新十津川町議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日
子どもたちのSNSやスマートフォンの扱い方への対策について
2024年9月10日、新十津川町議会の一般質問で、大畠光敬議員が「子どもたちのSNSやスマートフォンの扱い方への対策について」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。
- 質問者
- 大畠光敬 議員
- 答弁者
- 教育長 久保田純史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 大畠光敬
議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。質問のテーマは、子どもたちのSNSやスマートフォンの扱い方への対策についてです。昨今、特に小学生や中学生においては、スマートフォンやパソコン、タブレットなどに触れる機会が格段に増え、その際にSNS上で様々なトラブルに巻き込まれる可能性が非常に高くなっており、本町の生徒も大小に関わらずトラブルに巻き込まれる可能性も高くなっていることは想像できる状況にあるかと思います。時代によって様々なコミュニケーションがインターネット上で可能になるにつれて、トラブルに巻き込まれ、そのトラブルもだんだん高度化していくことは否めません。先日も、大変痛ましい事件が旭川市で起きましたが、この事件も発端はネット上でのトラブルが原因ということで、今後、このようなトラブルに本町の児童生徒が巻き込まれないように、何らかの対策を打ち続けていく必要があるのは間違いのないところではないでしょうか。ただ、今後において、トラブルに巻き込まれないようにと物理的に、例えば、スマートフォンなどを使えないようにする対応、いわゆる、べからず教育などはデジタル化が進んでいく現代において、逆に本町の子どもたちをデジタル化した社会から遠ざけることになり、現実的な対策とは言えないと考えます。そこで、教育長にお聞きします。今後、小学校や中学校での対策だけでなく、教育委員会としてSNSの使い方やデジタル技術に関する知識の向上、情報モラル教育などを行うことで、子どもたちが自らの判断でリスクを回避する能力を身に付けていくことが重要だと考えます。こうした部分を踏まえて、現在、教育委員会として何か対策を行っている部分があるのか、また、今後、対策や、例えば、講習会ですとかセミナーなどを行う用意があるのか、現時点のお考えをお聞きいたします。
答弁 教育長 久保田純史
それでは、5番議員のご質問にお答えいたします。5番議員の質問内容につきまして、まずはじめに、小中学校におけるタブレット端末導入経過についてご説明させていただきます。新型コロナウイルスが流行した令和2年度に、国が推進いたしましたGIGAスクール構想に基づきまして、本町小中学校には1人1台のタブレット端末を購入し、令和3年度から本格的な活用が開始され、現在まで大きなトラブルもなく活用されているところでございます。小学校の低学年では、カメラ機能を中心に植物や生物の成長を撮影したり、また、小学校高学年から中学生におきましては、キーボードを使用いたしましたタイピング練習や、修学旅行などの学習成果をプレゼンテーションソフトにまとめ、発表の場で使用するなど児童生徒の成長に合わせながら、学習効果を意識した活用に取り組んでおります。さらに、中学校におきましては、自宅でAIドリルや調べ物をするためにタブレット端末を自宅に持ち帰り学習している状況が日常的になっております。当然ではありますが、家庭で起きた故障や学習以外での使用によるトラブルが発生した場合につきましては、保護者の責任で解決することに同意いただく同意書のご提出を保護者からいただきながら使用していただいている状況にあります。さて、5番議員の今ほどの質問にございます、今後、子どもたちだけではなく、家族などにもSNSやスマートフォンの使い方などについて学ぶ機会をつくる予定はあるかとのご質問ですが、現在、中学生の多くは生徒自身が使用できるスマートフォンを所持している状況にあります。こういった現状を踏まえ、中学校では折に触れて指導を行っており、7月にも学年ごとに夏休み中のSNSトラブルに巻き込まれないよう教育現場として指導を徹底しているところでございます。また、教育委員会といたしましても、一昨年は、青少年健全育成町民会議と連携をいたしまして、滝川警察署生活安全課少年係の講師をお招きして、スマートフォン、SNSの安全な利用について講話をいただきましたし、昨年は、ネット社会と子どもの成長と題し、子どもメディア北海道の中谷副代表にお越しいただきまして講話をいただき、その内容につきましては、広く町民に向けて広報で周知したところでございます。このように、学校におきましては、児童生徒に向けた注意喚起の徹底、また、私ども教育委員会といたしましても、チラシや講演会を通じ、保護者への周知を行ってまいりましたが、やはり、子を守るためには保護者の助言が一番大切であると思っておりまして、保護者の責務として、一つには、子どものインターネット利用時間や状況を適切に把握すること。