みんなの議会

砂川市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月11日

今年度から着工する病院建設について

2008年3月11日、砂川市議会の一般質問で、中江清美議員が「今年度から着工する病院建設について」質問し、市立病院事務局長 奥山昭が答弁しました。

質問者
中江清美 議員
答弁者
市立病院事務局長 奥山昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 中江清美

それでは、ただいまから一般質問させていただきます。今回は、病院問題に限って一般質問させていただきます。今年度から着工する病院建設については、市民の皆さんも期待しているところであります。今道内の自治体病院では、診療科を減らしたり医師、看護師の確保に苦労したり、また病院そのものが存亡の危機に直面しているところもあり、地域医療の崩壊が発生していることを考えますと、手放しでは喜べない心境にもなります。しかし、地元に設備の整った病院があることほど心強いものはありません。市民が安心し、信頼して受診できる病院としての機能を一層高めてもらいたいと思っています。以下、次のことについて伺います。1点目として、市民から、手術を終えた後短期間で退院を告げられる。患者本人としては、特にひとり暮らしの場合退院後の日常生活の計画を考える日程も考慮してもらいたいという声や救急車で搬送して診療を受けるが、入院させてもらえず、自宅に戻るが、またぐあいが悪くなり救急車を呼ぶということもあるという話もあります。最近このような声を聞くことが多いのですが、病院としては患者さんが納得できるような対応ができないものなのかを伺います。2点目には、高齢者が受診される場合、特に痛みの場所を的確に伝えられないということが多いと思います。そういう患者の診断においては、十分な時間をかけて診察することが必要ではないかと思いますが、その考えについてを伺います。医師に、3点目については、医師に対する患者からの意見というのが集約されているのかについてお伺いして、1回目の質問といたします。

答弁 市立病院事務局長 奥山昭(市立病院事務局長は2008年3月まで)

大きな1番の病院問題についてご答弁申し上げます。(1)の入院に関するご質問ですが、当院は地域の基幹病院として1次医療から2.5次医療まで担っているところでありますが、国や地域医療機関からは高次の医療を求められているところであります。このことから、急性期を担う病院として認知され、重篤な患者さんの占める割合が多くなっている状況にあります。もはや一病院ですべての医療を行うのではなく、医療機能の分担と連携によって切れ目のない質の高い医療を提供することが求められていることから、地域連携を強化しているところでもあります。当院の治療終了後は、本人や家族の了承のもとに、在宅あるいは適切な医療機関をご紹介するなど退院後の在宅療養支援や転院支援等を行っているところであります。なお、継続して治療が必要な場合は、期間にかかわりなく入院で治療に専念いただいているところでもあります。また、救急車で搬送いただいた患者さんの件でありますが、昨年1月から12月までの救急車搬送件数は2,383件であり、そのうち入院となった方は1,101人で、搬送された方の46.2%が入院している状況にあります。救急で外来を受診された後の措置は、病状によって医療上の入院の要否を医師の診断により決定し、入院が必要と判断された方には説明を行い、入院していただいているところであります。ご質問の案件は、説明の意図が十分に伝わらなかったことによるものが大きいものと考えますので、説明の内容が正確に伝わるように努めてまいりたいと存じます。次に、(2)の高齢者に対する十分な診察時間の確保に関するご要望についてですが、初めて受診される際には、各外来において問診票に体の状況を記入していただき、次に看護師が詳細をお聞きしております。医師は、診察でその問診票をもとに本人や家族から再度聞き取りを行った上で、適切な診察を行っているところでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、(3)の医師に対する患者からの意見の集約についてでありますが、医師はもちろんのこと、病院の全職種が患者さんの声を聞くご意見箱を平成16年から設置したところであります。ご意見箱に、ご意見につきましては、維持課で集約した上で担当部署や担当職員に配付し、その回答を2階の中央ホールに掲示しているところであり、どのようなご意見やご要望や励ましがあったのか一覧できるようにしているところであります。また、このほかに、職員には院内イントラネットによりこれらの情報を共有し、ご意見をいただかなかった部署にあっても他人事とすることのないように努めているところであります。ご意見箱以外の声については、地域医療連携室で集約し、関係部署、関係者に周知して対応を図っているところであります。

質問 中江清美

22年度から新しい病院が建設、診療も始まるということで、今1次から2.5次の医療ということなのですが、実際には地域中核病院として高度な重篤な患者を扱うことが多いという局長のお話で、そういった中で高度医療ということを盛んに言われるわけで、確かに高度医療も本当に必要で、今先ほどの武田議員のお話ではがんのことにも触れておりましたし、そういったことでは、ただ高度医療ばかりを追求するとそれだけ大きなリスクもしょわなければならない、そういう面もあるということで、やはり私が心配するのはこういう声が、1点目のお答えの中には説明が十分でなかったと、退院に当たっての、そういうことをおっしゃられたのですが、何かしらすぐ病院から早くに退院させられるという意識というのですか、そういうお話が結構聞かされるということで、それが高度医療を行う病院としてそういう患者さんの在院日数、そのカウントが診療報酬に大きな影響を与えるということは私もそれはあるなというふうに思っているのですが、患者さんはずっと昔のように社会的入院と言われていたような状況の中で入院していたいというわけではなくて、心構えとしていろいろな準備、ひとり暮らしの方が多いわけですから、例えば整形なんかの初めて手術を受ける方もいらっしゃるでしょうし、そういう場合に帰ってからどう対応しようかというような、いろいろな日常生活の設計とかもあって、そういうのを助けるために地域連携相談窓口というのが設置されているのだと思いますが、そこまで相談に行くほどのことではないのですが、もうちょっと自分の気持ちが落ちつくまでいたいという患者さんの願いというのが1つにはあるということなのです。それと、あと救急の先ほど2,383件のうち半数近く入院されているのですが、私ちょっと聞いた事例の中で昨年のことですが、交通事故で夜8時に救急外来に受診して、足と顔面と口の中を切ってけがして、それから足から血を抜くのに3時間かかったそうです。それで、顔面、口の中も三、四針縫ったということで、それで本人は当然入院させてもらえるものだと思っていたみたいなのですが、夜中12時、家に帰されたということなのです。それで、当然切っているわけですから、氷で冷やさなければ、やっぱりはれたりなんかしているわけですから、そういうことで夜中に知り合いのところに声をかけなければならないとか、やはり患者さんの生活というのは、夜中、普通一人暮らしの方が12時に帰って、自分もけがしていて、きっと電話かけるのだって口の中切っているので大変だったと思うのです。そういう場合に、例えば1日、2日泊まらせるというか、入院させて、そういうようなこともこういう高度医療ということを追求していったら、そういう患者さんも受け入れることができなくなるのかどうか、その辺が大変心配なところなのです。というのは、現在病院に行きますと、空きベッドというのが結構目につくのです。市民の方もそのことを言うのです。素人考えでいえば、ベッドをあかせておくよりベッドを埋めるほうが収入には少しでもつながるのではないかいうような素朴な疑問、そういう人が結構います。それで、病院としてベッドの使用率というのですか、それが現状どうなっていて、そしてまた経営上病院としては在院日数もまたこれ短縮もせざるを得ない状況なのかということです。その点をまず2回目にお伺いします。それと、あと高齢者の方を診察する場合に、私よく病院のことを質問しているのですけれども、また似たような事例が、骨折のことですよ、やっぱり市立病院にかかったけれども、発見してもらえなくて、そして滝川の個人病院に行って、即骨折がわかったと。何かそういうものを聞いて、そういうお話を伺っていると、すごく市立病院はそういう高度な器械もそろっている。そういう中でそういう診察の段階できちんと診断を受けられないという、そういう不安というのはやはり今後の市立病院のあり方としては私はとてもマイナスになるのではないかなというふうに思うわけです。やはり患者さん本位の医療を目指す病院の理念から遠のくような感じでそういうお話を聞かなければならないというのは、すごく大変残念な気持ちになりますので、私がこうやって聞いた事例なのが特殊なのかどうなのか、それと病院としてはこういうことがあった場合にどのように受けとめて、そういうことの事例が出た場合にどう対応するのかということをお伺いしたいと思います。あと、医師に対する意見ということで言いますと、患者さんはなかなかお医者さんに対して意見を言うということは勇気の要ることだというふうに思うのです。それで、ご意見箱という形で意見を述べるような方もいると思うのですが、私が聞いた中では数人の方が同じお医者さんの診察、それと言動に疑問を持って、そしてこれはその患者さんは勇気を持って担当医をかえてもらったということなのです。それで、病状も新たにきちんと診断してもらって発覚したという、そういう事例も聞いております。そういう声があったときに、やっぱりお医者さん、やっぱり同じお医者さんの名前が挙がってくるということは、やはりそういったことに対する対応ということはその個人のお医者さんに対して、やはり上の医者からの注意とか教育とか、そういったことがされているのかどうかということで、2回目にお伺いします。

答弁 市立病院事務局長 奥山昭(市立病院事務局長は2008年3月まで)

今いただいたご意見もしくは事実の中で在院日数のお話がございましたが、在院日数は特に減らしたとかそういう意味でなくて、医師の診療上の必要度において退院とかそういうのは決められますから、それによって長い方、短い方がいらっしゃるということです。経営上のことだけを考えますと、事務方で申し上げますと今よりも1日か2日置いていただきたいというようなことはございますけれども、それは結果としては患者さんの費用負担が大きくなったり、社会的な入院とかということにもつながってまいりましょうから、そこのところは診療上の必要度において医師が判断しているという、こういうことでございます。確かに空きベッドがございます。病床稼働率からいきますと、今のところで一番最近のデータですと一般のほうで76.6%でございましたし、精神科のほうにおきましても80.2%というような状況でございますから、確かにあいているという状況はございます。それについて事務方でどうのこうのということではなくて、患者さんの病態において入院、それから外来が決められてくるということでございますので、その点はご理解をお願いしたいと、このように存じます。それから、先ほど骨折の患者さんのことでお話がございました。これは、私も昨年でしたか、お聞きしておりまして、その件については医局長を通じまして担当医師のほうまで伝達をしたと、こういうことはございます。ただ、骨折というのは非常に難しい場合がございまして、当院で出なかった方が、失礼、他院でレントゲンには写らないと言われたと、言われた方が逆に当院に来て写ったとか、移動の間でのずれというのが起きることがあるのだそうでございます。ですから、当院で出なかったが不満な方で他院で出たとか、そういうこともあるのかもしれません。もう一つは、転倒したときの状況によりますが、本人が最初に痛いと言っていたところをドクターは診る傾向にありますが、そこだけではなくて反動で他のほうまで影響があったとか、こういうこともあるやにお聞きしますので、大変難しいのだなと。先ほどおっしゃっていましたが、痛みの伝達といいますか、こういうことがかなり難しいのであろうと思っています。いずれにしましても、こちらのほうのドクターの対応が落ち度があるようなことがなきよう、これは前回のときもお願いを申し上げたと、こういうところにございます。それから、医師の意見、医師に意見を言うのには勇気が要ると、同じドクターが疑問、そういうような疑問が出るのですという話でございます。担当医を変更するのは、これは病院としては構いません。それは、外来、入院とでも同じでございます。患者さんのご要望に応じてそれはかえるということでございますので、これは申し出ていただきたい。遠慮ばかりしていると、なかなか難しい面がありましょうが、そこのところは一言言っていただいて、患者さんのご希望に合うような形にしていければと思っております。それから、退院をちょっと延ばしてほしいとかという先ほどのお話がございましたけれども、それは患者さんが退院のときに担当医師に本当は言えれば一番よろしいのでしょうけれども、これはなかなか、先ほどのお話ですけれども、言いにくいと、こういうことがございましたら、先ほども申し上げましたけれども、地域医療連携室というのがございます。ここのところをご活用いただいて、それで対応していけばよろしいのかなと、こんなふうに思っております。当院のほうの地域医療連携室で昨年1月から12月までの間で退院支援を行った件数でございますけれども、690件ほどの実績を持っているところにございます。以上でございます。

質問 中江清美

本当にお医者さんでないので、事務局長が答えづらい面が多々あると思いながら伺っておりますが、先ほど事例で言った例えば12時に帰された人のような事例というのは今後も考えられるのか、その点に対しては返答がなかったと思うので、その点もう一度確認のために。ただ、私はやはり、15年度の在院日数見ますと14日なのです、平均在院日数が。それで、ベッドの使用率というのが80超えているような状況で推移していたのですが、局長のいろいろなお話を聞いていましたら、いろいろ議員さんの質問も聞いていましたら、患者数は入院、退院とも減っていると、ただし収益のほうは診療報酬によって上がっているということなのですが、高度医療ということになると本当に、先ほども言ったようにリスクもしょわなければなりません。それで、私は、やはり地域のこれから高齢化に向かっていく中で、やはりこういうお年寄りの方たちも安心、本当に心から安心できるようなやはり病院というのを望むわけです。市長の午前中のお話の中にも福祉、医療、そういったことではそれを中心にした砂川のまちづくりということも言っておりますし、福祉というのは何かといったら、何よりもここに住んでいらっしゃるお年寄りの方たち、そして今後我々もそういうもう時期迎えるわけですけれども、そういう方たちが安心できるような、それでいて中核病院としての役割を果たすというのは、本当に両方の内容を備えた私は病院というのを実は望んでいるのですけれども、そうでなければ、やっぱり市民は立派な病院が建ったけれどもという、けれどもというのがもしついたら本当に心の底から安心してというふうにはならないと、そういうふうに思うので、本当にひとり暮らしの方々が多くなっている現状、そういう医療に携わるお医者さん方は診療だけで頭いっぱいなのかもしれないのですが、入院のときには問診票、それから救急のときにも何らかの家族状況とかいろいろ聞くと思うのですが、そういう中での配慮というのですか、やはりその患者さんの背景というものも少しは考慮した内容の体制というのですか、そういう患者さんのバックにある生活状況もちょっと考慮した中で考えて、やっぱりいただきたいものだというふうに思うのです。それでなければ、本当の安心したという形にはならないのではないかということなのです。それと、やっぱりベッド今76%ですか、これではやはり今後においては、本当に事務方の方は普通85%ぐらい目指しているというお話も聞きましたし、そういう意味で事務方の方と、それから医療の現場と、そういう思いがきちんと風通しよくなっていないのであればすごく問題だというふうに私今お話伺っていて思っているのですが、その辺で、退院、入院はそのお医者さんの診断によって決まるということはよくわかるのですけれども、その辺の先ほど言ったそういう患者さんのバックにある生活も考慮した中で、やはり地域の方たちが安心して受けられる病院ということになろうかと思うのですが、そういう意味で難しいことを私は要求しているのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思いますし、また高度医療を行う病院として、最後ですから、私たちが知らない中で苦労されている問題があるのであれば、それといろいろ取り組んでいる内容があるのであれば、最後ですので、ちょっとお伺い、その辺を局長のお答えをいただきたいなと思っております。

答弁 市立病院事務局長 奥山昭(市立病院事務局長は2008年3月まで)

12時に帰された人の事例で、そのまま入院できないかというお話ですけれども、かなりの難しさがあるのは、12時ぐらいになりますと入院している患者さんはもう既にお休みになっていらっしゃいます。そこのところにもし搬送ということになりますと、その方たちの安眠をやっぱり妨げるとか、そういうことになりますので、入れる場所がかなり限定されてくると思います。救急のところにお休みいただくとか、もしくは別の方法を考えねばならないであろうと、こんなことでございます。ですから、現在入院中のところに即というのは、かなりの難しさがあるなと思います。ただ、これにつきまして、今生活上の配慮を求められているところでございますので、伝えますが、患者さんのほうもそのときにできればおっしゃっていただいて、そういうことが可能なときがあるやもしれません。そこのところは探ってもらいたいし、私のほうもそれを伝えてまいりたいと、このように思います。それから、18年度の在院日数は、確かに14日とかすごく短かったのでございますけれども、最近の19年度の状況では比較して1日ぐらいずつ延びてきている状況にございましたので、この辺のところではまあまあ安定してきたのかなと、こんなことを思っています。それから、誤解あっては困りますので申し上げますが、事務方と医師といいますか、医療方の風通しが悪いという、そういうことはございません。診療者会議等で話というのはすべて出しておりますし、私たちが思うのは、先ほど申し上げたのは、こちらのほうでは経営上考えるともうちょっと長く欲しいよということでございまして、それがドクターのほうが逆にそのまんま受け取られてしまったら、これは大変なことになりますから、ドクターのほうはちゃんと医療上のことでやっているよというふうなことでございますので、そのやりとりというのは確かにありますが、それが風通しの悪さということではございませんので、誤解のないようにお願いしたいと存じます。いろいろ難しいことがありますし、患者さんのご要望もいただきます。それにつきまして、ドクターに関連するものはすべてドクターのほうにお伝えしていますし、ドクターに対する苦情とか感謝の投書もございました。これについては、昨年の集計でもらったのは苦情が17件、感謝の言葉が13件ということでございますので、もうちょっと感謝の言葉があるとうれしいのでございますけれども、現在はそのような状況にございます。それと、最後に今取り組みというお話がございましたので、最近のお話をちょっと申し上げます。実はあすでございますけれども、ゆうにおきましてがんに関する市民講座というのを市立病院のドクターと地域医療連携室で行います。6時半からでございますけれども、1時間程度で大腸がんについてのお話をさせていただきたい。これでがんのお話は4回目になりますが、市立病院のほうでもいろいろな機会を通じて、患者さんにお役に立てるような情報を提供していきたいと、このように思っているところでございます。◎延会宣告

出典:砂川市議会 平成20年第1回定例会 2008年3月11日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる