新十津川町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月30日
住民との協働のまちづくりについて
2023年6月30日、新十津川町議会の一般質問で、加藤敏晃議員が「住民との協働のまちづくりについて」質問し、町長 谷口秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 加藤敏晃 議員
- 答弁者
- 町長 谷口秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 加藤敏晃
議長の指示がありましたので、私から町長に一般質問をさせていただきます。テーマは、住民との協働のまちづくりについてです。平成23年に施行されたまちづくり基本条例や、10年間のまちづくりの指針となる総合計画などで、住民との協働のまちづくりがうたわれています。この場合の協働とは、協力して働くと表記する共同です。私は、この住民との協働のまちづくりという考え方がとても好きです。それは、行政だけで進めるまちづくりよりも、住民の皆さんの実態や考えに合致したより良い町をつくっていけると思うからです。そして何より、自分たちのまちを自分たちの手で自分たちのために一緒につくっていくことが、地域との繋がりも感じられますし、とてもやりがいのある楽しいことだと思うからです。しかし、個人の感覚でしかありませんが、これまでの私の体感では、住民と行政が協力して働くというよりは、行政が事業者となり、住民をお客さまにしているケースが多かったと感じています。住民からの要望や困りごとに対し、解決手段を行政が考え、用意し、住民がその解決手段を利用して解決するというイメージです。私は、住民との協働のまちづくりとは、行政が主催する事業に住民が参加することではなく、住民が事業に参画すること。行政と住民が自分たちで企画して、実施することであると思います。つまり、住民が主体となって、行政と一緒にまちづくりを行うことが、住民との協働のまちづくりであると考えています。この住民との協働のまちづくりについて、今後どのように進めていくのか、町長のお考えを伺います。よろしくお願いします。
答弁 町長 谷口秀樹
皆さんおはようございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、1番議員の住民との協働のまちづくりについて、どのように進めるかということのご質問にお答えしたいと思います。まず、住民との協働のまちづくりという考え方でございますけれども、この社会的背景には、少子高齢化社会、そして住民ニーズや価値観の多様化、地域コミュニティの変化、それと自治体の職員を含む財政事情など様々なことが挙げられます。そのような状況において、地域課題の解決を行政だけが担うのではなく、町民の皆さんや行政区、さらには、NPO法人や事業所などと行政が地域課題を共有し、その役割と責任を分担しながら解決していくことが大切であり、1番議員もきっとそのようなお考えから、このようなご質問があったんだというふうに思います。一例を挙げますと、町内会や行政区活動における道路や公園などの清掃活動や、毎年行われております公共用地植樹枡への花植え、行政区会館前の花植えですとか、また、安全・安心推進協会の青色回転灯防犯パトロール、防犯活動や交通安全運動期間における立哨など、本当に活動される皆さんの手によって地域の生活環境の向上や防犯、安全対策が図られ、町民の暮らしが守られております。さらには、大雨や地震など大きな災害時には、各行政区にあります地域自主防災組織を通じて、避難所運営や要支援者保護などを行う素晴らしい仕組みもございます。このように、既に多くの場面において、町民の皆さんや行政区の皆さんのご理解とご協力のもと、役割と責任を分担した協働のまちづくりは進んでおり、その取組みについては長い年月をかけて構築をされてきました。こういった中、住民との協働のまちづくりを進める上で、新たな地域の困りごとや町民の悩みをともに把握、共有されることがとても大切だというふうに考えております。その困りごとや悩みが地域で解決できるものもあれば、行政全体で対応しなければならないものもございます。これらの解決に向けて誰が主体となり進めるべきか、その資金はどうすべきかといった具体的な方法を決めていかなければいけません。また、住民との協働を更に進展させるためには、行政職員を含め、その原動力となる人材の育成や研修などを通じ、共通認識がもてるような機運醸成が不可欠であるというふうに考えています。私も、住民とともに協働しながら、まちづくりを進めていくことは、とても重要なことであると認識しています。今後におきましても、まちづくり懇談会や様々な機会を通じて、行政区や地域の皆さんのお困りごとや悩みをしっかりと受け止め、共有し、さらには、その担い手となる人材の連携も充分に図りながら、住民との協働のまちづくりを更に深めていくことを申し上げ、1番議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 加藤敏晃
協働のまちづくりの機運の醸成については、私も大変重要なことであると認識しています。協働のまちづくりの原動力となる人材は、困りごとや悩みによって変わると思いますし、あらゆる年代のあらゆる属性の人が、ある時は担い手となり、またある時は助けてもらう側になると思います。まちづくり基本条例の前文には、子どもから高齢者までが知恵と力を出し合い、まちづくりの主体として自ら行動することにより、真の町民自治の実現を目指しますとあります。まさしく、このような機運を様々な場面で高めていく必要があると考えます。このような機運の醸成には、住民がまちづくりの主体として自ら行動することを促す仕組み、少しずつ経験していくような仕組みをつくることも非常に有効な手段だと思います。一例として、道内の平取町には町民税の1パーセントの額を住民が企画したまちづくり事業の補助に充てるという事業があります。それぞれの事業への補助額は、そこの町民で構成する会議にて、町民自ら審議し、町長へ答申され、採択されています。このように、自分たちの税金の使い道を自分たちで決めるという仕組みは、住民の当事者意識の醸成に非常に有効ではないでしょうか。真の町民自治の実現を目指し、当町にも住民自らの企画アイデアに対し、住民たちで協議して決定し、実施するような当事者意識の醸成に繋がるような独自の仕組みの導入を検討してはどうかと思いますが、町長のお考えを伺います。よろしくお願いします。
答弁 町長 谷口秀樹
それでは1番議員の再質問についてお答えをさせていただきます。1番議員のおっしゃるとおり、住民自ら課題を解決していくということについては、大変重要なことだと思っております。その仕組みつくりの過程において、そういった住民の声や多様化するニーズを把握した上で、進めていくことが大切であるというふうに考えています。ちなみになんですけれども、ちょっと古い例でございますけれども、平成19年においてですね、美しいまちづくり条例というものが施行された際に、そのまちづくり条例の考え方を広めていこうというようなことで、身近な景観の向上や環境の保全に取り組むよう経費の一部を助成したという事業がございます。ちょっとかいつまんで内容をお知らせしますと、概ね近隣する5戸以上の方で協定を結んでいただきまして、イルミネーションの設置ですとか、プランターで花を植えていただくなど、住宅環境、あとはイベントごとのそういった盛り上がりを補助するということでございますが、残念ながら我々のPRもあまり良くなかったのかもしれないんですけれども、わずかな申請にとどまった経過がございます。どれだけ多くの人が、美しいまちをつくろうと、町を彩ろうという認識に至ったか。また、支援の対象者が、内容が十分であったのかというようなことを少しずつ分析しなければならない点は多々あろうかと思いますけれども、先ほど1番議員がおっしゃいましたように、支援制度、それもとりわけ財政的な支援だけが先行してもなかなか進まなかったんではないかなという事例でございます。そういったことも踏まえまして、地域課題の解決する、また、いろいろなイベント事を開催するなど、新たな事業を提案する住民の声やニーズについては、少しいろいろな声を伺いたいなというふうに考えておりますので、自分たちで何とか解決したいというようなものがあれば、是非ご相談をいただき、それがどういうふうに進めていくものなのかを検討しながら進めていきたいということを申し上げまして、1番議員の再質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 加藤敏晃
先ほど町長がおっしゃっていたように、財政的支援だけではうまくいかないというのは、もちろんその通りだと思います。それだけが先行してもうまくはいかないと思います。そして、うまくいかないと私も思っています。そして、新たな提案を是非聞かせて欲しいということでしたが、町民の中にですね、新十津川町のまちつくりに対して、自分たちで熱い思いや、面白いアイデアを持っている方が、たまたまお会いしたときに、一緒にお酒を酌み交わしたりして話を聞くと、結構楽しいアイデアをお持ちの方がいらっしゃいます。是非、その方の声を町長に聞いて欲しいなと思うんですけれども、新たな提案を町長に聞いていただきたいってなったときに、どのように届けたらよろしいか、方法をですね、直接町長の所に行っていいのか、どのようなイメージなのかをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 谷口秀樹
それでは1番議員の再質問についてお答えしたいと思います。そういういろいろな活動の中で、まちづくりの種といいますか、取り組みに対して多分共感されたことの話をされたんだと思いますけれども、決してですね、そういったことをどこに話したらいいかっていうことのご質問だと思うんですけれども、全然、私の所に来ていただいても結構ですし、それがちょっと分野的に明らかになっているものであれば、その担当部署でも構いませんし、是非ともそういう声があるのであれば、1番議員の方からも我々に対して橋渡しをしていただくとか、そういったことで少しずつそういった機運を広めていっていただきたいと思いますし、我々もその声に傾聴していきたいと思いますし、もしそういう声がおありであれば、そういったことを是非共有させていただきたいと思いますので、そういったことで、どのようなところで言っていただいても構わない体制にはなっていますので、そういったことを申し上げまして、1番議員への再々質問の答弁とさせていただきます。