みんなの議会

白老町議会 令和2年定例会9月会議 2020年9月9日

町立病院の経営

2020年9月9日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「町立病院の経営」について質問し、町長 戸田安彦、病院事務長 村上弘光、副町長 古俣博之が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 戸田安彦、病院事務長 村上弘光、副町長 古俣博之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 前田博之

2項目め、町立病院の経営について4点質問します。(1)、令和元年度決算概要と経営分析及び評定について。(2)、回復期医療への転換について。①、メリット・デメリットと診療開始時期について。②、回復期の機能、人員基準と体制、施設基準と整備及び入院診療の流れについて。③、回復期医療(地域包括ケア病床)の損益分岐点について。(3)、令和2年度病院事業の状況と損益見込みについて。(4)、病院設置管理者として今後3年間の経営管理について。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

町立病院の経営についてのご質問であります。1項目めの令和元年度決算概要と経営分析及び評定についてであります。令和元年度の決算概要については、事業収益全体で7億4,067万円、費用全体で7億8,868万円であり、差し引くと4,801万円の経常損失額となっております。患者数については入院患者数が年間患者数6,397名の1日平均患者数が17.5名、外来患者数が年間患者数2万7,340名の1日平均患者数が113.5名であります。なお、一般会計からの繰出金については、総額で3億5,195万6,000円となり、内訳としてアイヌ総合政策調整交付金2,445万8,000円を差し引くと実質、一般会計からの繰り出し額は、3億2,749万8,000円となります。内科常勤医師1名が昨年末に退職以降、入院及び外来患者数が伸び悩んだことが、平成29年度より続く経営不振を脱却できなかった一番の要因と分析しています。2項目めの回復期医療への転換についてであります。1点目のメリット・デメリットと診療開始時期については、退院後の在宅や施設における療養に不安があり、医師が引き続き入院加療が必要と判断する患者のために、地域包括ケア病床へ入院させることが最大メリットとなります。一方、入院中において一般的な検査以外となる特殊な検査や手術、高額な医薬品の投与といった先進的な医療の提供が受けられないということが、デメリットであります。診療開始時期については、10月を目標に地域包括ケア病床へ取り組む予定でしたが、新型コロナ感染対策などから、施設基準の取得に必要なリハビリテーション室や地域医療連携室の配置において再検討が必要となり、11月以降の開始を念頭に準備を進めています。2点目の回復期の機能、人員基準と体制、施設基準と整備及び入院診療の流れについては、回復期の機能として、急性期経過後における入院患者が、在宅や介護施設等で症状悪化した場合の受入れや、退院後の在宅復帰支援が挙げられます。人員基準と体制及び施設基準と整備については、町立病院が目指している一つの病棟に急性期病床と地域包括ケア病床の機能を併せ持つケアミックス病床に転換する場合、病棟等の看護職員数や理学療法士等の医療技術局員数は現状の職員数で可能となっています。診療開始時期の遅れの要因となっているリハビリテーション施設については、患者負担が少なく、最少の整備費用で済む方法を模索しながら、慎重に取り進めているところであります。入院診療の流れについては、院内に設置した地域医療連携室の担当職員が、医師の判断により入院が決定した患者の事務手続や入院中の指導に加えて、退院後の指導やサポート体制など各種相談に応じます。3点目の、回復期医療(地域包括ケア病床)の損益分岐点については、22床以上を地域包括ケア病床に転換することとし、当面は16人程度の入院患者数が必要と捉えています。根拠については、今後の医療圏域における人口構造や医療需要予測から当該医療圏域における回復期患者の増加が見込まれることや、医業収益の試算結果から、年間で16人程度の入院患者数を維持することが、病院経営上、適当であると判断したものであります。3項目めの令和2年度病院事業の状況と損益見込みについてであります。令和2年度の病院事業の経営状況については、1月から続く常勤医師1名の欠員に加えて、新型コロナ感染拡大の影響から、著しく入院及び外来患者数の減少が続いております。現状の経営状況から、2年度の病院事業会計の決算見込みを試算すると、事業収益で約6億5,000万円、事業費用で約8億3,000万円となり、差し引くと約1億8,000万円の経常損失が出るものと想定しています。単年度資金不足額においては、9月定例会において補正予算を上程している5,500万円を含む、約1億3,000万円の資金不足が生じるとの試算をしております。4項目めの病院設置管理者として今後3年間の経営管理についてであります。今後3年間についても常勤医師の定年退職や高齢化が進むなど、過渡期を迎えた病院経営は、厳しい状況が続くということを想定しております。さきに今年度から7年度までの6年間を計画期間とする新しい経営改善計画(素案)の策定をお示ししましたが、これからの3年間において、この経営改善計画(素案)における経営基盤の強化について重点的に取り組む所存であります。具体的には医療収益の増収策と医業費用の抑制策として、常勤医師の早期確保に加えて、地域包括ケア病床の安定稼働の実現や委託費用の見直しなど、一刻も早い病院経営の健全化を目指してまいります。

