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新十津川町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日

小中一貫教育と学校施設の在り方について

2025年6月12日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「小中一貫教育と学校施設の在り方について」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
教育長 久保田純史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 10番 西内陽美

次に、通告第2につきまして、教育長に一般質問をいたします。質問は、小中一貫教育と学校施設の在り方についてでございます。現在、本町では、小中学校間での連携により、小学校の段階からの教科担任制や、小中学校間での教員の乗り入れ事業などを導入して、児童の中学校進学への不安を取り除くほか、進学後の学習のつまずきの解消などに取り組まれています。本年3月、教育長は、第1回町議会定例会で示されました、令和7年度教育行政執行方針の中で、小中一貫教育を推し進めていくと。小中連携教育を行ってきました本町の教育行政において、初めての小中一貫教育について述べられました。このことから、次の2点を質問させていただきます。まず一点目は、小中一貫教育の進め方についてお伺いいたします。小中連携教育の究極の形とまで言われる小中一貫教育は、文部科学省によって、小中学校が目指す子ども像を共有し、9年間を通じた教育課程を編成し、系統的な教育を目指す教育と定義づけされています。小中一貫教育には、義務教育期間9年間の長期的なカリキュラムによる教育内容や学習活動の向上、小学校から中学校への円滑な接続による、いわゆる中1ギャップの解消、様々な教職員や幅広い学年の児童生徒と関わることで、より広い視野を得たり、コミュニケーション能力を高めたりすることが期待できるとされ、連続性や系統性が求められています。本町で現在行われております小中学校間の連携は、小学校と中学校がそれぞれ別個の教育課程であるという前提のもとに共同で取り組むものを連携して行う小中連携教育ですが、教育長が目指される小中一貫教育とはどのようなものなのでしょうか。そして、今後どのように推し進めていかれるのでしょうか、方針をお伺いいたします。

答弁 教育長 久保田純史

おはようございます。それでは、10番議員の1点目のご質問にお答えをさせていただきます。本町におきましては、平成21年度の小学校4校の統合以来、小中学校教育への円滑な接続を目指すため、小学校の一部の教科による専科事業ですとか、中学校教員の小学校への乗り入れ授業を実施し、小中連携教育を推進して参りました。さらに、近年におきましては、小学校の高学年で、教科担任制にも取り組んでいるところでございます。また、昨年度からは、新たに中学校1日体験入学時、小学6年生が中学校に体験入学した際に、新中学1年生を対象とした体験授業を実施するなど、小中学校においては、中1ギャップの解消のために取組を行ってまいりました。本町におきましては、小、中学校1校のみの学校設置となっておりまして、他の市町村の学校の事例に見られるように、複数の小学校から一つの中学校に入学し、友達、教職員、校舎のすべてが大きく変わる環境ではありませんが、今まで小学校から中学校への円滑な継続を目的とした取組を実施してきたところでございます。さて、小中一貫教育は、中1ギャップの解消が目的ではなく、私が目指す小中一貫教育の最重要ポイントは、義務教育終了時の目指す子どもの姿を小中学校で共有し、小中学校相互の理解と連携により生み出される教育力を最大限活用することであると考えております。小中学校の教職員が互いの学校での学習面と生活面の環境を把握し合うことで、より円滑な学校間での接続が可能となります。そして、義務教育9年間を一つのスパンとして捉え、町の特色を生かした小中学校で、一体感のある教育環境を創出することが、小、中1校ずつの本町の教育に必要なことであると考えております。昨年度は、旭川市のICT教育先進校への合同視察研修を初めて実施いたしました。教職員だけではなく、教育委員会事務局職員も一緒に参加し、小学校、中学校、教育委員会の三者の連携が図れました。また、小中学校教員と教育委員会事務局職員による小中連携学校担当者会議を設立し、昨年度と今年度で3回協議を実施しております。また、今年度は新たな取組として、小中学校の教員が双方の事業を見学する授業交流週間を設け、授業の接続や改善に努める予定となっております。さらに7月には、十勝管内の小中一貫教育を実践している義務教育学校の先進地視察研修を小中学校管理職と教育委員会事務局職員で行い、秋には、小中連携教育を推進している近隣の学校と合同の職員研修も予定しているところでございます。このように、これまで取り組んできた小中連携教育の更なるステップアップを図るとともに、小中連携学校担当者会議で情報共有を図りながら、小学校、中学校、教育委員会が三位一体となって教育カリキュラムや総合学習の体系化、課外活動などの検討を進め、小中学校で一体感のある教育環境を作るため、小中一貫教育へ発展させるための研鑽、分析、検討する年度としたいとの思いから、今年度の教育行政執行方針で、目標という意味で小中一貫教育の推進と述べさせていただきました。以上、10番議員の1番目の質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 10番 西内陽美

議長。

質問 10番 西内陽美

ただいま答弁では、教育長が目指される小中一貫教育の在り方につきまして、最重要ポイントとしてお示しをいただきました。また、今年度といたしましては、義務教育学校の先進地視察研修や近隣学校との合同による職員研修を予定されているなど、具体的な内容についての取組もご説明いただきました。それによりまして、私がお聞きしたかった小中一貫教育の進め方につきましては、理解できましたので、1点目の質問は終わらせていただきたいと思います。

質問 10番 西内陽美

次の質問に移らせていただきます。2点目は、学校施設計画の見直しについてお伺いいたします。小中一貫教育は、小学校6年間、中学校3年間の6、3制にとらわれず、4、3、2制や、5、4制など学年段階の区切りを柔軟に編成できるのも特徴の一つです。例えば、基礎の学びの2年間、応用の学びの3年間の計5年間を小学校の校舎で行い、探究の学びの4年間を中学校の校舎で行っている自治体もありますので、今後の小中一貫教育の進め方によっては、校舎の使い方、在り方についての再検討が必要となる場合もあるのではないかと考えます。特に問題だと考えましたのは、学校施設の利用年数であります。小学校の校舎は昭和56年築で44年経過、中学校の校舎は昭和46年築で54年経過しています。新十津川町公共施設等総合管理計画では、計画的な予防修繕を行いながら長寿命化を図るとし、学校施設長寿命化計画では、学校施設は80年以上利用するとしております。しかし、計画的な改修工事や予防修繕に加え、雨漏りなど突発的な事案に対する事後修繕が発生している現状があります。年数が経過するほど修繕費用が増加することは十分に想定できます。今年度は、学校施設長寿命化計画策定後、5年目の計画確認年度に当たります。学校施設の建て替えも含め、計画の見直しや方針を検討する考えはございませんか、お伺いいたします。

答弁 教育長 久保田純史

それでは、10番議員の2つ目のご質問にお答えをいたします。校舎の在り方についてご質問をいただきました。が、現時点において、現行の校舎の建て替えを含めて、校舎の在り方について検討はしていない状況にございます。小、中学校の校舎におきましては、10番議員がおっしゃるとおり、建築から小学校は40年以上、中学校は50年以上経過しておりますが、学校施設の安全性を第一に考え、平成20年代前半には、小、中学校とも耐震化を含めた施設の大規模改修を行いました。また、令和3年3月に策定した学校施設長寿命化計画に基づき、令和5年度には、劣化状況度合いの高い中学校体育館外部改修工事を行いました。ご質問にありました学校施設長寿命化計画において、校舎を築年数から80年以上使用できるような長寿命化を目標としておりますが、校舎の建て替えも含めた校舎の在り方について検討が必要な時期にきているということは認識しているところでございます。道内だけではなく、近隣市町におきましても、平成20年度以降、施設一体型小中学校併設校や施設分離型の小中学校の改築が行われ、来年度は、砂川市で義務教育学校が新設されるなど、各市町によって施設整備の方針は様々であります。また、近年、道内においても、義務教育学校の開校予定又は検討している自治体は多い状況ですが、1学年一クラス規模の学校規模での検討が多い状況にあると把握しております。本町の場合は、子どもの人数を確認いたしますと、転入転出がないものと仮定した場合、現在の3歳児までは継続して二クラスが維持できる見込みであります。本町のような1学年二クラス規模の義務教育学校は道内でも少数であり、小中学校が同じ建物で学習する環境が良いのか、小中学生は別々の建物で学習することが良いのかなど、子どもたちの教育環境を第一に考えた校舎の在り方については、慎重に検討すべきであると考えております。また、建設コストも高騰しており、仮に改築となりますと多額の建設費を要するため、町の財政状況を踏まえた中で、長期的展望に立った整備計画が必要になるなど、様々な課題や検討が必要になります。また、校舎の在り方を検討する前に、未来に向けた本町の教育の在り方について、町長が主宰する総合教育会議などで十分な協議が必要であります。先ほどの質問でも申し上げましたが、7月に小中学校管理職と教育委員会事務局職員が合同で小中一貫教育や、今後の本町の学校教育の在り方の参考とするため、十勝管内の義務教育学校などの視察研修を実施する予定としております。その視察先として、1学年二クラス規模の義務教育学校の視察も予定しております。小中学校の連携、その先にある小中一貫教育も含めた本町の教育の在り方を、まずは小、中学校と教育委員会の実務レベルで、メリット、デメリットなど分析を進め、検討を始めてまいりたいと考えております。ご質問にもありました学校施設長寿命化計画には、5年をめどに計画の確認を行うこと、また、将来的な児童生徒数の推移や義務教育学校等の小中一貫教育の導入を見据えながら、適宜計画の見直しを行うこととしております。そのため、計画の確認は、来年の令和8年3月で策定から確認を目途とする期間である丸5年が経過しますので、令和8年度中に実施する予定としております。計画の見直しは、本町が目指すべき教育を体現できる校舎の在り方の方向性と並行して実施する必要があると考えます。このようなことから、当面は、施設の安全を第一に考え、小、中学校現校舎の施設維持を適切に行っていくこといくことを申し上げ、10番議員の2番目のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 10番 西内陽美

議長。

再質問 10番 西内陽美

ただいまの答弁に対し再質問をいたします。質問は、財政を見通した学校施設の在り方についてお伺いいたします。ただいまのご答弁では、現時点においては、現行の校舎の建て替えは検討していないが、校舎の在り方について検討する時期がきているというご答弁であったかと思います。また、答弁の中には、もし検討するのであればということで、どのような課題があるかといったこともご提示あったかと伺いました。先ほどの質問では、小中一貫教育の進め方や建築年数の面からの質問をさせていただきましたが、再質問といたしましては、町の財政という観点からお伺いをさせていただきたいと思います。計画の見直しや方針を検討される際には、改修や修繕を重ねながら、80年以上使用を続ける学校施設で、本当に児童や生徒に安全で快適な学びの環境を提供できるのかといった他にも、やはり中長期的な教育長がおっしゃったような町財政を見通した議論がなされることと考えます。昨年9月に策定されました新十津川町の地球温暖化対策実行計画実施ロードマップでは、公共施設の室内照明などを令和9年度までにすべて順次LED照明に交換することとしておりまして、今年度は保育園、児童館、ゆめりあ内の一部、図書館などをLED化いたします。図書館のLED化工事には3,500万円の予算を組みました。学校となると、億単位の予算となると考えられます。学校を80年以上使用するかどうかの検討によって、もし建て替え時期が早まるようになった場合、例えば、今億単位の工事費となるLED化工事をせずに学校校舎の建て替えと合わせて行うことも考えられます。大規模な改修工事をせずに建て替えまで可能な限りの修繕工事で済ませて、経費を抑えることも可能となります。学校施設の建て替えは、教育長がおっしゃるとおり多額の建設費を要します。町内の各公共施設を見ましても、やはり順次築年数が経って改修工事などが必要となってきますが、その中でもこの学校施設に関しましては、特に大きな工事になるものと思います。大きな工事だからこそ、先にまず早く方針を決めておいて、先に学校の大きな工事があって、それを見通して小さなことから手をかけていくというのが財政的には望ましいのではないかなというふうに考えるところであります。教育長のご答弁では、最後に学校施設長寿命化計画の見直しは、本町が目指す教育に合った校舎の在り方等を検討して並行して行うということでありましたが、具体的には、その校舎につきましては、いつから検討を始められるお考えなのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育長 久保田純史

10番議員の再質問にお答えいたします。今ほど地球温暖化計画、町の計画に基づく学校、小、中学校のLED化等についてどう考えるかということがございました。それにつきましては、町の計画ということで町長部局とも検討しているところで、まだそこは計画に基づいて現在検討中ということでございます。それはそれといたしまして、長寿命化計画は先ほど私答弁いたしましたように5年間経過しておりますので、来年の3月過ぎて令和8年度から、この長寿命化計画の施設がまず5年経過してどうなのかっていうことは、この計画を策定したときも、町の建設課の技術職員、役場の中でいろいろ関係課の職員がいろいろ分析して計画を策定しておりますので、それにつきましては、令和8年度施設の状況がどうかっていうことは分析をして、それらの結果を含めて、どうあるべきかということは考えていかなければならないということで、今現在どうかということは決まっていないということでご理解をいただきたいと思います。また、今ほどご質問ありました、その財政的なことにつきましても、それらにつきましても当然、補助金ですとか、いろいろ踏まえた中で町の持ち出しがどれだけかかるかとか、それはまた町の財政当局とも総合的に検討していかなければならない、今の段階ではお答えできないと思っているところでございます。以上、10番議員の再質問の答弁とさせていただきます。

再質問 10番 西内陽美

議長。

再質問 10番 西内陽美

ただいまの教育長のご答弁によりまして、最終的なご判断は、8年度中の計画の見直しにかかる、そういった工事の分析をしてからの、その結果を受けてからということになるかというご答弁だったかと思います。令和8年度中には、そういった方針の結果をお示しいただけるものと思いますので、そのあたりは理解いたしました。学校施設計画の見直しについては、以上で質問を終わらせていただきたいと思います。

出典:新十津川町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月12日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる