白老町議会 平成29年定例会9月会議 2017年9月12日
就学援助
2017年9月12日、白老町議会の一般質問で、吉田和子議員が「就学援助」について質問し、教育長 安藤尚志、学校教育課長 岩本寿彦、副町長 古俣博之が答弁しました。
- 質問者
- 吉田和子 議員
- 答弁者
- 教育長 安藤尚志、学校教育課長 岩本寿彦、副町長 古俣博之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 吉田和子
2件目、就学援助について伺います。1、平成29年度における準要保護世帯の状況について伺います。2、文部科学省は本年度より入学準備金の支給目安を前年度の2倍としたが、町としての対応はどうなっているか伺います。3、新小中学生に対する入学準備金の支給時期を前倒しする考えは、また今後の対応について伺います。4、貧困は依然として深刻な状況であることから、PTA会費等の町としての援助を拡充する考え方について伺います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
就学援助についてのご質問であります。1項目めの準要保護世帯の状況についてであります。本年7月31日現在の要保護、準要保護世帯の状況については、要保護が19世帯30名、準要保護は136世帯228名であり、要保護、準要保護合計では155世帯258名、認定率は27.7%となっております。2項目めの入学準備金の町の対応と3項目めの支給時期の前倒しについては、関連がありますので、一括してお答えします。入学準備金については、今年度から国の基準が見直され、新入学学用品費等の単価が引き上げられたことから、本町でも国に準拠して今年度から単価を引き上げ、支給しております。また、今年度は例年よりも約2カ月早めて6月初旬に支給をいたしましたが、今後も経済的に困窮している世帯のため、さらに支給時期を早めるよう取り組んでまいりたいと考えております。4項目めのPTA会費等の援助の拡充についてであります。本町では、国の基準となる費目のうち、PTA会費、クラブ活動費、生徒会費を支給対象としておりませんが、北海道内の状況を見ますと拡充している市町村が増加傾向であることから、財政状況を踏まえながら、本町においても費目の拡充について検討してまいりたいと考えております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。白老町における要保護、準要保護世帯の状況をお伺いしましたけれども、この数値はここ数年でどういった位置づけになるのか、また白老町の数値は全道、胆振管内でどういった位置にあり、この実態を教育委員会としてどうお考えになっているか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
準要保護の認定率の位置づけでございますが、学校内における経済困窮者の割合というふうに位置づけしております。それと、今年度まだ4月現在の認定率は27.7ということでございますが、国においてはある程度認定率というのが徐々に下がってはきているのですけれども、本町においてはまだやや上昇傾向ないし横ばいというような傾向となってございます。それと、全道、全国平均でございますが、平成26年度のデータでございますが、全国では平成26年度で15.6%、全道では22.6%と、やや北海道のほうが高い状況ということになってございます。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。今お話を伺ったとおり、白老町は各地域に比べてやっぱり高いところにあるということで、高いというのは貧困が多いということだと思うのですが、今貧困格差の時代と言われ、国、道、各自治体が対策を実施していますが、町として政策を実施する上で実態調査の考え、何を基本にやっていくのか、その辺を伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
学校教育という現場では、調査と申しますとこの就学援助の申請が一つの調査になるのかなというふうに捉えております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。では、就学援助、要保護、準要保護世帯の子供たちの生活の状況というのはどのように捉えられていますか。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
まず、状況といたしましては、一番多いのが母子家庭です。ひとり親家庭が準要保護の場合、要保護も含めて多いというような傾向となっております。それで、生活の実態といたしましては、生活保護の方もいれば、生活保護ぎりぎりの方もいらっしゃいますし、それとうちの場合生活保護基準の1.3を係数としておりますので、生活は苦しいですけれども、その基準が1.3に近い世帯については何とか頑張って子供たちに学習、教育環境ですとか衣食住といったものをきちっとしている家庭もございます。ただ、詳しい統計的なものはございませんので、そういったことで詳しくはちょっと申し上げられないということでご理解いただきたいと思います。
質問 5番 吉田和子
準要保護世帯、または入学準備金の金額のほうに移りたいと思いますが、金額の決定というのは何をもって決定をされているのか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
前年度の所得で決定をしてございます。〔「基準」と呼ぶ者あり〕
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
済みません。前年度の所得をもとに、家族構成等を考慮し、最終的に生活保護基準の1.3倍以下を支給対象というふうにしてございます。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。支給時期を早めるように取り組むということで、国の決めた2倍という金額は実施しているということなのですが、国は小中学校の入学準備金の支給目安を前年度の約2倍としたけれども、町も2倍としたのであれば、小中で幾ら支給されているのか伺いたいと思います。そして、道、それから近隣市町村よりも低いということから考えると、現在の貧困状態において支給額は足りているのかどうか。そういったことを調査されたりしているのかどうか。また、その調査によって町独自の支援増額は考えていないのかどうか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
まず、今年度の今現在の支給額でございますが、小学校のほうでは22名ということで金額に直しますと89万3,000円、中学校では27名ということで128万円、合計49名で217万3,000円を現在支給しているという状況でございます。それと、入学準備金の足りているのかという部分でございますが、一つの目安といたしまして、現在中学校の入学準備金は4万7,400円支給してございます。それで、中学校のほうの制服、ジャージ、上靴、かばん等を用意した場合幾らぐらいかかるのかというような調査をしてございまして、白老中ですと男子で約5万9,000円から6万5,000円、これは制服のサイズとかによっても値段が変わったりしますので、それと女子につきましては7万5,000円から7万9,000円ぐらいということでございます。それと、白翔中につきましては、男子で約6万円、女子で6万5,000円程度ということになっております。したがいまして、入学準備金4万7,400円ということで、この差額が一般的には不足するのかなというふうに考えております。また、増額の考えなのですけれども、こちらのほうは現在教育委員会としては考えておりません。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。新小中学校入学準備金の前倒し支給時期を6月にことしはしましたということなのですけれども、これはもうちょっと早くすることができないかということなのです。前倒し支給に関して私は3月以前に支給すべきだというふうに前に質問しておりますけれども、前倒し支給に関しては世帯所得の前々年度分を基本に支給することになることから、ランドセルも今は1年前から用意するというような風潮になっておりますけれども、そういったことで入学、特に小学校に入る子は楽しみにしているわけですから、そういった点を考えると私はもっと早く3月以前に支給するべきだというふうに考えています。前々年度を基本にするし、早く出したからといって経費として別に余分にかかるわけではないのです。ですから、早く出すことは可能ではないかというふうに思います。ただ、それを実施するためには30年度の予算では間に合いません。白老町は通年議会をやっておりますので、12月でも1月でも議会は開けますので、早急にその検討をされて、補正を組んで議会に出していただきたいと思いますが、その点を伺います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、教育委員会としてもできるだけ早い段階でもっともっと時期を早めていきたいというふうには考えております。ただ、今年度内での支給につきましては、4月の段階で6月に支給しておりますので、次年度分については予算化しておりません。議員が今おっしゃられたように補正という考え方もございますけれども、この辺については町の財政状況を勘案しないと、今ここの段階で実施しますというようなことについてはなかなかお答えはできませんけれども、近い将来の中ではきちんと前倒しをしながら、なるべく新年度になってからもらうよりも入学前に支給できる体制については考えていきたいというふうには思っております。
質問 5番 吉田和子
今町の財政のことが出ました。先ほどの財政の質問の中で、町の財政がよくなったようで本当は厳しいのだという指摘がかなりありましたけれども、これは財政を組むのは町側ですので、これを早めることに関して新たに経費はふえないですけれども、早く出さなければならない分は今年度の予算には組んでいないわけですよね。ですから、補正になるわけですけれども、その辺は金額的に270万円でしたか、の金額というのは組むことはかなり厳しいですか、どうなのでしょう。また、近々にやりたいということは、今年度ではなくて、来年度もまた無理なのでしょうか、再来年になってしまいますけれども、その辺どうでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
議員が今就学援助のことについてご質問がありますけれども、子供たちの貧困といいますか、学びの条件を少しでもよくしてやるということは、私たち白老町だけではなくて大人の責任としてそれは十分していかなければならないというふうに思っております。そういう中で、具体的に30年度の準備金を3月時点で出すというふうなことに対しまして、今ここで、教育長も言いましたけれども、私自身も、金額的には280万円ぐらいの金額ですよね、その金額をどういうふうにして捉えて補正だったら補正に組み込むかというふうなところは、少々検討させていただきたいと思っています。ただ、本当に早く、今はランドセルも夏に出ていて、もうその時期に、お盆のときに買うというような、そういう風潮になってきているとこの間も聞いたのですけれども、そういう中での社会状況もありますので、十分対応はしていくように前向きに考えていきたいと思っております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。入学を控えている子供たちとともに期待を持って楽しみに待ちたいと思いますので、期待をしておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。それから次に、小中学校のPTA会費、生徒会費、クラブ活動費の援助については、対応を検討してまいりたいというようなお答えで、大抵検討になってしまうのですけれども、苫小牧市は17年度から実施をしているのです。全道的にどうなのかというのは捉えられているかどうか。そして、もし町が実施するとしたら負担額は幾らぐらいになるのか、試算をされたかどうか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
まず、全道の状況でございます。これは、27年度の状況ということでございますが、まずPTA会費につきましては179市町村中116自治体、率で申しますと65%、生徒会費につきましては100市町村、率で申し上げますと56%、クラブ活動費につきましても同じく100市町村、率で56%となってございます。それと、本町がその3つの費目を仮に支出したら幾らかかるのかというところでございますが、昨年度の各学校の実額支給している金額をもとに申し上げますと、小中学校合わせて123万円ほどかかるという試算の数字として押さえております。
質問 5番 吉田和子
これも検討になっておりますが、実施自治体を見ると半分以上は実施をしているということで、今は貧困ということがかなり言われていますので、そういったことでは検討ではなくて前向きに検討をお願いしたいというふうに訴えておきます。最後になりますけれども、2013年度、子ども貧困対策法が制定されました。2014年8月に子ども貧困対策大綱を示し、対策に国は乗り出しました。厚生労働省が示した貧困対策数は平均的な生活水準より著しく低い相対的貧困、それが15.6%としています。7人に1人ということです。ただ、生きていくのに最低限必要な衣食住が足りないという絶対的貧困の状態が見えにくいというふうに言われています。2通りに分かれています。そこで、教育、子供の貧困の状態、また学習、家庭の支援状況などを多角的に把握し、今後その支援をしていかなければならないというふうに感じるのですが、教育委員会として今後貧困と子供の育成についてどうお考えになり、今後どう対応し、何をもってやっていかれるのか伺って終わりたいと思います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今議員のほうから前段部分で就学援助ということでいろいろご質問いただきました。一方、視点を変えますと、子供の学力と経済状況は非常に関係が深いというようなアンケート結果も出ております。そうした意味から、経済的に厳しいご家庭に対して町として一定限PTA会費だとか生徒会費を負担していくということも当然大事な就学援助になろうかなというふうに思っておりますけれども、もう一方では家庭の状況によって例えばいろんなことに挑戦していけない子供たちもいるわけでございます。ですから、子供たちがいろんな夢や希望を持つときに一定限必要な基礎的な学力をきちんと身につけさせるというのは、私は大変教育委員会として重要な対策だというふうに考えておりまして、具体的には今年度議会のほうからもご承認いただきましたけれども、子供たちの漢検、英検、それからあと寺子屋も去年に引き続き実施しております。そういったさまざまな学力を高めるための取り組みも重要な家庭への支援というふうに考えておりますので、これについては今後も手を抜くことなく、さらに充実に努めてまいりたいというふうに考えております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。子供たちが生まれた家庭によって自分夢がかなえられない、自分の思いが通らない、諦めなければならないことがある。そして、それが貧困の連鎖を生むという、そういった今の繰り返しの状況を町としてもいろんな施策をもって考えていかなければならないと思いますので、取り組んでいただきたいというふうに思います。次に行きたいと思います。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。