みんなの議会

白老町議会 令和2年定例会9月会議 2020年9月11日

災害に強いまちづくり

2020年9月11日、白老町議会の一般質問で、及川保議員が「災害に強いまちづくり」について質問し、町長 戸田安彦、総務課危機管理室長 藤澤文一が答弁しました。

質問者
及川保 議員
答弁者
町長 戸田安彦、総務課危機管理室長 藤澤文一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 及川保

2、災害に強いまちづくりについて。(1)、コロナ禍におけるしらおい防災マスター会の活動について。(2)、水路老朽化や水草除去など萩野緑泉郷の十二間川の治水対策について。(3)、近年の台風や低気圧などによる豪雨対策について。(4)、防潮堤整備や避難行動など高波越波の災害対策について。(5)、避難訓練や地震災害に関する周知などの地震対策について。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

災害に強いまちづくりについてのご質問であります。1項目めのコロナ禍におけるしらおい防災マスター会の活動についてであります。同会については平成26年6月の発足以来、防災に関する啓蒙、普及活動に尽力されており本年8月末現在で会員・準会員を合わせて69名が登録されております。活動実績として、令和元年度で32回の講座等を開催しており、同会の精力的な活動は町内外から高い評価を受けております。今年度においては、コロナ禍にありながらも自宅勉強会の実施や、社会福祉協議会とタイアップしたオンラインによる町民防災講座の実施など工夫を凝らした活動を展開しております。町としても活動経費の支援や、啓発資材の提供のほか、防災訓練や災害時の協力などにおいても積極的に連携を図っていく考えであります。2項目めの水路老朽化や水草除去など萩野緑泉郷の12間川の治水対策についてであります。排水路施設は設置から20年以上が経過し、施設の老朽化が著しい状況にあることから、平成29年度より施設の改修を進めているところであります。また、排水機能を十分確保することを目的に、水路内に堆積した水草及び土砂の撤去を計画的に実施し、排水機能維持に努めるとともに、今後も引き続き萩野緑泉郷地区の治水対策に取り組んでまいります。3項目めの近年の台風や低気圧などによる豪雨対策についてであります。全国的に局地的な豪雨災害による河川の氾濫や土砂災害が頻発しており、本町においても災害に対する備えとして、気象情報システムや河川水位データなどによりリアルタイムで情報収集を行う体制を整えております。また、白老建設業協同組合への業務委託により、豪雨対策として土のうの備蓄や排水ポンプの設置準備など浸水対策を強化しております。4項目めの防潮堤整備や避難行動など高波越波の災害対策についてであります。大規模津波を想定した避難行動については、総合防災訓練で毎年実施しているほか、全戸配布している防災マップにより一時避難場所の周知を図っているところであります。また、防潮堤整備の計画はありませんが、高波・高潮対策として白老地区の人工リーフ整備や竹浦・虎杖浜地区の離岸堤整備など、減災に向けたハード整備が進められております。5項目めの避難訓練や地震災害に関する周知などの地震対策についてであります。総合防災訓練では町民の身体・生命を守ることを重点に、早急な情報伝達や初動体制の在り方を想定して行っております。また、災害発生時には防災行政無線による周知をはじめ、防災メールの配信、Jアラート(全国瞬時警報システム)からの各種メディアを活用した避難情報の発信、町広報車等の活用など、多様な手段、媒体を活用した周知に努めております。

質問 11番 及川保

11番、及川です。1点目のしらおい防災マスター会についてであります。昨年9月の防災訓練、まちの訓練でした。このときは、しらおい防災マスター会の方々のご協力をえながら訓練が行われた一日でした。非常に分かりやすく、よかったなと。町だけでなく、民間の力を借りるとなると、様々な細かい点といいますか、見て理解できる。わざわざ説明をたくさん受けないでもできるような状況をつくっていただいた。大がかりなまち主催の防災訓練もずっと私も参加してきているのですけれども、そういう意味では、何となく小ぢんまりはしているのだけれども、参加しやすいというか、そういう非常にいい傾向にあるなと、私はこの部分については高く評価をしておるのです。今のニーズ等も含めて、あまり昨年と比較しても増えてはいないのですけれども、これは北海道が認定する制度ですよね。私は前のときにも申し上げたのだけれども、白老町の認定制度というのはどうかということを申し上げたこともあるのですけれども、そういう意味においてはこの方々というのは個人が認定を受けて、やる気といいますか、防災に関して私たちは一生懸命頑張るという、その状況が見えてくるのです。室長にお聞きしたいのは、今回こういうものが私のところのポストに入っていました。白老町の災害史に学ぶという、これは内容を見たら、かなり古い、とんでもなく古い時代からの我がまちで起きた災害の記録です。見させていただいて、いろんなことがあったな、そういう思いにさせられました。そういう意味では、こういうものをマスター会が作るということ自体がすごいなと思いながらいたのですけれども、この部分について知っておりますか。

答弁 総務課危機管理室長 藤澤文一

ただいまのご質問でございます。ただいま及川議員がご提示いただきました資料も、当危機管理室のほうにも1部頂いてはおります。皆さんマスター会の方につきましては、北海道防災マスターの一定の講座を受講されて認定を受けている方ということで、非常に識見も高く、かつ、会員の方の個人差はあると思いますけれども、勉強熱心に過去の災害の状況を調べたりといったようなところにおいては、我々もそういった資料も逆に活用させていただきながら業務に当たっているところでございます。

質問 11番 及川保

11番、及川です。昨年の資料も見させていただいたのですけれども、随分小まめに、幼稚園、小学校、中学校、学校も含めて、それから単位町内会の自主防災組織、多分そういうところからの要請だと思うのですけれども、講習会や勉強会みたいな、そういういろいろとずっと開かれているのです。令和2年度はどうなっていますか。

答弁 総務課危機管理室長 藤澤文一

今年度のマスター会の活動状況ということでございます。先ほどの町長の答弁にもありましたとおり、いろんなサークルですとか団体、あるいは自主防災組織を対象に防災に関する講座、研修会を精力的に実施していただいておりまして、昨年度は32回の実績があるという中において、今年度についてはコロナ禍において、多くの受講者を招集して、その中で受講するというのはなかなか難しいというところもあって、今年については、例えば会員同士の勉強会、自宅での勉強会をメインに行っているということでございます。定期的にマスター会のほうからも、今年度の活動実績ということでいただいている中では、今年について十数回、自宅勉強会も含めて十数回の今のところは活動実績になっているというところでございます。今後コロナが終息した暁には、この回数も増えていくのかなとは捉えてございます。

質問 11番 及川保

11番、及川です。非常に頑張っておられる。あまり頑張り過ぎて、長続きしてほしいというのが私はあるものですから、ただこういう小まめに活動していって、町民一人一人の皆さんが一人でもそういう意識。私は、防災訓練というのは、訓練といいますか、意識づけだと思うのです。何かが起きたときに、災害が起きたときに、あのときこうすればいいと言っていたなとか、いろいろあると思うのです。そういう備えるという意味での意識づけが今のまちが進めている防災訓練であって、そしてさらにしらおい防災マスター会が小まめに進めている勉強会なり、そういった訓練だと思うのです。だから、そういうことをこれからも続けていくということが防災、減災、そういう意味においては非常に有効な、いろいろ自主防災組織とかはあるのですけれども、昨日の一般質問にあったように、高齢化で、いろいろと問題がある。そういう課題がある中でのしらおい防災マスター会の活動、ぜひこれからもまちと連携を深めて、しっかりと町民への意識づけ含めて頑張ってもらいたいなと思っています。室長の考えをお伺いしたいと思います。

答弁 総務課危機管理室長 藤澤文一

及川議員からご質問があったとおり、まさしくマスター会の活動というのは、多くの参加者を対象に研修を行うわけですけれども、その参加した一人一人に啓蒙活動が周知されていき、これがまち全体に広がるのが一番望ましい姿かなと思っております。昨日の答弁にもありましたとおり、これが例えば自主防災組織、町内会単位でこういった講座が催されればなお有効な講座になるのかなと思いますし、いざ災害が起きたときに町内会単位で動く、自主防災組織単位で動くといったようなところにもつながっていくのかなと捉えております。

質問 11番 及川保

それでは、2点目に入ります。11番、及川です。緑泉郷の12間川なのですけれども、この治水対策、数年前からまちが、町長がしっかりと進めていっていただいてるということは本当に評価をしたいなと思います。この緑泉郷の方々というのは、大雨によって地域全体が冠水して、ボートで避難するとか、いろいろ大変なご苦労をされている地域ですよね。二度と同じ思いをしたくないという方も、この間話を聞いて思いました。そういうことも含めて、町長は1答目の答弁で今後も続けていくと、こういうことでしたので、ぜひこれからもこの対策を続けていってほしいと思います。3点目に入ります。豪雨対策についてであります。最近の豪雨というのは、とてつもないですよね。昔のような想定される以上のものは、自然災害ですから来るのですけれども、それが頻繁に起きるという、この状況は非常に私は危惧しているのです。もともと白老町地域は雨が多くて、白老町字森野という地域というのは全国的にも必ずNHKのニュースでも出ているくらい有名な、雨で有名な白老町なのですけれども、それが最近影を潜めているのです。逆に九州とか西日本を中心にした大きな豪雨、台風ばかりではなくて、低気圧による豪雨だとか、そういうものが非常に多くなっています。そういう中で、いつ起きるか分からない対策にお金を使うとか、大変な部分はあると思うのですけれども、私たちは常にその部分を頭に入れてしなければいけないと思うのです。そうなると、今の昔と違う、何年か前と違う状況が、私も先般室長と話をしていて、今は情報化時代ですぐ入ってくるのだと、何時間後に白老町を通ると、低気圧なり大雨が降るという、その情報が入るのだと、こういう話になると、その対策を打てますよね。時間が早めに出るわけですから。そういう対策、要するに町民に対する、住民に対する伝達方法。私がそのときに気づいたのは、防災行政無線が、これ何か所でしたか、40か所か50か所ありますよね。これを活用しない手はない。こういう事例があるのかどうか、今までの事例があったかどうか伺いたいと思います。

答弁 総務課危機管理室長 藤澤文一

ただいま防災行政無線のご質問がございました。町内の行政無線の設置状況でございますが、平成20年度に整備を行いまして、現在町内49か所設置されてございます。そのほか、防災行政無線で音声が届かないエリア、これについては戸別受信機を設置している箇所もございまして、これが町内で現在169か所ございます。それで、実際に防災行政無線につきましては、日頃白老町からお知らせする、今でいけば食中毒警報の注意喚起ですとか、そういったお知らせにも使用させていただいておりますが、例えば災害が起こったとき、あるいはどこで避難所を開設しますといったような場合においては、この防災行政無線を使うといったような実績もございます。ただ、先ほどお話しされたとおり、雨でいうと雨雲レーダーですとか、最近多いのは大雨による河川の氾濫、これについては、今町内の5つの道河川に6か所の水位計がついてございます。これで川の水位情報をパソコンですとかスマートフォンからリアルタイムに確認できまして、10分単位でこの水位が分かると。その中で、警戒レベルですとかが確認できますので、それは事前に我々もリアルタイムで情報収集しながら、避難が必要な場合は促していくと。ただ、防災行政無線だけですと、雨の音で音声がかき消されるといったようなこともありますので、先ほどの町長の答弁にあったとおり、防災メールの配信ですとか、あるいは土砂災害が起こりそうな場所、これについては町の広報車がその場所に行ってピンポイントで広報するといったようなことも有効な手段かなと捉えております。

質問 11番 及川保

11番、及川です。非常に便利な時代になって、少しでも、一人でも町民から犠牲者を出さないと、こういう思いで町長も様々頑張っているとは思うのですけれども、最後に、高波越波とかいろいろあるのですけれども、町長に、先般9月6日に胆振東部地震、これが2年をちょうど経過したのです。多くの犠牲、亡くなった方もおられました。そして、私たちも前代未聞といいますか、ブラックアウトという、約1日間くらいでしたのですが、そういう苦い経験もしました。地震だけは予知できないといいますか、できないのですけれども、ただ日頃の備えと心構え、これはしっかりと町民に根づかせていただいて、防災、減災につなげていっていただきたいなと思います。日頃の防災マスター会の皆さんの活動もあります。いろんな情報、最近は情報がより早く受けれる状況、そして例えば河川の水位の状況も今室長のほうから話がありましたけれども、リアルタイムで見れるのだという白老川、それから敷生川、いろいろ2級河川があるのですけれども、そういう状況の中でぜひ災害に強いまちを目指して頑張っていただきたいものだと思いまして、最後の質問にさせていただきます。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

災害対策、町民に対する町の災害対策のご質問だと思います。近年本当に予測ができない災害が、それこそ豪雨であったり、台風であったり、高波であったり、火山も含めてなのですけれども、いろんな災害が各地で本当にいつ、どこで起こってもおかしくないような状況であると思っております。先ほど室長もお話ししたとおり、年々防災に対する仕組み、システムが便利というか、スマートフォンの時代になってきて、いろいろ情報が早く来るという仕組みに国も北海道もなってきていると私も思っております。先ほど一番大事なのは、及川議員おっしゃっていた意識づけです。啓蒙活動を私たちは町民に対して行っていかなければならないと考えておりますので、今年はコロナ禍の中で防災訓練はできないのですが、広報を通じたり、特に防災の意識を消さないように、この灯を消さないようにしていくのが大事だなと思っております。先ほど9月6日で丸2年がたった東胆振の大きな地震なのですが、期成会が一緒の3町の町長とも頻繁には会っているのですが、いまだに仮設住宅からまだ出れない方や被災を受けて心に傷を負った方とか、まちづくりに対して大変だというお話をたくさん聞いております。それは、白老町というか、私にとってはそれを教訓にして、防災のときにどう役立てて、町民にそのような災害のときにはどういう行動をすればいいかというのは行政のほうからまた発信していきたいなと思っておりますので、これは油断することなく、毎年防災訓練も続けていきたいと思いますし、啓蒙活動も続けていきたいと思っております。

出典:白老町議会 令和2年定例会9月会議 2020年9月11日 議事録 PDF(56ページ) 間違いを知らせる