また、二つ目といたしましては、フィルタリング機能などを保護者が身に着け、管理してあげることが重要であると考えているところでございます。5番議員のご質問には、家族に向けてSNSやスマートフォンの使い方について学ぶ機会はあるのかというご質問でありますが、学校と教育委員会といたしましては、使い方についての勉強会等を実施する考え方は今のところ持ってございません。しかしながら、SNSトラブルを未然に防ぐための講演会はとても重要であると認識しておりますので、本年度は、年度当初から学校と連携し、ぜひ、保護者に聞いていただきたいものですから、会場を昨年、一昨年などのゆめりあで行うのではなく、中学校を会場といたしまして、学校行事には保護者がたくさん学校に来ていただけると思いますので、その機会を活用して、こういう危険防止に向けての講話会をしていきたいと考えていることを申し上げまして、5番議員の質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 5番 大畠光敬
では、再質問をさせていただきたいと思います。今ほど教育長の方から、現時点でのお考えについてご回答いただきましたが、私から再度質問をさせていただきたいというふうに思います。教育長からも先ほどご説明がありましたが、現在、タブレット端末を活用しての授業も行われているなど、現代のデジタル社会においてはリスクを伴うため、ネット上での振る舞いに対してきちんと対応できるスキルを身に付けていくことが必須であり、大人が適切に対処できるように、対処方法の確立や教育を行っていくことが非常に重要ではないかというふうに私も考えます。そのためには、学校だけではなく、先ほどもありましたけども、親など家族の協力は不可欠です。その点につきましては、本町の小学校や中学校の先生からもご指摘はございました。ただ、家庭によってデジタル技術に関する知識、いわゆる、デジタルリテラシーと呼ばれるものや、情報モラルに関する知識、SNSに関する知識などについては、家庭によってばらつきが出ることが考えられ、実際、中学生のお子さんがいる親御さんからも、その点について不安の声をお聞きしております。この部分については、先ほどの答弁にもあったとおり各家庭の問題ではありますが、それをただ各家庭に任せるだけではなく、学校や教育委員会とも連携するなどして、もっと積極的に教育の機会を作っていくことが重要ではないかというふうに考えております。そこで教育長にお伺いいたします。一組でも多く、生徒本人だけではなく、家族に向けてデジタルリテラシーに関する知識や、情報モラルに関する教育等に触れる機会を創出するために、セミナーや様々な形での講習会を開催していくべきだと私は考えます。そのためには、例えば、講習会を複数回開催するですとか、講習会を行うタイミングを先ほどのご回答にもありましたけれども、入学説明会など親御さんが多く参加している行事などに合わせて開催するなども案の一つではないかというふうに考えます。そうした考えについて、教育委員会としてどのようにお考えか、そうした部分も含めてお答えいただければというふうに考えております。
答弁 教育長 久保田純史
5番議員の再質問にお答えいたします。先ほど申し上げましたように、昨年、教育委員会で主催いたしました親学セミナーにつきましては、53人の方に参加していただきました。そのうち、児童生徒が在学している保護者の方の参加については、15人と極めて少数でありました。内容が重要なものであっても、保護者の皆さまに足を運んでいただけないのが実情です。仮に同じテーマのセミナーを複数回開催した場合、一度参加した人が二度三度と参加することはなかなか考えづらいと思っておりまして、そのようなことから、今年度、私も答弁させていただきましたように、まず保護者に是非、危険であるという、便利な面もありますけども危険な面もSNSありますということに対しての講話を、学校行事、今年度中に学校と連携して、どの行事でやるのかはまだ今検討中ですけども、今ほど5番議員から入学説明会とありましたが、そのようなことも考えられますし、入学説明会は2月ですので、その前に可能であれば年内の学校行事で、まずは中学校で行って、その親の認識といいますか、責務という面についてご理解と認識をしていただきたいなと思っているところでございます。そのような中で、青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律というのがございまして、そのような中で、やはりスマートフォンや何かを買い与えるかどうかっていうのは保護者の判断ですし、高価な物ですから、学校としてスマートフォンを保有してくださいっていうものでもございませんので、そして、学校の授業の中ではトラブルのないように、その教育の中で、家庭に持ち帰った場合も指導しておりますので、ただ個人のスマートフォンのことにつきますと、やはり家庭のルールといたしまして保護者の責務というようなことも、今ほど言われた法律にも書かれておりますので、そのような中で、与えることに対してのリスクというものを認識していただけるような講話を、まずは教育委員会として実施していきたいと、そういうふうに考えていることを申し上げまして、5番議員の再質問の答弁とさせていだきます。
再々質問 5番 大畠光敬
では、再々質問をさせていただきたいと思います。繰り返しにはなるかもしれませんが、私は、本町の小学生や中学生が、今後、SNSやインターネットに関することがきっかけでトラブルに巻き込まれないようにするために、物理的に使わせないようにするのは困難であるため、その時々に合わせて、随時、情報モラルに関する教育やネットリテラシーに関する教育を充実させることが重要ではないかというふうに申し上げてきてまいりました。ただ、家庭の問題だとして、親御さん向けに講習会を開催したとしても、ご家族の方が参加しにくい開催日程や開催時間では参加率が、先ほどの回答にもありましたけれども、参加率が低調になることが予想され、仮にご家族に無理に参加していただくことや、そのような対応を学校側などにしていただくことが負担にならないように配慮することもとても重要ではないかと考えます。実際、ご家族の方からは、まちづくり懇談会のようなものの場合も、夕方での開催は夕飯の支度時間で、講習会を開催していただいても、行きたくても行けないというようなお声も複数お聞きしておりますし、働いている方も大勢いらっしゃると思いますので、平日の昼間となるとなかなか行けない場合も多々あるかもしれません。また、先ほど複数回の開催と提示したのは、1回の参加人数が最初の答弁にいただいた内容にもあったとおり少数だったとしても、一組でも多くの家族の方や保護者の方に少しでも早く子どもに対しての情報モラルに関する教育や、ネットリテラシーに対する知識を深めてもらいたく、様々な時間帯や機会の設定が必要かと感じていたためご提案させていただいたということもお含みいただきたいというふうに思います。そこで、教育長にお伺いいたします。子どもたちのSNSへの正しい向き合い方や、情報モラルに関する教育を充実させるためには、児童生徒に直接教えていくことはもちろんのこと、家族からの教育が重要です。専門機関からの助言やSNSや情報モラルに関する講習会、セミナーなどの開催で、本町の児童生徒が想定される様々なトラブルに巻き込まれる可能性は格段に低くなり、健全な生徒の成長に繋がるのではないでしょうか。セミナーという部分ですと、既にもう情報はお持ちかもしれませんが、KDDIさんですとか、NTTさん、ソフトバンクさんなどのような大手通信会社を中心に、総務省、文部科学省が支援しているイーネットキャラバンさんなどのように、情報モラルや青少年のスマホ、SNSの正しい使い方教室などを随時開催している会社や団体もあり、無料で行っているとお聞きしております。また、青少年向けだけではなく、保護者向けのセミナーも用意してあるということでした。そうしたものもうまく活用して、一人でも多くの生徒の家族に知識を深めてもらい、家庭から情報モラル教育や、ネットリテラシーについて向き合ってもらうことが重要ではないでしょうか。教育委員会として、生徒のご家族への教育について、今までのような講習会にプラスして、先ほど挙げさせていただきました会社や団体が行う使い方教室などを活用して、一人でも多くの方に参加してもらえるような対応をしていく考えがあるのか、お考えをお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 久保田純史
5番議員の再々質問にお答えします。今ほどのSNSの利用についての再々質問いただきましたけど、私の中で、まずは午前中の行政報告でも申し上げましたけども、学力学習状況調査の報告で申し上げましたけども、今家庭での中学生の学習時間が少ないと、して、逆にそういうSNSやゲームですとかを利用している時間が長いというのを全国学力状況調査結果でも本町の状況を確認しています。ですので、学校から帰りまして、家庭で食事をして就寝するまでの時間というのは限られておりますので、そのような中で、家庭での生活習慣をしっかりと有効的に使っていただくことがまず大事でありまして、そのような中で、今SNSを利用する時間がどれだけの割合を占めているかということも含めてですね、家庭での生活習慣の改善をまずは進めていきたいというふうに、私は思っております。そのような中で、SNSを長時間使うのではなく、学習ですとか、ほかの面での有効的な利用が大切だということと併せて、今ほどのSNSの利用につきましては、今ほど5番議員からご質問ありましたように、過去におきましては、警察の方ですとかに講話をいただいておりましたけども、いわゆる業者さん、KDDIとかいろいろそういう業者さんもございますので、その辺につきましては、教育委員会の方でどういう講師をお招きして講話をすればいいかっていうのを、今年度の中学校で行う講師につきましても検討を進めて、友好的なことでの講話にしていきたいということで考えているところでございます。以上申し上げまして、5番議員の再々質問に関する答弁とさせていただきます。