白老町議会 令和2年定例会9月会議 2020年9月9日
町道の整備
2020年9月9日、白老町議会の一般質問で、貮又聖規議員が「町道の整備」について質問し、町長 戸田安彦、建設課参事 舛田紀和、農林水産課長 三上裕志が答弁しました。
- 質問者
- 貮又聖規 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、建設課参事 舛田紀和、農林水産課長 三上裕志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 貮又聖規
大項目の2点目は、町道の整備についてであります。(1)、町道の舗装率、舗装済み延長の現状と課題について伺います。(2)、地域内生活道路網の整備に当たり、地域住民の声を反映させる仕組みについて伺います。(3)、道路環境が整い、多くの人や物が行き来するまちについて。①、橋梁の整備状況と課題について伺います。②、産業道路の地域別の捉え方、その整備の可能性について伺います。(4)、町道石山1番通りの整備について。①、地域からの要望状況とそれに対する検討・進捗状況を伺います。②、本線を活用する個人経営者や企業等の出荷額等がもたらす町経済への波及効果をどのように捉えているか伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
町道の整備についてのご質問であります。1項目めの町道の舗装率、舗装済み延長の現状と課題についてであります。令和元年度末の舗装率につきましては約49.7%、舗装済み延長につきましては、約220キロメートルとなっており、優先性の高い路線や緊急性、必要性を総合的に判断し道路整備を実施しております。2項目めの地域内生活道路網の整備に当たり、地域住民の声を反映させる仕組みについてであります。生活道路の整備につきましては、道路の劣化状況や利用率、更に、地域からの様々な要望を踏まえ策定した町道簡易舗装及び舗装補修計画に基づき、継続的に整備を進めているところであります。3項目めの道路環境が整い、多くの人や物が行き来するまちについてであります。1点目の橋梁の整備状況と課題についてでありますが、道路橋の整備につきましては、平成25年度に策定された橋梁長寿命化修繕計画に基づき、27年度より老朽化が著しく緊急性の高い橋梁から優先的に修繕を進めているところであります。現在、町内において供用開始されている129橋のうち、早期措置及び予防保全を要する施設が相当数残っている状況にあります。2点目の産業道路の地域別の捉え方、その整備の可能性についてでありますが、物流や産業集積など事業活動に欠かせない地域における産業道路は、生活道路と同様、必要不可欠であると捉えております。地域ごとに産業形態は異なりますが、費用対効果や利用状況、優先度を踏まえながら、整備の必要性を検討しなければならないと考えております。4項目めの町道石山1番通りの整備についてであります。1点目の地域からの要望状況とそれに対する検討・進捗状況についてでありますが、本線については、28年及び30年に石山地区の町内会から、通行時の砂ぼこりや雨天時、雪解け時期の路面凸凹の解消を目的とした道路整備要望を受けております。これまでの要望を受け、29年に補助事業の活用を検討しましたが、整備には周辺一帯の排水を含めた抜本的な対策と用地取得を要するほか、多額の費用を伴うことが課題となっている状況であります。2点目の本線を活用する個人経営者や企業等の出荷額等における町経済への波及効果についてでありますが、具体的な生産額や出荷額については算出できませんが、周辺地域においては畜産をはじめ、園芸、野菜生産を行う個人農家や事業者が複数あり、町の経済発展に大きく寄与しているものと捉えております。
質問 4番 貮又聖規
まず、1項目めの現状につきましては、よく理解いたしました。2項目目、町長答弁では地域からの様々な要望を踏まえ策定した町道簡易舗装及び舗装補修計画に基づきとありましたが、具体的な取組の一例をお聞かせ願います。
答弁 建設課参事 舛田紀和
