みんなの議会

白老町議会 平成30年定例会12月会議 2018年12月17日

地域おこし協力隊の活動

2018年12月17日、白老町議会の一般質問で、氏家裕治議員が「地域おこし協力隊の活動」について質問し、町長 戸田安彦、企画課長 工藤智寿、副町長 岩城達己が答弁しました。

質問者
氏家裕治 議員
答弁者
町長 戸田安彦、企画課長 工藤智寿、副町長 岩城達己

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 氏家裕治

それでは、次に移りたいと思います。まず、地域おこし協力隊の活動についてお伺いいたします。1点目、白老町における地域おこし協力隊の事業目的と1人当たりの採用に対する経費内訳は。2点目、採用に至るまでの流れと活動に対する支援・相談体制は。3点目、この事業が始まって3年になりますが、何名の協力隊員が採用され、現在に至っているのか。4点目、現在の活動状況とまちとしての今後の展望と課題についてお伺いいたします。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

地域おこし協力隊の活動についてのご質問であります。1項目めの事業目的と経費内訳についてであります。地域おこし協力隊は、都市部から地方への人口移動を主たる目的として、多様な人材の持つノウハウ等を活用し、地域の活性化を図ろうとするものであり、その費用につきましては原則として募集に係る経費200万円と隊員1人当たり400万円を上限として特別交付税により措置されることとなっております。2項目めの採用に至る経緯と支援体制についてであります。地域おこし協力隊の採用に当たっては、主に町ホームページや毎年東京都で開催される募集フェアへの参加により募集を行っておりますが、本年度からはより専門的な募集機関である北海道観光まちづくりセンターへ委託し、より優秀で、かつ事業目的に合致する人材の確保に努めているところでございます。また、生活支援や相談業務等については、募集業務とあわせてしらおい創造空間「蔵」に中間支援業務を委託し、運用しているところであります。3項目めの協力隊のこれまでの採用人数についてであります。平成28年度に4名、29年度に1名、そして本年度4名の合計9名の協力隊を採用し、現在は合計6名の隊員が活動しているところであります。また、28年度に採用した4名のうち3名は昨年度までに退任しておりますが、生活支援担当として活躍されている隊員については3年目を迎え、現在卒業後の起業に向けて鋭意取り組みを進めているところであり、その活躍が期待されているところであります。4項目めの現在の活動状況と町としての展望と課題についてであります。現在生活支援、文化芸術、林業支援の各分野で1名ずつ、観光振興では3名の隊員が活動しており、それぞれに主体性と積極性を発揮して本町の活性化に寄与し、今後も多様な分野において協力隊の活用を図り、本町の一層の活性化につなげてまいりたいと考えております。一方で最大3年間の任期という時間的制約や最近では募集に対する人材の確保が困難な状況となっており、現在の課題と認識しております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。今回この地域おこし協力隊の活動についての質問をさせていただく形をとらせていただきましたけれども、町長がるる答弁いただいたものについては、まちが持っている地域おこし協力隊の設置要綱等々に全て書かれていますので、これは一応町民の方々に周知していただくということも含めて今回答弁をいただいたということで認識しております。今回この4点にわたって質問させていただきましたが、全てにつながることですので、一括して考え方をお伺いしておきたいなと思います。まず、1つ、現在この地域おこし協力隊は、ここにもあるとおり、生活支援や相談業務等については、募集業務とあわせてしらおい創造空間「蔵」に中間支援業務を委託して運用しているということになっています。これは、この事業の進め方においてそういった取り決めか何かがあるのかどうか、その1点確認だけさせていただきます。

答弁 企画課長 工藤智寿

中間支援を委託しています「蔵」の業務内容について若干お答えさせていただければなと思います。大きくは6点に分かれておりまして、1点目としまして隊員の活動計画の策定に関する業務、これにつきましては年間スケジュールについての協議や調整、それから活動と定例業務との整合性についての意見交換ですとか、任期満了後、3年になっておりますが、こちらについては起業、または就業について考えを持って年間プログラムを作成するなどの意見交換を行ったり、大きな2点目としましては隊員の募集や隊員の候補者の選定に関する業務ということで、募集要項の作成、ホームページなどの掲載、それから北海道地域おこし協力隊の合同募集フェアというのもございまして、そちらの事務、JOINといいまして毎年行われているのですが、交流地域おこしフェアということで東京のほうで行われていますけれども、こちらへのサポート、それから応募用紙ですとか修正案の作成など、協力隊員との情報交換などを行っています。大きな3点目としましては、隊員の活動の調整、指導及び支援に関する業務ということで、協力隊の月例のミーティング、それから各隊員に関する情報交換と連携、協力体制の取り組みというような中身です。4点目としましては、隊員に対する研修、生活及び定住のための支援に関する業務ということで協力隊の活動条件の整備、改善についての検討協議、それから新規隊員へのオリエンテーション、白老町の概要説明なども含めて行っております。それから、各種研修会への案内、参加、隊員の生活面の支援、引っ越しなどもこういうところがありますよとかというような情報交換も含めてさせていただいております。それから、町内各団体との交流、イベントの積極的な参加の呼びかけなど、それから大きな5点目としましてはその他本事業の円滑な運営に関する業務ということで、先ほどのお話ともちょっと重複するところがありますけれども、協力隊の担当者の研修会への参加、先進地事例の紹介と情報収集、それから各役場の担当課との情報交換、大きな6点目としましては隊員の活動実績の取りまとめ、それから広報、情報発信に関する業務ということで、協力隊の実績をまとめ、報告会、それから地域おこし協力隊の活動報告書の作成など、大きくはこういった6点に分かれた業務を担っていただいているところです。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。ちょっと勘違いしないで聞いていただきたいのですけれども、「蔵」に委託していることがいいとか悪いとかという問題ではないのです、私の言っているのは。行政が直接かかわらないで、「蔵」に委託する意味というのはどういうことなのかということを聞いているのです。運営上、何かそういったものに問題があるのかどうか。

答弁 企画課長 工藤智寿

意味といいますか、決して役場と直接やりとりしていないとかそういうことではなくて、やりとりしている中で隊員が来たときにわからない中で、報告をどうしましょうですとか、こういうような意見交換をどうしましょうとか、そういった部分のところを担っていただく、もしくはあと生活支援の部分がやはりどうしてもこういったところが住むのにどうしたらいいとか、そういった部分も担っていただいていたというところが実はございます。ただ、業務的な中身につきましては、当然役場としまして各部署でこういうことを担って、こういうことでということでサポートなんかもさせていただいておりますので、決して委託先に全てやっていただいているということではなくて、そこは協力体制の中でやらせていただいているということでございます。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。先日白老町の地域おこし協力隊の活動報告会、私も参加させていただきまして、この3年間の活動報告、それから1年目に来られた隊員の方々の活動報告等々を聞かせていただきました。本当にすばらしい活動をしているのだということが手にとってわかる報告会でした。私がちょっと思ったのは、これからの地域おこしというのは、私も含めてなのですけれども、白老町にあって当たり前のものを当たり前と見ない隊員の方々のそういう視野というか、町外から来られた方々の白老町の資源、それから人材、いろいろなものが掘り起こされていくというか、それからさまざまな点でそれが縁を結んで横につながっていくとか、そういった活動になっているように思われます。これからの白老町の例えば先ほどから私も言いますけれども、人口減少をとめるための定住対策だとかいろいろなことの何かここなのではないのかなと思うのがこの地域おこし協力隊の中に見られるのです。であれば、私がそう思うだけなのかもしれないけれども、そうであればやはり直接、直接やっていないというわけではなくて、直接例えば企画課なら企画課、それから各分野にありますよね。福祉関連だとかいろんなものあるけれども、企画課を中心として、そこが中心になってさまざまな横断的な担当課とのつながりをつけていくだとか、住居とか生活環境だとか相談だとかそういったものも含めて私はできると思うのです。できることであると思うものだから、これだけ大事な事業であり、これだけ優秀な人材が来て今まちおこしをしようとしている中で、まちが直接かかわっていくということが各隊員にとっても、各隊員としっかりした懇談もしていないからこんなことを言うのもちょっとあれなのかもしれないけれども、もし私が地域おこし協力隊の一員だとしたら、やはりまちがここまで協力してくれると。そして、今の若い人たちっていろんなインターネットの情報通信を通じてつながりながら、白老町ってすごいと。3年間やってきたけれども、ここまでできると、私たちでもというような、そういう現場をしっかり成功例の一つでも二つでも積み重ねながらやっていくことが例えば定住人口、人口減少にも、だから人口ビジョン見たって何をやっていいかわからないような人口ビジョンではなくて、こういった一つ一つを積み上げていくことで成功例をつくっていくと、言い方はちょっと極端だけれども、そこにしか私は何か光が見えないような気がするのです。でも、そういう観点で考えたときに思うことは、現実的には他課にかかわる横断的な活動になっているのです、報告会を見ると。例えば森林開発をしようと思って来ている人たちが教育という部分にもかかわってきている、今回のそういう報告会なんか聞くと。それから、高齢者の関係でもそれこそカフェをこれからやっていきたいという、3年間を終えて自分で起業していきたいと。でも、それが本当に生活になるかどうかわからないのだというけれども、自分はそういったことに携わっていきたいという思いでやられている方もいらっしゃる。そう考えたら、調整だとか相談だとか支援体制が重要な位置を占めてくるのだなと思います。そうしたときに今後の展開としては、事業の具現化と活性化というものが必要な部分、事業のこれからの本当に具現化、本当にこれをこうしたいと思って3年間勤めてきて、そしてそれを活性化させて、そして起業につなげていくというような、こういう動きが本当に活性化されることが次の隊員を白老町に呼び寄せる一つの大きな効果になってくるのではないかと思います。先ほど町長からの答弁にもありました。今後の展望と課題です。この中にも書かれているとおり、今のままでは募集に対する人材の確保は難しいのだよということが現実にあるわけです。ただ、これから今のそれこそ1年生、それから今年度卒業を迎えるであろうそういう方々の一つ一つの成功例を全国に発信していくことがこういったことの一つの課題解決に向かっていくのではないかなと思う観点から私は、ぜひこういった受け入れ態勢について、それから人材の育成については白老町の企画課が、要項では企画課が受け付けになっているのです。企画課が中心となって、そういった人材育成に私は取り組むべきだと。これだけ大事な事業であるということを踏まえて、企画課が中心になって、なおかつ足りないところについては例えば「蔵」に応援をしていただくだとかという部分についてはいいけれども、どうしても「蔵」というところが一つの中心になっていて、企画課、役場というのはサブ的な、補助的な立場にしか見られない部分が私から見ると見えてしまうものだから、ぜひまちが総力を挙げてこういったことに取り組むという姿勢をしっかり見せていただきたいと思いますが、その点についてはどうでしょうか。

答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)

総合的な、総体的なご質問ですので、私のほうからお答え申し上げますが、まず地域おこし協力隊の一定の活動については、評価いただいてありがとうございます。報告会にも出席いただいている状況にあって、それぞれ3年目になります。1年目、2年目、3年目ということで隊員活動してございますが、まず委託してきたというのは先ほど町長から申し上げた中身で、生活支援ですとか相談業務、そういったことの募集も含めた中間支援が必要という位置づけでございまして、さらに内容的には本当に生活の部分ではプライベートなこともあって、役場のほうに行って相談できないということもあるようで、そういう部分はサポートしていただいているというのがあります。しかしながら、もう隊員として3年になる方は来春卒業していく。隊員としてOB、OGになっていくわけですが、逆に今3年経験してきた方がそういう相談に乗っていくという視点も一つあっていいかなと考えています。ですので、外出しがいいかどうか、その辺は新年度予算にも関係してきますけれども、役場内でも十分その辺は検討して、いい方向は出していきたいなと思っています。また、成功例の発信という部分、これは非常に大事なことだと思います。今3年目の隊員もしっかりした計画のもとで事業化、起業化に持っていきますので、そのことですとか、また2年目、1年目の隊員も先ほどお話あったように地域にある資源、当たり前と思っていたことが実はちょっとしたことをやることによって付加価値がついて、こういうこともあるのだなというのを私どもも非常に学んだところがあります。そういった部分でも非常に発信していくというのは大事なことかなと思っています。さらに、隊員が非常に勉強家で、直接経済産業省ですとか農林水産省のほうに問い合わせをして、こういう事業をやっていきたいのだと、そういう部分で対国とのかかわりを持ったりとか、そういう部分も実践していっていますので、議員がおっしゃるとおり、まちの活性化につながるような、そういう協力隊をしっかりサポートしていきたいという考えでございます。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。副町長から答弁あったとおり、そういった物事の考え方でまちがかかわっていくということは、私は本当に大事なことだなと思います。協力隊の活動を通して、行政としての地域の活性化施策というか、そういったものと連携しながら、そして町民活動団体との連携だとか、それから国際交流、今回もありましたよね。北海道主催の中で商品開発されたご夫婦がロシアまで行って文化交流をしてきたという話がありました。地域資源の掘り起こしと人材の掘り起こし、先ほども言いました。あと、商品開発だとか人的交流等のそういった活動を推進して、地域の活性化に取り組むことが大事なことなのです。積極的に取り組むことが大事なのです。これは、行政が中心となってやっていくことが大事なのだということは認識できたと思います。「蔵」への委託業務がだめだとかいいとかという以前にそういった観点に立って考えたときに、行政の役割というのは非常に大きいものがあるだろうなと思います。総合的な視野に立ってかかわっていかなければいけない。まちとしての最重要施策というか、ここをしっかり捉えていった中で、1人、2人と白老町に住んでいただける優秀な人材、また地方から白老町を見たときに白老町の活性化につながっていけるような、そういった人材育成、それがまた若い人たちですから、本当に地域の活性化にも大いなる力を発揮するものと考えますけれども、まちとして直接的にかかわる必要があると考えまして、今回こういった質問をさせていただきました。町長、こういう若い人たちの活動を通して、町長は直接そういった形の中でいろいろ話し合いの場の中でかかわってこられているのではないかなと思いますけれども、こういった若い人たちの活動が今後の白老町に与える影響、それから白老町はそういった活動を通しながら、今副町長からも答弁いただきましたけれども、これから全国的に白老町を発信していく、何のためにどういう発信をしていくのか、そういったことも含めて町長のほうから一言いただいて、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

この地域おこし協力隊、国の制度で、大変有効な制度だと思っております。全国の市町村もこの協力隊を取り入れて、いろんな形で地域おこし協力隊と密接に関係をしながら、地域の活性化に今事業を進めているところがたくさんあります。中には交付税の算入なものですから、まずはたくさん協力隊を募集して、頑張っていくというところもありますし、きちんと面接をしながら厳選をして、自分たちの地域に合った協力隊を募集しているところ、さまざま考え方があるところではありますが、白老町については今協力隊に来ている方々は白老町に何らかの魅力を感じて来ていただいて、本当に一生懸命やっていただいております。今の全国に発信という形ですけれども、先月はロシアのほうにも行っているので、世界にも通用するような白老町の魅力の発信も今期待できるところでありますので、その辺は町と一緒に協力隊の連携をしながら取り組んでいきたいと思っておりますし、言葉によそ者という言葉もあるとおり、よそ者が白老町の魅力を私たちでは気づかないところに気づいて発信していただいている。先ほど横のつながりの話もありましたが、それに触発されて白老町の若い人たちも一緒に勉強を今取り組んでいるという取り組みもありますので、その辺はお互いの相乗効果も期待できますし、象徴空間に向けてもいろんな可能性があるので、今そちらのほうに協力隊の人も可能性を感じて進んでいるところでありますので、これからもっともっと事業化が具現化してきますので、それがまた新しい地域おこし協力隊にもつながっていくと思います。その辺は、町としてもしっかりとタッグを組んで進んでいきたいと考えております。

出典:白老町議会 平成30年定例会12月会議 2018年12月17日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる