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白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月18日

高齢者大学の運営

2024年6月18日、白老町議会の一般質問で、西田祐子議員が「高齢者大学の運営」について質問し、教育長 安藤尚志、生涯学習課長 伊藤信幸、副町長 大黒克已、町長 大塩英男が答弁しました。

質問者
西田祐子 議員
答弁者
教育長 安藤尚志、生涯学習課長 伊藤信幸、副町長 大黒克已、町長 大塩英男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 西田祐子

次に、質問を変えさせていただきます。3、創立50周年を迎える高齢者大学の運営について伺います。(1)、定例講座の内容と課題。(2)、クラブ活動の講師謝礼金と講師の欠員について。(3)、高齢者大学創立50周年を迎えてまちとしての考えをお伺いいたします。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

「高齢者大学の運営」についてのご質問であります。1項目めの「定例講座の内容と課題」についてであります。高齢者大学の定例講座は、学生自身の健康や安全、生活に役立つ内容のほか、町政講話や文化芸能鑑賞など、知識教養の向上が図られる多様なジャンルを構成し、大学活動の必修科目として年7回開催しております。講座のテーマ選定に当たっては、学生アンケートの実施によるニーズ把握などに努めているところでありますが、最近の定例講座の状況としては、平均的に50%台の出席率にとどまっていることから、テーマ設定などさらなる魅力向上の工夫が必要と捉えております。2項目めの「クラブ活動の講師謝礼金と講師の欠員」についてであります。クラブ活動に係る講師への謝礼金については、講師配置が必要なクラブ数に応じ、毎年、予算措置を行っているところであります。現在、15のクラブが設置されておりますが、そのうち5つのクラブについては講師が未配置となっております。3項目めの「創立50周年を迎えての町としての考え」についてであります。高齢者大学は昭和49年の創立以来、健康で明るく、思いやりの心で多くの友人をつくるとともに、自分の持っている多彩な能力を発揮し、学習や実践活動を通して生きがいの確立を図ることを基本方針に掲げてまいりました。今後、ますます高齢化が進む本町において、高齢者の生きがいや健康づくりの場が大変重要であると捉えており、大学のさらなる魅力向上に向け、町民の興味関心を高める取組に努めてまいります。

再質問 12番 西田祐子

再質問させていただきます。高齢者大学の定例講座についてなのですけれども、大学に通っていらっしゃる高齢者の方々は何年間も同じようなプログラムであると。実際に通っている学生の方々がおっしゃるには、家族や友人、知人に高齢者大学に通っていると言っている手前、教養として学問や幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対する理解力など知的好奇心をくすぐる授業、講座が欲しいと言っているのです。実際に教育長も文化芸能を鑑賞し、知識教養の向上が図られるって言っていますけれども、最近の講座はそういうものは本当にお金がかかるから、なかなかやれない状況にあります。実際に学生の方々がおっしゃるには、例えば地域おこし協力隊の人たちの講座を聞くと、そういう講座を聞きたいのではないのだと。その人たちが求めているのは何かといったらグループディスカッションであると。ですから、地域おこし協力隊の方々が1人来て話をこうやって受け身なのではなくて、その人たちが5人でも何人でも来てくれて少数のグループになって、なぜ白老町に地域おこし協力隊で来ているのかとか、世の中の若い子たちは何を考えているのか。世の中の流れとか、そういう考え方を聞くチャンスが欲しいという。例えばお金が全くかからない方法で言えば、そういうことをこうやって提案してくれる方々が結構いらっしゃいます。お金をかければいいのではなくて、その高齢者の人たち、私も含めてそうなのですけれども、50年前の高齢者と今の高齢者と比べたら大体10歳から15歳若いって言われています。現実的に、でも働けるときはまだ働いていますけれども、そこそこそれなりに暮らしもよくなってきたし、残りの人生、高齢になってくると、皆さんまだ分からないと思いますけれども、高齢の人たちはこの世の人生というのはなんて儚いものなのだろうと。風のごとく、いいこと、悪いこと、嫌なこともいっぱいあるけれども、人に嫌われたりとか、いろんなことがあるけれども、結局はあっという間に過ぎてしまう人生なのだなというのをもう高齢になってくると理解できるのです。そのときに最後に自分が心を奮い立たせて、そして震えるような時間が欲しいのです。そういう時間を得るために高齢者大学に来ている。また、そういうような方々がいらっしゃる。学校の教育と違うのです。小学校や中学校の教育と違うのです。高齢者の人たちが本当に心が震えるような、そういうような場面をつくってほしいなという意見があるのですけれども、今後どのようなお考えになるかお伺いします。

答弁 生涯学習課長 伊藤信幸(生涯学習課長は2025年3月まで)

定例講座のご質問でございました。これまでも毎年定例講座のカテゴリーを6つほど備えまして、どういう講師がいいのかどうかということを事務局の中でも検討しながら、大学の運営委員会の中にもお示しをしながら毎年プログラムを決めさせていただいております。健康とか、そして安全という面、地域理解、町政、高齢者の課題、文化芸能という6つのカテゴリーでどういう講師がいいかということで毎年苦慮しているところではございます。長らく高齢者大学に通われている方が少しマンネリ化してきているのではないかというようなお話でございました。高齢者大学の事務局を担う生涯学習課としましては、高齢者大学の教育課程というものを一応定めておりまして、大学の学習目標の中に自立に必要な知識、技能の向上だとか、そして健康管理の知識、理解、習慣化を図ることだとか、社会参加への実践意欲を養成していく、あとは趣味拡大、生活が潤っていく、そういうような考えの下に定例講座を今後も開催をしていく考えではございますけれども、今議員のおっしゃられたように単なる講座として講師の話を聞くのが全てこの定例講座ということではなくて、やはり学生の意見の中にそういうお声があるようであれば、もう少し講師と学生の間の距離感を短くしていくような講座の仕方も必要だなと感じているところでございます。これまでも全体的な定例講座と別に特別講座でスマートフォン教室だとか、ペイペイを利用してみようだとか小グループでの講座もやっておりますし、そういうような定例講座と特別講座等のいろんな使い分けの中で小グループでのメリットを生かすような講座も開催していきたいなと思っております。この辺の進め方につきましては当然生涯学習課が一律に決めるということではなくて、高齢者大学の運営委員会にもいろいろご相談をしながらカリキュラムのほうは決めていきたいなと考えております。

再質問 12番 西田祐子

今のような答弁を私は求めているわけではないのです。講座だから、こういうクラブをやっているのは分かります。私はこの間も健康講座に行きましたけれども、1時間半くらい何かこういう50枚だか70枚だかの紙を出されて、何ページをお開きください。こう書いています、こうします、健康のためにこうしましょう、ああしましょうって言っていました。申し訳ないけれども、私はあそこで聞いていた高齢者の方々はほとんどの人が全部忘れていると思います。年を取ってからそんな70ページもあるようなレポートを読んで聞かせたからといったって、覚えているのは最初の5分くらいです。あとは覚えていないです。何のための講座なのかということをもうちょっと理解してほしいのです。だから、私は心が震えるような、知的好奇心をかき立てるようなものが欲しいというのはそういうことなのです。例えば講師の方々が来たら一緒に体操をしたりとか、こういうようなストレッチをやったらいいですよとか、そういうようなことをやってくれると反対に理解するのです。だけれども、ペーパーだけ70ページぐらいあるやつをずっと1時間半も読まされて、学生ではないのだから、若くないのだから、もう覚えられません。人の名前だって覚えられないのに、今日この話、ではあした覚えていますかっていったら昨日何があったっけという程度です。もうちょっと考えてほしいなと思うのが1点です。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

最初に伊藤課長がお話ししたように、この定例講座については教育委員会だけで全部を決めるということではなくて、その前段階として学生の皆さん方のニーズというか、希望というか、そういうものも取りながら具体化しています。そのときにも予算の関係がありますので、全てその講師の選定も含めてある程度予算の中でやっていかなければならない事業です。ただ、今議員から言われたようにその学び方についてはもうちょっと学生の皆さん方が主体的に学べるような工夫はきっと今後必要だろうと思います。それから、あとその中身についてです。ある程度講師のほうとの打合せも多分必要だろうと思うのですけれども、基本的に講師をお願いしている立場からすると、その話す内容についてこうしてくれ、ああしてくれというのはなかなか言いにくい部分はありますけれども、実際学生の皆さんの受ける立場になった講座の在り方、講義の在り方、これについては事前に講師の方と我々も打合せをしながら、例えばもうちょっと分かりやすい資料の提示であったり、あるいはその形態であったり、そういう工夫については今後していきたいと。ただ、今前段に課長のほうからもお話ししたように、この定例講座には一定限高齢者大学としての決まりというか、こういうことをやりましょうというものが定められておりますので、そこはあくまでも準拠しながら学生の皆さん方にとって有意義な意味のある、そういう定例講座を目指していきたいと思っております。

再質問 12番 西田祐子

定例講座の内容と課題につきましては、やっぱり白老町がお金をきちんときちんと出していないというのが一番の原因かなと思っております。もう何十年もこの予算がたしか増えていないはずなのです。ですから、次のクラブ活動の講師謝礼と講師の欠員について、これも謝礼金が1時間1,200円なのです。そうすると、例えばクラブ活動の講師が2時間やります。そして、2,400円です。それが年間25回。そうすると、それから税金が天引きされてくると。本当に2,400円に税金が引かれますから、1回大体2,000円ちょっとくらいなのです。本当にボランティアなのです。これこのままでは、ボランティアでいいクラブもあります。でも、例えばコーラスのように素人ではできないクラブもあるわけです。やはりそういうところはきちんとやらなければいけないのではないかなと私は思います。講師の方々の善意と負担によって成り立っているクラブ活動、また定例講座、こういうのはもう限界なのではないかなと私は思っております。予算に関わりますので、行政としては高齢者大学の定例講座とか講師の謝礼金、この辺についてのお考え方がありましたらお伺いしたいと思います。

答弁 生涯学習課長 伊藤信幸(生涯学習課長は2025年3月まで)

高齢者大学のクラブ講師の謝礼金という話と先ほどの定例講座に係るいろんな講師の謝礼金を含めてのお話でございました。今議員がおっしゃられた1時間1,200円というのは、実際に今2時間で2,200円の謝礼金をお支払いさせていただいてございました。それで、過去は2時間当たり2,000円という時代がございまして、これが平成27年あたりに謝礼金の見直しをさせていただいておりました。当時の経緯としましては、基本的にはこの講座に係るもの、クラブ活動に係るいろんな運営経費につきましては授業料で全額を賄っていくというような考えの下に平成27年当時に年間の授業料で3,000円をちょうだいしていたところを今4,000円に引上げさせていただいたのが平成27年頃でございました。このような運営経費は基本的には授業料で賄っていくという考えの下でいきますと、先ほど議員がおっしゃられたコーラスにつきましては、今現状も何とか少ない金額ではありますけれども、お受けをしていただいているような状況でございます。まずは、コーラスのみならず全クラブ的にこの謝礼金の金額が妥当なのかどうかというところも検証していかなければならないと思ってございます。そういう中では、これに係る増額する部分を授業料をご負担いただくその学生の皆さんのご意見もまず確認をしていかなければならないのかなと思っておりますし、あとはクラブの種目ごとの専門性だとかという中でその謝礼金が一律でいいのかどうかというところも併せてそこは確認していかなければならないのかなと思ってございます。

答弁 副町長 大黒克已

今生涯学習課長のほうからお話がありましたとおり、私も過去の記憶でございますけれども、やはりこの辺の予算については授業料でということで理解しているところでございます。しかし、今議員からお話がありました講師謝礼の関係につきましては、その運営費自体をどのような中身に今後は持っていくのか。単なる講師謝礼を上げるとかということだけではなくて、カリキュラムですとか、あるいはその授業の内容ですとか、そういったものを含めて全て勘案した中で検討されるべきものかなと考えてございます。その上でどうしても、いわゆるもっと有意義な授業を受けるためにはこの講師謝礼の上乗せもやむを得ないというような状況になるのかどうなのか、その辺も検討していかなければならないと思いますけれども、そのような状況になった場合には予算も含めて今後授業料で賄えるのか、それ以上に町のプラスの補助が必要なのかというようなところも含めてそれは予算の中で検討させていただきたいと思います。

再質問 12番 西田祐子

高齢者大学は50年を迎えてこれまでと同じ運営を続けていくのか、また新たな形に変わっていくべきなのか考えなければいけない時期に来ているのではないかと思っております。1点目、高齢者大学の方々は幾つになっても仕事を続けながら通える、家族のお世話の合間や病気などの入退院を繰り返しながらでも通える、そのような気楽の運営も必要なのではないかと思います。今現在は2年間休むと自動的に退学で、新たに入りたいと思ったらまた1年生から繰り返さなければいけないのです。やっぱりそれが果たしていいのかどうなのかという問題が1点目にあると思います。2点目、他の市町村の高齢者大学は4年間で終了ですが、白老町の場合は大学4年間、研究科1年、2年、3年がありますが、それぞれ3年間あります。つまり9年間あります。合計すると13年間あります。それを修了すると、それ以降は研究科A、Bと分かれます。偶数と奇数で分かれるようになっておりまして、希望すると亡くなるまで在学できる状況です。そうですよね。これは、白老町はすごく特別な待遇をしていると思います。ほかの市町村ではない高齢者大学に対して、また高齢者に対しての手厚いものだと思います。しかしながら、大学生として活動できる機能と80歳以降の高齢者が集える学園としての活動機能、これを分けて考えるときに来ているのではないかなと思います。申し訳ないですけれども、九十何歳とか、もう100歳くらいの方も過去にはいらっしゃいました。やはりそういう方々が駄目だというのではありません。ただ、介護を使わなければいけないような超高齢になってきている人たちと、やはり元気でまだばりばりやりたいという人たち、そういうようなものも考えるような学校の在り方、運営の在り方も考えてもいいのではないかと思います。3点目、町の人口の半分を高齢者が占めており、15歳から64歳の生産年齢人口が減少し、今後ますます介護保険利用者が増加していきます。高齢者大学の学生の理想は、介護保険に頼らない、介護施設に入居しない暮らしを望んでおります。ますます白老町は高齢者大学の在り方が必要になってくるのではないかと考えられます。高齢者大学に対しての予算づけをきちんと行い、たくさんの高齢者が通う大学へと変貌させていく必要もあるのではないかと思います。これで最後にいたしますので、教育長、町長のお考えを伺います。

答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)

ただいまのご質問は、総括して大学運営のこれからについてのご質問だったと思います。1つ目は、在籍の問題をご質問いただきました。その大学の規則の中で現在そういう2年の在籍でということでございますよね。その辺りは、恐らく今後の今のライフスタイルや生活様式の多様化している中で、当時の在籍の考え方と現状のその在籍の考え方に多少のやっぱり変化というのはあるのかなと思います。ですから、この辺も教育委員会がどうするというよりも、先ほど来伊藤課長もお話ししていますけれども、本来この大学の運営については学生の皆さん方の自発的、自主的な運営によるところが非常に大きい組織でございます。ですから、これも一つ大学の運営委員会の中で学生の皆さん方でやっぱり議論していただきたいなと思います。それから、あとその次の年限の問題もありました。これも確かに議員が指摘されているように一般的な高齢者大学、町政大学と言われるようなほかのまちの組織はやっぱり一定限年限を切って入学、退学、卒業というようなことが繰り返されるのですけれども、本町においてはそうした節目を迎えながらも、お元気であればずっと学生でいられるというようなところがございます。それは他市にはない本町の特徴的な運用なのですけれども、これもお話を聞くとやはりそこに在籍していることで励みになっているというか、そういうお話も聞きますので、私がここでどうこうという話ではないですけれども、これもまたそういうよさもあるということでまずご理解をいただくことと、これについてもやはり運営委員会の中でしっかり議論していただければなと思っております。最後です。今後の高齢者大学の在り方ということで何点かお話がございました。今年の秋に50周年の記念式典を迎えるわけでありますけれども、この50年のこれまで歩んできた歴史というものをしっかり振り返り、受け止めながら今後また51年目に向けて高齢者大学として新たにスタートしていく、リスタートしていく、そういう節目にしたいと思いますし、大学においてもこれまでの前例をただ踏襲するだけではなくて、新しい時代にふさわしい大学の在り方を今後学生の皆さん方と議論しながら、新しいその魅力ある高齢者大学を目指してまいりたいと考えております。

答弁 町長 大塩英男

高齢者大学の50周年を迎えて町の考え方というところでございます。若干ちょっと教育長と重複する部分があるかと思うのですけれども、50周年を迎えるということで、議員もご承知のとおり大きくは高齢者大学の場所の移転というような中で今準備を進めている状況の中にあります。ですから、そういったことを踏まえるとやはり大きな変化が必要ではないかなとして思っております。この高齢者大学は議員もおっしゃったように小学校、中学校とは違いますので、学生の皆さんが主体的に進めていく学校づくりというのは、これは必要なことだと思いますので、やはり学生の皆さんがどう考えているかということを我々としてもニーズをしっかりと捉えるべきなのかなとして考えております。今日は様々にいろいろなご意見をちょうだいしました。1つ印象的だったのは、やはり心震える時間というようなことで議員からご指摘がありました。我々事務局としてどこまでそれに近づけるかは不透明なのですけれども、学生の皆さんと連携をした中でやはり義務教育ではない生涯学習というような観点から含めるとしっかりと学生の皆さんが主体的にいつまでも生き生きと白老町で暮らしていけるような学校づくりというのに邁進してまいりたいと思います。

出典:白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月18日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる