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白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月9日

公営住宅の建て替え

2025年12月9日、白老町議会の一般質問で、西田祐子議員が「公営住宅の建て替え」について質問し、町長 大塩英男、都市整備部長 舛田紀和が答弁しました。

質問者
西田祐子 議員
答弁者
町長 大塩英男、都市整備部長 舛田紀和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 西田祐子

2、公営住宅の建て替えについて伺います。白老町では令和5年度から14年度までを計画期間とする「公営住宅等長寿命化計画」が策定され、老朽化した公営住宅の安全性・居住性の向上やライフサイクルコストの縮減を目的に、建て替えや改善事業が段階的に進められる予定です。そこで、町民の安心な住環境の確保と持続可能な財政運営の観点から伺います。(1)、建て替えに係る国の補助制度の活用状況とまちの財政負担の見通しについて伺います。(2)、町内の公営住宅の中での優先順位を伺います。(3)、建て替えに伴う住民移転支援の具体策はどのように設計されているか伺います。(4)、建て替えに伴い、現地または近隣での仮住まいが必要となる場合、高齢者や低所得世帯が入居可能な住宅の確保について、どのような支援策を講じる予定か伺います。

答弁 町長 大塩英男

「公営住宅の建て替え」についてのご質問であります。1項目めの「国の補助制度の活用状況と町の財政負担の見通し」についてであります。公営住宅の建て替えにつきましては、国の社会資本整備総合交付金と起債を活用し整備を進めていく考えであり、財政負担の軽減を図るため、将来ストック戸数の適切な管理を目標に、整備戸数の縮減を図りながら経済性に優れた団地整備に努めてまいります。2項目めの「町内の公営住宅の中での優先順位」についてであります。建て替え団地の優先順位としましては、白老町公営住宅等長寿命化計画に基づき、耐用年数を超過し特に老朽化の著しい緑ケ丘団地と西団地、旭ケ丘団地の建て替え事業を実施しているところであります。また、各団地内における優先順位といたしましては、建物の配置計画に伴い支障となる既存住棟のほか、上下水道や団地内通路整備などの年次計画を策定し、除却順位を考慮した中で事業を進めてまいります。3項目めの「住民移転支援の具体策」についてであります。建て替えに伴う支援策としましては、引っ越しに要する移転費用を補償するとともに、各種手続に関するパンフレット等の作成や、団地説明会、個別相談を実施するなど、移転対象者に対するきめ細かな支援に努めてまいります。4項目めの「仮住まいが必要となる場合の高齢者や低所得世帯への支援策」についてであります。現在入居中の住宅が除却となる場合、当該住宅の入居者に対して仮住居の提供が必要となることから、引き続き高齢者や低所得世帯が安心した生活を継続できるよう、仮住まい先の住宅確保に向けた支援に努めてまいります。

質問 12番 西田祐子

国の制度と財政負担は国のほうで起債を活用し、また社会資本整備総合交付金を使うということになっていますけれども、維持管理費、修繕、更新まで含めたライフサイクルコストについてまちはどのように算定しているのか、併せて現状の家賃と新しく建てる団地の家賃についてお伺いいたします。

答弁 都市整備部長 舛田紀和

ライフサイクルコスト、まず1点目であります。こちらにつきましては、今現在、今年度建て替え住宅の実施設計を今実施しているところでございます。ですので、総工費といいますか、その建てる部分の工事費というものがまだちょっと積算が今現段階としては固まってございません。そういったこともありまして、数値としてお示しするというのが今現段階ではできないという部分がございます。ただ、このライフサイクルコストの縮減の観点でいきますと、基本的には1答目にもございますように長寿命化計画、こちらに基づいて住宅政策というものを進めてございます。それで、将来ストック戸数、これをまず押さえていくこと。構造別の建設コストの比較、それからさらにその維持管理、こういった抑制を進めていく中でコスト縮減に努めていきたいというのがまず1点目になります。2点目にございました今の現状家賃、それから今後の想定でございます。今回現段階で建て替え団地は4か所でご答弁させていただきますと、例えば今現段階での現家賃、西団地につきましては最低価格でいきますと1,500円。それから、緑ケ丘団地、こちらが2,200円。それと、旭ケ丘団地が2,900円で川沿の部分が4,400円というのが今現状でございます。今後その建て替えの新家賃の部分でございますが、これいろいろと算定方式というのがございまして、近傍における同種の住宅規模ですとか、あとは民間を含めた住宅の家賃、こういったものを含めていろいろと算定をしていくことになります。まだ先ほど申し上げたとおり設計というのは固まっていませんので、その母体となる金額というのが定かではないのですが、一応その計画段階で算定をしております推測の価格というもので申し上げさせていただきますと、2万円から2万5,000円というのが今の新家賃の想定額ということになります。

質問 12番 西田祐子

白老町はどちらかというと家賃が高いまちですので、同じアパートでも大体5万円から5万5,000円、6万円というところですから、随分安いのかなと思いますけれども、それでも今までの現状の家賃から比べると結構高くなるかなと。そういうものについて今後も住民説明の中でしていかなければいけないと思います。移転しなければならない、取壊しする団地なのですけれども、それの優先順位なのですけれども、その決定過程を住民にどのように説明し、もう理解を得ているのかどうなのか。さらに、住民意見をどのように考え、どのように反映させるのか伺います。

答弁 都市整備部長 舛田紀和

まずは、優先順位の部分でございますが、これは先ほどの町長の答弁にもありましたが、基本的には今の建て替えの優先といいますのは施設の耐用年数の超過、それから老朽化、そして耐震性、そういったものを考慮した中で町内の公営住宅で優先的に直すべきという判断の中で、長寿命化計画の中で緑ケ丘団地ですとか西団地、旭ケ丘団地、これを順列つけて今現在実施設計を含めて事業化に至っているところでございます。それで、入居者に対する説明の部分、それからその意見というものをどう反映しているかですが、まずこの入居者に対しましては既に令和5年7月に3日間程度なのですが、対象者に対して説明を行っております。その説明の内容の趣旨といたしましては、建て替え団地の施工順位ですとか必要性、今回の事業計画、それと転居に関するそういった説明を対象の方々にさせていただいております。基本的には西団地、緑ケ丘団地、それから旭ケ丘団地、3団地で大体その6割程度の出席率ではあります。その中で先ほどのご質問にありました意見の反映ですが、今入居者の声という中で一番多かったのは、やっぱり可能な限り今現在住み続けているところで引き続きその環境で住み続けていきたいというのが一番大きな声でした。転居先という不安を抱えている方ですとか、あとは先ほど議員のご指摘にもありました家賃の価格の部分、そういった部分で不安視されているような方もいらっしゃいました。そういった声の反映という中でいきますと、その現地建て替えというコンセプトの部分というのは、そういった意見を反映をさせているというのが1つであります。

質問 12番 西田祐子

大体一昨年に説明会をもうしているということですけれども、そうしましたら移転に対しまして公営住宅以外に民間賃貸住宅の仮住まい期間中、家賃負担軽減策とかはあるのでしょうか。それについてお伺いいたします。

答弁 都市整備部長 舛田紀和

家賃負担軽減策についてのご質問であります。これ緩和措置といたしましては、今回の住み替えにおいて本来は先ほど申し上げた2万円から2万5,000円という単価がございます。本来であれば、その2万5,000円をお支払いいただくというのが原則なのですが、傾斜家賃制度というのがございまして、公営住宅法でいきますと6年という、その6年の間に最終的な2万5,000円に追いつく階段方式という、そういった緩和制度というのはございます。

質問 12番 西田祐子

家賃の負担軽減策もあるということなのですけれども、ありがたいなと思います。次です。高齢者、障がい者世帯の支援体制について伺います。どうしても公営住宅というのは高齢者とか、そういう方々が多いのですけれども、住所変更などの行政手続、介護サービスの継続利用、また移動手段の確保など、多岐にわたる課題に対してまちとして引っ越し準備段階からどのような支援体制が構築されているのか、併せて社会福祉協議会や地域包括支援センター、ボランティア団体との連携はどのようにされているのか伺います。

答弁 都市整備部長 舛田紀和

ただいまの質問の前に、申し訳ありません。先ほどの軽減措置の部分で、公営住宅法でいきますと先ほど私は6年と申し上げさせていただきました。ただ、町営住宅の建て替え事業実施要綱というのもございまして、それになりますと5年という部分もありまして、ちょっと今後そういった部分についての経過措置というのはまだ設計が決まっていない部分もありますので、家賃が確定してどういう経過措置を取っていくかというのは今後そこは検討を進めていきたいと考えております。それと、ただいまの高齢者、それから障がい者世帯の方の支援でございます。今回の建て替え住宅事業に伴って、その転居に伴っていろいろと必要になってくる手続等があろうかと思います。例えば住所変更ですとか、介護サービスの手続云々という変更手続、事務手続的な部分、そういったものは我々担当課としましては対象者の方に対しましては、ある程度想定される必要手続に関するパンフレット、そういったものをまずは作成していきたいと考えてございます。引っ越しを要するその対象者の方というのは、建物の解体に伴って引っ越しが発生してきますので、一律に皆さん説明をやられてもやはりタイムラグがありますので、近くなった時点である程度その対象者の方にパンフレットをお持ちをして説明をまずさせていただくという直接的な部分と、あとはそういう福祉関係、それから上下水道、そういった部分を全部、登録変更とかがございますので、そういったところについては役場組織として情報共有を図りながら、連携を図りながら引っ越し対象者の方にご不便のないような、そういうサービスを提供していきたいと考えてございます。

質問 12番 西田祐子

高齢者の方々というのは、非常に自分が何をやればいいのか、何が大事なのか、高齢になってくると分からなくなってくる部分もありますので、ぜひ丁寧にやっていただければありがたいなと思います。次に、旭ケ丘団地の建て替えについて伺います。先ほど町民からもこの場所がいいという声もあるからと伺いました。ただし、この周辺には店舗が少なく、建て替え後に自家用車を持たない住民がいた場合に生活上の不便が想定されます。まちは令和7年度から令和11年度までを計画期間とする地域公共交通計画を策定しており、その中で運転手不足による便数削減の可能性が示されています。今後は公共交通の利便性がさらに低下する懸念があり、特に高齢者や交通弱者にとっては買物や通院など、日常生活の移動が大変大きな制約を受けることになります。人口減少が進むまちの将来を考えると、同じ場所に建て替えることの意義をまちとしてどのように考えているのか伺います。

答弁 都市整備部長 舛田紀和

同じ場所に建て替えることの意義というご質問でございます。まずは、先ほども申し上げた部分でいきますと、前回アンケートをその関係者に取らせていただいたときに旭ケ丘団地、こちらの結果としまして今後同じくまたここに住みたいというアンケートが18人中15人。こういう結果が出ております。まず、そこをご答弁としてさせていただきたいのが1点です。それと、この旭ケ丘団地につきましては、立地的な部分で今現在はもう老朽化して政策空き家として入れていない状況です。ですので、56戸のうち今現在25戸が入居中ということでございます。ただ、こちらはやっぱり小学校、中学校が住宅から近いというようなこともあって、入りたいというご相談を直接受けているというケースもございます。そういった観点からいきましても、やっぱりここの今まで住んできた地域に住み続けたいという、そういった部分のお考えも我々としては重要視していきたいと。ただ、今まであるものをそのままというわけにはいきません。ですので、先ほど申し上げた部分もありますが、将来的なストック戸数、こういったものの管理数というのは適正に削減をしていく。その中でまちのコンパクト化の中では一遍に都市型、中心地に一極ではなく地区的な部分、本町においては25キロという横長の地形上もございますので、やっぱりその各地区、各地区で拠点となるものを設ける。そして、そこに、住み慣れたところに縮減した数の中で住んでいただくというのが我々が今現在考えている意義という部分のお答えになろうかと思います。

質問 12番 西田祐子

最後になります。公営住宅の建て替え計画は町民の生活基盤に直結する重要な施策であり、単なる施設更新にとどまらず、住民の安心と生活の継続性を支えるものでなければなりません。財政的な維持を確保しつつ、弱者への丁寧な支援を組むことが不可欠であると考えます。公営住宅のまちなか整備というのも一つの選択肢かなと思います。そのまちなか整備というのを計画にどのように位置づけていくのか、まちとしてこの点をどのように捉え、今後の公営住宅の計画に反映していくのか、町長の見解をお伺いし、質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 大塩英男

公営住宅の建て替えについてご質問をいただきました。今議員がご指摘のとおり、この公営住宅の建て替えというのは単なる施設更新ということではなくて、やはり住む方々の安心した生活の確保というのが必要になるということでまちとしてもしっかりと捉えているところでございます。今公営住宅のまちなか整備というお話もございました。町が策定します都市計画のマスタープランの中でもまちなかへの居住誘導というのをこれから進めていきますよということで、重要であるということはしっかりとまちとしてもこの計画に基づいて進めていかなければなりません。ただ、一方では先ほど担当部長からお話ししたように住み慣れた場所というのも今お住まいの方々はお持ちなものですから、これを1つの地域に集約するということではなくて、やはり各地域ごとの拠点というのはありますので、そこを踏まえた中でこの公営住宅の整備というのは考えていきたいなと考えております。あわせて、足の確保ということも今後の将来的なことを考えると、やはりこういったことも複層的に考えていかなければならないかなと思っています。まずは、いずれにしましてもやはり住む方々の不安を解消するということが一番重要なことですので、丁寧な支援であったり、これは様々な財政的な支援も含めて、そういった様々な支援をしっかりとまちとしても進めてまいりたいと考えております。

出典:白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月9日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる