白老町議会 令和6年定例会3月会議 2024年3月11日
町立病院経営
2024年3月11日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「町立病院経営」について質問し、町長 大塩英男、総務課長 高尾利弘、病院事務長 村上弘光が答弁しました。
- 質問者
- 前田博之 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、総務課長 高尾利弘、病院事務長 村上弘光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 前田博之
2、町立病院経営について。(1)、病院改築工事の進捗状況と事業費の追加負担及び地元貢献に関する要求内容と実効について。(2)、会計年度任用職員への超過給与支給差額とその返還額及びきたこぶし虐待事案の原因究明について。(3)、病院施設基準等に係る適時調査を受けるに至った経緯と原因及びそのてんまつ並びに収益への影響とその他への波及について。(4)、令和5年度決算見込みについて。①、医業収支の損益、実質不良債務額(資金不足額)、赤字補填追加繰入金について。②、病院会計収支決算見込みと町立病院経営改善計画収支との差異及び達成見込み並びに経営指標の数値達成について。(5)、令和6年度予算について。①、予算編成及び経営方針と抜本的な経営改善策(収入増加・確保と経費削減・抑制対策)について。②、病院改築事業債借入額総額と令和6年度元利償還額総額及び一般会計と病院会計の負担額について。③、一般会計からの繰入金(3条)と出資金(4条)の総額について。④、新年度予算と経営改善収支計画との整合性について。(6)、町立病院経営改善計画と別途策定される町立病院経営強化プランとの相違点と整合性について。(7)、経営の安定化への具体的な取組について。(8)、診療体制と医局体制及び事務局体制の在り方について。
答弁 町長 大塩英男
「町立病院経営」についてのご質問であります。1項目めの「病院改築工事の進捗状況と追加負担及び地元貢献に関する要求内容と実効」についてであります。病院改築事業については、工事着手以降、現在まで基礎工事を中心におおむね計画どおりに進捗しております。この間、大きな設計変更等もないことから、現時点で追加負担は発生しない見込みでありますが、依然として物価上昇の懸念等があることから、今後においても適切な事業費の精査と工事監理に努めてまいります。また、プロポーザルにて税込み9億3,500万円と提示のあった地元貢献額は、第1期工事途中で既に9億7,000万円を超えておりますが、今後、第2期工事を含めて、さらなる地元発注が行われるよう協議、指導を行ってまいります。2項目めの「会計年度任用職員への超過給与支給差額とその返還額及びきたこぶし虐待事案の原因究明」についてであります。給与の過払いに伴い算出した元会計年度任用職員への支給済みの給与額と令和5年度の人事院勧告に伴う給料引き上げ分を含めた本来支給すべき給与額との差額は319万1,789円であります。また、返還額については、地方自治法243条の2の8に基づき、現在、監査委員に対し、賠償責任の有無及び賠償額の決定に併せて意見を求めているところであります。きたこぶしの虐待事案については、捜査が継続中となっている刑事事件案件を除き、高齢者虐待防止法に基づく虐待認定や介護保険法に基づく勧告を受けた高齢者虐待事案については、老健施設の廃止に伴い、関係機関より終結の通知を受けたものであります。3項目めの「病院施設基準等に係る適時調査を受けるに至った経緯と原因及びそのてんまつ並びに収益への影響とその他への波及」についてであります。昨年10月に町立病院の医業収益増収のため取得した施設基準である一般入院基本料や地域包括ケア病床の運用について、北海道厚生局の立入調査が入り、夜間勤務時間における看護職員の業務内容と労働時間について、改善命令を受けたものであります。既に改善命令に従い、改善報告書の提出と指摘期間における施設基準の変更届出を行い、生じた差額については自主計算の上、概算で1億2,586万円の返還について、報告を終えたものであります。今後については、新年度開始早々に予定される返還金の支出及び保険者と患者個人への返還事務手続等がありますが、多額の返還金の支出と一部の施設基準における診療報酬減算の影響から、6年度の病院経営に与える影響が懸念されるところであります。4項目めの「令和5年度決算見込」についてであります。1点目の「医業収支の損益、実質不良債務額、赤字補填追加繰入金」についてでありますが、5年度の決算見込みについては、本定例会に補正予算案として提案した一般会計繰入金7,000万円が赤字補填の追加繰入金となることから、病院事業収支においては、約300万円の経常利益を予定し、実質不良債務額についても発生しない見込みとなっております。