白老町議会 令和3年定例会9月会議 2021年9月9日
災害時の避難所
2021年9月9日、白老町議会の一般質問で、西田祐子議員が「災害時の避難所」について質問し、町長 戸田安彦、総務課長 高尾利弘、健康福祉課長 下河勇生、副町長 古俣博之が答弁しました。
- 質問者
- 西田祐子 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、総務課長 高尾利弘、健康福祉課長 下河勇生、副町長 古俣博之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 西田祐子
会派きずな、西田祐子でございます。本日は、2点質問させていただきます。1点目、災害時の避難所についてであります。平成30年9月6日発生しました北海道胆振東部地震に役場職員も大勢応援に行かれております。白老町も被災しているにもかかわらず率先して行かれ、職員の皆さんは一生懸命頑張っておられました。また、留守を守ってくださった職員の皆様方も大勢いらっしゃいます。改めて感謝と御礼申し上げたいと思います。町民の命と暮らしを守るのが使命と心得ておられる職員の皆様方は、北海道胆振東部地震の経験を踏まえ、避難所と運営の対応に頑張っておられると思いますので、そこで質問させていただきます。(1)、福祉避難所の現状と課題について。①、対象となる要配慮者の概数の把握状況について伺います。②、避難所として利用可能な施設の指定と要配慮者への周知について伺います。③、災害時の要配慮者の避難所までの避難について伺います。④、平常時に要配慮者支援員の事前設置の考え方について伺います。⑤、避難所の新型コロナウイルス感染症対策について伺います。(2)、一般避難所の現状と課題について。①、食料・物資の調達、受け入れ管理・配給について伺います。②、避難所でのプライバシー確保とベッド・トイレなどの住環境について伺います。③、避難者への情報伝達と自宅避難者への情報提供について伺います。④、避難所でのペットの取扱いについて伺います。⑤、ボランティアの受入れと管理について伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
「災害時の避難所」についてのご質問であります。1項目めの「福祉避難所の現状と課題」についてであります。1点目の「対象となる要配慮者の概数の把握状況」についてでありますが、要配慮者とは、災害対策基本法において、高齢者や障がい者、乳幼児その他の特に配慮を要する者とされ、その内、災害発生時、特に支援が必要となる避難行動要支援者は、介護認定者が79名、身体・精神・療育等の手帳保持者が582名で、合計661名となっております。2点目の「避難所として利用可能な施設の指定と要配慮者への周知」についてでありますが、現在、4団体、7施設と福祉避難所としての協定を結んでおります。受け入れ人数は、各施設の受け入れ可能なスペースや支援体制などを考慮し、7施設で計94人となっております。福祉避難所への避難は、受け入れ人数を超え混乱を招くことがないよう、専門的な支援や援護の必要性の高い方を優先するため、要配慮者に係わる部署や関係団体等を通して個別に周知を図っていく考えであります。3点目の「災害時の要配慮者の避難所までの避難」についてでありますが、避難情報を発令し、避難所が開設した場合には、一般の避難所までは、自助、共助によって各自で避難することが原則でありますが、一般避難所においての生活が困難と判断したときは、要配慮者の状態に配慮した適切な移送車両を確保し、福祉避難所等への移送を行うものであります。4点目の「要配慮者支援員の事前設置の考え方」についてでありますが、災害対策基本法が改正され、本年5月から避難行動要支援者の「個別避難計画」を、5年以内をめどに策定することが努力義務とされております。今後は、支援員の設置を含め、市町村のモデル事例等を参考にしつつ、民生委員・児童委員、町内会、社会福祉協議会、社会福祉施設など関係者の理解と協力をいただきながら、要支援者及び要配慮者支援の推進体制の構築を目指してまいります。5点目の「避難所の新型コロナウイルス感染症対策」についてでありますが、昨年、「避難所運営マニュアル」を改正し、避難者の体調チェックや、避難所の衛生管理における注意事項を盛り込んだところであります。さらに、交付金等を活用し、マスクや体温計、消毒液をはじめ、感染防止避難所テントなどを整備したほか、7月に実施した防災訓練では、コロナ禍を想定した避難所開設訓練を行うなど、避難所における感染防止対策に取り組んでおります。2項目めの「一般避難所の現状と課題」についてであります。1点目の「食料・物資の調達、受け入れ管理・配給」についてでありますが、「白老町災害時備蓄方針」では、津波災害時の避難者数を基本に目標数を設定し、食料品は3日分、生活物資は対象人数に応じて目標数を設定し、目標数に満たない場合には順次購入することとしております。また、大規模な災害が発生した際に外部からの人的支援、物的支援を円滑に受け入れることを目的として、昨年10月に「白老町災害時受援計画」を策定しております。この計画では、不足する物資の外部への要請、送られてきた支援物資の保管、各避難所への輸送などの運用方法等を明記し、外部からの支援、提供を受けた物資を効果的に活用できる体制の整備に取り組んでおります。2点目の「避難所でのプライバシー確保とベッド・トイレなどの住環境」についてでありますが、交付金を活用し、昨年、避難所用のプライベートルームを130張と電動型のプライベートトイレを2セット購入したほか、便座に被せて使用する使い捨てトイレを2万セット保有し、段ボールベッド、折り畳みベッドについては20台保有しております。また、物資が不足する場合は、北海道からの緊急支援や、災害時協定によって供給を確保し、避難所におけるプライバシー保護と住環境の整備を図ってまいります。3点目の「避難者への情報伝達と自宅避難者への情報提供」についてでありますが、災害時の情報伝達については、防災行政無線をはじめ、防災メール、ヤフー防災アプリなどを活用して発信するほか、北海道防災システムに情報を入力することで、報道機関に自動発信されるため、避難者にあってはスマートフォンやテレビなどから情報を得ることができるようになっております。4点目の「避難所でのペットの取扱い」についてでありますが、大規模災害を教訓とし、災害が起こった時には飼い主がペットと同行避難することを基本としておりますが、避難所でペットを飼育する場合は、動物が苦手な人、アレルギーを持っている人等への特別な配慮が求められることから、避難所の隣接地で管理することとなります。また、ペット用の避難用品や備蓄品の用意、健康管理は飼い主が行うことになるなど、平時からの飼い主の準備が求められることから、ペットの災害対策に関する飼い主への普及啓発に取り組んでまいります。5点目の「ボランティアの受入れと管理」についてでありますが、昨年11月に、社会福祉協議会と「災害ボランティアセンターの設置・運営に関する協定」を結び、同協議会では、センター設置から閉所までの手順等を示した「ボランティアセンター運営マニュアル」を作成し、災害時のボランティア活動が円滑に展開できるよう管理・運営体制を整備しております。町としては、避難所への物資供給や関係機関からの支援等の調整等があることから、平時からの連携を密にしながら、災害時の備えを進めてまいります。
質問 5番 西田祐子
今ほどの答弁で福祉避難所、それから一般避難所につきましては昨年度かなり予算をつけていただいて、ある程度整備させていただいているのかと思っております。そこで、お伺いいたします。個別避難計画は5年以内につくると先ほど答弁いただきましたけれども、近年の災害において高齢者が被災に遭っていると。特に全体の死者のうち65歳以上の高齢者の割合は、令和元年度台風で第19号では65%、令和2年7月の豪雨では79%だったと。これらのことから、災害対策基本法の改正がされたわけですけれども、避難行動要支援者ごとに個別避難計画の作成が町村で義務化していますけれども、白老町はこの義務をいつまでにされるお考えなのか、その辺1点お伺いします。2点目に、作成に必要な個人情報の利用についてどのようにお考えなのか。それから、個別避難計画の活用に関する平常時と災害発生時における避難支援等の関係者への情報提供、また情報提供について個人情報保護条例との関係を整理されているのかどうなのか、そこで優先度の高い避難行動要支援者についての個別避難計画の作成を5年程度となっていますけれども、白老町は今どこまで進んでいるのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
それでは、先に個別避難計画の策定状況でございますけれども、災害時の支援の実効性を高めるということで令和3年、今年5月施行の法改正において5年をめどに個別避難計画を策定することが努力義務ということでなされておりまして、昨年の北海道地区における策定状況については、一部策定済みということを含めて策定済みが全体の39.7%という状態になっている状況でございます。一部策定済みのまちも近隣でもあるというところで、それらの取組を参考にもさせていただきながら種々の課題を整理し、避難支援等実施者になり得る福祉専門職や福祉団体、あと自主防災組織などの参画とか協力をいただきながら個別支援計画の策定を今後進めていくというための体制づくりをしていきたいということで、現段階では策定のところにはまだ当たっていないというところでございます。それと、個人情報の関係です。今回の改正の中で名簿の関係、個別避難計画の関係でもございましたけれども、白老町の個人情報保護条例、この第9条に利用及び提供の制限というところがございまして、この中では個人情報を収集したときは取扱いの目的以外の目的に当該個人情報を実施機関内部で利用し、提供してはならないということが規定がございます。そこにただしというところで法令に定めがある場合ですとか本人の同意を得た場合、それとあと個人の身体または財産の安全を守るために緊急かつやむを得ないと認めて利用または提供するときと、それと審査会の意見を聞いて公益上必要があると認めるときということで、いずれかに該当する場合は例外として内部利用または外部へ提供するということができるということの定めになってございます。このため、このたびの災害対策基本法の改正によって、災害が発生した場合もしくは発生する場合については個別避難計画情報の外部提供が本人等の同意を得ずに行うことができるということになってございます。また、このたびの法改正の内容等については、説明や周知というのはまだする機会を持っていないのですけれども、個別避難計画の策定を進めるに当たっては要支援者に関わる団体ですとか避難支援実施者になり得る団体等に対して説明の機会を設けて、理解と協力を求めながら個人避難計画というものをつくっていかなければならないということで考えてございます。
質問 5番 西田祐子
今年の5月にできたばかりの新しい災害対策基本法なものですから、課長もまだ、大変だと思うのですけれども、でもこれはいろいろな災害において常に課題となってきた問題だと思うのです。そして、個人情報保護法の関係においてなかなか進まないという理由を何度もされてきましたけれども、今回のこの改正によりまして災害時には全て町が得た情報は助ける人、関係者に開示されるということがきちんと明記されたわけです。ですから、個人情報保護法とかという問題以前の問題として、本当に災害のときには全て開示されるのですということをきちんと対象の方々にお知らせして、その上でもまだ嫌だとおっしゃる方がいるのは、それは仕方がないと思います。でも、いざとなったときに助ける方々がどこにいらっしゃるのか分からないと大変だと思うのです。そこは非常に大事なことなので、ここはいつと言えないみたいなことをおっしゃっていましたけれども、これは至急つくっていただきたいと思います。それで、もう一つ、避難所の確保、運営ガイドラインの中で名簿作成が義務づけられている中で、難病患者の方々の名簿がいつもないということでしたけれども、先般私の質問で保健所から名簿を受け取ることができると明らかになっております。難病患者の方々の名簿作成はどの程度進んでいるのかお伺いいたします。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
健康福祉課のほうで避難行動要支援者名簿の管理をしておりますので、私のほうからお答えさせていただきます。前回西田議員のご指摘をいただきまして、3月に保健所に対しまして名簿の依頼をかけました。4月に名簿の提供をいただきまして、197名の方の名簿を現在管理しております。
質問 5番 西田祐子
197名の難病患者の方の名簿を取られたということですので、これについて北海道難病連のほうで北海道胆振東部地震に関する緊急アンケートというのを平成30年の10月から12月にかけて行っております。そのときのデータを申し上げますと、知っている防災用語についてということです。避難行動要支援者名簿を知っていますか、17%、個別避難計画を知っていますか、16%、福祉避難所は知っていますか、25%、いずれの用語も知らないとおっしゃった方が62%いらっしゃると。これは北海道難病連が難病患者に対して行ったアンケートです。私たち一般の人に対してのアンケートではございません。それでもこの程度です。難病患者の声として、障がい者の目線で作成された行動マニュアルを見たことがない。災害マニュアルについて早期に検証してほしいと同時に緊迫感を持って難病患者への具体的な災害サポートの確立を実現してほしい。健常者用のマニュアルに障がい者用のマニュアルを一緒に書き込むことによって、一般の人たちは避難するときに近所の障がいを持っている人に声がけをするとか、支え合いの気持ちも生まれてくるのではないかと、このように言っています。アンケートから見えてくることは、札幌市のアンケートなのですけれども、10万人の避難行動要支援者名簿の作成を済ませております。ところが、緊急アンケートでは回答者の93%が登録していない。分からない。名簿の存在を意識していません。つまり札幌市は避難行動要支援者名簿をもう作成済みなのです。ところが、対象になっている人たちは自分が登録されているということを知らないという人が93%もいると。これが実態です。個別支援計画の作成についてはそれぞれの市町村では非常に未着手のところが多いと。難病対策地域協議会などの場で優先して取り組んでいただきたい。また、難病患者、障がい者への避難や救済の情報が不足しているので、そういうことがきちんとなされるようにお願いしたい。国の方針、自治体の取組に当事者との認識が共有されていない。このように報告されております。今回改定される福祉避難所の確保、運営について、今後どのように対応されるのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
種々アンケートの関係ですとか、様々ほかのまちでも課題を抱えているというところで、どういうように要配慮者だとか関係団体に説明していくのかというところで今回ガイドラインのほうで施行規則等も改正されまして、今回の法の改正の趣旨として指定福祉避難所の指定を促進するということと、事前に受入れ対象を整備して人的、物的体制の整備を図ることで災害時の直接の避難等を促進し、要配慮者の支援を強化するということがございますので、この趣旨から考えましても要配慮者の皆さんをはじめ関係者の皆様にこういった法の趣旨、先ほどもお話しした個人情報の同意の話も含めてしっかり理解と協力をいただけるような取組はしていかなければならないと考えております。
質問 5番 西田祐子
今回この質問をさせていただいた一番の理由は、社会的弱者と言われる方々、この方々を救うために皆さん一生懸命努力してくださっているのですけれども、救うためにはそこが一番肝腎だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。その個別計画の中には福祉専門員が参画、また避難計画では避難を支援する者またはその団体の確保が必要だと。また、支援する人たちの負担軽減が必要であり、複数で支援体制が必要だ。つまり一人の人を救うために1人が支援するのでなくて、少なくても3人ぐらいいなければならないだろうと。次に、計画が策定されたら平常時の避難訓練が必要だなどと言われております。町内の自主防災組織の組織数はどうなっているのか、また社会福祉協議会で行われている小地域ネットワーク推進ふれあいチームの編成はどの程度町内会で編成されているのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
現在の自主防災組織の組織数でございますけれども、76町内会ということで、全体の75.2%ということで押さえてございます。それと、社会福祉協議会を中心に町内会の皆さんの協力をいただきながらやっていただいている小地域ネットワーク推進ふれあいチーム事業というのがありますけれども、こちらの町内会は最大で75ぐらいあったと言っていますけれども、現在ですけれども、64団体で5,249世帯が対象になっているということで確認させていただいてございます。
質問 5番 西田祐子
76町内会と64団体の方々が皆さん、町民がそういう要支援者の方々を助けたいと、そう組織していただいていることに深く感銘いたしまして、またありがたいと思っております。この方々にはぜひお願いしたいと思っています。ただし、避難をするために把握する情報というのが、先ほども言いましたけれども、個人情報というのがネックになっておりまして、支援者の氏名、住所、体の状態、家族構成、同居しているのかしていないのか、それから介護者の状況、昼いるのかいないのか、夜いるのかいないのか、また緊急時の連絡先、本人のいつもいる場所、寝床、そういう場所などを知らなければ、いざ災害になったときに外出して留守だったのか避難しているのか分からないなど支援に支障を来すようになると思います。やはり平常時から個別避難計画情報を地域の自主防災組織や消防団、民生委員などの方々に、関係者に情報を提供して、情報を共有できる体制が必要だと思いますけれども、どのようになっているのか伺います。そして、避難行動要支援者の中で災害避難カードというものも国のほうでは作ったらどうですかと言われているのですけれども、これについてはどのようになっているのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
まず、現在個別の避難計画というか、避難カードの作成というところにはまだ至っていない状況なのでございますけれども、先ほど個人情報のお話をさせていただきましたけれども、平時からの個人情報については本人同意が必要ということは今回改正の中でも変わっていないところでございます。避難カードなど個人情報を収集してそれを外部に提供するためには、今消防団とかお話がございましたけれども、そのためには審査会の意見を聞いて承諾を得るということの工程は踏まえながら避難支援機関者との情報共有を図っていくということになります。そのため、それらの整理ということと体制づくりというのが必要になってくるということでございます。避難カードについては、要支援者のみならず全体の、先ほど言った住所だとか氏名だとか避難ルートだとか状況だとかというものを書いたというものと今のところ認識しているのですけれども、そういったものを含めて内容的には個別の避難計画に書くような、それをカード化したというようなものかと捉えておりますけれども、そういったものを作成する、あるいはそれを提供するという場合についても、先ほど言ったようにある程度工程を踏んでやっていくということで平時からの利用は可能になるということは考えてございます。
質問 5番 西田祐子
平時からのそういうものは大至急やっていただきたいと思います。していただけるまで何度でもしつこく質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。次に、福祉避難所のことについて、指定避難所として指定することを望まない理由として、指定すると受入れを想定していない被災者たちが避難してくる懸念があると、そういうようなことを以前私の質問に対して答弁されております。ところが、先ほどいただきました答弁で要配慮者の把握、介護認定者が79人、身体、精神、療育の手帳保持者が582人で合計で661人。ところが、いざ指定されている避難所というのは7施設で94人、簡単に言ってしまうと7人に1人以下しか入れてもらえないと。明らかに全然足りていないのですよね、この状況は。確かに指定すると受入れを想定していない人が来るから、困るという以前の問題だと私は思います。配慮者と福祉避難所に入れないのだったらもうちょっと考えなければならないと思います。そこで、例えば竹浦の宏友会の施設とか北海道栄高校とか陸上自衛隊の白老駐屯地など大型の施設など考えられますけれども、町としてはどのようにお考えでしょうか。すみません。これは理事者はどうお考えですか。今言ったように7人に1人以下ですよ、入れる人は。根本的に数が少ないのです。この辺をどう思っておられるのか伺います。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
ただいま議員からご指摘のとおりで、本当に数的にいっては今お話があったように不足しているということはもうはっきりしていることです。ただ、こればかりは相手側もありまして、今まで様々な形で福祉避難所のありようについてお願いもしてきた経緯もありますけれども、なかなか避難所として受入れ態勢ができないだとかということで協定が結べないだとかということが実際にはあります。ただ、今回津波の浸水予測が出まして、これから一般の避難所も含めてしっかりと見直さなければならないということは十分分かりましたので、今後は今議員のほうから具体的に挙げられたところ、ナチュラルサイエンスのところも大きいだろうと思うのですけれども、その辺どうなるかは分かりませんけれども、そういったところを含めて、福祉避難所もそうですけれども、一般避難所の確保も含めて十分検討を図りながら協定を何とか結ぶことができるようにしていきたいと思っています。
質問 5番 西田祐子
避難所について、蛇足ですけれども、ナチュラルサイエンスの場所、前に虎杖中学校が造られた経緯というのは、当時の校長先生がここの場所は山の中のように思うかもしれないけれども、災害時の虎杖浜住民の人たちが逃げれる場所なのだと、かなりの方々が逃げてこれるようにここの場所が最終的に決定されたと、私はそのように聞いております。また、竹浦の宏友会の施設の愛泉園を造られた方、その方もこのような山の中にしか園の子供たちを入れられないのは非常に残念だったけれども、でも災害時のことを考えたらここが最良の場所だった、そういうこともおっしゃったのを聞いております。また、陸上自衛隊白老駐屯地も先般司令官とお会いしましたときには、災害時には白老町民のお助けになるような場所としてぜひ使っていただきたいというようなお言葉もいただきました。ぜひ考えていただきたいと思います。次の質問に行かせていただきます。福祉避難所に求められている機能であります。これは北海道難病連のアンケートからなのですけれども、ストーマ装具類の備蓄、それとオストメイトの人たちはパウチ交換が必要なので、避難所で交換できる場所が必要。また、シャワーが使えず、パウチの交換に苦労した。次に、皮膚の難病で風呂に入れず悪化した。皮膚の感染症のため、ほかの人と一緒に入浴できない。在宅人工呼吸器、在宅酸素療法、酸素濃縮器、吸引器、エアマット、加湿器、冷蔵庫が使えず、血液製剤など薬の保管が心配だったと。一番多かったのが電力の確保であります。まちとしてどの程度対応できるのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
まず、福祉避難所ごとの個別の装具とか機器という福祉用具の配置状況なのですけれども、現在は正確には押さえていないのですけれども、入所者ですとか通所者などに必要な数だとかそういうものは用意されていると認識しておりますけれども、避難者用というところまではなかなか備蓄がされているということは難しいのかと考えてございます。それで、災害時における福祉用具等物資の供給等につきましては、平成29年の3月に一般社団法人日本福祉用具供給協会というところがございまして、そこと協定を締結しておりまして、道内の各種の福祉用具をレンタルですとか販売しているお店から供給されるという体制づくりを進めているというような状況でございます。〔「電源は。電力」と呼ぶ者あり〕
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
電源については、基本的に各避難所に2台程度ずつ発電機は用意してございますけれども、福祉避難所、例えば白老小学校のほうでは大きな災害が来た場合の代替庁舎ということで一応電源整備はされていますけれども、いきいき4・6ですと発電機はあるものの対応できなかったというような状況がございますので、病院は大丈夫だと思うのですけれども、福祉避難所となっております全ての施設が電源が自動に切り替わるかというところについては全て確認はしていないところでございます。
質問 5番 西田祐子
福祉避難所に一番求められるのは電力だと思います。先般もいろいろな議員が質問している中で、例えば携帯電話とかスマートフォンの電源が欲しいとかどうのこうのというのはありましたけれども、実際に難病患者の方々というのは電気がなければ命に直結するわけですので、その辺は区別してきちんと考えていただければと思います。次に行きます。今言ったように、福祉施設というのは医療的対応の重要性が非常に求められております。難病患者、障がい者、高齢者などはそれぞれの専門医に通っている方が多く、災害時にはあらゆる病気の患者に対して対応していただかなければなりません。また、町内で対応困難の場合は広域での福祉避難所の確保が必要となります。それらの協力関係も不可欠です。そういう意味で災害時の町立病院の医師が果たす役割は大きいと思います。しかしながら、町立病院の医師が退職されると聞いております。先般町立病院の新築に向けて7月26日、2,760万円の補正予算が議決しております。また、現在新型コロナウイルス感染症対策とワクチン接種が週末には集団接種が行われております。難病患者の方々は、病気に対しては非常にナーバスになっております。そこで、きちんとした医療体制が必要になってくるわけなのです。しかし、町立病院では院長の診察は午前中のみ週3回、外科の元院長の診察も午前中のみ週3回、午後から1回、病院長は完全予約制で新しい患者は全く診てもらえない状態が続いていると聞いています。町内の医院の医師が体調を崩され、6月より週に二、三回、午前中のみ診察となっております。現在も午前中のみになっています。そのために患者が町立病院に転院していると聞いております。新しい医者の評判もよろしく、それらの方々にぜひ診ていただきたいと多くの方が通っていると私の耳にも届いています。新しい医師にそれらの業務を全て背負わせてきたのではないでしょうか。これは不当な労働超過になっていませんでしたでしょうか。ワクチン接種で役場職員の残業について過重労働になっていないかとの議会からの指摘もありました。病院長を中心に医師体制を構築して一部の医師への労働超過にならないようにするべきです。また、病院長と任命責任者の町長の責任は重大だと思います。しかし、病院長だけに運営を任せてよいのか。このコロナ禍におきまして現在も災害が来るかもしれない。医者がいなくなったらどうしますか。町民を不安に陥れております。この責任をどうお考えなのか町長のご意見を伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
町立病院も併せて白老町内の医療体制の確保というのは、最終責任者は私でございますので、様々な医療体制をきちんと構築していくというのは私の責任でございます。その中に医師の確保というのは重要な位置だと思っておりますので、病院長、現場の声も聴きながら医師の確保または医師の医療体制、環境も整えていかなければならないと思っておりますので、その辺は全力を向けて進んでいっているつもりですけれども、いろいろ現場の医者も含めた看護師もスタッフも含めたそれぞれ個々の考え方もあると思いますので、それは町立病院の考え方と一致していなければならないと思いますので、その辺は熱心に会話を続けながら進めたいと思っております。
質問 5番 西田祐子
それでは、町長は今回医師が辞められるということに対しては仕方がないと思っておられるのですか。町民の不安はどうしたらいいのですか。次に診療してもらえなくなるのです。せっかく通ってきた患者方はどうしたらいいのですか。その辺の責任は何も感じていらっしゃらないのでしょうか。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
責任は感じておりますので、医師の確保と医師がずっと町立病院で働ける環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
質問 5番 西田祐子
私は、このことについてあまりしつこく言いたいとは思いませんけれども、でも難病患者とか障がい者の方々にとって町立病院の医者というのは本当に命を守っていただく大事な大事な存在なのです。そこのところをきちんと分かっていただいて、そして町長含め理事者の方々がきちんとした病院運営をしていただきたいと思います。そうしないと、今質問している障がい者とか福祉避難所のことなんか絵に描いた餅みたいなものです。その辺をしっかり考えていただければと思います。次に、一般避難所の現状と課題について伺います。7月19日に北海道のほうから北海道太平洋沿岸における津波浸水想定が公表されました。最大クラスの津波では町内の住宅地のほとんどが浸水すると想定されています。新たなハザードマップ作成など、先ほどの答弁でもありましたが、検討するとおっしゃっておりますけれども、これらについていつ頃までに計画をつくられるのか、その辺をお伺いします。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
今回予算もいただいておりまして、津波浸水マップ、今各戸に配布している部分、こちらを全面的に見直しまして今年度中に策定するという予定で進めているというところでございます。〔「今月中」と呼ぶ者あり〕
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
本年度中。
質問 5番 西田祐子
次に、避難所の情報伝達と自宅、避難所への情報提供についてであります。胆振東部地震でも自宅で暮らしている方々がたくさんいらっしゃいました。自衛隊の給水車は歩いていける距離まで行って給水していましたし、胆振東部の厚真町、むかわ町とか安平町では食料などは自宅に住んでいる方々に役場職員とかヘルパー、保健師、そういうような方々が持っていったと聞いております。そのときに情報も一緒に持っていけたと言っております。白老町においてはどの程度できるのかと、その辺を伺ってみたいと思います。札幌市においてはそういうことは不可能なので、全くやっていなくて、食料とかそういうものはここの場所ですと、そこの施設のところに来てくださいというやり方でしたけれども、白老町はそういう形でやるのか、それともそれぞれが手分けしてやっていく考え方なのか、その辺を伺いたいと思います。なぜなら白老町は、先ほども同僚議員の質問もありましたけれども、高齢化率が非常に高くなっておりまして、そして障がい者ばかりではないのです。一般避難所にも自宅のほうがいいわと言っておられる方も多分多いと思うのです。先ほどベッドと言いましたけれども、ベッドも20個と言っていましたけれども、実際に高齢化してくると布団には寝られないのです。一度寝てしまうと、もう起きられないから、結局は誰かの手を借りないとトイレにも行かれない、何もできないという状態なのです。ですから、結局自宅にいるという方々が安平町とか厚真町とかそういうところは非常に多かったと私は聞いております。これは難病連の方々の情報なのですけれども。その辺をどう白老町は考えていらっしゃるのかお伺いします。これで障がい者のための質問を終わります。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
るる今回の法改正、一部改正に関わって今後の避難所のありようについてお話をいただきました。個々の回答というか、答弁はありますけれども、総体的に今後福祉避難所をどうするか、一般避難所をどうするかということの目線だけではなくて、うちのまちの高齢化になってきている状況もしっかり踏まえた体制づくりを今回改めて、津波浸水が高くなってきている状況があるので、それに合わせて全体的に考えを直していかなくてはならない部分はたくさんあるように思っています。そういう中で福祉避難所、要支援者の方々の避難をいかにしていくかと。これは行政のみだけではできないところがたくさんありますので、やはり多くの人方に、地域の人方に助けをいただきながらそういう避難確保をつくり出していくだとか、先ほどの避難所の福祉避難所としての数の問題だとか、そういうことも含めて今後しっかりと組織体制も含めて考えていきたいと思っています。