砂川市議会 平成20年第4回定例会 2008年12月9日
病院問題について
2008年12月9日、砂川市議会の一般質問で、中江清美議員が「病院問題について」質問し、市立病院事務局長 小俣憲治、副市長 小原幸二が答弁しました。
- 質問者
- 中江清美 議員
- 答弁者
- 市立病院事務局長 小俣憲治、副市長 小原幸二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 中江清美
それでは、一般質問をさせていただきます。病院問題についての質問であります。平成22年の開院に向けて建設工事が始まり、毎日の工事の進みぐあいを市民の方々も大変関心を持って見守っています。市民の声として、他の自治体病院の開院後の経営不振問題、この辺でいえば深川の市立病院とか留萌の市立病院などですが、それに関連しての事柄、また建物が立派になっても安心、信頼して診てもらえるか、高度医療機器に対応できる医師はどのぐらいいるのだろうかなど、期待とともに不安を抱いている方もいます。そこで、以下のことを伺います。1点目として、砂川市立病院は幸いにも医師、看護師の配置数は満たされていますが、患者数が減少している、そういう要因はどこにあるのでしょうか。あと、現在の患者数と病床数の利用率で推移するとしたら、今後の経営的な面ではどのようなことが想定されるのでしょうか。あと、2点目には、通院患者の薬を院外処方になりましたが、そのことで病院としてのメリット、デメリットについてお伺いします。3点目に、看護師として経験の長い人に対して高度医療に対応するための新しい知識習得の研修機会は十分あるのかをお伺いします。4点目には、新卒の看護師の定着率と各科ごとの看護師の経験年数における構成比についてをお伺いします。あと、最後に、がん対策基本法が2年前に制定されまして、早期発見から治療、療養、みとりまで切れ目のない医療を築くというがん治療の理想像がうたわれております。地域がん診療連携拠点病院として指定を受けている砂川市立病院でこのがん対策基本法の理念に向けてどの程度実施されているのかをお伺いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
大きな1、病院問題についての(1)から(5)につきましてご答弁申し上げます。まず、(1)の患者数が減少している要因及び現状の患者数と病床利用率で推移した場合に経営的にどのようなことが想定されるのかについてでありますが、患者数の動向分析につきましては非常に難しいところでありますが、当院の11月までの延べ入院患者数は9万3,408人で、前年同期と比較しますと3,978人、4.1%の減少となっておりますが、実患者数では7,602人で、前年同期と比較しまして132人、1.7%の減少となっております。また、平均在院日数は、前年同期と比較して1日の減少となっており、これらのことから平均在院日数の減少も入院患者数の減少に影響しているものと考えているところであります。同様に11月までの延べ外来患者数は17万2,082人で、前年同期と比較して2,779人、1.5%の減少となっておりますが、実患者数では9万1,016人で、前年同期と比較して155人、0.2%の減少にとどまっております。この要因としては、被保険者の負担増による受診抑制及び長期投薬などによる来院回数の減少が影響しているものと考えているところであります。次に、現在の患者動向と病床利用率で推移した場合の経営状況でありますが、平成18年度以降全国的、全道的にも患者数が減少している状況を踏まえ、この間の収支状況は好転していないことから、本年につきましても大変厳しい状況が予想されます。次に、(2)の院外処方に移行したことによる病院のメリット、デメリットについてご答弁申し上げます。当院では、一部の科において発行しておりました院外処方せんを厚生労働省の指導による医薬分業制度の推進を図るため、本年10月より外来で診察を受けられた患者様に全面的に院外処方せんにより保険調剤薬局で薬の受け取りをお願いしたところであります。病院のメリットといたしましては、院外処方に伴い調剤業務が減少したため、新たに薬剤師の2交代制を導入し、救急及び入院患者等に対する調剤の24時間対応ができたことから、この分の診療報酬に係る各種加算の算定が可能となったところであります。あわせて、抗がん剤のミキシング業務、注射薬の混合でありますが、これらの開始、入院患者に対する服薬指導業務の拡大等により診療報酬に係る加算も得られたところであります。デメリットといたしましては、薬価差益の減収、外来患者に対する当院での服薬指導ができないなど、一部患者サービスの低下が考えられますが、このことにつきましては保険調剤薬局が対応しているところであります。次に、(3)の経験の長い看護師の知識習得のための研修機会についてご答弁申し上げます。平成19年度における看護職員の研修は、院内、院外合わせて82研修で、846名の参加を得て実施しております。研修内容は、一般研修の接遇から専門研修まで広範囲にわたることから、年間の研修計画を立て実施しており、認定看護師の資格取得等につきましても派遣研修として行っております。ご質問の経験の長い人に対する研修機会でありますが、当院の看護職員研修計画では初任者からレベルごとの研修を計画し、具体的には平成19年度は院内研修として呼吸理学療法を安全、安楽に実践するための呼吸療法、呼吸理学療法テクニカルナース研修、静脈注射を安全、安楽に実践するための静脈注射テクニカルナース研修などを実施しており、それぞれの中堅職員である看護職員が受講しております。また、診療科単位の研修や全看護職員を対象とした研修を実施することにより、中堅職員に対する研修機会を確保しているところであります。次に、(4)の新卒の看護師の定着率と科ごとの看護師の経験年数における構成比についてご答弁申し上げます。まず、新卒の看護師の定着率でありますが、1年以内における離職者の状況から平成19年度の定着率は95.2%となっており、全国平均の91.6%より定着率は高くなっております。次に、課ごとの看護師の経験年数における構成比でありますが、主な部門といたしまして外来診療棟は5年未満が25.3%、5年から10年未満が22.9%、10年から15年未満が7.3%、15年以上が44.5%となっており、産婦人科の第1病棟では5年未満が48.1%、5年から10年未満が22.2%、10年から15年未満がゼロ%、15年以上が29.7%、脳神経外科の第5病棟では5年未満が52.8%、5年から10年未満が19.4%、10年から15年未満が11.1%、15年以上が16.7%、内科の第7病棟は5年未満が54.5%、5年から10年未満が18.2%、10年から15年未満が9.1%、15年以上が18.2%、小児科の第10病棟は5年未満が47.8%、5年から10年未満が8.7%、10年から15年未満が17.4%、15年以上が26.1%となっており、病棟全体では5年未満が49.6%、5年から10年未満が10.3%、10年から15年未満が11.0%、15年以上が29.1%となっている状況であります。最後に、(5)の地域がん診療連携拠点病院としてがん対策基本法の理念に向けてどの程度実施されているのかについてご答弁申し上げます。この法律に基づくがん対策は、次の事項が基本理念として掲げられております。1つ目は、がんの克服を目指し、がんに関する専門的、学際的または総合的な研究を推進するとともに、がんの予防、診断、治療等に係る技術の向上その他の研究等の成果を普及し、活用し、及び発展させること。2つ目は、がん患者がその居住する地域にかかわらずひとしく科学的知見に基づく適切ながんに係る医療を受けることができるようにすること。3つ目は、がん患者の置かれている状況に応じ、本人の意向を十分尊重してがんの治療方法等が選択されるようがん医療を提供する体制の整備がなされることとされております。当院は、この基本理念のもと医師を初め看護師、薬剤師、放射線技師などは専門的ながん治療を行うための知識や技能の習得、育成を図り、さらにその医療技術者が協力して治療に当たる体制の構築やがん患者さんとその家族が可能な限り質の高い療養生活を送れるよう緩和ケア提供体制の整備及びがんの罹患、転帰、その他の状況把握、分析に必要ながん登録の推進などに重点を置き、取り組んでいるところであります。平成18年10月にがんの窓口相談としてがん診療支援窓口相談、平成19年5月には電話による相談を受けるためのがん相談ダイヤルをそれぞれ開設するとともに、市民を対象としたがんに関する一般的知識の普及と予防及び意識の向上を目的にがんに関する市民公開講座や地域の医療機関及び保険調剤薬局との連携を目的とした中空知がん診療ネットワーク協議会や患者会を開催するなど、積極的に取り組んでいるところであります。がん対策基本法の理念に向けた体制整備は、非常にハードルが高い状況にありますが、今後におきましてもがん患者さんとその家族の方々への積極的なかかわりと地域の関係機関との連携に努めるとともに、がん対策のより一層の推進と充実を図ってまいりたいと考えております。
質問 中江清美
