みんなの議会

白老町議会 平成29年定例会6月会議 2017年6月20日

受動喫煙

2017年6月20日、白老町議会の一般質問で、吉田和子議員が「受動喫煙」について質問し、町長 戸田安彦、健康福祉課長 下河勇生、象徴空間整備統括監 笠巻周一郎、象徴空間周辺整備推進課長 舛田紀和、副町長 古俣博之が答弁しました。

質問者
吉田和子 議員
答弁者
町長 戸田安彦、健康福祉課長 下河勇生、象徴空間整備統括監 笠巻周一郎、象徴空間周辺整備推進課長 舛田紀和、副町長 古俣博之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 吉田和子

受動喫煙対策について伺います。1点目、厚生労働省は、国においては受動喫煙対策の強化として健康増進法改正法案の提出、協議が始まっています。喫煙率全国一の北海道にあって、白老町の喫煙状況と影響について伺います。2点目、2020年、東京オリンピックが開催されますが、WHOとJOCはたばこのない五輪を目指しています。東京五輪に向け、受動喫煙防止対策の強化を閣議決定しています。白老町として民族共生象徴空間の開設を踏まえ、対策すべきと思うが、お考えを伺います。3点目、現在北海道議会で受動喫煙防止条例制定を目指しております。9月に出されるということになっておりますが、受動喫煙防止の強化推進のため、白老町として条例制定のお考えはないか伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

受動喫煙についてのご質問であります。1項目めの白老町の喫煙状況と影響についてであります。国の喫煙率の目標値は、平成34年度までに12%としております。町民全体の喫煙率は把握しておりませんが、国保特定健診受診者のデータによりますと喫煙率は26年度14.5%、27年度17.5%、28年度16.4%であり、国の目標値には届いておりません。また、喫煙による直接の健康被害については把握できませんが、26年の死亡総数305人のうち、喫煙の影響があると言われる悪性新生物、心疾患、脳血管疾患の3疾患による死亡者は22人で、7.2%であります。2項目めの象徴空間整備に伴う受動喫煙防止の推進対策についてであります。これまで町民に対する受動喫煙防止対策の取り組みとして、保健指導、出前講座、健診会場におけるリーフレットの配布など、さまざまな機会を通して啓発を行ってきたところであります。また、町有施設における受動喫煙防止対策についても、各施設の状況に応じて進めているところでありますが、今後は国において民族共生象徴空間の開設と同時期に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて受動喫煙防止対策の強化がされる方向から、国の動向を注視しながら、関係課による検討部会を立ち上げ、取り組む考えであります。3項目めの受動喫煙防止条例の制定についてであります。周知のとおり、現在国において受動喫煙防止に向けて、建物などの種類に応じて敷地内禁煙、建物内禁煙、原則建物内禁煙の3種類に分類するなど、受動喫煙防止の取り組みについて法制化を目指しております。国の法制化は受動喫煙防止についての明確な方向性を示すものとなるものであり、また北海道におきましても条例化の動きがあることから、今後の推移を注視しながら、本町における受動喫煙防止の条例制定については考えてまいります。

質問 5番 吉田和子

5番、吉田です。たばこの関係なのですが、受動喫煙なのですが、先ほどちょっと答弁にもありましたように、肺がん、虚血性心疾患、それから脳卒中、乳幼児の突然死症候群、ぜんそくは因果関係は確立、そうではないかというよりも確立をいたしました。また、厚労省の研究班は、国内で年間1万5,000人が受動喫煙により肺がん、脳卒中で死亡しているという指針を出しております。家庭での受動喫煙がある人は、ない人に比べて肺がんになるリスクが1.3倍高まる因果関係も確立いたしました。こういったデータの中で、白老町の受動喫煙対策は、この館内は全館禁煙になっておりますけれども、他の公共施設等どれぐらいの割合で受動喫煙の防止がなっているのか、その辺のデータはありますか。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

公共施設の禁煙状況でございます。全部で建物内禁煙が25カ所、敷地内禁煙が26カ所、分煙が8カ所となっております。例えば場所的には、議員おっしゃったとおり役場内とか、いきいき4・6に関しましては建物内禁煙ですが、一部の場所におきましては分煙をしながら対応している状況でございます。

