みんなの議会

新十津川町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月30日

除排雪事業について

2023年6月30日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「除排雪事業について」質問し、町長 谷口秀樹が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
町長 谷口秀樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 10番 西内陽美

議長のご指示がありましたので、通告に基づき、町長に一般質問をさせていただきます。本年4月施行の統一地方選挙におきまして、第8代新十津川町長にご就任されました谷口町長は、この第2回町議会定例会の開会に当たり、初の町政執行方針を述べられました。その執行方針から、除排雪事業についてお伺いをいたします。町長は、町政執行方針で、任期4年間に重点政策として取り組む六つの政策をお示しになりました。その中の一つ、第1の政策、暮らしやすいまちづくりでは、除雪車の増台により除排雪体制を強化し、町民とともに安全安心な冬期の暮らしを目指すとあります。また、単年度の施策として、令和5年度の主な政策にも除排雪事業を挙げ、除雪ドーザを1台増大して冬期間の生活基盤を充実するとも述べていらっしゃいます。町では、毎年無作為に抽出した600名の町民の方々を対象に、町が行っております各政策に対する重要度や満足度などを調査するまちづくり町民アンケートを実施しておりますが、回答の集計結果では、ほとんどの年度で除排雪事業の充実の項目が重要度第1位となっています。町民の皆さまにとりまして、重要度が最も高いということは、それだけ生活への影響が大きいことを意味していると思います。町民の方々の関心が高く、生活に密着している除排雪事業を今後どう進めていくお考えなのかをお伺いしたいと思います。1点目に、現在の除排雪体制と増大後の除排雪体制を比較するとき、何が強化され除排雪作業はどう変わるのでしょうか。2点目に、住民の方々からの除排雪事業に対するご意見で多いのは、除雪車両が通った後の置き雪、道路左右の不均衡、道路交差部分の雪山に関するものでございます。これらの意見を今後の除排雪事業の進め方にどのように反映していかれるのでしょうか。以上の2点をお伺いいたします。

答弁 町長 谷口秀樹

それでは、10番議員のご質問にお答えをいたします。本町の除雪体制は、除雪機械14台と受注業者さんの借上げ機械9台、合計23台の除雪車で、午前3時に出動し、午前7時30分に除雪作業がすべて終了するよう除雪車の配置をしております。特に市街地の除雪作業に関しては、道路が入り組み時間を要することから除雪ドーザ8台により除雪を行っております。しかし、市街地においては、昨今の定住促進事業の効果により、住宅が増えてきていることから、市街地の除雪作業に時間を要しており、大雪の時などは除雪作業の終了予定時間である7時30分を過ぎてしまう場合がございます。このことから、除雪ドーザを1台増やし9台体制とすることで、各除雪ドーザの担当する路線を縮小でき、同時にオペレーターの負担軽減にもつながると考えられます。さらに、シーズン中に除雪ドーザがたびたび故障する場合もございますので、そういった不測の事態が起きたことから、こういった除雪ドーザが増えることでこういったことにも対応できる体制となります。なお、除雪ドーザの増強に係る予算措置については、本定例会に補正させていただきましたが、納期につきましては、半導体不足等による遅れなどから、15か月程度かかることから、実際の稼働は令和6年度になります。以上のことから、除排雪作業の基本的な方法については変わりませんが、除雪ドーザが1台増えることで、それぞれの時間的に除雪作業に余裕ができ、より丁寧な除雪作業ができるものと考えております。続きまして、住民の除排雪に対する意見の反映についてでございます。まちづくりアンケートでは、重点的に取り組むべき施策で、除排雪の充実が毎年、最上位であることから、町民のニーズが最も高い事業であることは認識しております。町民からシーズン中に、10番議員が言われるとおり除雪後の置き雪、道路左右の不均衡、道路交差部分の雪山についての意見や要望、苦情などが多く、可能な限り対応をさせていただいておりますが、次の理由から、そのすべてにおいて対応は難しいことをご理解いただきたいというふうに思います。まず、除雪後の置き雪につきましては、通常の除雪は、車道の雪をかき分けて行っており、置き雪の処理につきましては、従前から各家庭の皆さんのご理解とご協力のもとに行っていただいております。しかし、オペレーターの熟練度、上手い、下手の差はあるとは思いますけれども、可能な限り玄関間口には雪が入らないように心がけ作業を行っていきます。次に、除雪作業の左右の不均衡につきましては、除雪作業の効率が最も良い順路で作業しておりますから、特に交差点などで複数の除雪車が作業を行う場合もあり、この順路を変えると除雪車同士の連携が乱れ、作業時間のロスにも繋がりかねません。次に、道路交差部分の雪山は、早めの排雪を行い、少しでも雪山を除去できるように努めていきます。一方、除雪作業に従事するオペレーターは深夜からの勤務であり、定期的な休みが取れず、雪が降り続く時は連続勤務にもなり、本当に大変な業務を担っていただいております。近隣自治体では、オペレーターの成り手不足が問題となっております。幸いなことに、本町においては、なんとか現状の除雪体制を維持できるオペレーター数を確保できているところではございます。これらのことを踏まえて、少しでもオペレーターの働きやすい職場とするため、令和2年度には、除雪センターの休憩室やトイレ等を改修し、また、除雪車を計画的に更新して安定稼働を目指しております。更に今年度は、経験の浅いオペレーターを中心に技術の向上を図るため研修会に参加し、各々のレベルアップを図ってまいります。除排雪作業は、冬の町民の生活には欠かせない大変重要な業務であり、町としましては、住民の要望に応えるべく、改善できるところについては改善していくつもりでございます。しかしながら、天候に左右される厳しい業務であることもご理解をいただきたいと思います。また、地域にお住まいのお一人お一人の除雪に対するご協力や除雪マナーの向上も当然不可欠でございますので、今後においても、住民の皆さまのご理解とご協力のもと、住民と町が協力し合い、暮らしやすいまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。以上、10番議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 10番 西内陽美

では再質問をさせていただきます。ただいま町長から、私の1点目の質問に対しましては、ドーザが1台増えることで、朝の出勤、登校時刻7時半に間に合うような除雪作業を終えることが可能になること、また余裕ができることで、より丁寧な除雪作業が可能になるとのご答弁の内容だったと思います。2点目の質問に対しましては、置き雪ですとか、道路交差部分の雪山に対しては、今も最善の方向で作業を行っているという内容だったかと思います。同じく左右の不均衡に関しましても、除雪車の安全を考慮した、これに対しても最善な方法であるということでございました。総じて、除排雪体制が強化されますけれども、新たに除排雪作業の方法が変わらないため、今お聞きいたしましたところでは、住民の方々が年々負担になってきているとおっしゃる事案については、現在のところ、具体的に新たな対応は変わらないという内容のご答弁であったかと、私は受けとめました。この度、町の除排雪事業を所掌される建設課課長が町長にご就任されたことで、町民の方からは、大変大きな期待が寄せられてございます。これからの除排雪作業に住民の意見が反映され、何かしらの変化があるのではないかという期待では、私も同様でございます。再質問といたしましては、こういった町民の方々の要望に応える方策を見出すために、他の自治体の取り組みの例を調べていただけないかという点でお伺いしたいと思います。町では、安全な道路の確保に向けて関係機関と連携のもと、計画的に除排雪事業を進めていただいておりますし、近年の異常気象の常態化や高齢化の影響で、特にご高齢者の除雪作業の負担が年々大きくなっていることに対しましては、高齢者世帯等除雪費助成事業と高齢者世帯等除雪サービス事業を実施し、除雪弱者と言われる方々の負担軽減を図っていただいております。しかしながら、町民の方々からは、除雪作業に対するご意見が、毎年毎年上がってきている状況です。本町のような特別豪雪地帯にあっては、雪の負担を軽減するのは簡単なことではありませんが、他の自治体では、本町のような除雪費用への助成や福祉的支援事業を実施する一方で、除排雪作業のあり方そのものを見直し、ご高齢者等が無理することなく除雪できる体制づくりに取り組んでいる事例もございます。例えば、除雪車両による降雪があったときに行われる新雪のかき分け除雪、かき分けずに踏み固めていく圧雪作業、路面整斉作業の回数の組み合わせを変更してみたり、幹線道路と生活道路の除雪車の出動基準を見直してみるなど、作業方法についても様々な事例がございます。さらには、先ほどの1番議員加藤議員の質問と共通する部分もございますが、協働のまちづくりという観点からは、住民、事業者、行政の三者が参加し、地域の除排雪に係る課題の検討や、効率的で持続的な除排雪事業を進めるための除雪作業のあり方を考える研修会を開くなどの事例もございます。是非そういった他の自治体の取り組みを調べていただき、本町の気象状況や道路状況などに合う良い対策を見出していただきたいと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 谷口秀樹

それでは、10番議員の再質問にお答えしたいと思います。10番議員の方からですね、いろいろな事例をお伺いしまして大変勉強になりました。先ほど回答させていただきましたれども、除排雪事業については、町民のニーズが本当に高いという認識はございますし、今でも他の自治体の除排雪方法や取り組みにつきましては調べておりますけれども、どこの自治体も同じような悩みを持ち、対応に苦慮しているというのが現状であると思います。先ほど高齢者除雪の部分ですとか、出動基準を見直すですとか、はたまた住民、事業者、町の3者による協議会の設置だとかっていうようなことの提案をいただきました。こちらの部分のですね、引き続きこういったことも含めて、他の自治体の取り組みを調べていきたいというふうに考えておりますし、新たな情報がございましたら共有していただきたいと思います。そういった中で、本町で実施可能と思われる部分があれば検討して、導入していきたいというふうに考えておりますので、以上、10番議員の再質問に対する答弁とさせていただきたいと思います。

再々質問 10番 西内陽美

再々質問では、雪対策は行政だけで対応できるものではないとして、地域住民にも求める方策、地域住民が協力をしていく方策として、市街地で、また住宅地で個人所有の空き地の利用、それを積極的に進めていってはどうかということについてお伺いしたいと思います。住宅地の中にある公園や町有地以外にも、冬期間だけ雪置き場として私有地の空き地を借り上げるという事例がございます。除雪車が住宅地内で作業する途中で、その空き地に雪を置くことで、それぞれの住宅間口への置き雪を少なくするというのが目的だそうでございます。土地を一時的に利用させていただける方には、融雪代をお渡ししたり、翌年度の固定資産税を基準に則って一部減免するなど実施しているところもあるようでございますが、そういった個人所有地の積極的利用について、町長はどうお考えなんでしょうかお伺いいたします。

答弁 町長 谷口秀樹

10番議員の再々質問にお答えしたいと思います。住宅地内の空き地に除雪の雪を堆雪するという取組のご提案でございますけれども、作業条件にあう土地と、周辺の影響を考えますと、これまたなかなか条件に合う土地がない中で、実際に現在もですね、1件ほど空き地所有者と協議を行って、雪を堆雪させていただいている箇所もございます。ただ、住宅地が並んでいるところの空き地が一つあるので、そこをっていうことになると、なかなか除雪機械も大きいですので、そういったことで有効活用がその空き地ができるかどうか、そういったことが具体的に、その事例、1例1例どこにどうしていくっていうことを把握しながら決めていかなければならないっていうのも一つ事実としてございます。現状ではですね、同じような条件に合う空き地については、かなり限定的かなというふうに思っておりますが、作業条件がもし合えば、そういったことをこれから広く活用していきたいというふうに思いますし、今後そういった有効な空き地がないかどうか、こういったことも調べてですね、ただいまの10番議員のご提案をですね、それを種にちょっと検討させていただきたいと思いますので、以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月30日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる