新十津川町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月9日
後期高齢者の歯科健診の実施について
2021年6月9日、新十津川町議会の一般質問で、進藤久美子議員が「後期高齢者の歯科健診の実施について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 進藤久美子 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 進藤久美子
議長のご指示をいただきましたので、町長に一般質問をさせていただきたいと思います。今回は、後期高齢者の歯科健診の実施についてお伺いさせていただきます。北海道後期高齢者医療広域連合では、高齢者における歯と口腔の健康管理の必要性から、口腔機能の低下防止の事業として、平成28年度から歯科健診を実施するよう通知をしているところでございます。令和元年においては、道内50市町村でしか実施されておりませんでしたが、令和2年度は60市町村ということで、10市町村ではありますが実施される状況が多くなっております。空知管内におきましては、岩見沢市、美唄市、滝川市、歌志内市、深川市の5市が、また、町では、栗山町、浦臼町、秩父別町、雨竜町、北竜町、沼田町の6町が実施をされていると聞いております。高齢者の歯の喪失、歯周病、口腔機能の低下は、誤嚥性肺炎の発症や生活習慣の悪化など全身の健康状態にも影響を及ぼすといわれています。高齢者の中には、定期的に歯科を受診されてケアを行っている方もいらっしゃると思いますが、歯の健康維持には、定期的に歯科医による専門的なケアが必要だと考えるところでございます。後期高齢者の方に健康で長生きしていただくためにも、歯科健診を実施するお考えはございませんでしょうか、町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、3番議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。歯、口腔の健康に関しましては、従来から、厚生労働省と日本歯科医師会が提唱する80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという8020運動が展開されており、本町におきましては、健康プラン新十津川により、歯の健康はもちろんのこと、生活習慣病予防を含めた町民の健康づくりに努めてきたところでございます。高齢者及び成人に関する取組につきましては、平成30年に実施をいたしました健康フェアにおいて、歯科に関するコーナーを設け、歯科相談、健診を行ったほか、これまでに、ふるさと学園大学やすまいるあっぷ事業において、歯科医師や町保健師による講演を実施するなど、歯の健康、口腔機能の維持につなげるため、周知、意識付けを図ってきたところであります。町民の皆さんが健康な生活と長寿を享受できる健康長寿社会の実現には、歯の健康保持が大切であります。そのためには、子供の頃から、早いうちから、歯の健康を維持する、保つということが重要であります。したがいまして、本町では、妊娠期から乳幼児を中心とした早い段階からのケアを重点として、妊婦歯科健診や乳幼児の歯科健康相談、幼児の歯科健診、フッ素塗布を実施しております。また、保育園及び幼稚園における歯みがき指導や小学生を含めたフッ化物洗口などの取組を行った結果、令和元年度において、3歳児で虫歯のない子の割合が93.8パーセント、12歳児の一人平均の虫歯の本数が1.08本と健康プラン新十津川を策定した平成25年当時と比較すると、大きく改善をされております。ちなみに、3歳児の虫歯のない子が、当時は83.3パーセント、12歳児の一人の虫歯が1.91本ということでありますから、いずれも大きく改善をし、その取組の効果が表れているということでございます。今後におきましても、妊婦から乳幼児に対する歯科保健指導対策事業を継続することにより、将来的となる成人及び高齢者の口腔機能の維持向上につながっていきますので、これまでと同様の取組を継続していきたいと考えております。なお、歯、口腔の健康は、口から食べる喜び、また、話す楽しみを保つ上でも重要でありますので、高齢者に対しましては、健康教育や健診結果説明の際など、いろんな場面を通じて歯科受診を含めた歯の健康意識向上の周知を更に図ってまいりたいと考えておりますことを申し上げ、3番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 進藤久美子
町長の答弁からは、やっぱり幼児の頃からのそういう歯の習慣、歯磨きの習慣であったり、いろいろ歯に関するケアをしていくので、特段、後期高齢者の歯科健診については行わないっていう考え方で理解させていただいてよろしいでしょうか。ありがとうございます。この後期高齢者の歯科健診をした費用につきましては、歯科健診に係わる事業の完了後、その実績に応じた額を委託料として後期広域連合から支払われるものとなっております。また、委託料についても、健診本体分として、受診者一人3,900円を上限とした額に周知料や輸送料などをして、被保険者の人数に合わせた事務費を加算し、額を委託料として支払われるもので、本町からの持ち出し分というのですか、補てんする分はさほど気にしなくてもこの事業は行うことができますよっていうふうに後期高齢者の医療の担当の方からそのようなお話を聞かせていただいているところでございます。また、ほかの市町村と比べるのは本当に失礼なことだとは思うんですが、雨竜町においては、平成28年度から20歳以上の方を対象として、無料の歯科健診をされております。また、浦臼町においても、2年前から無料で実施されて、だんだん年齢の低い方っていうか75歳以下の方を対象にそういうケアをされているともお聞きしてるところでございます。高齢者の方々におかれまして、ちょっとその歯科医に健診に行くのはどうですかっていうお話をさせていただいたところ、高齢者の方で、歯医者さんの独特なにおいであったり、また、治療するときのあの音を聞くだけでも心臓がバクバクして、歯科医に直接健診に行くのをためらっているんだっていう方のお話も聞かせていただくことがありました。そういう高齢者の方たちが、なかなか歯科医に自ら進んで行くっていうこともできない方もいる中で、町としてこういう取組が行われるのが良いんではないだろうかっていう観点から、今回、このような質問をさせていただいたところでございます。平成23年、ちょっと古くなりますが、道民歯科保健実態調査によりますと、先ほど町長が言われました80歳で20本以上の歯を要する人の割合、その割合については27.3パーセントということで、全国の40.2パーセントに比べますと、北海道は大きく下回っているところでございます。そのような状況から見ましても、やっぱりこのような後期高齢者の方の歯科健診、是非、実施していただけるのに越したことはないのではないかなっていうふうに思うところでございます。また、歯と口の健康週間でもありまして、6月4日から10日は、歯と口の健康週間ということで、6月4日付けの北海道新聞に北海道知事の歯と口の健康についての記事が掲載されており、道民の皆さんに、歯と口の健康は大切ですよっていうことも周知されることも載っている、そういうような報道もされているところでございます。是非、そのような各自治体の進んだ取組、また、道のこういうような取組を町長はどのようにお受け留めになっていらっしゃるか、そこら辺をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、再質問にお答えをさせていただきます。歯の健康は重要であるということは、先ほどの答弁でもお答えをしたところであります。しかしながら、高齢者の歯科健診ですぐそれが改善されるかということは、なかなか難しい状況かと思います。というのは、今75歳以上の方々は、本当に戦後の厳しい時代又は戦前の食物難の時代を頑張って生き抜いてこられた方々が今の基盤をつくった方々です。しかしながら、そういう栄養面だとかそういう歯の健康だとかがおろそかになっていたこともあったかと思います。そういったときには、やはりこの健診ということよりは、やはり歯科受診、いわゆる歯を治してもらう、そういう方々が今の75歳以上の方は必要で、多い実態であるというふうに思います。ただ、健診をだめだっていうことはなく、健診は必要であるということでありますけども、実情としては、高齢者の方々は、歯を治す、いわゆる歯科治療をするという方がほとんどであるという実態を、まず認識をしているということでございます。また、若い75歳以下の世代の歯科健診も必要ではないかっていう質問も途中あったかと思います。自治体の例も挙げられておりますけども、それぞれの保険者というのか、社会保険だとかいろんな保険者の中でも、その生活、いわゆる雇用主としてやるべきもの、保険者としてやるべきものということで、歯科健診をして将来の歯の健康を保ちながら、長寿社会にやっぱり健康で生き抜くためには歯が大事であるということは、それぞれの役割の中でやっているということでございます。そういった人生のライフスタイルというのか、ステージの中で考えていくと、歯はいかに小さいうちにしっかりこの健康な状態を保っていくことが将来的に長寿社会を見据えた時にしっかりと8020につながっていく、それは一足飛びにつながっていくわけでありませんけれども、成人の段階でも健診をしたり、治療をしたり、それに自分自身でも歯の歯周病ケアをしたりだとか、そういったことをしていくことが必要であって、自分自身の歯に対する治療、健診、さらには、口腔ケアということで、いろんな体操だとか口を回す、顎を使う、そういった体操をしながら、将来、健康長寿になっていくことが必要だというふうに思いますし、そのことをすまいるあっぷ事業だとか、その後期高齢者をはじめとする高齢者の方々に歯の治療を促し、さらには健診の促しとともに、口腔ケアの重要性も周知しながら健康長寿になるように総合的に対策を講じているということでありますので、そのことでご理解をしていただきたいというふうに思います。もう一つ付け加えさせていただきますと、他市町村の実態もうちの担当で把握をいたしました。実態として、残念ながらやっぱり健診だけでは健診の受診率が低いのと、健診だけ行って、次、治療につながらないっていう部分があったりして、この健診と治療の部分が切り離されているっていう部分もあるように伺っておりますので、やっぱりその内容もいろいろ改善をしていけばそのことが変わって、町としてもその対応をすることが出てくるかもしれませんけど、今の段階では即座に高齢者の健診、いわゆる歯科健診をするという状況ではないことを再度申し上げ、再質問のお答えとさせていただきます。
質問 3番 進藤久美子
先ほどの町長の一回目の答弁をいただいたときに、歯科相談を行ったり、またすまいるあっぷ、ふるさと大学で講師を呼んでいろいろな講演会などを行っているっていうことを答弁いただきました。また、これからもそのような歯科にかかわることはもちろん、健康にかかわること、そういうことを広報紙とかパンフレットとか、そういうすまいるあっぷとかふるさと大学でやってくれるよう願っているところですが、その計画とかそういうのがありましたらお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
最初の質問の中で触れたことを再々質問で今問われたわけでありますけども、今残念ながらコロナウイルス関係ですまいるあっぷ事業等は休止をしている状況であり、高齢者もすまいるあっぷ事業の再開を待ち望んでいる、そのことはやっぱりいろんな地域の方々と一緒に、この一緒の場に来て語り合ったり、このコロナで大変だったねっていうふうにいろいろこう相談して、買い物だとかいろんな工夫をしたり、今までしゃべれなかったことの改善をきっとその場でするというふうに思っております。それがスムーズにいくように、保健師だとかすまいるあっぷの担当する社会福祉協議会等がそれぞれの場に応じて行ってまいりますし、毎回ではないかもしれませんけれども、タイムリーにそのことを忘れないで口腔ケアもいろんな形の中でできる体操があったりしますので、そのことも伝えながら高齢者の方が飽きず、そして、自然体の中で口腔ケアができるような、そういったことを社会福祉協議会と連携しながら継続してやってまいりますので、特にこういう計画で進みますということでありませんけども、それぞれの専門の人方と共に勉強しながらしっかり進めていくっていうことを申し上げ、再々質問の答えとさせていただきます。