質問 6番 前田博之

経常損失と不良債務についてです。元年度の病院の経常損失、赤字は4,800万円との答弁でしたが、元年12月会議での補正予算で赤字補填と不良債務のために一般会計から5,000万円を追加していますので、実質的な赤字は9,800万円でよろしいですか。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

議員のご質問のとおり、令和元年度の経常損失約4,800万円、追加繰出金が昨年5,000万円ありましたので、合わせて9,800万円という解釈で間違いないと思います。

質問 6番 前田博之

令和元年度も赤字が見込まれて、総額は1億8,000万円に上り、この赤字額には資金不足、すなわち不良債務が発生しています。不良債務額は、一般会計から基準外繰り出しという追加繰り出しによって解消されています。表にはこれは出てきません。逆に追加繰り出しをしなければ、不良債務が発生して、会計上は公になります。そこで伺いますが、不良債務を解消しない状態での令和元年、それと今年度2年度の見込みですけれども、それぞれの不良債務額とその割合、率はどうなっていますか。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

不良債務に関するご質問でございます。まず、令和元年度の決算で先ほどの5,000万円の追加繰り出しがなかった場合ということで、そこからお答えしたいと思います。まず、結論から言いますと、もし5,000万円の追加繰り出しをいただかなかったら、不良債務が発生したというような試算結果でございます。この不良債務額、それぞれ出し方が2つ、一応法律がございまして、財政健全化法に伴う不良債務の出し方、また地方財政法に伴う不良債務の出し方と、それぞれ違う計算方法で2つあるのですが、今回試算したところ、この5,000万円の繰り出しをいただかない場合、まず財政健全化法による不良債務が約3,100万円、地方財政法による不良債務額は約4,000万円という結果でございます。続きまして令和2年度の状況でございます。1答目、先ほど町長からご答弁したとおり、今年度の経常損失は1億8,000万円の見込みでございます。資金不足額は約1億3,000万円ということなのですが、こちらも先ほどの状況でそれぞれ不良債務額、まず計算上は不良債務が出るということでございます。このまま町からの繰り出しをいただかない状況で推移したということでそれぞれ試算をしたのですが、まず財政健全化法では約7,900万円、地方財政法では約8,700万円というような形で不良債務額が出ると想定してございます。それと、不良債務ということで、まず令和元年度、令和2年度、繰り出しがない場合はこういう形で不良債務額は出るのですが、実はここからもう一つございまして、不良債務比率というのがございます。どういうことかと申しますと、不良債務が出たから、経営健全化団体になるだとか、そういうことではなくて、不良債務が出て、なおかつ不良債務比率にもし抵触した場合、経営健全化団体だとか、そういったところに引っかかってくるというような指標でございます。そちらのほうも一応見ていった中で、まず先ほどの令和元年度のほう見ていったら、先ほど言った財政健全化法はクリアできていると、ただ地方財政法については、これはクリアできなかったというような結果でございます。それとあと、令和2年度、今年度の話をさせていただきますと、不良債務比率を見ていくと、財政健全化法、また地方財政法ともにこれはクリアできないということで、特に今年度に関しては繰り出しがない状態だと本当に財政健全化法に抵触することで経営健全化団体入りするというような事態ということでご報告いたします。財政健全化法と先ほど言った地方財政法の違いということを若干お話をさせていただきますと、何の比率ということでまずご説明いたしますと、純然たる病院の売上げ収益、病院でいえば医業収益というものがこれに該当します。財政健全化法は、これの20%となっております。地方財政法は、医業収益の10%ということでございまして、先ほどお答えした金額がこの比率を上回るか下回るかというところが一つのラインということでございます。先ほどのご答弁になりますけれども、今年度につきましては財政健全化法、地方財政法ともにクリアできない状況ということでございます。

質問 6番 前田博之

そうすると、確認しますけれども、追加繰り出しを受けない場合の不良債務という事実ははっきりした。そうすると、財政健全化法が20%、地方財政法が10%という経営改善基準がありますと、この不良債務比率が一定の基準、当然10%、20%でならないと、財政健全化法も20%以上になると、2020年度はなっているので、健全化基準と照らし合わせると、2年度は見込みだけれども、経営健全化団体に転落する可能性があるということでいいのですね。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

ご質問にあるとおり、令和2年度、先ほどの比率の話だけをして金額のほうをお伝えしなかったので、お伝えさせていただきます。追加繰り出し、今回本定例会において5,500万円の補正予算を出していますけれども、もしこれが入らなかった場合ということでお答えしたいのですけれども、先ほど言った財政健全化法、医業収益が大体今年度で3億1,000万円ぐらい見ています。これの20%ですから、大体6,300万円ぐらいということでございます。医業収益、先ほど言ったように3億1,000万円、地方財政法ですと10%ですから、大体3,100万円ぐらいということでございます。それぞれ不良債務額が先ほどご答弁したとおり、7,800万円、8,700万円というような状況でございますから、これは軽く不良債務額のほうが超えてしまっているという状況でございまして、そうなると財政健全化法に抵触すると、そうなると地方財政計画を策定しなければならない団体というような考え方でございます。

