白老町議会 平成28年定例会12月会議 2016年12月13日
全国学力・学習状況調査による白老町の状況
2016年12月13日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「全国学力・学習状況調査による白老町の状況」について質問し、教育長 安藤尚志、学校教育課長 岩本寿彦が答弁しました。
- 質問者
- 前田博之 議員
- 答弁者
- 教育長 安藤尚志、学校教育課長 岩本寿彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 前田博之
13番、前田です。教育行政について2項目質問します。まず初めに、全国学力・学習状況調査、学力テストによる白老町の状況について。(1)、小学6年生と中学3年生の各教科の数値による平均正答率について。(2)、学力テストの結果分析とその特徴及び課題について。(3)、平成19年の調査開始以来の平均正答率の経年状況と学力の定着について。(4)、児童生徒の基本的生活習慣、学習時間等の分析とその評価及び課題について。(5)、学校質問調査状況と分析から見える児童生徒、教師の実像について。(6)、児童生徒の学力向上を実現する白老町スタンダードの実践分析と学力向上の方向性について。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
全国学力・学習状況調査による白老町の状況についてのご質問であります。1項目めの小学6年生と中学3年生の各教科の数値による平均正答率についてであります。小学校6年生では、国語A66.6、国語B52.6、算数A68.3、算数B39.2の正答率であります。次に、中学校3年生でありますが、国語A72.6、国語B62.9、数学A56.5、数学B37.4の正答率となっております。2項目めの学力テストの結果分析とその特徴及び課題についてであります。今年度は、小学校、中学校ともに全国平均を下回り、その差は昨年度よりも開いております。小学校では、国語Aの話すこと、聞くこと領域で全国平均と同様の結果となりました。また、算数A、Bともに例年よりも低い傾向にあり、全国、全道平均を大きく下回りました。算数の定着は、本町の大きな課題であります。中学校では、昨年度全国平均と同様であった国語が各領域において全国平均を下回りました。また、数学Bの資料の活用が全国平均を大きく下回るなど、数学全般についてその定着に課題が見られるものであります。3項目めの平成19年の調査開始以来の平均正答率の経年状況と学力の定着についてであります。調査開始当初は、小学校、中学校ともに各学力調査において全国平均と比較して10ポイント前後の差がありました。しかし、平成23年度から実践しております白老町スタンダードの取り組み以降は、実施年度によって結果の上下はありながらも、徐々にその差を縮めております。4項目めの基本的生活習慣、学習時間等の分析とその評価及び課題についてであります。基本的な生活習慣については、小学生、中学生ともに朝食の摂取、規則正しい就寝、起床時間についてほぼ全国平均程度、もしくはそれよりもよいという回答結果になっております。また、テレビやDVDの視聴、テレビゲームやスマートフォンの使用など、本町児童生徒の電子メディアに触れる時間は小学生、中学生ともに全国平均よりも多い傾向にあります。平日の家庭での学習時間は、小学生は全国平均程度、中学生は少ない傾向にあります。これらのことから、本町児童生徒は電子メディアの使用と家庭での学習に課題があると考えております。5項目めの学校質問調査状況と分析から見える児童生徒、教師の実像についてであります。学校質問紙調査は、自校の教育活動を校長が自己評価する形式で回答するものであります。学校質問紙は、学校サイドから見た児童生徒の実態や学校の取り組みを把握する調査の一つとして位置づけております。学校質問紙と児童生徒が回答する児童生徒質問紙では回答者や回答の視点が異なるため、学校が指導を行ったと考えていてもそのように受け取っていない児童生徒が一定の割合で存在する質問項目があります。道教委もそれを課題の一つとして挙げておりますが、本町においてもそのような質問項目が見られるものであります。例えば授業の最後に学習内容を振り返る活動をよく行っていたと思いますかという質問に対して、当てはまると回答した児童は49.5%なのに対し、当てはまると回答した学校は75%となっております。教育委員会としましても、町全体の分析を進め、課題となる項目を学校に示し、検証と改善を図るよう指導するとともに、各学校において児童生徒質問紙や学校質問紙、そして学力調査を関連させて検証し、実態を的確に捉え、改善に向けて取り組んでいるところであります。6項目めの白老町スタンダードの実践分析と学力向上の方向性についてであります。本町では、平成23年度から白老町スタンダードを策定し、町内全ての学校で授業の充実、家庭学習の充実、学習環境の充実に取り組んでまいりました。その結果でありますが、実践前の4年間では小学校国語Aの全国差が平均してマイナス6ポイントなのに対して、実施後はマイナス3ポイントになっております。算数Aはマイナス10ポイントがマイナス5ポイントに、また中学校数学Bではマイナス11ポイントがマイナス6ポイントになるなど、全ての調査で全国との差を縮めていることから、一定の成果があったものと考えております。白老町スタンダードの今後の方向性につきましては、学力向上の中核である授業改善を中心にその取り組みを展開してまいりたいと考えております。各学校の校内研修を充実させ、授業改善を加速し、児童生徒一人一人がわかった、できたの実感のある授業づくりを目指してまいります。また、教育委員会としましても、施策の見直しや改善を図り、学力向上に向けた取り組みを充実させてまいります。
質問 13番 前田博之
ただいま学力テスト平均正答率が数値で答弁ありましたけれども、これについては評価したいと、こう思います。それで、次にそれにかかわって数値の公表についてお聞きしたいと思います。町のホームページで公表されている白老町の学力テスト調査結果を見ますと、数値でなく図表にしてその欄や欄外に白老町の平均正答率の位置を星印で表示しています。正答率が何%になっているのかはわかりません。町民の方々からも、公表のあり方も含めて指摘があります。数値の公表を前提とした質問の要旨を前回理解いただいたかなと、こう思ったのですけれども、私の質問通告が不十分だったのか、公表について答弁ありませんでした。改めて伺いますけれども、教科の平均正答率について、今も話しましたけれども、数値で答弁がありました。これは公開と言ったほういいかな。それで、議会だけの答弁にとどめることなく、町として調査結果の数値を広く町民に公表するということで理解してよろしいですか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今議員のほうから学力・学習状況調査の数値公表についてご質問がございました。確かに本町のホームページでは表の中に全国平均の数値があり、その下に全道平均の数値があり、そして3段目に本町の枠がございますけれども、そこについては具体的に数字は入れておりません。ただ、下の横のグラフといいますか、そこには一応3刻みの目盛りで大体白老町がどの辺になるのかという位置をお示ししているところでございます。細かい0.何ポイントというところまではちょっと見えないと思いますが、おおよそのところについてはご理解いただけるものというふうに考えております。ただ、基本的にその数値というものは私は決して後ろ向きで考えてはおりません。ただ、ご承知のように、全国学力・学習状況調査ということの目的は、学習指導要領に定められている内容がどれぐらい子供たちに身についていて、そしてできていないものを具体的に各学校で指導改善に役立てるというのが本来の目的でございますので、その目的がずれないような形で公表してまいりたいと。それから、今管内的にもかなり数値目標ということが一般的になってきている状況もあるのかなというふうにも理解しております。この辺については、今後前向きに教育委員会の中で教育委員の皆さんともご相談しながら、本町の公表のあり方について検討してまいりたいというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
それでは、前向きということは、公表するという前提で捉えてよろしいですか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今年度についてはもう既に公表しておりますので、今年度のものを今また改めてホームページで訂正ということはなかなか現実的には難しいと思いますけれども、来年度に向けてその辺は十分他の自治体の様子見ながら、数値のほうについてはそのように取り扱ってまいりたいというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
ぜひよろしくお願いしたいと思います。それで、そうすると学力テストの平均正答率を数値で公表するということは、いろいろ議論ありますけれども、1つとすれば保護者に対する説明責任を果たすことにもなると、そして地域で学力向上に関する取り組みに対して関心や期待が高まると、こう思います。そういうことで、ぜひ来年度から公表していただきたいと、こう思います。それで、学力テストの各教科の平均正答率の数値化は、ホームページや広報紙での公表、周知となりますか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
現在行っている公表については、今お話ございましたようにホームページですとか、あと各学校の状況については道教委でレーダーチャートということで学力のバランスがどうなっているのかということを公表しておりますので、各学校の状況についてはそういったレーダーチャートを使いながら保護者の方に見ていただくと。いずれにしても、数字を公表することは私も議員と同じように異論のないところなのですけれども、数字だけがひとり歩きして、例えばいろんな他市町との比較も当然ございますし、学校現場からしてみると、まちによって学力のスタートラインが違うといいますか、そこのところが違うものですから、その辺のところも十分保護者の方にご理解いただいて、本当に地域一体となって保護者の方にもお力添えいただきながら学力向上に取り組んでいかなければなりませんので、そういう趣旨を十分踏まえながら公表してまいりたいというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
具体的にこれから質問に入っていきたいと思いますけれども、今ちょっと学校の話出ました。それで、今市町村単位での公表は当然進んでいますけれども、学力テストの結果の公表について文科省は、今安藤教育長もそれを前提として言っていると思いますけれども、26年度の調査では目的を具体的に一定の配慮をしなさいと、こう言っています。そして、各自治体においてもそれぞれ判断で個々の学校名を明らかにし、調査結果の公表を行うことを可能としましたと、こう言っていますよね。そこで、うちの白老町では早目に議論しているのです。ということは、学校別の成績の公表については平成25年の12月会議で議論しているのです。その当時の教育長はこう言っています。学力テストの本来の目的は、小規模校が多い本町の実情から鑑みて、現段階での学校別の結果公表をする環境にはないと。だけれども、今後国の動向や保護者の意向を確認しながら公表のあり方を検討したいと、こう答弁しているのです。それで、今前向きに町単位は発表してくれるということなので、これ非常にいいことだと思います。ただ、学校別に、ちょっと今安藤教育長が答弁の端にありましたけれども、もう少し。では、前回こういう議論していますので、今白老町として学校別の公表についてはどういう考えでいるかだけお聞きしておきたいと思います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
前回の議会で前教育長が答弁したお答えと基本的には同じ考え方でおります。本町の場合は非常に小規模校が多くて、小規模校というのはその年、その年の結果の振り幅が非常に大きい状況がございます。ですから、本当に実態を知っていただいて、保護者が何ができるのか、地域がどんなサポートができるのかということを議論していただくことは大事だと思うのですけれども、その前提として学校間の序列ですとか、学校の理解の仕方によってはただ単に数値だけで、学校批判というものが起こりかねないという危険性もございますので、その辺については前回前教育長がお答えしたように、もう少し保護者の動向ですとか地域の状況を様子見ながら対応してまいりたいというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
それでは、具体的にちょっと伺います。今の答弁踏まえて、それはそれでわかりました。では、具体的に学校の中で、今回学力テストの数値公表になりましたけれども、その中で各学校職員に対して学力テストの結果についてどのような範囲まで公開して、どのように活用されているのかという部分についてお聞きします。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
公開というのは、保護者に対しての公開ということでございますか。〔「学校の先生方に対して」と呼ぶ者あり〕
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
教職員は、全てこのデータは共有しております。ですから、自校の状況を、学力テストといいますとどうしても高学年の問題というような意識もややあるものですから、これは本町でも学力向上にかかわって白老町スタンダードというのを策定しておりますけれども、全教職員がそれぞれの学年から積み上げてきた結果が6年生の結果になっておりますので、この情報の共有については全ての教職員が数字で理解をしております。
質問 13番 前田博之
それで、児童生徒の個人への開示、それと保護者への公開と説明はどのように行われているのか、その辺伺います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
個々の情報についてはそれぞれ送られてまいりますので、学校のほうでは私が現場におりましたときはほかの子供たちの目に触れないように、一人一人に個票といいますか、データを封筒に入れてそれぞれ家庭のほうへお渡しして、それぞれの結果についてはお知らせしております。
質問 13番 前田博之
当然保護者に伝わっていると思いますけれども、学力向上云々の学力テストの目的からいけば、保護者とも共有しなければいけないと思うのです。だから、保護者に対して個人的な部分については通ずると思うけれども、学校全体としてこういう傾向でこうあると情報共有して、それをどうステップするかという部分のそういう説明会は保護者には白老町では行っていないのかどうか、その辺です。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
まず、いろんな学年、学級のそれぞれのお便り、あるいは学校だよりでの周知はございます。それ以外、結果の説明というよりも、年度初めにPTA総会とか、そういう場面を使いながら、学校長がことし1年間子供たちの学力を高めるためにこういうような教育活動を行いますということでの説明といいますか、それは行っておりますけれども、終わった後の結果について、一度また保護者の方に集まっていただいて口頭でこういう結果でしたというような報告的な意味合いでの場は特に現在は行っておりません。
質問 13番 前田博之
ちょっと大きい視点です。次に、教育施策についてちょっと伺います。今議論していますけれども、この学力テストは19年度から実施して、ことしで10年になります。こういうことも踏まえて、平成27年4月に地方教育行政法が改正されて、教育委員長と教育長が一本化、教育行政の基本方針である大綱の策定、そして総合教育会議の新設などを通して新教育行政に対する首長の権限を強めた新教育委員会制度がスタートしましたよね。それで、新たな教育制度によって、白老町の教育政策やその推進に当たって教育行政や教育現場が従来と比べて何が変わりましたか、何か変わったものありますか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
教育活動や学校経営で具体的に、新教育委員会制度になったので、急に何かが変わったということは特にないと思います。特に変わったといえば、私自身もそうなのですが、教育長の置かれている立場が教育委員長と一本化になったということで、一義的に責任が非常に多くなったという意味では私自身が大変重く受けとめておりますけれども、制度の改正によって日々の教育活動で何か変わったとかということは多分ないのではないかというふうに理解しております。
質問 13番 前田博之
次に、総合教育会議についてです。これ町長部局に入りますけれども、今28年度の学力調査の結果数値を参酌しますと、今年度は非常に厳しい状況にありますけれども、総合教育会議はご承知のとおり教育行政の大綱の策定や教育の条件整備等を重点的に講ずる施策等について協議、調整する場となっています。この始めてとなる会議が平成27年6月に開催されて、3回の会議で白老町教育推進基本方針を策定しています。それで、この教育推進基本方針策定以外でこれまで総合教育会議が何回開催されて、どのようなことが協議されていますか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
会議自体は今年度開催して、年に1回程度でございます。それとあと、具体的にはこの会議はいじめ対策にかかわる会議も兼ねておりますので、町長部局のほうと教育全般にわたる施策、それからあと町内におけるいじめの状況、このあたりを情報交流をさせていただいております。
質問 13番 前田博之