ただいまの計画についてのご質問に対しましてお答えいたします。現在この2つの計画といいますのは、舗装道路を整備する上で我々がまず既存道路で舗装化になっている部分の段差解消ですとか、そういった部分のオーバーレイ工事を進める。まず、それが1点目であります。あとは、現在地域からかなり要望をいただいております砂利道の舗装化、そういった様々なお声と、あとはいただいたお声の中で現状を我々のほうでも状況を把握させていただいて、全町的にある程度、その利用状況ですとか、そういったものを踏まえた中で優先度を決めながら計画を進めて事業実施をしていくための計画ということで、あくまでも簡易舗装計画については砂利道の事業計画に対するものでありまして、舗装補修計画につきましてはオーバーレイ工事をするための年次計画を策定しているものであります。
質問 4番 貮又聖規
まず、その件については理解いたしました。町民の皆さんは、生活道路問題につきましては本当に身近な問題ですので、凸凹道ですとか、そういったところの改善を望む声というのは私のほうにも届いております。ただ、それは優先度を決め、限られた財源の中で進めていくために、計画に基づき、しっかりと住民の声を聞いて進めていくということが分かりました。そこで、続いて3項目めについてでありますが、3項目めについて早期措置と予防保全を要する施設が相当あると答弁されました。こちらについて、もう少し具体的に掘り下げた説明をお願いいたします。
答弁 建設課参事 舛田紀和
ただいまのご質問でございます。これは、平成19年度に国のほうで定められました橋梁長寿命化に基づきまして、各自治体につきましても道路橋の安全、適正化という部分を含めて、現在橋梁長寿命化を白老町でも実施しているところであります。この早期措置、それから予防保全といいますのは、現在、先ほど答弁にもありました所管する橋梁の経過年数等がある程度古くなっている施設、そういったものの状況を踏まえた中で橋梁を点検をして、危険な状態であるですとか、まだそこまではいっていないですけれども、早急な改善をすることでその橋梁の施設を延命させると、構造的に延命をさせてライフサイクルの部分ですとか将来の経費削減も含めて維持管理をしていくという部分、そういう橋梁診断に関わる手法の一つでございます。道路橋の早期措置といいますのは、点検結果の中で、道路橋の機能にはそれほどまだ影響は生じてはいないのですけれども、早期改善することによってその橋梁を安定化させる、強固にしていくという手法でありまして、中にはコンクリートの劣化ですとか、そういった部分で緊急に措置をしなければいけないという部分も含めての早期措置ということが挙げられます。予防保全というのは、そこまで重症化はされていないのですけれども、先ほど申し上げた橋梁の耐用年数というのが当時は40年から50年と言われておりました。そういった40年、50年の部分が経過年数がたっていく中で、早目に手だてをしていくことによってその耐用年数をさらに延ばして使える状態にしてあげるというような目的でございまして、現在白老町で実施していますのは、緊急といいますか、早期的に対応しなければいけない橋梁から現在事業を実施しておりまして、判断結果の中で出ている橋梁の緊急性を要するものの修繕が終わってから、それから延命措置に向けた予防措置の部分の対応をしていきたいということでございます。
質問 4番 貮又聖規
分かりやすく、本当に理解できました。白老町は、社台から虎杖浜まで、横にも長く縦にも長いまちですから、そういった意味で道路整備、これは本当に大きな課題であると認識しております。その中にあっても、4項目めについてでありますが、町道石山1番通りの整備についてでありますが、本件については石山地区の町内会の皆さんや事業者からの長年にわたる道路整備要望であります。多額の費用を伴うことが課題である。それから、排水ですとか用地取得、そういったような複合的なものもある。その中において、まちの財政状況を踏まえると、町が単独で進める整備は難しいと考えます。そこで、3点質問いたします。1つは事業規模について、2つは想定している補助メニュー等について、3つは整備にはどれくらいの期間がかかるか、以上3点についてご質問いたします。
答弁 建設課参事 舛田紀和
3点のご質問であります。まず、道路事業として考えたときの想定で検証した部分をお答えをさせていただきます。現在議員がおっしゃられている路線につきましては、工業団地の終わった部分から、そこから山側に向かっていく路線の部分だという考えで捉えております。現在その整備延長として、我々のほうで現地調査も含めた中で昨年から交通量調査、そういったものを直営で実施している経緯がございます。その中で今言われております整備延長というのは、まず2.6キロメートルで現状我々のほうといたしましては押さえておりまして、2.6キロの道路を約4メートルから5.5メートルの道路構造令に準じた道路を整備した場合という想定でお答えをさせていただきますが、基本的には5.5メートルの幅員で整備を進めた場合、1車線、すれ違い道路でイメージをしていただきたいのですが、その部分を約2.6キロ整備して、当該地につきましては雨水の排水処理が非常に課題と我々は捉えております。その排水処理をどこに流すのかという部分で検討した場合、既存周辺には道路の接続できるような排水枡というのがありませんので、今検討というか想定をしているのは、近隣の河川への放流という部分が必要ではないかという部分でいきますと、河川までの接続の施設、それから河川までつなぐ排水管の整備、そして2.6キロの道路、道路は現状は現在の砂利道の部分としては3メートルから4メートル程度しかありませんので、道路構造令の基準で整備をした場合には、やはり5.5メートルということになれば用地交渉、用地買収、機能補償という部分がいろいろと様々な要件が出てくると想定しております。そういった整備を含めて、あくまでも近隣工事の設計単価で算出した概算でありますが、我々のほうで押さえている事業費といたしましては約7億円程度と押さえております。この7億円を、現在道路のイメージといたしましては竹浦2番、現在継続で事業を、補助の関係でちょっと進んでいない部分はありますが、現在白老町として道路の事業を進める中では1事業3,000万円ベースぐらいで整備を進めているのがここ数年の現状です。7億円を3,000万円で割り返すと、本当に奥までの2.6キロを整備するとなれば24年、それが5,000万円でいけば14年という、単年、単年に投資する額によっては計画は変わっていきますが、現段階で我々が想定している事業、それから計画についてはそういう形で捉えているのが現状でございます。
答弁 農林水産課長 三上裕志(農林水産課長は2021年3月まで)
私のほうから農道整備する場合の事業メニューという面でお答えさせていただきます。まず、整備延長、幅員等々に関しましては先ほど舛田参事から説明があったとおりなのですが、農道単独ということで整備可能なメニューとしては、現在北海道の農道整備特別対策事業というものがございます。こちらについては、地元の負担割合は2分の1ということで、事業の主体は北海道ということで、北海道に対して負担金を払うというような形の整備になります。こちらに関しては、北海道の計画が5年1期となりますので、基本的には5年の工事期間になりますけれども、先ほど建設課のほうからも話がありましたように、用地買収、そういったものがありますので、その進み具合によっては工事期間は変動してくるものかと考えております。この農道整備特別対策事業なのですが、過去に農免農道の整備事業等々がありましたが、こちらのほうは平成21年で終了となっておりますが、農道単独で整備できるというような使い勝手のいいメニューになっておりまして、全道各地から要望が相次いでいるといった中で、現在手を挙げたとしても、すぐ採択になるかどうか分からなといったような状況であります。
質問 4番 貮又聖規
よく理解できました。7億円もかかる。その中で、道路整備に当たり、補助メニュー確保など超えるべきハードルや課題が複合的に存在することを理解しました。しかし、そのような中でも、この地域一帯は本町の産業を支える重要なエリアであります。そこで、質問でありますが、大規模な整備が難しい中、現状における維持管理についてはどのように対策されていますでしょうか。
答弁 建設課参事 舛田紀和
基本的な管理体制についてまずはお答えいたします。基本的には毎月、町内を職員によって道路パトロールを実施しております。これは、砂利道、舗装道路、全ての道路に関するパトロールを社台から虎杖浜で行っております。その中で路面状況に影響がある部分が生じたときには、例えば砂利道の石山1番通りにつきましては、町の重機のほうで不陸作業を実施しているのが現状です。ただ、降雨の時期、それから雪解け等々で、全てが全て完全に常にフラットな状態で道路管理をできているかという部分については、やはりどうしてもタイムラグがございまして、がたがたになっている状態を数日残してしまっているような状況もございます。ただ、そこは強化をしながらということで、気をつけて現在は維持管理をやっている状況でございます。
質問 4番 貮又聖規
課長のほうから、道路パトロール等、事業費とは別に職員の皆さんが汗をかき、現場に赴いて現地を確認しているという意味で、本当に私は感謝、評価するものであります。そこで、私が独自に行った現地のヒアリング調査では、本エリアに点在する企業等の出荷額は20億円以上に上るものであります。皆さんが抱える課題についてでありますが、これも実際に聞き取りをしたものでありますが、ある白老牛の生産者におかれては、出荷時に道路状況が悪いことから、牛同士が揺れることによってストレスだったり、牛同士がぶつかり合うことで肉色が濃くなる。実際にスーパー、お店、百貨店に出ると、やはり消費者は色がきれいなほうのお肉を選びますから、そういったところでの質と価格に影響が出ているということであります。そして、ある農家においては、花卉や野菜の品質低下を招いていると、やはりこれも同じような状況であります。そして、共通して従業員の皆さんや住民の方におかれまして、これも共通していることなのですが、道路状況が悪いことから、ふだん運転する車がよく故障するということも相次いでいる状況であります。実は二、三日前に、私も雨の影響がどのようなものか気になり、現地に足を運びましたが、雨水がたまり、凸凹な状態で、車での移動がかなり困難なものでありました。実際に9時ぐらいに現地を見たのです。その後、また私が昼から現地を見ると、まちの動きはとても速くて、実際にグレーダーで道路を整備していただいていた。そんなようなこともあって、事業者の皆様も地域住民の方々も本当に感謝しておられるところであります。ただ、しかしながら、整備してもすぐまたそういう凸凹状態になるというところであります。何とか、全体を整備するのは難しくとも部分的に段階を追って整備いただきたいという思いも込めて、今後の展望として農業振興上の展望、それから道路管理上の視点についてのお考えについて、最後にこのことを伺って私の一般質問を終わります。
答弁 農林水産課長 三上裕志(農林水産課長は2021年3月まで)
まずは、農業振興上の捉えということでお答えをさせていただきます。道路整備については、議員おっしゃるとおり、いろんな声をお聞きしておりますが、未整備の道で凸凹が多いことによって家畜の運搬に影響がある。先ほど言われたように、ぶつかり合ってうっ血してしまう。例えばよろめいて骨が折れてしまうとなると致命的な状況になってしまいます。それと、野菜等に関してはぶつかり合って傷んでしまうといったことは当然私どもも押さえておりますし、事業者から直接私どももお聞きするところもございます。農業振興という視点から言えば、当然石山1番通り、本路線だけではなくて町内各地にまだ未整備の道路がありますので、当然ほかの路線も含めて事業上重要な路線であると捉えておりますので、道路整備の必要性、重要性に関しては十分必要だと感じているところであります。
答弁 建設課参事 舛田紀和
事業整備も含めた視点でというご質問でございます。当該路線については、隣接する産業従事者の方々、そういった方々の事業を推進する上で、営業を行っていく上で重要な役割を担っている路線だという認識は十分理解をしております。道路全体として考えましても、そういった事業従事者ですとか、地域に住んでいる生活されている方々ですとか、町全体において道路の重要性というのは非常に大切なものという認識は捉えております。その中で、今回質問にあるこの路線につきましては、先ほど申し上げました雨水処理ですとか、用地処理ですとか、そういった課題、事業費的なものもございます。そういったいろんな総合的な部分を考えた中で、現段階で、どうこうというような答弁は非常に厳しい部分もございます。まず、できることはという部分でいけば、利用者の方々にできるだけ安全な走行をしていただくという、そういう道路維持管理の部分をさらに強化をしながら、まず今できることを最優先にやっていくという部分で、維持管理の徹底、強化を図りながらここの路線の安全対策に努めていきたいと考えております。