質問 5番 吉田和子

5番、吉田です。2018年に平昌五輪があります。2015年から屋内全面禁煙化を進め、国際的イベントは受動喫煙防止策を進める絶好の機会としています。東京五輪も無煙五輪の実現に向けて取り組みを進めています。世界遺産のアンコールワットは、たばこの吸えない無煙地域だといいます。それは、禁煙は人の健康だけではなく、遺跡にもダメージを与えるというふうに捉えています。そういったことから、2020年4月に開設される民族共生空間の全体、建物も全部含めて、駐車場等、受動喫煙対策というのはどのように打たれているのか、図面等も建物はまだですけれども、公園等いろんな工事が始まっていますけれども、喫煙対策が何かされているということは情報として捉えていますか。その辺伺います。

答弁 象徴空間整備統括監 笠巻周一郎

お答えいたします。象徴空間の整備に関しまして、まだ国のほうから明確にこちらの施設あるいは公園について禁煙にするというような情報は捉えてございませんけれども、昨今の情勢からすれば、新しくできる国立アイヌ民族博物館につきましては館内禁煙とされるようなことというふうに考えているところでございます。

質問 5番 吉田和子

5番、吉田です。館内はきっとなると思ったのですが、公園と駐車場、たばこをくわえながら歩くようなことがあってはみっともないと思うのです。そういうことからいくと、どこに喫煙所があるのかとか、そういったことが図面上には出てこなくても、話し合いの中できちっと訴えていっていただきたい、このように思います。それと、白老町の周辺整備の中ではどのように捉えているか伺いたいと思います。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

今回の対策の関係の考え方でございます。今回保健、医療、税制、飲食、流通などにおきまして国におきまして法案を出す予定でございましたが、いろいろ意見がありまして見送られた経緯がございます。この中におきましては、2020年のオリンピック、もしくは2019年のラグビーワールドカップ開催に向けて罰則のある規定を設けた中での法案というふうに捉えておりましたので、ここは私どもがその法案の内容をしっかり見ながら今後の対策を進めていきたいというふうに考えている状況でございます。

答弁 象徴空間周辺整備推進課長 舛田紀和

周辺整備の関連での受動喫煙のご質問でございます。周辺整備の中でそういった箱物の計画に該当するものは、今現在プロポーザルの関連でございます民設の温泉施設になるかと思います。これにつきましては、28日にプロポーザル関連のプレゼンテーションの中でどういったようなお話が聞けるかということもございまして、今この状況の中でお答えすることができませんが、今後その協議の中ではっきりしていく部分かとは思います。

質問 5番 吉田和子

5番、吉田です。受動喫煙で亡くなる方が1万5,000人いるというのは確立したわけです。これ交通事故だったら黙っていないと思うのです。交通事故は相手わかりますけれども、たばこはわからないのです。誰が相手ということはないのです。ただ、吸わないのに吸っている人がそばにいただけで自分がなるという、そしてそれが原因で1万5,000人が亡くなっているということなのです。そのことに私は重みを置くべきだというふうに捉えています。もちろん対策は簡単なことではないと思います。たばこ税も入ってきますし。でも、それで病気になる人がいる、死ぬ人がいるということなのです。そのことだけはしっかり自覚していかなければいけない。それと、もう一つは、象徴空間ができる。いつも朝、イランカラプテと挨拶します。それだけがおもてなしですか。そうではないでしょう。こういう機会に白老町は受動喫煙をなくして、安心して100万人のお客さんを迎えますという心を示す。そういったことが私は一番重要ではないかというふうにとらえています。たばこを吸う方には耳を塞ぎたくなるような言い方かもしれませんけれども、そういう原因をつくっているのです、のむ方は。それをのまない方にかぶせるというのは罪なことです。同じ会派の議員も吸っていますので、見ないようにして言いますけれども、こういう場だから訴えさせていただきます。ふだんは言いません。いつもいつも言いません。ただ、こういう場だから、こういう機会だから、白老町のおもてなしの心を何であらわすのですかということです。言葉や物をつくってあらわすことだけがおもてなしではないと私は思っていますので、その辺のお考えを伺いたいと思います。

答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)

改めまして、健康を守るためという考えでございます。正確な知識と健診等を受けていただいて、自分の体を守るということが第一義的なことと考えております。自分の健康は自分で守るということが必要だと思っておりますので、今現状におきましては、例えば健診を受けていただいた中で指導の中で、先ほど議員おっしゃられた健康被害は間違いなく科学的に言われているところでございますので、そこはつなげていきたいというか、指導していきたいなと思っているところです。今後の対策は、議員おっしゃられたとおり、条例化ということも先ほどありましたけれども、そこは国のところを見ながら進めていきたいと考えているところでございます。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今ありましたように、2020年が貴重な象徴空間の開設というふうなことからいえば、非常に本町にとって大事なことですから、いろんな意味でおもてなしの心、動作というのはしっかり打ち出していかなければならないというふうには、重要なことだというふうには認識はしております。受動喫煙のあり方がそことの関係をどういうふうにしてご理解をいただきながら町の方針として出していけるかというのは、これはさまざまな観点から協議をしなければならないと思っています。ただ、大事なことは、健康を害するという、その事実を含めて、そしてその対応についての防止策を講ずる権利もあるし、だけれどものむというか、吸う権利もあるという、そのはざまをどういうふうにして埋めていくかというのは非常に考えていかなければならないというふうに思っています。ただ、おもてなしのところはしっかりとつくって、さまざまな形でつくってまいりたいと思っています。

質問 5番 吉田和子

5番、吉田です。受動喫煙は、もちろん健康管理は自分でするものですけれども、たばこは煙が走って歩くのです。どこでも飛ぶのです。だから、自分の健康管理だけでは、課長、申しわけありません済まないということなのです。ただ、国がどうのこうのっておっしゃっていましたけれども、私は象徴空間ができる、100万人を迎えていくというまちとして今積極的に取り組むときではないかというふうに捉えたのです。いつでもつくりなさいなんて私は言いません。今がイランカラプテよりも、イランカラプテも大事ですけれども、それをつくることも大事であると。道議会は、条例をつくるために飲食店とかいろいろなところと協議をしたのです。つくるということが前提だから協議が進んだのです。白老町も国が、道がということではなくて、白老町が条例化して何とかそういうことを防いでいこうという気持ちになって、条例ができるものならつくっていこうと考えたときに、では何が必要かということになってくると思うのです。そうすると、飲食店の狭い店を分煙したりなんかはできないだろうとか、ではここに喫煙するところをつくろうとか、道路を歩かないようにしようとか、病院の前でたばこは吸わないように、どこか違うところにつくろうとか、そういったことが出てくるのではないですか。何もなくて、おもてなしで何かやりましょうだけでは、2020年すぐきてしまいます。今から1年、2年かかるのです。簡単にできることではないと私も思っています。ですから、今回質問させていただきました。そういうことで、本当に積極的に進めていくべきだと思いますし、私前に、白老町役場を全部禁煙にしませんかと、町長の決意次第ですと最後に質問したのがあったのですけれども、町長、その辺も含めて、2020年というときをどう捉えて、どういう形で周辺もきちっと整えていくのかということが今大変重要なときだと思っていますので、最後に町長の決意を伺って終わりたいと思います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

社会情勢、世界の流れを考えると、今吉田議員言ったとおりでございます。そのように、それは数年後になるかもしれないですけれども、それに向かっていくと思います。私もたばこ吸わないので、意見としては重々承知しております。逆に言えば、たばこ吸う人、今までずっと吸っている方のことも考えながら、また先ほど言った象徴空間は国の施設でありますので、この施設の中もどういう形で、例えば分煙室をつくるのか、そういうのもあわせて、おもてなしということではまた別なのかもしれないですけれども、そういうこともあわせて白老町も考えていきたいというふうに思います。

質問 5番 吉田和子

私は、喫煙する人も守れると思うのです。分煙室をつくるということは、喫煙もしやすいような状況をつくるということだと私は捉えています。喫煙者をやめさせようなんていうことは一切思っていません。吸いたい方はどんどん吸っていただいて、税金を納めていただくというふうに考えています。ただ、分煙をすることで吸う人も安心して住める環境をつくっていくということになると思いますので、決断をよろしくお願いしたいと思います。

質問 5番 吉田和子

はい。終わります。

出典:白老町議会 平成29年定例会6月会議 2017年6月20日 議事録 PDF(80ページ) 間違いを知らせる