これは、当初町長は総合教育会議を年2回程度開催すると、こういうふうになっていますよね。最後の会議がことしの7月7日で終わっているのです。ですから、今言うように学力テストの関係についても、学力向上策について協議できることになっていますから、ぜひこれ共有したほういいと思います。そこで、次に全国学力テストの調査結果について具体的に伺っていきたいと思います。先ほども話ししましたけれども、白老町の学力テストの各教科の平均正答率の公表はパーセンテージでありません。そういうことを踏まえて、この図表を見ると、さっきも答弁ありましたけれども、平均正答率はここに属していると、こうなっているのですから、わかりません。それはいいのです。もう議論しましたから。そこで、数値化していませんので、私はここまでくるまで全国、全道、胆振あるいは東胆振、これの平均正答率を基準にして本町の児童生徒の正答率がどういうポイントにあるかということわからないのです。そこで、きょう数値の答弁ありましたので、全国と白老町の正答率のポイントで各教科の比較推移はどうなっているのかお聞きします。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
私のほうから学力状況調査の過去3年間の推移について……〔「28年度で結構です」と呼ぶ者あり〕
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
それでは、28年度の今回の結果について。まず、小学校の国語Aでございます。全国平均と比較しましてマイナス6.3、北海道、全道平均といたしましてはマイナス4.4。それと、国語Bです。国語Bのほうにつきましては、全国平均との差がマイナス5.2、全道との差といたしましてはマイナス3.4。それと、算数Aでございますが、全国平均との差がマイナス9.3、全道平均がマイナス7。それと、算数Bでございます。全国平均との差がマイナス8、全道平均がマイナス5.3という差となっております。続きまして、中学校のほうの状況でございます。まず、国語Aです。国語Aが全国平均でマイナス3、全道平均がマイナス2.5。次に、国語Bでございますが、全国平均との差がマイナス3.6、全道平均がマイナス2.1。続きまして、数学Aです。全国平均との差がマイナス5.7、全道平均との差がマイナス5.3。それと、数学Bでございますが、全国平均との差がマイナス6.7、全道平均との差がマイナス5.9となってございます。
質問 13番 前田博之
非常に数字的には厳しい状況にあるということだけは認識しておきたいと思います。それで、一例を挙げてお聞きしますけれども、今答弁あったように小学校6年生で例えて話しますけれども、小学校6年生の算数Aです。今差が答弁ありました。それで、全国との開きが9.3です。これ調べたら、厚真で見ると17.5も開いているのです。厚真はこの前新聞発表になりましたよね。比較云々ではなくて、事実としてあります。そうなると、平均正答率は、多分ご承知だと思いますけれども、各学校の成績が平均になっているので、各学校によってばらつきがありますよね。そうすると、これから見ると、白老町の今言った小6の算数Aでも全国平均を上回っている学校、全国平均に近い位置にある学校、そして点数の低い学校。多分点数のばらつきがあると思うのですよ、私その中身までは見ていませんが。その結果が平均正答率になってくるのです。それで、今言ったように平成28年度は全ての教科で厳しいとありますけれども、27年度を見るとよい結果になっています。これは、努力の結果だと思います。いいところはいいところと言いますけれども、そこで伺いますけれども、28年度の小学校算数Aのこの大きな差の結果分析と、各学校で今言ったようにそれぞれ差がありますけれども、各学校での認識、それと具体的な学力向上に向けた対策、そして児童に向けて個別指導はどのようにやっているか、この一つの例として具体的にお聞きします。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
まず、私のほうから算数Aのテストの中で具体的にどういった問題の正答率が悪かったのかということをお話しさせていただきます。今回本町の場合算数Aの中では、まず単位ですとか量に対しての単位、量当たりの大きさの求め方を理解しているかというような問題、それと除数が1より小さいとき商が被除数より大きくなることを理解しているかという問題、それと1を超える割合を百分率であらわす場合において基準量と比較量の関係を理解しているかというような、この3つの問題が特に正答率が悪かったという状況でございます。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
どの教科のテストもそうなのですけれども、終わった後に各学校では、結果が送られてまいりますと1問1問自分の学校の正答率が何%なのかというチェックを行います。その中で、例えば10%全国との開きがあるというのは、やはりその学校の課題ですので、そのことについては本当に数日で分析を終えて、その後その課題を6年生だけの子供ではなくて全部の学年で、うちの学校としては算数なら算数の例えば計算が弱いということであれば、その時点から各学年で一斉にそこを重点的に指導していく、いわゆるPDCAというサイクルなのですけれども、それに取り組んでまいります。教育委員会としても、各学校は各学校で自校の分析をいたしますけれども、教育委員会は町全体としての傾向、これは一定限そういう傾向が見られますので、教育委員会としての分析、そしてそれをまた各学校へ情報提供しながら、お互いに子供たちの今の学力の状況、何が足りないのか、どこを指導すればいいのかというところを明確にしていくというか、明らかにしていく。その作業を通して、次年度また子供たちが同じところで間違わないような繰り返しの指導をしていくというような一連の作業を行っております。
質問 13番 前田博之
これから質問することを安藤教育長は十分に私以上に理解していると思いますけれども、それで今答弁ありましたけれども、子供の学力を支えるのは教師の授業力であると、こう言われています。そこで、どんなに学校内で先生方が努力しても、児童生徒が家庭学習する習慣がなければ、非常に成績の向上は難しいと、これはやっぱり事実だと、こう思います。それで、学校だけでは学力向上のよい方策を見出すことが難しいこともあります。今若干答弁ありましたけれども。そこで、教育委員会が学力向上のための具体的な方策や改善策、そしてそれに向けた白老町スタンダードの実践、これについて各学校の実態を踏まえて支援する必要あります。今教育長からも若干答弁ありました。そこで、もう一度伺いますけれども、そうすると教育委員会としてのその取り組みの実態、支援策、これどのようになっていて、言葉ではわかるのだけれども、教育委員会としてこれがどういうシステムの中でされて、学校に効果を生むような形でいっているのか、その辺を伺いたいと思います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今議員からお話ございましたように、学力向上ということの一つの結果を出していくためには、まずは日々子供たちと向き合う教職員がきちんとした指導ができるということが私は一番大事だと思っています。ですから、そこのところは決して緩めないで、これまでもそうでしたが、これからも教職員の資質向上については取り組んでまいりたいというふうに考えております。ただ、これだけでは学力が上がらないというご指摘がございましたように、やはり家庭ですとか地域の方々のお力をどんなふうにおかりするかというところも大変私は大事なところだなというふうに考えております。白老町スタンダードにおいても、学習環境の中で、1つにはやっぱり学校の環境もありますけれども、家庭や地域の環境というような捉え方もしておりますので、そういった方々にいろんな場面を通して広報を通しながら、子供たちへの理解をしていただくということ、それもとても大事だと思っています。また、現実的に今学力向上に向けて2名ほど職員を配置して、先ほど本町の課題である算数の学力向上に向けて取り組んでいるところでございます。また、次年度に向けては、3年生ぐらいから、できれば町として子供たちの学力向上にかかわる調査を行ってみたいなというふうに考えております。現在は保護者の方々が負担されていて、それぞれ学校によっていろんな会社のデータを持っているのですけれども、白老町として共通の資料がないものですから、その辺は同じような基準で子供たちの学力を把握して、そして一斉に町内全体の取り組みを加速させていくという意味で、少し教育委員会が主導になって子供たちの学力調査というものについても取り組んでみたいというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
今教育長から、町として学力調査する。非常に大事なことで、私も質問しようと思ったのです。ということは、全国の学力調査だけでは白老町の現状の学力とか環境がどうだということはわからないと思うのです。それによって全体が、町が独自で調査することによって、分析することによってより進んでいくのかなと。よその町村では専門のそういう業者に委託までいかないけれども、問題集つくってやっていますので、これは町長、予算でもつけてぜひやっていただきたいなと思いまして、本当にいい前向きな答弁いただきましてありがとうございます。これから質問するのはちょっと厳しくなりますけれども、それでも具体的に。それで、28年度の学習状況調査、児童の分の質問状況についてですけれども、具体的に聞きますけれども、学習習慣です。小学校で見ると、宿題しているは全国平均より6.2%下回っているのです。だけれども、ふだん、これ月曜日から金曜日です。学校外で1時間以上勉強するは、白老町は64.2%で全国を1.7%上回っています。家で自分で計画を立てて勉強しているは、12.7%上回っています。学校の授業の予習をしているかが5.3%上回っています。特徴的なのは、家で学校の授業の復習をしている。これ51.4%なのです、白老は。全国の23.5%を実に27.9%上回っています。相対的に白老町の児童らは、家庭学習時間は全国平均より多くなっているのですよ、調査でいけば。ですけれども、にもかかわらず学力テストの平均正答率は全科目で低くなっているのです。ということは、家庭学習の内容もあろうかと思いますけれども、成績につながっていないという面も見受けられます。この辺非常に大事なところかと思うのですけれども、この点についてどのように考察されていますか。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
ただいまの家庭学習の関係でございます。今回のテストと同時に質問もしてございますが、その中で小学校では、1時間以上家庭学習をしているというような回答をした児童の国語A、B、算数A、Bの4教科につきましては、正答率が非常に高いです。反面、1時間未満と回答した方、それと全くしないと回答した児童につきましては、やはり正答率が低いという状況になってございます。これは、中学校でも同じようなことでデータとしてしっかり出ております。
質問 13番 前田博之
これを踏まえて町としてどういう見解を持っているか。実績分析ではなくて考察ですから、その辺です。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
本町の学力がちょっと伸び悩んでいる一つの状況として、下位層の子供たちの人数が非常に多いというのも1つ、点数がなかなか伸びていかない部分だと思います。ですから、例えばさっきご指摘ございましたけれども、1時間以上勉強しているという子供たちは確かに64.2%で、これは全国平均よりも高いのです。だけれども、それ以外に例えば勉強しないという子も実は全国よりも多いのです。ですから、その辺のところが学力の二極化といいますか、やる子はやるのだけれども、やらない子はなかなか学習に向かっていけないという状況がございまして、そこの部分の底上げといいますか、そういった子供たちにどうやって意欲を持たせて学習に立ち向かわせていくのかというところは全ての学校で今直面している課題だというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
私言っているのは、全国学力テストの平均正答率の比較云々一辺倒の質問でありませんので。ということは、学力テストの点数をとるための対策ではなくて、学力全体を底上げすると、これが結果的に学力テストの点数も上がると、そういう部分の考えで質問しているので、その辺を含めて答弁をお願いしたいなと思っています。そこで、今教育長からもお話ありましたけれども、家庭学習についてです。子供の学力を伸ばすのは学校と家庭の連携にあると、こう言われています。これは、秋田でもかなり集中的にやっているみたいです。それで、学力向上に向けて学校、家庭、地域で取り組まなければならないのは言うまでもありませんけれども、先ほど言った子供の学力向上においては家庭が重要な鍵となると。教育長も先ほど答弁ありました。そこで、学校の取り組みの中で大事なことは、学校が家庭学習指導に力を入れなければいけないのだけれども、家庭学習の指導が学力につながると、同じこと今言っていますけれども、これについて、そこで学習意欲が生まれてくると。だから、僕言いたいのは学校だけに任せておけないと。先ほども言いました。もう一回念押しますけれども、そこで学校だけに任せませんと。そうすると、出番として教育委員会として家庭と学校の連携についてある程度の方策とか改善策、ある程度今回の分析もして、今教育長から答弁ありましたけれども、そういうのも踏まえて、それを教育委員会として改善に取り組んで、それらが具体的に家庭や学校にいかなければいけないと思うのですけれども、その辺の取り組み方についてはどうされていますか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
教育委員会としては、本当に表面的なことしかできないと思うのですけれども、いろんな冊子あるいは場面を通して、家庭学習の重要性であったり、子供への関心を持っていただくような、そういう啓蒙を教育委員会としては中心に行っています。あと、学校のほうは、具体的に家庭学習の手引のようなもの、マニュアルみたいなものをそれぞれつくって、そしてあと子供たちが家庭学習に向かえるような環境づくりしておりますので、教育委員会としては具体的ないろんな場面通して、学力向上ばかりではなくて、例えばアウトメディアにかかわる講話というのでしょうか、研修会というのでしょうか、あと町P連ですとか、そういった場面で家庭では具体的に親が勉強をどう教えるかということではなくて、子供たちが学習に向かえる環境づくりでありますとか、そういったことを考えたときに、先ほどもお話ございましたけれども、スマートフォンの使用時間ですとか、そういったことについてももっと保護者の方にも関心を持っていただく、あるいはその危険性についても理解していただく、そういうような場面を数多く持つようにはしております。
質問 13番 前田博之
秋田県の部分で非常に注目浴びています。私もいろいろな本とかデータ読んできたのですけれども、それは別として、それから見て一言言えるのは、秋田県の学力向上の大きな要因はやっぱり規則正しい生活習慣と家庭学習にあるのでないかと。当然先生方の努力もあることは前提ですと言われています。そこで、古俣副町長あるいは安藤教育長、秋田県のほうに視察に行っていると思います。それで、先般の新聞でも安藤教育長のほうで、白老の学校の先生が秋田を視察していると。非常にいいことだと思いますけれども、そこで視察に行ってきた状況について、もし特徴的なもの、あるいは白老町で参考になるもの、あるいは教育長として、町としてこういうものはぜひ取り入れたいと、そういう部分がありましたら、秋田での教育はどうだったか、ちょっとここでお話ししていただけませんか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
ことし本町の教職員、各学校1名、秋田の能代市の視察をさせていただきました。その中で、今議員からお話ございましたけれども、私は今学校の先生方、教職員は、こういうような授業づくりが大事だといういわゆる理論的な部分については十分理解しているというふうに考えています。ただ、私もそうなのですが、お手本になるもの、モデルになるものを実際に見ることによってその理解はより一層進むのだろうなというふうに思っております。ですから、そういう意味でことし各学校から代表の先生方が秋田の能代へ行って、日々秋田で行われている授業に実際触れてみた。そして、そこでいろんなことを今回感じて帰ってまいりました。参加した教職員も帰ってきた次の日から自分たちでこういうような実践をしているというような報告も各学校から聞いております。ですから、そういった意味では先進地に実際教職員が行って、そこで空気を感じるというか、とってもそれは大事なことだなというふうに思っております。また、ことし年明けて1月には今度実際能代のほうからも先生に来ていただいて、行けない教職員たくさんいましたので、町内の学校の体育館を使って、模擬授業といいますか、全部の教職員が参加して、秋田の授業を全員で参観するというような企画も計画しております。〔「教育長行ってきた感想は」と呼ぶ者あり〕
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
古俣副町長もいらっしゃいますけれども、私がお邪魔したのはもう6年ぐらい前ですけれども、一番感じたのは学校の環境でした。北海道と違うなと思ったのは、学校に入った瞬間に子供たちの学ぶ場なのだなということを感じたのです。それは、いろんな掲示物であったり、もちろん校舎の部分ありますけれども、先生方のふだんの授業に対する言葉遣いであったり、ですから環境が人をつくると言いますけれども、そこの部分に関しては一番私が秋田へ行かせていただいて感じたところです。
質問 13番 前田博之
ぜひそういう事例を参考にして、意欲を持って学力向上に努めていただきたいと、こう思います。それで、次に基本的な生活習慣に入りますけれども、先ほど若干の答弁ありましたけれども、具体的に聞きたいと思いますけれども、学校質問調査で、調査対象学年の児童は授業中の私語が少なく、落ちついていると思いますかと、こうあります。そのとおりだと思うと回答している割合が、白老ですよ、白老町内の小学校で50%、中学校が100%になっているのです。そして、礼儀正しいと思いますかでは、そのとおりだと思うのが回答が小学校で75%、中学校でこれも100%なのです。特にこの数字から見ると、中学校での学習規律と生活規律が徹底されているのかなと、こう思うのですけれども、中学校においてこの調査結果は学習態度や日常の生活の中での実態が本当に反映されているのだろうか。それで、この数字をうのみにしていいのかどうか、その辺ちょっとお聞きしたいのですけれども。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今お話ございましたように、子供たちが自己評価しているのですけれども、自己評価というのは子供たちの捉え方によって随分数字は動いていくのではないかなというふうに思っています。ですから、その辺のところで100%だからいいとか、何%がだめだというのでなくて、そこのところは多分比較的自己評価の甘い学年だったのかもしれません、そういう意味では。でも、子供たちがそういう前向きに捉えているところは非常に評価してあげたいなと思うのですけれども、これを実態とするかどうかという部分については、各学校の何よりも担任の見取りといいますか、そこの部分が私は一番大事ではないかなと。担任が子供たちの実態をどんなふうに捉えているのかということと、あと子供たちが自分たちをどんなふうに理解しているのかというところが、どういうところで折り合いをつけていくのかというところが大事かなというふうには理解しております。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
先ほど議員のほうからご質問ございました授業中の私語が少なく、落ちついているか、100%と、それから礼儀正しいと思うか、100%についての答弁でございます。これは、学校質問紙調査ということでございますので、回答しているのは校長が回答しております。ですから、町内は中学校2校しかございませんので、2人の校長がそう思うと答えると100%になってしまうと。ですから、1人が違うと答えると50%ということで、数字としては100%で全道、全国をはるかに上回っているように見えるのですけれども、実際回答者数が2人しかおりませんので、ちょっとその辺のところは読み取るといっても、なかなかここの解釈は難しいかなというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
わかりました。ということで、地域の方々とか保護者等が実態に即していないということは言えると思います。ぜひ少しでも100%に、他の先生も100%と思えるような指導をしていただきたいなと、こう思います。それで、次に学習状況調査でいじめについての設問があるのかどうかわかりません。それで、もしあれば、その実態をあるか、ないか教えてほしいのですけれども、ただ3校の小学校が統合して、地域や校風が違う中で児童は戸惑っていることも考えられないわけでもないと思います。そこで、白老小学校でのいじめはないと思いますけれども、実態を把握していますか。
答弁 学校教育課長 岩本寿彦(学校教育課長は2018年3月まで)
まず、いじめの質問の関係でございます。児童生徒の質問紙の中に、いじめはどんな理由があっても許されないと思いますかと、このような項目がございます。それと、いじめの実態把握につきましては、本町といたしましては定期的な調査物等もありますので、そういった中で把握をし、あればその後どういうふうに対応したかというところまでも押さえております。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
いじめ調査は、まず子供たちがいじめられていると思うかどうかということの質問から行います。その中で、いじめられているという回答があったり、いじめはないという、いろんな答えがあります。学校のほうでも、子供たちがいじめられているというような回答したものを受けて、一応学校では認知というふうにいたします。ですから、いじめということでいえばあると思います、それはどこの学校でも。ただ、大事なことは、いじめがあるという実態把握から、次にいじめられている、あるいはいじめている子供との人間関係をどうやって解消していくかということだと思うのです。ですから、町内的に見てもいじめがゼロの学校はありません。全ての学校においていじめはそれぞれ、件数はいろいろありますが、認知しております。ただ、今全ての学校に言えることは、そのいじめは学校において解消されているということでございます。
質問 13番 前田博之
私もそう思います。ただ、地域の方々に耳は澄ませておいてほしいなと、こう思います。私も若干話ありますけれども、それは個別にまた教育長のほうに話ししたいなと思いますけれども、そういうことです。それで、次に白老町スタンダードについてであります。これも町からいただいた経年経過を見ると、実際に答弁もありましたけれども、23年度の学力スタンダードを入れてから、それは多少はばらつきがあるけれども、平均的には上回ってきているのかなということについては見える。これについては、多少努力については評価しておきたいなと思います。ただ、28年度は余りにもひど過ぎますので、落差が大き過ぎましたので、29年度以降どうなるかということを注視したいなと思います。それで、白老町教育推進基本計画で学校教育の主な施策の重点の一つに、学力向上を目指す白老町スタンダードの実践と深化とあるのです。それで、白老町スタンダードを実現するには、私は超えるべき課題が多々多いと思います。そこで、誰もが実践できる具体的な内容になっていることが望まれます。具体的な部分ありますけれども、そこで聞きたいのは、白老スタンダードの実践と深化の深化とは具体的にどういうようなことなのか、どのような取り組みになって展開されているのか、深化ということが非常にまだ抽象的なので、その辺の取り組み方についてお聞きします。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
本町では、学力向上にかかわるスタンダードというものを各学校、あるいは全ての教職員が共有しております。それで、この内容について実践内容について各学校で交流し合う場を設定しております。ワーキンググループといいますけれども、これを年に2回。そして、さらに中学校区単位で年に3回ほど、またワーキンググループを開催しております。ですから、今前田議員が言われたように、深化という部分はこのスタンダードをつくって、それで終わりではないということなのです。これに基づきながら各学校が実践をして、お互いに情報交流をして、もっとスタンダードを深めていくというか、より肉づけをしていくという意味での深化というふうにご理解をいただければというふうに思います。
質問 13番 前田博之
わかりました。それで、その深化の部分も含めて、そうすると現在の教育課程は以前より授業時間が大幅にふえていますよね、そんな中にあって、教師というか、先生方はこのほかに校務や中学校では部活に追われています。それで、町ではこれからコミュニティ・スクールの導入による小中一貫教育、今議論しています白老町スタンダード、それと教師塾、これの参加もあります。そういうことで、教育現場では、教師自身多忙で長時間勤務の状況のもとで、子供に対して深い学びの指導ができるのかどうかということだと思います。一方で、当然ですけれども、これまで以上に教師の力量が求められています。このような教育環境の中で、白老町の教育課題である、課題というか、目指す、深化させようとしている白老町スタンダードの深化に向けて、学校、教師に負担を強いることなく効果的な取り組みになっているのか。あるいは、そういうことをしなければいけないし、そういうことは可能なのかどうか、その辺について伺います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今議員ご指摘のように、学校現場においては時間外勤務が非常にふえているということで、時間外勤務をいかに縮減していくかということは、本町のみならず、全道、全国においても大きな課題となっております。教育現場には今さまざまな課題が山積しておりまして、なかなかそこの部分を全て勤務時間内で解消していくというのは難しいのだろうなというふうに思っています。ただ、時間外勤務の縮減に向けては取り組んでいかなければならない大きな課題だというふうに考えております。それで、本町においては、1つにはこういった新しいいろんな施策を実施するに当たって、当然学校のほうにもお願いしなければいけない部分で、新たな活動といいますか、新たな時間が必要になってくるという部分も踏まえて、基本的にはできる限り、スクラップ・アンド・ビルドという考え方がございますけれども、ただ施策をどんどん、どんどん上に積み重ねていくのではなくて、できるだけいろんな教育行政にかかわる中身を整理統合していきたいという一つのスタンスを持っています。それから、あともう一つは、今国のほうでチーム学校という考え方がございまして、教職員だけでいろんな課題を解決するのではなくて、多様な人材が学校にかかわっていただいて課題を解決していくと、教職員はできるだけ子供と向き合う時間を確保していくという、そういう動きも今国を中心に出てきておりますので、コミュニティ・スクールも多分そういう意味では非常に大きなきっかけになるかなというふうに思うのですが、できるだけ教職員の負担軽減についてはいつも心を寄せながら教育行政を進めてまいりというふうに考えております。
質問 13番 前田博之
そろそろ時間ですので、あと2つぐらいで終わりますけれども、今答弁ありまして、ある程度内容的な部分については教育長の思いを感じますけれども、その中で、白老町スタンダードでは生きる力の根幹をなす確かな学力の定着を図るとありますよね。3つの指標を掲げています。そのうちの一つです。そして、この中に、平成29年度学力調査において本町児童生徒の平均正答率が全国の平均正答率を上回ると、こうあります。そこで、学力向上が学力テストの平均点超えが最終目的ではありませんし、ないと思います。そこで、教育委員会や学校では白老町スタンダード、先ほど教育長も話しましたけれども、検証、改善ありますよね。それを行う中で、目標達成に向けてどのような取り組みが行われているのか。わかりますよね。ということは、ここです。29年度の学力調査において本町児童生徒の平均正答率が全国の平均正答率を上回ると指標を出していますから、これに向けて今具体的にどのようなことが、スタンダードでは示しているけれども、そうではなくて、28年度悪かったから、より以上にどういうことが、今現実に結果の分析した中で何が行われているのか、そこをお聞きします。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
結論から申し上げますと、29年度に向けてということよりも、常に私どもは、結果として全国平均を上回るということでございまして、子供たちにいかに学習内容を定着させるか、そして子供たちに生きる力を育むかというところを常に目標にしながら取り組んでいるわけでございまして、そういう意味では新たに何かというよりも、今取り組んでいることをいかに徹底して、学力向上というのは一人の教員が取り組んでも点にしかなりませんけれども、学年で取り組めば線になりますし、学校全体で取り組めば面になりますし、町内全体で取り組めばそれが立体になりますので、学力のそういう高さを取り組んでいくために、もう一度原点に常に立ち返りながら、新しいことを何かやるということも含めて、今までの実践をきちんと振り返りながら積み上げていくことが最終的には29年度ということの目標につながっていくのではないかなというふうに理解しております。
質問 13番 前田博之
最後で終わりますけれども、きょうこの中で全国学力テストの平均正答率を数値化して公表してもらえる、こういう約束されました。それと、今教育長のほうから、白老独自の学力テストをすると、これは非常にいいことだと思います。そういう部分で実りの多い質問、答弁だったのかのかなと、こう思います。そういうことを踏まえて、それらもあわせて、全国学力テストも含めて目標達成の可能性を伺って質問を終わりたいと思います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
可能性という部分では非常にどうなのかということはありますけれども、私どもはよりよい授業を子供たちに提供していくという教育の本来の営みというものに常に着眼しながら、これからも子供たちの学力向上に向けて学校と一体となって取り組んでまいりたいというふうに思います。