いろいろご答弁ありがとうございます。1点目の減少、患者数がいずれも外来、内科とも減少している、その動向分析は大変難しい。確かにそういう部分では難しいというふうには思うのですが、病院として押さえていることは受診抑制もあるのではないかと。これは、診療のいろいろ改定がありましたから、そういうものにかかわるものと、それから投薬が多く、3カ月とかできるということをおっしゃられているのですけれども、端的に言いますと、現在の一般病床は408床ですよね。それで77%の利用率を単純に計算すると、408床のうち約314床の利用ということで94床があいているということになりますね。94床があいている状態というのを想像しますと、これは大変なことだというふうに思わざるを得ないのです。確かに局長も全国的に患者数は少なくなっている、これは本当にそのとおりです。どこの病院も患者数少なくなっているということです。それと、やはりこの以前にもお話ししました、いろんな機会にお話しさせていただいたのですが、入院患者のほうからしてみると、本当にあと一、二日おいてもらえればというような、例えばそういうことも考慮してもらいたいというような患者側の声があるのですが、そういう点からしましてこのベッド、この94床があいているということに対する認識というのは病院側としては、例えばお医者さんサイドではどのようにとらえているのかお伺いします。それと、在院日数を短くするということがこれからの診療計画の中でもそういうことがうたわれているわけですけれども、その在院日数を短くすることで診療報酬の増につながるということは、入院する患者数がちゃんといてベッド数がうまく回転しての話なのです。それで、患者数そのものが減少していますとベッドの利用率がうまく回転していかないと思います。それで、ちょっとここでお伺いしたいのですが、7対1看護導入されまして、これは以前の10対1看護のときよりも408床との関連で診療報酬上どのようになるのか、要するに医療報酬が1人当たり10対1から7対1にしたことでどのぐらい上がっていて、それで1日当たり病院としてどのぐらいの金額が収入として入るのか、そういうものがどういうふうに経営的なものに作用されているのかということをちょっとお伺いしたいと思います、2回目には。それで、2点目の厚労省の指導で調剤関係は、通院者の、通院患者さんは調剤薬局でということになってきて、それでメリットとしては薬剤師さんが2交代制で、要するに24時間必ずいる体制がとれるということと、あと救急外来の方たちに対しても適切な調剤をできるということが可能になったということというふうにとらえましたが、それと入院患者の服薬指導ということではどの程度まで、その点数に加算される内容というのはどういうものなのか、今までそういった指導はどなたがされていたのかということなのです。その辺をお伺いしたいと思います。調剤件数、19年度は入院分9万4,434件、外来分が27万3,585件です。件数としては、約3分の1のようになっております。ですから、薬剤師さんがいろんな仕事につくことができるというのはこの点からもわかるのですけれども、その辺でどういう指導、今後指導をされていくのか、その辺をお伺いします。それと、3点目の中堅看護師さん、看護師の長い人方というのは、医療が、本当に最近の医療は目まぐるしく、高度な技術、知識が要求されると思いますので、そういうものに常に対応していく、そういう時間的なものというのは保障されているのかということなのです。それで、病院の中ではいろいろなレベルの、レベルというか、の方、看護師のレベルに合わせた研修を行っているということなのですが、私以前に患者さんからすごく中堅の方がやめられていくというお話を伺ったことがあって、それで患者サイドでいけばそういう方がいなくなるということに対してすごい不安感を抱いていた、そう印象を持っているものですから、それで今医療の現場に長くいるということはそれだけの知識とかいろんな患者対応も身についていて、それで経験も豊富ですごく人材としては看護師としてはやはり大事な存在だと思うのですが、現在いろんな職場の中でIT化が進んでいます。そういうもので、現在進行しているIT化についていくのが大変でやめられるという看護師さんもいるということも伺っていましたので、その辺もどのぐらいそういったことでやめられる方がいるのか。それと、もしそういう経験者、IT関係にはなかなかなじめないのだけれども、いろんな人間的にはすばらしいものを持っている看護師さんもたくさんいると思いますので、そういう経験者の配置、そういうふうなことがなされているのかなということで4点目の構成比率ということで聞いて、お伺いをしたのですが、新卒者1年以内95%ということでは、19年度の新卒者、たしか就職した方は17名いるのですが、その方たちのほとんど1年間は定着されているというふうに、という答弁でした。それで、新卒の方と、若い方と年齢いった方たちがうまくチームプレーをして看護に当たらなければならないというのがやはりすごく、どこの職場でもそうだと思うのですが、チームワークというのですか、そういうものをとるためのやっぱり年齢構成というのが大事かなというふうに思っております。それで、平均的な経験年数見ますと、ほぼ年代別に分布されて構成されているということではそんなに、その科によってはちょっと偏りがあるのかもしれないですけれども、そういった意味では経験年数としてはそういった形で配置されているのかなというふうにお伺いをしました。それで、その点では本当に先ほどのIT化についていくのが大変でやめられた方というのがどのぐらいいるのかなということではちょっとご答弁いただきたいというふうに思いますし、時間的な、研修の時間ちゃんと確保されているのかということです。それと、次、5点目に、今がん患者さんが全国的に50万ぐらいになるというぐらいふえている一方なのです。それで、がん対策基本法というのも現場のお医者さんだとかがん患者の方、家族の方から押されてやっと国が法律を決めたという中身で、その理念というのは先ほど局長のほうからお話しされたのですが、簡単に言うと早期発見と、それから治療、それから療養、そして最後に終末ケアをどのようにその人の最期をみとるかということを切れ目のない医療というのががん患者の基本的な理想、根本的な理想像としてうたわれているのです。それで、今一番、この間NHKのテレビでやっておりましたが、「さまよえるがん患者」というか、すごく、タイトルで報道されていたのですけれども、まず今大変治療が進んで治る見込みのある方も多くがん患者さんの中にはいますけれども、やっぱり年齢がいってがん患者になった人はなかなか治癒が難しい。ですから、終末期と呼ばれる方がやはり年齢、高齢化とともにそういった患者さんがふえてきているということで、今そういう終末期のケアに対する重要性というのですか、それとやはり充実というのがすごく今後も求められるし、また今現在もそういったことでの要望というのは結構多いのです。それで、今国はがん対策基本法を制定したのはいいのですけれども、その根本になる医療費が削減政策を進めていますから、環境整備が整わないということがあるわけで、この砂川の場合は高度な治療を行う拠点病院ですから、もう末期の方で治療法がなくなったら出ていってもらわなければならないわけです。いつまでもみとれないというこの砂川市の病院の状況だと思うのですけれども、でも砂川市には市内に例えばホスピスとか、そういう個人的、個人病院として訪問治療というか、訪問介護して見るところとか、そういったまだネットワークが構築されていないと思いますので、そういう国の財源的なものから環境が整備されていない、そういう状況の中で砂川の市立病院としてこの拠点、がん拠点病院として実際にどの程度まで実施、早期発見、治療、それから療養、終末期のケアということではどの程度かかわりを持てれるのか、その辺を5点目の面ではお伺いしたい、そのように思います。以上です。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
それでは、何点かにわたりましてご質問ありましたので、順次ご答弁申し上げたいと思います。まず最初に、入院の関係でございますけれども、10対1から7対1看護に移行したことによりどのぐらい増収されたのかということでございます。これにつきましては、点数的には286点で、いわゆる患者数を掛けますと月約2,600万円ほどの増収になっているということでございます。ただ、全体的に昨年度と比較しましては、今年度におきましてもやはり稼働率が非常に悪いというご指摘も受けました。ただ、これについては先ほど回転数、回転率、それから在院日数の問題もあります。当然在院日数についても昨年より1日程度縮まっておりますから、この分も影響しているということではございます。当然そうなりますと、全体の経営的なところにも、それにプラスアルファで患者数が全体減っておりますから、その分がちょっと落ち込んでいるという状況には一応あります。ただ、議員さんがおっしゃられましたように、何とか在院日数におきましても1日や2日延長というお話もございましたけれども、これはあくまでも治療方針にのっとってやった結果としての数字でございます。すべてが14日というわけではありませんけれども、ある程度クリニカルパスが、いわゆるこれが推進されたことによってそれぞれの診療が縮まってきた経過もございますので、ただこれについては、果たしてその治療内容そのものが本当にこのパスのとおりいくのかどうかについては、個々の先生の判断も非常にあるものですから、そういうことでは単純に延ばすとか、そういうことはできませんけれども、そういうことも考慮しながらいろいろ検討していかなくてはいけないかなというふうに思っています。ただ、病院の経営全般につきましては、院長、それから各部門の先生にも今の実態というような医療のあり方等については日々協議しているところであります。そういう中で、先ほど申しましたように、この入院の減少ということも含めて一応協議はしておりますが、もう一点、満床になるというよりは、病院そのものは男女別で男の方、女性の方、それから小児、それから婦人科というふうに診療科は18診療科ございますけれども、その中の対応となっておりますので、100%ということはございませんけれども、単にもう一つは急性期医療を担っているということもございまして、ある程度の空床部分も必要というふうな考えも持っております。ただ、これについてはもっとふえてもいいのかなというふうには一応考えておるところではございます。それと、院外処方の関係で服薬指導はどうなのかということでございます。これについては、服薬指導は現在第2病棟、第3病棟、第4病棟、第7、第11と5つの病棟について服薬指導を行っています。これは、いわゆる入院患者様の薬物の治療のサポートを行うと。いわゆる処方された薬について、これについてチェックしながらこの副作用、作用等について十分説明を行いながら、入院から退院まで安心して薬物の治療を受けていただくということで行っております。それから、3つ目といたしまして、看護婦としての長い経験者に対する研修もあわせてお話ありましたけれども、この中で基本的には研修については、院内研修においては一応基本的には時間外で研修を行っております。皆さんが多く出れるということを含めて時間外に研修やっております。ただ、院外で行われる研修については、当然出張、公務扱いということになりますので、基本的には院内についてはできるだけ時間外にやっているということでございます。それと、IT化により、これらが進んだことによりなれない患者、看護婦がやめていったのではないかというようなお話もございました。これについては、私どもで何人がやめたということでは把握しておりませんけれども、ただ、今の若い世代含めまして、年配の方も含めまして家庭でパソコンいじっている方も非常におります。多くございます。そういう中では、ちょっと当初IT化進めた段階では非常に厳しい状況はあったにしろ、最近ではほとんどなれまして、これに基づいてIT化が進んだから退職にということではお伺いしておりませんので、ご理解賜りたいと思います。それと、がんの関係でございます。終末期医療の関係になりますけれども、当然当院では急性期が終わりますと、いわゆる患者さんの、それから家族の意向によりまして在宅、それから次の施設、いわゆる看護ステーションに頼んだり、いろんなことをやっておりますけれども、ただ私たちががんの基本計画に基づいてこれらの体制を構築するとしたら、先ほど委員さんが言われたとおり、最終的に終末期、いわゆるここの部分についてはもっともっとネットワークを強化して進めていかなくてはいけないかなというふうには考えております。ハード的な部分ではなく、いわゆるソフトの部分をもうちょっと充実させるべきかなというふうには一応考えております。もしか答弁漏れありましたら、ご指摘お願いします。
質問 中江清美
すべて病院関係ですので、3回目は全体的なことでお伺いしたいと思います。病院の退院は、主治医、担当医がその治療の状況を見て決めるということは、以前にもその答弁はお伺いしているのです。ただしかし、現実として病床の利用率が先ほど言ったような形でやっぱり推移すると、局長もおっしゃっていたように、経営上大変であると、大変厳しいと。今でも一般会計から6億5,000万ぐらいですか、病院に繰り入れしていますよね。ですから、そういうことでやはり全体的な、病院だけの問題でなくて砂川市全体にかかわる問題として、これは砂川市の病院の中で何とか努力して、お医者さんにやはりその辺の在院日数のやはり少し延ばす、延長させるとか、そういうやっぱり努力というのですか、別に不正をやるというのではなくて、やはり患者さんの中ではもう少し病院にいたいという方も結構いらっしゃるし、そういうことを以前にも私質問したときには、患者さんの経済的な負担になる、そういうことも考えてというようなことをおっしゃっていましたが、患者から申し出ているということはそういう負担も考慮して、患者さんというのはやはり年いって例えばいろんな、家に帰るにしてもいろんな環境状況がありますから、そういった意味での、昔のような長くだらだらいるというのではなくて、いろんなやっぱり急性期終わって治療始まる段階で少しやっぱり、もう少しちょっと病院にいて体をならしたいとか、そういう願いに対してはやはり市立病院としては取り組めれるのではないかなというふうに思うのですが、その点ちょっとお伺いしたいと思います。それと、看護師の研修は、いろいろ時間外にも行っているということで、IT化のいろいろな導入当時から見たらそれぞれ皆さん努力されているということもお伺いしまして、そういった部分では少し流れというのが出てきているのかなというふうに思っております。それで、局長、先ほどある程度の空床は必要というふうに言っていますが、この98、77%の利用率というのから見るこの空床というのはその必要以上のものと思われないのかどうか、その辺をお伺いしたいと思います。それと、がんの終末期のケアについてですが、1つ、そのハードの面、いろんな整備の面ではやはり国のいろんな政策的なもので準備しなければならないものというのはたくさんこれからあると思うのですが、ソフトの面でやはりがん患者さんのケアということではかなり精神的ないろいろケアも導入されなければならない、それがやっぱり終末、緩和ケアの中身でもあると思うのです。やっぱり不安でいる患者さんに対してどう最期までその人に寄り添って治療者と、医療者として寄り添っていくのかということなのだと思うのですが、そういうときにやはり必要とされるのがマンパワーというか、本当に優しさ、患者さんの人間性に沿って言葉一つでもやはり考えて発するということが必要でないかなというふうに思います。ということは、現在、最近のことで前にもちょっとお話ししたのですけれども、また違う例で、やはり終末の患者さん、がん患者さんで80歳過ぎた方なのですが、その患者さんに対して、あんた、まだ生きていたいのかい、これがお医者さんの言葉だったそうです。そういうことを発する医師、お医者さん、そんなにたくさんいるということではないのですが、一人でもそういうお医者さんがいてそういう患者さんにダメージを与えられたら、本当にこの病院のイメージというのがすごく悪くなると思います。そういうのは、1例ではないのです。何例か聞いています。やはりどの患者さんもそうだと思うのですけれども、病院の医療行為されている方に求めるのは本当に心のこもった優しい一言だと思うのです。そんな難しいこと要らないのです。本当に一言、言葉遣いとかそういうものが、確かに技術とか知識とか、それからすばらしい器械がそろっても、やはりその接触の仕方、それによってやはり私はあの病院に行こう、あの先生いるから診てもらおうとか、あの看護師さんがいるから行くと、そういう患者さんがふえてくるようなやはり病院を目指すべきではないかなというふうに思います。その辺についてのお考えをちょっとお伺いします。それと、もう一つ、終末期でなくて、がんの高度医療が終わっていろんな放射線治療とかする場合に一たんおうちに帰りますよね。そして、また放射線の治療するときに再入院、そういう形で今治療が、がん治療というのは大体そういう形で行われていると思うのですけれども、そういう場合に再入院、再々入院という、何日かずつなのですけれども、その治療するために入院する際に保証人のサインがその都度必要とされるということを伺ったのです。それで、患者さんに本位の医療ということを言えば、この治療法というのはやはり何カ月かかかりますから、そのたびに何日かの短期入院のために保証人のサインをもらわなければならないというのはやはり大変なことだと思うのです。この辺でやはり改善の余地はないのかどうか、その辺をお伺いします。あとは、あとそれと若い看護師さん方は、いろいろな機器だとか現代の医学に対してはすごく前向きに取り組んでいらっしゃると思うのですが、ただやはり医療というのは生身の人と接する行為ですから、やはりマニュアルに沿ったやり方というのですか、患者さんの顔を見ないでただ機械的にいろいろと物事を進めていく、例えば外来なんかでも検査とか、そういうような声も患者さんのほうから上がっております。ですから、普通の個人病院に行きますと、ベテランの看護師さんあたりはやっぱり顔色を見たり、やはり患者さんの目なんかを見ながら対応するということなのです。ですから、その心遣いというのですか、やはり今の若い看護師さん方というのですか、そういう面ではマニュアルどおりというか、やはり経験されてもとのベテランの看護師さんの中ではそういう声かけ、一声かけて、どうなのとか、そういうようなことで対応するということもあるというふうに伺っているのですけれども、やっぱり若い方に対するそういう患者さんに対する接し方というのですか、その辺もやはりそれこそ砂川の市立病院に行きたくなるような、そういう接し方というのですか、そういう方、そういうことにやはり取り組む必要があるのではないかなと思いまして、本当に22年、新しい病院に開院なって、そして本当に医師、看護師さんの質も本当に高まって皆さんに安心、信頼される本当に病院になっていただきたいという思いで今回質問させていただきました。ご答弁お願いします。
答弁 市立病院事務局長 小俣憲治
5点ばかり再々質問あったと思います。まず、1点目の入院日数の関係でございます。ここにつきましては、基本的にその患者さんが必要とする治療を一定の期間で行うということでございますから、安易に延ばすというようなことにもなりませんし、あくまでも医者の診断、治療している医者の判断ということでご理解願いたいと思います。それから、空床の関係につきましては、先ほど77%ということになればかなりあいているということでお話しいただきました。確かに77%になりますとかなり空床で、一応緊急時にする対応といたしましてはある一定のというお話しさせていただきました。すべて三十何床、二十何床、何%が必要というわけではございません。ただ、大きく今の医療の中で診療科ごとによって多少ちょっと違いがございまして、特に感染を要する治療を要する患者さんの場合、特に4床部屋でも2床部屋でも1人で入院治療を行うというようなケースも多少ございます。そういうことも含めて、そのためにあけているわけでありませんけれども、そういうことも一つの要因も一つあるということでご理解賜りたいと思います。基本的に救急に対する入院につきましては、どの科であろうがどの病棟であろうがそこに入院させていただくというのが原則では一応考えておりますけれども、一応科ごとのやっぱり対応がちょっと部分的に違うということの要素はありまして、これについては本当に十分今後の検討、今後ともこの辺については空床のあり方については検討していきたいというふうな考えを持っております。それから、緩和ケア、がん患者さんがいわゆる最終的に、医師の苦情等も含めていろいろとご指摘ありました。当然議員さんのおっしゃるとおり、最終的にはケアが非常に十分なケアを行っていかなければ、いわゆる当院としてもがんの拠点病院としての役割果たさないかなというふうに思います。前回もお話ししましたけれども、医療行為についてはお互いに納得した状態で行うことが基本というふうに考えております。こういうことから、今言われました患者様や家族の方の提言につきましては、当然実態を把握しながら対応図っているところでありますけれども、今後についてもそういう問題につきましては十分関係部門とも調整を行いながら問題にならないような医療を展開したいというふうに考えております。それから、保証人の問題でございます。いわゆるがん治療をやる場合については、2週間入院して、また一定の期間を置いてまた入院ということも再度繰り返すことになっております。当然こうなりますと事務手続上問題ありますので、これについては再度どういう形がいいのかどうかについては一応検討したいというふうに考えております。それから、最後になりますけれども、看護の中でもいろいろ指導しておりますけれども、やはり患者さんとやっぱり対面しながら、目を見ながら、患者さんが何を訴えているかということも一つの課題でありますし、要するに目を見ながらでも正直言って相手が何を訴えるかというのも一つの看護の一端でもありますし、これは医療の一端でもあります。こういうことでは、こういうことも含めまして指導はしていきたいというふうに一応考えております。以上でございます。
答弁 副市長 小原幸二(副市長は2011年3月まで)
私のほうから総体的に病院の医業収支に係る問題についてご答弁申し上げたいというふうに考えますけれども、今それぞれ議員さんからの質問を聞いておりました。私ども事務的なレベルで考えると、全く中江議員さんの言われるとおりかというふうに考えます。私ども、この病院今まさに建設している最中でございます。この病院の建設についても当初はこの1月、2月に契約できるのかなというふうに考えておりましたけれども、5月の7日、さらには27日、最終的には8月の5日に入札決定することができました。そういう状況の中で平成22年に開院をするというような状況になりますと、この基本計画、病院の改築の基本計画でうたっている病床の利用率、これについては80%を超えなければ非常に病院の医業収支のバランスがとれないというような状況から、やはりその80%程度は何とか今の段階から確保していかなければ、一気にその確保する、医業収支のバランスをとるというような形になってくると非常に難しい部分があります。そんなような状況の中から、私ども病院の事務局のほうにはこの春ぐらいからしっかり病院の医業収支のバランスをとるようにというようなことで申し上げてまいりました。しかし、今ここで指摘があるように、要するに患者さんの数が非常に減少しているというような状況にあります。これは、砂川の市立病院だけでございません。全国的にこれは患者さんが減っているというような状況があります。ことし北海道の優良病院である札幌の市立病院ですとか、岩見沢の市立病院、さらには旭川の市立病院、ことごとく入院患者さんが減っているというような状況がございます。それで、この通常黒字病院であったこれらの病院についてもことしは非常に厳しいというようなことが言われております。そんな状況の中で、私どもも漏れなく患者さんが減っているというような状況でございます。この病床の利用率を見てみますと、私どもも相当口を酸っぱくしてそれぞれ言ってまいりました。そんな関係で一時70%台をうろうろしていた部分が、少し最近になって病床の利用率も上昇してきたというような状況がございます。私も正直申し上げて、病院長が市長の部屋に参りましたときに病院長にも直接申し上げております。中江議員さんのおっしゃるように、患者さんがもう一日いたいと、そして病院がそれによって診療報酬がいただけるというような状況がもしあるとするならば、双方にメリットがあると。病院にとっても診療報酬が入ってくると、患者さんにとっても一日でも不安を解消した中で退院をしたいというような状況がありますから、そういう部分があるのであれば、病床の利用率ももう一日置いておくことによって、置いておくと言ったらちょっと失礼ですけれども、いてもらうことによって病床の利用率も上がると、診療報酬も入ってくると。これ実際問題としてDPC、包括診療との関連もございます。ある程度のDPC、包括診療の制限日数を超えると最初から結局点数が低くなってしまうというような状況もありますから、このDPCの範囲の中でこういう部分が可能でないのかというふうにも話しております。病院長もしっかり理解しております。ただしかし、病院長、副院長だけでなくて一般のドクターがいるというような状況の中で、これはあくまでも協力をお願いするというような状況しか実はございません。医師として、これはいかに病院長といえども医療行為についての命令という部分については非常に難しいという部分がございますから、これはあくまでも皆さんが経営的な立場に立って考えていただくようにというような状況でこれはご協力をお願いするというようなことで病院長もしっかり理解しております。そんな状況で、これ以上経営的に非常に悪くなれば、病院長は医療従事者、ドクターも含めて人件費のカットもあり得るよというようなことも言っております。しかし、これは簡単にそういう形に向いてもらっても困るというような状況がございます。しかし、いずれにしても医業収支については今からバランスをとらなければ、22年開院のときに一気に結局そこに解決に持っていくという部分については非常に難しい部分もありますから、今のうちからそういうドクターを含めた医療従事者の意識を改革していただきながら、そういう医業収支のバランスをとっていただくような方向に向けて努力をしていただくというようなことで病院長にもしっかり話しておりますので、これからは幾ばくかよくなるのでないかなというふうに実は期待をしているところでございます。それと、病院の医業収支を考えるときに、10対1から7対1に実は看護師をふやしたというような状況もあります。そして、今言われる、ご指摘のあるように、病床の利用率が非常に悪くなっているというような状況がありますと、これは自然的にベッドがあいていると看護師さんもそれだけ結局労力を割かなくて済むというような状況がありますから、非常に非効率的というような状況になっております。ですから、ここら辺については、一気に患者さんをふやすというような部分についてはなかなか難しい部分がありますけれども、ここら辺については時間をかけながら、先ほど言われるように病は気からでありませんけれども、やっぱり一言優しい言葉をかけてあげることによって砂川の市立病院の価値観もまた上がってくるというような部分もあります。そんなような部分で患者さんが減ってくると医業の収入が下がってくる、医業収支に関する人件費率も上がってくるというような状況もありますし、さらには薬剤の材料の管理という部分もあります。いろんな部分がありますけれども、そんなような部分でいろんなことを申し上げながら、病院自体の経営に対する姿勢を改めて病院長に申し入れしているというような状況もありますので、これから幾ばくかよくなっていく状況を期待しておりますので、ご理解をいただきたいというふうに考えるところでございます。◎延会宣告