2点目の「病院会計収支決算見込みと町立病院経営改善計画収支との差異及び達成見込み並びに経営指標の数値達成」についてでありますが、5年度の収支見込みと経営改善計画の収支目標額の比較については、5年度の収支見込みである経常利益約300万円に対し、経営改善計画の収支目標額が7,156万円と差引きして、約6,856万円について、目標値を下回る見込みとなっております。また、経営指標の数値達成については、一般会計繰入金を含む経常収支比率以外におけるほぼ全ての項目の目標値について、未達成の状況となっております。5項目めの「令和6年度予算」についてであります。1点目の「予算編成及び経営方針と抜本的な経営改善策」についてでありますが、6年度予算については、7年度の新病院開設に向けた準備の最終段階に加えて、新医局体制と理事職を加えた新たな組織体制による病院経営の初年度でもあり、重要な予算編成と捉えております。抜本的な経営改善策として、検査入院等に該当する短期入院患者や、施設や在宅等における重篤な高齢者患者の積極的な受入れなど、町立病院の役割を担いながら、医業収益の改善に取り組んでまいります。また、適正な職員配置に加えて、積極的な業務委託の推進や医薬品等の在庫管理を徹底するなど、医業費用の抑制に励んでまいります。2点目の「病院改築事業債借入額総額と令和6年度元利償還額総額及び一般会計と病院会計の負担額」についてでありますが、病院改築関連事業全体の起債総額は、過疎債、企業債合わせて約22億円を想定しており、そのうち6年度の元利償還額については、一般会計分として3,400万円、病院会計分として1,500万円、総額4,900万円を見込んでおります。3点目の「一般会計からの繰入金と出資金の総額」についてでありますが、3条予算となる収益的収入における一般会計からの繰入金は4億844万8,000円、4条予算となる資本的収入における一般会計からの出資金は1億2,010万円となり、総額で5億2,854万8,000円となっております。4点目の「新年度予算と経営改善収支計画との整合性」についてでありますが、6年度予算案については、病院事業収益が11億3,918万円に対して、経営改善計画の収益目標が9億2,932万円と約2億986万円上回る予算計上を予定しています。また、病院事業費用においては、6年度予算案については、11億2,863万円に対して、経営改善計画の費用目標が8億8,975万円と約2億3,888万円上回る予算計上を予定するなど、6年度予算案については経営改善収支計画を上回る予算規模となっております。6項目めの「町立病院経営改善計画と別途策定される町立病院経営強化プランとの相違点と整合性」についてであります。元年度に策定した経営改善計画については、7年度まで7年間の計画期間となっており、3月に策定予定の経営強化プランについては、9年度までの4年間の計画期間となっております。相違点については、経営強化プランは病床数の最適化や今後の経営形態、新興感染症や医療DXにおける対応など、全国の公立病院が抱える共通の課題等に基づいた内容であります。一方、経営改善計画については、今後の経営方針や組織体制、より具体的な収支の改善目標を設定するなど、経営改善策を最重要視した内容となっております。なお、現在の経営改善計画については、7年度までの計画期間内であることに加えて、常勤医師の体制が整う予定の6年度内をめどに改訂し、経営強化プランとの整合性を図るものであります。7項目めの「経営の安定化への具体的な取組」についてであります。病院経営の安定化に向けて何が重要であるのか、次期院長と意見交換をしたところ、常勤医師や看護師等の安定確保が、低迷する入院収益の改善等において必要であるという相互の認識に至りました。医療従事者の安定確保は、在宅医療の提供など新たな医療政策の可能性や施設基準の取得など、町民が期待する医療提供と医業収益の確保を同時に達成するための最も有効な手段として、引き続き、取り組んでまいります。8項目めの「診療体制と医局体制及び事務局体制の在り方」についてであります。このたび、12年ぶりに新院長が就任することに伴い、新しい医療体制における病院運営が始まります。事務局体制については、6年度より病院経営の専門的な知識経験を有した理事職及び病院改築準備に携わる管理職を配置し、事務局体制をより強固なものにし、町立病院の経営改善及び職員の意識改革を進め、7年5月の開院に向けて、町民に信頼される町立病院改革を確実に進めてまいります。
質問 10番 前田博之
給与の過払いですけれども、これはまだ処理されていなかったということなのか。そして、今日の答弁を聞いてみると、これは議会にとっては寝耳に水の話なのです。賠償責任の有無及び賠償額の決定に併せ意見を監査委員に求めているということは、これは監査請求になるということですか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
おっしゃるとおり、現在監査に賠償額の確定ですとか賠償責任の部分の意見を求めることとしておりますので、現在はまだ処理は終わっていないということでございます。それで、処理について今回なぜ監査委員に意見を求めるのかというところなのですけれども、病院事業会計については条例に基づかない給与の支払いを行ったということで本来支払うことのできない金銭を支出することとなり、損害を被ったということでありますから、病院事業会計が被った具体的な損害額を監査委員の決定に基づく賠償命令により決定するということと考えてございます。それで、その損害額の補填の方法として元会計年度任用職員に対して不当利得返還請求を行いますけれども、返還に応じない場合については地方公営企業法第34条で準用しております地方自治法の第243条2の8第1項後段の規定によりまして職員に賠償命令を求めるということを想定しているということから、返還額、賠償額等の決定に当たって地方自治法第243条の2の8の第3項の規定に基づきまして監査委員に対しての監査を求めるということで今進めているところでございます。
質問 10番 前田博之
それでは、私もほかの人も分からないので、今言った地方自治法第243条の2の8と、今第3項より請求すると言ったよね。その部分の条文の規定はどうなっていますか。全部読まなくてもいいけれども、要約して言ってください。我々全然、今回初めての話ですから、経過が何も分からないのです。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
第1項の後段につきましては支出負担行為ですとか支出命令、支出または支払いを行ったものに対してが損害賠償の対象になるという項目でございます。それで、第3項については普通地方公共団体の長はというところで、第1項の職員が損害を与えたと認めるときについては監査委員に対してその事実があるかどうかを監査して賠償責任の有無及び賠償額を決定するということで、その決定に基づいて期限を定めて賠償を町長が命じるということの規定となってございます。〔「8と言っていなかった、答弁で8って。今3項でしょう。3項の8もあるでしょう」と呼ぶ者あり〕
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
8というのが第243条の2の8なのです。改正前は2の2という言い方だったのですけれども、8というのは条文が第243条の2の8に改正されているということでございます。
質問 10番 前田博之
また別の事件ありますから、詳細については私たちも勉強してもう一回確認します。監査請求ということですよね。そうすると、冒頭で言ったことが監査請求に至った経緯になるのかな、課長が言ったことが。もし具体的にあればそれと、そうすると監査委員への請求書の提出の時期、当然監査委員に調査してもらいますから、請求の趣旨及び理由、請求書を受理した時期はいつになっていますか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
まず、監査委員に請求した時期でございますけれども、先週になります。先週の3月4日付で請求を出しております。それで、スケジュール感で申しますと、これから通常60日以内に監査するということでございますけれども、一応委員長というか、監査委員からの回答では4月30日までにやりたいということで考えてございます。それで、監査に求めているのは先ほど言った監査請求、賠償請求なのですけれども、まず支出負担行為等の権限を有する職員またはその権限に属する事務を直接補助する職員で普通地方公共団体の規則で指定したものが故意または重大な過失により法令の規定に違反して当該行為をしたことまたは怠ったことにより普通地方公共団体に損害を与えたときに、これによって生じた損害賠償をしなければならないという規定になってございまして、このことから監査に対しましてはその事実があるかどうかを監査していただき、賠償責任の有無及び賠償額を決定することを求めて、その決定に基づいて進めていくという考えでございます。
質問 10番 前田博之
それでは、監査は60日まで出ますよね。そしたら、60日以降の意見や結果は出てくるのだけれども、その後は町としての措置はどうなってくるのですか。それに伴って町側としての時効期間があるのかどうか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
監査から金額なり責任の範囲が決まったという段階で不当給与、元会計年度任用職員の不当利得の請求と賠償責任を求めるために債権を確定しなければならないということで、今の予定ではその後病院会計事業で補正予算を上げて債権を確定させたいと思っています。その後両者に通知することと考えてございまして、それでその部分の消滅時効の関係なのですけれども、不当利得返還請求権については時効期間10年でございまして、また地方自治法第243条って言っていましたけれども、これ地方自治法第236条というところの規定を準用しておりまして、普通地方公共団体の債権及び債務については5年の時効により消滅するものとされているということでございます。
質問 10番 前田博之
町長、これはなぜ、経過は省きます。病院、今の問題は過去に議論して、あの病院をこうしますよという改善策が出てもう1年になります。なぜ今頃、3月4日の請求なのですか、身内の話が。腑に落ちないです。それで、それもそうだけれども、これまで不適切、不祥事の事案が勃発しています。その後の事務処理は大塩町長が行ってきていますけれども、町長、もうこれ以上出てくるものはないでしょうね。その2点質問します。
答弁 町長 大塩英男
2点質問がございました。まず、3月ということでの遅さというようなご指摘をいただきました。我々も法的にいろいろな部分でどういうような状況を取ったらいいかというようなことで町の顧問弁護士にもご相談したということで、そういった言い方としては完全に言い訳になるのですけれども、そういった状況の中でこの3月というようなことに経緯としては進んできたという状況です。それと、もう一点、度重なる問題というような状況の中でこれ以上出てこないかというようなご質問でございました。この問題というのがどういったレベルかというか、病院の運営を揺るがすですとか経営を揺るがすというような問題はもうないとして私も思っておりますし、信じているという言い方はおかしいかもしれないのですけれども、今そういう思いです。我々としては今後このようなことがないようにしっかりと職員一丸となって職務に専念してまいりたいと思っております。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
先ほど前田議員の監査請求の提出日について3月4日ということで私はお答えしましたけれども、実際に要求の通知を出したのが2月21日ということで訂正させていただきます。それと、もう一つ、60日以内というところがあるのですけれども、これはあくまでも一般的な訴訟とかに関する60日以内というのがございまして、今回の地方自治法の賠償請求については60日というのはあくまでも目安として考えているということで、一応監査のほうでは4月30日までに額の決定等を行いたいということで考えているということでございます。
質問 10番 前田博之
時間がありませんので、決算見込みは省略します。それで、令和6年度の病院予算です。答弁からしても、これ以上病院の赤字経営体質は放置できない課題だと思います。そこで、令和6年度予算編成上の留意点は、赤字を出さない充実した経営基盤の確立に向けた予算でなければならないと私は思っています。そこで、令和6年度予算は病院経営改善計画に準拠しない実質赤字解消の方策を立てた予算になっているのでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
令和6年度の予算編成についてでございます。まず、令和元年に策定した経営改善計画でございます。こちらの一般会計からの繰出金、こちらにつきましては2億7,000万円というのが一つのベースになっておりまして、今回令和6年度の予算編成に当たりまして、まず経営改善計画の基本的な2億7,000万円の予算ベースというのは準拠していると。ただし今回厚生局の返還金、また経営改善計画策定から5年たっているということでございまして、改築の事業費なんかもかなり見えてきたというところで正直事業費が相当膨らんでいるということでございます。実際経営改善計画には準拠していないといえば準拠していないことになるのですが、実際の今の実態の事業費ベースに収益のほうも、一応収益につきましては患者数、この3月予定の経営強化プランというのが一つの目安にはなっているのですが、経営改善計画に全て基づいたというような内容にはなってはいないということでございます。
質問 10番 前田博之
それで、今のことも踏まえてあとちょっと質問しますけれども、総体的にお聞きしますけれども、令和6年度の病院会計予算は大塩町長の意向を反映して編成されていると思います。2月早々には清野医師が新病院長に内定していることから、病院長と意思疎通を図り、医療を高めて医業収益の増額を図る予算になっていると思います。今の病院事務長の話を聞くとちょっと危ぶまれる部分もあるのだけれども、それで新たな布陣で編成した新年度予算にかける町長の心意気を伺います。
答弁 町長 大塩英男
新年度にかける思いというご質問でございました。新たに次期院長、新院長をお迎えして、これから令和6年度から病院の運営がスタートします。私も新しい次期院長とはいろいろと、1答目でご答弁させていただいたとおり、意見交換をさせていただいております。その中で、次期院長は病院の職員といろいろと意見交換をして、それで今の白老町立国民健康保険病院の課題ですとか、そういったことを私にも直接お話をいただいたところです。ですから、私と新しい院長の中で今後どういうような病院運営をしていったらいいかというのをこれからもしっかりと意見交換をした中で、病院の改革も含めた中で進めていければと思っております。
質問 10番 前田博之
若干予算の中で何点か聞いておきますけれども、新病院開院によって新たな費用が発生します。元利償還金、あるいは光熱水費等々のランニングコストです。一つの区切りとして令和7年から10年間を設定して算出した元利償還金、光熱水費等の年平均所要額は幾らと試算していますか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
新病院の改築が終わりまして、今後起債元利償還金があります。また、新病院建設に伴いまして今後いろいろ光熱水費だとか燃料費、また経費につきましても今値上げもしているということもありまして、かなり増えてきているということでございます。あくまでざっくり10年間、今後費用負担が増える中での平均でいくと、1年間で合わせて1億6,000万円ぐらいの増額が予定されているということでございます。
質問 10番 前田博之
それと、病院の改築関連事業で四十何億円見込まれていますけれども、改築事業で病院会計が負担する額というのは、会計事業だけで、ほか関連もあるのかな、これで病院では幾ら見ていますか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
まず、今回病院改築事業費総体で今お話のあった約41億円ということで、そのうち病院会計の負担金ということで出したものでいいますと、企業債、また一般財源を足して約11億7,000万円となっております。
質問 10番 前田博之
それで、新たに発生する今言った公債費、ランニングコストが1億6,000万円です。1年間で1億6,000万円。これは、令和6年度以降は、町長から心意気を感じましたけれども、それも含めてこれまでも慢性的な赤字が続く病院会計でこの1億6,000万円を、年間です、自ら稼ぎ出せる体力はあると思いますか。
答弁 町長 大塩英男
今後の白老町立国民健康保険病院の財政的な面の運営の部分でございます。新たに発生するランニングコストが事務長から1億6,000万円という答弁をさせていただきました。現状の運営として、今回の議会の中でも7,000万円の追加繰り出しをさせていただく、そしてその前に12月にも9,000万円ということで今年度は合計1億6,000万円の追加繰り出しをしていくということで、純粋な運営をしていく現状の中で1億6,000万円が追加繰り出しをされているという状況の中で今後新たにプラスして1億6,000万円になるかというと、これは正直な話として厳しいというか、運営としては非常に厳しい状況だと捉えております。ですから、この1億6,000万円、新たに発生する1億6,000万円、追加する1億6,000万円、合計3億2,000万円、これをいかに経営改善していくかというのが当初の目標というか、これからしっかりと経営努力の目標として捉えております。
質問 10番 前田博之
町長、今経営努力と言いましたけれども、赤字を解消するために青天井で一般会計からの繰出金という税金を投入していながら白老町立国民健康保険病院を支えています。これは、どこかでけじめをつけなければ限りなく繰出金は増加の一途をたどることになりませんか。前段で町財政について議論しましたけれども、一般会計の財源の余力を考えると繰出金も限界があると思います。今後の病院への繰出金の扱いはどのようになりますか。
答弁 町長 大塩英男
病院への繰出金のご質問でございます。ご指摘のとおり、町一般会計の財政も今後のことを考えると余裕はないと私は思っております。病院への繰出金がどんどん、どんどん膨らんでいくと、町の一般会計の財政さえ揺るぐというような状況ではないかと捉えております。ですから、この繰出金についてはしっかりと制限をかけるというか、病院の経営努力を前提とした中でこの繰出金は考えていかなければなりませんが、ただ白老町立国民健康保険病院の運営も行政需要の一つなのです。これは、町民の皆さんの命を守る、医療を守るという行政需要でありますので、しっかりとこの辺の部分については考えていかなければならないと思っております。
質問 10番 前田博之
町長は、町民の需要だと言いましたよね。いいのです。町民が、白老町立国民健康保険病院が今言った状況の中でも幾らでも私らの税金を投入していいから病院を存在してくれと言うのならいいです。片方では町長も言ったように町民の生活があります。インフラ整備等々のこと。言いません。そういうことを差し置いて病院のみに全部集中していいよと町民が納得するのならいいのだけれども、町長が言ったようにバランスある行財政やらなければ駄目なのでしょう。そういう部分を含めてもっとしっかりした答弁をいただきたいと思います。それで、次に安定経営の取組です。町長の冒頭の答弁やこれまでの議論を踏まえますと、やはり現状、これまでは経営が危機に瀕していると言っても過言でないのです、これだけ町費が繰り出しを出しているのだから。やはり病院が自ら身を切るような努力をしなければなりません。そうしなければ、状況は決して好転しません。このままでいけば、先般多々の議員からお話もありましたけれども、病院の存立が危ぶまれて存在意義が問われかねません。それを踏まえて町長に提案しますけれども、現在の白老町立国民健康保険病院の経営改善計画の期間は令和7年度までです。前倒しして新たな病院経営改善計画を策定すべきと私は考えています。町長も議員も病院長も医療スタッフも、やはり自分の財布感を持てる明確かつ具体的で達成可能な経営改善計画をつくるべきでないかと。やはり一新された責任体制の下で自立できる経営基盤の確立に向けて中期収支計画を策定すべきと考えますけれども、町長の所見を伺います。
答弁 町長 大塩英男
新たな病院の経営改善計画のご質問でございます。前田議員ご指摘のとおり、次期院長、新しい院長体制になる、そして私も新たにというような状況の中では、これまでが責任がなかったとかということではないのですけれども、それぞれの責任においてしっかりと病院経営改善をやっていくというような状況の中であれば、やはり今の体制としての経営改善計画というのは策定すべきだと私も思います。その中で、1つ経営改善計画のつくり方として今私が考えているのは、新たに病院の改革の委員会というのを役場庁舎内に立ち上げました。その中で私は役場職員、役場全体として病院の改善を、改革をしていきたいというような思いもあるものですから、そういった委員会とか、そういった広い視野の中で経営改善計画を策定してみたいといいますか、していこうと考えているところでございます。
質問 10番 前田博之
議会も巻き込まなければ駄目です。ですから、先般から話が出ている病院の特別委員会をつくって、やはりその中で議論もしていって、議員も全部数字も分かって将来的な議論ができるような形ですから、そういう計画を議会も含めてやるべきだと思います。ぜひつくっていただきたいと思います。早めにやってほしいなと、こう思っています。そこで、視点を変えて伺います。がらっと変えて。これまで白老町立国民健康保険病院に対してもろもろの苦情があります。議員も多く聞いているし、町長にも入っていると思います。先般通院している方から看護師が優しく寄り添ってくれましたと、こう明るい声で電話がありました。ということは、近頃以前に比べて医師や看護師の対応がよくなってきていると、こういう評判も耳にもしています。そこで、これからは私たちの病院として信頼されるように来院される患者との絆を深めて親切なサービスの向上を図るための一つとして病院ボランティアを立ち上げて活動してもらったらどうなのかと思うのですけれども、病院ボランティアの定義を私は言いません。端的に言っておきますけれども。そういうことを、やっぱりおらが病院という感覚で今言ったような部分で病院ボランティアを立ち上げるという考えには至りませんか。
答弁 町長 大塩英男
病院のご提言をいただいたところでございます。看護スタッフ、お医者さんの対応が少しずつ変わってきたというようなことで、今そういった話をお聞かせ願って私も喜ばしい限りでございます。私もそうなのですけれども、職員一丸となって、一番の目標は町民に愛される、そして寄り添う病院づくりというのが病院の基本理念でもございますので、その方向性でしっかりと歩みを進めていきたいと考えております。病院のボランティアのお話もございました。前にも私はお話をしたかと思うのですけれども、白老町立国民健康保険病院を応援していただけるというような声というのもこれまた必要なことでして、やはり中で働く職員もそういった応援される声があればやる気の度合いというか、よし、一生懸命やっていこうというような気持ちも必ずや生まれてくると思いますので、ご提言のあった部分については前向きに考えていきたいと思っております。
質問 10番 前田博之
町長におかれては、ぜひ白老町立国民健康保険病院の経営改善と医師不足解消に向けて全力を傾注されることを申し上げて、この部分の質問を終わりますが、何かあれば。
答弁 町長 大塩英男
白老町立国民健康保険病院の経営ということで、最後に経営の安定化というようなご質問をいただいたかと思います。私は思うに安定的な経営のために何が必要かというところにいきますと、まず1つは、医師の確保だと思っております。やはり病院、お医者さんがいなければ町民の皆さんの医療を守ることはできないというような状況の中で、今は常勤医師が2名、そして出張医師が1名というような状況の中で、やはりこの体制ではまだまだ足りない部分があり、今整形外科のお医者さんも一生懸命確保に努めているところであるのですけれども、医師の確保というのが1つ重要かなと。そして、もう一点は役割の明確化ということで、白老町立国民健康保険病院の役割というのは何なのだろうということをまた原点に立ち返ってしっかりと考えていかなければならないと思っております。ですから、白老町にある白老町立国民健康保険病院が何をすべきかということを次期院長ともしっかりと意見交換をした中で明確化していきたいと考えております。