質問 6番 前田博之

今答弁あったけれども、なかなか理解するのは、数字を整理しないと分からない。それで、2年度ですけれども、一般会計から1億3,000万円の追加繰り出しがなければ、推計といえども令和2年度は経営健全化団体に転落するということですよね。先ほど事務長は抵触するという言い方をしたけれども、30%以上になれば転落します。そこで理事者に伺いますけれども、記憶に新しいと思いますけれども、町立病院は過去に経営健全化団体になって、公立病院特例債を借り入れて不良債務を解消しています。ここにきて同様なことが、繰り出しをしなければですよ、同様なことが起きようとしています。このような事態に直面して、どのような認識をしておりますか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今ご指摘のあった部分の関係でございますけれども、本来は繰出金につきましては総務省が定めている地方公営企業の繰り出しの支出基準に基づいて行っていくのが正常なやり方の一つですけれども、過去本町の町立病院においては資金ショートを起こして、そして一時借入れをしまして、そしてそのことから不良債務額が発生した。公立病院の特例債の借入れの対応をやった経緯があることは私も承知しているところでございます。こういう事態に陥っている。この事実は担当の副町長として非常に重く捉えております。まず1つは、今回上程させてもらっている5,500万円の繰り出しは、4月から常勤医が確保できなかったという分のことでございますけれども、それらのことを踏まえながら、そのことにつきましては、この時点において医師の確保の見通しが何とかついたので、今後今残っている1億3,000万円のところの7,500万円、コロナの影響を踏まえてというところですけれども、そこの部分の少しでも解消を図る取組をこれから院長を含めて、理事者、町長を先頭にしながら病院としっかりと協議をして、圧縮をかけていきたいと思っています。病院改築という場面で、そして直近でヒアリングに臨む、その段階なので、この繰り出しの重さをしっかりと捉えながら、今後の経営改善を病院任せにしないでしっかりしていきたいと思っております。

質問 6番 前田博之

それでは次に、病院事業についてです。医師確保の話がありましたけれども、昨年の12月末に内科常勤医師が退職するなど、2名の医師が今欠員していますよね。そこで、後任医師の確保については採用の方向でいい感触を得ているような答弁もありましたが、その後の状況と採用の時期はいつ頃になる、そこまで言っていいのかどうか分かりませんけれども、どういうような状況になっていますか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

この場面でということなのか、特別委員会の中かということもあるのですけれども、これまでいろいろと議会の皆様方にもご心配をいただき、叱咤激励も受けながら、町長を先頭に医師の確保に向けて取り組んでまいりました。事務長の非常なる頑張りも含めて、今やっと見通しが立ちました。1人は、すぐ採用はできないのですけれども、来年の4月に内科の常勤医を採用することに内定をいたしました。この医師につきましては、年齢は51歳、そして専門は泌尿器科の専門なのですけれども、プライマリーケア、総合医の認定資格を持っておって、今も包括ケアの担当だとか、それから訪問治療をしている、そういう医師でございます。それから、もう一人の医師につきましては、最終的な詰めを行っているところでございますけれども、遅くても今年の11月には採用をしようとしている。50歳の外科医でございます。この医師についても、外科の専門ですけれども、もう一人の医師と同様、包括ケアの病床の担当もしておりますし、それから救急の対応もできるということで、最終的な詰めをしていて、何とか確保の見通しは立つのではないかと思っています。ですから、11月から本町においても包括ケア病床の開始を始められるとなると、外科医がまずは入ってきて、この外科医が包括ケアのほうと、それからリハビリのほうもやれるということですから、そういう面で、ちょっと遅きに失するという部分はあったのですけれども、何とか収入確保の部分については助けていただけるのではないかと考えているところです。

質問 6番 前田博之

医師確保の努力によって多少明るい兆しが見えてきましたけれども、ぜひ町民に信頼されるお医者さんであって、過去の例のように病院を辞めることのないように、ぜひよい院内の組織にしてほしいなと、こう思います。そこで、次に回復期の医療についてです。町立病院の医療拡充と赤字を解消する打開策として回復期病床の取得を今年10月としていましたが、11月以降に延びたという答弁でした。この医療事業は早い時期から開設に向けて準備していたのだと思うのです。ここにきて、答弁によると最少の経費で済む方法を模索している。なぜ今ごろなのですか、別に増えている原因があるのではないですか、まずそれと、それでは次の開始時期はいつなのか。その2点を伺います。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

