白老町議会 令和7年定例会9月会議 2025年9月11日
地域女性活躍推進事業
2025年9月11日、白老町議会の一般質問で、西田祐子議員が「地域女性活躍推進事業」について質問し、町長 大塩英男、町民生活部長 山本康正が答弁しました。
- 質問者
- 西田祐子 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、町民生活部長 山本康正
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 西田祐子
12番、西田祐子でございます。本日は3項目質問させていただきます。1、地域女性活躍推進事業について。地域女性の活躍を支える事業は、地域の持続性や多世代交流の観点からも重要な役割を担っています。白老町においてもNPO法人ウテカンパをはじめとする地域女性による活動が展開されています。(1)、地域女性活躍推進事業の成果について。これまでの事業実績、町としての評価と課題認識について。(2)、担い手支援の取組について。①、NPO法人ウテカンパへの委託事業の内容。②、事業が担い手の育成・定着にどう寄与しているか。(3)、今後の事業改善の方向性について。①、住民主体の活動支援に向けた見直し。②、デジタルの活用や学校との連携など、若年層や多様な層の参画促進策を伺います。
答弁 町長 大塩英男
「地域女性活躍推進事業」についてのご質問であります。1項目めの「地域女性活躍推進事業の成果」についてであります。本事業は、地域において様々な不安や悩みを抱えた女性が社会とのつながりを回復することを目的に、令和3年度よりNPO法人ウテカンパへ委託する形で実施しております。これまで、相談できる居場所の提供やSNS等を活用した相談体制の充実などを図ることで、毎年相談件数は増え、4年間累計で334件の相談を受けるなど、様々な悩みを持つ女性をサポートし、解決に向けた体制が強化されたものと評価しております。今後においては、本事業の認知度を高めるなど、悩みや不安を抱えるより多くの女性が利用できる環境を整える必要があると考えております。2項目めの「担い手支援の取組」についてであります。1点目の「ウテカンパへの委託事業の内容」と2点目の「本事業の担い手の育成・定着への寄与」については、関連がありますので一括してお答えいたします。ウテカンパへは困難・課題を抱える女性が気軽に相談できる居場所の提供や、支援を要する方への生理用品配布などの事業を委託しており、加えて、地域コミュニティキーパーソンの養成事業として講座の開催も委託していることから、コミュニティの広がりや講座の受講を通して、今後、担い手の育成が図られていくものと考えております。3項目めの「今後の事業改善の方向性」についてであります。1点目の「住民主体の活動支援に向けた見直し」と2点目の「若年層や多様な層の参画促進策」については、関連がありますので一括してお答えいたします。過去4年間の活動を通じ、相談者やイベントへの参加者のほか、高校生や様々な団体とのつながりを通じ、新たな相乗効果も生まれており、効果を高め、所期の目的を達成するためにも、しかるべき活動支援の在り方を検討してまいります。また、多様な層の参画を促進するため、塞ぎがちな方が外に出るきっかけをつくるための工夫を行うとともに、関係機関との連携や、効果的な広報媒体の検討を行うなど相談窓口周知の徹底を図り、本事業の裾野を広げていきたいと考えております。
質問 12番 西田祐子
地域女性活躍推進事業において、NPOのウテカンパは令和6年度あしたのまち・くらしづくり活動賞の主催者賞を受賞されております。これは先般の新聞でも報道されましたけれども、町長のところに受賞されたということでご報告にも行っていると思います。今ほど町長もおっしゃいましたけれども、いろいろな形で活躍されておりまして、アイヌ紋様の刺繍講座、ママカフェ、まちの保健室、認知症カフェ、手話通訳講師派遣、ふくし×まちづくりフェア、チャレスポ!、外国人との交流イベント、スポーツ&カルチャーフェスティバルなど多岐にわたる活動が展開されております。これも最近私はよくSNSで見るのですけれども、随分一生懸命いろいろな形で発信していらっしゃるなと。これは地域の女性や子育ての世代、高齢者、外国人、また特に白老町に移住してこられた方、こういう方々の居場所づくりと社会参加を支える重要な取組であると私も認識しております。そこでご質問させていただきます。これだけ一生懸命やっているのですけれども、ウテカンパはSNSとか新聞折り込み、移動サロンなどの広報を一生懸命しておりますけれども、高齢者層とか町内からの移住者など、一部の方々に情報が届きにくいのではないか、情報が届かないという声が寄せられております。こうした情報の届かなさが活動の広がりに影響を与えているのではないかと心配されております。まちの公式SNSなどを活用した情報発信の強化を望む声もありますが、まちとしてこの課題をどのように認識されているのかお伺いいたします。
答弁 町民生活部長 山本康正
先ほどの町長の答弁でもありましたが、本事業の認知度を高めるというのは非常に重要なことだと捉えておりますので、町の公式SNSを利用した発信についてはすぐにでも取り組みたいと考えておりますので、ウテカンパとお話をさせていただいて対応させていただきたいと考えております。
質問 12番 西田祐子
ありがとうございます。ぜひしていただければと思います。2点目の参加しやすい環境づくりということで、これ参加する方々の相談できる居場所づくりのために町内各地でいろいろな場所で開催しているわけなのですけれども、そうしましたら会場に行く足がないという声も聞かれております。こうした声に対してより参加しやすい環境づくりとか、移動手段とか、確保が求められますけれども、町として参加者の移動支援についてどのようにお考えなのでしょうか。お伺いします。
答弁 町民生活部長 山本康正
参加者の足、移動手段への支援ということですが、こちらについては、参加者の移動手段については大きな課題であって、この課題というのは我々の事業のみならず、あらゆる事業に共通した課題であると捉えております。この事業の中では移動サロンということでいろんな場所でやっておりますので、例えば極端な話いろんな場所、さらにまた細かく場所を替えてより来やすく来られるような場所を選定して、ウテカンパとも相談しながら場所を替えていくということはあろうかとは思うのですけれども、根本的な解決には至っておりませんので、それについてはやはり横断的に他の部署、他の部ともしっかり協議をしてどういった方策が考えられるのかというのを考えていかなければいけないと捉えております。
質問 12番 西田祐子
いろいろな場所で開いているというのは、ウテカンパも白老町のまちばかりではなくて竹浦、萩野、虎杖浜、いろんな地域でやりたいと。やはり地域の方々になるべく近くでやりたいという思いがあるのですけれども、そうなってくると会場を借りるお金がまた別個にかかってくると、そういう悩みもあるのです。事業費の不足についてここ聞こうと思っているのですけれども、このウテカンパは国のつながりサポート事業で昨年度は344万3,000円の交付金、白老町から115万円の補助金が支給されて総額459万3,000円支給されています。ですけれども、事業期間が従来の7月から3月15日だったのですけれども、今年度から5月から3月まで2か月間延長された。それでも事業費は据え置かれたまま結果として不足が生じています。今ほど言いましたけれども、いろんな場所でやりたいといったときにも、そこの場所を借りるためのお金というのは別個にかかってくるのです。はっきり言ってウテカンパの人件費幾らですかって、このつながりサポート事業を見ましたら人件費が109万1,400円になっているのです。ここの中から捻出していると、間違いありませんかって言ったらそうですというお答えだったものですから、まちとしてこういう財政運営についてどのように思っていらっしゃるのか、見解をお伺いいたします。
答弁 町民生活部長 山本康正
今の財政運営についての考え方ですけれども、やはり基本的にはこれ委託事業でお願いをしています。国から交付金をいただき、それ以外については町の一般財源ということで委託料でお渡しをして、その委託料の中で事業をやっていただくということで考えております。それで、期間が延びたとお話がありましたけれども、実際この期間が延びたというか、予算づけの仕方で令和6年度までは交付金がついてから補正予算を上げて、それで委託料をお渡ししていたということになります。それで、7月からの開始ということで途中補正をした。ところが、令和7年度についてはもう既に交付金がつく、つかないにかかわらず当初予算からもうそこはつけて、それで委託をさせていただいたということで期間が前倒しになったという経緯がございます。ただ、実際はウテカンパはこの委託料の中でもう既にその前から例えば我々がやりくりをしながら事業を前倒しでやっていただいていたという経緯がございますけれども、そこについては必要なものについては我々も考えていかなければいけないというところはありますので、例えば先ほど言ったように人件費から補填するというのは基本的にはやはりしっかり積算をして、必要な経費については我々は予算計上して、そこで予算がつくか、つかないかについては今ちょっと申し上げられない部分がございますけれども、そこは必要な経費についてはしっかり積算をして要求をしてまいりたいと考えてございます。
質問 12番 西田祐子
ぜひきちんとした予算づけを考えていただければと思います。女性支援の拠点整備ということで、今回こういうような事業を白老町は令和3年からやっていただいて、私はすごくありがたいなと思っております。しかしながら、苫小牧市では市民活動センターに女性の常勤者が配属され、女性たちが様々な相談を行える場として機能しております。一方、白老町はそのような場所がやっと今回できたということです。ところが、常勤ではないのです。白老町はその一方で消滅可能性自治体とも言われて、その要因の一つとして10代から40代前半の女性の人口の少なさが指摘されています。女性たちが白老町に住みたい、住んでもいいと思えるような環境づくりが急務だと思います。先般もNPO法人のお助けネットとかみなも、それとウテカンパで3団体から子育て協議の場の設置をという要望があったと思います。私も特に重要な施策だと考えております。まちとしてこうした拠点整備や若年女性の支援について今の状態でいいと思っているのか、今後どのような方針で取り組まれるのかお伺いします。
答弁 町民生活部長 山本康正
拠点整備は若年女性の支援ということで私から答弁させていただきます。女性の居場所づくりですとか、こちら若年女性の支援の拠点としては、やはりウテカンパが今大きな役割を果たしていただいているというところは認識しておりまして、引き続き我々としては団体と密接に連携しながら、そこについてはいろいろ事業を継続するのに支援等もしてまいりたいと考えてございます。それで、先ほど3団体からというお話がございましたけれども、ウテカンパにお聞きすると、拠点整備という意味では保健福祉部でやっています産後ケアの関係で、産後ケアというのは回数というか、決まった回数とかということになっていますので、それが例えばもう終了した女性の方がウテカンパに自主的にというか、集まってそこでまた違うコミュニティというか、そういうのをつくられていると聞いております。ですから、やはりウテカンパを拠点にするか、いろいろそれは考え方があるとは思いますが、その拠点整備とか居場所づくりという意味合いから我々も部を超えた連携を取りながら、どういった形でその団体の方とも話しながら、その拠点づくりだとか居場所づくり、それから先ほど協議の場というところもございましたけれども、そういった部分については行政的にも連携を取りながら考えてまいりたいと思っております。
質問 12番 西田祐子
私は女性支援の拠点整備ということで実際に何回か行かせていただけると、やはり若いお母さんたちがとても楽しそうに活躍というか、そこの活動をしていらっしゃるわけなのです。そういう人たちをまとめていく接着剤みたいな、その人たちを呼び寄せて、その人たちのコミュニティをきちんとつくって、そして人間関係を育てていく、そういう力がやっぱりウテカンパにはあるのだろうなと私は思っております。そういう意味で、とても重要な場所だなと思っています。私はいろいろ考えたのですけれども、集落支援員になってもいいのではないかなと正直言って思いました。集落支援の設置にはいろいろあるのですけれども、この中にもNPO関係者とか、元地域おこし協力隊員だとか、こういう項目も含まれていますし、ぜひこの拠点で常駐して人材育成をしていただけるような、やはりそういうような体制も必要ではないかなと思うのですけれども、その辺のお考えを伺います。
答弁 町民生活部長 山本康正
集落支援員の関係でございますけれども、今その集落支援員の在り方については、我々もどういう形で、先ほどの町内会のお話もありましたけれども、集落支援員をどういう形で活動いただくかというところ、活動を考えていくかというところについては、これからいろいろクリアしなければいけない部分がございますので、そこは1つの考え方、今ご提案としていただいておりますので、そこについてはまた検討っていいますか、考えていきたいとは思っておりますが、まずはその集落支援員のどういった役割かしっかりと考えてまいりたいと思っております。
質問 12番 西田祐子
ここのところの女性の活躍する場所、こういうものをどうするかということはとても大事なことだと、私はそう思って質問させていただきました。町内では女性たちが自らの力を生かし、支え合いながら地域に根差した活動を展開しています。こうした取組は単なる福祉政策にとどまらず、まちの未来を形づくる大切な土台であると思っています。支援の在り方、情報の届け方、参加のしやすさなど、一つ一つ課題に丁寧に向き合い、町民と行政が共に歩む姿勢が求められると思います。先ほども話しましたけれども、3団体からの要望と支援の在り方で昨日の長谷川議員の質問に町長は、来年度予算でも考えていきたいとおっしゃっていましたけれども、私はこういう団体の方々が運営が継続されていって倒れてしまわないような、やはり一生懸命頑張っても頑張っても報われない、自分の力ではもうできなくなってしまう、そういう状態にならないように行政としてしっかり支えていくべきだと思っておりますので、最後に町長のお答えをいただいて質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
地域女性活躍推進事業についてのご質問がございました。この事業を委託しているウテカンパのお話が中心だったかなと思っております。令和3年度からこの地域女性活躍推進事業ということでウテカンパのほうに事業を委託して様々な事業展開をしていただいて、私たちとしても大変ありがたいというか、本当にまちづくりに尽力していただいているということで感謝をしているところでございます。本町では誰もが安心して暮らせるまちづくり、社会の実現ということを大きな目標として施策を展開しているのですけれども、とりわけやはり女性の活躍というのはこの地域社会を元気づけるというか、活発化させるためには必要不可欠な力だと思っております。ですから、そういった意味も含めて白老町ではあいプランということで男女共同参画の計画も持っておりまして、その中に具体的に指標を設定してこのような形で進んでいくぞというような、そういった計画も持っておりますので、ウテカンパを含めて女性の皆さんが活躍できるようなまちづくりというのを様々に力を注いでまいりたいと考えております。