白老町議会 令和5年定例会9月会議 2023年9月7日
人と自然が共生した、安心で住みよい生活環境のまち
2023年9月7日、白老町議会の一般質問で、貮又聖規議員が「人と自然が共生した、安心で住みよい生活環境のまち」について質問し、町長 大塩英男、総務課長 高尾利弘、学校教育課長 鈴木徳子、消防長 後藤悟、副町長 古俣博之、政策推進課長 冨川英孝、教育長 安藤尚志が答弁しました。
- 質問者
- 貮又聖規 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、総務課長 高尾利弘、学校教育課長 鈴木徳子、消防長 後藤悟、副町長 古俣博之、政策推進課長 冨川英孝、教育長 安藤尚志
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質問 3番 貮又聖規
続いて、次に行きます。2、人と自然が共生した、安心で住みよい生活環境のまちについて。(1)、防災・減災の取組について。①、地域防災計画の実効性と津波対策の課題について伺います。②、高齢者の避難誘導体制の構築の進捗状況について伺います。③、北海道栄高校との住民の命を守る拠点に向けた協議の進捗状況を伺います。④、旧森野小中学校の防災教育の場としての活用について見解を伺います。(2)、地域防災力の向上について。①、自主防災組織の結成率向上の促進状況と課題について伺います。②、しらおい防災マスター会との連携強化の具体策について伺います。(3)、公共交通について。①、「交通空白地が解消し、多くの町民が公共交通を利用できるまち」の目指す姿と現状の評価・分析について伺います。②、デマンドバスの利用者の目標値に対する実績と利用者の声や要望について考えを伺います。(4)、固定資産税の超過税率の廃止について考えを伺います。(5)、白老東高校の存続について。①、人口推計等から予測される高校存続の決断時期をいつと捉えているか考えを伺います。②、新学科の開設に向けた考えを伺います。
答弁 町長 大塩英男
「人と自然が共生した、安心で住みよい生活環境のまち」についてのご質問であります。1項目めの「防災・減災体制の強化」についてであります。1点目の「地域防災計画の実効性と津波対策の課題」についてでありますが、地域防災計画については、災害対策基本法の改正や上位計画である北海道地域防災計画の改正に準ずるため、今年3月に大幅に改正を行っており、今後も近年の自然災害の頻発化・激甚化へ即応するため、適宜、計画を見直し、対応を図っていく考えであります。また、新たな浸水想定を考慮した避難所の在り方、備蓄品の充実等や啓発活動の推進などを課題として捉えており、引き続き、防災・減災体制の強化を図りながら、安全安心なまちづくりを推進する考えであります。2点目の「高齢者の避難誘導体制の構築の進捗状況」についてでありますが、災害対策基本法において、要配慮者とは、高齢者や障がい者、乳幼児その他の特に配慮を要する者とされ、そのうち、災害発生時、特に支援が必要となる避難行動要支援者の名簿及び個別避難計画の作成に取り組んでおります。今後は、他市町村のモデル事例等を参考にしつつ、民生委員・児童委員、町内会、社会福祉協議会、社会福祉施設など関係者の理解と協力をいただきながら、避難行動要支援者及び要配慮者支援の推進体制の構築を図ってまいります。3点目の「北海道栄高校との住民の命を守る拠点に向けた協議の進捗状況」についてでありますが、北海道栄高校は、高台にある施設であることから、緊急的に避難する「指定緊急避難場所」と被災者等が一定期間滞在する「指定避難所」のいずれにも指定しており、津波や風水害などの際に住民の生命や生活を守る重要な施設であると捉えております。また、浸水域が拡大し、浸水域に含まれない公共的施設が限定されることから、備蓄品や物資の保管、応援に駆けつけた関係機関の防災拠点としての活用を含め協議を進めているところであります。4点目の「旧森野小中学校の防災教育の場としての活用」についてでありますが、旧森野小中学校は、施設の老朽化が進んでいることなどから、現状における防災教育等の場としての施設の活用は難しいものと捉えております。そのため、既存の公共施設等を活用し、防災教育の機会の充実を図りながら、防災意識の醸成に努めていく考えであります。2項目めの「地域防災力の向上」についてであります。1点目の「自主防災組織の結成率向上の促進状況と課題」についてでありますが、自主防災組織の結成を促すため、これまで結成時の助成事業を行ってまいりましたが、ここ数年の結成率は73%程度と横ばいの状況であったことから、今年度から自主防災組織が行う訓練や研修、資機材整備などの助成事業に変更しております。このことによって、既に自主防災組織を結成している町内会の防災力向上と、新たに自主防災組織設置に向けた取組を行う町内会が増えるものと考えております。また、自主防災組織は町内会で組織していることがほとんどであるため、町内会の課題と同様に高齢化や活動への参加者の固定化などが課題であると認識しております。2点目の「しらおい防災マスター会との連携強化の具体策」についてでありますが、しらおい防災マスター会は、現在、71名の会員で構成されております。そのうち70名が北海道地域防災マスターに認定され、6名が防災士の資格を取得するなど、防災に対して高い識見を持ち、町内会や各種団体、学校などを中心として防災意識の高揚のための啓発活動に取り組んでいただいております。今後も、しらおい防災マスター会との連携を密にし、会員拡大の取組や活動に資する支援を行い、連携強化を図りながら地域防災力の向上に努める考えであります。3項目めの「公共交通」についてであります。1点目の「『交通空白地が解消し、多くの町民が公共交通を利用できるまち』の目指す姿と現状の評価・分析」についてでありますが、地域公共交通は、町民の誰もが気軽に、思った時に利用できる運行体制の構築を目指し、これまでその環境整備に努めてきたところであります。現在においては、居住地や目的等に応じて、元気号、カムイ号、ぐるぽんの3種類の運行を行い、徐々に理解、浸透も深まっていると考えているところでありますが、引き続き、町民の皆様の利便性向上に向けて取り組んでまいりたいと考えております。2点目の「デマンドバスの利用者の目標値に対する実績と利用者の声や要望」についてでありますが、第6次総合計画におけるデマンドバスの目標値1日当たり17人に対し、50人以上の町民の皆様にご利用いただいている状況にあります。また、利用者の声や要望については、導入当初は、予約方法に対する意見等を多く頂戴しましたが、最近では、まちなか停留所の増設を望む声が多く寄せられているところであります。4項目めの「固定資産税の超過税率の廃止」についてであります。平成21年度より導入している固定資産税の超過課税につきましては、本町のまちづくりを進めていく上で必要不可欠な自主財源となっていることから、今後も多様化する行政需要に対応するため、継続していく考えであります。5項目めの「白老東高校の存続」についてであります。1点目の「高校存続の決断時期」についてでありますが、白老東高校は、2学級80名の募集定員に対し、令和5年5月1日現在の在籍数が第1学年54名、第2学年41名、第3学年48名となっております。白老東高校は、北海道教育委員会から示されている公立高等学校配置計画案において、8年度まで2学級を確保できれば現在の定員を維持するものとなっております。しかし、10年度以降、胆振東学区では、中学校の卒業者数が大きく減少する見込みであることから、学区内で定員調整や再編整備などが行われていくものと考えております。2点目の「新学科の開設に向けた考え」についてでありますが、現時点においては、そのような方向は検討されていない状況です。しかし、北海道CLASSプロジェクトの事業を推進するため、北海道教育委員会、白老町、白老町教育委員会などの行政機関や、商工会、観光協会などの町内関係団体で構成するコンソーシアム会議が組織されており、今後は、そうした場で様々な魅力化が検討・協議されていくものと考えております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。1項目めの1点目、地域防災計画の実効性と津波対策の課題についての再質問であります。まず初めに、道内初の最大震度7を観測し、44名が犠牲となった胆振東部地震が昨日、9月6日にて発生から5年を迎えたというところであります。甚大な被害を被った厚真町、安平町、むかわ町の3町と白老町では当事者意識が違う、これは仕方のないことでありますが、災害はいつ私たちの身に降り注いでくるか分からない。これからの時代の流れ、国の動きを鑑みると、国は事前防災に取り組まない自治体には被災後の支援をしない方向に進んでおります。自然災害が起きてからでは国は面倒を見てくれない、事前防災の取組が必要となる時代になっているというところ、まずはこのことを念頭に再質問したいと思います。まず、1つ、津波発生直後、これは重要な時間帯というのがあります。津波発生直後の39分、いかに避難準備と避難ができるかが重要とされております。この39分というのは準備をして避難行動する、津波が到達するまでの39分がとても大事だと言われているのですが、この39分は日中であっても高齢者にとっては非常に難しいものであります。ましてやこれが冬期間であったり、夜中であると、これはなおさらであります。そのようなことから、本町の避難のありようというのは徒歩が原則とされておりますが、ここで室蘭市が7月か8月、室蘭市の取組です、避難はあくまでも徒歩が原則であるけれども、高齢者等で徒歩避難が難しい人については車での避難を認める方針を打ち出した。今の本町のありようはグレーゾーンで進んでいると思うのですけれども、その辺りの考え方、これが私は実効性の部分に当たると思いますので、質問させていただきます。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
議員がおっしゃったとおり、津波の到達時間が大体39分ということで想定されている中で避難行動をいち早くするということを考える中で車避難というのがどうなのかということで、確かに車避難については基本的に、今まで国の考え方というか、全体的な考え方もそうだったのですけれども、例えば道路の損壊だとか、地震、大揺れの場合ですから、そういったことも踏まえて、どうしてもやむを得ない場合だけは車の移動ができますということで、白老町も防災避難計画上はそういった部分である程度各地区ごとに車で避難できる場所という、想定というか、行ける場所は確保しているところですけれども、言ったように一番の大きな問題は、白老町の場合は東西に踏切が走っているというところがございまして、苫小牧市でも車で避難できる場所というところも設定し始めているのですけれども、それについても跨線橋のある場所だとか、そういうところでJRの踏切の問題が一番大きく、その辺の問題を解消できて初めて車避難と、要するに鉄南のほうからの避難ができるということになりますので、そっちの部分も含めて北海道だとか、そういうところも含めてJRとのやり取りはあるのですけれども、なかなかそこが進まないというような状況がございます。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。ちょっと切り口を変えます。小中学校の防災教育の現状はどのようなものになっておられますでしょうか。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
中学校2校については、しらおい防災マスター会のご協力をいただいて一日防災学校というものを土曜授業の中で行っております。1年生、2年生、3年生それぞれ段階に応じてやることになっておりまして、最終的には避難所運営を中学生ができるようなところを目指しております。小学校については、例えば昨日の胆振東部の地震の関係でありますと、北海道で防災教育の日というのを定めておりまして、学校でそれに関する授業を行うですとか、あと9月1日、シェイクアウトを避難訓練と一緒に行うですとか、そういうことで行っている。あとは定例的に避難訓練というようなことを行っております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。今回は時間の関係があるので、ここは深くいきませんけれども、次に消防長にお尋ねいたしますけれども、胆振東部地震の教訓を受けて消防の体制等はどのように改善されておるのかお伺いいたします。
答弁 消防長 後藤悟(消防長は2023年9月まで)
胆振東部地震を受けてというところですけれども、体制的には大きく変わってはいない現状です。ただ、ブラックアウトを経験したことによって各分団に照明器具あるいは発電機などを配備したというようなところが大きなところかと思います。胆振東部地震からではないのですけれども、それ以前から白老町の防災訓練において、地震が発生し、津波が予想されたときに町内の消防団5分団が海岸線における住民にいち早い広報等を実施することによって町内会が動き、高齢者あるいは体の不自由な方の避難にいち早くつながるかと考えております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。続いて、2点目、高齢者の避難誘導体制についての再質問をいたします。社台地区についてでありますが、津波が発生した場合の指定緊急避難場所は社台墓地になっております。高齢化率も高い地域にあって避難するには現実的に無理があると考えておりますが、まちの捉えはいかがでしょうか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
社台の津波の避難場所として社台墓地というところで指定してございますけれども、確かに貮又議員がおっしゃった部分も各地区の住民の方からもお受けしておりまして、ただあそこは平地なもので場所的にないというところでそのところは今もそのような状態で、そこの部分の環境整備をしっかりしていくということで取り組んでございますけれども、そういった求めがあるので、今後その部分については先ほどあった車での移動先だとか、特に高齢者の方がという部分ではそういうことも含めて考えていきたいと考えています。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。日本海溝、千島海溝沿いを震源とする巨大地震に備えた津波対策を進めるための国の考えに基づいてなのですが、緊急事業計画について白老町の策定の考え、今の状況について伺います。これは端的でよろしいです。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
この部分で緊急対策という、国もそういった日本海溝の今回の被害想定等を受けてやってございますけれども、補助率のかさ上げだとか、そういう取組をしています。うちとしても大きな部分ではないのですけれども、防災倉庫ですとか、現在不足しているものについてこちらの補助を活用してということで計画をつくっているというような状況でございます。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。国は令和4年に、地震の津波で大きな被害を受けると想定される北海道の39の市町などを津波避難対策特別強化地域に指定しております。白老町も該当しております。この特別強化地域に指定されることにより、避難施設を整備する際の国の補助率が今年3分の2に引き上げられております。先ほど課長もその点はおっしゃっていました。自治体が補助を受けるためには緊急事業計画の作成が必要となるわけです。そして、北海道の全39の自治体のうち、釧路町や浜中町、白糠町など道東沿岸の7市町がこの計画を作成済みであります。その計画を作成し、釧路町と浜中町では津波避難タワーを4基建てることになりました。きっと1基1億円以上はするとは思うのです。国の予算枠があるうちに早期に計画を作成して津波避難タワーなどのハード整備をすべきであるということを私は指摘したいのです。先ほど私が前段で言った、国は災害が起きてから支援というよりは事前にいかに準備をするかというところの自治体に対してしっかりとした支援をするということになるのです。ですから、私はここで1つ提案をしたいのは、社台地区の住民の命を考えたときには、これは議場でも本当に同僚議員も何度もやっておりますが、社台墓地では厳しいわけです。であるならば、この計画を策定して津波避難タワーを社台地区に整備すべきであると私は考えますが、理事者の考えはいかがでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
るるお話があった関係で一つの地域として社台の状況が出ておりますけれども、防災計画については内容的な部分も含めてその計画づくりは順調に進んでいて、間もなく国とのやり取りも含めて進んでいく状況にはなっております。そういうことで、指摘があったようにその計画に基づいて防災関係のハード面での補助というか、それを取っていかなくてはならないということで、本町においては課長からあったように防災倉庫も必要だ、浸水域が広がったので、今の関係では足らないし、もっと奥のほうに大きな備蓄のための防災倉庫が必要だと。それから、社台地区が一つの例として出ていますけれども、昨年も都市マスタープランの関係で社台地区の方々とお話をしたときも避難体制はどうするのだということは十分私たちも耳にしております。ですから、ここのところは防災タワーを新たに造るのか、昨日町長からもあったように旧社台小学校の活用を含めてどういうような防災があそこのところにつくり出していけるのか、そこのところは今の社台地区の避難状況から見れば十分考えていかなければならないことだとは強く捉えております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。もう一つ、新たな自然災害の位置づけとして熱中症、これは皆さんご承知のとおり主に気温と温度の上昇で起こるというところで自然災害としての位置づけとして自然災害の中では国内で一番死亡者が多いということになっております。最近では本当に悲しい事故が伊達市等でもありました。そのような中にあって、本町もこの対策を講じる必要が今後ますます高くなると考えるのです。そこで、避難施設における冷房の環境整備の考え、それともう一つ、災害備品における考えです。災害備品については今まで暖房の関係はありましたけれども、今後暑いときには冷房設備、これは必要だと考えますので、その考えについてお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
今ありましたように、今年は特に非常に暑い日が続いたということで各地で熱中症の方も増えているというような状況がございました。それで、これまでも避難施設においてはおっしゃったように北海道ということで冬場の対策でストーブとか暖房関係の機材をそろえてきたというところでございますけれども、避難施設は場合によりますけれども、長期にわたって生活するという場面も出てくることもございますので、冷風機というのですか、冷房の機能を備えた資機材の準備もしていかなければならないということで、暖房の部分は大体90%ぐらい施設に対して充足してきているということですので、順次冷風対策についても資機材を計画的に増やしていくということで考えたいと思っております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。これは防災対策とは関係がないのですが、苫小牧市が小中学校への移動式の冷風機を導入するということを報道されております。今後来年度に向けても白老町内の保育園等も含めながらそういったことを考えていただきたいというところを指摘させていただきます。そして、次、3点目の栄高校と4点目の旧森野小中学校の跡地についてでありますが、これは私は栄高校については令和3年9月、旧森野小中学校については令和3年3月に一般質問しておりまして、それの追及質問でありましたので、状況は分かりました。では、続いて2項目め、地域防災力の向上について1点目と2点目に関連して質問いたしますが、しらおい防災マスター会、今年のテーマというのがお茶の間防災の推進なのです。お茶の間防災というのは出前講座的なものでありますが、令和4年は13回の回数を重ねておりまして、293名の方々が参加されております。ただ、一つの課題は出前講座をしても参加される方々の顔ぶれが決まっているというところなのです。ですから、こういったところを町が自主防災組織と連携しながら、もっともっと出前講座を普及させる必要があると考えますが、町のお考えはいかがでしょうか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
しらおい防災マスター会では令和4年13回。それまでも数多くの出前講座だとか、新型コロナウイルス感染症の時代には自分たちで勉強してやっていただくということで非常に活動を熱心にされているというところでございます。出前講座をしても関心の度合いは、大きな災害が起きたときにはいろいろ関心も全体的に高まってくるのですけれども、なかなか時間がたつとというところがありますので、こういった部分はそれぞれ皆さんの、ふだん私たちも広報紙等で周知はしておりますけれども、ふだんからそういった取組をしっかりしながら、出前講座に参加する人が幅広く参加されるような取組を進めていかなければならないと思っています。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。2項目めの地域防災力の向上についての最後の質問とさせていただきます。1つ課題として町内会の課題と同様に高齢化や活動への参加者の固定化などは課題であるという答弁がされております。いかに活力を生むかというところが非常に大事かと思うのですけれども、そこで1つ提案なのですが、自主防災組織に各町内会のリーダーをしっかり充てる、その中で意識の向上を図ることが必要なのかと思います。そこで、町内会、それから自主防災組織の活力を高めるためにも例えば町長がリーダーの認定式というか、授与式みたいなものをしっかりするようなことで私は活力を一つ生むと考えるのですが、町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
地域防災力の向上ということで自主防災組織の関係のご質問でございます。自主防災組織の向上については、これまでとちょっと視点を変えた形で今年度支援策というのを町としての取組として進めさせていただきました。これは議員の皆さんもそうだと思うのですけれども、私も実体験として、行政がきちんと防災のところで町民の皆さんを支えるというのはもちろんのことなのですけれども、いざ有事が発生した場合には隣近所というか、私も記憶にあるのですけれども、胆振東部地震が起こった際に、近所に町内会長がいるものですから、まず町内会長のところへ行ってみんな大丈夫かという声かけをしたというようなことで、そういった経験を踏まえると自主防災組織の向上というのが必要ではないかと思っておりますので、何とか、高齢化ですとかいろいろ課題はあるのですけれども、そういった中で取組を進めていきたいという考え方がありました。その中でリーダーというようなお話もありましたので、これは今すぐにということでの取組としてはまだ検討の余地は必要かと思いますが、自主防災組織に力を入れていくというような観点ではそれも一つの取組とは考えております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。私も今回いろいろ関係者の方々にヒアリングをする中で、大塩町長から任命されると我々も周りのリーダーも本当に力が入るだろうという要望がありましたので、ぜひそれは前向きに検討していただきたいと思います。続いて、3項目めの公共交通についてでありますが、1点目、2点目を関連させて質問します。まず、デマンドバスについて特化したいのですが、デマンドバスの利用者がかなり増えております。実際に利用されている町民の方々の声もすごく満足度が高いです。ただ、しかしもう一歩、目的地まで、自ら100円でも200円でも上乗せしてでもいいから目的地まで行きたいというお声もあるのも確かです。ただ、一方で、タクシー等の業者もありますから、その辺のバランス等もうまく調整しなければならないと思うのですが、いかがでしょう、デマンドバスで目的地まで到達するフルデマンドの取組を実施されている先進事例は道内にありますでしょうか。
答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)
フルデマンドの検討というようなところでの先行事例というようなことでございます。道内で南幌町が令和3年10月からフルデマンドというようなことで運行しているというような実態は確認してございます。
質問 3番 貮又聖規
今回の防災の津波タワーの話もそうなのですけれども、できないということありきではなくて、いかにしてできるのかというところが必要だと思いますので、今後南幌町がなぜできたのか、そこをしっかり研究してよりよい、今回の交通空白地が解消し、多くの町民が利用できるというところを目指していただきたいと思います。続いて、時間の関係もありますので、次に行きます。固定資産税の超過税率の廃止についてでありますが、こちらも私は令和3年9月の一般質問にて質問しております。そのときは平成21年から導入されて14年たっておりましたので、総額約32億5,000万円ぐらいの町民の皆さんからの負担を得ているというところであります。ただ、今回の答弁、これも継続していくという考えでありますが、これは財政状況がよくなっているというところも一つの到達点でそれを廃止するだとかというところになると思うのです。ただ、今のまちの考えでは今後も多様化する行政需要に対応するというところでありますから、ただしそうはいっても町民の皆さんには何か、もっと財政がこうなったらこうですとか、あと1年、2年の時限を設置するだとか、そういったところが私は必要だと思いますが、理事者のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
固定資産税のご質問でございます。貮又議員からお話があったように、これまで貮又議員から町民限定にして1.4%にならないかですとか、あと超過分の0.3%分を基金に積んで何か活用できないかというようなことでのご意見、ご提言をいただいたというのは承知しております。ただ、固定資産税につきましては徴税に占める割合が6割ということで安定的な貴重な財源ということで捉えているところでございます。安定的な自主財源の確保というのは白老町にとってこれからのまちづくりをしていくためにはどうしても必要な財源と私も考えておりますので、そこは何とかご理解をいただいた中で、町民の皆さんにご負担をいただいている分はしっかりとまちづくりに活用していくというような考え方は示させていただきたいと思います。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。まちの理事者の考えも分かりました。ただ、これは今後町民の負担を軽くするような方向に向いて一丸となって取組を進めていただきたいと思います。続いて、5項目めの白老東高校の存続についての再質問をいたします。答弁で私が驚いたのは1学年が54名、2学年が41名、3学年が今は48名となっています。2クラスで考えると、第2学年は41名ですから、これはかなり危機的状況だと私は考えますが、どのように捉えておられますでしょうか。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
人数についてお答えした部分について、貮又議員御存じだと思いますが、開校当時から間口が減り続けてきたと思います。昭和62年に白老東高校は開校しておられますが、まず4学級から3学級になる前の年、間口が減ったのは平成14年なのですが、平成13年の学年別の人数でいくと1年生が160人、2年生が155人、3年生が155人ということで、ここで4学級を切る状況があったというところで3学級に減ったという経緯がありました。それから次に、3学級から2学級に減りましたのが平成28年、2016年でした。その前の年の平成27年の学年別の人数でいくと1年生が120人、2年生が116人、3年生が111人ということで、状況とすると今のほうがどちらかというと厳しい状況だというような見通しは持っております。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。今の胆振管内の高校、道内の高校を見ると、募集枠を道外に広げるという学校が増えておりますが、これはどうなのでしょう、まちの関わり方としてすぐ簡単にこうやってできるのかどうか、その辺りについてお伺いいたします。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
まず、今年の4月の段階で道内25の道立高校で道外の生徒を募集しています。実際に道外から56名の生徒が北海道へやってきています。ですから、学校数で割り返すと1校当たり大体2名、1名ぐらいで道外から生徒を獲得しているという状況でございます。道外に生徒を求めることに対して北海道教育委員会の考え方としては、決してそれを否定はしておりません。ただ、どこの学校でも道外から募集できるということではなくて、農業や水産科などの一部の学科に加えいろいろ条件があります。地域の教育資源を活用した教科、科目を3単位以上履修できる教育課程を編成しているとか、あるいは町においては寮や下宿などがきちんと整備されていると、地域で継続的に支援できる、そういうような条件がそろったときに北海道教育委員会としては道外からの生徒の募集を可能としているということでございます。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。タイムリミット、高校存続の決断時期、これは今日の答弁を見ると今もうしなければ手後れになるのではないかと思っております。その中において教育長から答弁があったとおり、では枠を広げるのであれば環境整備、寮だったり、そういったものも出てきます。ただ、いかがでしょう、町長、もうこれは早期に、今回答弁いただいた北海道CLASSプロジェクトの事業の推進もありますが、これとは別に高校を必ず存続して、さらに今の縮小状況を逆転する、生徒が増えるような学校にしていく、これをしっかりと今のうちから決断して取組を進めるべきだと私は考えますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
町長が答弁される前に私からも一言お話をしたいと思います。貮又議員が言われたように、道外に活路を求めていくということも選択肢としては私はありだと思っています。ただ、1つ考えなければいけないのは、募集が減れば、入学者が減ればもちろん危機的な状況なのですけれども、私にとって今一番危機的な状況というのは町内の子供たちがどれぐらい白老東高校に進学するかという、その割合が非常に北海道教育委員会にとっては大きなバロメーターになっているのです。今の状況を見てみると、先ほどお話があった去年、41人のときは町内で進学したのは14%の子供なのです。今年を含めてそれまでは二十四、五%ぐらいは進学しています。北海道教育委員会で求めているのは30%から40%ぐらいの進学を地域の中で上げていくというのが求められている課題なので、現実的に今は町内の中学生がどんどん、どんどん減ってきています。そういう意味ではいかに白老東高校の魅力をまずは町内の地域の方あるいは子供たちにも理解していただくということも私は大変重要なことだと考えております。
答弁 町長 大塩英男
白老東高校のご質問でございます。先日今後3年間ということで北海道教育委員会から公立高校の配置計画が発表されまして、白老東高校は現状維持となりました。ただ、これで安心しているということではなくて、今後を考えたときに少子化ということを考えると現実的にクラスが減っていくというような問題に必ずぶち当たっていくと思います。ですから、その準備というのは今から大事にしなければならないということは私も重々承知しています。ただ、白老東高校は今いろいろと一生懸命魅力化づくりですとか、高校自身としても頑張っておりますので、そこは町、教育委員会、そして関係機関が一致団結して、町にある高校がかけがえのない存在だという考えには変わりありませんので、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。これで最後の質問にいたします。先般ある町民の方から町民課の窓口の対応がとても親切ですばらしかったと。これは本当に複数の町民の方から私のほうにそういう喜びの声というのか、感謝の声が届きました。これは私が思うのは、大塩町長が新町長になられて新しい風が入った、これは職員にとっても活気がつくものです。そんなところでぜひこの流れをもっともっと大きくしていただきたい。野球でいえば北海道日本ハムファイターズもほかのチームでは活躍できなかった方が今すごく活躍していますよね、いろんな方々が。私はこの役場の中も、課長は監督だと思うのです。それを束ねる経営者、トップ。これから課長職がこの職員が欲しいだとか、その特性を生かして伸ばしたいと、特徴を伸ばしたいだとか、そういうような活気ある役場にしていただきたいと思います。そこには皆さんの笑顔は、これは基本的に必要だと思うのです。それが町民課の対応にもつながっていると思うのです。最後になりますが、今後とも大塩町長の強いリーダーシップの下、何とか役場を活気づけてほしいと思いますので、最後に町長、その意気込みを確認して私の質問に代えさせていただきます。
答弁 町長 大塩英男
総括的なご質問ということで、まず貮又議員のところに町民の皆さんから町民課の対応がよくなったというお話をいただいているということで、本当に喜ばしいお話でありがとうございます。それで、役場の活気というようなお話の前に、今回安心で住みよい生活環境のまちについてということで貮又議員からご質問をいただきました。その中で防災と公共交通ということで、私も考える中で町民の皆さんの安心といったら何かと思ったときに、この防災力。何かあったときに避難するところがある、何かあったときにというときにきちんと防災力を高めていくということは皆さんの安心につながっていく。そして、足の確保、どこかへ出かけたいときにきちんと足がある、これも安心につながっていると私は思いますので、まさしくこの2項目というのは安心につながってくると思っております。その安心というのが町民の皆さんの笑顔になってくると私は思っておりますので、役場の職員の笑顔という話もあったのですけれども、役場の職員が笑顔になることによって町民の皆さんも笑顔になる、つながっていくということはもちろん重々承知していますので、私もしっかりとやっていきたいと思います。それと、もう一点、役場のお話があったものですからお話をさせていただきますと、先ほど貮又議員からできないことをできないではなくて、できるようにしようというお話をいただきました。まさしくそのとおりで、私も職員に常日頃言っているのですけれども、例えば町民の皆さんから何か相談があった。そして、これどうだろうといったときに、ごめんなさい、これは法律上できません。これを言うのは簡単だと思うのです。ただ、法律はあるのですけれども、あまり言ってはいけないのかもしれない、その抜け道でどうにかできるように持っていくのが私は行政のプロだと思っていますので、これは職員にしっかり、やはりできないということではなくて、できるように考えよう、これが行政のプロだというお話をしていますので、そういったことも含めた中でしっかりと役場職員一致団結してまちづくりを進めていきたいと思います。