回復期医療への展開につきまして、今回その開始時期の遅れも含めてのまず経緯、また理由、そしてあと時期も含めたご答弁をしたいと思います。1答目で町長のほうからご答弁させていただいたとおり、今回うちは回復期医療への転換ということで、現在2階の急性期病棟58床、許可病床58床、稼働50床ですけれども、これの一部を地域包括ケア病床に転換しようということで準備を進めております。その中で、診療報酬の算定基準となる各基準の取得だとか、また専門職の確保が、これが必須となっているということで、こちらは滞りなく順調に進んでいるということでございます。それで、今回唯一計画に狂いが生じたのが1答目でもお答えしているとおりリハビリテーション室の設置ということでございます。こちらは、当然地域包括ケア病床は入院が長く、60日までの長期間となりまして、その間に社会復帰に向けての必要なリハビリ体制、これは病院として取らなければならないとなっております。当院につきましては、先ほど申し上げたとおり2階の病棟、こちらのほうを地域包括ケア病床にするものですから、実は2階の病棟のほうにリハビリ室の設置を目指していたということで、担当課長ともその辺りはしっかりお話をしていたというところでございます。しかし、ここにきて、当院は御存じのとおり老朽化した施設でございます。また、お恥ずかしながら耐震化の診断もしていないというような状況なんかもございまして、ここにきてリハビリ室の場所について、これは45平米以上というようなことが実は施設基準で定められているのですが、こちらのほうを一度再考しなければならないというような状況に陥ったということでございます。4月に地域医療連携室というのを院内に設置いたしまして、実は地域医療連携室は3月まで外来リハビリをやっていた。この部屋は50平米以上あるのですけれども、こちらのほうに設置してやっていたというところなのですが、先ほど申し上げたとおり2階に設置する予定だったリハビリ室、これを1階に下ろすということもございまして、今回計画の中で、この施設基準を取るためには保健所のほうにある一定の期間もかかるということもありまして、今回やむを得ずこういった形の変更となったということでございます。ご指摘のとおり、一刻も早く回復期を入れて経営改善しなければならないというやさきの中で遅れてしまっているということは、現場の事務長としても本当に反省しているというところでございます。なお、当然1階の配置図、こちらにつきましては地域医療連携室の移動も含めて計画はもう全て固まりましたので、何とか11月中にはこちらのほうを設置するようなことで進めてまいりたいということでございます。

質問 6番 前田博之

厳しい経営状況の中で施設の整備が遅れるということは、我々とすれば事務手続というか、仕事のやり方とすれば看過できないことだと、こう思います。それで、次に病床数についてです。先ほど副町長から医師が確保できるということでしたのでね、かなり遅れてはいるけれども、明るい兆しがあるから、多少希望を持てるのかと思いますけれども、病床数ですが、令和元年度は一般病床数58床に対して、先ほども答弁がありましたけれども、1日平均入院患者数は17.5人、これは利用率だったら30.2%しかないのです。それと、回復期医療への転換で病床数が58床から40床になります。答弁では、回復期病床数22床に対して入院患者数を16名と見ていますよね。これをちょっと頭で計算すると72%ぐらいになっているのですよ、率が。そこで、過去の入院患者を鑑みて、果たして、数ですよ、40床に対してどの程度の入院患者が見込まれるのか、非常に懐疑的なのですよ、私。それで、今医師の確保とその時期の答弁はありましたけれども、これまでの診療体制を考えたときに、現実的に病床利用率76%になっていますけれども、これは急性期は入っていませんけれども、同じく合わせたときに、本当に病床利用率40%に対して、損益分岐点を超えるような病床利用率を上げることができますか。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

ご質問にあるとおり、まず当院の今回分析したというのは、どういう患者層がいるかということで、こういった町内の患者特性、またこの東胆振医療圏の患者特性を調べていくといったところを見ますと、例えば糖尿病等の代謝疾患だとか、脳血管、虚血性疾患の循環器系の患者、入院はしていないのですが、うちの専門外来は実は循環器もやっています。そういったところでの患者層を見ると、この辺りの患者層はかなりいると推計してございます。では、この方々がどこへ行って入院しているかというと、御存じのとおり苫小牧市だとか近隣の市町村に流れているといったことから考えていきますと、これは議員がご心配されているとおり、現在の患者層以外にこういった循環器系または基礎代謝系疾患の患者を新たに確保するということが当然大切になってくると思います。人数的な部分で、大変試算として不安になられているというところも非常に私も理解はしております。ただ、先ほどありましたように、医師の確保ができたと、また理学療法士といった専門職も入ったと、そして地域医療連携室、こちらをフルに活用した中でこういった新しい患者を入れて、何とかこの人数が確保できるように進めてまいりたいということでございます。

質問 6番 前田博之

私の目から見ても、入院患者が少ないということですよね、経営の収益が上がらないということは。事務長から答弁がありましたけれども、どうか私たちの期待を裏切らないような経営をしてほしいと、こう思います。次に、令和2年度の収支状況についてです。町立病院も新型コロナウイルスの感染拡大により、受診や収益的収支に少なからず影響を及ぼしているとは私も思いますけれども、これまでの経営状況をベースにして議論していきたいと思います。そこで、今議論したように、今年度は1億8,000万円の赤字、1億3,000万円の不良債務、これは大変なことです。それで、私は予算等審査特別委員会で指摘したことがあるのです。当初予算では、在籍している常勤医師が2名であるにもかかわらず、常勤医師3名、嘱託医師1名の4名分の人件費を計上しているのです。当然それに見合う材料費等も計上されています。しかし、いまだに医師が欠員状態になっています。このような事業予算を計上したことも大きな赤字の要因となっているのではないですか。年度途中だから、どれだけの額になっているか分かりませんけれども、その辺はどうなっていますか。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

議員がご指摘のとおり、令和2年度の当初予算、私の記憶ですと3月の予算等審査特別委員会の中でも大いに議論させていただきました。また、前田議員のほうからも、医師の数、4名について懸念するということは意見をいただいていたと記憶しております。また、その際に私のほうからも、医師数4人、これは当時もそうなのですけれども、早々に確保するのだというようなご答弁をした記憶もございます。ただ、9月ももう終わります。そういった中で、半年たって医師が確保できていないということからいうと、当初予算の立て方、これは現場の担当が言うのも大変なのですけれども、見通しとしてどうだったのかなというようなところは非常に反省しているところでございます。病院事業会計につきましては、医師1人が入るか、辞めるか、非常に収支が大きく変わります。今みたいなコロナの状況がある。それだけで収支が当初予算と大幅に変わってしまうというようなことがございますので、これは今後の反省ということで、例えば今回繰出金を上程していますけれども、繰出金とともに補正予算の中で実態に応じたやり方をしていくだとか、これは今後予算の組み方も含めて考えていきたいと思っております。

質問 6番 前田博之

予算の組み方に対しては、私は副町長に言ったのです。今医師が欠員しているのだから、医師が補充になってから補正予算で収益をやりなさいと言ったのだけれども、突っ走った結果がこういうことになっているのです。そういうことをきちんと聞いて、そういう予算を組んでいればこれだけの赤字になっていないはずなのです。だから、病院が赤字、赤字と言わないためにも、きちんと地に足のついた病院の予算をつくると、これが先決ではないですか。まずそれを考えてください。そこで、あえてまた言わせてもらいますけれども、平成29年度から3年連続で経常損失を出しているのです。そして、2年連続で不良債務も発生。病院経営は、想像を絶するほど悪化しています。私はこういう言い方はしたくないのだけれども、追加繰り出しをしない場合にあっては、病院も認めているように経営健全化団体に転落するとのことなのです。経営基盤が弱体し、病院経営が極限状態にあるということは、トップの経営管理能力とその責任が問われかねます。私は、声を大きくして言ってもいいと思います。そこで、町長は昨年8月23日、病院改築の方向性についてこう言っているのです。管理者の猪原病院長と共に医療体制の基盤を早期に整え、現病院の経営改善と安定を着実に図ると言明しているのです。なぜ一刻も早い健全化の経営改善が進まないのですか。逆に遅れているのですか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

まず、予算計上の関係につきましては、そのときにも議員のほうからご指摘があった部分でありましたけれども、正直なところ、こんなに医師獲得に時間がかかるという押さえ方がなされていなかった。もう少し早く医師獲得ができる見込みを持って組ませていただいた。そのことは、今本当に担当の副町長としてこの予算の計上の仕方につきましては反省をするところでありますし、今後十分このようなことのないような捉え方をしていきたいと思っております。それから、8月23日の病院の方向性を打ち出したときの町長声明のところのご指摘がありました。そのことにつきましては、実際的な形として結果が出せないということのままに今日まできたというところは、本当に責任を重く捉えております。ただ、弁明ではありませんけれども、決して病院経営の早期改善を図るための努力は惜しんでいたわけではなくて、常に経営改善に向けて様々な方策を病院側、事務長を含めてしてきたつもりでございます。それから、院長も入れた形で町長と経営改善の在り方についても協議をしてきたことも事実でございます。ただ、結果責任ですから、こういう状況が起きているという事実はしっかりと認識をして、反省を含めて今後の一歩を踏み出してまいりたいと思っております。

質問 6番 前田博之

今の答弁は分かりました。ただ、私はむち打つわけではないけれども、具体的にないのです。私が具体的に2点ほど聞きますけれども、そうかどうか言っていただければいいだけですけれども。町立病院は全ての経費を病院収入で賄っているのでなくて、公的な部分については一定の基準項目によって一般会計からの繰入れによって行われていますよね。これは、皆さん承知しています。そこで、これまで議論してきたこうした構造的赤字を生んでいる体質には、事務長は答弁しなくていいと思いますけれども、副町長が答弁すれば、本当は病院管理者に答弁をお願いしたいのだけれども。構造的赤字を生んでいる体質には、1つには突出した赤字を甘受しての一般会計からの繰入れ等、本来は独立採算性である病院における経営努力の不足に起因しているのでないかと私は思うのだけれども、ここが一番大きな問題でないですか。そういうことをはっきり副町長なり町長なり、私から言うのでなくて、こういうことをはっきり言ったほうがいいのではないですか。なぜ言えないだろう。曖昧な表面的な赤字が出ているというのでなくて、原因をもっと捉えて、町民にはっきりここがこうなのだということを理解してもらうためにも、あえて言っていないのかどうか分かりませんけれども、どうでしょうか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

本当にある意味慢性的、構造的な赤字が続いているというところについては、町長を含め、担当の副町長としても非常に重く厳しく捉えております。議員からご指摘があった病院管理者への一定限の指導といいますか、そのことについてのやり方については、いろいろ議員がおっしゃったような直接的な部分もあるかもしれないけれども、決して私たち、町長も含めてですけれども、そのところを避けて改善に向けての話をしているつもりはございません。具体的な数字を挙げながら、どうするべきなのか、そこのところは私たちも理事者としてもそうですし、また病院の中における運営会議を含めて、事務長を筆頭にして、本当に毎月のようにしっかりと数字を押さえた形での協議をしているつもりでございます。

質問 6番 前田博之

私もある程度理解していますし、なかなかこういう公の場で、こうだと原因が分かっていても言えない深部の部分はあると思います。それは、どういう形の中でされているのか分かりませんけれども、だけれども議会や町民から見ればやっぱり数字が物語ります。そういう部分について言っていますので、深い深部の部分についてもある程度は理解しているつもりですので、そういう部分でお話をしています。そこで、今の繰り出しについてですけれども、前段で町の財政について議論しました。中身は言いませんけれども、それを踏まえて、これからも経常損失あるいは不良債務が発生している病院経営を支えていけるほどにまちの財政に余力はあるのでしょうか。前も私は病院のところでも質問しているのですけれども、明確な答弁はなかったのですけれども、町長はこれからも、基準内繰り出しは別ですよ、基準外繰り出しを限りなく多額の赤字、赤字補填の中に不良債務が入っていますから赤字と言わせてもらいますけれども、赤字補填や不良債務の解消を図るために限りなく繰り出し続けていくのですか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

結論としては、こういう慢性的な状況をよしと捉えてはいません。実際的には29年までの、その前の年については黒字決算をしていた事実もあります。確かに医師の数というのがありますけれども、そういう状況はあるので、そこを踏まえた形で、やっぱりこの赤字解消はしていかなければ、今後財政が限りあるわけではございませんので、いつまでも全て、赤字が出たから、町立病院だから、それを一般会計からというわけにはいかないと捉えております。そのためには、今までも経営改善計画を何度も掲げながらくる中で、前も9つある改善計画の中で2つまではいくのだけれども、3つ目はどうだとか、4つ目はどうだとかという部分があります。全てにわたって100%解消できていないということが事実でございますから、そのこともしっかりと今後改善計画の在り方を含めて計画を立て、病院スタッフ一同、そして我々理事者を含めて、その改善に向けて頑張っていきたいと思っております。

質問 6番 前田博之

後でもちょっと質問しますけれども、ここでは端的に伺っておきます。副町長は、親会計に力がある限り繰り出ししなければいけないというような答弁でしたよね。そういう解釈をしたのですけれども、この不良債務が発生して、そして追加繰り出し、これをするかしないか、今はしていますから、このことの是非は新病院建設に向けてどのような影響が出てきますか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今後の改築に向けてヒアリングをしていく中で、一番大きいところは、財政的な裏づけというか、経営の在り方でございます。それは、北海道の市町村課を含めて指摘をされているところでございます。それの解消の一番の在り方は、やはり医師の確保というところがそれに合わせた回答となるかと考えております。

質問 6番 前田博之

それで、町立病院の経営立て直しには一刻の猶予もありません。そこで、町立病院の経営悪化の大きな要因の一つに支出が多いのでないかなと、こう私は思っています。それで、提案も含めて言うのですけれども、このことは経常収支比率や医業収支比率などにも現れているのです。そして、今の経営のやり方では、回復期医療転換しても私は医業収入は頭打ちになると思っています。一方、経緯、費用の支出に歯止めがかかっていないのです。これは、予算、決算を見ても、歳入に反して費用がかさんでいる実態にあります、このことが病院経営を圧迫している大きな要因の一つになっているのです。もはや手をこまねいてはいられないのです。収支の改善を図るには、町長の英断をもって経費の削減に大なたを振るっての合理化を図らなければ、もう経営は立ち行かなくなります。実行するのは、やっぱり今なのです。今立ち上がらないと駄目なのですよ、病院改築に向けて。そこで、意思を固くしての経営改革、改善を行う政治姿勢を伺います。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

議員がご質問のとおり、我々が病院経営する上で、医師の確保を含めてどうしても医業収益が低いというところをかなり問題視した中で、収益徴収に向けて集中してきたというところがございます。一方で医業費用、こちらにつきましてもやはり議員ご指摘のとおり、令和元年度の決算で医業費用が7億8,500万円、こちらを見ていくと黒字だった平成27年度以来の数字だということでございます。どうして増えているのだということで若干説明しますと、昨年3月に常勤医師1人が定年退職を迎えまして、かなり患者の信頼もある医師だったものですから、その後釜ということで、我々も大変危惧して次の医療体制を考えたというところでございます。結果といたしましては、外科、内科ともに診療のこま数、かなり30年度よりも増やした中で昨年、平成31年、令和元年度を迎えたと。ただ、当然診療こま数を増やしたものですから、医師も増やしました。それに伴う経費等もかなり増やしたというところで増えた結果だったと。ただ、反面、先ほど言った医療収益につきましては、うちの外科外来を含めて患者数が逆に伸びなかったというような結果でございます。議員からもご指摘を受けたように、常勤医師も決まりました。そういう中で、出張医師の体制だとか、そういった経費の部分、これは当然病院会計としても、同じで今まで現状維持でいくということにはならないと思っていますし、こちらのほうはしっかり、来年度予算もありますけれども、見直してまいりたいと思っております。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

政治決断というお話もありましたので、私のほうから。確かにここ数年繰出金が多くなって一般会計を圧迫しているというのは事実でありますし、その責任は私にもあると思っております。毎年院長ともお話をしながら、病院内部でも改善計画に向かって進んでいるところでありますが、結果としてこういうような形になっているのは大変申し訳なく思っております。病院の話をすると、今新しい病院の素案の計画を出して、病院内でも職員と共にその意思を統一して新しい病院づくりに進んでいる中で、改善計画も立てた中で新しい病院に向けて職員一丸となって新しい診療体制でいこうという中でありますので、それは必要でない経費はもちろん毎年毎年きちんと改善を進めながら行っていかなければならないのは当たり前のことであります。それに併せて収入をいかに増やすかというのも非常に大切なことでありますので、政治決断という大きなお話でありましたので、それに向けては新しい病院に一丸となって今進んでいって、収支も合わせた健全な経営をしていこうと一丸となって進んでいるところでありますので、それは無駄や周りから見てこれは必要でないのでないかというのはどんどん言っていただきながら解決をしていきたいと思っておりますが、今の段階では新しい病院に向かって進んでいくというのが私の考えでございます。

質問 6番 前田博之

町長、私も病院に進んでいくというのは分かっているのです。そこに隘路があるのではないかと言っているのです。早く言ってほしい、そこを求めているのですよ、本当は。だから、そこの核心の答弁がないのだけれども。それで、今町長も言ったし、事務長も歳出をやっぱり削らなければなければいけないと言った。言葉ではなくて、本当に費用の削減、見直しに大なたを振るう実効性を担保するような工程表をつくるような考えはありますか、今の素案は別にしてです。

答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)

先ほど副町長のほうから、外科も含めた常勤医師の採用ということがようやく見通しが出てきたというところでございまして、まず経営改善計画の新しい素案につきましては、先日改築基本計画の素案の中で示させていただいております。ただ、数値が1億8,000万円の経常損失というような形ではございません。たしか2,000万円の経常損失で上がっていたと思います。また、地域包括ケア病床、こちらについても当初10月開始ということで、今年度は7,000万円の計画で見込んでいたのですが、こちらもやはり遅れるということもございます。そういった部分、また新しい医師が入る、また費用の削減、そういったことも踏まえると、経営改善計画、一応素案を示した段階ではありますけれども、こちらは修正させていただいた上で、これはどういう形がいいか、また議会にもお諮りさせていただく必要があるかと思いますが、新しいこの経営改善計画を示した上でまた議論させていただければと思っております。

質問 6番 前田博之

事務長から一歩進んだ話がありましたので、それを踏まえて理事者に質問していきたいと思います、そこが本質ですから。それで、今後3年間の経営管理について町長から答弁がありました。それで、今日これまで議論してきたことを念頭に置いて質問することにしました。別な質問もつくってきました。これをもってやりたいと思うのですけれども、それで町長は具体的な答弁で、今年度から6年間の計画を3年間において素案の経営基盤を図ると言っていますよ。それで、具体的には、医療収益の増収策と医業費用の抑制策として、一刻も早い病院経営の健全を目指している、こう述べているのです。私は、これまでの議論を踏まえると、今年度からスタートしたこの経営改善計画素案それ自体がもはや瓦解を来してしまっているのです。中身は、先ほど事務長から話がありました。ですから、町長が言うのは、今日の答弁は本質から外れた答弁になっているのですよ、はっきり言わせてもらうと。私は、あえて言います。常勤医師の欠員、回復期病床の遅延、本年度の1億3,000万円の不良債務、今年度2,000万円の予定の赤字が1億8,000万円、そして追加繰り出しをした。経営健全化団体への転落も繰り出ししていなかったらなっているのです。そういう内容が大幅に変遷してしまっているのです。それで、端的に伺いますけれども、現在の経営改善の素案はもはや中身がずれた計画になっていませんか。経営改善の素案に重点に取り組むことでなくて、素案自体をもう一度抜本的に見直さなければならないでしょうか、いかがですか。これは、理事者が答弁してください。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

ご指摘のとおりだと思います。今回これで素案のときに出した経営改善の在り方については、結果として今るるご指摘も含めて議論をさせていただきましたけれども、結果として数字の上で出てきていないというところは、合わないということは、この改善計画のさらなる見直しを含めて今後の在り方進めていかなければならないと思っております。

質問 6番 前田博之

ぜひ見直してほしいと思います。早々に見直さなければ画餅に帰してしまいます。そういうことで、次の質問に入ります。そろそろ終わりたいと思いますけれども、それで私は一日でも早い新病院の建設を切望しています。町長には任期中の開設を強く訴えてきています。また、町長の8月23日の言質を取りますけれども、町長はこう言っているのです。病院改築の方向性についての中で、この経営改善が図られなければ、今日お示しした病院改築の方向性の実現もないという確固たる決意の下で取り組むと言明しているのです。私も信用していました。結果はこうです、今の素案は。あえて言いません。8月の基が今年5月に提示した改築基本計画になっているのですよ。そういうことで、私も町長と同様に、新病院の開設に至るまでには今ある病院の経営の安定化を図り、医師を確保し、安定的に医師、看護師、医療スタッフが勤務する病院にして町民に信頼される病院にしなければならないという面から今日議論してきました。なぜか、経営基盤が安定しないと病院の再生、病院の存続すら危ぶまれます。これは私の本心です。だからといって、医療の質を下げて病院の改築や収支の改善を図るとしたら、それは本末転倒です。医療設備の充実と町民の皆さんに信頼されて喜ばれる病院を行うことで患者が増えることが経営改善につながってくると考えられますが、病院経営管理者としての経営方針を伺います。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

私のほうから今ご指摘のあった部分についてまずご答弁させていただきます。まず、前の答弁のところで経営改善計画、今回素案の5月29日時点に出した。ここの部分についての見直しは、数字の上から見てもやらなくてはならないということが一つであります。そのことを踏まえて、今後の改築における進み方というか、対応の仕方については、今ご指摘があったように、やはり病院の経営の安定化が、基盤の安定化がなければ、本当の意味での町民の信頼感は得られないということは私たちもしっかりと押さえております。そのために何をしなければならないのか、そこは経営の改善の収支というか、赤字を出さないような努力はもちろんしなければなりませんけれども、まずは今の段階でこの事実から目を背けずにしっかりとこの事実をもって少しでも改善を図っていく。今回5,500万円の繰り出しをお願いしておりますけれども、あとのと言ったら申し訳ないけれども、7,500万円の部分のところを少しでも改善していける取組をしっかりと一丸となって進めてまいる覚悟をここに示したいと思っています。

質問 6番 前田博之

町長が答弁してくれたら質問をやめようと思ったのだけれども、病院経営管理者の答弁がなかったので、副町長の立場での答弁かと思いますので、もう一回質問します。町立病院の歩む道は、今後も厳しい環境にあります。町長の答弁は、一刻も早い病院経営の健全化を目指すと、こう言っている。これは、もう常套句になっているのです。悪いけれども狼少年の言葉なってしまっているのです。病院設置管理者の町長が自ら先頭になって汗をかいて医療スタッフの意識改革を行って、それで町民の声を聞きつつ、町民に信頼される町立病院の医療体制の確立と経営を安定させるため、時代に合わせて病院経営そのものを変えられるかであるのです。町長の手腕とリーダーシップを発揮していただき、町立病院の再生を果たすことが今一番の使命ではないですか。そのことが病院改築につながると思いますけれども、町長の今一番の使命をお聞きします。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

町立病院、公的病院の在り方で財政が厳しいところは、北海道はほとんどそのような形であります。だからといって、赤字経営がいいのかというのはまた別な話でありますので、町民の声はいろんな多様な声がある中で、町立病院の在り方は考えてお示ししたつもりであります。これが100点かというと、100点ではないと思っております。ただ、それを100点に近づけるために、町民に利用していただける病院づくりが本当に急務だと思っております。医業収益等々の安定した経営もそうですし、スタッフの教育、また患者と接するコミュニティ等々もありますので、そちらの経営全般のほうは今まで以上に力を入れていきたいと考えておりますし、公的なきちんと町民が安心して生命を預けられる医療機関になるように努力をしたいと思っております。冒頭お話をした早期に病院の改築も、机上の中ではどういうやり方をすれば早く建設できるかという話も実際しておりますので、今年の秋に総務省のヒアリング等々を経て、一日でも一年でも早い建設に取り組んでいきたいと、それは経営の安定化とともに取り組んでいきたいと考えております。

出典:白老町議会 令和2年定例会9月会議 2020年9月9日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる