることから、現在各地で起きている災害等の状況を踏まえ、当院でも起こり得ることを想定した中で迅速な対応ができるよう随時取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
答弁 総務部長 湯浅克己(総務部長は2016年3月まで)
私のほうから大きな3の大規模停電などの災害時の対応策について、市の対応についてご答弁を申し上げます。先月27日に胆振西部で発生した暴風雪による大規模停電では、室蘭市や登別市を中心に最大で約5万6,000世帯が影響を受け、自家発電装置を設置していない市役所庁舎では移動発電機車が到着するまでの間、災害対策本部の活動など行政機関としての多くの機能が麻痺する状況に陥ったと報道されているところであります。特に電話やファクスの不通、パソコンやコピー機が使用できない状況での職員間の情報伝達や外部からの情報収集、市民への情報発信といった業務に大きな支障を来したと伝えられており、当市においても同様の状況を想定しなければならない事例と受けとめておりますので、停電時の情報収集機能及び情報発信機能の脆弱性に対応するハード、ソフトの両面で対策を講じていかなければならないと考えているところであります。まず、ハード面の対策といたしましては、北海道や他市町村との連絡手段である総合行政情報ネットワークには発電設備があり、電話も電源不要のアナログ回線を4本確保しておりますが、当面の情報収集・発信を可能とするため、蓄電池やバッテリー内蔵型パソコンを災害対策の所管部署へ配備する必要性について検討しなければならないと考えているところであります。また、ソフト面の対策といたしましては、大規模停電が発生した際の初動マニュアルを新たに作成することで、各職員がどのような情報を共有し市民へ発信することができるか、共通の認識に立って非常時にも迅速に対応できる体制の構築を進めていきたいと考えているところであります。また、停電時には原因や対象地域、復旧見込みなどの諸情報を入手した段階において、深刻な状況が明らかになった場合には即座に災害対策本部を設置しなければなりませんので、その際には自家発電装置を完備している市立病院に災害対策本部を設置して、災害の応急措置に当たる体制などについても内部における検討を進めてまいりたいと考えているところであります。
質問 土田政己
それでは、第1の項目から質問させていただきます。まず、病院経営の現状と経営健全化についてご答弁をいただきましたけれども、先ほどのご答弁では大変厳しい中でも医療収入の確保のために努力をされているということでありますが、具体的にお伺いいたしますけれども、平成24年度の予算では医療収入は前年比1.5%増というふうに見込まれているようなのですけれども、現段階でこれより多くなっているのか、あるいはその辺は見込みから見てどうなのか、ちょっと具体的にお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
予算で前年比1.5%ということで計上しておりますけれども、現状は前年と比較しますとほぼ患者数も伸びておりまして、特に入院収益が非常に伸びております。現段階でも入院だけでは10月までですけれども、約3億円程度伸びていると。ただ、一方外来については患者数については横ばい状況等もありまして、その中でトータル的には今現段階では約3億円程度患者数が伸びているというような状況です。ですから、当然予算上で組んだ数値にはある程度達しているかなというふうな状況であります。
質問 土田政己
昨年は、ご承知のとおり病床利用率が前年より4.4%、一般病棟では4.9%と大きく前進されて収入が大きく伸びたようですけれども、現状では病床利用率については昨年並みなのか、あるいはそれを超えておられるのか、その辺はどのようになっているかちょっとお伺いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
病床利用率につきましても現在約77.8%、これは平均しておりますけれども、そういうことで平均しますとやはり昨年よりは四、五%利用率は高まっていると。ただ、どうも傾向的にはこれから年の終わりを迎えまして1、2、3というふうに患者さんの流れが平均していないのがちょっと予想されますので、このまま患者数が伸びるだとか、そういうのがちょっと今までない傾向がありますので、それでも大体七十七、八%ぐらいの稼働率で推移していくのかなというふうな予想はしております。
質問 土田政己
わかりました。それで、今後については先ほども平成24年につくられた改革プランに基づいて進めているということでありますけれども、北海道は今新しい病院の改革プランの素案をつくろうというふうにしているのですけれども、道の場合は多くの道立病院が赤字経営というか大変な状況にあるということから、どうしても赤字解消というのが先行して、本来の公立病院の目的であるその辺が損なわれるような懸念も伺っております。ご承知のとおり、この市立病院は地方公営企業法に基づく運営をする病院ですから、当然事業の経済性を発揮することが重要でありますけれども、本来の目的は公共の福祉の増進に努めるというのが自治体病院の一番大きな目標でもあります。したがって、公共の福祉の増進を図りながらどう健全な経営をしていくのかというのはなかなか難しいことなのです。しかし、今局長からお話がありましたように市立病院の役割からいって、やはり健全な経営をしっかりとしていく必要があると思いますので、お伺いしたいのは平成22年に改革プランがつくられているのですけれども、それに基づいて現状も進められており、この改革プランを見直したりしなくても安定的な経営が見込めるというふうに理解していいのかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
改革プランで目標数値を出しまして、現実的に病床利用率の問題が数字的にはちょっと足りなかったのかなと。ただ、全般的に収益についても、それから費用の削減についてもある程度いろいろ対策を講じまして大体目標の数値になっておりますので、このままいけば何とか経営的には問題ないかなと。ただ、大きく言いますと正直言って道立も含めてそうなのですけれども、やはり医師の確保、現状医師がいるという前提でそれぞれ目標数値を立てておりますし運営もしておりますので、これから日本、それから北海道を含めて医師の確保によってある程度病院も安定的な経営が図られるかなというのは現状的に考えておりますし、さらに今大きな問題となりますのは、1つの診療科が全て引き揚げるといった状況も当然各病院、自治体病院の中で起きていますから、そうなりますと当然経営的にも収入が大きく下がったり、サービスの低下ということも考えられますので、それについては今後努力しながら現状の体制を維持していくことにちょっと傾注していきたいというふうに考えております。
質問 土田政己
これまでもお伺いしたのですけれども、砂川市立病院については今局長が言われましたように、医師の確保についてはそれほど心配しなくてもいいというふうに理解していいのか、そこは微妙なところなのですけれども、現状ではどのようにお考えになっているかお伺いいたします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
医師の確保につきましては非常に重要な問題でありまして、安易な気持ちで大丈夫ですとはちょっと言い切れないと思います。医療の世界ですから、どういう形になるかはわかりませんけれども、基本的には道内で医師がふえているのは当病院だけかもしれませんけれども、今後ともその体制づくりについては強化していきたいというふうに思っています。
質問 土田政己
わかりました。ぜひ一番大事なのは今言われた医師の確保で、各自治体病院も医師確保は大変苦労されて経営はどうなのかというような状況にありますので、これまでも努力されてこられたと思いますけれども、医師の確保に努力をしていただきたいというふうに思っております。そこで、消費税の問題について質問させていただきますが、先ほどご答弁では3億円というのが数字が出ましたけれども、これは現状の5%で3億円なのか、もし10%に引き上がった場合の3億円という影響なのか、その数字についてお伺いします。もし10%になった場合で3億円の影響を受けるのか、今の倍になるのか、その辺をちょっともう一度お伺いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
先ほど申し上げました3億円というのは、ある程度一定の収入が見込まれているという数字でございますから、消費税の関係でありますと当然今は5%の形でやっていますので、今議員さんがおっしゃられました例えば消費税が上がった場合については、これについては税金というのは経費にかかっていますので、経費の部分で10%になれば当然倍ぐらいの数字、その数字が今でいう大体3億円、平均しますと3億円程度消費税に対してかかっているという部分でありますので、10%になりますと約倍の消費税がかかるということでご理解いただきたいと思います。
質問 土田政己
今お話ありましたように、うちの病院は大きい病院ですから、もし10%といったら6億近い消費税を支払わなければならないということです。今全国の多くの病院でももし消費税が10%に増税されたら経営が成り立たなくなると、あるいは地域医療が崩壊につながるという危機を募らされております。ご承知のとおり、公的医療は公共性を持つことから消費税は非課税とされておりまして、医療機関の保険診療分については消費税は皆さん受け取っていないということです。ですから、そういう中で今局長からお話がありましたように医療材料や医療機器、全ての仕入れのときに消費税がかぶる、その分の負担をかぶる、いわゆる損税ということになっているのです。ですから、病院経営の場合は消費税が引き上げられると大変厳しい経営の状況になって病院の経営が成り立たなくなるというような状況があるわけで、この日本医師会の試算でも2010年度の推計量では約2,330億円にも上るというふうにも言われています。そういうことで、もしこの6億の消費税が10%になった場合、我々は消費税増税はさせたくはないのですけれども、もし実施された場合は僕は経営にも、砂川の場合も今も経営健全化に努力されていますが、もしそれがふえた場合には、今後の経営の健全化に向けても大きな影響をもたらすのではないかというふうに危惧をしているのですけれども、その辺についてのお考えはどのように持っているのかお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
実は、これは昨年国から消費税の引き上げに対しまして全国自治体病院協議会、その中でも意見集約しておりまして、大体500床規模の病院になりますと年間消費税のかかっている経費が約3億2,000万ほどと。500床以上規模で大体こういう金額になっております。先ほど申し上げましたように、10%になれば倍になるだろうということもありまして、これについては経営についてはまさにその倍が経費としてかかりますから、何とか収入を上げるというよりは経費の削減を目指して運営していかなければならないというような背景になります。そうしますと、診療全体がマイナス要素というか低下することもありますし、そういう意味ではこれから要望として国に対してこの消費税の取り扱い等については、一応いわゆる我々が求めている税率の控除ですか、税の控除、ゼロ税率と言いますけれども、そういうものをどんどん、どんどん求めながら病院の経営に支障ないようなことを要望していきながらまず対策を図りたいと。当然そうなれば正直申し上げまして経費の削減、とにかくこれをしていかないと病院は成り立たないというふうに考えておりますので、推移を見ながら対応していきたいというふうには考えております。
質問 土田政己
今ご答弁ありましたけれども、政府も損税については問題点を認めております。しかし、財務大臣は消費税を10%に増税した後に診療報酬で対応していくというようなことを言っているのですけれども、診療報酬を一定程度引き上げることによって損税分を手当てしようとすれば、これは患者さんの負担がふえるのですね、診療報酬を上げると。ですから、消費税が増税でふえて、さらに病院代がふえるというふうになって病院に来なくなる可能性があって逆に収入が減るということも考えられるので、診療報酬を引き上げるということはなかなか難しい問題だと思うのです。ですから、私たちは今皆さんも言われているけれども、基本的には消費税の廃止を求めておりますけれども、もし10%が強行された場合でも、今局長が言われましたように医療費のゼロ税率をやっぱり要求して、患者に消費税増税分をかぶせないというその立場が非常に大事でないかというふうに考えております。要望していきたいと言われましたけれども、ぜひ国に要望してほしいと思うのです。例えば輸出企業の場合は、輸出品には転嫁できない消費税分を戻すとして全部還付しているのです。ですから、大企業は消費税は負担しなくてもいい仕組みになっているのです。ですから、少なくとも医療機関が支払う消費税に還付せいと、これは日本医師会も要求しておりますけれども、やはりゼロ税率にするよう強く求めていかないと経費の節減だって今局長言われましたようにそんなに、限度がありますし、これまでもしていないわけではなくて大変努力をされているわけですけれども、そうすればサービスの低下にもつながりかねないし、診療報酬を引き上げれば患者さんの負担がふえて医療の抑制にもつながるということで悪循環になりますので、基本的には消費税を取りやめることを基本にしながらも、もしどうしても実施するのであればゼロ税率を強く国に要望していくべきだと考えますので、その辺はぜひ要望を強くしていっていただきたいと思いますので、もう一度ご見解をお伺いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
先ほどの全自病協のいわゆる調査の結果、一部申し上げましたけれども、実は調査の結果でも基本的には各団体との多少の意見は違うというふうに思いますけれども、いわゆる診療報酬を課税対象として税率を軽減すると、いわゆるゼロ税率の導入と、さらに医療機関が購入する薬品だとか診療材料についても非課税、さらには仕入れにかかる消費税は全額控除対象とすべきだとか、そういうようなご意見がありますので、そういうことを含めてやはり全自病協のほうも国に対して要望していくだろうと思いますし、日本医師会、それから各種団体についてもやはりそういう対策を講じるように国に向けて発信するようなことも伺っておりますので、我々も一緒になってそういうことで要望していきたいというふうに考えております。
質問 土田政己
わかりました。ぜひ国に要請していただきたいと思います。次に、2点目の市立病院のご意見箱についてお伺いいたします。先ほどご答弁で平成23年度、それから平成24年度の現状までのご意見の件数等々が、あるいは内容についても寄せられまして、また病院でもその主な内容は掲示をして回答も含めてされていると。このご意見箱については、多くの今病院で実施をして患者さんや皆さんの声を医療に反映していこうということで取り組んでおりますが、先ほどお話がありましたようにやっぱりお医者さんや看護師さんの対応というのは非常に重要で、お医者さんの対応の一言で患者さんの気持ちが変わったということで、私も見させてもらいましたけれども、感謝のご意見も多くあります。私も先日、市立病院の友人の状況で、手術をしたのですけれども、私たちが幾ら励ましてもやっぱり本人は落ち込んでリハビリもやろうとしないで、手術しなければよかったのでないかというようなことを言っていたのですけれども、やっぱりお医者さんの一言で本当に元気を取り戻して、そして一生懸命リハビリも取り組んで元気になろうという気持ちになった例もあるのです。そういう意味では、私たちもお医者さんの一言というのは非常に本当に患者に与える影響は大きいのだなというふうに思って、やはりいい対応をしていただくことによってその患者さんは元気になっていったというのがあります。そういう点で、結構見ますとお医者さんや看護師さんに対するいろんなご意見というのが先ほど言ったように幾つかあるのですけれども、もしその点で具体的にどんなような中身があるか、あればお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
先ほど1回目の答弁で24年度のご意見の件数をちょっと申し上げました。24年度は183件ありまして、そのうち職員の接遇に関すること、これが87件ございまして、その中に医師に対する意見、それから看護師、委託、その他職員ということで、そのうち大体31件ほどが、3割程度が逆に感謝のご意見がありました。これについては接遇の問題でありますから、当然医師に対する診療に対する不満だとか言い方、それぞれあると思いますけれども、そういった要望が多々あります。ただ、申し上げますと、あとほかにこのご意見につきましては先ほど施設設備に関することも含めて、これについても大体43件、それから待ち時間に関することも20件、その他全般としては33件、これはいろんな面会時間だとか自動精算機の運用だとか、そういった内容になっていますけれども、基本的には接遇の関係がちょっと件数が多いものですから、これについて内部的にも内容については各医師も含めて周知しておりまして、そういう対応を図るように進めているような状況であります。
質問 土田政己
うちの病院もがんの拠点病院として努力されておられますけれども、私どももいろいろ意見を聞くと、1つはセカンドオピニオンについて、やっぱり体制が十分でないのでないかというご意見が幾つかあるのですけれども、ご承知のとおり診断や治療方法について担当医以外の医師の意見を聞いたり、あるいは別のお医者さんの意見を聞いて総合的に判断して患者さんが納得いく治療を行うという点では、このことが非常に大事なことだというふうに思いますけれども、その辺ではご意見は寄せられていなかったのかどうか、中身はわかりませんか。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
セカンドオピニオンに対するご意見というのは、ほとんどないというような状況でございます。ただ、このセカンドオピニオンにつきましては一応週1回、地域医療連携室を中心に先生とそういう診療できる体制をとっておりますけれども、23年度で4件、今年度についてはまだ1件しかないというような状況になっております。ですから、これについてはどんどん、どんどん広報していなくてはいけないなというふうに思っていますけれども、受ける件数も少ない状況ですし、さらに苦情、これに対するご意見というのは特に今の段階ではないというような状況であります。
質問 土田政己
がんの患者さんが非常にふえていますので、うちもがんの拠点病院となれたので、現状はそうですけれども、これからがん患者さんのいろんな対応が出てくると思いますので、ぜひその辺は対応をしっかりとしていただきたいと思います。施設整備の関係でもう一点、自動支払機の横にバッグや財布の置き場の設置ができないのかという声が随分あるのです。特にご婦人の方はバッグを持っているのですけれども、お金を払うときに台がないですから、床にバッグを置かなければならないと。それで、投書の回答も見ましたら、何か後でお金を出し入れするから、なかなか固定式なそういう台はつくれないような回答がされていたのですけれども、私が見るところによれば移動式でも何かちょっとしたバッグを置く台があれば、男はこの辺から財布を出していいのですが、女性の方はバッグがあって、バッグを置いてお財布を出してというときにバッグを置く台がぜひ欲しいという声は結構寄せられているのですけれども、その辺は設置は可能なのか不可能なのかお伺いしたいと思いますけれども。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
自動支払機につきましては、いわゆる効率的な体制ということで2台設置しておりまして、2台設置した中で一応パーティションで仕切った形をとっています。そういった中で、当然物を置く台をつけるというのは固定式に一応なっていますから非常に難しい状況にありますけれども、移動式ということであればまたそれらも含めて、実はほかの受付機にはつえを持ってこられる方がいて置き場がないということでフックとかをいろいろつけていますから、そういったことを含めて荷物の置き台については十分ご意見もありましたし、検討はしていきたいというふうに思います。
質問 土田政己
ぜひ検討をして取りつけていただきたいというふうに思っております。もう一点、このご意見について、食事についての声もちょっと聞かされるのですけれども、例えば食事は大変おいしいという方もいるし、それはいろいろ個人でおいしいか、おいしくないかというのは個人差があるのですけれども、おいしいという方が多いのですが、栄養管理士の関係で、他の病院では患者さんから栄養管理士さんがいろいろお話を聞いたりして、具体的にお話を聞いて食事の改善あるいは栄養のことも含めた改善策をとっている病院が結構あるのです。うちも当然栄養管理士さんが配置されておられるのだと思いますけれども、その辺何人ぐらい配置されて、日常的に患者さんの意見を聞くという体制になっておられるのかどうなのか、その辺についてちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
当院の場合については、栄養管理士を採用しておりまして24名、それで一応また増員しながら医療に対する栄養指導ということを進めようとしています。今申し上げられました実際アンケート調査もしながら、いわゆる嗜好調査も含めてやっております。これについては年2回程度だと思いますけれどもやって、患者さんからのご意見を聞きながら食事を提供しようという取り組みも一応進めています。ただ、病院食ですから、いろんなおいしい、おいしくないとか、そういう問題も患者さん個々によってありますけれども、今うちが採用しているのはクックチル、常に温かいものを提供しようということで取り組んでおりまして、おいしいというご意見もかなりふえております。その中でさらにいわゆる嗜好調査、それからアンケートをやりながら、また患者さんが求めるような食事の提供を図ってまいりたいと思いますので、今以上の体制でちょっと強化しながらやっていきたいというふうに思います。
質問 土田政己
今ご答弁ありましたように、私も病院食はおいしいという声が多いということは知っています。聞きます。それは患者さんですから、いろんなご意見はあるのですけれども、1人の意見でなくてたくさんの意見を聞いた結果おいしくなったし、御飯もおいしいしというのがあるのですが、ただ患者さんによっては高齢者の方とかでやっぱり食べるものがおかずの中でかたかったり、いろんなことでもっと工夫されることが必要だなと、患者の意見も聞いてほしいなというやっぱり声もありますので、ご意見箱の中にもいろいろ寄せられていたと思いますので、その辺はぜひ一番食事というのが大事なことで、もちろん栄養も大事なことでありますし、それからやっぱり患者さんがおいしく食べられて快適に治療ができるということが大事な点だというふうに考えますので、その辺についてのぜひ改善策を図っていただきたいというふうに考えておりますが、その辺についてのもしお考えがあればお伺いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
現在病院の取り組みとしまして、いわゆる栄養士等を含めたNST委員会というのを設置しておりまして、この中で食事指導を含めて、医師を含めてその体制づくりが、医師を含めたそういう検討をしながら適正な食事を提供するということで一応取り組みを進めています。当然その中にも先ほど言いましたように病院食ということも前提に置きながら、おいしいものを提供していきたいとか、そういう思いはありますので、現実に今やっていることをさらに先ほど申し上げましたように強化、体制整備しながら患者さんのご意見に添えるような体制をしていきたいというふうに考えております。
質問 土田政己
わかりました。ぜひ努力をしてほしいと思います。次に、最後の大きな3点目に移ります。先ほどご答弁いただきましたように、市立病院については新しい病院でありまして対応策はとっているということなのですが、もう少し具体的にお伺いいたしますけれども、例えば今回の大規模停電では市立室蘭病院が外来を休診をせざるを得なかったというようなことがありますし、また先日の新聞報道によれば札幌市立病院や北大病院でももしこんなことになった場合には、北大病院ですら場合によっては休診もあり得るというような報道もされているのです。局長が言われましたように、医療にかかわる分の最低分の電源は確保できるのですけれども、冬の場合は例えば暖房だとか、病室全部の暖房とか、そういうことも含めると相当な電源が必要になってくるのだろうということで、夏であれば重篤患者さんやその他のことで救急対応できるのですけれども、万が一冬にこんなのになった場合には十分なのだろうかと。新聞報道によれば、札幌の市立病院は全く契約がないとかと報道されておりますし、北大病院でも先ほど言いましたように状況によっては休診にせざるを得ないような報道をされているので、うちの病院はどうなのかなと。その辺までも新しい病院であるから、先ほど言われましたようにそこまで含めて発電能力、自家発電能力も含めて対応されているのかどうか、もう一度その辺をお伺いしたいと思います。
答弁 市立病院事務局審議監 氏家実
当院の非常用発電機、自家発電機、それらの関係についてご答弁させていただきます。当院の電力につきましては、通常北電からの通電と。その際に、それらが遮断された場合、それにつきましては約1分、40秒程度といったことでございますが、非常用発電機、いわゆる自家発電機、これが2台自動運転を開始いたします。そして、手術室ですとかICU、HCUなどの医療機器、これらにつきましては非常用発電機が運転を開始するまでの間タイムラグが発生いたします。そういったことがないように、瞬時に無停電電源装置により電源が確保されていると。そうした中、非常用発電機が運転を開始すると、そうした後に切りかわると、そういった設計になっているといったことでございます。それで、非常用発電機で電力供給が可能な主な機器、さらには主な設備、こういったことに関しては手術室、ICU、HCU、さらにはNICU、そういったところの医療機器を初めMRI、CTなどの放射線機器の一部、さらには非常用エレベーター、さらには病棟への給食配膳のための配膳エレベーター、さらにはナースコール、さらには電話設備、さらには今議員さんがご質問あった病棟の関係の冷暖房、すなわち病室の空調関係、これらにつきましても支障を来さないようにいわゆる保安電力の確保、そういったものを図っている設計となっているところでございます。それで、新病院が開院して2年以上たったわけでございますが、この保安電力の今申し上げた使用量、この最大が実は本年の8月の22日で日中で920キロワット、夜間では450キロワット、平均使用量といたしましては670キロワット程度となっているところでございます。逆に冬場ですが、特に空調関係が電力を大きく使用すると。したがいまして、冬場につきまして逆に日中につきましては740キロワット、夜間で380キロワット、平均とすれば520キロワット程度と。逆に夏場より冬場のほうが下がるといったことになることになっております。そうした中、前段申し上げました保安電力、この使用量が仮に先ほど申し上げました夏場の平均の670キロワット程度であれば、非常用発電機で電力の確保といったことでいけば5日間は電力の供給が可能といったことでございます。さらにA重油、さらには発電機オイルを補給すれば、さらに5日間以上の継続の運転が可能といったことになっているところでございます。
質問 土田政己
病院についてはわかりました。災害拠点病院として万全な体制がとられていると。今のお話でありますと、もし給油ができれば5日でさらにそれ以上もできるという点で私たちも安心できますし、本当の災害拠点病院としての役割を果たすことができるのだなというふうにも思います。この点では市民の皆さんの不安を解消、私たちも市民の皆さんにも伝えて安心できる砂川市立病院だというふうなことでPRもしていけることになるのだろうと思いますので、この点は理解をいたしました。一方、市のほうは先ほど部長から答弁がありましたようになかなか大変ですけれども、これは災害対策本部を市立病院に移した場合は、基本的にはいつもは市役所にあるのですよね。そういうときに移すというのですけれども、その辺はなかなか難しいのでしょう、判断的には。長期の停電が予想されればそうなるのでしょうけれども、その辺のことで場所を移すことによって業務に支障が出るというようなことはないのかどうなのか。市立病院は電力は十分あるというわけですから、市立病院に対策本部を移すのがいいのか、あるいは市立病院から電力をもらえる方法がないのか、その辺は対策本部自身を移したほうがいいのか、その辺はどのように考えているか伺います。
答弁 総務部長 湯浅克己(総務部長は2016年3月まで)
災害対策本部の関係であります。災害対策本部ですので、それらの災害の事態が重篤な状況になったときに災害本部を設置するという判断を行わなければならないと思いますので、市立病院に移すといたしましても前段のそれらの状況の把握というものが必要になると思います。現状といたしましては、先ほどもご答弁させていただきましたけれども、電話回線がつながる部分も一部ありますけれども、それらについてもアナログ回線の部分ですので、それらがそのままの形で使えるのか。逆にアナログ回線であれば、代表電話という形の中では受けることができませんので、市側として発信はできるのですけれども、例えば市民の方の問い合わせについては今受信はできないような状況になっていますので、それらの電話回線の転送の部分についても今検討を進めているところでありまして、いろいろ検討していかなければならない部分は、特に情報発信、情報提供というところでは非常に多いというふうにも考えております。病院から電気を供給していただくという方法も一つあろうかと思いますけれども、本来病院といたしまして必要な部分の電力確保という考え方で物事進んでいると思いますので、そうではなくて市のほうといたしまして例えば蓄電池でどの程度もてるのか、あとは自家発電の装置を市役所側のほうにも設置するのかも含めまして、現状今回の状況を見ながら判断をしていかなければならないと思いますので、今すぐに何かありましたら、停電がありましたら対策本部を市立病院に移すということではなくて、そのような形にならないような備えをどのような形でできるのかも含めて検討いたしまして、最悪のケースといたしまして長期に停電になりましてそれらの蓄電装置ですとか発電装置が市側のほうで対応できないという部分につきましては、市立病院の利用というものも考えていかなければならないと思っていますので、それら両方を踏まえながら内部のほうで今後検討させていただきたいというふうに考えております。
質問 土田政己
わかりました。今回のことも余り想定できない、想定外と言えば想定外のことで長期停電になったのですが、しかし今のこの異常気象では想定外のことがいっぱい起きまして、今月も例年の8倍とか5倍とかという雪が、あるところには集中的に降るとか豪雪になるとかというちょっと考えられないようなことが今の時点で起きているのですけれども、1つは今回の災害の教訓から北海道からもマニュアルが示されたというふうにも聞いているのですけれども、うちも防災計画を見直しましたけれども、さらにはこういう状況になったときに、改めて北海道からのマニュアルの示された内容を含めて防災計画の見直しというか補強というか、そういうことは考えておられるのかどうかお伺いします。
答弁 総務部長 湯浅克己(総務部長は2016年3月まで)
北海道につきましては、今回は7%の節電という目標がありましたので、それらを踏まえてマニュアル等の作成をしていたところ、今回のような停電の事故が発生いたしましたので、道のほうでは突発的な停電における応急対応マニュアルというのを12月7日付で作成をしておりまして、昨日私のほうにもそれらの資料が届いたところでございます。これらも参考にしながら、市といたしましては今の現状の地域防災計画の中におきましては、余り停電事故ということについては触れている部分がございませんので、これらを教訓といたしまして防災計画の見直しを含めながら検討していきたいなというふうに考えているところでございます。
質問 土田政己
ご承知のとおり、冬場の長期の停電というのは、場合によっては避難所も含めて今回もありましたけれども、人命にかかわる大変な状況だと。特に北海道の冬場というのは寒いですから、そういう点では今総務部長が言われましたようにその対応については検討していくということですので、ぜひ検討されまして、うちの市立病院は万全な体制をとっておりますけれども、市としてどこまでとれるかという点ではあると思いますが、しかし生命、財産、住民の命をしっかり守っていくというのも行政の大きな役割でありますので、その点についても十分な対応をとっていただきますようにお願いをいたしまして、私の質問を終わります。